JP5412372B2 - 半導体実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に30GHz以上のミリ波帯において使用されるパッチアンテナ内蔵の半導体実装装置に関する。
準ミリ波やミリ波領域といった、高い周波数領域で使用される代表的な半導体装置として、トランジスタ素子と受動回路素子をGaAsなどの化合物半導体上に集積するMMIC(=Monolithic Microwave IC)が知られている(例えば非特許文献1,2参照)。
しかしながら、MMICでは、高価な化合物半導体基板上のほとんどの面積を電力分配回路や合成回路、給電回路等の受動回路素子が占めており、コストが高く、民生市場に進出が難しいという問題を有している。こういった事情を受け、MMICに対してよりコストメリットの出せる半導体装置としてMFIC(Milimeter-wave Flip-chip IC)が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
MFICはSi等からなる基板上にAuからなるグランドプレーンとSiOからなる誘電体膜と配線パターンとが順次形成され、受動回路素子が形成されている。この基板に対し、トランジスタを有する半導体チップがフリップチップ実装されてなる半導体装置がMFICである。MFICは面積を占有する受動素子回路を安価なSi基板上に形成できることから、従来のMMICに比べ、大幅なコストダウンを実現することが可能である。
また、近年では、従来の化合物半導体に代わり、CMOS技術の微細化によりMOSトランジスタの高周波特性が飛躍的に向上したことから、準ミリ波〜ミリ波で動作するCMOS−ICの研究や発表が相次いでおり、実用化に近づいている。よって、CMOS−ICを用いたMFICが可能になると考えられる。
しかしながら、MFICチップとアンテナをどのように接続するか、或いはミリ波CMOS−LSIとアンテナの接続をどのようにするかに関して、これまでに有効な解がないという問題があった。例えば、CMOS−LSIの高周波信号パッドからワイヤボンドにより外部のアンテナ装置に接続するという形態は比較的実施しやすい形態ではあるが、ミリ波という高い周波数領域ではワイヤボンドの寄生インダクタンスにより大きな損失が生じる、或いは設計が破綻するという不具合が容易に考えられる。
例えばMFICのように樹脂層(誘電体層)、配線層の積層構造では、パッチアンテナを形成するのに十分な誘電体の厚みが得られない。例えば、アンテナの性能として放射効率が80〜90%あることが望ましいが、誘電体の比誘電率を2.6とすると、およそ100μm以上の誘電体厚みがこれを達成するために必要となる。しかしながら、この誘電体厚みは、MFICのように、シリコン基板上に樹脂層、配線層を積層させる構造では実現が困難である。
また、ミリ波等の高い周波数では、伝送ロスを抑えるために、高周波半導体チップの信号入出力端子とアンテナとはできるだけ短距離で接続することが求められる。また、ワイヤボンド等による接続は寄生インダクタンスが大きく、大きな反射損失を招くため適切でない。例えば77GHzの回路で直径20μm、長さ500μmのワイヤを使用すると約3dBの反射損が発生するという報告がある。
特開2008−141215号公報
K.Takahashi,U.Sangawa,S.Fujita,M.Matsuo,T.Urabe,H.Ogura,and H,Yabuki,"Packaging using microelectromechenical technologies and planer components," IEEE Trans. Microwave Theory Tech., vol.49,no.11,pp.2009-2104,Nov.2001. U.Sangawa, K.Takahashi, T.Urabe, H.Ogura, and H,Yabuki,"A Ka-band high efficiency directric lens antenna with a silicon micromachined microstrip patch radiator,"IEEE MIT-S Int.Microwave Symp.Dig., vol.1,pp.389-392,May 2001
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、誘電体の厚みを確保し、アンテナと高周波半導体チップの短距離接続、低寄生インダクタンス接続を可能として、放射効率のよいパッチアンテナを内蔵した半導体実装装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の半導体実装装置は、絶縁基板と、前記絶縁基板の一面側に配された誘電体層と、前記誘電体層上に配されたアンテナ上面部と、一端部が前記アンテナ上面部と電気的に接続された伝送線路、及び1以上の第一端子部と、を少なくとも備えた半導体装置、前記第一端子部上にバンプを介して実装された高周波半導体チップ、並びに前記絶縁基板の他面に配された第一接地パターン、からなる半導体実装装置であって、パッチアンテナをなすアンテナ部は、前記アンテナ上面部、前記誘電体層、前記絶縁基板、及び前記第一接地パターンにより構成されるとともに、前記絶縁基板の外周域において、前記第一接地パターンの端部と前記アンテナ上面部の端部との、面内方向の距離が、アンテナの動作周波数における波長λよりも大きいこと、を特徴とする。
本発明の請求項2に記載の半導体実装装置は、絶縁基板と、前記絶縁基板の一面側に配された誘電体層と、前記誘電体層上に配されたアンテナ上面部と、一端部が前記アンテナ上面部と電気的に接続された伝送線路、及び1以上の第一端子部と、を少なくとも備えた半導体装置、並びに、前記第一端子部上にバンプを介して実装された高周波半導体チップ、からなる半導体実装装置であって、前記絶縁基板の他面側に配されたプリント基板と、該プリント基板の前記絶縁基板と対向する面a、または反対側の面bに配された第一接地パターンと、前記該プリント基板の前記面aに配され、前記第一端子部と電気的に接続された第二端子部と、を有し、パッチアンテナをなすアンテナ部は、前記アンテナ上面部、前記誘電体層、前記絶縁基板、及び前記第一接地パターンにより構成されるとともに、前記絶縁基板の外周域において、前記第一接地パターンの端部と前記アンテナ上面部の端部との、面内方向の距離が、アンテナの動作周波数における波長λよりも大きいこと、を特徴とする。
本発明の請求項3に記載の半導体実装装置は、請求項2において、前記第一端子部と前記第二端子部がワイヤボンドにより電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の半導体実装装置は、請求項2において、前記誘電体層を貫通して配されたビア、前記絶縁基板を貫通して配され前記ビアと電気的に接続された貫通配線、及び前記貫通配線と電気的に接続されたバンプを介して、前記第一端子部と第二端子部とが電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の半導体実装装置は、請求項2において、前記プリント基板の前記面aに形成された凹部を有し、前記凹部の底面部、又は前記プリント基板の前記面bに前記第一接地パターンが形成されるとともに、前記凹部内に前記半導体装置が配され、前記第一端子部と、前記プリント基板の前記面aであって前記凹部の周囲に配された第二端子部がワイヤボンドにより電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の半導体実装装置は、請求項1乃至5のいずれか1項において、前記絶縁基板の一面と前記誘電体層との間に配された第二接地パターンを、さらに備えたことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の半導体実装装置は、請求項6において、前記第一接地パターンと前記第二接地パターンが電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の半導体実装装置は、請求項7において、前記プリント基板の前記面aに配された第三接地パターンをさらに有し、前記第三接地パターンは、金リボン、ワイヤ、又ははんだによって前記第二接地パターンと導通し、該第二接地パターンは、前記プリント基板の前記面bに配された前記第一接地パターンと電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明では、絶縁基板を用いることにより、低い誘電損失を有する絶縁体(誘電体)の厚さを十分に確保することができ、放射効率のよいパッチアンテナを形成することができる。また、絶縁基板の外周域において、第一接地パターンの端部とアンテナ上面部の端部との、面内方向の距離が、アンテナの動作周波数における波長λよりも大きくなされているので、アンテナの特性を確保することができる。その結果、本発明では、アンテナと高周波半導体チップの短距離接続、低寄生インダクタンス接続を可能とし、放射効率のよいパッチアンテナを内蔵した半導体実装装置を提供することができる。
本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図。 本発明の半導体実装装置における回路の一例を示す図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図。 本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図。
以下、本発明の半導体実装装置の好適な形態について説明する。ただし、以下の説明に用いる図面は模式的なものであって、実際とは異なる場合がある。
(第一実施形態)
図1は、本発明の半導体実装装置の一例を模式的に示す断面図である。
この半導体実装装置1A(1)は、絶縁基板10と、前記絶縁基板10の一面10a側に配された誘電体層11と、前記誘電体層11上に配されたアンテナ上面部12と、一端部が前記アンテナ上面部12と電気的に接続された伝送線路13、及び1以上の第一端子部14a,14bと、前記1以上の第一端子部14a,14bにバンプ31を介して実装された高周波半導体チップ30と、前記絶縁基板10の他面10bに配された第一接地パターン15と、を少なくとも備える。ここで、誘電体層11は1層に限定されるものではなく、適宜2層以上としても構わない。なお、特定の第一端子部14zは、伝送線路13の端部と電気的に接続されており、バンプ31zを介して高周波半導体チップ30の高周波信号端子(不図示)と電気的に接続されている。
そして、本発明の半導体実装装置1A(1)は、パッチアンテナ20をなすアンテナ部
21が、前記アンテナ上面部12、前記誘電体層11、前記絶縁基板10、及び前記第一接地パターン15により構成されるとともに、前記絶縁基板10の外周域において、前記第一接地パターン15の端部と前記アンテナ上面部12の端部との、面内方向の距離dが、アンテナの動作周波数における波長λよりも大きいこと、を特徴とする。
この半導体実装装置1A(1)は、半導体装置に高周波半導体チップ30を小型のバンプ31によりフリップチップ実装し、高周波半導体チップ30の入力出力端とパッチアンテナ20のパッチ或いは伝送線路13とが小型のバンプ31zにより直接接続されたものである。
ここで、高周波半導体チップ30とは、たとえば、低雑音増幅器や電圧制御発振器、電力増幅器を集積した半導体チップのことを意味する。
この半導体実装装置1A(1)では、パッチアンテナ20は、アンテナ上面部12、誘電体層11、絶縁基板10、及び第一接地パターン15により構成される。
本発明では、例えばガラス等の絶縁材料からなる絶縁基板10上にMFICを形成し、ガラスをパッチアンテナ20の誘電体とすることにした。これにより、特にミリ波帯の使用において、パッチアンテナ20の実用化に十分な誘電体厚みを確保することができる。また、低い誘電損失を有する誘電体材料をパッチアンテナ20の誘電体としたことにより、放射効率が良好なパッチアンテナ20をMFICに供給することができる。
また、本発明では、絶縁基板10上にアンテナのパッチを設け、絶縁基板10上に高周波半導体チップ30を実装することで、アンテナ上面部12と高周波半導体チップ30の短距離接続、低寄生インダクタンス接続を可能とした。本構成を用いると、高周波半導体チップ30とアンテナ上面部12は接続距離をほぼゼロ(具体的には、バンプ高さに相当する距離は離れている)とした接続が可能であり、接続にかかわる伝送ロスを少なくすることが可能である。
また、本発明では、絶縁基板10の外周域において、第一接地パターン15の端部とアンテナ上面部12の端部との、面内方向の距離dが、パッチアンテナ20の動作周波数における波長λよりも大きくなされているので、パッチアンテナの特性を確保することができる。
このように、本発明の半導体実装装置1A(1)では、アンテナ上面部12と高周波半導体チップ30の短距離接続、低寄生インダクタンス接続を可能とし、放射効率のよいパッチアンテナ20を内蔵したものとなる。
図1に示すように、半導体実装装置1A(1)において、パッチアンテナ20のパッチ(アンテナ上面部12)に対するグランドは、絶縁基板10裏面の第一接地パターン15であり、パッチと第一接地パターン15の距離はdである。第一端子部14a,14bには接地電位も含まれる。
また、絶縁基板10の一面10aと前記誘電体層11との間に配された第二接地パターン19を、さらに備えていてもよい。第二接地パターン19の端部は、伝送線路13の一端部の下に位置する。第二接地パターン19の端部は、パッチアンテナ20には含まれない。この第二接地パターン19の端部により、アンテナ特性を調整することができる。第二接地パターン19は、アンテナへの給電線路に対するグランド(中間グランド)であり、このとき伝送線路13と第二接地パターン19の距離はdである。
(第二実施形態)
次に、本発明の半導体実装装置の第二実施形態について説明する。
なお、以下に示す説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に説明し、第一実施形態と同様の部分については、その説明を省略する。
図2は、本実施形態に係る半導体実装装置1B(1)の一構成例を模式的に示す断面図である。
この半導体実装装置1B(1)は、絶縁基板10と、前記絶縁基板10の一面10a側に配された誘電体層11と、前記誘電体層11上に配されたアンテナ上面部12と、一端部が前記アンテナ部12(具体的にはアンテナ部の上面)と電気的に接続された伝送線路13、及び1以上の第一端子部14a,14bと、前記1以上の第一端子部14a,14bにバンプ31を介して実装された高周波半導体チップ30と、を少なくとも備えた半導体装置40に、パッチアンテナ20を構成するアンテナ部21を備える。
そして、この半導体実装装置1B(1)は、前記絶縁基板10の他面10b側に配されたプリント基板50と、該プリント基板50の前記絶縁基板10と対向する面50a、または反対側の面50bに配された第一接地パターン51と、前記該プリント基板50の前記面50aに配され、前記第一端子部14a,14bと電気的に接続された第二端子部52a,52bと、を有する。前記アンテナ部21は、前記アンテナ上面部12、前記誘電体層11、前記絶縁基板10、及び前記第一接地パターン51により構成されるとともに、前記絶縁基板10の外周域において、前記第一接地パターン51の端部と前記アンテナ上面部12の端部との、面内方向の距離dが、アンテナの動作周波数における波長λよりも大きいこと、を特徴とする。
上述した半導体実装装置1A(1)では、絶縁基板10の他面10b側に第一接地パターン15(グランド層)が配されていたが、本実施形態の半導体実装装置1B(1)では、第一接地パターン51が、プリント基板50の面50a(前記絶縁基板10と対向する面50a)に配されている。
絶縁基板10とプリント基板50とは、例えば接着剤等で固定されている。そして半導体装置40の高周波信号端子(特定の第一端子部14z)以外の端子(第一端子部14a,14b)と、プリント基板50の端子(第二端子部52a,52b)がワイヤボンド41により電気的に接続されている。この場合、半導体装置40やプリント基板50のボンディングパッドはNi/Au等の表面処理が行われることが好ましい。
なお、本実施形態の半導体実装装置1B(1)においても、特定の第一端子部14zは、伝送線路13の端部と電気的に接続されており、バンプ31zを介して高周波半導体チップ30の高周波信号端子(不図示)と電気的に接続されている。
また、図3に示す半導体実装装置1C(1)のように、絶縁基板10とプリント基板50との間に、バンプ57(ここでは電気機能をもたないバンプ)が配されていてもよい。絶縁基板10とプリント基板50との間にバンプ57の高さ分の空気層を形成することができ、バンプ高さの分だけパッチとプリント基板50との距離間の誘電率を大きくすることができるので、より低い周波数で動作可能な、又は、より放射効率のよいアンテナを実現できる。
(第三実施形態)
次に、本発明の半導体実装装置の第三実施形態について説明する。
なお、以下に示す説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に説明し、第一実施形態と同様の部分については、その説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る半導体実装装置1D(1)の一構成例を模式的に示す断面図である。
この半導体実装装置1D(1)は、前記誘電体層11を貫通して配されたビア16、前記絶縁基板10を貫通して配され前記ビア16と電気的に接続された貫通配線17、及び前記貫通配線17と電気的に接続されたバンプ58を介して、前記第一端子部14a,14bと第二端子部52a,52bとが電気的に接続されている。
本実施形態では、誘電体層11を貫通して配されたビア16、前記ビア16と電気的に接続され絶縁基板10を貫通して配された貫通配線17、及び絶縁基板10の他面10b側において前記貫通配線17と電気的に接続されたバンプ58を経由し、半導体装置40の高周波信号端子(特定の第一端子部14z)以外の端子(第一端子部14a,14b)と、プリント基板50の端子(第二端子部52a,52b)が電気的に接続されている。
なお、電気機能を有するバンプ58の他に、絶縁基板10とプリント基板50との間隔を確保するために、電気的機能を持たないバンプ57が配されていてもよい。絶縁基板10とプリント基板50との間に、バンプの高さ分の空気層を形成することができ、バンプ高さの分だけパッチとプリント基板50のグランド間距離dが大きく取れ、より低い周波数で動作可能な、又は、より放射効率のよいアンテナを実現できる。
(第四実施形態)
次に、本発明の半導体実装装置の第四実施形態について説明する。
なお、以下に示す説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に説明し、第一実施形態と同様の部分については、その説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る半導体実装装置1E(1)の一構成例を模式的に示す断面図である。
この半導体実装装置1E(1)は、前記プリント基板50の前記面50aに形成された凹部55を有し、前記凹部55の底面部、又は前記プリント基板50の前記面50bに前記第一接地パターン51が形成されるとともに、前記凹部55内に前記半導体装置40が配され、前記第一端子部14a,14bと、前記プリント基板50の前記面50aであって前記凹部55の周囲に配された第二端子部52a,52bがワイヤボンド41により電気的に接続されている。
プリント基板50に凹部55を形成し、半導体装置40を該凹部55内に収めることにより、半導体装置40の第一端子部14a,14bと、プリント基板50の第二端子部52a,52bとの距離を短くすることができ、これによりワイヤボンド41の距離が短くなり、寄生インダクタンスをより低減できる。なお、第二端子部52a,52bには接地電位も含まれる。
また、プリント基板50に金属のキャップをつけることで半導体装置40を金属箱内に収めることができる。この場合、金属箱内において不要共振モードの発生を抑えるため、金属キャップのそれぞれの辺は使用する周波数のλ/2未満にしなければならない。又は、λ/2未満にできない場合、キャップ内側に電波吸収材料を配することが望ましい。
なお、半導体実装装置1E(1)では、前記凹部55の底面部に第一接地パターン51が形成されていたが、図6に示す半導体実装装置1F(1)のように、第一接地パターン51をプリント基板50の面50bに形成してもよい。
また、前記凹部55の底面部及びプリント基板50の面50bの双方に第一接地パターン51を形成してもよい。
さらに、図7に示す半導体実装装置1G(1)のように、プリント基板50の面50aに形成された凹部55の底部に、さらに段差部55aを設けてもよい。この構成とすることにより、半導体装置40(絶縁基板10)の他面10bが、凹部55の内底面と接触しないというメリットがある。
また、凹部55の底面に設けた段差部55a又はプリント基板50の面50bに第一接地パターン51を配することで、絶縁基板10とプリント基板50との間に、段差の高さ分の空気層を形成することができ、パッチとプリント基板50のグランド間距離dが大きく取れるので、より低い周波数で動作可能な、又は、より効率のよいアンテナを実現できる。
(第五実施形態)
次に、本発明の半導体実装装置の第五実施形態について説明する。
なお、以下に示す説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に説明し、第一実施形態と同様の部分については、その説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る半導体実装装置1H(1)の一構成例を模式的に示す断面図である。
この半導体実装装置1H(1)は、前記絶縁基板10の一面10aと前記誘電体層11との間に配された第二接地パターン19をさらに備え、第一接地パターン15と前記第二接地パターン19が電気的に接続されている。
本実施形態の半導体実装装置1H(1)は、絶縁基板10に貫通孔10cを形成し、絶縁基板10の一面10a側に配された第二接地パターン19(中間グランド層)と、絶縁基板10の他面10b側に配された第一接地パターン15(グランド層)が貫通孔10cに形成された配線によって電気的に接続されたものである。これにより、第一接地パターン15と第二接地パターン19の電位を同じくすることができる。
第二接地パターン19(中間グランド層)を用いた応用例として、図9(a)に示すようなウィルキンソンカプラやバランが挙げられる。また、その回路応用例を図9(b)、図9(c)に示す。
(第六実施形態)
次に、本発明の半導体実装装置の第六実施形態について説明する。
なお、以下に示す説明では、上述した実施形態と異なる部分について主に説明し、第一実施形態と同様の部分については、その説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る半導体実装装置1I(1)の一構成例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
この半導体実装装置1I(1)は、プリント基板50の前記面50aに配された第三接地パターン53をさらに有し、前記第三接地パターン53は、金リボンや、ワイヤ等によって、前記プリント基板50の前記面50bに配された前記第一接地パターン51と電気的に接続されていることを特徴とする。
本実施形態の半導体実装装置1I(1)は、半導体装置40の第二接地パターン19(中間グランド層)と、プリント基板50の第三接地パターン53(グランド層)とが複数のワイヤ又は金リボン42で電気的に接続されている。
ここで、半導体装置40において、第二接地パターン19を覆うように配された誘電体層11は開口部を有し、該開口部から第二接地パターン19が露出している。この場合、ワイヤ長を短くするため、可能であれば隙間d=0が好ましい。
プリント基板50は上面のグランド層(第三接地パターン53)と裏面のグランド層(第一接地パターン51)を有している。これらの接地パターンは、プリント基板50を貫通して形成された複数のスルーホール59を通じて電気的に接続される。これにより、第一接地パターン51乃至第三接地パターン53の電位を同じくすることができる。このとき、寄生インダクタンス低減のため、[スルーホールの径/高さ<1/2]という関係式を満たす構成が好ましい。
また、図11は、本実施形態に係る半導体実装装置1J(1)の一構成例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
この半導体実装装置1J(1)は、半導体装置40の第二接地パターン19(中間グランド層)と、プリント基板50の第三接地パターン53(グランド層)とがはんだ43により電気的に接続されたものである。
半導体装置40において、第二接地パターン19を覆うように配された誘電体層11は開口部を有し、該開口部から第二接地パターン19が露出している。はんだ付けのためには、隙間dは0であることが好ましい。また隙間dが0でない場合、半導体装置40の第二接地パターン19と、プリント基板50の第三接地パターン53とを金属箔でブリッジし、金属箔の端部をはんだ付けすればよい。
プリント基板50は上面のグランド層(第三接地パターン53)と裏面のグランド層(第一接地パターン51)を有している。これらの接地パターンは、プリント基板50を貫通して形成された複数のスルーホール59を通じて電気的に接続される。これにより、第一接地パターン51乃至第三接地パターン53の電位を同じくすることができる。このとき、寄生インダクタンス低減のため、[スルーホール59の径/高さ<1/2]という関係式を満たす構成が好ましい。
以上、本発明の半導体実装装置について説明してきたが、本発明は上述した例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明は、パッチアンテナが内蔵された半導体実装装置に広く適用可能である。
1A〜1J(1) 半導体実装装置、10 絶縁基板、11 誘電体層、12 アンテナ上面部、13 伝送線路、14a、14b 第一端子部、15 第一接地パターン、19 第二接地パターン(中間グランド層)、20 パッチアンテナ、21 アンテナ部、30 高周波半導体チップ、40 半導体装置、50 プリント基板、51 第一接地パターン(グランド層)、52a、52b 第二端子部、53 第三接地パターン(グランド層)、55 凹部。

Claims (5)

  1. 絶縁基板と、前記絶縁基板の一面側に配された誘電体層と、前記誘電体層上に配されたアンテナ上面部と、一端部が前記アンテナ上面部と電気的に接続された伝送線路、及び1以上の第一端子部と、を少なくとも備えた半導体装置、並びに、前記第一端子部上にバンプを介して実装された高周波半導体チップ、からなる半導体実装装置であって、
    前記絶縁基板の他面側に配されたプリント基板と、該プリント基板の前記絶縁基板と対向する面a、または反対側の面bに配された第一接地パターンと、
    前記該プリント基板の前記面aに配され、前記第一端子部と電気的に接続された第二端子部と、を有し、
    前記誘電体層を貫通して配されたビア、
    前記絶縁基板を貫通して配され前記ビアと電気的に接続された貫通配線、及び前記貫通配線と電気的に接続されたバンプを介して、
    前記第一端子部と前記第二端子部とが電気的に接続され、
    パッチアンテナをなすアンテナ部は、前記アンテナ上面部、前記誘電体層、前記絶縁基板、及び前記第一接地パターンにより構成されるとともに、
    前記絶縁基板の外周域において、前記第一接地パターンの端部と前記アンテナ上面部の端部との、面内方向の距離が、アンテナの動作周波数における波長λよりも大きいこと、を特徴とする半導体実装装置。
  2. 絶縁基板と、前記絶縁基板の一面側に配された誘電体層と、前記誘電体層上に配されたアンテナ上面部と、一端部が前記アンテナ上面部と電気的に接続された伝送線路、及び1以上の第一端子部と、を少なくとも備えた半導体装置、並びに、前記第一端子部上にバンプを介して実装された高周波半導体チップ、からなる半導体実装装置であって、
    前記絶縁基板の他面側に配されたプリント基板と、該プリント基板の前記絶縁基板と対向する面a、または反対側の面bに配された第一接地パターンと、
    前記該プリント基板の前記面aに配され、前記第一端子部と電気的に接続された第二端子部と、を有し、
    前記プリント基板の前記面aに形成された凹部を有し、
    前記凹部の底面部、又は前記プリント基板の前記面bに前記第一接地パターンが形成されるとともに、前記凹部内に前記半導体装置が配され、
    前記第一端子部と、前記プリント基板の前記面aであって前記凹部の周囲に配された第二端子部がワイヤボンドにより電気的に接続され、
    パッチアンテナをなすアンテナ部は、前記アンテナ上面部、前記誘電体層、前記絶縁基板、及び前記第一接地パターンにより構成されるとともに、
    前記絶縁基板の外周域において、前記第一接地パターンの端部と前記アンテナ上面部の端部との、面内方向の距離が、アンテナの動作周波数における波長λよりも大きいこと、を特徴とする半導体実装装置。
  3. 前記絶縁基板の一面と前記誘電体層との間に配された第二接地パターンを、さらに備えたことを特徴とする請求項1及び2のいずれか1項に記載の半導体実装装置。
  4. 前記第一接地パターンと前記第二接地パターンが電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載の半導体実装装置。
  5. 前記プリント基板の前記面aに配された第三接地パターンをさらに有し、
    前記第三接地パターンは、金リボン、ワイヤ、又ははんだによって前記第二接地パターンと導通し、該第二接地パターンは、前記プリント基板の前記面bに配された前記第一接地パターンと電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載の半導体実装装置。
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