JP2005235944A - 電子デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チップが実装基板に搭載された電子デバイスにおいて電磁波による特性変動を防止する。
【解決手段】素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップ11と、信号線路14bを含む配線パターンが形成され、チップ11が導体突起12を介して配線パターンと電気的に接続されて実装された実装基板13と、チップ11を覆ってこれを封止する封止手段15と、信号線路14bを含む箇所との間隔をこれ以外の箇所との間隔よりも広げて、または信号線路14b上には存在しないようにして選択的に封止手段15上に設けられた電磁波吸収体16とを有する構成にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は電子デバイスおよびその製造方法に関し、特に電磁波の不要輻射による特性劣化防止に適用して有効な技術に関するものである。
近年、携帯電話機などの移動体通信機器やコンピュータ装置には、小型、軽量で省電力、そして高速大容量通信の要求を満たす電子デバイスが用いられている。電子デバイスでは、回路素子が形成された素子形成面が実装基板の実装面と対向するようにして、導体突起を介してチップが実装基板に電気的および機械的に接続されたフェースダウンボンディングが用いられているものがあり、実装面積を狭小化して小型化の要請に応えている。
ここで、特に、例えば5GHzといった数GHz程度の高い周波数帯域で動作するMMIC(Microwave Monolithic Integrated Circuit)などの高周波の電子デバイスでは、使用クロック周波数近傍またはその逓倍の電磁波の不要輻射(ノイズ)が不可避的に発生し易くなる。すると、このような電磁波の不要輻射により回路間が電磁的に結合することがあり、デバイスの動作が不安定化するおそれがある。
電磁波の外部への漏洩を防止してこのような問題をなくすには、電子デバイスを金属材料を用いてシールド(電磁シールド)すればよい。しかしながら、電磁シールドすると放射された電磁波はシールド材で反射されてしまうことから、今度はシールドされたケース内で共振伝搬モードが発生するおそれがある。
このため、たとえば特開2001−60642号公報や特開2002−134679号公報には、回路素子の形成されたチップを電磁波吸収体の分散された封止材で封止して放射される電磁波を吸収する技術が開示されている。
特開2001−60642号公報 特開2002−134679号公報
しかしながら、特開2001−60642号公報や特開2002−134679号公報に記載の技術では、高周波の信号が流れて電磁的に敏感な部位である信号線路に電磁波吸収体が近接あるいは接触するため、増幅率や反射率の損失が増大してデバイスの特性が変動してしまう。
そこで、本発明は、チップが実装基板に搭載された電子デバイスにおいて電磁波による特性変動を防止することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子デバイスは、素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップと、信号線路を含む配線パターンが形成され、チップが導通手段を介して配線パターンと電気的に接続されて実装された実装基板と、チップを覆ってこれを封止する封止手段と、信号線路を含む箇所との間隔をこれ以外の箇所との間隔よりも広げて、または信号線路上には存在しないようにして選択的に、封止手段上に設けられた電磁波吸収体とを有することを特徴とする。
本発明の好ましい形態において、電磁波吸収体と信号線路を含む箇所の間隔は0.1mm以上であることを特徴とする。
本発明のさらに好ましい形態において、導通手段は導体突起であり、チップは当該導体突起を介してフェースダウンボンディングにより実装基板に実装されていることを特徴とする。
本発明のさらに好ましい形態において、封止手段はUV硬化樹脂または熱硬化樹脂であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電子デバイスの製造方法は、素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップを用意し、信号線路を含む配線パターンが形成された実装基板を用意し、導通手段を介してチップを配線パターンと電気的に接続して当該チップを実装基板に実装し、封止手段によりチップを覆ってこれを封止し、信号線路を含む箇所との間隔をこれ以外の箇所との間隔よりも広げて、または信号線路上には存在しないようにして選択的に、電磁波吸収体を封止手段上に設けることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するため、本発明に係る電子デバイスの製造方法は、素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップを用意し、信号線路を含む配線パターンが形成された実装基板を用意し、封止手段上に電磁波吸収体を設け、導通手段を介してチップを配線パターンと電気的に接続して当該チップを実装基板に実装し、電磁波吸収体と信号線路を含む箇所との間隔がこれ以外の箇所との間隔よりも広がるようにして封止手段によりチップを封止することを特徴とする。
そして、上記課題を解決するため、本発明に係る電子デバイスの製造方法は、素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップを用意し、信号線路を含む配線パターンが形成された実装基板を用意し、封止手段上に電磁波吸収体を選択的に設け、導通手段を介してチップを配線パターンと電気的に接続して当該チップを実装基板に実装し、電磁波吸収体の存在しない領域が信号線路上に位置するようにして封止手段によりチップを封止することを特徴とする。
本発明の好ましい形態において、電磁波吸収体と信号線路を含む箇所の間隔を0.1mm以上とすることを特徴とする。
本発明のさらに好ましい形態において、導通手段として導体突起を用い、チップを当該導体突起を介してフェースダウンボンディングにより実装基板に実装することを特徴とする。
本発明のさらに好ましい形態において、封止手段にはUV硬化樹脂または熱硬化樹脂を用い、チップの封止においては、チップを封止手段で覆った後に当該封止手段を硬化させることを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、電磁波吸収体を、これと信号線路との間隔がこれ以外の箇所との間隔よりも広がるようにして、あるいは信号線路上には存在しないようにして選択的に、封止手段上に設けているので、封止されたチップなどから放射された不要な電磁波が電磁波吸収体で吸収されつつ増幅率や反射率の損失が抑制されるようになり、電磁波による特性変動を有効に防止することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施の形態である電子デバイスを示す平面図、図2は図1の電子デバイスにおけるII−II線に沿った断面図、図3は図1の電子デバイスにおけるIII−III線に沿った断面図、図4は図1の電子デバイスにおける電磁波吸収体と信号線路との間隔と損失との関係を示すグラフ、図5は図1の電子デバイスの周波数特性を比較例との関係で示すグラフ、図6は本発明の一実施の形態である電子デバイスの変形例を示す平面図、図7は図1の電子デバイスにおける製造方法の一例を連続的に示す説明図、図8は図1の電子デバイスにおける製造方法の他の一例を連続的に示す説明図である。
図1、図2および図3において、本実施の形態の電子デバイス10は、GaAs(ガリウム砒素)単結晶などの素子基板の主面11a上に所定の導体パターンにより回路素子(たとえば、共振器、フィルタ、キャパシタ、インダクタなど)が形成された高周波デバイスであるMMICなどのチップ11が、チップ11の同じく主面11aに設けられたはんだバンプやスタッドバンプなどの導通手段であるバンプ(導体突起)12を介してフェースダウンボンディングにより実装基板13に実装されたものである。
たとえばセラミック基板や有機基板などの実装基板13には、電源線路14a、信号線路14b、接地線路14cなどの配線パターンが形成されており、これらの配線パターン14a〜14cがバンプ12を介してチップの電源電極、入出力電極、接地電極(何れも図示せず)などと電気的に接続されている。なお、配線パターンは、たとえばAu(金)、Ag(銀)、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、Fe(鉄)あるいはこれらの合金等を塗布・焼成することにより、あるいはメッキや蒸着をすることにより形成される。
そして、バンプ12や主面11aと非接触でチップ11を覆って実装基板13に接着した樹脂フィルムなどの封止手段15が設けられている。このような封止手段15によりチップ11が気密封止されるとともに実装基板13に固定され、チップ11が外的環境から遮断されて水分や塵埃などの影響から保護されるとともに、実装基板13に対するチップ11の機械的保持がバンプ12と封止手段15とで行われることにより耐振動衝撃性の向上が図られている。
なお、封止手段15として樹脂フィルムが用いられた本実施の形態では、当該樹脂フィルムをチップ11にかぶせて熱融着または接着している。このような樹脂製の封止手段15としては、たとえばエポキシ樹脂やベークライト(フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂など)などを用いることができる。但し、このような熱硬化性樹脂ではなく、UV光を照射する光により硬化するUV硬化性樹脂など他種の樹脂を用いてもよく、さらには封止手段として樹脂以外のものを用いることもできる。
封止手段15上には、チップ11などから放射された電磁波を吸収する電磁波吸収体16が設けられている。この電磁波吸収体16は、たとえばフェライトなどの透磁率の高い軟磁性体が微粉化されて樹脂(エポキシ樹脂、フェノール樹脂など)、ゴム(シリコンゴム、クロロプレンゴムなど)、セラミックス(アルミナ、ムライトなど)といった絶縁性を有する結合媒体中に分散されたものである。
具体的には、たとえばフェライト粒子(Ni−Znフェライト、Ni−Zn−Cuフェライト、Mn−Znフェライト、Baフェライトなど)を2〜8体積%混合してペースト状にしたウレタン系樹脂またはエポキシ系樹脂、カーボンを3〜10体積%混合してペースト状にしたウレタン系樹脂またはエポキシ系樹脂、カーボンおよびフェライトを3〜10体積%混合してペースト状にしたウレタン系樹脂またはエポキシ系樹脂等を用いることができる。さらに、微粉化された軟磁性体としては、上記以外にも、たとえば窒化鉄、カーボニル鉄、パーマロイ、パーメンジュール、珪素鋼、センダスト、あるいはFe(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)を1つ以上含む軟磁性金属材料などがある。
但し、電磁波吸収体16はこれら例示列挙した材料に限定されるものではなく、電磁波を吸収することのできる物質である限り、種々のものを適用することができる。
図2に示すように、チップ11を覆って実装基板13に接着した封止手段15上に設けられた電磁波吸収体16は、接地線路14cや電源線路14aなどが形成された領域ではチップ11上のみならず実装基板13上にまでかかるように設けられてこれらの線路14c,14aとの間隔が接近している。これに対して、図3に示すように、高周波信号が流れる信号線路14bが形成された領域では、電磁波吸収体16はチップ11上のみにかかるように設けられており、接地線路14cや電源線路14aとの間隔に比べて信号線路14bとの間隔が広げられている。
なお、電磁波吸収体16は、この電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔がこれ以外の箇所との間隔よりも広くなっていればよく、したがって、部分的には電磁波吸収体16と接地線路14cや電源線路14aとの間隔が電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔と同じになっていてもよい。また、電磁波吸収体16は接地線路14cや電源線路14aに接触していてもよい。
ここで、電子デバイス10における電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔と損失との関係を図4に示す。ここでは、実装基板13としてセラミック基板を用い、このセラミック基板上にライン長4.48mmのマイクロストリップ型の信号線路14bを形成した。また、封止手段15として誘電率=3.8、tanδ=0.005のエポキシ系樹脂を用い、電磁波吸収体16としてウレタン系樹脂にカーボンを3体積%混合した誘電率=5、tanδ=0.5のものを用いた。図4において、横軸が電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔、縦軸が線路1mm当たりの伝送損失である。
図示するように、電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔が広がるにつれて伝送損失が小さくなり、0.1mm以下では伝送損失が急激に大きくなっているのが分かる。したがって、電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔は0.1mm以上になっていることが望ましい。
次に、このようにな電子デバイス10の周波数特性を図5に示す。図5においては、電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔を0.3mmにし、電磁波吸収体16と電源線路14aおよび接地線路14cとが接触した電子デバイスの周波数特性を示している。また、比較例として、電磁波吸収体と信号線路が接触した電子デバイスの周波数特性を併せて示している。
また、図5中、A1は本発明の電子デバイスにおける増幅率、A2は本発明の電子デバイスにおける入力側信号線路の反射率、A3は本発明の電子デバイスにおける出力側信号線路の反射率、B1は比較例の電子デバイスにおける増幅率、B2は比較例の電子デバイスにおける入力側信号線路の反射率、B3は比較例の電子デバイスにおける出力側信号線路の反射率である。増幅率については高いほど特性が良好で、反射率については低いほど特性が良好となる。
図5に示すように、本発明の電子デバイス10では、比較例の電子デバイスに比べて増幅率、信号線路の反射率ともに良好な特性を示しているのが分かる。
このように、本発明の電子デバイス10によれば、電磁波吸収体16を、これと信号線路14bとの間隔がこれ以外の箇所との間隔よりも広がるように封止手段15上に設けているので、封止されたチップ11などから放射された不要な電磁波が電磁波吸収体16で吸収されつつ増幅率や反射率の損失が抑制されるようになり、電磁波による特性変動を有効に防止することが可能になる。
なお、以上の説明においては、電磁波吸収体16を、信号線路14bとの間隔を他の箇所の間隔よりも広げて封止手段15上に設けたが、図6に示すように、信号線路14b上には存在しないようにして選択的に封止手段15上に設けてもよい。
次に、このような構成を有する電子デバイスの製造方法について説明する。
図7において、先ず、前述したチップ11および実装基板13を用意し、チップ11をフェースダウンボンディングによりバンプ12を介して固相拡散接合技術を用いて実装基板13の所定位置に実装する(図7(a))。
次に、チップ11を覆って実装基板13まで至るように封止手段15である樹脂フィルムを被せて熱融着または接着し、チップ11を封止する(図7(b))。このとき、たとえば樹脂フィルムがUV硬化型であればUV光を照射することにより、熱硬化型であれば加熱することにより、当該樹脂フィルムを硬化させる。
そして、信号線路14bとの間隔がこれ以外の箇所との間隔よりも広がるようにして、つまりチップ11と重なり合っていない信号線路14bの部分にはかからないようにして、電磁波吸収体16を封止手段15上に設ける(図7(c))。具体的には、たとえばスクリーン印刷技術により電磁波吸収体16を封止手段15上に印刷する。あるいは、所定形状に形成されたシート状の電磁波吸収体16を封止手段15上に転写する。なお、図6に示す電子デバイスを製造する場合には、信号線路14b上を避けるようにして電磁波吸収体16を封止手段15上に設ける。その後、ペースト状の電磁波吸収体16を硬化して電子デバイスが完成する。
なお、さらに電磁波吸収体16をマスクにして樹脂フィルムである封止手段15を除去(フォトエッチング)し、電磁波吸収体16と封止手段15との面積を同一にしてもよい。このようにすれば、封止手段15と接地線路14cや電源線路14aとの接触面積も少なくなるので、周波数特性が一層良好になることが期待できる。
ここで、図7においては、チップ11を封止した封止手段15上に電磁波吸収体16を設ける製造方法であるが、図8に示すように、封止に先立って封止手段15上に電磁波吸収体16を設けるようにしてもよい。
すなわち、図8において、前述したチップ11および実装基板13を用意し、さらに封止手段15上に電磁波吸収体16を設ける(図8(a))。
そして、実装基板13にチップ11を実装したならば(図8(b))、電磁波吸収体16と信号線路14bとの間隔がこれ以外の箇所との間隔よりも広がるようにして位置合わせして封止手段15によりチップ11を封止する(図8(c))。
なお、図6に示す電子デバイスを製造する場合には、封止手段15上に電磁波吸収体16を設ける段階で、信号線路14b上を避けるような形状で、電磁波吸収体16を封止手段15上に選択的に形成する。そして、封止手段15でチップ11を封止する際には、電磁波吸収体16の存在しない領域が信号線路14b上に位置するようにする。
以上の説明においては、実装基板13に実装されるチップ11として高周波デバイスであるMMICが適用されているが、本発明におけるチップの種類はMMICに限定されるものではなく、素子基板上に導体パターンが形成された様々なチップを適用することが可能である。
また、導通手段として導体突起12を用い、チップ11はこの導体突起12を介してフェースダウンボンディングにより実装基板13に実装されているが、導通手段としてボンディングワイヤを用い、チップ11をワイヤボンディングにより実装基板13に実装するようにすることもできる。
本発明の一実施の形態である電子デバイスを示す平面図である。 図1の電子デバイスにおけるII−II線に沿った断面図である。 図1の電子デバイスにおけるIII−III線に沿った断面図である。 図1の電子デバイスにおける電磁波吸収体と信号線路との間隔と損失との関係を示すグラフである。 図1の電子デバイスの周波数特性を比較例との関係で示すグラフである。 本発明の一実施の形態である電子デバイスの変形例を示す平面図である。 図1の電子デバイスにおける製造方法の一例を連続的に示す説明図である。 図1の電子デバイスにおける製造方法の他の一例を連続的に示す説明図である。
符号の説明
10 電子デバイス
11 チップ
11a 主面
12 バンプ(導体突起)
13 実装基板
14a 電源線路
14b 信号線路
14c 接地線路
15 封止手段
16 電磁波吸収体

Claims (10)

  1. 素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップと、
    信号線路を含む配線パターンが形成され、前記チップが導通手段を介して前記配線パターンと電気的に接続されて実装された実装基板と、
    前記チップを覆ってこれを封止する封止手段と、
    前記信号線路を含む箇所との間隔をこれ以外の箇所との間隔よりも広げて、または前記信号線路上には存在しないようにして選択的に、前記封止手段上に設けられた前記電磁波吸収体と、
    を有することを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記電磁波吸収体と前記信号線路を含む箇所の間隔は0.1mm以上であることを特徴とする請求項1記載の電子デバイス。
  3. 前記導通手段は導体突起であり、前記チップは当該導体突起を介してフェースダウンボンディングにより前記実装基板に実装されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子デバイス。
  4. 前記封止手段はUV硬化樹脂または熱硬化樹脂であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子デバイス。
  5. 素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップを用意し、
    信号線路を含む配線パターンが形成された実装基板を用意し、
    導通手段を介して前記チップを前記配線パターンと電気的に接続して当該チップを前記実装基板に実装し、
    封止手段により前記チップを覆ってこれを封止し、
    前記信号線路を含む箇所との間隔をこれ以外の箇所との間隔よりも広げて、または前記信号線路上には存在しないようにして選択的に、前記電磁波吸収体を前記封止手段上に設ける、
    ことを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  6. 素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップを用意し、
    信号線路を含む配線パターンが形成された実装基板を用意し、
    封止手段上に電磁波吸収体を設け、
    導通手段を介して前記チップを前記配線パターンと電気的に接続して当該チップを前記実装基板に実装し、
    前記電磁波吸収体と前記信号線路を含む箇所との間隔がこれ以外の箇所との間隔よりも広がるようにして前記封止手段により前記チップを封止する、
    ことを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  7. 素子基板の主面上に所定の導体パターンが形成されたチップを用意し、
    信号線路を含む配線パターンが形成された実装基板を用意し、
    封止手段上に電磁波吸収体を選択的に設け、
    導通手段を介して前記チップを前記配線パターンと電気的に接続して当該チップを前記実装基板に実装し、
    前記電磁波吸収体の存在しない領域が前記信号線路上に位置するようにして前記封止手段により前記チップを封止する、
    ことを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  8. 前記電磁波吸収体と前記信号線路を含む箇所の間隔を0.1mm以上とすることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の電子デバイスの製造方法。
  9. 前記導通手段として導体突起を用い、
    前記チップを当該導体突起を介してフェースダウンボンディングにより前記実装基板に実装することを特徴とする請求項5〜8の何れか一項に記載の電子デバイスの製造方法。
  10. 前記封止手段にはUV硬化樹脂または熱硬化樹脂を用い、
    前記チップの封止においては、前記チップを前記封止手段で覆った後に当該封止手段を硬化させることを特徴とする請求項5〜9の何れか一項に記載の電子デバイスの製造方法。
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