JP2005237866A - 遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム - Google Patents

遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 遊技機のプログラム改ざんの有無を判定する。改ざんされた場合には表示部にエラーを表示させ、遊技を継続できなくさせる。
【解決手段】 サブ基板のCPUが処理を実行中に液晶制御基板へのコマンド送信のための割り込みを受けたときに記憶されるプログラムの戻り番地を、送信するコマンドに付加する戻り番地付加部と、コマンド及び戻り番地を液晶制御基板へ送信するコマンド送信部と、サブ基板のプログラムROMの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、コマンドに付加された戻り番地を使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することによりサブ基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機及び遊技機における不正行為防止方法並びにプログラムに関する。
スロットマシンやパチンコ機などの遊技機はマイコン(CPU)を内蔵していて、抽選・入賞・払い出し・演出の制御をプログラムで実現している。この種の遊技機は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び該抽選結果に応じた入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、メイン基板からコマンドを受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うサブ基板とを備えている。
多くの遊技において、液晶表示装置やスピーカ、表示ランプなどの演出表示装置により、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えたりする。(アシストタイム(AT):特定の小役が成立しても遊技者がリールの図柄を揃えないと払い戻しがない。小役による払い出しを確実にするために、ビッグボーナス終了後(もしくは成立時)あるいはその他の任意の契機にアシストタイムを抽選し、これに当選すると一定ゲーム間は特定の小役を成立させるための操作を何らかのアクションを伴って遊技者に教えるという機能)
上記ATのように、サブ基板側のソフトウエアで出玉の獲得割合の重みを制御するようにしている遊技機がある。サブ基板側に出玉の調整機能を持たせたのである。具体的には、上述のように出玉を得るための指示を液晶表示装置に表示して遊技者がその指示に従って操作すれば容易に出玉を得られるようにしている。当該指示は常時出されるわけではなく、特定の場合に出される。
このように、メイン基板やサブ基板は抽選・入賞・払い出し・演出の制御をプログラムで実現している。各基板のプログラムは遊技に関する重要な制御を行っている。
前記AT機能を悪用して不正に出玉を得ようとするものがいる。自己に有利なようにプログラムを改ざんしたROMを不正にメイン基板やサブ基板に装着するのである。
ところで、スロットマシンやパチンコ機のような遊技機は法律による規制を受けていて、このため各基板のプログラムは関係機関による事前の検定及び承認を受ける必要があり、勝手に改変することは許されていない。各基板に搭載されるプログラム、具体的にはROMの内容は関係機関への申請時に決定され、同じ機種の遊技機のROMの内容は常に同一であることが求められている。ホールなどで勝手に改変されないように、ROMはカシメなどで基板より外すことのできない構造で守られている。
しかし、それでも不正な手段を用いてROMが交換され、プログラムの内容が変更されることがあった。このような不正行為による損害はかなりの額に上りホールの経営を圧迫するとともに、社会問題にもなりつつある。このような不正行為を防止するために当該基板を封印したり容易に取り外せないような構造にしたりと対策が取られているが、それでもなお不正行為は後を絶たない。そのため、不正なROM交換を構造的あるいは物理的に防止するための方策とともに、不正なROMが装着されたときにこれを検出することが求められるようになった。
本発明の目的は斯かる課題を解決するためになされたものであり、プログラム(具体的にはROMの内容)が改ざんされたかどうか判断できる遊技機及び遊技機の不正行為防止方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板と、前記サブ基板からコマンドを受けて表示器に所定の画像を表示させる表示制御基板とを備える遊技機における不正行為の防止方法であって、
前記サブ基板のCPUが処理を実行中に前記表示制御基板へのコマンド送信のための割り込みを受けるステップと、
前記サブ基板のCPUが処理を中断するとともに、当該処理の復帰のためのプログラムの戻り番地を記憶するステップと、
前記表示制御基板に送信するコマンドを取得するステップと、
前記戻り番地を前記コマンドに付加するステップと、
前記コマンド及び前記戻り番地を前記表示制御基板へ送信するステップと、
前記コマンド及び前記戻り番地を受けるステップと、
前記コマンドに付加された前記戻り番地を、予め用意された前記サブ基板のプログラムにおいて使用されるべき番地の範囲と比較することにより前記サブ基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定するステップと、を備えるものである。
この発明は、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板とを備える遊技機における不正行為の防止方法であって、
前記メイン基板のCPUが処理を実行中に前記サブ基板へのコマンド送信のための割り込みを受けるステップと、
前記メイン基板のCPUが処理を中断するとともに、当該処理の復帰のためのプログラムの戻り番地を記憶するステップと、
前記サブ基板に送信するコマンドを取得するステップと、
前記戻り番地を前記コマンドに付加するステップと、
前記コマンド及び前記戻り番地を前記サブ基板へ送信するステップと、
前記コマンド及び前記戻り番地を受けるステップと、
前記コマンドに付加された前記戻り番地を、予め用意された前記メイン基板のプログラムにおいて使用されるべき番地の範囲と比較することにより前記メイン基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定するステップと、を備えるものである。
さらに、プログラムROMが改ざんされたと判定されたときに、エラー報知を行うか、又は、コマンドに応じた処理の実行を停止するエラー処理ステップを備えるようにしてもよい。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板と、前記サブ基板からコマンドを受けて表示器に所定の画像を表示させる表示制御基板とを備える遊技機において、
前記サブ基板のCPUが処理を実行中に前記表示制御基板へのコマンド送信のための割り込みを受けたときに記憶されるプログラムの戻り番地を、前記表示制御基板に送信するコマンドに付加する戻り番地付加部と、
前記コマンド及び前記戻り番地を前記表示制御基板へ送信するコマンド送信部と、
前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、
前記コマンドに付加された前記戻り番地を前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記サブ基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備えるものである。
この発明は、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板とを備える遊技機において、
前記メイン基板のCPUが処理を実行中に前記サブ基板へのコマンド送信のための割り込みを受けたときに記憶されるプログラムの戻り番地を、前記サブ基板に送信するコマンドに付加する戻り番地付加部と、
前記コマンド及び前記戻り番地を前記サブ基板へ送信するコマンド送信部と、
前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、
前記コマンドに付加された前記戻り番地を前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記メイン基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備えるものである。
この発明は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板と、前記サブ基板からコマンドを受けて表示器に所定の画像を表示させる表示制御基板とを備える遊技機において、
前記サブ基板のCPUが実行しているプログラムのアドレスを監視するアドレス監視部と、前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、前記アドレス監視部からアドレスの情報を受け、これを前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記サブ基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備えるものである。
この発明は、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板とを備える遊技機において、
前記メイン基板のCPUが実行しているプログラムのアドレスを監視するアドレス監視部と、前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、前記アドレス監視部からアドレスの情報を受け、これを前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記メイン基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備えるものである。
さらに、前記判定部によりプログラムROMが改ざんされたと判定されたときに、エラー報知を行うか、又は、コマンドに応じた処理の実行を停止するエラー処理部を備えるようにしてもよい。
この発明は、少なくともCPU及びプログラムROMを含む第1処理部(メイン基板又はサブ基板)及び第2処理部(サブ基板又は表示制御基板)を備える遊技機において不正行為を防止するためのプログラムであって、
前記第1処理部のCPUが処理を実行中に前記第2処理部へのコマンド送信のための割り込みを受けるステップと、
前記第1処理部のCPUが処理を中断するとともに、当該処理の復帰のためのプログラムの戻り番地を記憶するステップと、
前記第2処理部に送信するコマンドを取得するステップと、
前記戻り番地を前記コマンドに付加するステップと、
前記コマンド及び前記戻り番地を前記第2処理部へ送信するステップと、
前記コマンド及び前記戻り番地を受けるステップと、
前記コマンドに付加された前記戻り番地を、予め用意された前記第1処理部のプログラムにおいて使用されるべき番地の範囲と比較することにより前記第1処理部のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定するステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
本発明によれば、プログラム改ざんの有無を判定することができる。改ざんされた場合には表示部にエラーを表示させ、遊技を継続できなくさせることもできる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は遊技機(スロットマシン)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央の位置に設けられている。
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。62は各種の演出を行うための液晶表示部である。
スロットマシン10の内部には、図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置が内蔵されている。制御装置は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで動作し、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。
スタートスイッチ30は、前述のように回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技からの所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、前述のようにリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転を停止するように設定されている。
メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、図示しないホッパーユニットを介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
前述の制御装置は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御する際に、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行う入賞抽選手段を含む。この入賞抽選手段による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
図2はスロットマシン10の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン10は、その主要な処理装置としてメイン基板1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2とを備える。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、記憶手段であるROMおよびRAMを含む。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、記憶手段であるROMおよびRAMを含む。
サブ基板2はメイン基板1からコマンドをうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
2aはサブ基板2のCPUにタイマー割り込みがかけられたときにスタックされるプログラムの戻り番地を、液晶制御基板200へのコマンドに付加する戻り番地付加部、2bはコマンドとこれに付加された戻り番地を液晶制御基板200へ送信するコマンド送信部である。
メイン基板1にはスタートスイッチ30,ストップスイッチ50,リール駆動部70,リール位置検出回路71、ホッパー駆動部80及びホッパー81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示装置62の制御基板200、スピーカ基板201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。以下、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50を除く、これらの周辺基板/装置について説明する。
リール駆動部70は、3つのリール40を回転駆動する図示しないステッピングモータを駆動する回路である。各ステッピングモータはリール駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール位置検出回路71は、リール40の近傍に設けられてリール40の回転位置を検出するための図示しないホトセンサから出力パルス信号を受け、3つのリール40それぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。図示しないホトセンサは各リール40が一回転する毎に各リール40に設けられた遮蔽板を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール位置検出回路71を介してメイン基板1のCPUに与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール40について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を"0"にクリアする。このクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパー駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された枚数のメダルを払い出すホッパー81のモーターを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパー81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が所定の配当枚数データに達した時に、ホッパー駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパー駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
液晶制御基板200は、液晶表示部62を駆動するための回路である。200aはサブ基板2のプログラムで使用するアドレスの範囲を予め記憶している使用アドレス範囲記憶部、200bはサブ基板2から受けた戻り番地を使用アドレス範囲記憶部200aの内容と比較することによりサブ基板2のROMが改ざんされたかどうか判定するROM改ざん判定部、200cはROM改ざん判定部200bの出力を受けてエラー処理を行うエラー処理部である。
スピーカ基板201は、図示しないスピーカを吹鳴駆動するための回路である。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
液晶表示装置62、図示しないスピーカや表示ランプ等は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えるためのものである。
発明の実施の形態1に係る装置/方法の説明の前に、ROMの改ざん及びタイマー割り込み処理について説明する。
ROMの改ざんは、正規のプログラムを記憶したROMに代えて、不正行為者に有利な処理を実行させるように改ざんしたプログラムを記憶したROMを装着することである。プログラムの改ざんは正規のプログラムを全面的に変えるのではなく、ある特定の部分の処理を変えること、多くの場合いくつかの命令を追加することにより行われる。例えば、一部の命令を不正なプログラムへのジャンプ命令に書き換えるとともに、ジャンプ先に付加した不正な処理プログラムを追加する。このことは、本来はプログラムの書き込まれていないアドレスに不正なプログラムを書き込むことを意味するので、不正なプログラムの大きさは本来のプログラムよりも大きくなる。
このことを図4を参照して説明する。図4(a)は正規のプログラムのアドレスの使用状況の概念を示す。同図の例は3つの処理A〜処理Cを行うためのプログラムがROMに格納されている場合を示す。処理A〜処理Cのプログラムは先頭番地ASから最後の番地CEまでのアドレスに記憶されている。ES(=CE+1)からEE(メモリの最後のアドレス)のアドレスは空き領域となっている。なお、処理A〜処理Cのプログラムの間に空き領域が存在することもある。図4(b)は改ざんされたプログラムの使用アドレスの状態を示す。処理Cが処理C'に改ざんされ、これに伴い処理C'の最後の番地がC'Eとなっている。この増加分(=C'E−CE)だけ空き領域が減っている。当該増加分のアドレスは正規のプログラムでは決して使用されることのないものであり、もしCPUが当該増加分のアドレスのプログラムを読み出して実行しているならば、当該プログラムは改ざんされた不正なプログラムであると判定できる。本発明の実施の形態1では、タイマー割り込み時に退避されたアドレスからCPUが読み出して実行しているアドレスを調べ、これが本来使用されない増加分のアドレス(ここの不正なプログラムが書き込まれている)であったときプログラムが改ざんされたと判定するものである。
割込み(interrupt)とは一つのプログラムの実行をハードウエア的手段で中断し,あとで再開できるようにして,他のプログラムの実行に移ることである。中断させるためのハードウエアとして所定間隔で割り込みを行うためのタイマーがある。ハードウエア割り込みでは、タイマー等のハードウエアがCPUに信号を送り、実行中の処理を中断して強制的にあらかじめ指定された処理を実行させる。割り込み処理を実行後に元の処理に戻るために、現在実行中のプログラムのアドレスをRAMに設けられるスタックに退避させる。一般的にはハードウエア割り込みは、実行中のプログラムとは無関係に(非同期に)発生する。したがって、どのアドレスをスタックに退避させるかは予想できず、スタックされる確率はプログラムの全てのアドレスについて同じである。遊技機において、サブ基板から液晶制御基板へのコマンド送信割り込みは頻繁に生じるから、十分長い時間についてみればスタックのアドレスはプログラムの全てのアドレスを取り得る。もしプログラムが改ざんされていたならば、いつか必ずスタックのアドレスが本来使用されないアドレスになることになる。このような前提の元で図3の処理を行う。
図3は本発明の実施の形態1に係る遊技機の処理の概要を示す。図3はプログラムの改ざんを検出するための処理部分のみを示す。図3において、S1、S3、S11、S12、S16は従来の割り込み処理と同様の処理であり、S2、S13〜S15は本発明の実施の形態1に係る特徴的処理を示す。S1〜S3はサブ基板2の処理、S11〜S16は液晶制御基板200の処理である。
CPUは、一般に割り込み処理を実行するために、それまでに行っていた処理を一時中断し、その後、元の処理を継続する。そのため元の処理に戻るためプログラムがどの部分を実行していたのかの履歴を保持する仕組みを持っている。具体的には、図示しないタイマーによりCPUに割り込みが掛けられると、CPUは現在実行中のプログラムのアドレスをRAMに設けられるスタックに退避させる。そして図3の割り込み処理を実行する。
S1:液晶制御基板に送信するコマンドを取得する。サブ基板から液晶制御基板にはアニメーション管理としてコマンドを頻繁に送信している。サブ基板のCPUによる液晶制御基板へのコマンド送信は、あるインターバルで行っており、タイマー割り込み処理で行われる。
S2:割り込み処理開始時に退避したアドレス(以下これを「戻り番地」と呼ぶ)をスタックから読み出し、「戻り番地」をS1で取得したコマンドに付加する。「戻り番地」は割り込み処理を完了した後に元の処理に戻るために使用されるものであって、外部に送信されることはなかった。
S3:サブ基板から液晶制御基板へコマンドとこれに付加された「戻り番地」を送信する。
S11:液晶制御基板でコマンドと「戻り番地」を受信すると、受信したポートからこれらデータを取得し、バッファに格納する。
S12:一連のコマンドを受信したかどうか判定し、受信した場合(YES)はS13の処理を行う。
S13:コマンドに付加された「戻り番地」を確認する。「戻り番地」はサブ基板のCPUが実行していたプログラムのアドレスを意味する。
S14:「戻り番地」が正常かどうか判定する。具体的には、使用アドレス範囲記憶部200aの内容と「戻り番地」を比較することにより判定を行う。例えば、使用アドレス範囲記憶部200aに図4(a)で示すような使用アドレス範囲AS〜CEが記憶されていたとする。「戻り番地」がAS〜CEの範囲にあれば正常と判断し、「戻り番地」がその範囲にないとき、例えば図4(b)のCE〜C'Eの間であるとき正常でないと判断する。なお、使用アドレス範囲記憶部200aに使用アドレス範囲AS〜CEを記憶することに代えて、未使用のアドレス範囲ES〜EEを記憶するようにしてもよい。この場合、未使用のアドレスを検出したときに正常でないと判断する。
S15:「戻り番地」が正常でないとき、エラー処理を行う。例えば、液晶表示装置にエラーを表示したり、外部へエラー情報を送信する。あるいは単にコマンドによる液晶表示装置の演出を停止するようにしてもよい。演出を通じて遊技者に有利な情報提供(アシスト)を行うが、不正行為者はアシストを不正に受けようとROMを改ざんするのであるから、液晶表示装置でアシストを行わないようにすれば、結局不正行為者は利益を享受することができなくなり改ざんの意味がなくなる。
S16:「戻り番地」が正常であるとき、コマンドに応じた処理を行う。
以上が本発明の実施の形態1の説明である。従来、サブ基板のROMの内容の改ざん対策はなされてなかった。本発明の実施の形態1によれば、送信コマンドにサブ基板のCPUの処理履歴(どのアドレスのプログラムを実行しているか)を加えることで、液晶制御CPUは履歴が正しいかのチェックを行い、不正な場合には液晶表示にはエラーを表示させ、不正行為で遊技を継続できなくさせる。本発明の実施の形態1によるチェックを回避するには、液晶制御基板のROMの改ざんも必要になり不正行為はやりにくくなる。よって、本発明の実施の形態1によればサブ基板のROM改ざんによる不正行為を減らす効果を期待できる。
本発明の実施の形態1では、サブ基板のCPUの処理履歴をチェックするために、コマンド送信時に割り込み処理の復帰番地を付加して送信している。不正なプログラムは割り込み処理以外のところを改ざんすることが一般的であるため、液晶制御ROMには所定の割り込み処理復帰番地か否かを判断するためのデータを予め登録しておき、その範囲でないコマンドを受信した場合には液晶制御CPUでエラー表示を行う処理を実行するようにしている。
サブ基板においてタイマー割り込み処理が用いられている。タイマー割り込み処理は、あるインターバルでCPU動作中常に動作し、非割り込み部とは同期していないため非割り込み部のどこを実行している際に割り込みが発生するか予測できない、という点でROM改ざんのチェックのために好適である。
本発明の実施の形態1は、例えばプログラムの部分的な修正により簡単に実現可能であり、しかも処理時間が短く、CPUに負担をかけないという特徴を備えるものである。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1では割り込み処理の戻り番地を利用してROM改ざんが行われたかどうか、すなわち正規のプログラムで使用していないアドレスを使用しているかどうか判断した。発明の実施の形態2ではCPUが読み込んでいる命令のアドレスをハードウエアにより直接取得し、これを使用アドレス範囲記憶部200aの内容と比較する。
図5に発明の実施の形態2に係る遊技機のブロック図を示す。図5において、図2と同一・相当部分については同じ符号を付している。
アドレス監視部20はサブ基板2のアドレスバスを監視し、CPUが命令を読み込んでいるタイミング(フェッチサイクル)のアドレスを取得する。CPUの種類によっては、CPUがプログラムを読み込むときに特定の信号を出力するものがある。このようなCPUの場合、その特定の信号のタイミングでアドレスバスのデータを取得すれば、そのCPUが読み込んでいる命令のアドレスつまりプログラムのアドレスを取得することができる。あるいは、CPUの動作をトレースすることによりそのCPUが読み込んでいる命令のアドレスを取得するようにしてもよい。
このように取得したプログラムのアドレスを、ROM改ざん判定部200bで改ざんの有無を判定し、改ざんされたと判定したときはエラー処理部200cでエラー処理を行う。
本発明の実施の形態2によれば、ROM改ざんの有無を判定し、不正な場合には液晶表示装置にエラーを表示させ、ROMを改ざんした場合に遊技を継続できなくさせる。
本発明の実施の形態2は、比較的簡単なハードウエアの追加により実現可能であり、しかも処理時間が短く、CPUに負担をかけないという特徴を備えるものである。
なお、以上の説明において、液晶制御基板によりサブ基板のROMの改ざんを検出したが、同様の手法を用いてサブ基板によりメイン基板のROMの改ざんを検出するようにしてもよい。
また、以上の説明において、使用アドレス範囲記憶部200a、ROM改ざん判定部200b、エラー処理部200cを液晶制御基板200内に設けたが、本発明はこれに限定されない。使用アドレス範囲記憶部200a、ROM改ざん判定部200b、エラー処理部200cを独立の基板に設けてもよいし、他の基板に設けるようにしてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
また、本明細書において、部とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各部の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの部の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の部の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
遊技機(スロットマシン)の正面図である。 発明の実施の形態1に係る遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態1に係る遊技機のROM改ざん判定に関する処理フローチャートである。 発明の実施の形態1の動作原理の説明図である。 発明の実施の形態2に係る遊技機のブロック図である。
符号の説明
1 メイン基板
2 サブ基板
2a 戻り番地付加部
2b コマンド送信部
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 アドレス監視部
30 スタートスイッチ
31 コネクタ
32 処理・表示部
33 コネクタ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
100 メダル投入口
200 液晶制御基板(表示制御基板)
200a 使用アドレス範囲記憶部
200b ROM改ざん判定部
200c エラー処理部
201 スピーカ基板
202 LED基板
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)

Claims (9)

  1. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板と、前記サブ基板からコマンドを受けて表示器に所定の画像を表示させる表示制御基板とを備える遊技機における不正行為の防止方法であって、
    前記サブ基板のCPUが処理を実行中に前記表示制御基板へのコマンド送信のための割り込みを受けるステップと、
    前記サブ基板のCPUが処理を中断するとともに、当該処理の復帰のためのプログラムの戻り番地を記憶するステップと、
    前記表示制御基板に送信するコマンドを取得するステップと、
    前記戻り番地を前記コマンドに付加するステップと、
    前記コマンド及び前記戻り番地を前記表示制御基板へ送信するステップと、
    前記コマンド及び前記戻り番地を受けるステップと、
    前記コマンドに付加された前記戻り番地を、予め用意された前記サブ基板のプログラムにおいて使用されるべき番地の範囲と比較することにより前記サブ基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定するステップと、を備える遊技機における不正行為の防止方法。
  2. 少なくともCPU及びプログラムROMを含み、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板とを備える遊技機における不正行為の防止方法であって、
    前記メイン基板のCPUが処理を実行中に前記サブ基板へのコマンド送信のための割り込みを受けるステップと、
    前記メイン基板のCPUが処理を中断するとともに、当該処理の復帰のためのプログラムの戻り番地を記憶するステップと、
    前記サブ基板に送信するコマンドを取得するステップと、
    前記戻り番地を前記コマンドに付加するステップと、
    前記コマンド及び前記戻り番地を前記サブ基板へ送信するステップと、
    前記コマンド及び前記戻り番地を受けるステップと、
    前記コマンドに付加された前記戻り番地を、予め用意された前記メイン基板のプログラムにおいて使用されるべき番地の範囲と比較することにより前記メイン基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定するステップと、を備える遊技機における不正行為の防止方法。
  3. プログラムROMが改ざんされたと判定されたときに、エラー報知を行うか、又は、コマンドに応じた処理の実行を停止するエラー処理ステップを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機における不正行為の防止方法。
  4. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板と、前記サブ基板からコマンドを受けて表示器に所定の画像を表示させる表示制御基板とを備える遊技機において、
    前記サブ基板のCPUが処理を実行中に前記表示制御基板へのコマンド送信のための割り込みを受けたときに記憶されるプログラムの戻り番地を、前記表示制御基板に送信するコマンドに付加する戻り番地付加部と、
    前記コマンド及び前記戻り番地を前記表示制御基板へ送信するコマンド送信部と、
    前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、
    前記コマンドに付加された前記戻り番地を前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記サブ基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備える遊技機。
  5. 少なくともCPU及びプログラムROMを含み、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板とを備える遊技機において、
    前記メイン基板のCPUが処理を実行中に前記サブ基板へのコマンド送信のための割り込みを受けたときに記憶されるプログラムの戻り番地を、前記サブ基板に送信するコマンドに付加する戻り番地付加部と、
    前記コマンド及び前記戻り番地を前記サブ基板へ送信するコマンド送信部と、
    前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、
    前記コマンドに付加された前記戻り番地を前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記メイン基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備える遊技機。
  6. 遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、少なくともCPU及びプログラムROMを含み、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板と、前記サブ基板からコマンドを受けて表示器に所定の画像を表示させる表示制御基板とを備える遊技機において、
    前記サブ基板のCPUが実行しているプログラムのアドレスを監視するアドレス監視部と、前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、前記アドレス監視部からアドレスの情報を受け、これを前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記サブ基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備える遊技機。
  7. 少なくともCPU及びプログラムROMを含み、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行うメイン基板と、前記メイン基板からコマンドを受けて演出を行うサブ基板とを備える遊技機において、
    前記メイン基板のCPUが実行しているプログラムのアドレスを監視するアドレス監視部と、前記プログラムの使用範囲のアドレスを予め記憶する使用アドレス範囲記憶部と、前記アドレス監視部からアドレスの情報を受け、これを前記使用アドレス範囲記憶部の内容と比較することにより前記メイン基板のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定する判定部とを備える遊技機。
  8. 前記判定部によりプログラムROMが改ざんされたと判定されたときに、エラー報知を行うか、又は、コマンドに応じた処理の実行を停止するエラー処理部を備えることを特徴とする請求項4乃至請求項7いずれかに記載の遊技機。
  9. 少なくともCPU及びプログラムROMを含む第1処理部及び第2処理部を備える遊技機において不正行為を防止するためのプログラムであって、
    前記第1処理部のCPUが処理を実行中に前記第2処理部へのコマンド送信のための割り込みを受けるステップと、
    前記第1処理部のCPUが処理を中断するとともに、当該処理の復帰のためのプログラムの戻り番地を記憶するステップと、
    前記第2処理部に送信するコマンドを取得するステップと、
    前記戻り番地を前記コマンドに付加するステップと、
    前記コマンド及び前記戻り番地を前記第2処理部へ送信するステップと、
    前記コマンド及び前記戻り番地を受けるステップと、
    前記コマンドに付加された前記戻り番地を、予め用意された前記第1処理部のプログラムにおいて使用されるべき番地の範囲と比較することにより前記第1処理部のプログラムROMが改ざんされたかどうか判定するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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