JP2005238360A - トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法 - Google Patents

トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005238360A
JP2005238360A JP2004049129A JP2004049129A JP2005238360A JP 2005238360 A JP2005238360 A JP 2005238360A JP 2004049129 A JP2004049129 A JP 2004049129A JP 2004049129 A JP2004049129 A JP 2004049129A JP 2005238360 A JP2005238360 A JP 2005238360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trunnion
continuously variable
variable transmission
back surface
toroidal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004049129A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Hirata
清孝 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2004049129A priority Critical patent/JP2005238360A/ja
Publication of JP2005238360A publication Critical patent/JP2005238360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

【課題】 トラニオンの製造コストの低減を図ったトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法及びトロイダル型無段変速機を提供する。
【解決手段】 トロイダル型無段変速機10のトラニオン40の加工方法において、背面46を形成する第1の金型51と内平面45を構成する第2の金型52とを用いて、本体部43と一対の傾転軸41を鍛造成形し、第1の金型51によって成形されたトラニオンの一部を加工基準として、トラニオン40を固定し、固定されたトラニオン40の背面46を、所望の背面寸法に沿った形状を有するブローチツール66をトラニオン40の軸方向に相対移動させることで、切削加工する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車用或いは各種産業機械用の変速機構として利用されるトロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法に関する。
従来、自動車等の車両に用いられる無段変速機として、図4及び図5に示されるようなトロイダル型無段変速機10が知られている。トロイダル型無段変速機10では、エンジン等の駆動源と連動して回転する入力軸11の周囲に、入力ディスク12と出力ディスク13がニードルローラ軸受14を介して互いに同心に、且つ互いに独立して回転自在に支持されている。
入力ディスク12の背面側には、カムディスク15が入力軸11に対してスプライン係合されている。また、カムディスク15と入力ディスク12との間には複数のローラ16が介在されており、入力ディスク12を出力ディスク13側に押し付けるローディングカム式の押圧機構17を構成している。出力ディスク13はキー18を介して出力歯車19と係合しており、出力ディスク13と出力歯車19とは同期して回転する。
また、入力ディスク12と出力ディスク13との間には一対の傾転軸41、42を中心として揺動するトラニオン40が設けられており、トラニオン40の本体部43の円孔44には変位軸20がニードルローラ軸受21を介して設けられている。そして、この変位軸20の先端部の周囲にはパワーローラ22が回転自在に支持されている。パワーローラ22の外周面は、円弧形状の凹断面に形成された入力ディスク12及び出力ディスク13の各内側面12a、13aと当接する球状凸面に形成されたトロイダル面22aを備えており、入力ディスク12と出力ディスク13との間に傾転自在に転接されている。
また、トラニオン40の本体部43の内平面45とパワーローラ22の外側面との間にはパワーローラ軸受23が設けられている。このパワーローラ軸受23はパワーローラ22に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、パワーローラ22の回転を許容するものである。このようなパワーローラ軸受23の複数の玉24はトラニオン40側に設けられた円環状の外輪25と回転部としてのパワーローラ22との間に設けられた円環状の保持器26によって保持されている。
さらに、トラニオン40の両端の傾転軸41、42はニードルローラ軸受27を介してそれぞれ支持板28に対して揺動自在に支持されており、トラニオン40の揺動により、変位軸20の傾斜角度を調節自在としている。
また、各トラニオン40の一端部にはそれぞれ駆動ロッド29が結合され、この駆動ロッド29の中間部外周面には駆動ピストン30が設けられており、この駆動ピストン30は駆動シリンダ31に内挿されている。
前述のように構成されたトロイダル型無段変速機10によれば、エンジン等の駆動源から押圧装置17のカムディスク15に伝達された回転は、ローラ16を介して入力ディスク12に伝達される。入力ディスク12の回転はパワーローラ22を介して出力ディスク13に伝達され、出力ディスク13の回転は出力歯車19より取り出される。
入力側と出力側との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン30を互いに逆方向に変位させる。各駆動ピストン30の変位に伴って各トラニオン40がそれぞれ逆方向に変位する。その結果、各パワーローラ22のトロイダル面22aと入力ディスク12及び出力ディスク13の内側面12a,13aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化し、この力の向きの変化に伴ってトラニオン40が支持板28に枢支された一対の傾転軸41、42を中心として互いに逆方向に揺動する。
このように構成されるトロイダル型無段変速機10では、大きなトルクが繰り返し入力されると、パワーローラ22に過大なスラスト荷重が入力され、これをバックアップしているトラニオン40にも、大きな繰り返し過大荷重が作用する。この大きな繰り返し荷重により、トラニオン40は、その傾転軸41,42を両端支持しながら本体部43の内平面45が繰り返し曲げられる。このため、トラニオン40はこうした曲げに対する耐久性を必要とする。
また、トラニオン40は、変速動作時に、トラニオン40の本体部43の背面46と入力ディスク12と出力ディスク13の外径が近づくため、干渉することが懸念される。このため、トラニオン40は、この干渉を防止するために、本体部43の背面46の形状・寸法を高精度とすることが要求される(例えば、特許文献1参照。)。
上述のようなトラニオン40を加工する方法としては、次のようなものが知られている。
例えば、トラニオン40の一対の傾転軸41,42と本体部43を成形する際、トラニオン40の耐久性を向上するため、トラニオン素材を鍛造加工する方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献2に記載のトラニオン40の鍛造加工では、図6に示されるように、一対の傾転軸41,42の中心を通る水平面を分割面として金型が上下に分割されている。鍛造成形が過不足なくできる体積に切断された丸棒素材50は、上下金型51,52間に載置され、上下金型51,52をプレス機械やハンマー機械等を利用して加圧する。これにより、丸棒素材50は塑性変形し、概トラニオン形状に成形される。
また、このように鍛造されたトラニオン40の背面46を切削加工する方法としては、従来、図7に示すような転削加工が行なわれていた。トラニオン40は、上金型52で成形された内平面45を加工基準として基準座金53上に置かれ、両傾転軸41,42を一対のクランプ54,55を用いてクランプする。この状態で、切れ刃56を有するフライスカッター57を回転駆動しながら、背面46の正面46aや側面46b、46cの加工すべき平面に対峙させ、トラニオンの軸方向に切削送りして、切削加工を行なっていた。
また、トラニオン40の背面46を加工する他の方法として、切削加工せずに冷間塑性加工することが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平08−178007号公報(第4−5頁、第6図) 特開2002−336928号公報(第2−3頁、第1−4図) 特開2000−230615号公報(第3−4頁、第2図)
ところで、トラニオン40の背面46の加工において、図7に示されたフライスカッター57を使用して加工する場合、本体部43の厚みT1は、鍛造による切削代(T0−T1,T0:鍛造素材の肉厚)を加工することで与えられる。
しかしながら、鍛造素材の肉厚T0にばらつきがあると、それに伴って切削代がばらつき、工具寿命が不安定になった。このような鍛造によって得られるトラニオンの肉厚T0の精度は、加圧したときの上下金型の距離Wの精度に依存する(図6参照。)。JIS記載の熱間鍛造品の精度表によれば、材料や形状等で違いはあるが、距離Wは一般に少なくとも1〜2mm程度でばらつくことが知られている。
また、フライスカッター57による切削加工では、切削送り1回当たり1平面の加工しかできないため、複数の平面を切削加工する場合には、複数回の切削送りを要するため切削加工時間が長くなるという問題があった。さらに、特許文献3に記載の塑性加工では、具体的な加工方法について開示されていない。
本発明は、上記の問題点を鑑み、トラニオンの製造コストの低減を図ったトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法及びトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) 内平面と背面とを有する本体部と該本体部の両側に形成された一対の傾転軸とを備え、入力ディスクと出力ディスクとの間に傾転自在に転接するパワーローラを回転自在に支持する、トロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法において、
前記背面を形成する第1の金型と前記内平面を構成する第2の金型とを用いて、前記本体部と前記一対の傾転軸を鍛造成形し、
前記第1の金型によって成形された前記トラニオンの一部を加工基準として、前記トラニオンを固定し、
固定された前記トラニオンの前記背面を切削加工することを特徴とするトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法。
(2) 前記トラニオンの前記背面は、所望の背面寸法に沿った形状を有するブローチツールを前記トラニオンの軸方向に相対移動させることで、切削加工されることを特徴とする(1)に記載のトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法。
(3) 前記ブローチツールは、複数のブローチツール片をツールホルダーで固定することで、前記所望の背面寸法に沿った形状を有することを特徴とする(2)に記載のトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法。
(4) 互いに同心に、且つ互いに独立して回転自在に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、
前記入力ディスクと前記出力ディスクとの間に傾転自在に転接するパワーローラと、
(1)〜(3)のいずれかに記載の加工方法によって製造され、前記パワーローラを回転自在に支持するトラニオンと、を備えたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
本発明におけるトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法によれば、切削加工する背面と同一の第1の金型によって成形された部位を加工基準として位置決めすることにより、鍛造素材肉厚T0のばらつきの影響を受けなくなり、切削代のばらつきを小さくでき、工具寿命が安定して、機械の安定稼動が可能となり、製造コストの低減を図ることができる。また、トラニオンの完成状態において、鍛造肌を残す部位は、鍛造工程において、背面と同一の第1の金型によって成形されており、背面の切削加工は、第1の金型を加工基準として切削するので、その切削される背面との位置精度や距離精度が向上する。
また、本発明におけるトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法によれば、切削送り速度の速いブローチツールを用いて切削加工を行なうので、従来のフライス加工と比べて、1切削送りあたりの加工時間を短縮することができる。さらに、複数の平面に切削加工を行なう場合、従来のフライス加工では、1つの平面につき一回の切削送りが必要であるが、ブローチ加工では、各平面の切削加工を担う切れ刃を具備したブローチツールを使用することで、一回の切削送りで全平面の加工が可能となり、加工時間を短縮することができ、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、本発明のおけるトロイダル型無段変速機によれば、上記の加工方法で製造されるトラニオンを用いることで、変速機全体の製造コストを低減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法及びトロイダル型無段変速機について詳細に説明する。なお、本発明のトロイダル型無段変速機は、背景技術に記載されたトロイダル型無段変速機に、以下の加工工程で製造されるトラニオンを適用したものである。また、トラニオンの形状及び機能については、背景技術において説明されたトラニオン40と同等である。従って、背景技術と同等部分については同一の符号を付して、重複する説明は省略若しくは簡略化する。
本実施形態のトラニオン40は、内平面45と背面46とを有する本体部43と本体部43の両側に形成された一対の傾転軸41,42とを備え、入力ディスク12と出力ディスク13との間に傾転自在に転接するパワーローラ22(図4参照。)を回転自在に支持する。なお、本実施形態におけるトラニオン40の背面46とは、図1(b)に示されるように、3つの平面46a,46b、46cを含む、パワーローラ22を支持する内平面45と反対側の本体部43の外面全てとする。また、本体部43と傾転軸の一方41との間には、背面46に隣接して、背面円錐部47が設けられており、本体部43と傾転軸の他方42との間には、ワイヤー掛け部48が設けられている。
本実施形態のトラニオン40は、まず、従来と同様に、図2に示される本発明の第1の金型である下金型51と本発明の第2の金型である上金型52を用いて鍛造成形を行なう。下金型51は、トラニオン40の背面46を形成する背面形成部51aと傾転軸41,42の背面側部分41a,42aを形成する傾転軸背面側形成部51b、51cとを有する。上金型52は、トラニオン40の内平面45を形成する内平面形成部52aと傾転軸41,42の内平面側部分41b、42bを形成する傾転軸内平面側形成部52b、52cとを有する。また、下金型51と上金型52は、一対の傾転軸41,42の中心を通る水平面を分割面として形成されている。これらの下金型51と上金型52との間に、丸棒素材を配置して、加熱鍛造することで、切削代が付与された概トラニオン形状の鍛造素材が成形される。
次に、背面46と同じ下金型51によって成形された傾転軸41,42の背面側部分41a,42aを加工基準として、トラニオン40の背面46を切削加工する。
図3に示されるように、切削加工機60は、固定ベッド61上に、一対の傾転軸41,42と軸方向で対応する位置に固定された一対の逆V字形の基準座金62,63を備える。また、これらの基準座金62,63と軸方向において対応する位置には、油圧駆動等でクランプ力を発生する一対のクランプ64,65が、固定ベッド61から基準座金62,63の内側面63aに向けて進退可能に設けられている。
また、切削加工機60は、トラニオン40の背面46を切削加工するブローチツール66を備える。ブローチツール66は、3つの平面46a,46b,46cより加工幅の広い3つの切れ刃67a,68a,69aをそれぞれ備えた3つのブローチツール片67,68,69からなり、ブローチツールホルダー70で組み合わせて使用される。また、ブローチツール66は、図示しないボールねじや油圧シリンダ等によって駆動され、トラニオン40の軸方向に相対移動可能に設けられている。
トラニオン40の背面46の切削加工に際して、まず、鍛造されたトラニオン40を傾転軸41,42の背面側部分41a、42aを基準座金62,63の内側面62a,63aに向けた状態で、この基準座金62,63と固定ベッド61との間に挿入する。そして、挿入されたトラニオン40は、一対のクランプ64,65により、傾転軸41,42の背面側部分41b,42bを基準座金62,63の内側面62a,63aに向けて傾転軸41,42を挟み込んで固定される。これにより、傾転軸41,42の背面側部分41a、42aが切削加工の際の加工基準となる。なお、クランプ力は、切削加工により発生した背分力により、トラニオン40が基準座金62,63から離れないだけの十分な力で挟み込む必要がある。
さらに、このように固定されたトラニオン40に対して、ブローチツール66を用いて背面46を切削加工する。これにより、ブローチツール66の一回の切削送りで、3つの平面46a,46b,46cを同時に切削加工することができる。
従って、本実施形態におけるトロイダル型無段変速機10のトラニオン40の加工方法によれば、切削加工する背面46と同一の下金型51によって成形された部位である、傾転軸41,42の背面側部分41a,42aを加工基準として位置決めすることにより、上下金型51,52の距離Wの精度に基づく鍛造素材肉厚T0のばらつきの影響を受けなくなり、切削代のばらつきを小さくできる。
具体的に、同一金型内の距離寸法(例えば、図2のH0寸法)のばらつきの範囲は、経験上、0.5mm程度の範囲となり、従来の上金型52によって成形される内平面45を加工基準とした切削加工における1〜2mmのばらつきに対して、半分以下のばらつきとなり、工具寿命が安定して、機械の安定稼動が可能となる。
また、トラニオン40の完成状態において、図1の背面円錐部47やワイヤー掛け部48等のような鍛造肌を残す部位は、鍛造工程において、背面46と同一の下金型51によって成形されており、背面46の切削加工は、下金型51を加工基準として切削するので、その切削された背面46との位置精度や距離精度が向上する。
また、本実施形態では、切削送り速度の速いブローチツール66を用いて切削加工を行なうので、従来のフライス加工と比べて、1切削送りあたりの加工時間を短縮することができる。一般に、トラニオン素材が鋼である場合、フライス加工による切削送りは、100〜2000mm/分程度であるのに対して、ブローチ加工における切削送りは、5000〜60000mm/分であり、加工時間は大幅に短縮される。
また、複数の平面に切削加工を行なう場合、従来のフライス加工では、1つの平面につき一回の切削送りが必要であるが、ブローチツール66による切削加工では、各平面46a,46b,46cの切削加工を担う切れ刃67a,68a,69aを具備したブローチツール66を使用することで、一回の切削送りで全平面の加工が可能となり、加工時間を短縮することができる。
さらに、複数の平面46a,46b,46cを同時に切削加工する場合、各平面の切削加工を担う切れ刃67a,68a,69aを備えたブローチツール片67,68,69はツールホルダー70で固定されているので、各切れ刃67a,68a,69aの位置関係は、切削されるトラニオン素材に転写され、複数の平面の位置関係精度は良好となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
本実施形態の切削加工では、背面と同一金型内で成形された傾転軸を加工基準として説明したが、加工基準は傾転軸に限定されず、背面と同一金型内で成形された部分であればよい。
また、本実施形態の切削加工では、背面の3つの平面を同時に加工するものとしたが、加工する平面が1ヶ所の場合は、1つの切れ刃を有するブローチツールを使用すればよい。
さらに、本発明のトロイダル型無段変速機のトラニオンは、シングルキャビティタイプのトロイダル型無段変速機に限らず、ダブルキャビティタイプのものにも適用可能である。また、本実施形態では、トラニオンは、ハーフトロイダル型無段変速機について適用されているが、フルトロイダル型無段変速機にも適用可能である。
本実施形態のトロイダル型無段変速機のトラニオンを示す図であり、(a)はその側面図で、(b)は、(a)のI−I線に沿った断面図である。 (a)は、本実施形態のトラニオンが鍛造成形される状態を示す図であり、(b)は、鍛造後のトラニオンの断面図である。 本実施形態のトラニオンの背面が切削加工される状態を示す図で、(a)はその正面図であり、(b)はその側面図である。 一般的なトロイダル型無段変速機の構成を示す断面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 従来のトラニオンが鍛造成形される状態を示す図である。 従来のトラニオンが切削加工される状態を示す模式図で、(a)はその正面図で、(b)はその側面図である。
符号の説明
10 トロイダル型無段変速機
12 入力ディスク
13 出力ディスク
22 パワーローラ
40 トラニオン
41,42 傾転軸
43 本体部
45 内平面
46 背面
51 下金型(第1の金型)
52 上金型(第2の金型)
63 基準座金
66 ブローチツール

Claims (4)

  1. 内平面と背面とを有する本体部と該本体部の両側に形成された一対の傾転軸とを備え、入力ディスクと出力ディスクとの間に傾転自在に転接するパワーローラを回転自在に支持する、トロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法において、
    前記背面を形成する第1の金型と前記内平面を構成する第2の金型とを用いて、前記本体部と前記一対の傾転軸を鍛造成形し、
    前記第1の金型によって成形された前記トラニオンの一部を加工基準として、前記トラニオンを固定し、
    固定された前記トラニオンの前記背面を切削加工することを特徴とするトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法。
  2. 前記トラニオンの前記背面は、所望の背面寸法に沿った形状を有するブローチツールを前記トラニオンの軸方向に相対移動させることで、切削加工されることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法。
  3. 前記ブローチツールは、複数のブローチツール片をツールホルダーで固定することで、前記所望の背面寸法に沿った形状を有することを特徴とする請求項2に記載のトロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法。
  4. 互いに同心に、且つ互いに独立して回転自在に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、
    前記入力ディスクと前記出力ディスクとの間に傾転自在に転接するパワーローラと、
    請求項1から3のいずれかに記載の加工方法によって製造され、前記パワーローラを回転自在に支持するトラニオンと、を備えたことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
JP2004049129A 2004-02-25 2004-02-25 トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法 Pending JP2005238360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004049129A JP2005238360A (ja) 2004-02-25 2004-02-25 トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004049129A JP2005238360A (ja) 2004-02-25 2004-02-25 トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005238360A true JP2005238360A (ja) 2005-09-08

Family

ID=35020635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004049129A Pending JP2005238360A (ja) 2004-02-25 2004-02-25 トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005238360A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102672258A (zh) * 2012-05-24 2012-09-19 福州荣林机械有限公司 一种启动蹬杆本体装配面的加工装置及其方法
JP2013100842A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機およびその部品の加工方法
JP2016205457A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機のトラニオン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013100842A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機およびその部品の加工方法
CN102672258A (zh) * 2012-05-24 2012-09-19 福州荣林机械有限公司 一种启动蹬杆本体装配面的加工装置及其方法
JP2016205457A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機のトラニオン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100560075B1 (ko) 랙축의제조방법및장치
JP2000515812A (ja) 伝動装置の外歯部品を製造する方法および装置
CN101363530A (zh) 齿轮部件、齿轮机构以及齿轮部件的制造方法
JP4362883B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2005238360A (ja) トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法
US20050187065A1 (en) Manufacturing method for variator part of torodidal-type continuously variable transmission, variator part of toroidal-type continuously variable transmission and toroidal-type continuously variable transmission
JP4164680B2 (ja) トロイダル型無段変速機のディスクの加工方法
JPH11210760A (ja) トロイダル型無段変速装置のパワーローラ軸受
JP6641903B2 (ja) リング状部材の製造方法
JP3463568B2 (ja) トラニオンの製造方法
JP3555188B2 (ja) クラウニング面成形方法
JP2020192681A (ja) ラックバーの製造方法
JP2000051983A (ja) 転造加工方法
JP2002336928A (ja) トロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法
JP3760762B2 (ja) バニシング加工装置およびバニシング加工方法
JPH0861452A (ja) トロイダル型無段変速機用ローディングカム装置の構成部材にカム面を形成する方法
JPH11244976A (ja) 筒状体の拡径方法およびその装置
WO2024135104A1 (ja) リング状部材の製造方法、軸受の製造方法、機械部品の製造方法、車両の製造方法、機械装置の製造方法、リング状部材、軸受要素、軸受、機械装置、及び車両
JPH091275A (ja) 高生産速度スエージングマシンおよびスエージング加工方法
JP2001121233A (ja) 異径輪体のローリング成形装置
JP2005127385A (ja) トロイダル型無段変速機及びそのトラニオンの加工方法
US6374477B1 (en) Method for working input shaft for toroidal-type continuously variable transmission
JP3191844B2 (ja) 冷間サイジング加工によるカム面の成形方法
JP2632573B2 (ja) 薄肉金属部品の転造加工方法および転造加工装置
JP4045568B2 (ja) 中空材外面に凹部を形成する方法とこの方法に用いる芯金

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060327

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060905

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090804