JP2005239742A - ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であることを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡板成形体、このポリスチレン系樹脂発泡板成形体を利用して成ることを特徴とする断熱材および装飾板。
【選択図】図2
Description
(1)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であることを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡板成形体
である。
前記ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)が1.05〜7であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体
を挙げることができる。
(2)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材
である。
(3)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材
である。
(4)厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて凹凸形状の模様を有する高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする装飾板
である。
(実施例1)
ポリスチレンペレット100部、発泡剤としてイソブタンと塩化メチルとを各々ポリスチレン樹脂1kgに対して0.22モルと1.22モル、気泡調整剤としてタルクを1.7部および難燃剤としてヘキサブロモシクロドデカンを4部を押出機内にて加熱、混練した後、発泡適性温度まで冷却して、ポリスチレン発泡性溶融物を調製した。
(実施例2)
実施例1と同様にして、断熱材Iを製造し、図4に示す施工態様に従い、この断熱材Iを根太9間に挿入することにより配設した。断熱材Iは両端側面部に高発泡部分が形成されていることから、この高発泡部分の弾力性によって、断熱材Iは根太9間に十分に保持することができた。
(実施例3)
実施例1と同様にして、見かけ密度は、29kg/m3、長さ910mm、幅261mm、厚み25mmのポリスチレン押出発泡板を製造した。次に、このポリスチレン押出発泡板の上面に空間部が形成されるようにした以外は、実施例1にて使用した装置と同様の装置を使用し、該装置の成形金型内にポリスチレン押出発泡板を配置し、前記ポリスチレン発泡板上面に空間部を残し発泡板の他の面を拘束した状態で型締めした後、チャンバー内にスチームを供給しスチーム放射ノズルからスチームをポリスチレン押出発泡板の上面部全面に形成した空間部に放射することにより、ポリスチレン押出発泡板の上面部全面を加熱処理して高発泡部分を形成し、次いで15秒間水冷した後、3分間放冷して、上面全面に高発泡部分を有する矩形のポリスチレン発泡板成形体を製造した。このときのスチーム圧力は0.17MPa(絶対圧)、スチーム放射時間は120秒であった。形成された高発泡部分の見かけ密度は18kg/m3、厚み方向の厚みは7mmであった。また、ポリスチレン発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)は1.5であった。
(実施例4)
実施例1と同様にして、見かけ密度は、29kg/m3、長さ910mm、幅261mm、厚み25mmのポリスチレン押出発泡板を製造した。次に、凸型の表面に石模様の加飾を施したものとした以外は、実施例3にて使用した装置と同様の装置を使用し、実施例3と同様に加熱処理を行いポリスチレン押出発泡板の上面部全面に石模様の凹凸模様を有する高発泡部分が形成された装飾板を製造した。形成された高発泡部分の見かけ密度は26kg/m3、厚み方向の最大厚みは7mmであった。また、ポリスチレン発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)は1.1であった。
2 ポリスチレン系樹脂押出発泡板
3 成形金型
4 空間部
5 スチーム放射ノズル
6 高発泡部分
7 ポリスチレン系樹脂発泡板成形体
8 断熱材
9 根太
10 大引き
11 束
12 装飾板
13 凹凸形状の模様
Claims (5)
- 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板のいずれかの面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であることを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡板成形体。
- 前記ポリスチレン系樹脂発泡板成形体の全体の見かけ密度(A)と前記高発泡部分の見かけ密度(B)との比(A/B)が1.05〜7である請求項1に記載のポリスチレン系樹脂発泡板成形体。
- 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の長手方向と直交する幅方向端部の少なくとも一方の側面を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材。
- 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする断熱材。
- 厚みが10mm以上のポリスチレン系樹脂押出発泡板の上面または下面の少なくとも一部を、加熱処理することにより発泡させて凹凸形状の模様を有する高発泡部分が形成された、全体の見かけ密度が13〜70kg/m3であるポリスチレン系樹脂発泡板成形体から成ることを特徴とする装飾板。
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JP2004036210A JP2005239742A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | ポリスチレン系樹脂発泡板成形体、断熱材および装飾板 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6172522A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-14 | Dow Kako Kk | マ−ク付押出発泡ポリスチレン板及びその製造方法 |
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WO1991007273A1 (en) * | 1989-11-09 | 1991-05-30 | Dow Kakoh Kabushiki Kaisha | Extruded foamed polystyrene sheet equipped with corrugated pattern and production method thereof |
JP2002128935A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-09 | Tosoh Corp | 発泡用エチレン系樹脂組成物およびそれからなる連続気泡発泡体 |
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2004
- 2004-02-13 JP JP2004036210A patent/JP2005239742A/ja active Pending
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