JP2008159449A - 表示装置 - Google Patents

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    • H01J2329/92Means forming part of the display panel for the purpose of providing electrical connection to it

Abstract

【課題】アノードに電位を供給する電極が複数の電極膜を有する構成において電極膜間での放電を抑制しつつ、アノードに電位を供給する電極の抵抗を好適に設定可能な構成を実現する。
【解決手段】表示装置の前面基板は、複数の蛍光体層(不図示)、複数の蛍光体層を覆う複数の領域24aに分断されたメタルバック24、およびメタルバック24にアノード電圧を印加する共通電極20を有する。共通電極20は、隣り合う2つの電極膜21を含んでいる。隣り合う2つの電極膜21の内の一方の電極膜21において他方の電極膜21に対向する部分の長さが、共通電極20の長手方向と直交する方向での前記一方の電極膜21の長さよりも長い。
【選択図】図4A

Description

本発明は表示装置に関する。
近年、偏平な平面パネル構造の真空外囲器を有する表示装置として、アノードに印加される電位によって加速した電子によって照射される発光体からの発光を利用したフィールドエミッションディスプレイ(FED)が知られている。電子源として表面伝導型放出素子を用いる表示装置の開発が進められている。
特許文献1には、アノードに共通電極を介して高電圧を印加する構成が開示されている。
また特許文献2にも、アノードに共通電極を介して高電圧を印加する構成が開示されている。
特に特許文献2には、共通電極を複数の領域に電気的に分断する構成が開示されている。
特開平10−326583号公報 特開2006−185614号公報
図11に、特許文献2が開示する共通電極120の構成を示す。
共通電極120は、メタルバック114の周囲を囲むように環状に設けられ、抵抗膜122(抵抗部材)を介してメタルバック114の縁部に接続されている。言い換えると、共通電極120は、その長手方向に離間した複数の電極膜124(導電部材)を有し、複数の電極膜124を環状につなぐように抵抗膜122が環状に複数の電極膜124に重ねて設けられ、抵抗膜122の内周辺がメタルバック114の縁部に接続されている。電極膜124は、例えば、銀ペーストのパターニングにより形成される。
共通電極はある程度の抵抗を有することが望ましいが、抵抗が低すぎると電位分布を生じさせてしまう。隣接する電極膜の間隔を狭くすることで共通電極全体での抵抗が大きくなりすぎないようにすることができるが、電極膜間の間隔が狭いと電極膜間での放電が生じる可能性が大きくなる。
本願発明は、アノードに電位を供給する電極が複数の電極膜を有する構成において電極膜間での放電を抑制しつつ、アノードに電位を供給する電極の抵抗を好適に設定可能な構成を実現することを課題とする。
本発明の表示装置は、電子源と、基板と、該基板に配置されており、前記電子源が放出する電子が照射されることで発光する発光体と、該基板に配置されており、前記電子を加速する電位が供給されるアノードと、該アノードに電位を供給する電極であって、前記基板の辺に沿って設けられる電極と、を有しており、前記電極は、複数の電極膜と、電極膜と電極膜の間を接続する抵抗膜とを有しており、前記複数の電極膜は隣り合う2つの電極膜を含んでおり、該2つの電極膜の内の一方の電極膜において他方の電極膜に対向する部分の長さが、前記電極の長手方向と直交する方向での前記一方の電極膜の長さよりも長いことを特徴とする。
本発明によれば、アノードに電位を供給する電極が複数の電極膜を有する構成において電極膜間での放電を抑制しつつ、アノードに電位を供給する電極の抵抗を好適に設定できる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
はじめに、図1から図3を参照して、本発明の実施の形態に係る表示装置の一例として、表面伝導型放出素子を用いた表示装置について説明する。図1は、前面基板2を部分的に切り欠いた状態の表示装置の真空外囲器10(以下、表示パネル10と称する場合もある)を示す斜視図である。図2は、図1の真空外囲器10を線II-IIで切断した断面図である。図3は、図2の断面を部分的に拡大した部分拡大断面図である。
図1から図3に示すように、表示パネル10は、それぞれ矩形のガラス板からなる前面基板2(本願発明の基板に相当)および背面基板4を備え、これらの基板は約1.0〜2.0mmの隙間をおいて互いに平行に対向配置されている。なお、背面基板4は、前面基板2より一回り大きいサイズを有する。また、前面基板2および背面基板4は、ガラスからなる矩形枠状の側壁6を介して周縁部同士が接合され、内部が真空の扁平な平面パネル構造の真空外囲器を構成している。
前面基板2の内面には画像表示面として機能する蛍光体スクリーン12が形成されている。この蛍光体スクリーン12は、赤、青、緑の蛍光体層R,G,B、および遮光層11を並べて構成され、重ねてアルミニウム等からなるメタルバック14(本願発明のアノードに相当)を有する。蛍光体層R,G,Bは、ストライプ状あるいはドット状に形成されている。
背面基板4の内面には、蛍光体スクリーン12の蛍光体層R,G,Bを励起発光させるための電子ビームを放出する多数の表面伝導型の電子放出素子16が設けられている。これらの電子放出素子16は、画素毎、すなわち蛍光体層R,G,B毎に対応して複数列および複数行に配列されている。各電子放出素子16は、図示しない電子放出部、この電子放出部に電圧を印加する一対の素子電極等で構成されている。また、背面基板4の内面上には、各電子放出素子16に駆動電圧を与えるための多数本の配線18がマトリックス状に設けられ、その端部は真空外囲器10の外部に引き出されている。
背面基板4、電子放出素子16、配線18が電子源を構成している。
接合部材として機能する側壁6は、例えば、低融点ガラス、低融点金属等の封着材19により、前面基板2の周縁部および背面基板4の周縁部に封着され、これらの基板同士を接合している。本実施の形態では、背面基板4と側壁6をフリットガラス19aを用いて接合し、前面基板2と側壁6をインジウム19bを用いて接合した。
また、表示パネル10は、前面基板2と背面基板4の間にガラスからなる複数の細長い板状のスペーサ8を備えている。本実施の形態において、スペーサ8は、複数の細長いガラス板としたが、多数の柱状のスペーサでも良い。
各スペーサ8は、上述した蛍光体スクリーン12のメタルバック14および遮光層11を介して前面基板2の内面に当接する上端8a、および背面基板4の内面上に設けられた配線18上に当接する下端8bを有する。これら複数のスペーサ8は、前面基板2および背面基板4の外側から作用する大気圧荷重を支持し、基板間の間隔を所定値に維持している。
さらに、この実施形態における表示装置は、前面基板2のメタルバック14にアノード電圧を印加する図示しない電圧供給部を備えている。電圧供給部は、例えば、メタルバック14に10kV程度の高電圧を印加することにより、蛍光体スクリーン12の電位を高くする。これにより、接地された背面基板4と前面基板2との間に10kV程度の電位差が形成される。
そして、上記SEDにおいて画像を表示する場合、配線18に接続した不図示の駆動回路を介して電子放出素子16の素子電極間に電圧を与え、任意の電子放出素子16の電子放出部から電子ビームを放出するとともに、メタルバック14にアノード電圧を印加する。電子放出部から放出された電子ビームは、アノード電圧により加速され、蛍光体スクリーン12に照射される。これにより、蛍光体スクリーン12の蛍光体層R,G,Bが励起されて発光し、カラー画像を表示する。
また、上記構造の表示パネル10を製造する場合、予め、蛍光体スクリーン12の設けられた前面基板2を用意し、電子放出素子16および配線18が設けられているとともに側壁6およびスペーサ8が接合された背面基板4を用意しておく。そして、前面基板2、および背面基板4を図示しない真空チャンバ内に配置し、真空チャンバ内を真空排気した後、側壁6を介して前面基板2を背面基板4に接合する。
ところで、上記構造の表示装置は、前面基板2と背面基板4を1〜2mm程度の微小ギャップを介して対向させて内部を超高真空に維持している。そのため、例えば、配線18や電子放出素子16などに薄膜片等の異物が付着すると、そのゴミを基点として基板2,4間で放電を生じてしまうことが知られている。このとき、前面基板2の全面に亘ってメタルバック14を形成してしまうと、メタルバック14に帯電した殆ど全ての電荷が放電個所に集中して過大な放電電流が流れ、電子放出素子16を破壊してしまう場合がある。
アノードにある程度の抵抗を持たせる構成を採用することで、放電時に流れる電流を抑制することができる。アノードの抵抗を大きくする構成としては、アノードを複数の電極で構成し、それらの間を抵抗体で接続する構成を好適に採用できる。例えば、メタルバック14を複数の領域に電気的に分断した形態とすることで、基板間で放電を生じたときに電荷が一ヶ所に集中して流れることを防止することができる。このようにアノードにある程度の抵抗を持たせる構成においては、アノードの一箇所のみにアノード電位を供給する構成とするとアノードの抵抗によってアノード内での電位分布が生じる。前面基板の辺に沿って共通電極(本願発明の電極に相当)を設け、複数の位置で共通電極からアノードに電位を供給する構成とすることでアノード内で電位分布が生じるのを抑制できる。しかし、複数の領域に分断したメタルバック14にアノード電圧を印加するための共通電極とメタルバック14縁部の接続部近くで放電を生じると、両者を接続した抵抗部材を介してメタルバック14の縁部に放電電流が流れ込んで放電電流が増大する問題がある。この問題は共通電極を複数の電極膜と電極膜間を接続する抵抗膜とによって構成すること改善することができる。共通電極から流れ込む電流を制限できるからである。しかしながら共通電極はアノード面内での電位分布を抑制するために設けられるものであることから、抵抗値が大きくなりすぎると不具合が生じる。そこで電極膜間の間隔を狭くしようとすると電極膜間での放電の可能性が大きくなる。この問題を改善するため、本実施の形態では、共通電極を以下のように構成した。
(第1の実施形態)
図4Aは、本発明の第1の実施形態における前面基板の内面に設けられたメタルバックおよび共通電極の構造を部分的に拡大して示す概略図である。
図4Aに示すように、本実施形態のメタルバック24は、複数の矩形の島状の領域24aに分断されている。より具体的には、例えば、ここでは図示しない蛍光体層R,G,Bを1対1で覆う複数の矩形の島状の領域24aがマトリックス状に形成され、各分断領域24aが抵抗部材24bを介して電気的に接続されている。
一方、共通電極20は、メタルバック24の周囲を囲むように環状に設けられている。共通電極20は、その長手方向に離間した複数の電極膜21を有し、複数の電極膜21を環状に繋ぐように抵抗膜23が環状に複数の電極膜21の上に重ねて設けられている。共通電極20の抵抗膜23は、抵抗膜22を介してメタルバック24の縁部に接続されている。電極膜21は、例えば、銀ペーストのパターニングにより形成される。本願発明で言う電極膜とはシート抵抗値が1Ω/□以下の部分のことを言う。また抵抗膜はシート抵抗値が1Ω/□よりも大きい部分のことを言う。
間隔をあけて配置した複数の電極膜21によって共通電極を構成することで、電極膜21を環状につなげた場合と比較して共通電極20の電気抵抗を高めることができる。さらに、本実施形態では、各々の電極膜21の互いに対向する辺の伸びる方向が共通電極20の長手方向に対して斜めになっている。ここで隣接する電極膜に対向する部分とは、一方の電極膜の輪郭の各部分において該電極膜の外側に向けて法線をとったときに、その法線が他方の電極膜を横切るという関係を満たす部分の集合である。図4Aに共通電極の長手方向、その長手方向に直交する方向(幅方向)、を示している。この実施形態では基板の複数の辺のそれぞれに沿って共通電極を設けているため、共通電極の長手方向は各辺に対応してそれぞれ決まる。また、図4Bには抵抗膜と隣り合う2つの電極膜とを示している。図4Bには電極膜の輪郭の複数の部分のそれぞれにおける上記法線(矢印で例示)も例示している。この対向する部分の長さLは、電極膜の最大幅W(電極膜の最大幅、とは共通電極の長手方向と直交する方向での電極膜の長さのうちの最大のものである)よりも大きくなっている。また対向する部分の伸びる方向が電極の長手方向と直交する方向に対して非平行になっている。電極膜の対向する部分が上記要件を満たすようにすることで、隣り合う電極膜間の間隔(対向する部分での間隔)がある程度大きくても、電極全体での抵抗を抑制することができる。ただし、隣り合う電極膜間の間隔(隣り合う電極膜間の間隔は対向する部分での上記法線の方向での間隔の平均値とする)が大きすぎると電極全体での抵抗が大きくなってしまう。そのため、隣り合う電極膜間の間隔は1mm以下であること好ましい。一方、図11に示した従来技術の電極膜124の対向部分の長さは、電極膜の幅と同じである。抵抗膜23のシート抵抗値をρ(Ω/□)、となりあう電極膜間の間隔をG、となりあう電極において対向する部分の長さをLとすると、該対向する部分の間における抵抗値はρ×G/Lとなる。本実施形態においてGが図11の構成と同じであるとすると、本実施形態におけるLは図11におけるLよりも大きいので、となりあう電極膜間での抵抗値を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態における前面基板の内面に設けられたメタルバックおよび共通電極の構造を部分的に拡大して示す概略図である。
本実施形態においても、共通電極20はメタルバック24の周囲を囲むように環状に設けられている。共通電極20は、その長手方向に離間した複数の電極膜21を有し、複数の電極膜21を環状に繋ぐように抵抗膜23が環状に複数の電極膜21の上に重ねて設けられている。共通電極20の抵抗膜23は、抵抗膜22を介してメタルバック24の縁部に接続されている。
本実施形態では、各々の電極膜21の互いに対向する部分が、共通電極20の長手方向に延びた部分と、共通電極20の長手方向に直交する共通電極20の幅方向に延びた部分とを有する。そのため、本実施形態における電極膜21の対向部分の長さは、図11に示した従来技術の電極膜の対向部分の長さよりも長くなっている。
このように、本実施形態においても、分断された電極膜21間の間隔を確保して電極膜21間での放電を抑制しつつ、共通電極20全体の抵抗が大きくなることを抑えることが可能である。
図6は、図5に示した実施形態の変形例を示す図である。
本変形例も、図5に示した実施形態のように、各々の電極膜21,21aの互いに対向する部分が、共通電極20の長手方向に伸びた部分と、共通電極20の幅方向に伸びた部分とを有している。本変形例では、電極膜21aが、2つの電極膜21の間に囲まれるように配置されている。
この構成によっても、分断された電極膜21,21a間のギャップを確保して電極膜間での放電を抑制しつつ、共通電極20全体の抵抗が大きくなることを抑えることが可能である。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態における前面基板の内面に設けられたメタルバックおよび共通電極の構造を部分的に拡大して示す概略図である。
本実施形態においても、共通電極20はメタルバック24の周囲を囲むように環状に設けられている。共通電極20は、その長手方向に離間した複数の電極膜21を有し、複数の電極膜21を環状に繋ぐように抵抗膜23が環状に複数の電極膜21の上に重ねて設けられている。共通電極20の抵抗膜23は、抵抗膜22を介してメタルバック24の縁部に接続されている。
本実施形態では、各々の電極膜21の互いに対向する部分が、共通電極20の長手方向に延びた部分と、共通電極20の幅方向に延びた部分とを有しており、互いに噛み合った櫛歯状の形状を有している。そのため、本実施形態における電極膜21の対向部分の長さは、上記した実施形態よりも一層長くなっている。
このように、本実施形態においても、分断された電極膜21間の間隔を確保して電極膜21間での放電を抑制しつつ、共通電極20全体の抵抗が大きくなることを抑えることが可能である。
なお、上述した各実施形態において、共通電極20とメタルバック24とをつなぐ抵抗膜22と、共通電極20の各電極膜21同士をつなぐ抵抗膜23とは、抵抗値が異なっていてもよく、あるいは同じであってもよい。抵抗膜22,23の抵抗値を異ならせる場合には、例えば、抵抗膜22をシート抵抗が1×105Ω/□台のTiO2系の材料で構成し、抵抗膜23をシート抵抗が1×104Ω/□台のITO(酸化インジウムスズ)系の材料で構成することができる。また、抵抗膜22,23の抵抗値を同じにする場合には、例えば、抵抗膜22,23をシート抵抗が1×105Ω/□台のTiO2系の材料で構成することができる。
前者のように共通電極における抵抗膜23のシート抵抗値が共通電極とアノードとを接続する抵抗膜22のシート抵抗値よりも低い構成では、抵抗膜23のシート抵抗値を抵抗膜22のシート抵抗値と同じ値にする場合と比べて、となりあう電極膜間の間隔を大きくすることができる。
ここで、図7に示したメタルバックおよび共通電極の構造を製造する方法について、図8及び図9を参照して具体的に説明する。
図7に示したような高精細で複雑なパターンを印刷する際には、、フォトリソグラフィーを好適に用いることができる。しかしながら、フォトリソグラフィー用のAgペーストは高価である。以下に説明する製造方法は、比較的安価なスクリーン印刷用のAgペーストを用いて、図7に示したパターンを精度良く印刷することを可能にするものである。
図8(a)は、前面基板のブラックマトリックス50上に形成された1層目の共通電極基台51を示している。共通電極基台51は、電極膜21の幅よりも広い幅になるようにTiO2系抵抗材料を用いてスクリーン印刷で形成する。
図8(b)は1層目の共通電極基台51上に形成された2層目の共通電極基台52を示している。共通電極基台52は、共通電極20の電極膜21間のギャップに相当する溝52aが形成されるように、1層目の共通電極基台51と同じ抵抗材料を用いてフォトリソグラフィーで形成する。この溝52aはフォトリソグラフィーで形成されるため、ギャップを形成するのに十分な精度を有している。
このようにして形成された2層目の共通電極基台52の表面に、スクリーン版を用いて導電性ペースト53を印刷する。ここで、単に共通電極20の幅と同じメッシュパターンの印刷版を用いた場合、2層目の共通電極基台52の溝52aの底にも導電性ペースト53が塗布されてしまい、電極膜21間の所望の抵抗値を得ることができなくなる。これに対し本実施例では、図9(a)に示すように共通電極20の幅のメッシュ9の中に2層目の共通電極基台52の溝52aに対応して乳剤55が形成されたパターンを有する印刷版を用いて導電性ペースト53の印刷を行う。この溝52aに対応する部分の乳剤55の幅は、印刷版自体の精度と印刷時の位置ばらつきを考慮して、溝52aよりも細めに形成しておく。このような印刷版を用いることで、図9(b)に示すように導電性ペースト53が溝52a内に入りこむことが防止され、図9(c)に示すような断面構造が形成される。
上述した製造方法は、このようにして、比較的安価なスクリーン印刷用のAgペーストを用いた場合でも図7に示したパターンを精度良く印刷することを可能にしている。
図10は、図7に示した共通電極20の具体的な寸法を示す図である。電極膜21の幅は2mmであり、電極膜21の対向する部分の間隔Gは0.26mmである。櫛歯状の電極膜21の一歯分の長さは縦横とも1mmである。電極膜21の対向部分の全長Lは26mm以上となる。また、共通電極基台51によって構成される抵抗膜23のシート抵抗ρは2×105Ω/□である。
このとき、電極膜21の分断部分のアスペクト比(分断部分のギャップ/分断部分の長さ)は0.26/26=0.01よりも小さい。2つの電極膜21の間での抵抗膜23の抵抗値はρ×G/Lなので、2kΩよりも大きい値となる図7に示した構成では、このような対向部分を前面基板の長辺側の共通電極20に20箇所、短辺側の共通電極20に15箇所設けた。結果として、長辺側の共通電極20の抵抗は1辺あたり40kΩ以上、短辺側の共通電極20の抵抗は1辺あたり30kΩ以上となる。このような抵抗値を得ることで、共通電極20の駆動時の電位低下による輝度低下分を3%以内としながら、放電電流を抑制することが可能になる。
前面基板を部分的に切り欠いた状態のSEDの真空外囲器を示す斜視図である。 図1の真空外囲器を線II-IIで切断した断面図である。 図2の断面を部分的に拡大した部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態における前面基板の内面に設けられたメタルバックおよび共通電極の構造を部分的に拡大して示す概略図である。 図4Aに示した抵抗膜と隣り合う2つの電極膜とを拡大して示す図である。 本発明の第2の実施形態における前面基板の内面に設けられたメタルバックおよび共通電極の構造を部分的に拡大して示す概略図である。 図5に示した実施形態の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における前面基板の内面に設けられたメタルバックおよび共通電極の構造を部分的に拡大して示す概略図である。 図7に示したメタルバックおよび共通電極の構造を製造する方法を示す図である。 図7に示したメタルバックおよび共通電極の構造を製造する方法を示す図である。 図7に示した共通電極の具体的な寸法を示す図である。 従来技術における前面基板の内面に設けられたメタルバックおよび共通電極の構造を部分的に拡大して示す概略図である。
符号の説明
2 前面基板
4 背面基板
6 側壁(真空外囲器)
16 電子放出素子
20 共通電極
21 電極膜
22,23 抵抗膜
24 メタルバック

Claims (5)

  1. 表示装置であって、
    電子源と、
    基板と、
    該基板に配置されており、前記電子源が放出する電子が照射されることで発光する発光体と、
    該基板に配置されており、前記電子を加速する電位が供給されるアノードと、
    該アノードに電位を供給する電極であって、前記基板の辺に沿って設けられる電極と、
    を有しており、
    前記電極は、複数の電極膜と、電極膜と電極膜の間を接続する抵抗膜とを有しており、
    前記複数の電極膜は隣り合う2つの電極膜を含んでおり、該2つの電極膜の内の一方の電極膜において他方の電極膜に対向する部分の長さが、前記電極の長手方向と直交する方向での前記一方の電極膜の長さよりも長いことを特徴とする表示装置。
  2. 前記対向する部分は、前記電極の長手方向に対して斜めになっている部分を有する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記対向する部分は、前記電極の長手方向に延びた部分と、前記電極の長手方向と直交する方向に延びた部分との組み合わせからなる形状を有している、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記対向する部分は、互いに噛み合った櫛歯状の形状を有している、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記電極は前記基板の複数の辺に沿って設けられている、請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
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