JP3058551B2 - 木造建築物の床用断熱材 - Google Patents

木造建築物の床用断熱材

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JP3058551B2 JP3415694A JP3415694A JP3058551B2 JP 3058551 B2 JP3058551 B2 JP 3058551B2 JP 3415694 A JP3415694 A JP 3415694A JP 3415694 A JP3415694 A JP 3415694A JP 3058551 B2 JP3058551 B2 JP 3058551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸組工法による木造建築
物の床の根太間に圧挿して用いられる合成樹脂製の板状
軟質発泡体からなる床用断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】木造住宅等の建築物を軸組工法で組み立
てる場合の床構造は、通常、大引きの上に大引きと直交
するように根太を載せて構成される。この軸組工法にお
ける床の断熱施工方法として、根太の間に断熱材を嵌め
込むことが従来から行われている。上記の断熱材にはグ
ラスウールや発泡体等が用いられていた。
【0003】床の断熱に利用される発泡体からなる断熱
材として、例えば実公昭63−10010号公報の第1
欄23行〜第2欄6行に記載されているように、板状発
泡体に突出部を設けたもの、端部を傾斜させたもの、幅
方向の中央部にたわみ用の切り込みを設けたもの、端部
に緩衝材を貼着したもの、V字状溝を設けたり裏面材を
積層したもの等が公知である。また、上記公報には圧縮
弾性率と曲げ弾性率を特定したスキン層を有する独立気
泡発泡体の表面から裏面側に向けて裏面までは到らない
が板の幅寸法を2分する切り込みを設けたものが開示さ
れている。また、実公昭63−43290号公報には軟
質板状発泡体の略中央部にたわみ用切り込みと端部に1
cm以下の間隔で多数条平行に配した切り込みとを設け
たものが開示されている。
【0004】ところで、軸組工法では床の両端の根太を
際根太(きわねだ)といい、際根太−根太−・・・根太
−根太・・・根太−際根太という構成を有し、根太−根
太間の間隔は標準根太間距離として等間隔に形成される
が、際根太−根太間の間隔(以下、際根太間距離と言
う)は標準根太間距離よりも短い距離に形成される。上
記従来の断熱材の寸法は、一般に標準根太間距離に応じ
た幅寸法に形成されていた。従って、軸組工法における
床断熱施工を発泡体を用いて行なう際は、標準根太間距
離に対応した幅寸法の断熱材を際根太間距離に応じた幅
寸法に現場で切断して際根太の部分の断熱施工を行なう
か、或いは、上記の標準根太間距離に対応した断熱材と
際根太間距離に対応した断熱材との2種類の幅寸法の断
熱材を準備して施工を行う必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2種類
の幅寸法の断熱材を使用するのは、資材管理が煩雑にな
るという不具合がある。一方、施工者が現場で断熱材を
際根太距離用の寸法に加工したのでは施工作業の効率を
著しく低下するし、更に、現場で断熱材を正確な寸法に
加工することは実際は困難であり、形状や寸法精度の低
いものしか得られず、寸法精度の低い断熱材では根太と
断熱材との密着力が不十分となって良好な断熱性能が発
揮できない。
【0006】また、実公昭63−43290号公報に記
載の発泡体は、1cm以下の間隔で多数条平行に配した
端部の切り込みによって幅寸法の調整が可能であるが、
このような端部付近の狭い領域に多数の切り込みを設け
た発泡体の場合、次のような問題が生じてしまう。 切り込みを多数条設けた側は発泡体の独立気泡が破壊
され圧縮強度が低下し切り込みのない側(残余部側)と
の反発弾性が異なって、断熱材の切り込みを設けた側の
幅方向の中央が根太間に圧挿した後にへこみ平面性が低
下してしまったり、又、断熱材の根太への密着力が低下
して根太間での断熱材の支持が不十分になって根太の間
から断熱材がずり落ちたりしてしまう不具合がある。そ
の結果、断熱材を施工した上から床板を敷いた場合に、
床板と断熱材との間に空隙が形成されてしまい断熱性能
が低下する虞れが生じる。 多数のスリットが端部付近に存在すると切り間違いを
生じ易い。仮に断熱材の幅寸法を所定寸法よりも長く切
断してしまった場合には短く切断すればよいが、誤って
所定の寸法よりも短い幅寸法に切断してしまった場合に
は使用不可能になってしまう。 多数のスリットを断熱材の端面から内側に深く設けれ
ば幅調整量は大きくなるが、スリットが多くなると上記
したような反りや反発弾性の低下等が大きくなって物性
が低下してしまうため、スリットを内側に深く設けて幅
調整量を大きくするのには限界があり、幅調整量が大き
い場合には十分対応できない。
【0007】本発明は上記従来技術の欠点を解消するた
めのものであり、軸組工法の木造建築物を建造する際
に、標準根太間及び際根太間の両方を1種類の幅寸法の
断熱材を準備するだけで施工可能であり、資材管理が容
易で且つ施工性や断熱性に優れた木造建築物の床用断熱
材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明第1の木造
建築物の床用断熱材は、標準根太幅が40〔mm〕、標
準根太間距離がA〔mm〕の木造軸組建築物の根太間に
圧挿される合成樹脂の板状軟質発泡体からなる床用断熱
材であって、断熱材の幅寸法をa〔mm〕とした場合、
断熱材の幅方向の一方の側の端部からb〔mm〕の距離
に断熱材の長手方向に沿って幅のない切り込みから成る
スリットPが設けられ、a=A+(0.5〜15)、b
=(A−72.5)+(0.5〜15)であることを特
徴とする。 (2)また、本発明の第2の木造建築物の床用断熱材
は、標準根太幅が45〔mm〕、標準根太間距離がA
〔mm〕の木造軸組建築物の根太間に圧挿される合成樹
脂の板状軟質発泡体からなる床用断熱材であって、断熱
材の幅寸法をa〔mm〕とした場合、断熱材の幅方向の
一方の側の端部からb〔mm〕の距離に断熱材の長手方
向に沿って幅のない切り込みから成るスリットPが設け
られ、a=A+(0.5〜15)、b=(A−75)+
(0.5〜15)であることを特徴とする。(3)上記
(1)又は(2)の木造建築物の床用断熱材において、
断熱材の幅方向の一方の端部付近に、断熱材の長手方向
に沿ってスリットQを設けることが好ましい。(4)上
記(1)、(2)又は(3)の木造建築物の床用断熱材
において、スリットPと断熱材の一方の端部との間に断
熱材の長手方向に沿ってスリットRを設けることが好ま
しい。(5)上記(1)、(2)、(3)又は(4)の
木造建築物の床用断熱材において、断熱材の長手方向の
両端部近傍に、断熱材の幅方向に沿ってスリットSが設
けるのが好ましい。(6)上記(1)、(2)、
(3)、(4)又は(5)の木造建築物の床用断熱材に
おいて、断熱材の幅方向の他方の側の端部よりb〔m
m〕の距離に、断熱材の長手方向に沿ってスリットTを
設けるのが好ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の床用断熱材の1例を示す外観
斜視図であり、図2は本発明の床用断熱材の使用方法を
示す説明図であり、図3は本発明の床用断熱材の態様を
示す幅方向断面図である。
【0010】図1に示すように本発明の木造建築の床用
断熱材1は、合成樹脂の板状軟質発泡体からなり、幅方
向の一方の側の端部からb〔mm〕の距離に、長手方向
に沿って断熱材を切断するためのスリットPを予め設け
たことで、幅寸法a〔mm〕として形成されている断熱
材を現場でスリットPから切断することで幅寸法bの断
熱材が得られ、幅寸法aは標準根太間に対応する幅寸法
とし、幅寸法bは際根太間に対応した幅寸法としたこと
により、1枚の断熱材で際根太も含めた断熱施工が可能
となった。尚、上記の板状軟質発泡体は実質的に独立気
泡の発泡体であり、又、スリットPは幅のない切りみと
して形成される。その結果本発明の床用断熱材は、切断
前の幅寸法aの断熱材であっても又切断後の幅寸法bの
断熱材のいずれでも優れた断熱性を備える。
【0011】本発明の床用断熱材1は図2に示すように
軸組工法の床である大引き10の上に載置された際根太
11、通常の根太12、13、14等の根太間を断熱施
工するものであり、根太12−13間や根太13−14
間のような標準床根太距離(A)の根太間に使用する場
合、そのままの状態で単に幅方向を圧縮して根太間に圧
挿して使用される。又、床根太11−12間のように際
根太距離(B)の場合は断熱材1をスリット2から2つ
に分離して幅寸法bの断熱材を得、幅寸法bの断熱材を
幅方向に圧縮して根太11−12間に圧挿して用いる。
【0012】本発明において標準根太幅とは根太の設計
値であり、標準根太間距離とは際根太以外の根太間の距
離の設計値である。また、本発明において断熱材の幅方
向とは根太と直交する方向(大引きの長手方向に沿った
方向)であり、断熱材の長手方向とは根太の長手方向に
沿った方向を言う。
【0013】本発明の床用断熱材においてスリットP
は、通常の取扱では容易には分離しないが人の手で折り
曲げてちぎったりすれば容易に分離することができ、且
つ切断面が根太にフィットするように形成する。具体的
には、板状軟質発泡体の一方の表面から裏面側に向けて
垂直に切り込み、該切り込みが裏面側には到達しないよ
うに残余部を形成する。残余部の厚み(断熱材の厚み−
スリットの深さ)は、発泡体の材質や厚み等に応じて適
宜調整すればよいが、好ましくは残余部が0.5〜10
mm更に好ましくは1〜7mmに形成する。また後述す
るスリットQ、スリットR、スリットS及びスリットT
等も上記と同様に形成することができる。尚、長手方向
に沿って設けるスリットP〜T(スリットSを除く)に
おいて各スリットの深さは全く同じであっても、スリッ
ト毎に異ならしめてもいずれでよいが、切断用に用いる
スリットを深く形成し、曲げ用のスリットは浅く成形す
るのが、曲げ用スリットから切断してしまう如き作業ミ
スを防止できるため好ましい。具体的にはスリットP、
スリットQ及びスリットTは深く形成し、スリットRは
浅く形成する。
【0014】本発明の床用断熱材1の幅寸法aは、標準
根太間距離Aに対してA+(0.5〜15)〔mm〕の
範囲に形成する。幅寸法aが上記範囲であれば、断熱材
の幅寸法が標準根太間距離Aに対して大きく形成されて
いることと合成樹脂の軟質発泡体の弾性によって、根太
間への圧挿を確実に行い且つ施工後断熱材を根太間に確
実に保持することができる。特に好ましい上記範囲はA
+(2〜13)〔mm〕である。
【0015】本発明の断熱材断熱材の幅寸法bは、使用
する床の標準根太幅により異なり、標準根太幅(D)が
40mmの床の場合、b=(A−72.5)+(0.5
〜15)であり、標準根太幅(D)が45mmの床の場
合、b=(A−75)+(0.5〜15)である。bが
上記の範囲であれば、際根太用の断熱材は際根太間距離
Bよりも0.5〜15mm大きく形成されるため、際根
太に対して圧挿を確実に行い且つ施工後断熱材を根太間
に確実に保持することができる。特に好ましいbの数値
範囲は、Dが40〔mm〕の場合(A−72.5)+
(2〜13)〔mm〕で、Dが45〔mm〕の場合(A
−75)+(2〜13)〔mm〕である。
【0016】本発明の断熱材1は図3(ア)に示すよう
に、上記した分離用のスリットPが少なくとも1本設け
られていればよいが、同図(オ)に示すように、幅方向
の他方の側の端部からb〔mm〕の位置に上記の分離用
のスリット2を更に1本設けてもよい。このように幅方
向の端部の両側からb〔mm〕の位置にスリットを2本
設けることで、際根太用の幅寸法の断熱材HスリットT
又はスリットPのいずれかを分離すればよいため作業性
が更に向上する。
【0017】本発明の断熱材1は図3(イ)に示すよう
にスリットRをスリットPと一方の端部との間に設けて
もよい。スリットRは断熱材1を根太間に圧挿する場合
に折り曲げ易くして挿入し易くするためのものであれば
よく、種々の形状に形成可能である。例えばスリットP
と同様に表面から裏面へ垂直に断面直線状に形成した
り、また、断面が曲線状、斜線状、折れ線状、曲線と折
れ線とを組み合わせたもの等でもよい。又、スリットR
は断熱材の幅方向の略中央に長手方向に沿って1直線状
に設けるのみならず、複数状としたり断続的に設けても
よい。特にスリットRは断熱材の幅寸法aの中心付近か
ら幅寸法bの中間付近の間のいずれかに1本、スリット
Pと同様の直線状の切り込みとして設けるのが好まし
い。
【0018】本発明の断熱材1は図3(ウ)に示すよう
に、幅方向の一方の端部付近に、断熱材の長手方向に沿
って、断熱材の幅寸法を微調整するためのスリットRを
設けることもできる。上記の微調整用のスリットRは、
断熱材1の幅方向の一方の端部から2〜10mm程度の
距離に設けるのが好ましい。スリットRは根太間の実際
の寸法が設計値よりも小さく形成されてしまった場合
に、該切り込みから断熱材の一部を除去することで、根
太間への圧挿が更に容易となる。スリットRは標準床根
太距離及び際根太間距離のいずれにも使用可能である。
スリットRは端部付近に多数設けてもよいが、切断箇所
を間違え易くなったり端部付近の強度低下が大きくなる
のを避けるために、好ましくは1本だけ設けるのが良
い。また、図3(エ)に示すように、スリットRとスリ
ットQの両者を設けてもよい。
【0019】図4は本発明の断熱材のその他の例を示
し、(カ)は平面図、(キ)は側面図であり、(ク)は
使用状態を示す説明図である。本発明の断熱材1は図4
(カ)及び(キ)に示すように断熱材の長手方向の両端
部近傍に断熱材の幅方向に沿って端部折り返し用のスリ
ットSを設けることができる。スリットSは端部折り返
し部6を折り返し可能であり且つ裏面には達しない程度
の深さに表面から垂直に設けられ、一般には断熱材の裏
面側から厚さ0.1mm〜断熱材の厚さの1/2が残る
程度、好ましくは1mm〜断熱材の厚さの1/3程度が
残る程度の深さに形成するのが好ましい。また、スリッ
トSの長手方向端面からの距離は、図3(ク)に示すよ
うに端部を折り返した場合に折り返し部6が大引き10
上に載るように形成するのが好ましい。
【0020】断熱材に長手方向の両端部折り返し用のス
リットSを設けた場合、折り返し部6を完全に折り返し
て断熱材1を根太間に圧挿すると、断熱材の長手方向の
端部は折り返し部が下方の大引き方向に引っ張られるた
め、断熱材の幅方向の中央部が浮き上がるのを効果的に
防いで圧挿不良となるのを防止できる。通常、断熱材の
断熱性能を効果的に引き出すために断熱材の表面と床根
太の表面は面一とされ、その上に配される床下地材との
間にできるだけ空間を作らないように施工される。一般
に、断熱材の断熱性能は、基材樹脂、使用された発泡剤
の種類、発泡体の気泡の大きさ等が同じであるならば、
厚みに大きく左右される。そして、断熱材は通常要求さ
れる断熱性能を示す必要最低限の厚みに調整されたもの
が使用される。必要な断熱性能を示す厚みに対して根太
の厚みの方が大きい場合、断熱材と大引きとの間には空
間が形成される。そうなると、断熱材の施工時に断熱材
を押し込みすぎるようなことが起こったり、また、うま
く床根太の表面と面一に押し込んでも時間の経過と共に
床根太間での固定力が落ちて下方にずり落ちたりして、
断熱材と床下地材との間に大きな空間が形成されるよう
なことが場合によっては起こりうる。そのような場合、
特に断熱材の厚みが根太の厚みの半分程度の場合、同図
(ク)に示すように、スリットSにより折り返した部分
によって、断熱材の大引きの上の部分の厚みが他の部分
の2倍の厚みに形成されるために断熱材の押し込み過ぎ
やずり落ちを防止して、根太と面一に施工を行うことが
できる。
【0021】本発明床用断熱材において、切断用のスリ
ットは下記の(I) 〜(V) の位置に長手方向に沿って設け
ることができる。1本のみの場合(スリットP):(I)
幅方向の一方の端部からb=(A−72.5)+(0.
5〜15)〔mm〕の距離、(II)幅方向の一方の端部か
らb=(A−75)+(0.5〜15)〔mm〕の距
離。2本設ける場合(スリットPとスリットT):(II
I) 幅方向の両方の端部からb=(A−72.5)+
(0.5〜15)〔mm〕の距離、(IV)幅方向の両方の
端部からb=(A−75)+(0.5〜15)〔mm〕
の距離、(V) 幅方向の一方の端部からb=(A−72.
5)+(0.5〜15)〔mm〕の距離と幅方向の一方
の端部からb=(A−75)+(0.5〜15)〔m
m〕の距離。
【0022】また、本発明の床用断熱材は上記の(I) 〜
(V) のスリットと下記の〜の各種スリット類をそれ
ぞれ組合せて形成可能である。微調整用のスリット
Q、折り曲げ用のスリットR、折り返し用のスリッ
トS、スリットQとスリットR、スリットRとスリ
ットS、スリットQとスリットRとスリットS。
【0023】本発明の断熱材の長さdや厚みe等は特に
限定されないが、長さdは900〜2000mm、厚み
eは20〜100mm程度に形成するのが好ましい。
【0024】下記の表1に床寸法の例と該床寸法に対応
する好ましい断熱材の諸寸法との関係を示す。尚、表1
の単位は全てmmである。
【表1】
【0025】本発明において使用される合成樹脂の板状
軟質発泡体とは、柔軟性を有し圧縮可能であり発泡板を
曲げた場合に破断や欠損しにくく、断熱材の幅寸法より
も小さい間隔の根太間に圧縮して挿入可能であって、且
つ反発弾性を有し根太間に圧挿した場合に根太に断熱材
の端部が密着する性質を有するものである。
【0026】合成樹脂の板状軟質発泡体は、ポリオレフ
ィン系樹脂或いはゴム成分を含有するポリスチレン系樹
脂を、押出発泡成形或いはビーズ発泡成形のいずれかに
より成形したものが好ましい。特にビーズ発泡成形体の
方が全体に均一な強度の発泡体が得られるため、より好
ましい。これは、押出発泡成形体は成形時に押出方向
(長手方向)該方向と直交する方向(幅方向)より
く引き延ばされることで幅方向の強度がやや低下し、根
太間に圧挿した後に経時的に反発力が低下して根太間の
保持が不十分となる虞れがあるが、これに対しビーズ発
泡成形体は方向性が無く全体に均一な強度が得られ根太
の間で断熱材を長期間確実に保持し良好な断熱性能を維
持することができるためである。
【0027】上記のポリオレフィン系樹脂の基材樹脂と
しては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン
と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体、エチレ
ン−プロピレン−ブテン三元共重合体等から選択される
1種、若しくは2種以上の混合物、又はこれらを主成分
とする共重合体、若しくは混合物を挙げることができ
る。上記した基材樹脂のなかでも、プロピレン成分が9
0〜99重量%、エチレン成分が1〜10重量%のラン
ダム共重合体が好ましい。これらのポリオレフィン系樹
脂は無架橋のものであっても、架橋したものであっても
良い。又、ポリオレフィン系樹脂にエチレン−プロピレ
ンラバー、イソプレンゴム、ブタジエンゴム等のゴム成
分を25重量%程度まで混合してもよい。
【0028】又、ゴム成分を含有するポリスチレン系樹
脂は基材樹脂にブレンド又は共重合によりゴム成分を
0.5〜20重量%含有せしめたものが用いられる。上
記の基材樹脂としては、スチレン、メチルスチレン、ジ
メチルスチレン等のスチレン系ビニルモノマーを主構成
単位とする重合体や、更に他のモノマー、例えばアクリ
ル酸、メタクリル酸もしくはこれらのエステル、アクリ
ロニトリル、アクリルアミド、メタクリルニトリル、無
水マレイン酸との共重合体したもの等が挙げられる。一
方ゴム成分は、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリエチレン等をブ
レンドしたり、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン
等のモノマー又はオリゴマーを上記の基材樹脂を構成す
るモノマー(他のモノマーも含めて)所定の重量比で共
重合して用いる。
【0029】上記の基材樹脂には水酸化マグネシウム、
炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー等の無機物を
5〜40重量%混合したものを用いても良く、これによ
って建材用として重要な準不燃性、耐熱性を向上させる
ことができる。また、上記基材樹脂には臭素系化合物や
リン系化合物等の難燃剤を3〜15重量%加えることが
好ましい。
【0030】ビーズ発泡により発泡体を製造するには、
例えば基材樹脂に必要に応じ各種添加剤等を含有せしめ
た混合物から発泡粒子を製造し、該発泡粒子を断熱材の
所定形状に形成した閉鎖し得るが密閉し得ない成型用の
金型内に充填し、発泡粒子の空間を埋め粒子どうしが溶
融する温度の水蒸気により発泡粒子を加熱して粒子相互
を融着せしめ、しかる後冷却することによって型通りに
成形された発泡体が得られる。発泡粒子には必要に応じ
て無機ガス又は無機ガスと揮発性発泡剤との混合ガスに
より加圧熟成して粒子内に所定の内圧を付与することも
ある。
【0031】発泡粒子の製造には例えば次の〜等の
手段が用いられる。 基材樹脂を押出機で溶融混練した後、ストランド状に
押し出し、次いで冷却後、適宜長さに切断するか、或い
は適宜長さに切断後、冷却する等の手段で先ずペレット
状の樹脂粒子を製造し、得られた樹脂粒子を密閉容器内
で発泡剤の存在下で水等の分散媒に分散させ、該樹脂粒
子の軟化温度以上の温度に加熱して樹脂粒子内に発泡剤
を含浸させ、しかる後容器の一端を開放し、容器内圧力
を発泡剤の蒸気圧以上の圧力に保持しながら樹脂粒子と
水とを同時に容器内よりも低圧の雰囲気下(通常は大気
圧下)に放出して樹脂粒子を発泡せしめて発泡粒子を製
造する方法、 ゴムを含有するポリスチレン系樹脂の場合には、a)
モノマーをオートクレーブで重合する際に発泡剤を添加
して重合し発泡剤を含有する球状の樹脂粒子を形成し、
該樹脂粒子を未発泡の状態でオートクレーブから取り出
し蒸気等で樹脂粒子を加熱して発泡させて予備発泡粒子
を得る、b)モノマーを重合して球状の樹脂粒子を得た
後、該樹脂粒子にオートクレーブ内で発泡剤を含浸した
後未発泡の状態で発泡剤を含有する樹脂粒子をオートク
レーブから取り出し蒸気で加熱して発泡させて予備発泡
粒子を得る方法等、 更に高発泡倍率の発泡粒子を得る場合には上記の発泡
剤含浸と発泡工程を複数回繰り返して行う(多段発
泡)。特にポリオレフィン系樹脂を基材樹脂として使用
した場合には上記の手段を用いると高発泡倍率の粒子が
容易に得られる。又ポリスチレン系樹脂の場合には1段
発泡でも高発泡倍率の発泡粒子が容易に得られる。 発泡粒子を製造するための基材樹脂は、前述したよう
に無架橋のものであっても架橋したものであっても良い
が、架橋ポリオレフィン系樹脂の発泡粒子を製造する場
合には、無架橋の樹脂で上記樹脂粒子を製造し該樹脂粒
子に適宜手段を施して架橋樹脂粒子とし、これを発泡せ
しめて架橋樹脂の発泡粒子を得る。
【0032】樹脂粒子を発泡させるための発泡剤として
は、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロブ
タン、シクロヘキサン、トリクロロフロロメタン、ジク
ロロジフロロメタン、クロロフロロメタン、トリフロロ
メタン、1,2,2,2 −テトラフロロエタン、 1−クロロ−
1,1 −ジフロロエタン、1,1 −ジフロロエタン、 1−ク
ロロ−1,2,2,2 −テトラフロロエタン等の揮発性発泡剤
や、窒素、二酸化炭素、アルゴン、空気等の無機ガス系
発泡剤を用いることができる。なかでもオゾン層の破壊
がなく且つ安価な無機ガス系発泡剤が好ましく、特に窒
素、空気、二酸化炭素を主成分とするものが好ましい。
また、揮発性発泡剤と無機ガス系発泡剤の混合発泡剤も
樹脂粒子の発泡倍率制御の容易さの点で好ましい。更
に、発泡剤の使用量は、通常樹脂粒子100重量部当
り、2〜50重量部であり、窒素、空気を発泡剤として
使用する場合は20〜60kgf/cm2 ・Gの圧力範
囲内で容器内に圧入されるものとし、これら発泡剤の使
用量は得ようとする発泡粒子の発泡倍率と発泡温度との
関係で適宜選定される。樹脂粒子を分散させるための分
散媒としては、樹脂粒子を溶解しないものであれば良
く、このような分散媒としては例えば水、エチレングリ
コール、グリセリン、メタノール、エタノール等が挙げ
られるが、通常は水が使用される。
【0033】このような手段において、樹脂粒子を分散
媒に分散せしめて発泡温度に加熱するに際し、樹脂粒子
相互の融着を防止するために融着防止剤を用いることが
できる。融着防止剤としては水等に溶解せず、加熱によ
って溶融しないものであれば無機系、有機系を問わず使
用可能であるが、一般には無機系のものが好ましい。無
機系の融着防止剤としては、カオリン、タルク、マイ
カ、酸化アルミニウム、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム等の粉体が好適である。また、分散助剤としてドデシ
ルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリ
ウム等のアニオン系界面活性剤を好適に使用することも
できる。尚、上記融着防止剤としては平均粒径0.001
〜100μm、特に0.001〜30μmのものが好まし
く、融着防止剤の添加量は樹脂粒子100重量部に対
し、通常は0.01〜10重量部が好ましい。また、界面
活性剤は樹脂粒子100重量部当たり、通常0.001〜
5重量部添加することが好ましい。
【0034】また、樹脂粒子と分散媒とを容器内より低
圧の雰囲気下に放出して発泡せしめるときの発泡温度
は、一般に使用する樹脂の種類(架橋されているか否か
も含む)や、発泡剤の種類と使用量とで異なるが、一例
を示すと、樹脂として無架橋のポリオレフィン系樹脂粒
子を用い、発泡剤として無機ガス系のものを使用する場
合は、当該樹脂の融点−5℃以上で融点+15℃以下、
特に融点−3℃以上で融点+10℃以下であるのが好ま
しい。また、架橋ポリオレフィン系樹脂粒子を無機ガス
系発泡剤及び/又は有機揮発性発泡剤を使用して発泡さ
せる場合は、架橋前の融点以上で、その融点+80℃以
下であるのが好ましい。更に、発泡温度にまで加熱する
際の昇温温度は1〜10℃/分、特に2〜5℃/分であ
るのが好ましい。尚、発泡性の樹脂粒子と分散媒とを容
器内より放出する雰囲気は、容器より低圧であればよい
が、通常は大気圧下である。また、上述の樹脂の融点と
は示差走査熱量計によってサンプル約3〜6mgを10
℃/分の昇温速度で220℃まで加熱し、その後10℃
/分の降温速度で約50℃まで冷却し、再度10℃/分
の速度で220℃まで昇温した時に得られるDSC曲線
における吸熱ピーク(固有ピーク)の頂点の温度であ
る。
【0035】本発明の断熱材に用いられる発泡体の密度
は基材樹脂の種類等に応じて適宜選択されるが、通常
0.005〜0.050g/cm3 であり、より好まし
くは0.007〜0.015g/cm3 である。この範
囲であればより良好な柔軟性、強度等を発揮することが
できる。尚、密度が0.025g/cm3 未満の場合に
は、柔軟になりすぎてしまい根太との密着性は良いが強
度が低下し、特に0.005g/cm3 未満になると強
度が劣る。一方、密度が0.050g/cm3 を超える
場合には、柔軟性に劣るため密着性が低下する。
【0036】本発明において用いる発泡体は、初期圧縮
弾性率が0.1kg/cm2 以上〜40kg/cm2
下に形成される。又、発泡体を成形する際に発泡体の外
表面はスキン層が形成され、切り込みの反対側に設けら
れているスキン層はヒンジとして機能するが、発泡体の
基材樹脂としてポリプロピレン系樹脂を使用した場合に
は、ポリマー自体がヒンジ性に優れるため特にスキン層
がなくてもよい。例えば所定厚みよりも厚く成形した発
泡体を厚み方向からスライスして所定厚みの複数の発泡
体を得た場合、この発泡体の切断面にはスキン層が存在
しないが、ポリプロピレン系樹脂の発泡体の場合はスキ
ン層のない面でもヒンジ性の機能は得られる。
【0037】本発明の断熱材は、上記のように形成した
発泡体の所定位置に、通常カッター等で切り込みを入れ
て各スリットを形成することで得られる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の床用断熱材
は、断熱材を分割するためのスリットを特定の位置に設
けたことにより、該スリットに沿って発泡体を容易に分
割して際根太間距離にマッチした幅寸法の断熱材が容易
に得られるため、従来のように、幅寸法の異なる際根太
専用の断熱材を準備する必要がなく、本発明の断熱材を
1種類準備するだけで、軸組工法の住宅の床の断熱施工
を行うことが可能であり、断熱材の分割はスリットに沿
って行えばよいため施工性が低下せず、しかも寸法精度
に優れたものが得られ、施工性及び断熱性にも優れる。
【0039】本発明の床用断熱材において断熱材の幅方
向の一方の端部付近に断熱材の長手方向に沿って微調整
用の切り込みを設けた場合には、断熱材の微調整を容易
に行うことができるため、根太間の距離が設計値よりも
小さく形成されていた場合であっても圧挿を容易に行う
ことができる。
【0040】本発明の床用断熱材において断熱材の幅方
向の一方の端部とスリットPとの間に断熱材の長手方向
に沿ってスリットQを設けた場合には、断熱材を該スリ
ットから折り曲げることで根太間への圧挿を更に容易に
行うことができる。
【0041】本発明の床用断熱材において断熱材の長手
方向の両端部近傍に断熱材の幅方向にそって端部折り返
し用のスリットSを設けた場合には、両端部を折り返す
ことで幅方向の中央部が浮き上がり圧挿不良となるのを
確実に防止でき、更に断熱材の厚みを床根太の厚みと同
じにしなくとも(半分程度の厚みでも)断熱材と床下地
材等との間に空間ができないようにすることが可能とな
り、断熱材の断熱性能を効果的に引き出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床用断熱材の1例を示す外観斜視図で
ある。
【図2】本発明の床用断熱材の使用状態を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の床用断熱材の態様を示す幅方向断面図
である。
【図4】本発明の床用断熱材の他の例を示し、(カ)は
平面図、(キ)は側面図、(ク)は長手方向両端部を折
り曲げた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・床用断熱材 6・・・折り返し部 10・・・大引き 11・・・際根太 12・・・中間の根太 A・・・標準根太間距離 B・・・際根太間距離 D・・・標準根太幅 a・・・断熱材の幅寸法 b・・・際根太用の断熱材の幅寸法 P、Q、R、S、T・・・スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/76 - 1/80 E04F 15/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準根太幅が40〔mm〕、標準根太間
    距離がA〔mm〕の木造軸組建築物の根太間に圧挿され
    る合成樹脂の板状軟質発泡体からなる床用断熱材であっ
    て、断熱材の幅寸法をa〔mm〕とした場合、断熱材の
    幅方向の一方の側の端部からb〔mm〕の距離に断熱材
    の長手方向に沿って幅のない切り込みから成るスリット
    Pが設けられ、a=A+(0.5〜15)、b=(A−
    72.5)+(0.5〜15)であることを特徴とする
    木造建築物の床用断熱材。
  2. 【請求項2】 標準根太幅が45〔mm〕、標準根太間
    距離がA〔mm〕の木造軸組建築物の根太間に圧挿され
    る合成樹脂の板状軟質発泡体からなる床用断熱材であっ
    て、断熱材の幅寸法をa〔mm〕とした場合、断熱材の
    幅方向の一方の側の端部からb〔mm〕の距離に断熱材
    の長手方向に沿って幅のない切り込みから成るスリット
    Pが設けられ、a=A+(0.5〜15)、b=(A−
    75)+(0.5〜15)であることを特徴とする木造
    建築物の床用断熱材。
  3. 【請求項3】 断熱材の幅方向の一方の端部付近に、断
    熱材の長手方向に沿ってスリットQが設けられている請
    求項1又は2記載の木造建築物の床用断熱材。
  4. 【請求項4】 スリットPと断熱材の幅方向の一方の端
    部との間に断熱材の長手方向に沿ってスリットRが設け
    られている請求項1、2又は3記載の木造建築物の床用
    断熱材。
  5. 【請求項5】 断熱材の長手方向の両端部近傍に、断熱
    材の幅方向に沿ってスリットSが設けられている請求項
    1、2、3又は4記載の木造建築物の床用断熱材。
  6. 【請求項6】 断熱材の幅方向の他方の側の端部よりb
    〔mm〕の距離に、断熱材の長手方向に沿ってスリット
    Tが設けられている請求項1、2、3、4又は5記載の
    木造建築物の床用断熱材。
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