JP2005236102A - 電子部品の製造方法及び電子部品 - Google Patents

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Takamaro Ayusawa
琢麿 鮎沢
Osamu Igarashi
修 五十嵐
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Abstract

【課題】 トリミングによる電流集中を緩和若しくはなくし、サージ等による抵抗体の焼損を防ぐことができる電子部品の製造方法を得る。
【解決手段】 絶縁基板上に1対の電極1a,1bと、これら1対の電極1a,1b間に並列に配置した複数の膜状の単位抵抗体2a〜2fとを形成して、抵抗器2を構成する。複数の単位抵抗体2a〜2fの少なくとも1つに対してレーザによるトリミング線3を入れてトリミングを施すことにより1対の電極1a,1b間の抵抗値を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、抵抗器を有する電子部品の製造方法及びこの方法により製造された電子部品に関するものである。
現在、チップ抵抗器を有する電子部品の製造方法に関して言えば、セラミック基板に膜状の抵抗体を形成した後、この抵抗体にレーザによるトリミングを行って抵抗値の調整をする方法が主流である。また、セラミック基板上で抵抗器を有する回路を構成するハイブリッド回路(以下、HiCと記載する。)等の電子部品の場合、性能調整を、抵抗器を構成する膜状の抵抗体にレーザによるトリミングにより行う場合がある。
これらの事象の時に用いる抵抗体のトリミング方法としては、図4や図5に示すようなレーザトリミングを用いるのが一般的である。
図4は、図示しない絶縁基板上に相互に平行に1対の電極1a,1bを設け、これら電極1a,1b間にこれらに電気的に接続して単一の膜状の抵抗体2Rを設け、この単一の膜状の抵抗体2Rに、電極1a,1bに平行にレーザトリミングにより直線的にトリミング線3を形成して、電極1a,1bと抵抗体2Rとからなる抵抗器2の抵抗値の調整をする方法であり、電極1a,1b間の抵抗値やHiC自体の性能を実測しながらレーザトリミングすることができる。
しかしながら、図4に示すトリミング方法では、サージが発生した場合、レーザトリミングしつつある直線状のトリミング線3の先端に点による電流集中が発生して、抵抗体2が焼損してしまう問題点があった。
図5は、図示しない絶縁基板上に相互に平行に1対の電極1a,1bを設け、これら電極1a,1b間にこれらに電気的に接続して単一の膜状の抵抗体2Rを設け、この単一の膜状の抵抗体2Rに、最初に、電極1a,1bに平行にレーザトリミングにより直線的にトリミング線3aを形成していき、途中から一方の電極1bに向かい垂直にトリミング線3bを形成し、全体としてL字状にレーザトリミングして、電極1a,1bと抵抗体2Rとからなる抵抗器2の抵抗値の調整する方法である(例えば、特許文献1参照。)
このトリミング方法によれば、電極1a,1b間の抵抗値やHiC自体の性能を実測しながら、その地点から電極1bに対して垂直方向に一定距離トリミングした時の抵抗値やHiC自体の性能を予測演算してレーザトリミングすることができる。
しかしながら、このトリミング方法は、図4に示すトリミング方法に比べ、耐サージ性が強化されるものの、電流集中が発生するのが1点から2点になっただけであり、点による電流集中そのもの対策にはなり得ない問題点があった。また、予測演算するため、抵抗体2の厚さ方向のバラツキ等による補正を考慮しなければならない問題点があった。
これら2例の問題点を解決するトリミング方法を図6に示す。この図6に示すトリミング方法では、図示しない絶縁基板上に相互に平行に1対の電極1a,1bを設け、これら電極1a,1b間にこれらに電気的に接続して単一の膜状の抵抗体2Rを設け、この膜状の抵抗体2Rに対し、ある程度の噴射口の大きさを有するサンドブラスト等で、抵抗体2Rに円弧状にトリミング部4を設けることにより、電極1a,1bと抵抗体2Rとからなる抵抗器2の抵抗値の調整をする方法であり、トリミング先端の点による電流集中がなくなり、更に実測しながらトリミングできるという利点がある。
特開2003−31405号公報(図2)
しかしながら、このサンドブラストによるトリミング方法では、抵抗体2の表面から削っていくため、先端の抵抗体2の厚みが少なくなってしまっている時は、その部分での電流集中による抵抗体2の焼損等の恐れがあった。また、サンドブラストによるトリミング方法では、粉塵の処理等の問題点もあった。
本発明の目的は、トリミングによる電流集中を緩和若しくはなくし、サージ等による抵抗体の焼損を防ぐことができる電子部品の製造方法及び電子部品を提供することにある。
本発明の他の目的は、トリミング調整の精度を上げることができる電子部品の製造方法及び電子部品を提供することにある。
本発明は、絶縁基板上に抵抗器を有する電子部品を製造する方法を対象とする。
本発明に係る電子部品の製造方法では、
前記絶縁基板上に1対の電極と、該1対の電極間に並列に配置された複数の膜状の単位抵抗体とを形成して、該複数の単位抵抗体と前記1対の電極とにより前記抵抗器を構成し、
前記複数の単位抵抗体の少なくとも1つに対してレーザによるトリミングを施すことにより前記1対の電極間の抵抗値を調整することを特徴とする。
また本発明に係る電子部品の製造方法では、
互いに平行に延びる1対の電極と、前記1対の電極間に並列に配置されて両端が前記1対の電極に電気的に接続された複数の膜状の単位抵抗体とを前記絶縁基板上に形成して前記抵抗器を構成しておき、
前記複数の単位抵抗体の少なくとも1つに対して、該単位抵抗体を横切る向きでレーザによるトリミングを施すことにより前記1対の電極間の抵抗値を調整することを特徴とする。
この場合、前記複数の単位抵抗体は、前記1対の電極間に設けた単一の抵抗膜にレーザトリミングにより前記1対の電極間を延びるスリットを少なくとも1つ設けて、該スリットによって前記抵抗膜を複数の部分に分割することにより形成することが好ましい。
また、前記複数の単位抵抗体は、最初から並列に配置された状態で前記1対の電極とともに前記絶縁基板上に形成されることが好ましい。
また、複数の単位抵抗体は、3本以上で形成することが好ましい。
また本発明は、絶縁基板上に抵抗器を有する電子部品を対象とする。
本発明に係る電子部品では、
前記抵抗器は、前記絶縁基板上に形成された1対の電極と、該1対の電極間に並列に形成された複数の膜状の単位抵抗体とからなり、
前記複数の単位抵抗体の少なくとも1つに、前記1対の電極間の抵抗値を調整するためのトリミングが施されていること、
を特徴とする。
また、複数の単位抵抗体は、3本以上で形成されていることが好ましい。
本発明に係る電子部品の製造方法では、絶縁基板上に1対の電極と、該1対の電極間に並列に配置された複数の膜状の単位抵抗体とを形成して、該複数の単位抵抗体と1対の電極とにより抵抗器を構成し、複数の単位抵抗体の少なくとも1つに対してレーザによるトリミングを施すことにより1対の電極間の抵抗値を調整するので、レーザトリミング時に電流は切断されていない単位抵抗体の1つまたは複数に対して流れ、このためトリミング先端の点への電流集中を緩和することができる。また、電流集中による単位抵抗体の焼損が起きたとしても、トリミング線の先端が存在している単位抵抗体の焼損のみで済み、並列の単位抵抗体の本数で決まる分解能を上げておけば、抵抗値や回路の性能の変動は僅かなものとすることができる。
また本発明に係る電子部品の製造方法では、互いに平行に延びる1対の電極と、1対の電極間に並列に配置されて両端が1対の電極に電気的に接続された複数の膜状の単位抵抗体とを絶縁基板上に形成しておき、複数の単位抵抗体の少なくとも1つに対して、該単位抵抗体を横切る向きでレーザによるトリミングを施すことにより1対の電極間の抵抗値を調整するので、レーザトリミング時に電流は切断されていない単位抵抗体の1つまたは複数に対して流れ、このためトリミング先端の点への電流集中を緩和することができる。また、電流集中による単位抵抗体の焼損が起きたとしても、トリミング線の先端が存在している単位抵抗体の焼損のみで済み、並列の単位抵抗体の本数で決まる分解能を上げておけば、抵抗値や回路の性能の変動は僅かなものとすることができる。
この場合、複数の単位抵抗体は、1対の電極間に設けた単一の抵抗膜にレーザトリミングにより1対の電極間を延びるスリットを少なくとも1つ設けて、該スリットによって抵抗膜を複数の部分に分割することにより形成しても、或いは、最初から並列に配置された状態で1対の電極とともに絶縁基板上に形成してもよい。
複数の単位抵抗体を3本以上で形成して、これらの本数で決まる分解能を上げておくと、電流集中による抵抗体の焼損が起きたとしても、トリミング線の先端が存在している抵抗体の焼損のみで済み、抵抗値や回路の性能の変動は僅かなものとすることができる。
本発明の電子部品では、抵抗器は、絶縁基板上に形成された1対の電極と、該1対の電極間に並列に形成された複数の膜状の単位抵抗体とからなり、複数の単位抵抗体の少なくとも1つに、1対の電極間の抵抗値を調整するためのトリミングが施されているので、この電子部品の製造に伴うレーザトリミング時に電流は切断されていない単位抵抗体の1つまたは複数に対して流れ、このためトリミング先端の点への電流集中を緩和することができる。また、電流集中による単位抵抗体の焼損が起きたとしても、トリミング線の先端が存在している単位抵抗体の焼損のみで済み、並列の単位抵抗体の本数で決まる分解能を上げておけば、抵抗値や回路の性能の変動は僅かなものとすることができる。
この場合、複数の単位抵抗体が3本以上で形成されていて、これらの本数で決まる分解能を上げておくと、電流集中による抵抗体の焼損が起きたとしても、トリミング線の先端が存在している抵抗体の焼損のみで済み、抵抗値や回路の性能の変動は僅かなものとすることができる。
本発明における電子部品の製造方法及び電子部品を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る電子部品の製造方法及び電子部品を実施するための最良の形態の第1例を示す平面図である。
本例の電子部品の製造方法は、図示しないセラミック基板等の絶縁基板上に、所要の抵抗値の抵抗器2が設けられているものの製造方法である。
本例では、前述した絶縁基板上に、1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列に配置してこれら電極1a,1bに電気的に接続した複数の膜状の単位抵抗体2a〜2fとを形成して、該複数の単位抵抗体2a〜2fと1対の電極1a,1bとにより抵抗器2を構成している。換言すれば、互いに平行に延びる1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列に配置して両端をこれら1対の電極1a,1bに電気的に接続した複数の膜状の単位抵抗体2a〜2fとを図示しない絶縁基板上に形成して、抵抗器2を構成している。本例では、これら複数の膜状の抵抗体2a〜2fは、抵抗器2の形成時に最初から並列に絶縁基板上に形成している。隣接する抵抗体2a〜2fの間には、隣接する抵抗体2a〜2fが接触しないようにスペース5a〜5eを設けている。
これら複数の単位抵抗体2a〜2fの少なくとも1つ、本例では4つの単位抵抗体2a〜2dに対してレーザによるトリミング線3を入れてトリミングを施すことにより、1対の電極1a,1b間の抵抗値を所要の値に調整する。換言すれば、複数の単位抵抗体2a〜2fの少なくとも1つ、本例では4つの単位抵抗体2a〜2dに対して、該単位抵抗体2a〜2dを横切る向きでレーザによるトリミング線3を入れてトリミングを施すことにより、1対の電極1a,1b間の抵抗値を所要の値に調整する。
本例の電子部品は、図示しない絶縁基板上に所要の抵抗値の抵抗器2を有する構造になっている。この電子部品で抵抗器2は、絶縁基板上に形成された1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列にスペース5a〜5eを介して形成された複数の膜状の単位抵抗体2a〜2fとからなり、これら複数の単位抵抗体2a〜2fの少なくとも1つ、本例では4つの単位抵抗体2a〜2dに、1対の電極1a,1b間の抵抗値を調整するためのトリミング線3が施されている。
本例では、3つの単位抵抗体2a〜2cがこれらを横切るトリミング線3で切断され、単位抵抗体2cの隣の単位抵抗体2dにトリミング線3の先端が位置している。
このような本例の電子部品の製造方法及び電子部品では、絶縁基板上に1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列に配置された複数の膜状の単位抵抗体2a〜2fとを形成して、該複数の単位抵抗体2a〜2fと1対の電極1a,1bとにより抵抗器2を構成し、これら複数の単位抵抗体2a〜2fの少なくとも1つに対してレーザによるトリミング線3を施すことにより1対の電極1a,1b間の抵抗値を調整するので、トリミング線3を形成するレーザトリミング時に電流は切断されていない単位抵抗体2e,2fに対して流れ、このため単位抵抗体2dに存在するトリミング線3の先端の点への電流集中を緩和することができる。また、電流集中により単位抵抗体2dの焼損が起きたとしても、トリミング線3の先端が存在している単位抵抗体2dの焼損のみで済み、並列の単位抵抗体の本数で決まる分解能を上げておけば、抵抗値や回路の性能の変動は僅かなものとすることができる。
図2は本発明に係る電子部品の製造方法及び電子部品を実施するための最良の形態の第2例を示す平面図である。
本例の電子部品の製造方法も、図示しないセラミック基板等の絶縁基板上に、所要の抵抗値の抵抗器2が設けられているものの製造方法である。
本例では、前述した絶縁基板上に、1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列に配置してこれら電極1a,1bに電気的に接続した複数の膜状の単位抵抗体2a〜2hとを形成して、該複数の単位抵抗体2a〜2hと1対の電極1a,1bとにより抵抗器2を構成している。換言すれば、互いに平行に延びる1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列に配置して両端をこれら1対の電極1a,1bに電気的に接続した複数の膜状の単位抵抗体2a〜2hとを図示しない絶縁基板上に形成して、抵抗器2を構成している。本例では、これら複数の膜状の抵抗体2a〜2hは、単一の抵抗膜よりなる抵抗体2Rの形成後に、レーザによるトリミングで1対の電極1a,1b間を結ぶスリット6a〜6gを所定間隔で平行に設けることで形成されている。
これら複数の単位抵抗体2a〜2hの少なくとも1つ、本例では5つの単位抵抗体2a〜2eに対してレーザによるトリミング線3を入れてトリミングを施すことにより、1対の電極1a,1b間の抵抗値を所要の値に調整する。換言すれば、複数の単位抵抗体2a〜2hの少なくとも1つ、本例では5つの単位抵抗体2a〜2eに対して、該単位抵抗体2a〜2eを横切る向きでレーザによるトリミング線3を入れてトリミングを施すことにより、1対の電極1a,1b間の抵抗値を所要の値に調整する。
本例の電子部品は、図示しない絶縁基板上に所要の抵抗値の抵抗器2を有する構造になっている。この電子部品で抵抗器2は、絶縁基板上に形成された1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列にスペースを形成するスリット6a〜6gを介して形成された複数の膜状の単位抵抗体2a〜2hとからなり、これら複数の単位抵抗体2a〜2hの少なくとも1つ、本例では5つの単位抵抗体2a〜2eに、1対の電極1a,1b間の抵抗値を調整するためのトリミング線3が施されている。
本例では、4つの単位抵抗体2a〜2dがこれらを横切るトリミング線3で切断され、単位抵抗体2dの隣の単位抵抗体2eにトリミング線3の先端が位置している。
このような電子部品の製造方法及び電子部品でも、第1例と同様な効果を得ることができる。
上記の第1,第2例のように、複数の膜状の単位抵抗体を3本以上で形成して、これらの本数で決まる分解能を上げておくと、電流集中による単位抵抗体の焼損が起きたとしても、トリミング線の先端が存在している単位抵抗体の焼損のみで済み、抵抗値や回路の性能の変動は僅かなもので押さえられる利点がある。
図3は本発明に係る電子部品の製造方法及び電子部品を実施するための最良の形態の第3例を示す平面図である。
本例の電子部品の製造方法も、図示しないセラミック基板等の絶縁基板上に、所要の抵抗値の抵抗器2が設けられているものの製造方法である。
本例の電子部品の製造方法でも、図示しないセラミック基板等の絶縁基板上に、1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に配置してこれら電極1a,1bに電気的に接続した膜状の抵抗体2Rとを形成している。膜状の抵抗体2Rに対して、レーザによるトリミングで1対の電極1a,1b間を結ぶスリット6aを設け、1対の電極1a,1b間に並列に2本の膜状の単位抵抗体2a,2bを形成して、該2本の単位抵抗体2a,2bと1対の電極1a,1bとにより抵抗器2を構成している。これら2本の単位抵抗体2a,2bのうちの1本の単位抵抗体2aに対してレーザによるトリミング線3を入れてトリミングを施すことにより、1対の電極1a,1b間の抵抗値を所要の値に調整する。
本例の電子部品は、図示しない絶縁基板上に所要の抵抗値の抵抗器2を有する構造になっている。この電子部品で抵抗器2は、絶縁基板上に形成された1対の電極1a,1bと、該1対の電極1a,1b間に並列にスリット6aを介して形成された2本の膜状の単位抵抗体2a,2bとからなり、これら2本の単位抵抗体2a,2bの1本、本例では単位抵抗体2aに、1対の電極1a,1b間の抵抗値を調整するためのトリミング線3が施されている。このトリミング線3は、抵抗値により単位抵抗体2aの幅方向の途中に止まっていることもある。
このような抵抗体のトリミング方法及びトリミング抵抗体でも、第1,第2例とほぼ同様な効果を得ることができる。基本的なトリミング方法は、図5のトリミング方法と変わらず、予測演算を行いながらトリミングする方法である。
本発明に係る電子部品の製造方法及び電子部品を実施するための最良の形態の第1例を示す平面図である。 本発明に係る電子部品の製造方法及び電子部品を実施するための最良の形態の第2例を示す平面図である。 本発明に係る電子部品の製造方法及び電子部品を実施するための最良の形態の第3例を示す平面図である。 従来の電子部品の製造方法の一例を示す平面図である。 従来の電子部品の製造方法の他の例を示す平面図である。 従来の電子部品の製造方法のさらに他の例を示す平面図である。
符号の説明
1a,1b 電極
2 抵抗器
2R 抵抗体
2a〜2h 単位抵抗体
3,3a,3b トリミング線
4 トリミング部
5a〜5e スペース
6a〜6g スリット

Claims (7)

  1. 絶縁基板上に抵抗器を有する電子部品を製造する方法であって、
    前記絶縁基板上に1対の電極と、該1対の電極間に並列に配置された複数の膜状の単位抵抗体とを形成して、該複数の単位抵抗体と前記1対の電極とにより前記抵抗器を構成し、
    前記複数の単位抵抗体の少なくとも1つに対してレーザによるトリミングを施すことにより前記1対の電極間の抵抗値を調整することを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 絶縁基板上に電子部品電子部品を製造する方法であって、
    互いに平行に延びる1対の電極と、前記1対の電極間に並列に配置されて両端が前記1対の電極に電気的に接続された複数の膜状の単位抵抗体とを前記絶縁基板上に形成して前記抵抗器を構成しておき、
    前記複数の単位抵抗体の少なくとも1つに対して、該単位抵抗体を横切る向きでレーザによるトリミングを施すことにより前記1対の電極間の抵抗値を調整することを特徴とする電子部品の製造方法。
  3. 前記複数の単位抵抗体は、前記1対の電極間に設けた単一の抵抗膜にレーザトリミングにより前記1対の電極間を延びるスリットを少なくとも1つ設けて、該スリットによって前記抵抗膜を複数の部分に分割することにより形成することを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記複数の単位抵抗体は、最初から並列に配置された状態で前記1対の電極とともに前記絶縁基板上に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記複数の単位抵抗体は、3本以上で形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子部品の製造方法。
  6. 絶縁基板上に抵抗器を有する電子部品において、
    前記抵抗器は、前記絶縁基板上に形成された1対の電極と、該1対の電極間に並列に形成された複数の膜状の単位抵抗体とからなり、
    前記複数の単位抵抗体の少なくとも1つに、前記1対の電極間の抵抗値を調整するためのトリミングが施されていること、
    を特徴とする電子部品。
  7. 前記複数の単位抵抗体は、3本以上で形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子部品。
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