JP2013006500A - ヘッドレストの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックを前倒ししてシートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、荷物の角がヘッドレストとシートバックの間の開口に嵌まり込むことを防ぐことができ、荷物を安定支持でき、高さ調整ノブを、シートバックを前倒した状態でも操作できるヘッドレストの支持構造を提供する。
【解決手段】シートバック12の上端部に嵌合凹部19が形成され、嵌合凹部19の底部19Tにステー挿入部22が形成され、ヘッドレスト13の左右一対のステーが左右一対のステー挿入部22に各別に挿入され、ヘッドレスト13は、シートバック12に高さ調節可能に支持されるとともに、下側ストローク端に位置した時に嵌合凹部19に嵌合し、嵌合凹部19の底部19Tの左右一対のステー挿入部22間に隆起部20が設けられ、ヘッドレスト13が下側ストローク端に位置した状態で、隆起部20の側面と嵌合凹部19の内側面との間に空間が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、
リアシートのシートバックの上端部に上側が開放した嵌合凹部が形成され、
前記嵌合凹部の底部に左右一対のステー挿入部が形成され、
ヘッドレストの本体部から下方に突出する左右一対のステーが前記左右一対のステー挿入部に各別に挿入され、
前記ヘッドレストは、前記シートバックに高さ調節可能に支持されるとともに、下側ストローク端に位置した時に前記嵌合凹部に嵌合するヘッドレストの支持構造に関する。
高さ調節可能なヘッドレストを備えた自動車用のリアシートでは、リアシートに乗員が着座していない場合、運転席からの後方視界をヘッドレストが妨げない様に、未使用時のヘッドレストをできるだけ低い位置に配置しておくのが好ましい。
また、リアシートのシートバックを前倒しして前記シートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、ヘッドレスト収納位置(ヘッドレストの下側ストローク端)が高いと、リアシートを前倒しした時のフロントシートの後方への移動可能量が少なくなってしまうという問題が生じる。
従って、前記ヘッドレストの前面の上下幅は、乗員の頭部を支えるのに充分な大きさとすることが望ましい一方で、下側ストローク端に位置したヘッドレストのシートバックの上端からの突出量は、できるだけ小さくすることが望ましいという相反する条件が求められる。
そこで従来では、例えば特許文献1に開示されているように、ヘッドレストの縦断面を逆L字状としてシートバックの上端部の前面にヘッドレストの下部が重なるようにすることにより、ヘッドレストの頭部支持面を上下に広く確保しながら、下側ストローク端に位置したヘッドレストのシートバックからの突出量を小さく抑える構造を採用している。
さらに突出量を抑えるため、シートバックの上端部に上側が開放した嵌合凹部を形成し、ヘッドレストを下側ストローク端に位置させた時にヘッドレストを嵌合凹部に嵌合させる構造も特許文献1には開示されている。
しかしながら、シートバックを前倒ししてシートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、ヘッドレストを嵌合凹部に完全に嵌りこんだ下側ストローク端に位置させておかないと、シートバックを前倒しした時に、ヘッドレストとシートバックとの間に開口が形成され、この開口に延長フロア面上の荷物の角部が嵌り込んだり、小物が開口に落下するという不具合が生じる虞がある。
特許文献2に開示されているように、シートバック上端の後面に前記開口を塞ぐ壁を設ける構造もあるが、この構造では、例えば、シートバックを前倒しした状態でヘッドレストが上側ストローク端、又は、上下両ストローク端の中間に位置していることに気付いた場合に次のような問題があった。
すなわち、ヘッドレストの上下方向の位置のロックを解除する高さ調整ノブは前記開口を塞ぐ壁よりもシート前面側のステー挿入部の開口周りに位置する。そのために、ヘッドレストの高さ調整ノブを操作しようとしても、前記開口を塞ぐ壁が邪魔になってヘッドレストの高さ調整ノブに手を入れることができず、シートバックをいちいち起こさなければならないという煩雑さがあった。
特開2007−082837号公報 特開2009−119013号公報
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、シートバックを前倒ししてシートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、前記延長フロア面に置いた荷物の角がヘッドレストとシートバックとの間の開口に嵌まり込むことや、小物が前記開口に落下することを防ぐことができるとともに、荷物を支える面積を増やすことができて荷物を安定支持することができ、しかも、ヘッドレストの上下方向の位置のロックを解除する高さ調整ノブを、シートバックを前倒した状態でも操作することができて、乗員の負担を軽減することができるヘッドレストの支持構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
リアシートのシートバックの上端部に上側が開放した嵌合凹部が形成され、
前記嵌合凹部の底部に左右一対のステー挿入部が形成され、
ヘッドレストの本体部から下方に突出する左右一対のステーが前記左右一対のステー挿入部に各別に挿入され、
前記ヘッドレストは、前記シートバックに高さ調節可能に支持されるとともに、下側ストローク端に位置した時に前記嵌合凹部に嵌合するヘッドレストの支持構造であって、
前記嵌合凹部の底部の左右一対のステー挿入部間に隆起部が設けられ、
前記ヘッドレストが前記下側ストローク端に位置した状態で、前記隆起部の幅方向の側面と前記嵌合凹部の内側面との間に空間が形成されている点にある。(請求項1)
前記嵌合凹部の底部の左右一対のステー挿入部間に隆起部が設けられているから、ヘッドレストを下側ストローク端に位置させた時のヘッドレストと嵌合凹部の内周面との間の開口の面積を少なくすることができる。
その結果、シートバックを前倒ししてシートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、前記延長フロア面に置いた荷物の角が前記開口に嵌まり込むことや、小物が前記開口に落下することを防ぐことができるとともに、荷物を支える面積を増やすことができて荷物を安定支持することができる。
前記ヘッドレストの上下方向の位置のロック機構をロック解除する高さ調整ノブは、通常、前記嵌合凹部の底部に形成されたステー挿入部の開口の周りに配置されている。
本発明の上記構成によれば、前記ヘッドレストが前記下側ストローク端に位置した状態で、前記隆起部の幅方向の側面と前記嵌合凹部の内側面との間に空間が形成されているから、シートバックを前倒ししてシートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、シートバックを前倒した状態でも前記高さ調整ノブを前記空間に手を入れて操作することができる。
従って、シートバックを前倒しした状態でヘッドレストが上側ストローク端、又は、上下両ストローク端の中間に位置していることに気付いた場合、高さ調整ノブの操作のためにシートバックをいちいち起こさなくても済み、乗員の負担を軽減することができる。
前記嵌合凹部の底部の全体を隆起させた構造(前記隆起部の両側も隆起させた構造)では、ヘッドレストの上端の高さ自体も上がってしまう為、シートバックを前倒しして折畳んだ時、前席のシートに対して突出量が増え、前席のシートをスライド機構により後退させた時に突出したヘッドレストと干渉し、充分なスライド量が得られなくなる為、ヘッドレストの上端を削らなくてはならなくなる。この場合、ヘッドレスト内部のステーの位置もウレタンの発泡時の肉厚を確保する為に下げなければならなくなる為、ヘッドレストの外形形状やヘッドレストのステーを新たな寸法のものに変更しなければならないが、本発明の上記構成によれば、前記嵌合凹部の底部の左右一対のステー挿入部間に隆起部が設けられており、左右一対のステー挿入部が位置する嵌合凹部の底部は隆起していないから、ヘッドレストの外形形状や内部のヘッドレストのステーを他の機種と共通で使うことができる。また、前記嵌合凹部の底部の全体を隆起させた構造では、後述のガイド部材を差込む図示しない角パイプがシートバックフレームに溶接されているが、ガイド部材が上に上がってしまうと、角パイプの高さ位置も変えなければならず、このようなシートバック側の変更を避けるためには、ガイド部材側の長さを延ばすなどの必要があるが、本発明の構造によれば、ガイド部材も変更する事無く、他の機種と共通で使用する事ができる。
一般にステー挿入部は、表皮材に形成した左右一対の孔に左右一対の筒状のガイド部材を各別に挿通させて形成されている。例えば、前記嵌合凹部の底部の左右一対のステー挿入部間に前記隆起部を備えない構造では、一方のガイド部材を表皮材の一方の孔に挿入した時に、表皮材に形成した他方の孔が前記一方のガイド部材に引っ張られてずれてしまうため、組み付け工程では、ガイド部材に引っ張られる方向とは逆方向に作業者が表皮材を引っ張った状態で、他方のガイド部材を前記孔に挿入する必要がある。
これに対して、本発明の上記構成によれば、前記嵌合凹部の底部の左右一対のステー挿入部間に隆起部が設けられているから、表皮材に形成した左右一対の孔に左右一対のガイド部材を各別に挿通させる際に、表皮材が前記一方のガイド部材に引っ張られる力を隆起部で受け止めて、表皮材が前記一方のガイド部材に引っ張られることを防ぐことができ、表皮材の孔へのガイド部材の挿通作業が容易になり、ガイド部材の組み付け作業が容易になる。(請求項1)
本発明において、
前記シートバックの背面と前記隆起部の背面とは段差なく連続していると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
シートバックを前倒ししてシートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、荷室のフロア面(荷物を載せる面)と前記延長フロア面(荷物を載せる面)とを平坦にすることができ、荷物をフロア面及び延長フロア面に安定して載置することができる。(請求項2)
本発明において、
前記隆起部のシート前方側の面は上側ほど前記隆起部の背面側に近づく第1傾斜面に構成され、
前記ヘッドレストが前記下側ストローク端に位置した時に前記第1傾斜面に重なる第2傾斜面が前記ヘッドレストの背部に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記隆起部のシート前方側の面は上側ほど前記隆起部の背面側に近づく第1傾斜面に構成され、ヘッドレストが前記下側ストローク端に位置した時に、ヘッドレストの背部に形成された第2傾斜面が前記嵌合凹部の隆起部の第1傾斜面に重なるから、ヘッドレストが前記下側ストローク端に位置した時に、前記第1傾斜面を介して隆起部がヘッドレストをしっかりと支え、乗員の頭部を安定して支持することができる。
本発明において、
前記隆起部はシートバックパッドに一体に成形されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
シートバックパッドの成形時に隆起部を成形することができるので工数を削減することができる。また、表皮材でシートバックパッドと隆起部を連続して覆うことにより、表皮材とシートバックパッドの一体感が得られ、自然な外観を与えることができる。(請求項4)
本発明において、
前記隆起部はシートバックパッドとは別体に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記隆起部を樹脂材などで形成することで、ヘッドレストに対する隆起部による支持剛性を高めことができるとともに、隆起部の設計の自由度を高めることができる。また、表皮材の縫製が容易になる。(請求項5)
本発明によれば、
シートバックを前倒ししてシートバックの背面を荷室の延長フロア面として利用する場合、前記延長フロア面に置いた荷物の角がヘッドレストとシートバックとの間の開口に嵌まり込むことや、小物が前記開口に落下することを防ぐことができるとともに、荷物を支える面積を増やすことができて荷物を安定支持することができ、しかも、ヘッドレストの上下方向の位置のロックを解除する高さ調整ノブを、シートバックを前倒した状態でも操作することができて、乗員の負担を軽減することができるヘッドレストの支持構造を提供することができた。
自動車用のフロントシートとリアシートを示す側面図(リアシートについては起立状態から前倒し状態に変更させる時の作用も示す) リアシートの分解斜視図 シートバックの斜視図 前倒ししたリアシートを背面側から見た斜視図 図3のA−A断面図 別実施形態を示す図であり、図3のA−A断面に対応する図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車のフロントシート1とリアシート10を示し、リアシート10については起立状態から前倒し状態に変更させる時の作用も示してある。
前記フロントシート1は、乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、乗員の背中を受け止め支持するシートバック3と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト4とから成り、レールを介して車両前後方向(シート前後方向)に位置変更自在にフロアに支持されている。
前記リアシート10は、乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション11と、乗員の背中を受け止め支持する前倒し自在なシートバック12と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト13とから成る。次に、本発明の特徴を有するリアシート10について説明する。
[リアシート10のシートクッション11の構造]
リアシート10のシートクッション11は、シートフレームと、シートフレームに支持されるシートクッションパッドと、シートクッションパッドを覆う表皮材とを備えている。
図1に示すように、このシートクッション11は、下側の横軸芯周りに揺動する揺動リンク機構15(図1には揺動リンク機構の前側のリンク部材を示してある)を介してフロアに支持され、前倒しされたシートバック12を受け止めた状態で、着座位置と着座位置の前下方の位置(リアシート10に着座した乗員の足元側の位置)とに位置変更自在に構成されている。前記乗員の足元側に位置したシートバック12の背面12Hは荷室の延長フロア面として利用される。
[リアシート10のヘッドレスト13の構造]
図2に示すように、ヘッドレスト13は、本体部13Aと、本体部13Aから下方に突出する左右一対のステー17とから成る。図5に示すように、本体部13Aは、ヘッドレストフレーム16と、ヘッドレストフレーム16に支持されるヘッドレストパッド13Pと、ヘッドレストパッド13Pを覆う表皮材13Qとを備えている。
ヘッドレストフレーム16は、シート前方側Frから見て上側が開放したコの字状のフレーム部18を備え、このフレーム部18の左右一対の縦フレーム部分18Tの上端部が、シート後方側Rr及び下方にU字状に折曲している。前記左右一対の縦フレーム部分18Tの折曲端部は本体部13Aの上部の背面(後述の第2傾斜面16M)近くに位置する。
そして、左右一対の縦フレーム部分18Tの折曲端部から下方に前記ヘッドレストステー17が直線状に延びている。ヘッドレストフレーム16とヘッドレストステー17は同一素材の丸パイプ材を折曲して一体に形成されている。ヘッドレスト13の構造については、後でさらに詳しく説明する。
[リアシート10のシートバック12の構造]
図2〜図4に示すように、リアシート10のシートバック12は、シートバックフレームと、シートバックフレームに支持されるシートバックパッド12P(図5参照)と、シートバックパッド12Pを覆う表皮材12Qとを備え、図3に示すように、シート幅方向で左右一対のサイドサポート部12Bと、左右一対のサイドサポート部12Bの間のセンターサポート部12Aとに区分けされている。サイドサポート部12Bはセンターサポート部12Aよりもシート前方側Frに少し隆起している(図3,図5参照)。
前記シートバック12の上端部には上側が開放した嵌合凹部19が形成されている。そして、前記左右一対のヘッドレストステー17を各別に挿入させる左右一対のステー挿入部22が嵌合凹部19の底部19Tに形成されている。嵌合凹部19の底部19Tの底面はシートバック12の上下方向に対してほぼ直交する。
[リアシート10のシートバック12によるヘッドレスト13の支持構造]
前記ステー挿入部22は、シートバックフレームに固着された樹脂製の縦筒状のガイド部材(図示せず)を備え、ヘッドレスト13の左右一対のヘッドレストステー17が前記左右一対のステー挿入部22に各別に挿入されている。
ヘッドレスト13は、シートバック12に高さ調節可能に支持され、図5に示すように、下側ストローク端に位置した時に、前記本体部13Aの上部の背部13Hがシートバック12の嵌合凹部19に嵌合するとともに、本体部13Aの下部の背部13Hが嵌合凹部19の下方のシートバック12の前面に重なる。すなわち、本体部13Aは、嵌合凹部19の下方のシートバック12の前面に重なる下部と、前記嵌合凹部19に嵌合する上部とから成る。
本体部13Aの上部は、縦断面において後ろ上方側ほど幅広に形成されている。本体部13Aの下部は縦断面において、前記上部よりも幅狭に、かつ、シートバックの上下方向に長く形成されている。
一方のステー挿入部22には、ヘッドレストステー17に設けられたた切込みに係合することによりヘッドレスト13の高さを維持可能なロック機構が設けられ、ロック機構をロック解除する高さ調整ノブがステー挿入部22の開口の周りに配設されている。前記ロック機構が両方のステー挿入部22に設けられていてもよい。
図3〜図5に示すように、前記嵌合凹部19の底部19Tの左右一対のステー挿入部22間に隆起部20が設けられ、ヘッドレスト13が前記下側ストローク端に位置した状態で、前記隆起部20の幅方向の側面20Sと前記嵌合凹部19の内側面19Sとの間に空間S(図4参照)が形成されている。
前記隆起部20はシートバックパッド12Pに一体に成形されている。これにより、シートバックパッド12Pの成形時に隆起部20を成形することができるので工数を削減することができる。また、表皮材12Qでシートバックパッド12Pと隆起部20を連続して覆うことにより、表皮材12Qでシートバックパッド12Pと隆起部20の一体感が得られ、自然な外観を与えることができる。
図4,図5に示すように、前記シートバック12の背面12Hと前記隆起部20の背面20Hとは段差なく連続している。これにより、シートバック12を前倒ししてシートバック12の背面12Hを荷室の延長フロア面として利用する場合、荷室のフロア面(荷物を載せる面)と前記延長フロア面(荷物を載せる面)とを平坦にすることができ、荷物をフロア面及び延長フロア面に安定して載置することができる。
前記隆起部20のシート前方側Frの面は上側ほど隆起部20の背面20H側に近づく第1傾斜面20Mに構成され、ヘッドレスト13が下側ストローク端に位置した時に前記第1傾斜面20Mに重なる第2傾斜面16Mが前記ヘッドレスト13の背部13Hに背面として形成されている。第1傾斜面20Mはシートバック12のセンターサポート部12Aの表側の面(前面)の上端に連続している。隆起部20の両側面20Sは下側ほど互いの間隔が広い傾斜面に形成されて、隆起部20がシート前後方向視で上方に向かって窄まる山形状に形成されている。前記嵌合凹部19の底面と隆起部20も表皮材12Qで覆われている。
上記の構成によれば、
(1) 前記嵌合凹部19の底部19Tの左右一対のステー挿入部22間に隆起部20が設けられているから、ヘッドレスト13を下側ストローク端に位置させた時の前記空間Sの開口の面積を少なくすることができる。
その結果、シートバック12を前倒ししてシートバック12の背面12Hを荷室の延長フロア面として利用する場合、前記延長フロア面に置いた荷物の角が前記開口に嵌まり込むことや、小物が前記開口に落下することを防ぐことができるとともに、荷物を支える面積を増やすことができて荷物を安定支持することができる。
また、前記ヘッドレスト13が下側ストローク端に位置した状態で、前記隆起部20の幅方向の側面20Sと嵌合凹部19の内側面19Sとの間に空間Sが形成されているから、シートバック12を前倒ししてシートバック12の背面12Hを荷室の延長フロア面として利用する場合、シートバック12を前倒した状態でも前記高さ調整ノブを前記空間Sに手を入れて操作することができる。
従って、シートバック12を前倒しした状態でヘッドレスト13が上側ストローク端、又は、上下両ストローク端の中間に位置していることに気付いた場合、高さ調整ノブの操作のためにシートバック12をいちいち起こさなくても済み、乗員の負担を軽減することができる。
前記嵌合凹部19の底部19Tの全体を隆起させた構造(前記隆起部20の両側も隆起させた構造)では、ステー挿入部22を形成するガイド部材が長くなったり、ヘッドレスト13の外形形状やヘッドレスト13内部のヘッドレストステー17の形状を変えなければならず、ガイド部材やヘッドレストステー17を新たな寸法のものに変更しなければならないが、本発明の上記構成によれば、前記嵌合凹部19の底部19Tの左右一対のステー挿入部22間に隆起部20が設けられており、左右一対のステー挿入部22が位置する嵌合凹部19の底部19Tは隆起していないから、ヘッドレスト13の外形形状やヘッドレストステー17と、ステー挿入部22を形成する筒状のガイド部材とを他の機種と共通で使うことができる。
例えば、前記嵌合凹部19の底部19Tの左右一対のステー挿入部22間に前記隆起部20を備えない構造では、一方のガイド部材を表皮材12Qの一方の孔に挿入した時に、表皮材12Qに形成した他方の孔が前記一方のガイド部材に引っ張られてずれてしまうため、組み付け工程では、ガイド部材に引っ張られる方向とは逆方向に作業者が表皮材12Qを引っ張った状態で、他方のガイド部材を前記孔に挿入する必要がある。
これに対して、本発明の上記構成によれば、前記嵌合凹部19の底部19Tの左右一対のステー挿入部22間に隆起部20が設けられているから、表皮材12Qに形成した左右一対の孔に左右一対のガイド部材を各別に挿通させる際に、表皮材12Qが前記一方のガイド部材に引っ張られる力を隆起部20で受け止めて、表皮材12Qが前記一方のガイド部材に引っ張られることを防ぐことができ、表皮材12Qの孔へのガイド部材の挿入作業が容易になり、ガイド部材の組み付け作業が容易になる。
(2) 前記隆起部20のシート前方側Frの面は上側ほど前記隆起部20の背面20H側に近づく第1傾斜面20Mに構成され、ヘッドレスト13が前記下側ストローク端に位置した時に、ヘッドレスト13の背部13Hに形成された第2傾斜面16Mが前記嵌合凹部19の隆起部20の第1傾斜面20Mに重なるから、ヘッドレスト13が前記下側ストローク端に位置した時に、前記第1傾斜面20Mを介して隆起部20がヘッドレスト13をしっかりと支え、乗員の頭部を安定して支持することができる。
[別実施形態]
図6に示すように、前記隆起部20はシートバック12パッドとは別体に、例えば樹脂材40で形成されていてもよい。この樹脂材は縦断面においてシートの後ろ上方側に延びる上壁40Aと、上壁40Aの上端部から前下方に延び、シートバック12の背面12Hに沿う背壁40Bとから成る。上壁40Aと背壁40Bの間のコーナー部40Cは円弧状に折曲している。
この構成によれば、前記隆起部20を樹脂材で形成することで、ヘッドレスト13に対する隆起部20による支持剛性を高めことができるとともに、隆起部20の設計の自由度を高めることができる。また、表皮材12Qの縫製が容易になる。
10 リアシート
12 シートバック
12H シートバックの背面
13 ヘッドレスト
13A ヘッドレストの本体部
16M 第2傾斜面
17 ステー(ヘッドレストステー)
19 嵌合凹部
19S 嵌合凹部の内側面
19T 嵌合凹部の底部
20 隆起部
20H 隆起部の背面
20M 第1傾斜面
20S 隆起部の幅方向の側面
22 ステー挿入部
S 空間

Claims (5)

  1. リアシートのシートバックの上端部に上側が開放した嵌合凹部が形成され、
    前記嵌合凹部の底部に左右一対のステー挿入部が形成され、
    ヘッドレストの本体部から下方に突出する左右一対のステーが前記左右一対のステー挿入部に各別に挿入され、
    前記ヘッドレストは、前記シートバックに高さ調節可能に支持されるとともに、下側ストローク端に位置した時に前記嵌合凹部に嵌合するヘッドレストの支持構造であって、
    前記嵌合凹部の底部の左右一対のステー挿入部間に隆起部が設けられ、
    前記ヘッドレストが前記下側ストローク端に位置した状態で、前記隆起部の幅方向の側面と前記嵌合凹部の内側面との間に空間が形成されているヘッドレストの支持構造。
  2. 前記シートバックの背面と前記隆起部の背面とは段差なく連続している請求項1記載のヘッドレストの支持構造。
  3. 前記隆起部のシート前方側の面は上側ほど前記隆起部の背面側に近づく第1傾斜面に構成され、
    前記ヘッドレストが前記下側ストローク端に位置した時に前記第1傾斜面に重なる第2傾斜面が前記ヘッドレストの背部に形成されている請求項1又は2記載のヘッドレストの支持構造。
  4. 前記隆起部はシートバックパッドに一体に成形されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のヘッドレストの支持構造。
  5. 前記隆起部はシートバックパッドとは別体に形成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のヘッドレストの支持構造。
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