JP2005093718A - チップ抵抗器とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 絶縁基板2の上面のうち一対の端子電極3,4間の部分に抵抗膜5を形成し、この抵抗膜の一端5aと他端5bとに前記両端子電極に導通する細幅部7,8を設け、更に、前記抵抗膜5に、当該抵抗膜において電気が流れる経路をつづら折り状にするための二本の入り込み溝8,9及び二本のトリミング溝10,11を交互に設けて成るチップ抵抗器1において、その製造に際しての不良品発生率の低減を図る。
【解決手段】 前記第1入り込み溝8と前記第2入り込み溝9とを、前記抵抗膜における長手方向の略中央の部分に互いに隣接するように配設し、前記抵抗膜のうちその一端5aと前記第2入り込み溝9との間の部分に、前記第1トリミング溝10を、前記抵抗膜のうちその他端5bと前記第1入り込み溝8との間の部分に、前記第2トリミング溝11を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チップ型にした絶縁基板の上面に抵抗膜を形成して成るチップ抵抗器のうち、耐サージ特性を向上したチップ抵抗器と、その製造方法とに関するものである。
一般に、チップ型にした絶縁基板の上面に抵抗膜を形成して成るチップ抵抗器においては、静電気や電源ノイズ等の影響で発生するサージ電圧が印加した場合に、その抵抗値が変化し易いとう欠点がある。このサージ電圧による抵抗値の変化は、抵抗膜における電気が流れる経路の長さを長くことによって改善されることが知られている。
そこで、先行技術としての特許文献1における図4は、以下に述べるように構成することによって耐サージ特性を向上したチップ抵抗器を提案している。
すなわち、この先行技術によるチップ抵抗器21は、図7に示すように、チップ型にした絶縁基板22の上面のうち長手方向に沿った左右両端の部分に、端子電極23,24を形成する一方、前記絶縁基板22の上面のうち前記端子電極23,24の間の部分に、適宜幅寸法Wで前記絶縁基板22の長手方向に延びる抵抗膜25を、スクリーン印刷にて形成するにおいて、この抵抗膜25における長手方向の一端25aには、当該抵抗膜25における左右両長手側面25c,25dのうち一方の長手側面25cの部分に第1細幅部26を一体に設けて、この第1細幅部26を介して前記一方の端子電極23に対して電気的に接続し、前記抵抗膜25における長手方向の他端25bには、当該抵抗膜25における左右両長手側面25c,25dのうち他方の長手側面25dの部分に細幅部27を一体に設けて、この第2細幅部27を介して前記他方の端子電極24に対して電気的に接続し、更に、前記抵抗膜25には、当該抵抗膜25のうち前記一端25aに隣接する部分に前記一方の長手側面25cから他方の長手側面25dに向かって延びる第1入り込み溝28を、当該抵抗膜25のうち前記他端25bに隣接する部分に前記他方の長手側面25dから一方の長手側面25cに向かって延びる第2入り込み溝29を、前記抵抗膜25をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成する。
これに加えて、前記抵抗膜25において前記両入り込み溝28,29間の部分のうち第2入り込み溝29に隣接する部分には、レーザ光線の照射等による第1トリミング溝30を、一方の長手側面25cから他方の長手側面25dに向かって延びるように刻設し、更に、前記抵抗膜25において前記両入り込み溝28,29間の部分のうち第1入り込み溝28に隣接する部分には、レーザ光線の照射等による第2トリミング溝31を、他方の長手側面25dから一方の長手側面25cに向かって延びるように刻設して、前記抵抗膜25を、前記両入り込み溝28,29及び両トリミング溝30,31にてつづら折り状にすることにより、前記抵抗膜25において電気が流れる経路の長さを、可及的に長くするように構成している。
なお、符号32は、前記両トリミング溝30,31を刻設加工した後において前記抵抗膜25の全体を覆うように形成されるカバーコートを示す。
特開平9−205004号公報
前記した先行技術の構成によると、抵抗膜25の両端に、両端子電極23,24に重なる細幅部26,27を備えていることにより、つづら折りの数を、前記抵抗膜25の一端を、細幅部を介することなく広い幅のままで端子電極に接続した場合よりも多くすることができて、抵抗膜において電気が流れる経路の長さを、絶縁基板22の長さ寸法を大きくことなく、長くできるから、耐サージ特性を、小型及び軽量化した状態のもとで大幅に向上できる。
しかし、その反面、前記四本の溝28,29,30,31のうち、二本のトリミング溝30,31を、互いに隣接するように並べて刻設していることにより、この両トリミング溝30,31を刻設するときに以下に述べるように、不良品の発生率が高いという問題があった。
すなわち、前記両トリミング溝30,31は、抵抗膜において電気が流れる経路を長くするためにつづら折りの数を多くすること、及び、両端子電極23,24間における抵抗値が所定の規格範囲内に入るようにトリミング調整することを兼ねて、それぞれ別々に刻設するのであるが、このトリミング溝の刻設に際しては、トリミング溝を刻設する位置が抵抗膜の長手方向にずれるという誤差が存在するものである。
この場合において、前記先行技術のように、二本のトリミング溝30,31を、互いに相隣接するように並べて刻設するという構成にしたときには、この両トリミング溝30,31を別々に刻設するに際して、この両トリミング溝30,31が、その刻設加工時における前記した位置ずれ誤差のために互いに接近したときにおいて、抵抗膜25のうち前記両トリミング溝30,31間における間隔寸法S1が、所定値、例えば、抵抗膜25のうち一端25aから第1入り込み溝28までの間における間隔寸法S0及び他端25bから第2入り込み溝29までの間における間隔寸法S0を越えて小さくなってしまって、不良品になるというように、不良品の発生率が高くなる。
このような不良品の発生を避けるには、前記両トリミング溝30,31における間隔を、前記した刻設加工時における位置ずれ誤差の分を予め見込んで広くすれば良いが、このように構成することは、これだけ絶縁基板22の長さ寸法を大きくしなければならず、大型化及び重量のアップを招来することになる。
本発明は、前記した不良品の発生率を、大型化等を招来することなく、確実に低減できるようにすることを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明のチップ抵抗器は、請求項1に記載したように、「チップ型にした絶縁基板と、この絶縁基板の上面における左右両端部に形成した一対の端子電極と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部分に適宜幅寸法で両端子電極の方向に延びるようにスクリーン印刷にて形成した抵抗膜とから成り、前記抵抗膜における長手方向の一端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち一方の長手側面の部分において前記一方の端子電極に導通する第1細幅部を、前記抵抗膜における長手方向の他端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分において前記他方の端子電極に導通する第2細幅部を各々一体的に備え、更に、前記抵抗膜に、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝と、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝とを、当該抵抗膜をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成して成るチップ抵抗器において、
前記第1入り込み溝と前記第2入り込み溝とを、前記抵抗膜における長手方向の略中央の部分に、第1入り込み溝が抵抗膜の他端側に第2入り込み溝が抵抗膜の一端側に各々位置する状態で互いに隣接するように配設し、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設し、更に、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設する。」
ことを特徴としている。
また、本発明のチップ抵抗器は、請求項2に記載したように、
「前記請求項1の記載において、抵抗膜における一端から第1トリミング溝までの間における間隔寸法、第1トリミング溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法、第1入り込み溝から第2トリミング溝までの間における間隔寸法及び抵抗膜における他端から第2トリミング溝までの間における間隔寸法の各々を、前記第1入り込み溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法よりも前記各トリミング溝を刻設するときの位置ずれ誤差の分だけ大きくした。」
ことを特徴としている。
そして、本発明の製造方法は、請求項3に記載したように、
「チップ型にした絶縁基板の上面のうち左右両端に端子電極を形成する工程と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部位に抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程とから成り、前記抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程は、前記抵抗膜における長手方向の一端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち一方の長手側面の部分において一方の端子電極に導通する第1細幅部を、前記抵抗膜における長手方向の他端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分において前記他方の端子電極に導通する第2細幅部を各々一体的に設けることと、及び、前記抵抗膜に前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝と、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝とを各々設けることとを含み、更に、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程と、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程とを備えている。」
ことを特徴としている。
発明の作用・効果
前記した構成にすることにより、抵抗膜を二本の入り込み溝と二本のトリミング溝にてつづら折り状にすることの数を先行技術と同様にした状態のもとで、第1トリミング溝と第2トリミング溝とは、互いに相隣接することなく、その間に二本の入り込み溝が位置するように互いに離れているから、この両トリミング溝が、その各々を別々に刻設加工するときにおける位置ずれ誤差のために互いに接近した場合において、前記二本の入り込み溝と二本のトリミング溝との相互間における間隔寸法が、所定値を越えて小さくなることを、絶縁基板における長さ寸法を増大することなく、確実に回避できる。
従って、本発明によると、製造に際しての不良品の発生率を、製品の大型化及び重量のアップを招来することなく、大幅に低減できる効果を有する。
特に、請求項2に記載したように、抵抗膜における一端から第1トリミング溝までの間における間隔寸法、第1トリミング溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法、第1入り込み溝から第2トリミング溝までの間における間隔寸法及び抵抗膜における他端から第2トリミング溝までの間における間隔寸法の各々を、前記第1入り込み溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法よりも前記各トリミング溝を刻設するときの位置ずれ誤差の分だけ大きくすることにより、二本の入り込み溝と二本のトリミング溝との相互間における間隔寸法が、二本のトリミング溝を刻設加工するときにおける位置ずれ誤差のために、抵抗膜をスクリーン印刷にて形成するときにおいて同時に形成される二本の入り込み溝の相互間における間隔寸法よりも小さくなることを回避できるから、不良品の発生率をより確実に低減できる利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態によるチップ抵抗器1を示す。
このチップ抵抗器1は、幅寸法Dで長さ寸法Lの長方形のチップ型にした絶縁基板2の上面のうち長手方向に沿った左右両端の部分に、端子電極3,4を形成する一方、前記絶縁基板2の上面のうち前記端子電極3,4の間の部分に、適宜幅寸法Wで前記絶縁基板2の長手方向に延びる抵抗膜5を、その材料ペーストのスクリーン印刷及びその後における焼成により形成している。
前記抵抗膜5を、スクリーン印刷にて形成するにおいて、この抵抗膜5における長手方向の一端5aには、当該抵抗膜5における左右両長手側面5c,5dのうち一方の長手側面5cの部分に第1細幅部6を一体に設けて、この第1細幅部6を介して前記一方の端子電極3に対して電気的に接続し、前記抵抗膜5における長手方向の他端5bには、当該抵抗膜5における左右両長手側面5c,5dのうち他方の長手側面5dの部分に第2細幅部7を一体に設けて、この第2細幅部7を介して前記他方の端子電極4に対して電気的に接続し、更に、前記抵抗膜5には、前記一方の長手側面5cから他方の長手側面5dに向かって延びる第1入り込み溝8と、前記他方の長手側面5dから一方の長手側面5cに向かって延びる第2入り込み溝9とを、前記抵抗膜5をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成する。
この場合において、前記第1入り込み溝8と前記第2入り込み溝9とを、前記抵抗膜5における長手方向の略中央の部分に、第1入り込み溝8が抵抗膜5の他端5b側に第2入り込み溝9が抵抗膜5の一端5a側に各々位置する状態で互いに隣接するように配設する。
そして、前記抵抗膜5のうちその一端5aと前記第2入り込み溝9との間の部分に、レーザ光線の照射等による第1トリミング溝10を、前記一方の長手側面5cから他方の長手側面5dに向かって延びるように刻設し、更に、前記抵抗膜5のうちその他端5bと前記第1入り込み溝8との間の部分に、同じくレーザ光線の照射等による第2トリミング溝11を、前記他方の長手側面5dから一方の長手側面5cに向かって延びるように刻設することにより、前記抵抗膜5を、前記両入り込み溝8,9及び両トリミング溝10,11にてつづら折り状に構成する。
なお、符号12は、前記両トリミング溝10,11を刻設加工した後において前記抵抗膜5の全体を覆うように形成されるカバーコートを示す。また、前記両端子電極3,4は、前記絶縁基板2における左右両端面2a,2bを経て、絶縁基板2の裏面側にまで延びている。
このように構成することにより、抵抗膜5を二本の入り込み溝8,9と二本のトリミング溝10,11にてつづら折り状にすることの数を先行技術と同様にした状態のもとで、第1トリミング溝10と第2トリミング溝11とは、互いに相隣接することなく、その間に二本の入り込み溝8,9が位置するように互いに離れているから、この両トリミング溝10,11が、その各々を別々を刻設加工するときにおける位置ずれ誤差のために互いに接近した場合において、前記二本の入り込み溝8,9と二本のトリミング溝10,11との相互間における間隔寸法が、所定値を越えて小さくなることを、絶縁基板2における長さ寸法Lを増大することなく、確実に回避できる。
この場合において、前記両トリミング溝10,11を刻設加工するときにおいて、絶縁基板2における一端側への位置ずれ誤差、及び絶縁基板2における他端側への位置ずれ誤差をΔδとしたとき、前記抵抗膜5における一端5aから第1トリミング溝10までの間における間隔寸法A1、第1トリミング溝10から第2入り込み溝9までの間における間隔寸法A2、第1入り込み溝8から第2トリミング溝11までの間における間隔寸法A3及び抵抗膜5における他端5bから第2トリミング溝11までの間における間隔寸法A4の各々を、前記第1入り込み溝8から第2入り込み溝9までの間における間隔寸法Bよりも前記した位置ずれ誤差Δδの分だけ大きく、換言すると、B+Δδ以上にすることにより、二本の入り込み溝8,9と二本のトリミング溝10,11との相互間における間隔寸法A1,A2,A3,A4の各々が、二本のトリミング溝10,11を刻設加工するときにおける位置ずれ誤差のために、抵抗膜5をスクリーン印刷にて形成するときにおいて同時に形成される二本の入り込み溝8,9の相互間における間隔寸法Bよりも小さくなることを確実に回避できる。
そして、前記した構成のチップ抵抗器1は、以下に述べる工程を経て製造するのが好ましい。
すなわち、前記絶縁基板2の上面に、図3に示すように、左右一対の端子電極3,4を形成する工程と、前記絶縁基板2の上面に、図4に示すように、抵抗膜5を、当該抵抗膜5に前記端子電極3,4に重なる両細幅部6,7及び両入り込み溝8,9を設けて、スクリーン印刷にて形成する工程とを備えている。
この場合に、抵抗膜5を形成する工程を先にして、両端子電極3,4を形成する工程を後にしても良い。
次いで、前記抵抗膜5に対して、図5に示すように、第1トリミング溝10を、レーザ光線の照射等にて刻設する。
このとき、両端子電極3,4間における抵抗値を測定しながら、前記第1トリミング溝10を刻設することにより、前記抵抗値を、所定の定格値に近づけるように粗くトリミング調整する。
次いで、前記抵抗膜5に対して、図6に示すように、第2トリミング溝11を、レーザ光線の照射等にて刻設する。
このとき、両端子電極3,4間における抵抗値を測定しながら、前記第2トリミング溝11を刻設することにより、前記抵抗値が、所定の定格値の範囲内に正確に入るように、精密にトリミング調整する。
そして、前記絶縁基板2の上面に、前記抵抗膜5の全体を覆うカバーコート12を形成する。
なお、前記した製造方法においては、第2トリミング溝11の方を先に刻設し、これに次いで、第1トリミング溝10を刻設することにより、抵抗値が所定の定格値の範囲内に入るように精密にトリミング調整するように構成しても良いことはいうまでもない。
本発明の実施の形態によるチップ抵抗器の平面図である。 図1のII−II視拡大断面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して絶縁基板に端子電極を形成したときの平面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して絶縁基板に抵抗膜を形成したときの平面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して前記抵抗膜に第1トリミング溝を刻設したときの平面図である。 前記チップ抵抗器の製造に際して前記抵抗膜に第2トリミング溝を刻設したときの平面図である。 従来のチップ抵抗器を示す平面図である。
符号の説明
1 チップ抵抗器
2 絶縁基板
3,4 端子電極
5 抵抗膜
5a 抵抗膜の一端
5b 抵抗膜の他端
5c,5d 抵抗膜の長手側面
6,7 細幅部
8 第1入り込み溝
9 第2入り込み溝
10 第1トリミング溝
11 第2トリミング溝
12 カバーコート

Claims (3)

  1. チップ型にした絶縁基板と、この絶縁基板の上面における左右両端部に形成した一対の端子電極と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部分に適宜幅寸法で両端子電極の方向に延びるようにスクリーン印刷にて形成した抵抗膜とから成り、前記抵抗膜における長手方向の一端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち一方の長手側面の部分において前記一方の端子電極に導通する第1細幅部を、前記抵抗膜における長手方向の他端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分において前記他方の端子電極に導通する第2細幅部を各々一体的に備え、更に、前記抵抗膜に、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝と、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝とを、当該抵抗膜をスクリーン印刷にて形成するとき同時に形成して成るチップ抵抗器において、
    前記第1入り込み溝と前記第2入り込み溝とを、前記抵抗膜における長手方向の略中央の部分に、第1入り込み溝が抵抗膜の他端側に第2入り込み溝が抵抗膜の一端側に各々位置する状態で互いに隣接するように配設し、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設し、更に、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設することを特徴とするチップ抵抗器。
  2. 前記請求項1の記載において、抵抗膜における一端から第1トリミング溝までの間における間隔寸法、第1トリミング溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法、第1入り込み溝から第2トリミング溝までの間における間隔寸法及び抵抗膜における他端から第2トリミング溝までの間における間隔寸法の各々を、前記第1入り込み溝から第2入り込み溝までの間における間隔寸法よりも前記各トリミング溝を刻設するときの位置ずれ誤差の分だけ大きくしたことを特徴とするチップ抵抗器。
  3. チップ型にした絶縁基板の上面のうち左右両端に端子電極を形成する工程と、前記絶縁基板の上面のうち前記両端子電極間の部位に抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程とから成り、前記抵抗膜をスクリーン印刷にて形成する工程は、前記抵抗膜における長手方向の一端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち一方の長手側面の部分において一方の端子電極に導通する第1細幅部を、前記抵抗膜における長手方向の他端に、当該抵抗膜における左右両長手側面のうち他方の長手側面の部分において前記他方の端子電極に導通する第2細幅部を各々一体的に設けることと、及び、前記抵抗膜に前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びる第1入り込み溝と、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びる第2入り込み溝とを各々設けることとを含み、更に、前記抵抗膜のうちその一端と前記第2入り込み溝との間の部分に、第1トリミング溝を、前記一方の長手側面から他方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程と、前記抵抗膜のうちその他端と前記第1入り込み溝との間の部分に、第2トリミング溝を、前記他方の長手側面から一方の長手側面に向かって延びるように刻設する工程とを備えていることを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
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