JPH07292797A - スペーサー一体型断熱材 - Google Patents

スペーサー一体型断熱材

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JPH07292797A
JPH07292797A JP10907594A JP10907594A JPH07292797A JP H07292797 A JPH07292797 A JP H07292797A JP 10907594 A JP10907594 A JP 10907594A JP 10907594 A JP10907594 A JP 10907594A JP H07292797 A JPH07292797 A JP H07292797A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
spacer
joists
surface side
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JP10907594A
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English (en)
Inventor
Takaaki Eguchi
孝明 江口
Yoshimi Sudo
好美 須藤
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JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 木造建築物の床の根太間に圧挿される合成樹
脂の軟質発泡体からなる断熱材であり、板状に形成され
た断熱材本体4と該断熱材本体4の裏面側に設けられた
スペーサー用突起2とからなり、上記断熱材本体4の表
面側にスペーサー用突起2を収納する凹部3が設けら
れ、断熱材本体4とスペーサー用突起3が一体に形成さ
れているスペーサー一体型断熱材1。 【効果】 別部材のスペーサーを断熱材の下にセットす
る作業が不用であり、スペーサーを準備する手間も不用
であり断熱材施工の作業性が向上する。更に、断熱材と
スペーサーとが一体に成形されているため形状の寸法精
度が良好であり、床板等の内装材との断熱材が良くフィ
ットして、内装材と断熱材との間を隙間なく施工可能で
あり、優れた断熱性能を発揮できる。又、断熱材を運搬
や保管する際に積み重ねた場合、スペーサー用突起は凹
部に収納されるため、嵩張らない。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、建築物の床の根太間に圧挿配設
される断熱材に関し、合成樹脂製の軟質発泡体からな
る、断熱性に優れたスペーサー一体型断熱材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築物の床の断熱施工方法と
して、大引きの上に設けられた根太と根太との間に断熱
材を配設し、その上を床板で覆って床の断熱を行う方法
が広く用いられている。上記の断熱材として、例えば実
公昭63−10010号公報や実公昭63−43290
号公報等に記載されているように、柔軟性と弾性とを有
する軟質の板状発泡体に表面から裏面側に向けて裏面に
までは到らないが板の幅寸法を2分する切り込み(スリ
ット)を設け、断熱材の幅寸法を根太間内寸法に対して
若干大きく形成した軟質発泡体からなるものが公知であ
る。
【0003】軟質発泡体からなる断熱材を用いた床の断
熱施工は、例えば図8に示すように、大引き85と直交
するように該大引き85の上に設けられた根太86−8
6間に平板状の断熱材81を圧挿し、その上を床板87
で覆って施工されている。この場合、良好な断熱性を維
持するために、断熱材81の表面を根太86の上面と面
一にして床板87と断熱材81との間を密着させ、床板
87と断熱材81との間に空隙が形成しないように施工
される。軟質発泡体からなる平板状の断熱材81は、幅
寸法が、根太86と隣の根太86との間の距離(根太間
の内寸法)よりも若干大きく形成されているため、圧縮
して根太間に嵌め込まれた後は軟質発泡体の反発弾性に
より根太間に保持される。
【0004】軟質発泡体からなる断熱材は、一般に所定
の断熱効果を得るのに根太の高さと同じ厚みは必要な
く、根太の高さよりも厚みの薄いものが使用される。そ
のため、断熱材を根太間に圧挿する際、上から断熱材を
押し込み過ぎたり、根太間の寸法の誤差等により、断熱
材が根太の間から下方にずり落ちて断熱材と床板との間
に空隙が形成され断熱性が低下する虞れがある。そこ
で、断熱材のずり落ちを防止するために、従来は図8に
示す如く、大引き85と断熱材81との間に別部材のス
ペーサー82を入れて断熱材81の高さを調整して、断
熱材81と床板87がフィットするように施工していた
(特開平1−121433号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の別部材のスペーサを用いる方法は、断熱材に加えて
別部材のスペーサーを準備する必要があるため、資材管
理が非常に煩雑であり、更に断熱施工時に別部材のスペ
ーサーを断熱材の下に挿入するのに手間がかかり、断熱
施工の作業性が低下してしまう欠点があった。又、断熱
材の厚みを根太の高さに対し所定の厚みよりも厚いもの
を使用すれば、根太間から断熱材がずり落ちる虞れはな
いが、必要以上に断熱材の厚みを厚くするのは不経済で
あり、更に断熱材の厚みが厚くなると嵩高くなって運搬
や保管の際の取扱に不便である。
【0006】本発明は上記従来技術の欠点を解消するた
めのものであり、資材の管理が容易であって、更に施工
作業性が良好であり、根太間に断熱材を確実に保持して
優れた断熱性を与えることが可能な、スペーサー一体型
断熱材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明のスペーサー一体型断熱材は、合成樹脂の
軟質発泡体からなる断熱材であり、板状に形成された断
熱材本体と該断熱材本体の裏面側に設けられたスペーサ
ー用突起とからなり、上記断熱材本体の表面側にスペー
サー用突起が収納される凹部が形成され、断熱材本体と
スペーサー用突起とが一体に形成されていることを特徴
とする。(2)更に上記(1)のスペーサー一体型断熱
材において、断熱材の裏面側に断熱材の長手方向に沿っ
て溝状の切り込みPが設けられ、断熱材の幅寸法をa
〔mm〕とし、断熱材の幅方向の一方の側の端部から溝
状の切り込みまでの距離をb〔mm〕とした場合、a=
X+(0.5〜15)、b=(X−72.5)+(0.
5〜15)である、根太幅が40〔mm〕、根太間内寸
法がX〔mm〕の木造軸組建築物の根太間に用いられる
ように形成するのが好ましい。(3)上記(1)のスペ
ーサー一体型断熱材において、断熱材の裏面側に断熱材
の長手方向に沿って溝状の切り込みPが設けられ、断熱
材の幅寸法をa〔mm〕とし、断熱材の幅方向の一方の
側の端部から溝状の切り込みまでの距離をb〔mm〕と
した場合、a=X+(0.5〜15)、b=(A−7
5)+(0.5〜15)である、根太幅が45〔m
m〕、根太間内寸法がX〔mm〕の木造軸組建築物の根
太間に用いられるように形成するのが好ましい。(4)
上記(2)又は(3)のスペーサー一体型断熱材におい
て、断熱材の裏面側に断熱材の長手方向に沿って断熱材
の他方の側の端部からc〔mm〕の距離に溝状の切り込
みQが設けられ、c=bに形成するのが好ましい。尚、
本発明において、上記した根太幅及び根太間内寸法や、
後述する根太間隔、際根太間内寸法、根太の高さ、大引
きの間隔等の床寸法は全て設計値である。
【0008】以下、図面を用いて本発明を更に詳細に説
明する。図1は本発明のスペーサー一体型断熱材の1例
を示す外観斜視図であり、図2は図1に於けるA−A線
縦断面図であり、図3は溝状の切り込みの態様を示す断
熱材の部分断面図であり、図4は本発明のスペーサー一
体型断熱材を根太間に施工した状態を示す斜視図であ
り、図5は本発明のスペーサー一体型断熱材を施工後の
床構造を示す断面図であり、図6は本発明のスペーサー
一体型断熱材の施工方法の1例を示す説明図であり、図
7は本発明のスペーサー一体型断熱材を積層した状態を
長手方向から見た正面図である。
【0009】図1及び図2に示すように本発明のスペー
サー一体型断熱材1は、板状に形成された断熱材本体4
と該断熱材本体4の裏面側に設けられたスペーサー用突
起2とからなり、該スペーサー用突起2と上記断熱材本
体4とは一体に形成され、断熱材本体4の表面には、断
熱材を積層した場合に裏面側のスペーサー用突起2が収
納される凹部3が設けられている。
【0010】本発明のスペーサー一体型断熱材(以下、
単に断熱材と言うこともある)1のスペーサー用突起2
は、断熱材1の高さを根太の高さと略同じにするための
スペーサー機能を有し、断熱材本体4の厚みeとスペー
サー用突起2の高さfを加えた高さg(図2参照)が根
太6の高さGと略同じか、又は若干高くなるように形成
される(図5参照)か、又は若干低くなるように形成さ
れる。具体的には、床根太6の高さGに対して、断熱材
1の高さgは、(G−5)mm〜(G+10)mm程度
の範囲となるように形成するのが好ましく、より好まし
くは(G−2)mm〜(G+5)mmに形成される。断
熱材1の高さgを床根太6の高さGよりも低く形成した
場合は、床根太間へ断熱材を圧挿した後に該断熱材の上
に床下地やフローリングを形成する際、断熱材が邪魔に
ならず作業性が良好であり、上記の範囲内の寸法であれ
ば断熱性は低下しない。又、断熱材1の高さgを床根太
6の高さGよりも高く形成した場合は、床板を施工する
際、反発弾性によって床板を押圧する力が大きくなって
密着性が更に向上する。尚、この場合断熱材の上に床下
地やフローリングを形成する際、断熱発泡体を上から押
さえて若干圧縮する必要はあるが、上記の範囲内の寸法
であれば作業性の低下はない。又、図5に示す如く断熱
材1を施行した後に該断熱材の表面は床板7で覆われる
が、床板7はそのまま床仕上げ用として用いられる場合
と床下地として用いられる場合がある。例えば、畳敷き
の床の場合には図5に示す床板7の上には畳が敷かれ、
又、フローリングの床の場合には床板7を、そのそまま
フローリングとする場合と、床板7が床下地となり更に
床板7の上にフローリングを行う場合等がある。
【0011】断熱材本体4の厚みeは必要とされる床の
断熱性能に応じて決定されるが、好ましくは20mm〜
100mmに形成される。又、スペーサー用突起の高さ
fは、断熱材本体4の厚みeと根太の高さGに応じて決
められる。
【0012】本発明において、スペーサー用突起2の形
状は、大引き5の上で断熱材1の高さを一定に保持可能
な形状であればよく、例えば図1及び図2に示すよう
に、断熱材本体の裏面側の根太の上に載る位置に円柱状
の突起3個を間隔を設けて形成した形状や、図示しない
が、角柱状の突起を間隔を設けて複数設けたり、又大引
きの上に載る部分の幅方向に連続的に形成された1個の
角柱状の突起だけでもよい。又、図1に示す円柱状の突
起を2個又は中心部のみに1個設けただけでもよい。特
にクッション性という点からは、図1に示す如く円柱状
の突起を3個配設するのが好ましい。又、断熱材の裏面
に溝状の切り込みP又はQを設ける場合には、スペーサ
ー用突起2は切り込みP又はQを避けて設けるのが好ま
しい。
【0013】断熱材本体4の幅寸法aは、図4に示す根
太間内寸法Xに対して0.5mm〜15mm大きく形成
するのが好ましく、より好ましくは根太間内寸法Xに対
して2mm〜13mm大きく形成することである。一般
に木造軸組建築物の床において、上記の根太間内寸法X
は、263mm、258mm、320mm、315m
m、415mm、410mmの6種類である。
【0014】断熱材本体4の長さdは、900mm〜2
000mmに形成するのが好ましく、特に910mmも
しくは1820mmに形成するのが好ましい。これは、
図4に示すように大引き5とその隣の大引き5との中心
間距離(大引きの間隔)Zに対して、同じ長さになるよ
うに形成するか、若しくは大引きの間隔Zの2倍程度に
形成するのが、施工作業上合理的であり好ましく、通常
の木造建築物の大引きの間隔Zは910mmである。
【0015】断熱材本体4のスペーサー用突起2を設け
る位置は、断熱材1を根太6と根太6との間(根太間)
に施工した場合にスペーサー用突起2が大引き5の上に
載る位置であればよい。断熱材本体4の長さを図4に示
すように大引きの間隔Zと同じ長さに形成した場合、ス
ペーサー用突起2を設ける位置は、断熱材本体4の長手
方向の両端部付近であり、又、断熱材本体4の長さを大
引きの間隔Zの2倍に形成した場合には図1同様に長手
方向の両端部付近に設けても、特に図示しないが長手方
向の両端部と中心の位置の3箇所にスペーサー用突起2
を設けてもよい。又、断熱材本体4の表面側に設けられ
る凹部3は、断熱材1を順次積層した際にスペーサー用
突起2が該凹部3に対応する位置に設けられ、スペーサ
ー用突起2を収納した際にきつくない程度の大きさ及び
深さに形成すればよい。
【0016】本発明のスペーサー一体型断熱材におい
て、裏面側に設けられる溝状の切り込みは、切り込みP
のみ、又は切り込みPと切り込みQのように1本又は2
本設けることが好ましく、溝状の切り込みP、Qを設け
る位置は、例えば幅方向の略中心に1本設ける、幅
方向を3つに当分する位置に2本設ける、幅方向の一
方の端部から際根太間内寸法に対応した距離bの位置に
1本設ける。上記に更に幅方向の他方の端部から際
根太間内寸法に対応した距離c(c=b)に1本設け、
合計2本設ける。このように切り込みが2本程度であれ
ば断熱材の反発弾性等の物性に殆ど影響を与えないため
根太との密着力や断熱性を低下させない。溝状の切り込
みP、Qは、上記の位置に設けた場合、図6に示す
ように断熱材1を根太間6−6に圧挿する際に断熱材本
体4を曲げ易くする機能を有し根太間への圧挿が容易と
なる。又、切り込みP、Qを上記の位置に設けた場
合には、上記の圧挿容易となることに加え、切り込みか
ら切断することで際根太間へ圧挿可能な断熱材が得られ
る。
【0017】上記の切り込みP、Qを設ける位置は
幅方向の端部から際根太間内寸法Yに対応した距離b又
はcの位置であり、具体的には、根太幅と根太間内寸法
X〔mm〕に応じて決められる。通常、木造軸組建築物
の床の根太幅は40〔mm〕の場合と45〔mm〕の場
合がある。根太幅が40〔mm〕の場合、際根太間内寸
法Yは(X−72.5)となり、根太間に圧挿する断熱
材の幅寸法は根太間の内寸法に対して0.5〜15mm
大きく形成するのが好ましいため、幅方向の端部からス
リットPまでの際根太間内寸法に対応した距離bは、b
〔mm〕=(X−72.5)+(0.5〜15)であ
り、更に好ましい断熱材の幅寸法は、根太間内寸法に対
して2〜13mm大きく形成することであるから、b
〔mm〕=(X−72.5)+(2〜13)がより好ま
しい。同様に、根太幅が45〔mm〕の場合、際根太間
内寸法Yは(X−75)となるため、幅方向の端部から
スリットPまでの際根太間内寸法に対応した距離bはb
〔mm〕=(X−75)+(0.5〜15)であり、よ
り好ましくはb〔mm〕=(X−75)+(2〜13)
である。尚、切り込みP、Qを下記の幅のある切り込み
とした場合、スリットPQの位置は切り込みの幅の中心
を基準とする。
【0018】上記の切り込みP、Qの形状は幅のある切
り込みが好ましい。例えば図3(a)に示すように断面
がV字状や、同図(b)に示すような溝状や、同図
(c)に示すように溝の底の角にアールを設けた形状
等、任意の形状に形成することができる。溝状の切り込
みP、Qは特に図3(a)に示すような断面V字形状が
好ましい。図3に示す切り込みの幅Wは、1〜10mm
に形成するのが好ましい。又、切り込みは深さsを断熱
材本体1の厚みeの1/3以上の深さとし、残りの厚み
rを5mm以上となるように形成すると、作業中に不用
意に切り込みから切断されたり、積極的に行う切り込み
からの切断が困難になる等の不具合がない。
【0019】又、特に図示しないが、断熱材本体4の表
面側から断熱材の長手方向に沿って、断熱材を貫通しな
い幅のないスリット状の切り込みを、断熱材の幅方向の
中心付近に1本設けてもよく、スリット状の切り込みを
設けた場合、断熱材1が更に曲がり易くなって根太間へ
の断熱材の圧挿を更に容易に行うことができる 。
【0020】本発明のスペーサー一体型断熱材1を運搬
する際や保管しておく際、複数のスペーサー一体型断熱
材1を積層すると、図7に示すように、上側の断熱材の
裏面に設けられているスペーサー用突起2が、下側の断
熱材の表面の凹部3に収納され、突起のない板状軟質発
泡体を積層した場合と比べると、一番下の断熱材1のス
ペーサー用突起2の高さのみ高くなるだけで、従来の板
状の軟質発泡体を積層した状態と殆ど同じ高さに積層す
ることができる。
【0021】本発明のスペーサー一体型断熱材1は、平
板状の断熱材本体4とスペーサー用突起2とが合成樹脂
の軟質発泡体により一体に形成されている。上記の合成
樹脂の軟質発泡体とは、柔軟性を有し圧縮可能であり発
泡板を曲げた場合に破断や欠損し難く、断熱材の幅寸法
よりも小さい間隔の根太間に圧縮して挿入可能であっ
て、且つ反発弾性を有し根太間に圧挿した場合に断熱材
の端部と根太とが密着する性質を有するものであり、ポ
リオレフィン系樹脂或いはゴム成分を含有するポリスチ
レン系樹脂を用いるのが好ましい。又、軟質発泡体は押
出発泡成形或いはビーズ発泡成形のいずれの手段で成形
してもよいが、特にビーズ発泡成形体の方が全体に均一
な強度の発泡体が得られ、根太間で断熱材を長期間確実
に保持し良好な断熱性能を維持することができ、スペー
サー用突起2と凹部3とが一体に形成された所望の形状
の軟質発泡体を一度の成形によって得られるため、より
好ましい。ビーズ発泡成形体に対して押出発泡成形体の
場合、成形時に押出方向(長手方向)が該方向と直交す
る方向(幅方向)より強く引き延ばされることで幅方向
の強度がやや低下し、根太間に圧挿した後に経時的に反
発力が低下して根太間の保持が不十分となる虞れがあ
る。更に、押出発泡のみでスペーサー用突起2や凹部3
を一体に成形するのは非常に困難であり、板状に形成し
た発泡体に切削又は切断加工等を施すのは面倒である。
又、断熱材1の溝状の切り込みをビーズ成形と同時に形
成した場合、切り込みのない発泡体に後からカッター等
で切り込みを形成した場合の様に表皮がとり除かれて開
放気泡が露出することがないため、図6のように断熱材
1を曲げて根太間に挿入した後の戻り(形状復帰性)が
良好であり、根太間の密着力が良く良好な断熱性を維持
できる。又、このような点から、切り込みのない発泡体
に後から切り込みを入れる場合には、カッターではなく
熱刃を用いて開放気泡が形成されないようにするのが好
ましい。
【0022】本発明のスペーサー一体型断熱材を形成す
る合成樹脂の軟質発泡体に用いられる基材樹脂は、ポリ
オレフィン系樹脂の場合は、高密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、プロピレンと炭素数4〜8のα−オレフィンと
の共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合
体等から選択される1種、若しくは2種以上の混合物、
又はこれらを主成分とする共重合体、若しくは混合物を
挙げることができる。上記した基材樹脂のなかでも、プ
ロピレン成分が90〜99重量%、エチレン成分が1〜
10重量%のランダム共重合体が好ましい。これらのポ
リオレフィン系樹脂は無架橋のものであっても、架橋し
たものであっても良い。又、ポリオレフィン系樹脂にエ
チレン−プロピレンラバー、イソプレンゴム、ブタジエ
ンゴム等のゴム成分を25重量%程度まで混合してもよ
い。
【0023】又、ゴム成分を含有するポリスチレン系樹
脂は、基材樹脂にブレンド又は共重合によりゴム成分を
0.5〜20重量%含有せしめたものが用いられる。上
記の基材樹脂としては、スチレン、メチルスチレン、ジ
メチルスチレン等のスチレン系ビニルモノマーを主構成
単位とする重合体や、更に他のモノマー、例えばアクリ
ル酸、メタクリル酸もしくはこれらのエステル、アクリ
ロニトリル、アクリルアミド、メタクリルニトリル、無
水マレイン酸と共重合体したもの等が挙げられる。一方
ゴム成分は、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリエチレン等をブレ
ンドしたり、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等
のモノマー又はオリゴマーを上記の基材樹脂を構成する
モノマー(他のモノマーも含めて)を所定の重量比で共
重合して用いる。
【0024】上記の基材樹脂には水酸化マグネシウム、
炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー等の無機物を
5〜40重量%混合したものを用いても良く、これによ
って建材用として重要な準不燃性、耐熱性を向上させる
ことができる。また、上記基材樹脂には臭素系化合物や
リン系化合物等の難燃剤を3〜15重量%加えることが
好ましい。
【0025】ビーズ発泡成形により発泡体を製造するに
は、例えば基材樹脂に必要に応じ各種添加剤等を含有せ
しめた混合物から発泡粒子を製造し、該発泡粒子を断熱
材の所定形状に形成した閉鎖し得るが密閉し得ない成型
用の金型内に充填し、発泡粒子間の空隙を埋め発泡粒子
どうしが融着可能な温度の水蒸気により発泡粒子を加熱
して粒子相互を融着せしめ、しかる後冷却することによ
って型通りに成形された発泡体が得られる。発泡粒子に
は必要に応じて無機ガス又は無機ガスと揮発性発泡剤と
の混合ガスにより加圧熟成して粒子内に所定の内圧を付
与することもある。
【0026】発泡粒子の製造には例えば次の〜等の
手段が用いられる。基材樹脂を押出機で溶融混練した
後、ストランド状に押し出し、次いで冷却後、適宜長さ
に切断するか、或いは適宜長さに切断後、冷却する等の
手段で先ずペレット状の樹脂粒子を製造し、得られた樹
脂粒子を密閉容器内で発泡剤の存在下で水等の分散媒に
分散させ、該樹脂粒子の軟化温度以上の温度に加熱して
樹脂粒子内に発泡剤を含浸させ、しかる後容器の一端を
開放し、容器内圧力を発泡剤の蒸気圧以上の圧力に保持
しながら樹脂粒子と水とを同時に容器内よりも低圧の雰
囲気下(通常は大気圧下)に放出して樹脂粒子を発泡せ
しめて発泡粒子を製造する方法、ゴムを含有するポリ
スチレン系樹脂の場合には、a)モノマーをオートクレ
ーブで重合する際に発泡剤を添加して重合し発泡剤を含
有する球状の樹脂粒子を形成し、該樹脂粒子を未発泡の
状態でオートクレーブから取り出し蒸気等で樹脂粒子を
加熱して発泡させて予備発泡粒子を得る、b)モノマー
を重合して球状の樹脂粒子を得た後、該樹脂粒子にオー
トクレーブ内で発泡剤を含浸した後未発泡の状態で発泡
剤を含有する樹脂粒子をオートクレーブから取り出し蒸
気で加熱して発泡させて予備発泡粒子を得る方法等、
更に高発泡倍率の発泡粒子を得る場合には上記の発泡剤
含浸と発泡工程を複数回繰り返して行う(多段発泡)。
特にポリオレフィン系樹脂を基材樹脂として使用した場
合には上記の手段を用いると高発泡倍率の粒子が容易に
得られる。尚、ポリスチレン系樹脂の場合には1段発泡
でも高発泡倍率の発泡粒子が容易に得られる。発泡粒
子を製造するための基材樹脂は、前述したように無架橋
のものであっても架橋したものであっても良いが、架橋
ポリオレフィン系樹脂の発泡粒子を製造する場合には、
無架橋の樹脂で上記樹脂粒子を製造し該樹脂粒子に適宜
手段を施して架橋樹脂粒子とし、これを発泡せしめて架
橋樹脂の発泡粒子を得る。
【0027】樹脂粒子を発泡させるための発泡剤として
は、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロブ
タン、シクロヘキサン、トリクロロフロロメタン、ジク
ロロジフロロメタン、クロロフロロメタン、トリフロロ
メタン、1,2,2,2 −テトラフロロエタン、 1−クロロ−
1,1 −ジフロロエタン、1,1 −ジフロロエタン、 1−ク
ロロ−1,2,2,2 −テトラフロロエタン等の揮発性発泡剤
や、窒素、二酸化炭素、アルゴン、空気等の無機ガス系
発泡剤を用いることができる。なかでもオゾン層の破壊
がなく且つ安価な無機ガス系発泡剤が好ましく、特に窒
素、空気、二酸化炭素を主成分とするものが好ましい。
また、揮発性発泡剤と無機ガス系発泡剤の混合発泡剤も
樹脂粒子の発泡倍率制御の容易さの点で好ましい。更
に、発泡剤の使用量は、通常樹脂粒子100重量部当
り、2〜50重量部であり、窒素、空気を発泡剤として
使用する場合は20〜60kgf/cm2 ・Gの圧力範
囲内で容器内に圧入されるものとし、これら発泡剤の使
用量は得ようとする発泡粒子の発泡倍率と発泡温度との
関係で適宜選定される。樹脂粒子を分散させるための分
散媒としては、樹脂粒子を溶解しないものであれば良
く、このような分散媒としては例えば水、エチレングリ
コール、グリセリン、メタノール、エタノール等が挙げ
られるが、通常は水が使用される。
【0028】このような手段において、樹脂粒子を分散
媒に分散せしめて発泡温度に加熱するに際し、樹脂粒子
相互の融着を防止するために融着防止剤を用いることが
できる。融着防止剤としては水等に溶解せず、加熱によ
って溶融しないものであれば無機系、有機系を問わず使
用可能であるが、一般には無機系のものが好ましい。無
機系の融着防止剤としては、カオリン、タルク、マイ
カ、酸化アルミニウム、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム等の粉体が好適である。また、分散助剤としてドデシ
ルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリ
ウム等のアニオン系界面活性剤を好適に使用することも
できる。尚、上記融着防止剤としては平均粒径0.001
〜100μm、特に0.001〜30μmのものが好まし
く、融着防止剤の添加量は樹脂粒子100重量部に対
し、通常は0.01〜10重量部が好ましい。また、界面
活性剤は樹脂粒子100重量部当たり、通常0.001〜
5重量部添加することが好ましい。
【0029】また、樹脂粒子と分散媒とを容器内より低
圧の雰囲気下に放出して発泡せしめるときの発泡温度
は、一般に使用する樹脂の種類(架橋されているか否か
も含む)や、発泡剤の種類と使用量とで異なるが、一例
を示すと、樹脂として無架橋のポリオレフィン系樹脂粒
子を用い、発泡剤として無機ガス系のものを使用する場
合は、当該樹脂の融点−5℃以上で融点+15℃以下、
特に融点−3℃以上で融点+10℃以下であるのが好ま
しい。また、架橋ポリオレフィン系樹脂粒子を無機ガス
系発泡剤及び/又は有機揮発性発泡剤を使用して発泡さ
せる場合は、架橋前の融点以上で、その融点+80℃以
下であるのが好ましい。更に、発泡温度にまで加熱する
際の昇温温度は1〜10℃/分、特に2〜5℃/分であ
るのが好ましい。尚、発泡性の樹脂粒子と分散媒とを容
器内より放出する雰囲気は、容器より低圧であればよい
が、通常は大気圧下である。また、上述の樹脂の融点と
は示差走査熱量計によってサンプル約3〜6mgを10
℃/分の昇温速度で220℃まで加熱し、その後10℃
/分の降温速度で約50℃まで冷却し、再度10℃/分
の速度で220℃まで昇温した時に得られるDSC曲線
における吸熱ピーク(固有ピーク)の頂点の温度であ
る。
【0030】本発明の断熱材1に用いられる軟質発泡体
の密度は、基材樹脂の種類等に応じて適宜選択される
が、通常0.005g/cm3 〜0.050g/cm3
であり、より好ましくは0.007g/cm3 〜0.0
15g/cm3 である。この範囲であれば柔軟性と強度
共に良好である。尚、密度が0.005g/cm3 未満
になると強度が劣る。一方、密度が0.050g/cm
3 を超える場合には、柔軟性が低下して密着性が劣る。
【0031】
【実施例】実施例1〜6は、エチレン3重量%のエチレ
ンプロピレンランダム共重合体からなる予備発泡粒子を
ビーズ発泡成形して、裏面側に直径15mmの円柱状の
スペーサー用突起を長手方向両端部に3個ずつ設け、表
面側の上記突起に対応する位置に凹部を設けた図1及び
図2に示す形状の下記表1に示す寸法の発泡成形体を
得、更に該発泡成形体の裏面側に表1に示す位置に切り
込みPとQを設けてスペーサー一体型断熱材を得た。更
に実施例1〜6のスペーサー一体型断熱材を、各々表1
に示す床寸法の木造軸組建築物の床の断熱材として施行
したところ、根太間への施工が容易であり、更に切り込
みを切断して際根太間に容易に施工することができ、施
工後の床板との密着性に優れ断熱性も良好なものであっ
た。尚、表1の単位は全て〔mm〕である。
【0032】
【表1】 ※1:根太の中心間の距離
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスペーサ
ー一体型断熱材は、スぺーサー用突起を断熱材本体と一
体に設けた構成を採用したことにより、従来の別部材の
スペーサーを用いる断熱材と比較して、断熱材の下にス
ペーサーをセットする作業や別体のスペーサーを準備す
る手間が不用であり、断熱材施工の作業性が向上する。
更に、断熱材とスペーサーとが一体に成形されているた
め、形状の寸法精度が良好であり内装材と良くフィット
し、内装材と断熱材との間を隙間なく施工して更に優れ
た断熱性能を発揮できる。更に、表面側にスペーサー用
の突起が収納される凹部が設けられているため、断熱材
を積層した場合に突起のない平板状の断熱材を収納した
場合と殆ど同じ高さであり、従来の突起のない断熱材と
略同じスペースに収納することができ、スペーサー一体
型断熱材であるにも係わらず保管や運搬の際に嵩張らな
い。
【0034】又、本発明のスペーサー一体型断熱材にお
いて、断熱材の裏面側に断熱材の長手方向に沿って溝状
の切り込みを特定の位置に設けた場合、断熱材が溝状の
切り込みから折り曲げ易くなるため、支持枠体間に圧挿
する場合に圧挿が更に容易になって作業性が向上する。
特に、該切り込みから断熱材を切断することで、容易に
際根太間内寸法にマッチした幅寸法の断熱材が得られ、
際根太間施行用の断熱材を別に準備する必要がなく、資
材の管理や施工作業の作業性が優れた断熱材が得られ
る。又、切り込みから切断後の断熱材は、幅寸法の正確
なものが得られるために圧挿後の床根太との密着性が良
好であり断熱性に優れる。
【0035】更に、切り込みPに加え断熱材の他方の端
部からも上記bと同じ距離cの位置に切り込みQを設け
た場合には、際根太間用に断熱材を切断する場合に、ど
ちらの切り込みから切断してもよいため作業性が良好と
なる。又、切断後の際根太間用の断熱材にも切り込みが
1本残っているために、際根太間への断熱材の圧挿も容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペーサー一体型断熱材の1例を示す
外観斜視図である。
【図2】図1に於けるA−A線縦断面図である。
【図3】溝状の切り込みの態様を示す断熱材の部分断面
図である。
【図4】本発明のスペーサー一体型断熱材を根太間に施
工した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明のスペーサー一体型断熱材を施工した後
の床構造を示す断面図である。
【図6】本発明のスペーサー一体型断熱材の施工方法の
1例を示す説明図である。
【図7】本発明のスペーサー一体型断熱材を積層した状
態を長手方向から見た正面図である。
【図8】従来の断熱材を使用した施工例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 スペーサー一体型断熱材 2 スペーサー用突起 3 スペーサー用突起を収納するための凹部 4 断熱材本体 5 大引き 6 根太 8 際根太 P、Q 溝状の切り込み a 断熱材の幅寸法 b 断熱材の幅方向の一方の端部から切り込みPまでの
距離 c 断熱材の幅方向の他方の端部から切り込みQまでの
距離 d 断熱材の長さ e 断熱材本体の厚み f スペーサー用突起の高さ g 断熱材の高さ G 根太の高さ Z 大引き間の中心距離 X 根太間内寸法 Y 際根太間内寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂の軟質発泡体からなる断熱材で
    あり、板状に形成された断熱材本体と該断熱材本体の裏
    面側に設けられたスペーサー用突起とからなり、上記断
    熱材本体の表面側にスペーサー用突起が収納される凹部
    が形成され、断熱材本体とスペーサー用突起とが一体に
    形成されていることを特徴とするスペーサー一体型断熱
    材。
  2. 【請求項2】 断熱材の裏面側に断熱材の長手方向に沿
    って溝状の切り込みPが設けられ、断熱材の幅寸法をa
    〔mm〕とし、断熱材の幅方向の一方の側の端部から溝
    状の切り込みまでの距離をb〔mm〕とした場合、a=
    X+(0.5〜15)、b=(X−72.5)+(0.
    5〜15)である、根太幅が40〔mm〕、根太間内寸
    法がX〔mm〕の木造軸組建築物の根太間に用いられる
    請求項1記載のスペーサー一体型断熱材。
  3. 【請求項3】 断熱材の裏面側に断熱材の長手方向に沿
    って溝状の切り込みPが設けられ、断熱材の幅寸法をa
    〔mm〕とし、断熱材の幅方向の一方の側の端部から溝
    状の切り込みまでの距離をb〔mm〕とした場合、a=
    X+(0.5〜15)、b=(X−75)+(0.5〜
    15)である、根太幅が45〔mm〕、根太間内寸法が
    X〔mm〕の木造軸組建築物の根太間に用いられる請求
    項1記載のスペーサー一体型断熱材。
  4. 【請求項4】 断熱材の裏面側に断熱材の長手方向に沿
    って断熱材の他方の側の端部からc〔mm〕の距離に溝
    状の切り込みQが設けられ、c=bである請求項2又は
    3記載のスペーサー一体型断熱材。
JP10907594A 1994-04-25 1994-04-25 スペーサー一体型断熱材 Pending JPH07292797A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10110483A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Sekisui Plastics Co Ltd 建築用断熱材
JP2017535702A (ja) * 2014-11-28 2017-11-30 サン−ゴバン イゾベール 断熱システム及びキット並びにその設置方法

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JPH10110483A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Sekisui Plastics Co Ltd 建築用断熱材
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