JP2005239742A - ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板 Download PDF

Info

Publication number
JP2005239742A
JP2005239742A JP2004036210A JP2004036210A JP2005239742A JP 2005239742 A JP2005239742 A JP 2005239742A JP 2004036210 A JP2004036210 A JP 2004036210A JP 2004036210 A JP2004036210 A JP 2004036210A JP 2005239742 A JP2005239742 A JP 2005239742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polystyrene
foam plate
insulating material
heat insulating
apparent density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004036210A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Asano
一生 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSP Corp filed Critical JSP Corp
Priority to JP2004036210A priority Critical patent/JP2005239742A/ja
Publication of JP2005239742A publication Critical patent/JP2005239742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

【課題】効率よく製造することができ、再利用性および施工性に優れ、しかも満足すべき柔軟性と所望の装飾性とを有するポリスチレン系樹脂発泡板成形体を提供すると共に、このポリスチレン系樹脂発泡板成形体を利用した断熱材および装飾板を提供すること。
【解決手段】厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであることを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡板成形体、このポリスチレン系樹脂発泡板成形体を利用して成ることを特徴とする断熱材および装飾板。
【選択図】図2

Description

この発明は、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板に関し、さらに詳しくは、特に建築分野または土木分野において、優れた部材として用いることのできるポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板に関する。
ポリスチレン系樹脂押出発泡板は、断熱性、強度および軽量性などに優れた特性を有することから、これら特性を活かして建築分野または土木分野において、断熱材、型枠、畳芯材などに広く用いられている。
一方、ポリスチレン系樹脂押出発泡板は、圧縮強度および曲げ強度には優れるものの、柔軟性に劣る発泡板である。このため、例えば、このポリスチレン系樹脂押出発泡板を柱間に装着して断熱材として用いる場合、この断熱材の柱間における保持力が不十分となるという不都合があった。
前記不都合を回避するために、これまでに、柔軟性に富む材料を断熱材の両端部に設けた断熱材が知られている(特許文献1)。また、断熱材を柱間に固定するための補助手段として、弾性シートを積層した断熱材も知られている(特許文献2)。
実開昭57−137251号公報(実用新案登録請求の範囲) 特開2000−2732857−137251号公報(請求項1)
さらに、柔軟性を付与するために、樹脂発泡板から成り、その板面に垂直に細溝を形成した断熱材が知られている(特許文献3)。また、樹脂発泡板の表面を熱ロールによって加熱処理した可撓性スチレン系樹脂発泡板も知られている(特許文献4)。
実開昭62−177807号公報(実用新案登録請求の範囲) 特開昭63−242520号公報(請求項1)
しかしながら、特許文献1および2に記載の断熱材は、他の部材を別途用意して、この部材を装着または積層するものであるため、生産性に劣り、再利用性および施工性の観点からも改善の余地を残している断熱材であった。また、特許文献3に記載の断熱材においては、細溝を形成した部位が断熱性の低下を来たすという問題があった。さらに、特許文献4に記載の樹脂発泡板においては、樹脂発泡板全体に亘り、多少の柔軟性が付与されるもののいまだ不十分であり、しかも樹脂発泡板の強度が低下するという問題があった。
この発明は、このような従来技術の問題を解消し、効率よく製造することができ、再利用性および施工性に優れ、しかも満足すべき柔軟性と所望の装飾性とを有するポリスチレン系樹脂発泡板成形体を提供すると共に、このポリスチレン系樹脂発泡板成形体を利用した断熱材および装飾板を提供することをその課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するために、ポリスチレン系樹脂押出発泡板に形成する高発泡部分について種々検討を重ねた結果、特定の厚みを有するポリスチレン系樹脂押出発泡板の面の少なくとも一部に高発泡部分を形成すると共に全体の見かけ密度を一定範囲とすることによって、前記課題が解決できるということを見出し、この知見に基づいてこの発明を完成するに到った。
すなわち、この発明の前記課題を解決するための第1の手段は、
(1)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであることを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡板成形体
である。
前記第1の手段における好ましい態様としては、
前記ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)が1.05〜7であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体
を挙げることができる。
この発明の前記課題を解決するための第2の手段は、
(2)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材
である。
また、この発明の前記課題を解決するための第3の手段は、
(3)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材
である。
さらに、この発明の前記課題を解決するための第4の手段は、
(4)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて凹凸形状の模様を有する高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする装飾板
である。
この発明の前記第1の手段によれば、厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであることから、この高発泡部分により、軟質樹脂発泡体の性質を硬質のポリスチレン系樹脂押出発泡板に付与することができる。また、この高発泡部分により、平坦なポリスチレン系樹脂押出発泡板に、柔軟性を有し、意匠性に富んだ機能性凸部を形成することができる。さらに、前記ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)を1.05〜7とすることにより、前記高発泡部分における柔軟性が特に優れたポリスチレン系樹脂発泡板成形体が提供される。
この発明の前記第2の手段によれば、前記のポリスチレン系樹脂押出発泡板の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることから、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の断熱性および強度を維持しつつ、この高発泡部分により、根太または垂木などの柱間に装着して用いる際の保持力に優れた断熱材が提供される。
また、この発明の前記第3の手段によれば、前記のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることから、この高発泡部分が脚部または密着部となり、内装材または外装材とポリスチレン系樹脂押出発泡板とがこの高発泡部分によって確実に密着した断熱構造となるため、結露防止、防音性および防振性に優れた断熱材が提供される。
さらに、この発明の前記第4の手段によれば、前記のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて凹凸形状の模様を有する高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることから、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の曲げ強度に優れるなどの特性を活かした装飾パネル、化粧型枠などに用いることのできる意匠性に富んだ切削加工を要しない装飾板が提供される。また、切削加工によることなく凹凸形状の模様が形成されていることから、切削屑の発生もなく、繊細な凹凸形状の模様をデザインすることができ、しかも、この装飾板を型枠として用いる場合、コンクリートとの剥離性、転写性も良好なものとなる。
(1)この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体は、厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mである成形体である。
この発明において用いるポリスチレン系樹脂押出発泡板の原料となるポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−フェニレンエーテル共重合体、ポリスチレンとポリフェニレンエーテルとの混合物などを挙げることができる。これらの中でも、構成成分として、スチレン成分を50重量%以上含む重合体が好ましい。
前記ポリスチレン系樹脂を原料として、常用の製造方法により、この発明において用いる厚み10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板を製造することができる。例えば、押出機内で調製された発泡性ポリスチレン系樹脂溶融物を、フラットダイを通して高圧の押出機内から低圧域に押し出して発泡させ、前記フラットダイの出口に配置された成形金型または成形ロールなどの成形具を通過させることによって製造することができる。前記成形金型としては、平行に配置された、または入口から出口に向かって緩やかに拡大するように配置された上下2枚のポリテトラフルオロエチレン樹脂などのフッ素樹脂から成る板で形成されたものなどを用いることができる。
前記発泡性ポリスチレン系樹脂溶融物は、押出機内にポリスチレン系樹脂を供給して溶融させ、発泡剤、気泡調整剤および必要に応じて難燃剤などの他の添加剤を加えて混練し、この混練物を冷却して、発泡に好適な溶融粘度に調整することにより得ることができる。前記冷却の程度は、用いるポリスチレン系樹脂の種類、流動性向上剤の添加の有無、流動性向上剤の種類や添加量、さらには、混合する発泡剤の添加量や発泡剤成分によって異なるが、通常は、110〜130℃まで冷却される。
前記発泡剤としては、物理発泡剤を用いることができ、また、物理発泡剤と化学発泡剤との併用も可能である。好ましい物理発泡剤としては、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、シクロペンタンなどの炭素数3〜5の飽和炭化水素、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンなどのハイドロフルオロカーボン(HFC)、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテルなどのエーテル、メタノール、エタノールなどの低級アルコール、塩化メチル、塩化エチルなどの塩化アルキル、二酸化炭素などの無機ガスまたは水を挙げることができる。
また、前記気泡調整剤としては、タルク、重炭酸ナトリウムなどの汎用されている気泡調整剤を、難燃剤としては、ヘキサブロモシクロドデカン、臭素化ビスフェノールAなどのハロゲン系の難燃剤を挙げることができる。
このようにして製造された、この発明において用いられる厚み10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の見かけ密度は、25〜80kg/mであることが好ましく、さらに好ましい見かけ密度は30〜50kg/m、特に好ましい見かけ密度は30〜45kg/mである。この見かけ密度が大きすぎる場合は、加熱処理により見かけ密度が十分小さな高発泡部分を得ることが難しくなり、柔軟性または凹凸模様加工性が不十分なり、目的とする高発泡部分が形成されない虞がある。また、このポリスチレン系樹脂押出発泡板から得られるこの発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体の断熱性においても不十分なものとなる虞がある。
一方、前記見かけ密度が小さすぎる場合は、前記ポリスチレン系樹脂押出発泡板から得られるこの発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体の圧縮強度、曲げ強度などの機械的強度が不十分なものとなる虞がある。この見かけ密度は、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の質量を前記ポリスチレン系樹脂押出発泡板の外形寸法から求められる見かけ体積で除することによって求めることができる。なお、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の厚みが10mm未満のものは、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の機械的強度、断熱性などの本来有する特性を維持して高発泡部分が設けられたポリスチレン系樹脂発泡板成形体を形成することが困難である。前記ポリスチレン系樹脂押出発泡板の厚みは、上記の点から12mm以上、さらに15mm以上、特に20mm以上のものが好ましく、該厚みの上限は、押出発泡板の製造可能厚みの点から、概ね200mmである。
この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体は、前記ポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部に、加熱処理により、見かけ密度がポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度よりも小さい高発泡部分を形成して得ることができる。
このときの一実施態様を図面に基づいて説明する。図1は、この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体を製造する装置の一例を示す図である。前記ポリスチレン系樹脂押出発泡板2を、成形金型3内に空間部4を残して配置し、型締め後、チャンバー1内にスチームを導入することによりスチーム放射ノズル5からスチームを空間部4に放射することにより、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2を加熱処理する。この加熱処理により、成形金型3内の空間部4を充満させるようにポリスチレン系樹脂押出発泡板2が発泡して高発泡部分6が形成される。
この際、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2の全体が発泡するのではなく、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2における一定の厚さをもって両端側面部のみが発泡して高発泡部分6が形成される。ポリスチレン系樹脂押出発泡板2の両端側以外の部分は成形金型3により規制されていて、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2の両端側面部の空間部4にスチームが放射されるからである。スチームによる加熱処理条件については、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2の見かけ密度、目的とする高発泡部分の体積などにより決定されるものであり、高発泡部分6が得られる範囲内であれば特に制限はないが、通常は、0.13〜0.25MPa(絶対圧)のスチームが15〜500秒間、好ましくは、0.15〜0.2MPa(絶対圧)のスチームが15〜150秒間、放射される。
前記加熱処理により高発泡部分6が形成されるのは、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2中に発泡剤が残存しており、加熱処理により軟化したポリスチレン系樹脂が前記発泡剤の作用により発泡することによる。従って、高発泡部分6の見かけ密度を小さく調整する方法としては、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2中の発泡剤残量の多いものを使用する方法、押出発泡板を加圧条件下に保持して押出発泡板を構成する気泡内の圧力を高めたものを使用する方法などを挙げることができる。
前記のポリスチレン系樹脂発泡板成形体の製造は、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2を製造するための前記押出機にポリスチレン系樹脂発泡板成形体の製造装置を続設して連続方式により行ってもよく、別途、製造し保管していたポリスチレン系樹脂押出発泡板2を用いてバッチ方式により行ってもよい。また、成形金型3として、ポリスチレン系樹脂発泡粒子型内成形技術において使用される、ポリスチレン系樹脂発泡粒子を成形するためのベント孔と称されるスチーム供給孔を有する成形金型を用いて、バッチ方式により製造してもよく、また、高発泡部分6を形成する部位および高発泡部分6の形状によっては、ポリスチレン系樹脂発泡粒子連続成形技術において使用される、スチーム供給孔を有する上下一対のスチールベルトを成形金型として、連続方式により製造してもよい。
また、前記高発泡部分6は、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2のいずれかの面の少なくとも一部に形成されていればよく、樹脂押出発泡板2の両端側面部に形成されることに限られるものではない。さらに、前記加熱処理の手段はスチームを用いる手段が最も好ましいが、スチームに代えて、熱風等を用いる手段を採用することができる。この場合も、スチームによる加熱処理態様に準じて実施することができる。
このようにして製造された、この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度は13〜70kg/mであることを要し、好ましい全体の見かけ密度は15〜50kg/m、特に好ましい全体の見かけ密度は20〜40kg/mである。この見かけ密度が大きすぎる場合は、高発泡部分6の体積および見かけ密度にもよるが、断熱性または凹凸模様形成性において不十分なものとなる虞がある。
一方、前記見かけ密度が小さすぎる場合は、高発泡部分6の大きさおよび見かけ密度にもよるが、圧縮強度、曲げ強度などの機械的強度が不十分なものとなる虞がある。この全体の見かけ密度は、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の質量を前記ポリスチレン系樹脂押出発泡板の全体の見かけ体積で除することによって求めることができる。なお、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の全体の見かけ体積は、前記押出発泡板を水没させて水位上昇分から求めることができる。
この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分6の見かけ密度(B)との比(A/B)が1.05〜7、さらに1.1〜4であることが好ましい。高発泡部分6における柔軟性において特に優れた成形体とすることができるからである。なお、高発泡部分6の見かけ密度は、高発泡部分からできるだけ大きな試料を切り出し(但し、高発泡部分6とそれ以外の部分との界面が気泡状態等から判別できず不明確な場合もあり、その場合には、高発泡部分6と確実に判別できた部分から試料を切り出す。)、試料の質量を試料の体積で除することによって求めることができる。
この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体は、板状体である限り、その大きさや形状に制限はないが、通常は、約900〜2700mmの長さ、約250〜1200mmの幅、約10〜200mmの厚みを有する成形体である。形状としては、図2に示すように矩形状であってもよく、図3に示すように断面台形状のものであってもよい。また、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体7に形成されている高発泡部分6は、用途に応じて、例えば、図2(a)および図3(a)に示すように、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2の両端側面部に直状方形に形成することも、図2(b)および図3(b)に示すように、ポリスチレン系樹脂押出発泡板2の両端側面部に断面湾曲状に形成することもある。
(2)この発明の断熱材は、厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成る材料である。
この発明の断熱材は、前記(1)のポリスチレン系樹脂発泡板成形体を得る際に用いるポリスチレン系樹脂押出発泡板に、高発泡部分を形成する点において同様であるが、この高発泡部分が、前記(1)のポリスチレン系樹脂発泡板成形体においては、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体のいずれかの面の少なくとも一部に形成されているのに対し、この発明の断熱材においては、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面に特定されて形成されている。加熱処理についても、前記(1)と同様である。
この発明の断熱材も、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体7の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)が1.05〜7、さらに1.2〜4、特に1.5〜3であることが好ましい。高発泡部分における柔軟性において特に優れた断熱材とすることができるからである。
この発明の断熱材の形状としては、図2または図3に示すポリスチレン系樹脂発泡板成形体と同様の形状を挙げることができ、支持部材間に配設されるこの断熱材は、規格寸法に適合させて、約900〜920mmの長さ、約250〜850mmの幅、約20〜100mmの厚み、または、約1800〜1840mmの長さ、約250〜850mmの幅、約20〜100mmの厚みを有するものが主として用いられる。
この発明の断熱材は、熱伝導率が0.02〜0.035W/m・Kであることが好ましく、0.02〜0.03W/m・Kであることがさらに好ましく、0.022〜0.029W/m・Kであることが特に好ましい。断熱材の前記厚さにおいて、満足すべき断熱効果を奏するからである。この熱伝導率が0.035W/m・Kを越える場合は、断熱材の厚さをより厚くしなければ十分な断熱性を得ることができなくなる場合が多い。
前記熱伝導率は、JIS A1412(1994)規定の平板熱流計法(熱流計2枚方式、平均温度20℃、低温面温度5℃,高温面温度35℃)により測定される値である。測定に使用する試料寸法は、200mm(縦)×200mm(横)×10〜50mm(厚み)とする。試料厚さが前記厚みに満たない場合は、複数枚の試料を積層して、前記厚み範囲になるようにする。一方、前記厚さが前記範囲を越える場合は、スライスして、前記厚さ範囲になるよう調整する。なお、前記熱伝導率の測定は、できるだけ高発泡部分が含まれない試料を使用して測定することとする。
断熱材の前記熱伝導率は、用いるポリスチレン系樹脂の種類、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の見かけ密度、気泡形状、独立気泡率、気泡径、ポリスチレン系樹脂押出発泡板中の残存発泡剤の種類と量などとによって異なるため、所望の熱伝導率が得られるように、前記各要素を調整することが必要である。
この発明の断熱材は、片面に可撓性素材を積層すること等により幅方向を複数分割する割れ目を形成することができる。このようにすることにより建築物の根太、垂木などの支持部材間への挿入作業性に優れた断熱材となるからである。
図4に、この発明の断熱材の施工態様の一例を示す。この発明の断熱材8を支持部材間に配設する場合、断熱材8を支持部材である根太9間に挿入することにより配設する。このとき、高発泡部分が根太9の内面に介在しているため、この高発泡部分の弾力性によって、断熱材8を根太9間に十分に保持することができる。10は大引き、11は束である。尚、この発明の断熱材の長手方向に直交する面の少なくとも一方の側面に設けられる高発泡部分の断熱板短手方向の最大厚みは、約5〜20mmであることが好ましい。
さらに好ましい態様として、高発泡部分を加圧ロールなどにより圧縮する手段、高発泡部分に切れ目を入れる手段などの物理的手段によって、独立気泡構造の一部を破壊して、その部分の柔軟性を一層高めることができる。このことにより、高発泡部分の脆さを改善することができると共に、圧縮回復性をも向上させることができることから、断熱材8の保持性はさらに向上する。
また、この発明の断熱材8を支持部材間に配設するに際し、L型金具、カギ型金具、楔型金具などの補助金型を断熱材8の周縁部に介在させることができ、断熱材8の取付強度を大きくすることもできる。
(3)この発明の断熱材は、厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成る材料である。
この発明の断熱材は、前記(2)の高発泡部分を有する断熱材という点において同様であるが、この高発泡部分が、前記(2)の断熱材においては、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の長手方向に直交する面の少なくとも一方の側面に形成されているのに対し、この発明の断熱材においては、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の上面または下面の少なくとも一部に形成されている点で相違する。なお、当然のことながら、この発明の断熱材は、高発泡部分がポリスチレン系樹脂発泡板成形体の上面または下面の少なくとも一部に形成され、かつ、前記発泡板成形体の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面に形成されているものであってもよい。
この発明の断熱材も、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体7の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)が、1.05〜7、さらに1.2〜4、特に1.5〜3であることが好ましい。高発泡部分における柔軟性において特に優れた断熱材とすることができるからである。なお、この発明の断熱材の上面または下面の少なくとも一部に設けられる高発泡部分の断熱板厚み方向の最大厚みは、約5〜15mmであることが好ましい。
この発明の断熱材の形状としては、図5または図6に示す矩形状または断面台形状のもの等を挙げることができ、図5に示すように高発泡部分6からなる脚部を断熱板裏面に形成したものや、図6に示すように、内装材または外装材とポリスチレン系樹脂押出発泡板とが隙間なく確実に密着するための高発泡部分6からなる密着部を断熱板表面に形成したものが好ましく例示される。また断熱材の寸法も、前記(2)の断熱材と特に変わるところはない。8は断熱材を表し、2および6は前記と同様である。
ポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部に高発泡部分を形成する手段としては、例えば、図1に示すようなポリスチレン系樹脂発泡板成形体を製造する装置において、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の所望の位置に空間部4を形成するようにポリスチレン系樹脂押出発泡板を配置すると共に高発泡部分としない部分は成形金型により規制し、該空間部4にスチームが放射されるように放射ノズルを配置変更して加熱処理する手段を挙げることができる。スチームに代えて熱風を用いてもよい。
(4)この発明の装飾板は、厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて凹凸形状の模様を有する高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成る板材である。
この発明の装飾板は、前記(1)のポリスチレン系樹脂発泡板成形体を得る際に用いるポリスチレン系樹脂押出発泡板に、高発泡部分を形成する点において同様であるが、この高発泡部分が、前記(1)のポリスチレン系樹脂発泡板成形体においては、ポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部に形成されているのに対し、この発明の装飾板においては、ポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部に形成されていて、かつその高発泡部分が凹凸形状の模様を有している点で相違する。
この発明の装飾板においても、ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)が1.05〜7、さらに1.1〜4、特に1.2〜2であることが好ましい。高発泡部分における装飾性に特に優れた装飾板とすることができるからである。なお、この発明の装飾材の上面または下面の少なくとも一部に設けられる凹凸形状の模様を有する高発泡部分の装飾板厚み方向の最大厚みは約5〜30mm、更に約5〜15mmであることが好ましい。
この発明の装飾板の例を図7および図8に示す。装飾板12には、高発泡部分6が形成されており、この高発泡部分6は凹凸形状の模様13を有している。図7に示す装飾板は、模様パネルとして有用であり、図8に示す装飾板は、化粧型枠として有用である。
ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の上面または下面の少なくとも一部に、凹凸形状の模様を有する高発泡部分を形成する手段としては、金型内面に加飾を施したものを使用する以外は前記(3)の断熱材における手段と同様の手段を挙げることができ、スチーム放射ノズルから放射されるスチームの圧力、スチームの量、スチーム放射時間などを適宜、制御することにより、多様な凹凸形状の模様を形成することができる。
以下、実施例を挙げてこの発明をさらに具体的に説明するが、これら実施例によって、この発明はなんら限定されることはない。なお、「部」とあるのは、特に断りのない限り、質量部である。
(実施例1)
〔ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の製造例〕
ポリスチレンペレット100部、発泡剤としてイソブタンと塩化メチルとを各々ポリスチレン樹脂1kgに対して0.22モルと1.22モル、気泡調整剤としてタルクを1.7部および難燃剤としてヘキサブロモシクロドデカンを4部を押出機内にて加熱、混練した後、発泡適性温度まで冷却して、ポリスチレン発泡性溶融物を調製した。
前記ポリスチレン発泡性溶融物を、フラットダイを通して高圧の押出機内から低圧域に押し出して発泡させ、成形金型を通過させることによって、長さ910mm、幅261mm、厚み25mmのポリスチレン押出発泡板を製造した。このポリスチレン押出発泡板の見かけ密度は、29kg/mであった。
このようにして製造されたポリスチレン押出発泡板を、図1に示す構造の装置における成形金型3内に空間部4を残して配置し、型締めした後、チャンバー1内にスチームを供給しスチーム放射ノズル5からスチームをポリスチレン押出発泡板2の両端側面部に形成した空間部4に放射することにより、ポリスチレン押出発泡板2の両端側面部を加熱処理して高発泡部分6を形成し、次いで15秒間水冷した後、3分間放冷して、図3(a)に示すポリスチレン発泡板成形体を製造した。このときのスチーム圧力は0.17MPa(絶対圧)、スチーム放射時間は120秒であった。形成された高発泡部分6の見かけ密度は、各々15kg/m、幅方向の厚みは各々15mmであった。また、ポリスチレン発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)は1.8であった。
(実施例2)
〔断熱材I(請求項3の断熱材)の製造例および断熱材Iの施工〕
実施例1と同様にして、断熱材Iを製造し、図4に示す施工態様に従い、この断熱材Iを根太9間に挿入することにより配設した。断熱材Iは両端側面部に高発泡部分が形成されていることから、この高発泡部分の弾力性によって、断熱材Iは根太9間に十分に保持することができた。
(実施例3)
〔断熱材II(請求項4の断熱材)の製造例〕
実施例1と同様にして、見かけ密度は、29kg/m、長さ910mm、幅261mm、厚み25mmのポリスチレン押出発泡板を製造した。次に、このポリスチレン押出発泡板の上面に空間部が形成されるようにした以外は、実施例1にて使用した装置と同様の装置を使用し、該装置の成形金型内にポリスチレン押出発泡板を配置し、前記ポリスチレン発泡板上面に空間部を残し発泡板の他の面を拘束した状態で型締めした後、チャンバー内にスチームを供給しスチーム放射ノズルからスチームをポリスチレン押出発泡板の上面部全面に形成した空間部に放射することにより、ポリスチレン押出発泡板の上面部全面を加熱処理して高発泡部分を形成し、次いで15秒間水冷した後、3分間放冷して、上面全面に高発泡部分を有する矩形のポリスチレン発泡板成形体を製造した。このときのスチーム圧力は0.17MPa(絶対圧)、スチーム放射時間は120秒であった。形成された高発泡部分の見かけ密度は18kg/m、厚み方向の厚みは7mmであった。また、ポリスチレン発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)は1.5であった。
(実施例4)
〔装飾板の製造例〕
実施例1と同様にして、見かけ密度は、29kg/m、長さ910mm、幅261mm、厚み25mmのポリスチレン押出発泡板を製造した。次に、凸型の表面に石模様の加飾を施したものとした以外は、実施例3にて使用した装置と同様の装置を使用し、実施例3と同様に加熱処理を行いポリスチレン押出発泡板の上面部全面に石模様の凹凸模様を有する高発泡部分が形成された装飾板を製造した。形成された高発泡部分の見かけ密度は26kg/m、厚み方向の最大厚みは7mmであった。また、ポリスチレン発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)は1.1であった。
図1は、この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体を製造する装置の一例を示す図である。 図2は、この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体の形状の一例を示す図である。 図3は、この発明のポリスチレン系樹脂発泡板成形体の形状の別の例を示す図である。 図4は、この発明の断熱材の施工態様の一例を示す図である。 図5は、この発明の断熱材の一例を示す図である。 図6は、この発明の断熱材の別の例を示す図である。 図7は、この発明の装飾板の一例を示す図である。 図8は、この発明の装飾板の別の例を示す図である。
符号の説明
1 チャンバー
2 ポリスチレン系樹脂押出発泡板
3 成形金型
4 空間部
5 スチーム放射ノズル
6 高発泡部分
7 ポリスチレン系樹脂発泡板成形体
8 断熱材
9 根太
10 大引き
11 束
12 装飾板
13 凹凸形状の模様

Claims (5)

  1. 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであることを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡板成形体。
  2. 前記ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)が1.05〜7である請求項1に記載のポリスチレン系樹脂発泡板成形体。
  3. 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材。
  4. 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材。
  5. 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて凹凸形状の模様を有する高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/mであるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする装飾板。
JP2004036210A 2004-02-13 2004-02-13 ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板 Pending JP2005239742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036210A JP2005239742A (ja) 2004-02-13 2004-02-13 ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036210A JP2005239742A (ja) 2004-02-13 2004-02-13 ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005239742A true JP2005239742A (ja) 2005-09-08

Family

ID=35021819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004036210A Pending JP2005239742A (ja) 2004-02-13 2004-02-13 ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005239742A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6172522A (ja) * 1984-09-19 1986-04-14 Dow Kako Kk マ−ク付押出発泡ポリスチレン板及びその製造方法
JPS63159034A (ja) * 1986-10-27 1988-07-01 ザ ダウ ケミカル カンパニー 熱可塑性樹脂の押出発泡板の密度を減少させる方法
WO1991007273A1 (en) * 1989-11-09 1991-05-30 Dow Kakoh Kabushiki Kaisha Extruded foamed polystyrene sheet equipped with corrugated pattern and production method thereof
JP2002128935A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Tosoh Corp 発泡用エチレン系樹脂組成物およびそれからなる連続気泡発泡体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6172522A (ja) * 1984-09-19 1986-04-14 Dow Kako Kk マ−ク付押出発泡ポリスチレン板及びその製造方法
JPS63159034A (ja) * 1986-10-27 1988-07-01 ザ ダウ ケミカル カンパニー 熱可塑性樹脂の押出発泡板の密度を減少させる方法
WO1991007273A1 (en) * 1989-11-09 1991-05-30 Dow Kakoh Kabushiki Kaisha Extruded foamed polystyrene sheet equipped with corrugated pattern and production method thereof
JP2002128935A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Tosoh Corp 発泡用エチレン系樹脂組成物およびそれからなる連続気泡発泡体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2697095C (en) Improved method of forming extruded polystyrene foams and the products made therefrom
EP1511795B1 (en) Anisotropic polymer foam
MX2009000042A (es) Espumas polimericas que contienen nanografito estratificado multifuncional.
US20080287560A1 (en) Polymer foams containing multi-functional layered nano-graphite
US8557884B2 (en) To enhance the thermal insulation of polymeric foam by reducing cell anisotropic ratio and the method for production thereof
JP4535667B2 (ja) ポリスチレン系樹脂押出発泡板及びその製造方法
CA2750730C (en) Extruded polymer foam process with staged forming
JP4346363B2 (ja) ポリスチレン系樹脂押出発泡体及びその製造方法
JP4973044B2 (ja) 耐熱性熱可塑性樹脂発泡体およびその製造方法
JP2005239742A (ja) ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板
JP4217229B2 (ja) ポリスチレン系樹脂押出発泡体
JP6392657B2 (ja) 発泡粒子及び発泡成形体
JP2020013001A (ja) 断熱吸音材、断熱吸音積層体及び断熱吸音材の製造方法
JP2002144409A (ja) ポリスチレン系樹脂押出発泡板及びその製造方法
CN1457969A (zh) 聚苯乙烯系树脂挤压发泡板及其制造方法
JP2009298850A (ja) スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法
JP3058551B2 (ja) 木造建築物の床用断熱材
JP2010138244A (ja) スキン付スチレン系樹脂押出発泡体およびその製造方法
JP2024137823A (ja) スチレン系樹脂押出発泡成形体及びその製造方法
JP2007223153A (ja) 押出発泡板の熱成形方法
JP3058552B2 (ja) 木造枠組壁構法に用いる断熱材
JP2024137822A (ja) スチレン系樹脂押出発泡成形体及びその製造方法
JPH07268983A (ja) 木造軸組建築物の壁用断熱材
JP3103261B2 (ja) 木造軸組建築物の壁用断熱材
JP2001329092A (ja) 押出発泡体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091023

A521 Written amendment

Effective date: 20091125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100910