JP2005239028A - 航空機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 荷物を容易に収納でき、乗客にとっての身体的負荷を軽減することのできる航空機を提供することを目的とする。
【解決手段】 座席20の下方の床12に凹部40を形成し、この凹部40に、箱状の荷物100を、その最大長さを有する辺aを縦にした状態で入れたとき、座席20の座面22の下方に荷物100が完全に収まる構成とした。また、この凹部40には、荷物100を2個並べて入れられるような寸法に設定することもできる。このとき、必要に応じ、凹部40に対し荷物100を出し入れできるよう、座面22を跳ね上げ可能とするのが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の座席を備えた航空機に関する。
旅客用の航空機では、図6に示すように、乗客の手荷物は、機体1内の通路2の両側において、座席3の上方に設けられた扉付の荷棚4に収納するようになっている。
しかしながら、重い手荷物を持ち上げ、上方の荷棚4に収納するのは、乗客にとって身体的負荷が高い。また、荷棚4に手荷物を出し入れする際には、その乗客が通路2に立った状態となるため、通路2を塞ぎ、乗客の航空機への乗降が滞る原因ともなっている。
これに対し、例えば自動車等においては、座席の下方に物入れを設けたり、座面を持ち上げることでその下方に荷物が収容できたり、床下に収納ボックスを設ける等、様々な工夫がなされている(例えば、特許文献1〜3参照。)。しかし、これらは、いずれも小物類を収納することを想定したものである。
旅客用の航空機の場合、三辺合計で最大115cmまでの大きさの手荷物の機内持ち込みが認められている。近年、これに対応し、厚さ9〜11インチ(約229〜280mm)、高さ22インチ(約559mm)程度の大きさのラゲッジバッグが多く用いられている。このような大きさのラゲッジバッグは、特許文献1〜3に示されるような収納スペースに対して大きい。このため、特許文献1〜3に示されるような構成を航空機にそのまま適用しても、大きなラゲッジバッグを収納することは実質的に不可能である。
このように、特に、大きな手荷物が持ち込まれることの多い航空機の場合、図6に示したような荷棚4以外に、荷物収納スペースを確保するのが困難であるのが実情である。その結果、荷棚4に手荷物を収納することに起因する、乗客にとって身体的負荷が高い、乗客の航空機への乗降が滞るといった問題を解決するのは非常に難しい。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、荷物を容易に収納でき、乗客にとっての身体的負荷を軽減することのできる航空機を提供することを目的とする。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、荷物を容易に収納でき、乗客にとっての身体的負荷を軽減することのできる航空機を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の航空機は、機体内の床上に前後に間隔を隔てて複数設けられた座席と、座席の下方に形成された、座席と床の隙間よりも大きな寸法を有した略箱状の荷物を収容できる荷物収容部と、を備えたものである。そして、荷物収容部は、座席の下方の床に凹部が形成され、凹部に、荷物の寸法が最も長い方向を床に直交させた状態で、荷物の下部が収められるようになっており、さらに座席は、荷物収容部に荷物を出し入れするため、座面が上方に跳ね上げ可能となっていることを特徴とする。
このようにすれば、座席と床の隙間よりも大きな寸法を有した略箱状の荷物であっても、荷物の寸法が最も長い方向を床に直交させた状態で、その下部を凹部に収めることで、座席の下方に収納することができる。
この場合、荷物収容部は、荷物の寸法が最も短い方向を、機体の前後方向に位置させた状態で荷物を凹部に収めることもできるし、荷物の寸法が最も短い方向を、機体の幅方向に位置させた状態で荷物を凹部に収めることもできる。
また、座席の下方にて、凹部の後方側に、座席と床の隙間を防ぐ仕切り部材を配設しても良い。
航空機の機体は、断面が円形、楕円形、二次曲線状等とされ、下方に行くにしたがい機体幅が小さくなる。したがって、互いに隣接する2以上の座席の下方に形成された凹部は、機体の内壁面に干渉しないよう、機体の中央側にオフセットして形成するのが好ましい。
このようにすれば、座席と床の隙間よりも大きな寸法を有した略箱状の荷物であっても、荷物の寸法が最も長い方向を床に直交させた状態で、その下部を凹部に収めることで、座席の下方に収納することができる。
この場合、荷物収容部は、荷物の寸法が最も短い方向を、機体の前後方向に位置させた状態で荷物を凹部に収めることもできるし、荷物の寸法が最も短い方向を、機体の幅方向に位置させた状態で荷物を凹部に収めることもできる。
また、座席の下方にて、凹部の後方側に、座席と床の隙間を防ぐ仕切り部材を配設しても良い。
航空機の機体は、断面が円形、楕円形、二次曲線状等とされ、下方に行くにしたがい機体幅が小さくなる。したがって、互いに隣接する2以上の座席の下方に形成された凹部は、機体の内壁面に干渉しないよう、機体の中央側にオフセットして形成するのが好ましい。
また、本発明は、機体内の床上に前後に間隔を隔てて複数設けられた座席と、座席の下方に形成された、略箱状の荷物を収容できる荷物収容部と、を備え、荷物収容部は、床に凹部が形成され、荷物を収容できる収容ケースが、収容ケースに対し荷物を出し入れできる位置と、収容ケースが凹部内に収められる位置との間で移動可能に設けられ、収容ケースが凹部内に収められた位置では、収容ケース上と座席の隙間に他の荷物を搭載できることを特徴とする航空機として捉えることもできる。
この場合、収容ケースは、凹部内で昇降可能に設けることができる。また、収容ケースは、凹部内で、その一端側を中心として、収容ケースに荷物を出し入れするための開口部側を揺動可能に設けても良い。
この場合、収容ケースは、凹部内で昇降可能に設けることができる。また、収容ケースは、凹部内で、その一端側を中心として、収容ケースに荷物を出し入れするための開口部側を揺動可能に設けても良い。
本発明は、機体内の床上に前後に間隔を隔てて複数設けられた座席と、座席の下方に形成された、座席と床の隙間よりも大きな寸法を有した略箱状の荷物を収容できる荷物収容部と、を備え、荷物収容部は、座席の下方に、座席と床の間を前後に仕切る仕切り部材が設けられ、仕切り部材の前方に座席の乗客の荷物が収容され、仕切り部材の後方に後列の座席の乗客の荷物が収容されることを特徴とする航空機として捉えることもできる。
本発明によれば、座席の下方の空間を荷物収容部として利用することが可能となる。このように、座席の下方に荷物を収納するので、乗客にとっての身体的負荷が大幅に軽減され、また、少なくとも通路に面した座席以外は、通路を塞ぐことなく荷物の収納作業が行えるために、乗客の航空機への乗降をスムーズにすることができる。さらに、荷棚を廃止することも可能となり、そのようにすれば、圧迫感がなくなるので、乗客にとっての快適性が大幅に向上する。そして、これらの効果を得ることで、機体の外径を最小限に抑えることが可能となるので、機体の空気抵抗を抑制し、経済性に優れる航空機を実現することができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における航空機の構成を説明するための図である。
図1に示すように、本実施の形態における航空機10は、通常と同様、機体11内に、座席20が、前後に複数列並んで配置されている。
図1は、本実施の形態における航空機の構成を説明するための図である。
図1に示すように、本実施の形態における航空機10は、通常と同様、機体11内に、座席20が、前後に複数列並んで配置されている。
座席20は、機体11内の所定レベルに設けられた床12上に、ベース部材等(図示無し)を介し取り付けられている。座席20は、座面22に対し、背もたれ23が、座面22後端部に設けられたリンクを介し、リクライニング可能となっている。ここで、座席20は、通路13の片側に、例えば2席が隣接して設けられている。
このような座席20において、前列の座席20の座面22と床12との間の空間は、座席20を利用する乗客(人員)の手荷物を収容する荷物収容スペース(荷物収容部)30となっている。
このような座席20において、前列の座席20の座面22と床12との間の空間は、座席20を利用する乗客(人員)の手荷物を収容する荷物収容スペース(荷物収容部)30となっている。
この荷物収容スペース30には、各列の座席20の下方の床12に、凹部40が形成されている。この凹部40は、所定の大きさ(例えば三辺a,b,cが、最も長い辺a=24インチ(約610mm)、二番目に長い辺b=16インチ(約406mm)、最も短い辺c=10インチ(254mm)を有した箱状の荷物100を、その最大長さを有する辺aを縦にした状態(床12に直交させた状態)で凹部40に入れたとき、座席20の座面22の下方に荷物100が完全に収まるような深さdを有する。したがって、座面22の下面と床12との間隔をhとすると、
d>a−h
とする。
また、凹部40の幅wは、所定の大きさの荷物100を2個、辺aを縦にし、最も短い辺cを前後方向に向けた状態で凹部40に並べて入れられるような寸法に設定する。つまり、
w>2b
とする。
このとき、凹部40が、床12より下方のレベルにおいて、機体11の内壁面に干渉しないよう、凹部40は、通路13側にオフセットして形成するのが好ましい。
d>a−h
とする。
また、凹部40の幅wは、所定の大きさの荷物100を2個、辺aを縦にし、最も短い辺cを前後方向に向けた状態で凹部40に並べて入れられるような寸法に設定する。つまり、
w>2b
とする。
このとき、凹部40が、床12より下方のレベルにおいて、機体11の内壁面に干渉しないよう、凹部40は、通路13側にオフセットして形成するのが好ましい。
これにより、荷物収容スペース30には、荷物100を2個、並べた状態で凹部40に収納できる。また、凹部40には、1個の荷物100を、辺bを縦にした状態で収めることもできる(図1中、二点鎖線参照)。
このような凹部40には、荷物100が、略鉛直状態に収納されることになり、しかもその上方には座面22が覆いかぶさるように位置している。このため、荷物100を上方に出し入れするため、座面22を跳ね上げる構成が必要である。これには例えば、図1に示したように、座面22を、その後端部22aを中心として回転させることで跳ね上げる構造が採用できる。
凹部40の後方には、座面22と床12との隙間を塞ぐ塞ぎ板41が設けられている。これにより、乗客は、自らが着席する座席20の下方に形成された凹部40に、荷物100を収納する。そのとき、後列の座席は、塞ぎ板41により、塞ぎ板41より後方の座席20の下方の空間が確保できるので、ここに足を延ばし、リラックスした体勢をとることができる。また、塞ぎ板41を設けることにより、凹部40に収納された荷物100に足が接触することを防止でき、さらには凹部40に荷物100が収納されていないときに不用意に乗客の足が凹部40に入り込むことを防止できる。
以下に、荷物収容スペース30の他の複数の例を示す。
図2に示す例では、各列の座席20の下方の床12に、凹部50が形成されている。この凹部50は、荷物100を、その最大長さを有する辺aを縦にした状態で凹部50に入れたとき、座席20の座面22の下方に荷物100が完全に収まるような深さdを有する。したがって、座面22の下面と床12との間隔をhとすると、d>a−hとする。
また、凹部50の幅wは、所定の大きさの荷物100を2個、辺aを縦にし、最も短い辺cを機体11の幅方向に位置させた状態で凹部50に並べて入れられるような寸法に設定する。つまり、w>2cとする。
このとき、凹部50が、床12より下方のレベルにおいて機体11の内壁面に干渉しないよう、必要に応じ、凹部50は、通路13側にオフセットして形成するのが好ましい。
図2に示す例では、各列の座席20の下方の床12に、凹部50が形成されている。この凹部50は、荷物100を、その最大長さを有する辺aを縦にした状態で凹部50に入れたとき、座席20の座面22の下方に荷物100が完全に収まるような深さdを有する。したがって、座面22の下面と床12との間隔をhとすると、d>a−hとする。
また、凹部50の幅wは、所定の大きさの荷物100を2個、辺aを縦にし、最も短い辺cを機体11の幅方向に位置させた状態で凹部50に並べて入れられるような寸法に設定する。つまり、w>2cとする。
このとき、凹部50が、床12より下方のレベルにおいて機体11の内壁面に干渉しないよう、必要に応じ、凹部50は、通路13側にオフセットして形成するのが好ましい。
これによっても、荷物収容スペース30には、荷物100を2個、並べた状態で凹部50に収納できる。この場合、荷物収容スペース30に荷物100を収容しても、その両側に空間が形成されるので、後列の座席20に着席した乗客は、荷物100の側方に形成される空間に足を延ばし、リラックスした体勢をとることが可能である。
また、凹部50には、1個の荷物100を、辺aを縦にし、最も短い辺cを前後方向に向けた状態で収めることもできる。
また、凹部50には、1個の荷物100を、辺aを縦にし、最も短い辺cを前後方向に向けた状態で収めることもできる。
このような凹部50には、荷物100が、略鉛直状態に収納されることになり、しかもその上方には座面22が覆いかぶさるように位置している。このため、荷物100を上方に出し入れするため、座面22を跳ね上げる構成が必要である。これには例えば、図2に示したように、座面22を、その後端部22aを中心として回転させることで跳ね上げる構造が採用できる。
また、図3に示すように、座面22の幅方向中間部22bにおいて、座面22を側方に折り畳み可能とし、互いに隣接する二つの座席20、20の座面22、22を、その両側に跳ね上げるようにしても良い。
また、図3に示すように、座面22の幅方向中間部22bにおいて、座面22を側方に折り畳み可能とし、互いに隣接する二つの座席20、20の座面22、22を、その両側に跳ね上げるようにしても良い。
図4(a)、(b)に示す例では、各列の座席20の下方の床12に、凹部60が形成されている。この凹部60には、荷物100を、その最も短い辺cを縦方向に位置させた状態、つまり荷物100を横置きにした状態で収容できるケース(収容ケース)61が、上下方向に昇降可能に設けられている。ケース61を凹部60内で昇降させるには、例えば、その両側にX状のアーム(図示無し)を備え、このアームを、ワイヤーやレバー等を介して手動で操作したり、あるいはモータ等により電動で作動させたりすればよい。
ケース61は、荷物100を、その最も短い辺cを縦にし、最も長い辺aを機体11の幅方向にした状態で収められるような内部寸法を有し、後方側に開口部61aを有する。また、このケース61は、凹部60内で最も下方位置まで下降させた状態で、そのケース61と座面22との隙間sが、荷物100を横置きにして収納できるよう、その最も短い辺cの長さより大きくなるようにする(s>c)。
ケース61は、荷物100を、その最も短い辺cを縦にし、最も長い辺aを機体11の幅方向にした状態で収められるような内部寸法を有し、後方側に開口部61aを有する。また、このケース61は、凹部60内で最も下方位置まで下降させた状態で、そのケース61と座面22との隙間sが、荷物100を横置きにして収納できるよう、その最も短い辺cの長さより大きくなるようにする(s>c)。
これにより、座席20の下方に、荷物100を上下2段に収納できる。しかも、下段の荷物100は、ケース61に収容されるため、上段の荷物100の荷重によって潰れることもない。さらに、荷物100を1個のみ座席20の下方の荷物収容スペース30に収容する場合、これをケース61に収容し、ケース61を凹部60に下降させてしまえば、座席20に着席した乗客は足を延ばし、リラックスした体勢をとることもできる。
なお、ケース61は、下降した状態で、その上面が床12と略同レベルとなるまで下降させるようにしても良い。また、ケース61を上下方向にそのまま上下させるのではなく、例えば図4(c)に示すように、前端部61b側を中心として後端部61c側を旋回させ、ケース61を斜めにした状態で、ケース61に対して荷物100を出し入れすることもできる。
図5に示す例では、座席20の座面22の前後方向略中央部の位置に、座面22と床12との隙間を塞ぐ仕切り板(仕切り部材)70を設ける。そして、この仕切り板70の前方と後方に、それぞれ、荷物100を、その最も長い辺aを機体11の幅方向に位置させ、最も短い辺cを前後方向に向けた状態で収納するのである。
このとき、座面22と床12との隙間tは、荷物100の辺bの長さより大きくする(t>b)必要があるが、例えば辺bの長さが14インチ程度である場合、座面22を現状以上に上げると、座面22が高すぎることになるため、ここでは、座面22の厚さuを薄くするのが好ましい。
このとき、座面22と床12との隙間tは、荷物100の辺bの長さより大きくする(t>b)必要があるが、例えば辺bの長さが14インチ程度である場合、座面22を現状以上に上げると、座面22が高すぎることになるため、ここでは、座面22の厚さuを薄くするのが好ましい。
このようにして、座席20の下方に設けられた仕切り板70により、荷物収容スペース30が前後に区分されるので、仕切り板70の前方のスペースは、その列の座席20に着席する乗客が荷物100を収納し、仕切り板70の後方のスペースには、後列の座席20に着席する乗客が荷物100を収納するようにする。つまり、同じ列の座席20、20に着席する乗客は、一方は自らが着席する座席20の下方の荷物収容スペース30に荷物100を収容し、他方は前列の座席20の下方の荷物収容スペース30に荷物を収容する。
図1〜図5に示したような構成を採用することで、座席20の下方を荷物収容スペース30として用いることが可能となる。
その結果、荷物100を持ち上げる必要がなくなり、乗客にとっての身体的負荷が大幅に軽減される。また、少なくとも通路に面した座席20以外は、通路を塞ぐことなく荷物100の収納作業が行える(隣の座席20の位置に立てば荷物100を荷物収容スペース30に収納できる)ために、乗客の航空機10への乗降をスムーズに行うことが可能となり、乗降に要する時間を短縮化することも期待できる。
その結果、荷物100を持ち上げる必要がなくなり、乗客にとっての身体的負荷が大幅に軽減される。また、少なくとも通路に面した座席20以外は、通路を塞ぐことなく荷物100の収納作業が行える(隣の座席20の位置に立てば荷物100を荷物収容スペース30に収納できる)ために、乗客の航空機10への乗降をスムーズに行うことが可能となり、乗降に要する時間を短縮化することも期待できる。
なお、上記実施の形態では、従来通り荷棚80を設ける構成としてもよい。その場合、軽い荷物、小型の荷物等は荷棚80に収容し、重い荷物、大型の荷物は荷物収容スペース30に収容するようにできる。したがって、荷棚80を従来より小型化できる。さらに、荷棚80を廃止することも可能となる。すると、機体11内において、荷棚80による圧迫感が減少、あるいは無くなり、乗客にとっての快適性が大幅に向上する。このようにして、機体11の外径を従来以上に小さくすることも可能となり、機体11の空気抵抗を抑制し、経済性に優れる航空機10を実現することもできる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、構成の適宜の変更や追加、取捨選択を行うことは何ら問題ない。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、構成の適宜の変更や追加、取捨選択を行うことは何ら問題ない。
10…航空機、11…機体、12…床、13…通路、20…座席、22…座面、30…荷物収容スペース(荷物収容部)、40…凹部、41…塞ぎ板、50…凹部、60…凹部、61…ケース(収容ケース)、61a…開口部、70…仕切り板(仕切り部材)、100…荷物
Claims (9)
- 機体内の床上に前後に間隔を隔てて複数設けられた座席と、
前記座席の下方に形成された、前記座席と前記床の隙間よりも大きな寸法を有した略箱状の荷物を収容できる荷物収容部と、を備え、
前記荷物収容部は、前記座席の下方の前記床に凹部が形成され、前記凹部に、前記荷物の寸法が最も長い方向を前記床に直交させた状態で、前記荷物の下部が収められるようになっており、
前記座席は、前記荷物収容部に前記荷物を出し入れするため、座面が上方に跳ね上げ可能となっていることを特徴とする航空機。 - 前記座席の下方にて、前記凹部の後方側に、前記座席と前記床の隙間を防ぐ仕切り部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の航空機。
- 互いに隣接する2以上の前記座席の下方に形成された前記凹部は、前記機体の内壁面に干渉しないよう、前記機体の中央側にオフセットして形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の航空機。
- 前記荷物収容部は、前記荷物の寸法が最も短い方向を、前記機体の前後方向に位置させた状態で、前記荷物を前記凹部に収めることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の航空機。
- 前記荷物収容部は、前記荷物の寸法が最も短い方向を、前記機体の幅方向に位置させた状態で、前記荷物を前記凹部に収めることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の航空機。
- 機体内の床上に前後に間隔を隔てて複数設けられた座席と、
前記座席の下方に形成された、略箱状の荷物を収容できる荷物収容部と、を備え、
前記荷物収容部は、前記床に凹部が形成され、前記荷物を収容できる収容ケースが、前記収容ケースに対し前記荷物を出し入れできる位置と、前記収容ケースが前記凹部内に収められる位置との間で移動可能に設けられ、前記収容ケースが前記凹部内に収められた位置では、前記収容ケース上と前記座席の隙間に他の前記荷物を搭載できることを特徴とする航空機。 - 前記収容ケースは、前記凹部内で昇降可能に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の航空機。
- 前記収容ケースは、前記凹部内で、その一端側を中心として、前記収容ケースに前記荷物を出し入れするための開口部側が揺動可能に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の航空機。
- 機体内の床上に前後に間隔を隔てて複数設けられた座席と、
前記座席の下方に形成された、前記座席と前記床の隙間よりも大きな寸法を有した略箱状の荷物を収容できる荷物収容部と、を備え、
前記荷物収容部は、前記座席の下方に、前記座席と前記床の間を前後に仕切る仕切り部材が設けられ、前記仕切り部材の前方に前記座席の乗客の荷物が収容され、前記仕切り部材の後方に後列の座席の乗客の荷物が収容されることを特徴とする航空機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007013346A1 (de) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Airbus Deutschland Gmbh | Sitzanordnung für ein Flugzeug |
WO2008119698A1 (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-09 | Airbus Operations Gmbh | Under-floor system for an aircraft |
CN101636316B (zh) * | 2007-03-30 | 2013-12-25 | 空中客车营运有限公司 | 用于飞行器的地板下系统 |
-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004052956A patent/JP2005239028A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070501 |