JP2005235470A - 発光体基板及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フェースプレートとリアプレート間での放電による電子放出素子の損傷を防止した画像表示装置を提供する。
【解決手段】 基板1上に全面に透明導電膜からなる導電性領域12を形成し、その上に複数の開口を有する間隔規定部材13を形成し、該開口に蛍光体14を配置し、その上に導電性膜15を配置してフェースプレートとし、隣り合う導電性膜15間の抵抗値Rxが、導電性膜15と導電性領域12との間の抵抗値Rzよりも大きくなるように設定し、導電領域12にアノード電圧を印加することにより、各導電性膜15とリアプレート21間で生じた放電電流を導電性領域12に流して、電子放出素子23への影響を抑制する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フィールドエミッションディスプレイ(FED)などの電子線を利用した画像表示装置において、電子線照射によって発光して画像を形成する発光体基板と、該発光体基板を用いた画像表示装置に関する。
平板型画像表示装置(フラットパネルディスプレイ)として、例えば電界放出型電子放出素子や表面伝導型電子放出素子などを用いた従来の画像表示装置の研究が行われている。
図13に、表面伝導型電子放出素子を用いて構成された画像表示装置の表示パネルの一例を示す。図13は、当該パネルの一部を切り欠いて、構成を模式的に示した斜視図であり、図中、31はリアプレート、32は列方向配線、33は電子放出素子、34は行方向配線、40はフェースプレート、41はガラス基板、45はメタルバック、46は高圧電源、47は蛍光体層、48は側壁である。
図13のパネルにおいては、リアプレート31と側壁48とフェースプレート40とで気密性の外囲器が形成されている。当該パネルにおいては、リアプレート31上に形成された列方向配線32と行方向配線34との交点に電子放出素子33が配置され、マルチ電子ビーム源を構成している。一方、フェースプレート40は、ガラス基板41の内側に電子ビームの照射により発光する蛍光体と、外光の反射を抑えるとともに蛍光体の混色を防ぐための間隔規定部材とを備えた蛍光体層47、さらに、蛍光体層47における発光をパネル外へ反射するメタルバック45とを備えている。間隔規定部材は通常、黒色で形成されたブラックマトリクスもしくはブラックストライプである。また、蛍光体層47及びメタルバック45には外部の高圧電源46より高圧導入端子を介して高電圧が印加されており、アノード電極を形成している。蛍光体層47の製造プロセスとしては、複数の開口を有する部材として間隔規定部材を形成し、その後、各開口に発光体(蛍光体)を配置する工程を採用することができる。そのため、上記間隔規定部材は、複数の開口を有する部材と言うこともできる。
上記のような画像表示装置は、アノード電極の一部であるメタルバック45に高電圧(「加速電圧」もしくは「アノード電圧」と表記する場合もある)を印加し、リアプレート31とフェースプレート40の間に電界を生じさせる。そして、この電界により、電子放出素子33から放出した電子を蛍光体に衝突させることで該蛍光体を発光させ、画像を表示する。ここで、画像表示装置の輝度は加速電圧に大きく依存するため、高輝度化を行うためには加速電圧を高くする必要がある。また、画像表示装置の薄型化を実現するためには、表示パネルの厚さを薄くしなければならず、そのためリアプレート31とフェースプレート40の距離を小さくしなければならない。このことより、リアプレート31とフェースプレート40の間にはかなり高い電界が生じることになる。
上記のようにフェースプレートとリアプレート間に高い電界を印加する平板型画像表示装置は、例えば特許文献1などに開示されている。
特開平10−326583号公報
しかしながら、フェースプレートとリアプレート間に高い電界を印加する平板型画像表示装置においては、以下のような問題点があった。
図14に、図13におけるX方向の断面を模式的に示す。図中、43は間隔規定部材、44は蛍光体である。
図14の構成において、蛍光体44及び間隔規定部材43を覆うように形成されたメタルバック45を有するフェースプレート40において、メタルバック45は画像表示領域全面に、連続した一枚の膜の状態で形成されている。このような状態で、リアプレート31とフェースプレート40との間に何らかの原因により放電が発生した場合、フェースプレート40からリアプレート31に大電流が流れる。この電流値はフェースプレート40とリアプレート31の間に形成される静電容量に蓄積された電荷によって決定される。そのため、フェースプレート40とリアプレート31との間隔が小さく、面積が大きくなるに従い放電電流は大きくなる。上記の放電電流は、リアプレート31上に形成された電子放出素子33、列方向配線32、行方向配線34を介して流れるため、放電電流の値が大きいと電子放出素子33に多大な損傷を生じ、画像表示装置の表示画像に致命的な欠陥を生じてしまう。
本発明の課題は、上記問題を解決し、フェースプレートとリアプレート間での放電による影響を抑制し、信頼性の高い画像表示装置を提供することにある。
本発明の第一は、
画像表示装置に用いられる発光体基板であって、
(A)複数の開口を有する部材をその表面に有する基板と、
(B)前記複数の開口の各々に配置された発光体と、
(C)前記発光体を覆うように配置された、複数の導電性膜と、
(D)前記複数の導電性膜に電位を供給するための電源と接続される電極パッドと、
を備えており、
前記複数の開口を有する部材は導電性領域を有しており、
前記導電性領域は前記電極パッドに接続されており、
前記複数の導電性膜の各々は前記複数の開口を有する部材に接触しており、
前記導電性領域と前記複数の導電性膜との間の抵抗値(Rz)の最小値よりも、前記複数の導電性膜のうちの隣り合う二つの導電性膜間の抵抗値(Rx)の最小値の方が高く、
前記導電性領域から前記複数の導電性膜の各々までの抵抗値(Rz)よりも、前記導電性領域から前記電極パッドまでの抵抗値(Rp)の方が低いことを特徴とする。
本発明の第二は、上記本発明第一の発光体基板と、電子放出素子を配置したリアプレートとを有する画像表示装置である。
尚、本発明において、前記複数の導電性膜のうち隣り合う二つの導電性膜間の抵抗値(Rx)について、単純に二つの導電性膜間の抵抗値を測定したのでは、前記導電性領域を介した抵抗値(Rz)の回り込みも加味されてしまい、正確に測定できない。ここでいう前記複数の導電性膜のうち隣り合う二つの導電性膜間の抵抗値(Rx)は、上記のような回り込みを排除したものである。
本発明のフェースプレートには、放電時の電流を制限する機能が付与されている。よって、当該フェースプレートを用いることにより、放電時の損傷を抑え、信頼性の高い画像表示装置を得ることができる。
前記したような、フェースプレート40とリアプレート31間で放電が生じた場合に、その影響を抑えるべく放電電流を小さくするためには、静電容量に蓄積されている電荷が、リアプレート31に対して流れ込むことを防ぐことが効果的である。
本発明の発光体基板(「フェースプレート」と記述する場合もある)の基本原理について説明する。
図1に本発明の発光体基板を用いた画像表示装置の一実施形態の表示パネルの構成を模式的に示す。図中、10はフェースプレート(発光体基板)、11は基板、12は導電性領域、13は間隔規定部材、14は発光体、15は導電性膜、17は発光体層、21はリアプレート、22は列方向配線、23は電子放出素子である。尚、図1(a)は断面図、(b)はリアプレート21側から見たフェースプレート10の平面図であり、(a)は(b)のA−A’断面に相当する。
本発明にかかる画像表示装置において、メタルバックはリアプレート21側に向かう発光を前方(基板11側)に反射することで基板11側に出力される発光の効率を上げたり、電子を加速するための加速電圧を印加するという機能を果たす。
本発明において、メタルバックは複数の導電性膜15から構成され、好ましくは長方形或いは正方形に切断された、複数の導電性膜である。各導電性膜15は、本発明にかかる複数の開口を有する部材17(以下、「開口部材」と記す)を構成する導電性領域12に電気的に接続されることにより電位規定されている。開口部材17は、発光体14(蛍光体)同士の間隔を規定する間隔規定部材13と、導電性領域12とを有している。そのため、製造プロセスとしては、開口部材17を形成した後、各開口に発光体14を配置する工程を採用することができる。
開口部材17の一部を構成する導電性領域12の形状は、図1に示す形態だけに限定されるものではない。例えば、図10に示すような、格子状の金属板27を高抵抗部材28で被覆したような形態であっても良く、後述するアノード電位が供給される電極パッドに接続される形態であればよい。従って、開口部材17は、発光体14を収納する凹部または貫通孔を有した部材である。
尚、リアプレート21上には複数の電子放出素子23と電子放出素子23に接続する配線(図1においては列方向配線22のみ図示)とが配置される。複数の電子放出素子23は従来技術で述べたように、マトリクス状に配列することができる。また、各電子放出素子23は、表面伝導型電子放出素子や電界放出型電子放出素子を用いることができる。電界放出型電子放出素子としては、例えば、MIM型電子放出素子や、カーボンナノチューブなどのカーボンファイバーを用いた電界放出型電子放出素子や、多孔質ポリシリコン層からの弾道的な電子放出現象を応用した電子放出素子なども用いることができる。
図2は、図1の表示パネルにおいて放電が生じた際の様子を電気回路に置き換えて示した図である。図2中、(a)は、画像表示装置の構造に放電の様子を加えたものであり、(b)は、任意の導電性膜15とリアプレート21上の導電部材(例えば電子放出素子23や配線22)との間に放電が生じた時の様子を等価回路的に示した図である。
本発明においては、メタルバックが図1に示すように、複数の導電性膜15に分割されているため、該導電性膜15を単位とする任意のブロックにて放電が発生した際(任意の導電性膜15とリアプレート21上の導電部材との間に放電が発生した際)には、そのブロック(導電性膜15)に蓄えられた電荷がリアプレート21に直接流れ込む〔図2(b)のI1に相当〕ことになる。
しかしながら、当該ブロック以外のブロック(他の導電性膜15)からは、間隔規定部材13及び導電性領域12を通じて電流が流れ込む〔図2(b)のI2に相当〕が、その電流は導電性膜15と導電性領域12との間の抵抗(図1の構成においては間隔規定部材13の膜厚方向における抵抗)Rzで抑制される。この効果は、隣り合うブロック間(導電性膜15間)の抵抗(図1の構成においては間隔規定部材13の平面方向における抵抗)Rxを、上記抵抗Rzよりも大きくすることにより得ることができる。
RxがRzより小さいと電流はRzを介する電流よりも、Rxを介する電流が大きくなり、Rzの効果が薄れる。このため、図1の構成では、間隔規定部材13の膜厚方向の抵抗値が、発光体14の膜厚方向の抵抗値よりも低くなるように構成する。そして間隔規定部材13の平面方向(上記膜厚方向に対して実質的に垂直な方向)の抵抗値を、間隔規定部材13の膜厚方向の抵抗値よりも高くなるように構成する。好ましくは、発光体14は十分に高い抵抗値の部材(絶縁体)で構成される。また、発光体14は、好ましくは、複数の絶縁性の蛍光体粒子から構成される。
ここで前述の隣り合うブロック間(導電性膜15間)の抵抗値Rxは、Rzによる回り込みを排除したものであるが、単に導電性膜15間の抵抗を測定すると、Rzによる回り込みを排除できない。そこで、以下に、本発明にかかるRxとRzの測定方法の一例を、図3を用いて説明する。
図3は、図1に示したフェースプレート10のRxとRzの測定時の様子を等価回路的に示した図である。図1の構成では、導電性膜15と導電性領域12との間の抵抗Rzが間隔規定部材13の膜厚方向の抵抗に、隣り合う導電性膜15間の抵抗Rxが間隔規定部材13の平面方向の抵抗に相当する。
まず、任意の導電性膜15と、その導電性膜15に隣り合う導電性膜15との間の抵抗値(図1では間隔規定部材13の平面方向の抵抗値)をRx、及び任意の導電性膜15から間隔規定部材13を介した導電性領域12までの間の抵抗値(図1では間隔規定部材の膜厚方向の抵抗値)をRzとする。そして、図3に示すように、任意の導電性膜15に電圧V1を発生する電圧源を接続し、導電性領域12をGND電位に規定する。そして電圧源に接続した導電性膜15に隣り合う導電性膜15の電圧V2を測定し、V1とV2を比較する。電圧源からGNDに流れる電流は、単純化すると図3中I1の経路(Rzを一回通る経路)とI2の経路(Rxを一回通る経路)と考えられる。いま、Rx>Rzであれば、電流I2が流れることにより、Rxでの電圧降下がRzでの電圧降下よりも大きくなるため、V2はV1の半分よりも小さい値となる。さらに、I3以降のさらに遠い経路を経る回り込みを考慮したとしても、Rx>Rzの場合には電流の経路I2の間にあるRxでの電圧降下は(I2+I3)×Rxとなり、Rzでの電圧降下I2×Rzよりも小さくなるため、V2はV1の半分よりも小さい値となる。このようにしてRxがRzよりも大きいかどうかを判断することができるが、より正確に測定するためにはRx測定用のフェースプレートとして、導電性領域12を作製しないフェースプレートでRxを測定する方法もある。ここで、上述のような構成のRx,Rzは、フェースプレート上に画素数もしくは絵素数に応じて設けられた導電性膜ごとに構成されることとなる。本発明の効果を得るためには、いずれの画素もしくは絵素においても、上述の抵抗の関係が満たされていることが必要なため、最小値で比較する。また、以下のRx、Rzの値についても同様である。
Rzの値としては、
(1)放電時の電流制限が十分発揮されるような抵抗値であること、
(2)画像表示のために電子放出素子から注入される電流により電圧降下しない程度の抵抗値であること、
が求められる。
上記(1)に関しては、画像表示装置に印加する加速電圧や、表示領域のサイズなどにより異なるが、500Ωを超えると電流制限性が発揮され、5kΩ以上であれば尚好ましい。(2)に関しては電子放出素子からの注入電流量によるが、1MΩ未満であれば電子放出素子からの注入電流による電圧降下が充分小さくなり、さらに好適には100kΩ以下であれば事実上電圧降下は無視できる。
Rxの値としては、上記(1)に関して、Rxが1kΩを下回ると、Rxを介して流れ込む電流が大きくなる。そのためRxとしては、画像表示装置に印加する加速電圧や、表示領域のサイズなどにより異なるが、1kΩを超えると電流制限性が発揮され、1MΩ以上であれば尚好ましい。
上述のような抵抗値で、各導電性膜15と、以下で述べる導電性領域12もしくは高圧電源16との接続を行う方法として、本発明のように開口部材17を介するのではなく、導電性の蛍光体を介する方法も挙げられる。しかしながら、電子線により発光させる蛍光体材料としてはほぼ絶縁体に近いものがほとんどであり、蛍光体に導電性を付与する場合は、発光色や発光効率を犠牲にすることになる。それに対し、本発明のように蛍光体以外の部材(開口部材17)でRzを規定する構造をとれば、画像表示装置の重要な機能である発光色や発光効率を犠牲にせずに済む。
本発明にかかる導電性領域12は電極パッド(不図示)と各導電性膜15とを電気的に接続するためのものであるためどのような構成でも良い。好ましくは、開口部材17の基板10表面側に導電性膜を形成すればよいが、可視光を透過する導電性膜、具体的には、ITOのような透明導電膜を基板10表面全面に作製することにより蛍光体14からの放射光をさえぎらずに所望の効果を得ることができる。
また、図1には間隔規定部材13と導電性膜12とを明確に区別できる構成の例を示したが、前述のRx、Rzの要件さえ満たせば、開口部材17の組成を連続的に変化させて抵抗値を制御するなどの手段により、間隔規定部材13と導電性領域12との境界を明確に区別することのできない形態とすることもできる。そのため、導電性領域12は、開口部材17の、平面方向(フェースプレート10の基板11の表面と平行な方向)における最も低い抵抗値を示す領域として理解することができる。但し、導電性領域12は、開口部材17の最表面(導電性膜15に接触する面)に位置することはない。
本発明に係る間隔規定部材13としては、例えば、従来のブラックマトリクスを適用することができる。その製法としては、酸化ルテニウムペーストや、カーボングラファイトとガラスフリット及び黒色顔料が含まれる抵抗体ペーストや、チタン酸バリウム粉末を含有したペーストなどのペーストを用いたスクリーン印刷法や、フォトリソグラフィー法を用いることができる。尚、素材としては、高抵抗の材料であれば上記以外の素材も用いることができる。
また、電極パッド(不図示)は前記導電性領域12とアノード電位を供給するための高圧電源16とを電気的に接続するために設けられる部材でもある。各々の導電性膜15から導電性領域12までの抵抗値(Rz)よりも、各導電性膜15に最も近くに位置する導電性領域12から電極パッド(アノード電位が供給される位置)までの抵抗値(Rp)のほうが大きいと、電子ビームによる電流の影響で、各々の導電性膜15の電位がばらついてしまう。RpをRzよりも小さくすることで、導電性領域12の任意の位置での電位がほぼ等しくなり、その結果、各導電性膜15の電位もほぼ等しくなる。
また、各導電性膜15は、その大きさが小さければ小さいほど、各導電性膜15に蓄えられた電荷が小さくなる。その結果、放電によって流れ込む電流〔図中のI1に相当〕が小さくなるため、安定な画像を表示する上で好ましい。
フェースプレート10においては、開口部材17の各開口にR(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかの色を発光する蛍光体14が配置され、1絵素を構成する。さらに、R,G,Bの3絵素一組で1画素を表示する。従って、導電性膜15としては、1絵素を覆う形態、1画素を覆う形態、さらには、2以上の画素を覆う形態としても良い。
本発明の画像表示装置は、上記した本発明の発光体基板をフェースプレートとして電子放出素子と組み合わせて構成したものである。従って、先に説明した図13の表示パネルのフェースプレート40として、本発明の発光体基板を用いる以外、他の構成については従来の構成をそのまま適用することができる。
図4に、本発明の画像表示装置の一実施形態の表示パネルの概略構成を示す。図中、16は高圧電源、18は側壁、24は行方向配線であり、図1と同じ部材には同じ符号を付した。
以下に図面を参照して、本発明の実施例について説明する。但し、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない場合は、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨の物ではない。
[実施例1]
図1(a)、図4に示す表示パネルを備えた画像表示装置を作製した。
本例において、リアプレート21とフェースプレート10の間の間隔は2mmとした。また、リアプレート21、フェースプレート10、側壁19で構成される気密容器の内部は10-7Paよりも高い真空度に維持した。また、本例においては、列方向配線22を240本、行方向配線24を80本とした。N=240,M=80とした。
図5に本例のフェースプレートの構成を示す。図中、(a)は断面模式図、(b)はリアプレート側から見た平面図であり、(a)は(b)中のB−B’断面に相当する。
以下、本例のフェースプレートの製造工程について、具体的に説明する。
先ず、洗浄したガラス基板に導電性領域12として、スパッタリング法にてITOを画像領域全面に成膜した。ITOのシート抵抗値は100Ω/□とした。
次に、銀粒子及びガラスフリットを含むペーストを、スクリーン印刷法にて、図5に示すように導電性領域12の周囲に印刷し、400℃にて焼成を行い、電極パッド19を形成した。電極パッド19は幅2mmとし、導電性領域12であるITOに一部重なるように形成することで、導電性領域12との電気的接続を確保した。電極パッド19は図5に模式的に示すようにその一部において高圧電源16と接続されており、高圧電位が供給される。電極パッド19の抵抗値としては高圧電源に接続している部分とその対角部分の間で測定したところ1Ω以下であった。
次に間隔規定部材13として、酸化ルテニウムペーストを用いスクリーン印刷法にて厚さ10μm、幅250μmで、200μm×200μmの開口部を有する格子状のブラックマトリクスを形成した。
次にスクリーン印刷法により、R,G,Bの各蛍光体を1色づつ3回に分けて厚さ10μmになるように、上記ブラックマトリクスの開口部に充填した。本例ではスクリーン印刷法を用いて蛍光体を充填したが、もちろんこれに限定される訳ではなく、例えばフォトリソグラフィー法などを用いても良い。また蛍光体14はCRTの分野で用いられているP22の蛍光体を用いた。蛍光体としては、赤色(P22−RE3;Y22S:Eu3+)、青色(P22−B2;ZnS:Ag,Al)、緑色(P22−GN4;ZnS:Cu,Al)のものを用いた。
次に、ブラウン管の製造技術として公知であるフィルミング工程により、樹脂膜をブラックマトリクス及び蛍光体上に作製した。そして、その後に、Alの蒸着膜を樹脂膜上に堆積させた。そして、最後に樹脂層を熱分解除去させる事により、厚さ100nmの導電性膜をブラックマトリクス及び蛍光体上に作製した。
その後、YAGレーザー加工機にて、ブラックマトリクス上において上記導電性膜を切断し、絵素毎の導電性膜15に分割した。このようにすることで、ブラックマトリクスと導電性膜15とは、幅25μmの範囲で重なることで接続され、隣り合う導電性膜15同士は間隔200μmで離間されるようにした。
次に、Rx,Rz測定用のフェースプレートを作製した。Rz測定用フェースプレートは、上記と同様の工程で作製したフェースプレートの導電性膜を、測定領域以外は除去した。また、Rx測定用フェースプレートは導電性領域であるITOを作製し、測定領域の隣り合う一組の導電性膜15以外の導電性膜を除去した。これらの測定用フェースプレートを用いて測定した結果、Rzは1.5kΩ、Rxは200kΩであった。また、上述工程と同様の工程で、電極パッド19まで形成した段階のフェースプレートにおいて、Rpの測定を行った。Rpの測定は画像表示領域内の多数の箇所で行ったところ、その最大値は30Ω程度であった。また、図3に示した方法により、RxとRzの大きさを比較したところ、Rx<Rzであった。
本例のフェースプレートを用いて図1(a)、図4の構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製し、アノード電位として15kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い安定した画像表示装置を得た。
本例では、蛍光体としてはCRTの分野で定評のあるP22蛍光体(絶縁体)を使用することにより、輝度が高く色再現性の良い画像表示装置を得ることができた。
[実施例2]
図6(a)に示す構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製した。図6(b)は、(a)のフェースプレート10をリアプレート21側から見た平面模式図であり、(a)は(b)のC−C’断面に相当する。また、図6(c)に(b)のD−D’断面を示す。
本例では、導電性領域12を、間隔規定部材13と同じパターンで、基板11と間隔規定部材13との間に形成した。具体的には、実施例1と同じガラス基板を用い、黒色顔料と銀粒子及びフリットガラスを含有したペーストを厚さ5μmになるようにスクリーン印刷法で導電性領域12を形成した。ブラックマトリクスの厚さを5μmとする以外、以後の工程は実施例1と同様である。
次に、Rx、Rz、Rpを実施例1と同様の方法で測定したところ、Rx=100kΩ、Rz=700Ω、Rp=1Ω以下であった。また、実施例1と同様の方法(図3)でRxとRzの大小を測定したところ、Rx>Rzであった。
上記フェースプレートを用いて、図6(a)の構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製し、アノード電位として15kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い表示画像を安定して形成することができた。
また、本例では導電性領域12は蛍光体14が設けられた部分に存在しないため、光の透過率が向上し、より明るい画像が得られた。
[実施例3]
図7(a)に示す構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製した。図7(b)は、(a)のフェースプレート10をリアプレート21側から見た平面模式図であり、(a)は(b)のE−E’断面に相当する。また、図7(c)に(b)のF−F’断面を示す。
本例では、導電性領域12がY方向に平行なライン状に形成した。具体的には、ガラス基板1上に、黒色顔料と銀粒子及びガラスフリットとを含む感光性ペーストを使用し、厚さ2μmになる様に印刷した。その後、乾燥させた感光性ペーストを露光、現像することによりY方向に伸びた、複数のライン状の導電性領域12を作製した。ブラックマトリクスの厚さを8μmとする以外、以後の工程は実施例1と同様である。
次に、Rx、Rz、Rpを実施例1と同様の方法で測定したところ、Rx=250kΩ、Rz=2kΩ、Rp=1Ω以下であった。また、実施例1と同様の方法(図3)でRxとRzの大小を測定したところ、Rx>Rzであった。
上記フェースプレートを用いて、図7(a)の構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製し、アノード電位として13kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い表示画像を得た。
本例では、導電性領域12がストライプ状に形成されているため、抵抗値Rz及びRxがいずれも大きくなることで放電時の電流が小さくなり、より放電による損傷を受けにくい画像表示装置を形成することができた。
[実施例4]
図8(a)に示す構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製した。図中、25はブラックマトリクス、26は絶縁部材である。また、図8(b)は、(a)のフェースプレート10をリアプレート21側から見た平面模式図であり、(a)は(b)のG−G’断面に相当する。また、図8(c)に(b)のH−H’断面を示す。
本例では、導電性領域12が実施例3と同様のY方向に平行なストライプ状であり、該ストライプ状の導電性領域12上にブラックマトリクス25及び絶縁部材26が配置し、間隔規定部材17を構成した。このため、ブラックマトリクス25は、Y方向に伸びた梯子状に形成し、一方、絶縁部材26は、隣り合う梯子状のブラックマトリクス25間の隙間に、Y方向に伸びたライン状に形成した。
具体的には、絶縁部材26としては、低融点ガラスフリット及び黒色顔料を含む感光性ペーストをフォトリソグラフィー法で幅260μm、厚さ8μmにて形成した。またブラックマトリクス25もフォトリソグラフィー法で幅20μm、厚さ8μmにて形成した。
本例において、絶縁部材26の機能としては、抵抗体であるブラックマトリクス25により分割された導電性膜15間の抵抗(Rx)及び導電性膜15と導電性領域12との間の抵抗(Rz)を大きくすることにある。
本例のように、絶縁部材26を用いることで、Rxは絶縁部材26を介しての抵抗値になるため、容易に1MΩ以上の抵抗値が得られる。また、Rzに関しては、抵抗体であるブラックマトリクス25の導電性領域12及び導電性膜15に接触する面積が小さくなるため、Rzを大きくすることができる。
次に、Rx、Rz、Rpを、実施例1と同様の方法で測定したところ、Rx=10MΩ以上、Rz=20kΩ、Rp=1Ω以下であった。また、実施例1と同様の方法(図3)でRxとRzの大小を測定したところ、Rx>Rzであった。
上記フェースプレートを用いて、図8(a)の構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製し、アノード電位として17kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い表示画像を得ることができた。
また、本例では絶縁部材26を配置しているため、抵抗値Rz,Rxが、いずれも大きくなることで放電時の電流が小さくなり、より損傷を受けにくくできた。
[実施例5]
図9(a)に示す構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製した。図9(b)は、(a)のフェースプレート10をリアプレート21側から見た平面模式図であり、(a)は(b)のI−I’断面に相当する。また、図9(c)に(b)のJ−J’断面を示す。
本例では、導電性領域12が実施例3と同様のY方向に平行なストライプ状であり、該ストライプ状の導電性領域12上に間隔規定部材15としてブラックマトリクスを形成した。ブラックマトリクスはフォトリソグラフィー法で幅50μm、厚さ8μmにて形成し、且つ、隣り合う導電性膜15間で分断している。換言すると、本例のブラックマトリクスは、各蛍光体14を囲むように配置された、複数のリング状の間隔規定部材13である。このようにすることで隣り合う導電性膜15間の抵抗Rxをほぼ無限大にすることができる。
次に、Rx、Rz、Rpを実施例1と同様の方法で測定したところ、Rx=10MΩ以上、Rz=8kΩ、Rp=1Ω以下であった。また、実施例1と同様の方法(図3)でRxとRzの大小を測定したところRx>Rzであった。
上記のフェースプレートを用いて、図9(a)の構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製し、アノード電位として18kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い表示画像を得た。
また、本例では、間隔規定部材15が隣り合う導電性膜15間で分断されているため、隣り合う導電性膜15間の抵抗値Rxが大きくなることで放電時の電流が小さくなり、より損傷を受けにくくできた。
[実施例6]
図10(a)に示す構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製した。図中、27は金属板、28は高抵抗部材である。図10(b)は、(a)のフェースプレート10をリアプレート21側から見た平面模式図であり、(a)は(b)のK−K’断面に相当する。また、図10(c)に(b)のL−L’断面を示す。
本例では、開口部材17として、複数の開口を持ち、高抵抗部材28にてコーティングされた金属板27が低融点ガラスフリットにてガラス基板に接着されている。当該構成に用いられる金属板27としては、焼成時に熱膨張係数の違いで剥がれてしまわないように、ガラス基板と熱膨張係数の近い素材が好ましい。本例では436合金を用いた。また、高抵抗部材28としては、Rx,Rzを所望の値にできれば、特に限定されないが、本例では、作製の容易さ・低融点ガラスフリットでの接着性を考慮し、白金繊維を分散させた釉薬を塗布・焼成して静電気帯電防止グラスライニングを厚さ2μmで形成した。本例では静電気帯電防止グラスライニングを高抵抗部材として使用したがもちろんこれに限定されるわけではなく、例えばゾルゲル法でディッピング塗布して作製した酸化膜などでも良い。
高抵抗部材28を作製した金属板27は、その一部の高抵抗部材28を剥離し、不図示の電極パッドに電気的に接続し、高圧電源からの電圧を給電できるようにした。
次に、Rx、Rz、Rpを実施例1と同様の方法で測定したところ、Rx=10MΩ以上、Rz=200kΩ、Rp=1Ω以下であった。また、実施例1と同様の方法(図3)でRxとRzの大小を測定したところ、Rx>Rzであった。
上記のフェースプレートを用い、図10(a)の構成の表示パネルを備えた画像表示装置を作製し、アノード電位として17kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い表示画像を得ることができた。
また、本例では開口部材17として金属板27及び高抵抗部材28を用いたことにより、製造コストの削減を行うことができた。
[実施例7]
図11に示すように、導電性膜15をR,G,Bの3絵素を一組とする1画素を覆う構成とした以外は、実施例1と同様にして画像表示装置を作製した。
本例では、ブラックマトリクスの開口のサイズが100×300μm、各絵素間のブラックマトリクスの幅を50μm、各画素間の幅はX方向が200μm、Y方向が300μmとし、フォトリソグラフィー法により厚さ5μmとして作製した。また、R,G,Bの3色の蛍光体(3つの絵素)で構成される領域を1画素とした。そして、それぞれの絵素に各色の蛍光体を配置し、1画素毎に分割した導電性膜15を設けた。
上記フェースプレートについて、Rx、Rz、Rpを実施例1と同様の方法で測定したところ、Rx=200kΩ、Rz=1.5kΩ、Rp=30Ωであった。また、実施例1と同様の方法(図3)でRxとRzの大小を測定したところ、Rx>Rzであった。
このような構造のフェースプレートを用いた画像表示装置を15kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い表示画像を得た。
本例では、導電性膜15を画素毎に配置することで、ブラックマトリクスの幅が狭すぎて絵素間で導電性膜15が分断できない、或いは分断できても距離が短くRx>Rzにならないといった問題を回避することができた。
[実施例8]
図12に示すように、導電性膜15を2画素を覆う構成とした以外は、実施例1と同様にして画像表示装置を作製した。
本例では、ブラックマトリクスの開口のサイズが50×100μm、各絵素間のブラックマトリクスの幅を50μm、各画素間の幅はX方向が200μm、Y方向が300μmとし、フォトリソグラフィー法により厚さ5μmとして作製した。また、R,G,Bの3色の蛍光体(3つの絵素)で構成される領域を1画素とした。そして、それぞれの絵素に各色の蛍光体を配置し、2画素毎に分割した導電性膜15を設けた。
上記フェースプレートについて、Rx、Rz、Rpを実施例1と同様の方法で測定したところ、Rx=200kΩ、Rz=600Ω、Rp=30Ωであった。また、実施例1と同様の方法(図3)でRxとRzの大小を測定したところ、Rx>Rzであった。
上記フェースプレートを用い、図4に示す構成の画像表示装置を作製し、14kVの高電圧で使用したところ、時々放電が発生したが、観察者が気になるような欠陥が生じず、信頼性の高い表示画像を得た。
本例では、導電性膜15を複数の画素毎に配置することで、ブラックマトリクスの幅が狭すぎて導電性膜15が分断できない、或いは分断できても距離が短くRx>Rzにならないといった問題を回避することができた。
本発明の画像表示装置の一実施形態の構成を示す模式図である。 図1の画像表示装置の放電時の特性を示す図である。 本発明の発光体基板の抵抗比を測定する際の測定方法を示す等価回路図である。 本発明の画像表示装置の一実施形態の表示パネルの構成を示す斜視図である。 本発明第1の実施例のフェースプレートの構成を示す模式図である。 本発明第2の実施例の画像表示装置の構成を示す模式図である。 本発明第3の実施例の画像表示装置の構成を示す模式図である。 本発明第4の実施例の画像表示装置の構成を示す模式図である。 本発明第5の実施例の画像表示装置の構成を示す模式図である。 本発明第6の実施例の画像表示装置の構成を示す模式図である。 本発明第7の実施例のフェースプレートの構成を示す平面模式図である。 本発明第8の実施例のフェースプレートの構成を示す平面模式図である。 従来の画像表示装置の一例の表示パネルの構成を示す斜視図である。 図13の表示パネルの断面模式図である。
符号の説明
10 フェースプレート
11 基板
12 導電性領域
13 間隔規定部材
14 発光体
15 導電性膜
16 高圧電源
17 開口部材
18 側壁
19 電極パッド
21 リアプレート
22 列方向配線
23 素子
24 行方向配線
25 ブラックマトリクス
26 絶縁部材
27 金属板
28 高抵抗部材
31 リアプレート
32 列方向配線
33 素子
34 行方向配線
40 フェースプレート
41 基板
43 間隔規定部材
44 蛍光体
45 メタルバック
46 高圧電源
47 蛍光体層
48 側壁

Claims (13)

  1. 画像表示装置に用いられる発光体基板であって、
    (A)複数の開口を有する部材をその表面に有する基板と、
    (B)前記複数の開口の各々に配置された発光体と、
    (C)前記発光体を覆うように配置された、複数の導電性膜と、
    (D)前記複数の導電性膜に電位を供給するための電源と接続される電極パッドと、
    を備えており、
    前記複数の開口を有する部材は導電性領域を有しており、
    前記導電性領域は前記電極パッドに接続されており、
    前記複数の導電性膜の各々は前記複数の開口を有する部材に接触しており、
    前記導電性領域と前記複数の導電性膜との間の抵抗値(Rz)の最小値よりも、前記複数の導電性膜のうちの隣り合う二つの導電性膜間の抵抗値(Rx)の最小値の方が高く、
    前記導電性領域から前記複数の導電性膜の各々までの抵抗値(Rz)よりも、前記導電性領域から前記電極パッドまでの抵抗値(Rp)の方が低いことを特徴とする発光体基板。
  2. 前記複数の開口を有する部材の導電性領域が、該部材の基板表面側に形成されている請求項1に記載の発光体基板。
  3. 前記複数の開口を有する部材の導電性領域が、基板表面に配置された第2の導電性膜である請求項1または2に記載の発光体基板。
  4. 前記第2の導電性膜が、可視光を透過する導電性膜であり、前記発光体と基板との間にも配置されてなる請求項3に記載の発光体基板。
  5. 前記導電性領域と前記複数の導電性膜との間の抵抗値の最小値が500Ωより大きい請求項1乃至4のいずれかに記載の発光体基板。
  6. 前記導電性領域と前記複数の導電性膜との間の抵抗値の最小値が1MΩより小さい請求項1乃至4のいずれかに記載の発光体基板。
  7. 前記複数の導電性膜のうち、隣り合う二つの導電性膜間の抵抗値の最小値が1kΩより大きい請求項1乃至6のいずれかに記載の発光体基板。
  8. 前記複数の導電性膜のうち、隣り合う二つの導電性膜間の抵抗値の最小値が1MΩより大きい請求項1乃至6のいずれかに記載の発光体基板。
  9. 前記発光体が、赤、青、緑の各色を発光する発光体を、前記複数の開口に順次配置されてなる請求項1乃至8のいずれかに記載の発光体基板。
  10. 前記複数の導電性膜の各々は、前記赤、青、緑のいずれかの色を発光する発光体を配置した開口を1画素として、画素毎に配置されている請求項9に記載の発光体基板。
  11. 前記複数の導電性膜の各々は、前記赤、青、緑のいずれかの色を発光する発光体を配置した開口を1絵素とし、赤、青、緑の3色の発光体を1画素として、画素毎に配置されている請求項9に記載の発光体基板。
  12. 前記複数の導電性膜の各々は、前記赤、青、緑のいずれかの色を発光する発光体を配置した開口を1絵素とし、赤、青、緑の3色の発光体を1画素として、2画素毎に配置されている請求項9に記載の発光体基板。
  13. 発光体基板と、電子放出素子を複数備えたリアプレートとを有する画像表示装置であって、該発光基板が請求項1乃至12のいずれかに記載の発光体基板であることを特徴とする画像表示装置。
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