JP2005093717A - チップ抵抗器とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 絶縁基板2の上面のうち一対の端子電極3,4間の部分に抵抗膜5を形成し、この抵抗膜に、当該抵抗膜において電気が流れる経路をつづら折り状にするための二本の入り込み溝7,8及び二本のトリミング溝9,10を交互に設けて成るチップ抵抗器1において、その抵抗値を、両トリミング溝の刻設にて所定値にするトリミング調整に要する時間を短縮するとともに、歩留り率を低減して低コスト化を図る。
【解決手段】 抵抗膜の一端5aをその幅寸法のまま一方の端子電極3に、他端5baを細幅部6を介して他方の端子電極4に各々接続し、第1入り込み溝7と第2入り込み溝8とを、抵抗膜における長手方向の略中央の部分に互いに隣接するように配設し、抵抗膜のうちその一端5aと第2入り込み溝8との間の部分に、第1トリミング溝9を、抵抗膜のうちその他端5bと第1入り込み溝7との間の部分に、第2トリミング溝10を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チップ型にした絶縁基板の上面に抵抗膜を形成して成るチップ抵抗器のうち、耐サージ特性を向上したチップ抵抗器と、その製造方法とに関するものである。
一般に、チップ型にした絶縁基板の上面に抵抗膜を形成して成るチップ抵抗器においては、静電気や電源ノイズ等の影響で発生するサージ電圧が印加した場合に、その抵抗値が変化し易いとう欠点がある。このサージ電圧による抵抗値の変化は、抵抗膜における電気が流れる経路の長さを長くことによって改善されることが知られている。
そこで、先行技術としての特許文献1は、以下に述べるように構成することによって耐サージ特性を向上したチップ抵抗器を提案している。
すなわち、この先行技術によるチップ抵抗器21は、図7に示すように、チップ型にした絶縁基板22の上面のうち長手方向に沿った左右両端の部分に、端子電極23,24を形成する一方、前記絶縁基板22の上面のうち前記端子電極23,24の間の部分に、適宜幅寸法Wで前記絶縁基板22の長手方向に延びる抵抗膜25を、スクリーン印刷にて形成するにおいて、この抵抗膜25における長手方向の一端25a及び他端25bを、当該抵抗膜25における幅寸法Wと同じままで前記両端子電極23,24に対して電気的に導通し、更に、前記抵抗膜25のうち長手方向の略中央の部分に、当該抵抗膜25における左右両長手側面25c,25dのうち一方の長手側面25cから他方の長手側面25dに向かって延びる第1入り込み溝27と、前記他方の長手側面25dから一方の長手側面25cに向かって延びる第2入り込み溝28とを、第1入り込み溝27が抵抗膜25の他端25b側に第2入り込み溝28が抵抗膜25の一端25a側に各々位置する状態で互いに隣接するようにして、前記抵抗膜25をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成する。
これに加えて、前記抵抗膜25のうちその一端25aと前記第2入り込み溝28との間の部分に、第1トリミング溝29を、前記一方の長手側面25cから他方の長手側面25dに向かって延びるように、レーザ光線の照射等にて刻設し、更に、前記抵抗膜25のうちその他端25bと前記第1入り込み溝27との間の部分に、第2トリミング溝30を、前記他方の長手側面25dから一方の長手側面25cに向かって延びるように、レーザ光線の照射等にて刻設して、前記抵抗膜25を、前記両入り込み溝27,28及び両トリミング溝29,30にてつづら折り状にすることにより、前記抵抗膜25において電気が流れる経路の長さを、可及的に長くするように構成している。
なお、符号31は、前記両トリミング溝29,30を刻設加工した後において前記抵抗膜25の全体を覆うように形成されるカバーコートを示す。
特開2002−338801号公報
前記した先行技術の構成によると、抵抗膜25が、両入り込み溝27,28及び両トリミング溝29,30にてつづら折り状になることにより、抵抗膜において電気が流れる経路の長さが長くなるから、耐サージ特性を、小型及び軽量化した状態のもとで確実に向上できる。
しかし、その反面、前記四本の溝27,28,29,30のうち、二本のトリミング溝29,30を、抵抗膜25のうち両端子電極23,24に対して同じ幅寸法Wのままで接続する部分に刻設していることにより、以下に述べるような問題があった。
すなわち、前記両トリミング溝29,30は、抵抗膜25において電気が流れる経路の長さを長くするためのつづら折りの数を増やすことと、両端子電極23,24間における抵抗値を所定の規格範囲内に入るようにトリミング調整することとの両方を兼ねて刻設するのであるが、前記両トリミング溝29,30は、抵抗膜25が、その幅寸法Wのままで両端子電極23,24に対して接続する部分に設けられていることにより、この両トリミング溝29,30における単位長さ当たりの抵抗値の変化率が小さいから、両端子電極23,24間における抵抗値を測定しながら前記両トリミング溝29,30を刻設することで前記抵抗値を所定の定格範囲に入るようにトリミング調節することに時間を必要として、生産性が低いのである。
これに加えて、前記抵抗膜25は、元々、両トリミング溝29,30を刻設する前における抵抗値と、両トリミング溝29,30を刻設した後における抵抗値との差を少なくように構成しているから、前記両トリミング溝の単位長さ当たりの抵抗値の変化率が、両トリミング溝29,30において同じであると、抵抗値を所定の規格範囲に入れることの歩留り率が低くなり、前記した生産性が低いことと相俟って、製造コストのアップを招来するのであった。
また、前記両トリミング溝29,30の刻設に際しては、トリミング溝を刻設する位置が抵抗膜の長手方向にずれるという誤差が存在するものであり、この位置ずれ誤差のために、前記抵抗膜25のうち第1トリミング溝29と第2入り込み溝28との間における間隔寸法S1及び第2トリミング溝30と第1入り込み溝27との間における間隔寸法S2のうちいずれか一方又は両方が、所定値、例えば、抵抗膜25のうち両入り込み溝27,28間の間隔寸法S0を越えて小さくなってしまって、不良品になるというように、不良品の発生率が高くなるという問題もあった。
本発明は、これらの問題を確実に解消することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明のチップ抵抗器は、請求項1に記載したように、「チップ型にした絶縁基板と、この絶縁基板の上面における左右両端部に形成した一対の端子電極と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部分に適宜幅寸法で両端子電極の方向に延びるようにスクリーン印刷にて形成した抵抗膜とから成り、前記抵抗膜に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝と、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝とを、当該抵抗膜をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成して成るチップ抵抗器において、
前記抵抗膜における長手方向の一端を、当該抵抗膜における幅寸法のままで前記一方の端子電極に導通する一方、前記抵抗膜における長手方向の他端を、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分に設けた細幅部を介して前記他方の端子電極に導通する一方、前記第1入り込み溝と前記第2入り込み溝とを、前記抵抗膜における長手方向の略中央の部分に、第1入り込み溝が抵抗膜の他端側に第2入り込み溝が抵抗膜の一端側に各々位置する状態で互いに隣接するように配設し、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設し、更に、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設する。」
ことを特徴としている。
また、本発明のチップ抵抗器は、請求項2に記載したように、
「前記請求項1の記載において、第1トリミング溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法、第1入り込み溝から第2トリミング溝までの間における間隔寸法及び抵抗膜における他端から第2トリミング溝までの間における間隔寸法の各々を、前記第1入り込み溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法よりも前記各トリミング溝を刻設するときの位置ずれ誤差の分だけ大きくした。」
ことを特徴としている。
そして、本発明の製造方法は、請求項3に記載したように、
「チップ型にした絶縁基板の上面のうち左右両端に端子電極を形成する工程と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部位に抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程とから成り、前記抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程は、前記抵抗膜における長手方向の一端を当該抵抗膜における幅寸法のままで前記一方の端子電極に導通することと、前記抵抗膜における長手方向の他端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分において前記他方の端子電極に導通する第2細幅部を一体的に設けることと、及び、前記抵抗膜に前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝を各々設けることとを含み、更に、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程と、この工程に次いで、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程とを備えている。」
ことを特徴としている。
発明の作用・効果
前記したように請求項1の構成にすることにより、抵抗膜に刻設する二本のトリミング溝のうち第1トリミング溝は、前記抵抗膜のうちその幅寸法のままで一方の端子電極に対して接続する部分に設けられていることにより、この第1トリミング溝における単位長さ当たりの抵抗値の変化率は、前記先行技術の場合と同様に小さい。
これに対して、前記二本のトリミング溝のうち第2トリミング溝は、抵抗膜のうち他方の端子電極に対して細幅部を介して接続されている他端と第1入り込み溝との間の部分に設けられていることにより、この第2トリミング溝における単位長さ当たりの抵抗値の変化率は、前記第1トリミング溝における抵抗値の変化率よりも大きい。
そこで、両端子電極間における抵抗値を所定の定格範囲に入るようにトリミング調整するに際しては、先ず、抵抗値変化率の大きい第2トリミング溝を刻設することによって、抵抗値を、所定の定格値に近づけるように粗くトリミング調整し、これに次いで、抵抗値変化率の小さい第1トリミング溝を刻設することによって、抵抗値を、所定の定格値範囲に入るように、精密にトリミング調整することができる。
従って、本発明によると、両端子電極間における抵抗値を測定しながら前記両トリミング溝を刻設することで前記抵抗値を所定の定格範囲に入るようにトリミング調節することに要する時間を、第1トリミング溝による精密トリミング調整に先立って第2トリミング溝にて粗くトリミング調整する分だけ短縮することができ、生産性を向上できるとともに、歩留り率を低減できるから、製造コストを低減できる。
また、請求項2に記載したように、第1トリミング溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法、第1入り込み溝から第2トリミング溝までの間における間隔寸法、及び、抵抗膜における他端から第2トリミング溝までの間における間隔寸法の各々を、前記第1入り込み溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法よりも前記各トリミング溝を刻設するときの位置ずれ誤差の分だけ大きくすることにより、抵抗膜のうち第1トリミング溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法、第1入り込み溝から第2トリミング溝までの間における間隔寸法、及び、抵抗膜における他端から第2トリミング溝までの間における間隔寸法の各々が、両トリミング溝を刻設加工するときにおける位置ずれ誤差のために、抵抗膜のうち両入り込み溝間の間隔寸法を越えて小さくなることを回避できるから、不良品の発生率を確実に低減できる利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態によるチップ抵抗器1を示す。
このチップ抵抗器1は、幅寸法Dで長さ寸法Lの長方形のチップ型にした絶縁基板2の上面のうち長手方向に沿った左右両端の部分に、端子電極3,4を形成する一方、前記絶縁基板2の上面のうち前記端子電極3,4の間の部分に、適宜幅寸法Wで前記絶縁基板2の長手方向に延びる抵抗膜5を、その材料ペーストのスクリーン印刷及びその後における焼成により形成している。
前記抵抗膜5を、スクリーン印刷にて形成するにおいて、この抵抗膜5における長手方向の一端5aは、当該抵抗膜5における幅寸法Wのままで前記一方の端子電極3に対して重ねて接続されているが、前記抵抗膜5における長手方向の他端5bは、当該抵抗膜5における左右両長手側面5c,5dのうち他方の長手側面5dの部分に細幅部6を一体に設けて、この細幅部6を介して前記他方の端子電極4に対して電気的に接続し、更に、前記抵抗膜5には、前記一方の長手側面5cから他方の長手側面5dに向かって延びる第1入り込み溝7と、前記他方の長手側面5dから一方の長手側面5cに向かって延びる第2入り込み溝8とを、前記抵抗膜5をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成する。
この場合において、前記第1入り込み溝7と前記第2入り込み溝8とを、前記抵抗膜5における長手方向の略中央の部分に、第1入り込み溝7が抵抗膜5の他端5b側に第2入り込み溝8が抵抗膜5の一端5a側に各々位置する状態で互いに隣接するように配設する。
そして、前記抵抗膜5のうちその一端5aと前記第2入り込み溝8との間の部分に、レーザ光線の照射等による第1トリミング溝9を、前記一方の長手側面5cから他方の長手側面5dに向かって延びるように刻設し、更に、前記抵抗膜5のうちその他端5bと前記第1入り込み溝7との間の部分に、同じくレーザ光線の照射等による第2トリミング溝10を、前記他方の長手側面5dから一方の長手側面5cに向かって延びるように刻設することにより、前記抵抗膜5を、前記両入り込み溝7,8及び両トリミング溝9,10にてつづら折り状に構成する。
なお、符号11は、前記両トリミング溝9,10を刻設加工した後において前記抵抗膜5の全体を覆うように形成されるカバーコートを示す。また、前記両端子電極3,4は、前記絶縁基板2における左右両端面2a,2bを経て絶縁基板2の裏面側にまで延びている。
このように構成することにより、抵抗膜5に刻設する二本のトリミング溝9,10のうち第1トリミング溝9は、前記抵抗膜5のうちその幅寸法Wのままで一方の端子電極3に対して接続する部分に設けられていることにより、この第1トリミング溝9における単位長さ当たりの抵抗値の変化率は、前記先行技術の場合と同様に小さい。
これに対して、前記二本のトリミング溝9,10のうち第2トリミング溝10は、抵抗膜5のうち他方の端子電極4に対して細幅部6を介して接続されている他端5bと第1入り込み溝7との間の部分に設けられていることにより、この第2トリミング溝10における単位長さ当たりの抵抗値の変化率は、前記第1トリミング溝における抵抗値の変化率よりも大きい。
そこで、両端子電極間3,4における抵抗値を所定の定格範囲に入るようにトリミング調整するに際しては、先ず、抵抗値変化率の大きい第2トリミング溝10を、抵抗値を測定しながら刻設することによって、抵抗値を、所定の定格値に近づけるように粗くトリミング調整し、これに次いで、抵抗値変化率の小さい第1トリミング溝9を、抵抗値を測定しながら刻設することによって、抵抗値を、所定の定格値範囲に入るように、精密にトリミング調整することができる。
この場合において、前記両トリミング溝9,10を刻設加工するときにおいて、絶縁基板2における一端側への位置ずれ誤差、及び絶縁基板2における他端側への位置ずれ誤差をΔδとしたとき、前記第1トリミング溝9から第2入り込み溝8までの間における間隔寸法A1、第1入り込み溝7から第2トリミング溝10までの間における間隔寸法A2、及び、抵抗膜5における他端5Bから第2トリミング溝10までの間における間隔寸法A3の各々を、前記第1入り込み溝7から第2入り込み溝8までの間における間隔寸法Bよりも前記した位置ずれ誤差Δδの分だけ大きく、換言すると、B+Δδ以上にすることにより、二本の入り込み溝7,8と二本のトリミング溝9,10との相互間における間隔寸法A1,A2,A3の各々が、二本のトリミング溝9,10を刻設加工するときにおける位置ずれ誤差のために、抵抗膜5をスクリーン印刷にて形成するときにおいて同時に形成される二本の入り込み溝7,8の相互間における間隔寸法Bよりも小さくなることを確実に回避できる。
そして、前記した構成のチップ抵抗器1は、以下に述べる工程を経て製造するのが好ましい。
すなわち、前記絶縁基板2の上面に、図3に示すように、左右一対の端子電極3,4を形成する工程と、前記絶縁基板2の上面に、図4に示すように、抵抗膜5を、当該抵抗膜5に前記端子電極3,4に重なる細幅部6及び両入り込み溝7,8を設けて、スクリーン印刷にて形成する工程とを備えている。
この場合に、抵抗膜5を形成する工程を先にして、両端子電極3,4を形成する工程を後にしても良い。
次いで、前記抵抗膜5に対して、図5に示すように、第2トリミング溝10を、レーザ光線の照射等にて刻設する。このとき、両端子電極3,4間における抵抗値を測定しながら、前記第2トリミング溝10を刻設することにより、前記抵抗値を、所定の定格値に近づけるように粗くトリミング調整する。
次いで、前記抵抗膜5に対して、図6に示すように、第1トリミング溝9を、レーザ光線の照射等にて刻設する。このとき、両端子電極3,4間における抵抗値を測定しながら、前記第1トリミング溝9を刻設することにより、前記抵抗値を、所定の定格値の範囲内に入るように精密にトリミング調整する。
そして、前記絶縁基板2の上面に、前記抵抗膜5の全体を覆うカバーコート11を形成する。
本発明の実施の形態によるチップ抵抗器の平面図である。 図1のII−II視拡大断面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して絶縁基板に端子電極を形成したときの平面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して絶縁基板に抵抗膜を形成したときの平面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して前記抵抗膜に第1トリミング溝を刻設したときの平面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して前記抵抗膜に第2トリミング溝を刻設したときの平面図である。 従来のチップ抵抗器を示す平面図である。
符号の説明
1 チップ抵抗器
2 絶縁基板
3,4 端子電極
5 抵抗膜
5a 抵抗膜の一端
5b 抵抗膜の他端
5c,5d 抵抗膜の長手側面
6 細幅部
7 第1入り込み溝
8 第2入り込み溝
9 第1トリミング溝
10 第2トリミング溝
11 カバーコート

Claims (3)

  1. チップ型にした絶縁基板と、この絶縁基板の上面における左右両端部に形成した一対の端子電極と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部分に適宜幅寸法で両端子電極の方向に延びるようにスクリーン印刷にて形成した抵抗膜とから成り、前記抵抗膜に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝と、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝とを、当該抵抗膜をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成して成るチップ抵抗器において、
    前記抵抗膜における長手方向の一端を、当該抵抗膜における幅寸法のままで前記一方の端子電極に導通する一方、前記抵抗膜における長手方向の他端を、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分に設けた細幅部を介して前記他方の端子電極に導通する一方、前記第1入り込み溝と前記第2入り込み溝とを、前記抵抗膜における長手方向の略中央の部分に、第1入り込み溝が抵抗膜の他端側に第2入り込み溝が抵抗膜の一端側に各々位置する状態で互いに隣接するように配設し、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設し、更に、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設することを特徴とするチップ抵抗器。
  2. 前記請求項1の記載において、第1トリミング溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法、第1入り込み溝から第2トリミング溝までの間における間隔寸法及び抵抗膜における他端から第2トリミング溝までの間における間隔寸法の各々を、前記第1入り込み溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法よりも前記各トリミング溝を刻設するときの位置ずれ誤差の分だけ大きくしたことを特徴とするチップ抵抗器。
  3. チップ型にした絶縁基板の上面のうち左右両端に端子電極を形成する工程と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部位に抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程とから成り、前記抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程は、前記抵抗膜における長手方向の一端を当該抵抗膜における幅寸法のままで前記一方の端子電極に導通することと、前記抵抗膜における長手方向の他端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分において前記他方の端子電極に導通する第2細幅部を一体的に設けることと、及び、前記抵抗膜に前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝を各々設けることとを含み、更に、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程と、この工程に次いで、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程とを備えていることを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
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