JP2005234618A - 現金自動取引装置の制御 - Google Patents

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和史 千村
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Abstract

【課題】 カードや、通帳等の取引用媒体を用いて入出金等の取引を行う現金自動取引装置において、利用者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制する。
【解決手段】 ATM200は、キャッシュカードが挿入され、入金を伴う取引時に、投入された紙幣の真偽鑑別を行い、偽券が検出されたときに、偽券の特徴データをホストコンピュータ300に送信する。ホストコンピュータ300は、口座情報ごと、偽券の特徴データごとに、偽券の投入回数を累算し、所定値以上となったときに、ATM200にカード回収指示を送信する。ATM200は、ホストコンピュータ300から受信したカード回収指示を受信すると、キャッシュカードを回収する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カードや、通帳等の取引用媒体を用いて入出金等の取引を行う現金自動取引装置の制御に関するものである。
従来、金融機関等において、カードや、通帳等の取引用媒体を用いて入出金等の取引を行う現金自動取引装置が使用されている。この現金自動取引装置では、投入された紙幣の真偽鑑別が行われ、偽券の入金が排除される。しかし、悪意を持った取引者が偽券の入金を試みる行為自体を抑制することはできなかった。そこで、近年では、偽券の入金を試みる行為自体を抑制する技術も提案されている(下記特許文献1、2参照)。
例えば、特許文献1には、自動取引装置において、投入された紙幣の真偽鑑別を行い、偽券が、所定枚数以上、あるいは、所定割合以上、投入されたときに、取引時に挿入された通帳およびカードや、紙幣を返却しないようにする技術が開示されている。
また、特許文献2には、自動販売機に備えられる紙葉類処理装置において、投入された紙葉類の真偽鑑別を行い、偽券の投入が所定回数以上行われた場合に、紙葉類を返却しないようにする技術が開示されている。
特開2001−143120号公報 特開平9−293156号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、取引者が所定枚数未満、例えば、1枚の偽券の入金を何度も繰り返し試みる行為については考慮されていなかった。したがって、現金自動取引装置に所定枚数未満の偽券が投入された場合には、通帳およびカードや、紙幣は、取引者に返却され、取引者は何度も繰り返して偽券の入金を試みることが可能だった。また、特許文献2に記載された技術では、自動販売機に備えられる紙葉類処理装置に関する技術であるため、カードや、通帳等の使用は考慮されていなかった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、カードや、通帳等の取引用媒体を用いて入出金等の取引を行う現金自動取引装置において、取引者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。すなわち、本発明の第1の現金自動取引装置は、金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、紙幣を取り扱う紙幣取扱機構と、該紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行う鑑別部と、該鑑別部によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、該偽券を含む紙幣が、前記紙幣取扱機構に繰り返し投入された投入回数を数える計数部と、該投入回数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する制御部と、を備えることを要旨とする。
取引用媒体としては、例えば、キャッシュカードや、振り込みカードや、通帳などが挙げられる。紙幣取扱機構に紙幣が投入される取引としては、例えば、入金取引や、現金の振り込み取引が挙げられる。以下に説明する種々の発明においても同様である。偽券の投入回数についての所定値は、現金自動取引装置の管理者によって、任意に設定可能である。なお、本発明の第1の現金自動取引装置において、「投入回数」とは、投入枚数とは異なり、取引者による投入操作回数を意味する。したがって、1度に複数の偽券が投入された場合であっても、1回と数えられる。投入回数は、取引ごとにリセットしてもよいし、1日ごとや、1週間ごとなど、所定期間ごとにリセットするようにしてもよい。
本発明では、偽券を含む紙幣が所定回数以上繰り返し投入されたときに、取引用媒体の返却を行わない。したがって、取引者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
なお、計数部は、投入回数を、例えば、取引用媒体から取得可能な顧客情報ごとや、モニタカメラで撮像した取引者の画像データごと等、取引者ごとに、所定期間、累算するようにしてもよい。こうすることによって、取引者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、さらに効果的に抑制することができる。
上記現金自動取引装置において、前記制御部は、前記投入回数が前記所定値以上になったときに、さらに、前記偽券を返却しないように、前記紙幣取扱機構を制御するようにすることが好ましい。
こうすることによって、偽券を含む紙幣が所定回数以上繰り返し投入されたときに、偽券の返却も行わないので、取引者が、取引用媒体を交換しながら、偽券の入金を繰り返し試みる行為も抑制することができる。
本発明は、取引用媒体、紙幣の返却の制御に関し、以下のように構成することもできる。すなわち、本発明の第2の現金自動取引装置では、鑑別部は、投入された紙幣の真偽鑑別を行うとともに、偽券の特徴を検出する。計数部は、同一の特徴を有する偽券が、紙幣取扱機構に繰り返し投入された投入枚数を数える。制御部は、同一の特徴を有する偽券について、投入枚数が所定値以上になったときに、取引用媒体と、偽券とのうちの少なくとも一方を返却しないように、媒体取扱機構と、紙幣取扱機構とのうちの少なくとも一方を制御する。
こうすることによって、取引者が同一の特徴を有する偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
なお、偽券の特徴としては、例えば、画像データの特性や、磁気的特性や、光学的特性や、寸法や、表面の凹凸形状に関する特徴などが挙げられる。同一の特徴を有する偽券の投入枚数についての所定値は、現金自動取引装置の管理者によって、任意に設定可能である。投入枚数は、取引ごとにリセットしてもよいし、1日ごとや、1週間ごとなど、所定期間ごとにリセットするようにしてもよい。
上記現金自動取引装置において、さらに、前記偽券の特徴を記憶する特徴記憶部を備えるようにすることができる。
こうすることによって、同一の特徴を有する偽券の投入枚数を容易に数えることができる。
なお、特徴記憶部は、さらに、偽券の特徴を、例えば、取引用媒体から取得可能な顧客情報や、モニタカメラで撮像した取引者の画像データ等と関連付けて記憶するようにしてもいし、偽券の特徴のみを記憶するようにしてもよい。前者によれば、例えば、同一の取引者による同一の偽券の入金行為を抑制することができる。また、後者によれば、犯罪集団など、複数の取引者による同一の偽券の入金行為を効果的に抑制することができる。
本発明の第2の現金自動取引装置において、前記制御部は、前記投入枚数が所定値以上となったときに、前記取引用媒体と、前記偽券との双方を返却しないように、前記媒体取扱機構と、前記紙幣取扱機構とを制御するようにしてもよい。
こうすることによって、取引者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、さらに効果的に抑制することができる。
本発明は、取引用媒体、紙幣の返却の制御に関し、以下のように構成することもできる。すなわち、本発明の第3の現金自動取引装置では、先に説明した計数部の代わりに、紙幣取扱機構に紙幣が投入される取引時に、取引開始からの取引時間を計測する計測部を備える。そして、制御部は、取引時間が所定値以上になったときに、取引用媒体を返却しないように、媒体取扱機構を制御する。
取引時間についての所定値は、現金自動取引装置の管理者によって、任意に設定可能である。紙幣の投入を伴う取引時間が異常に長い場合には、取引者が不正な入金を試みている場合がある。したがって、所定値は、例えば、取引者が現金自動取引装置の操作に不慣れな場合に、通常要する取引時間よりも長い時間が設定される。
本発明では、紙幣の投入を伴う取引時間が所定値以上経過したときに、取引用媒体の返却を行わない。したがって、取引者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
なお、計測部は、取引時間を、例えば、取引用媒体から取得可能な顧客情報ごとや、モニタカメラで撮像した取引者の画像データごと等、取引者ごとに、所定期間、累算するようにしてもよい。こうすることによって、取引者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、さらに効果的に抑制することができる。
本発明の第3の現金自動取引装置において、さらに、前記投入された紙幣の真偽鑑別を行う鑑別部を備え、前記計測部または前記制御部は、前記鑑別部によって、前記紙幣が偽券であると鑑別されたときに稼働するようにすることが好ましい。
こうすることによって、取引者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、精度よく抑制することができる。
また、本発明の第1ないし第3の現金自動取引装置において、前記制御部は、前記取引が行われる時刻が、所定の時間帯であるときに、前記制御を行うようにすることができる。
また、本発明の第3の現金自動取引装置において、前記計測部は、前記取引が行われる時刻が、所定の時間帯であるときに、前記計測を行うようにしてもよい。
所定の時間帯は、現金自動取引装置の管理者によって、任意に設定可能である。偽券の投入行為は、例えば、深夜時間帯等、取引者が比較的少ない時間帯に行われることが多い。本発明によって、予め設定された時間帯における偽券の投入行為を効果的に抑制することができる。
なお、以上説明した本発明の第1ないし第3の現金自動取引装置は、現金自動取引装置単独で実現するようにしてもよいし、所定のホストコンピュータと接続し、分散処理を行うことによって実現するようにしてもよい。
後者の例として、複数の現金自動取引装置と、ホストコンピュータとを、ネットワークを介して接続した現金自動取引システムを構成し、先に説明した取引用媒体、紙幣の返却の制御をホストコンピュータが一元的に行うようにしてもよい。この場合、各現金自動取引装置は、返却の制御に要する情報をホストコンピュータに送信するとともに、ホストコンピュータからの指示に従って、取引用媒体や紙幣の返却、および、返却禁止などの制御を行う。
例えば、第1の態様として、偽券を含む紙幣の投入回数に基づいて返却を制御する場合、現金自動取引装置からは、取引者を識別するための識別情報と、真偽鑑別の鑑別結果とをホストコンピュータ300に送信する。識別情報としては、例えば、取引用媒体から取得可能な顧客情報や、取引者の顔、指紋、虹彩、静脈パターン等の生体情報など、種々の情報を利用可能である。以下においても同様である。ホストコンピュータ300は、各現金自動取引装置から受信した情報に基づいて、識別情報ごとに、すなわち、取引者ごとに、偽券を含む紙幣の投入のべ回数を計数することができる。この計数結果が所定値以上となったときに、取引用媒体の返却禁止指示を現金自動取引装置に送信する。
悪意を持った取引者は、複数の現金自動取引装置を利用して、偽券の入金を繰り返し試みる場合がある。本発明によって、先に説明した本発明の第1の現金自動取引装置と同様に、取引者が複数の現金自動取引装置を利用して偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
第2の態様として、同一の特徴を有する偽券の投入枚数に基づいて返却を制御する場合、現金自動取引装置からは、偽券の特徴をホストコンピュータ300に送信する。ホストコンピュータ300は、各現金自動取引装置から受信した情報に基づいて、偽券の特徴ごとに、偽券の投入のべ枚数を計数することができる。この計数結果が所定値以上となったときに、取引用媒体の返却禁止指示を現金自動取引装置に送信する。
こうすることによって、先に説明した本発明の第2の現金自動取引装置と同様に、取引者が複数の現金自動取引装置を利用して、同一の特徴を有する偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
上記態様において、現金自動取引装置から、偽券の特徴に加えて、取引者を識別するための識別情報を送信するようにし、ホストコンピュータでは、識別情報ごと、偽券の特徴ごとに、偽券の投入のべ枚数を数えるようにしてもよい。
こうすることによって、同一の取引者が同一の特徴を有する偽券を繰り返し入金する行為を抑制することができる。なお、計数部が、識別情報とは無関係に、同一の特徴を有する偽券ののべ投入枚数を数えるようにすれば、複数の取引者が、同一の特徴を有する偽券を入金する行為を抑制することができる。
また、第3の態様として、取引時間に基づいて返却を制御する場合、現金自動取引装置からは、取引者を識別するための識別情報と、取引時間とをホストコンピュータ300に送信する。ホストコンピュータ300は、各現金自動取引装置から受信した情報に基づいて、識別情報ごとに、すなわち、取引者ごとに、取引時間を累算することができる。この累算結果が所定値以上となったときに、取引用媒体の返却禁止指示を現金自動取引装置に送信する。
こうすることによって、先に説明した本発明の第3の現金自動取引装置と同様に、取引者が複数の現金自動取引装置を利用して偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
上述した本発明の第1ないし第3の現金自動取引システムにおいて、現金自動取引装置で、所定の時間ごとに、偽券ののべ投入回数またはのべ枚数または取引時間をリセットするようにすることができる。また、ホストコンピュータ300から取引用媒体の返却禁止指示を送信した場合に、ホストコンピュータ、あるいは、現金自動取引装置から、現金自動取引システムや、現金自動取引装置の管理者に、取引用媒体の返却が禁止された旨を通知するようにしてもよい。
こうすることによって、現金自動取引システムの利便性を向上させることができる。
本発明は、上述した種々の特徴を必ずしも全て備えている必要はなく、その一部を省略したり、適宜、組み合わせたりして構成することができる。また、本発明は、上述の現金自動取引装置や、現金自動取引システムとしての構成の他、これらの制御方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、現金自動取引装置や、現金自動取引システムの動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.システム構成:
A2.紙幣取扱装置:
A3.機能ブロック:
A4.入金処理:
B.第2実施例:
B1.機能ブロック:
B2.入金処理:
C.変形例:
A.第1実施例:
A1.システム構成:
図1は、本発明の第1実施例としての現金自動取引システム1000の概略構成を示す説明図である。この現金自動取引システム1000は、複数の現金自動取引装置(以下、ATMと呼ぶ)200と、ホストコンピュータ300とを、ネットワークNWを介して接続することによって構成されている。ATM200は、銀行などに設置され、利用者(取引者)の操作に応じて入出金処理等の取引を行うための装置である。
第1実施例の現金自動取引システム1000は、ホストコンピュータ300によって、利用者が繰り返し偽券を入金する行為を行ったと判断されたときに、ATM200に挿入されたキャッシュカードや、通帳を回収することが可能なシステムである。なお、本実施例では、ホストコンピュータ300として、メインフレームを用いるものとしたが、サーバを用いてもよい。
ATM200は、図示するように、操作部203や、通帳取扱機構204や、カード取扱機構205や、明細票発行機構206や、紙幣取扱装置100などを備えている。紙幣取扱装置100は、紙幣入出金口207を備えている。
操作部203は、入出金取引のための情報表示および入出金のための操作入力を行うための利用者とのインタフェースである。本実施例では、タッチパネルを用いるものとしたが、ディスプレイと押しボタンスイッチなどの組み合わせで構成してもよい。
通帳取扱機構204は、通帳を取り扱い、取引に応じて、通帳に記されたマークなどの読み取りや、印字処理などを行う。通帳取扱機構204は、また、利用者が返却された通帳を取り忘れたときや、不正な取引を行ったときに、通帳を回収するための回収ボックスを備えている。
カード取扱機構205は、いわゆるキャッシュカードなど磁気ストライプカードに記録された情報を読み取る。カードに記録された情報には、例えば、金融機関番号、科目、利用者の口座番号などが含まれる。カード取扱機構205は、また、利用者が返却されたカードを取り忘れたときや、不正な取引を行ったときに、カードを回収するための回収ボックスを備えている。
利用者との紙幣の授受は、紙幣入出金口207を通じて行われる。入金時には、利用者が紙幣入出金口207に入れた紙幣は、ATM200に備えられた紙幣取扱装置100によって、鑑別され、金種ごとに分類されて保管される。出金時には、紙幣取扱装置100は、利用者の指示した金額分の紙幣を繰り出し、紙幣入出金口207から利用者に受け渡す。
明細票発行機構206は、取引に応じて、その内容を記録した明細票を発行する。
ATM200の各ユニットの動作は、制御ユニット202によって制御される。制御ユニット202は、内部にCPU、メモリを備えたマイクロコンピュータとして構成されている。制御ユニット202は、図中に矢印で示す通り、各ユニットと情報の授受を行い、ATM200全体の動作を制御する。制御ユニット202が、ネットワークNWを介して、取引に関する情報をホストコンピュータ300に送信することにより、利用者の口座への入出金などの処理がホストコンピュータ300側で行われる。
制御ユニット202は、また、紙幣入出金口207への紙幣の投入を伴う入金等の取引時に、偽券が投入された場合には、紙幣取扱装置100での紙幣の鑑別結果をホストコンピュータ300に送信する。ホストコンピュータ300は、制御ユニット202から受信した鑑別結果に基づいて、所定の処理を行い、不正な入金と判断できる所定の条件を満たしたときに、キャッシュカードや、通帳の回収指示を、制御ユニット202に送信する。制御ユニット202は、ホストコンピュータ300から受信した指示に従い、キャッシュカードや、通帳の回収するための制御を行う。これらの詳細については、後述する。
A2.紙幣取扱装置:
図2は、紙幣取扱装置100の概略構成を示す側断面図である。紙幣取扱装置100は、入金された紙幣を、以後の出金に再利用する型、いわゆる還流型の装置である。紙幣取扱装置100は、図示するように、上部ユニット110と、金庫部150とから構成されている。
金庫部150は、厚板の金属で覆われ、堅牢に構成されている。金庫部150には、出金に使用できる正常な紙幣(以下、真券と呼ぶ)を保管するための収納庫170、171と、損傷がひどい、偽券である、など取引に不適な紙幣(以下、リジェクト紙幣と呼ぶ)を保管するリジェクト庫160が備えられている。
収納庫170は、万円札を収納するための万円庫であり、収納庫171は、千円札を収納するための千円庫である。収納庫170、171およびリジェクト庫160には、庫内での紙幣の配列順序が混乱しないように、紙幣を整然と保持するための可動式の押板170A、171A、160Aがそれぞれ設けられている。本実施例では、各収納庫170、171は、後から搬入された紙幣が先に搬出される構造となっている。各収納庫170、171は、先に搬入された紙幣が先に搬出される構造としてもよい。また、金庫部150に、さらに、五千円札を収納するための五千円庫を備えるようにしてもよい。
上部ユニット110の構造は次の通りである。入出金部111は、利用者との紙幣の授受を行うための空隙である。入出金部111の入り口には、シャッタ116が設けられている。このシャッタ116は、先に説明したATM200の紙幣入出金口207と連動して自動的に開閉する。また、入出金部111には、紙幣の有無を検出するためのセンサが備えられている。
鑑別部126は各紙幣について、金種、真偽を鑑別し、その結果を出力する。鑑別は、紙幣をスキャンして得られる画像データ、磁気特性、紫外線などに対する光学特性、寸法、紙幣表面の凹凸データなど種々の情報を利用して行うことができる。鑑別結果には、金種、真偽の別の他、上述した種々の情報についての偽券の特徴を表すデータ(以下、特徴データと呼ぶ)も含まれる。
上部ユニット110内には、入出金の過程で紙幣を一時的に保管するための一時保管庫122が用意されている。一時保管庫122は、搬送された順に紙幣を保管し、その逆の順序で紙幣を繰り出すことができる。本実施例では、回転ドラムの周囲に巻き付けるベルトによって紙幣を保持する機構を利用した。
紙幣取扱装置100内での紙幣の搬送は、搬送部140によって行われる。搬送部140は、ローラ、ベルトなどの搬送機構を利用して、紙幣を搬送するための機構である。搬送部140の経路には、紙幣の搬送先を切り換えるためのゲート141、142、143や、複数の通過センサ145が設けられている。ゲート141は、一時保管庫122と入出金部111と間で搬送先の切り換えを行う。ゲート142は、搬送先をリジェクト庫160に切り換える。ゲート143は、搬送先を各収納庫170、171間で切り換える。
図示を省略したが、紙幣取扱装置100の内部には制御ユニットが備えられている。制御ユニットは、内部にCPU、メモリを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、予め用意されたプログラムに従って、紙幣取扱装置100の動作を制御する。
A3.機能ブロック:
図3は、第1実施例におけるATM200の機能ブロックを示す説明図である。図中の各機能ブロックは、制御ユニット202内に、それぞれソフトウェア的に構築されている。これらの機能ブロックの少なくとも一部は、ハードウェア的に構成することも可能である。
ATM200の機能ブロックは、主制御部101の制御下で、それぞれ次の機能を奏する。通信部102は、ホストコンピュータ300との通信を制御する。通信部102は、例えば、ホストコンピュータ300に、キャッシュカードや通帳から読み出した顧客情報、取引金額等の取引に関する情報や、偽券の投入があったときに、その旨や、偽券の特徴データを送信したり、ホストコンピュータ300から、キャッシュカードや、通帳の回収指示を受信したりする。鑑別実行部103は、鑑別部126を用いて紙幣の鑑別を行う。入出金制御部104は、入出金時の紙幣の搬送を制御する。インタフェース制御部105は、操作部203への画面提示および利用者による操作の入力を行う。カード、通帳取扱制御部106は、キャッシュカードや、通帳の搬送を制御したり、キャッシュカード、通帳から、取引対象となる金融機関番号、科目、利用者の口座番号を入力し、通帳への記帳を行ったりする。
図4は、第1実施例におけるホストコンピュータ300の機能ブロックを示す説明図である。図中の各機能ブロックは、それぞれソフトウェア的に構築されている。これらの機能ブロックの少なくとも一部は、ハードウェア的に構成することも可能である。
ホストコンピュータ300の機能ブロックは、主制御部301の制御下で、それぞれ次の機能を奏する。通信部302は、ATM200との通信を制御する。通信部302は、例えば、ATM200から、取引に関する情報や、偽券の投入があった旨や、偽券の特徴データを受信したり、ATM200にキャッシュカードや、通帳の回収指示を送信したりする。顧客管理部303は、顧客の口座に関するデータを記録する顧客データベース304を用いて、顧客の口座番号、名前などの口座情報や、取引履歴や、預金残高などを管理する。特徴データ記憶部306は、ATM200から受信した偽券の特徴データを記憶する。不正入金枚数計数部305は、ATM200から偽券の投入があった旨、および、偽券の特徴データを受信したときに、特徴データ記憶部306を参照しつつ、口座情報ごと、特徴データごとに、偽券の投入枚数を数える。この偽券の投入枚数は、リセットされるまで、累算して顧客データベース304に記録される。本実施例では、偽券の投入枚数を、正常な入金取引ごとにリセットするものとした。偽券の投入枚数は、1日ごと、1週間ごとなど、他のタイミングでリセットするようにしてもよい。
A4.入金処理:
図5は、ATM200における入金処理の流れを示すフローチャートである。利用者が「預け入れ」、「現金での振り込み」など、入金を伴う取引を選択した時に、制御ユニット202が実行する処理である。本実施例では、キャッシュカードを用いて取引が実行される場合について説明する。通帳を用いて取引を行う場合もほぼ同様である。また、後に説明する第2実施例、および、変形例においても同様である。
利用者によって、カード取扱機構205にキャッシュカードが挿入され、操作部203の操作により暗証番号が入力されると(ステップS100)、制御ユニット202は、キャッシュカードから口座情報等を読み出し、ホストコンピュータ300に送信する(ステップS110)。次に、利用者によって、入出金部111に紙幣が投入されると(ステップS115)、制御ユニット202は、入出金部111から紙幣を順次繰り出し、鑑別部126で紙幣の金種や、真偽の鑑別を行う(ステップS120)。このとき、制御ユニット202は、投入された紙幣に偽券が含まれていた場合には、各偽券の特徴データを一時的に記憶する。また、真券は、一時保管庫122で保管され、偽券は、入出金部111に返却される。
ステップS120の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれていない場合には(ステップS130:NO)、制御ユニット202は、ホストコンピュータ300と通信を行い、通常取引を実行し(ステップS140)、紙幣を一時保管庫122から各収納庫170、171に収納する。制御ユニット202は、通常取引終了後、キャッシュカードを排出して(ステップS145)、入金処理を終了する。
ステップS120の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれる場合には(ステップS130:YES)、制御ユニット202は、シャッタ116を開けて、偽券を利用者に返却し(ステップS150)、偽券が投入された旨、および、偽券の特徴データを、ホストコンピュータ300に送信する(ステップS160)。ホストコンピュータ300では、後述するように、口座情報ごと、特徴データごとに、偽券の投入枚数を数え、その累計が所定枚数以上になったときには、制御ユニット202にカード回収指示を送信する。
次に、制御ユニット202は、ホストコンピュータ300からカード回収指示を受信した場合には(ステップS170:YES)、キャッシュカードを回収ボックスに回収し(ステップS180)、係員に連絡するよう、ディスプレイにガイダンスを表示して(ステップS185)、入金処理を終了する。
ホストコンピュータ300からカード回収指示を受信しない場合には(ステップS170:NO)、制御ユニット202は、利用者が引き続き入金取引を行うか否かを選択するための選択画面をディスプレイに表示する。そして、利用者によって、引き続き入金取引を行うことが選択された場合には(ステップS190:YES)、ステップS115に戻り、先に説明した処理を行う。一方、利用者によって入金取引の終了が選択された場合には(ステップS190:NO)、制御ユニット202は、キャッシュカードを排出して(ステップS195)、入金取引を終了する。
図6は、ホストコンピュータ300における入金処理の流れを示すフローチャートである。
ホストコンピュータ300は、複数のATM200のうちのいずれかのATM200の制御ユニット202から口座情報を受信するまで待機している(ステップS200:NO)。ホストコンピュータ300は、いずれかのATM200の制御ユニット202から口座情報を受信すると(ステップS200:YES)、その制御ユニット202と通信を行い、通常取引が終了するか、偽券が投入された旨、および、偽券の特徴データを受信するか、ATM200側で入金取引が中止されるまで待機する(ステップS210:NO,ステップS220:NO,ステップS270:NO)。通常取引が終了すると(ステップS210:YES)、ホストコンピュータ300は、口座情報ごと、偽券の特徴データごとの偽券の投入枚数C1をリセットし(ステップS215)、入金処理を終了する。
通常取引が終了しないまま、偽券が投入された旨、および、偽券の特徴データを受信した場合には(ステップS220:YES)、特徴データ記憶部306に特徴データを口座情報と関連付けて保存し(ステップS230)、処理中に口座情報について、既に同じ特徴を有する偽券が投入されていたか否かを判断する(ステップS240)。既に同じ特徴を有する偽券が投入されていた場合には(ステップS240:YES)、その偽券について、投入枚数C1を累算し(ステップS245)、投入枚数C1が閾値C1s以上であるか否かを判断する(ステップS250)。投入枚数C1が閾値C1s以上である場合には、制御ユニット202にカード回収指示を送信し(ステップS260)、入金処理を終了する。この場合、投入枚数C1は、管理者によってリセットされる。閾値C1sは、管理者によって、任意に設定可能である。
通常取引が終了しないまま、ATM200側で入金取引が中止された場合には(ステップS210:NO,ステップS220:NO,ステップS270:YES)、ステップS200に戻り、制御ユニット202から口座情報を受信するまで待機する。
ステップS240において、まだ同じ特徴を有する偽券が投入されていなかった場合(ステップS240:NO)、および、ステップS250において、投入枚数C1が閾値C1s未満である場合には(ステップS250:NO)、ステップS270に進み、ATM200側で入金取引が中止されたか否かを判断する。入金処理が中止された場合には(ステップS270:YES)、ステップS200に戻り、中止されない場合には(ステップS270:NO)、ステップS210に戻る。
以上説明した第1実施例の現金自動取引システム1000によれば、同一の特徴を有する偽券が所定枚数(閾値C1s)以上投入されたときに、キャッシュカードの返却を行わない。したがって、利用者が複数のATM200を利用して、同一の特徴を有する偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
B.第2実施例:
第2実施例の現金自動取引システムの概略構成は、第1実施例の現金自動取引システム1000と同様に、複数のATMと、ホストコンピュータとを、ネットワークNWを介して接続することによって構成されている。ただし、第2実施例の現金自動取引システムのATMおよびホストコンピュータの機能ブロックの一部が、第1実施例と異なる。
第2実施例の現金自動取引システムは、利用者が極端に長い時間、紙幣の投入を伴う取引を行ったときに、不正の疑いがあるとして、キャッシュカードや、通帳を回収することが可能なシステムである。
B1.機能ブロック:
図7は、第2実施例におけるATM200Aの機能ブロックを示す説明図である。第1実施例におけるATM200とほぼ同じ機能を奏するものには、同一の符号を付し、説明は省略する。後に説明する変形例においても同様である。
取引時間計測部107は、入金処理時に、入出金部111に紙幣が投入され、取引が終了するまで、あるいは、真偽鑑別により偽券が含まれていたため紙幣が返却されるまでの取引時間を計測する。通信部102は、第1実施例における偽券の特徴データの代わりに、取引時間計測部107によって計測された取引時間を送信する。
図8は、第2実施例におけるホストコンピュータ300Aの機能ブロックを示す説明図である。第1実施例におけるホストコンピュータ300とほぼ同じ機能を奏するものには、同一の符号を付し、説明は省略する。
通信部302は、第1実施例における偽券の特徴データの代わりに、取引時間を受信する。取引時間累算部307は、口座情報ごとに、取引時間を累算する。累算された取引時間は、リセットされるまで、顧客データベース304に記録される。本実施例では、取引時間を、正常な入金取引ごとにリセットするものとした。取引時間を1日ごと、1週間ごとなど、他のタイミングでリセットするようにしてもよい。
B2.入金処理:
図9は、ATM200Aにおける入金処理の流れを示すフローチャートである。利用者が「預け入れ」、「現金での振り込み」など、入金を伴う取引を選択した時に、制御ユニット202が実行する処理である。
利用者によって、カード取扱機構205にキャッシュカードが挿入され、操作部203の操作により暗証番号が入力されると(ステップS300)、制御ユニット202は、キャッシュカードから口座情報等を読み出し、ホストコンピュータ300に送信する(ステップS310)。次に、利用者によって、入出金部111に紙幣が投入されると(ステップS315)、制御ユニット202は、取引時間の計測を開始するとともに、入出金部111から紙幣を順次繰り出し、鑑別部126で紙幣の金種や、真偽の鑑別を行う(ステップS320)。このとき、真券は、一時保管庫122で保管され、偽券は、入出金部111に返却される。
ステップS320の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれていない場合には(ステップS330:NO)、制御ユニット202は、ホストコンピュータ300と通信を行い、通常取引を実行し(ステップS340)、紙幣を一時保管庫122から各収納庫170、171に収納する。そして、制御ユニット202は、通常取引終了後、取引時間Tをリセットし(ステップS342)、キャッシュカードを排出して(ステップS344)、入金処理を終了する。
ステップS320の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれる場合には(ステップS330:YES)、制御ユニット202は、シャッタ116を開けて、偽券を利用者に返却し(ステップS350)、取引時間Tの計測を終了し、偽券が投入された旨、および、取引の取引時間Tを、ホストコンピュータ300に送信する(ステップS360)。ホストコンピュータ300では、後述するように、口座情報ごとに、取引時間Tを累算し、所定値以上になったときには、制御ユニット202にカード回収指示を送信する。
次に、制御ユニット202は、ホストコンピュータ300からカード回収指示を受信した場合には(ステップS370:YES)、キャッシュカードを回収ボックスに回収し(ステップS380)、係員に連絡するよう、ディスプレイにガイダンスを表示して(ステップS385)、入金処理を終了する。
ホストコンピュータ300からカード回収指示を受信しない場合には(ステップS370:NO)、制御ユニット202は、利用者が引き続き入金取引を行うか否かを選択するための選択画面をディスプレイに表示する。そして、利用者によって、引き続き入金取引を行うことが選択された場合には(ステップS390:YES)、ステップS315に戻り、先に説明した処理を行う。一方、利用者によって入金取引の終了が選択された場合には(ステップS390:NO)、制御ユニット202は、取引時間Tをリセットし(ステップS392)、キャッシュカードを排出して(ステップS394)、入金取引を終了する。
図10は、ホストコンピュータ300Aにおける入金処理の流れを示すフローチャートである。
ホストコンピュータ300Aは、複数のATM200AのうちのいずれかのATM200Aの制御ユニット202から口座情報を受信するまで待機している(ステップS400:NO)。ホストコンピュータ300Aは、いずれかのATM200Aの制御ユニット202から口座情報を受信すると(ステップS400:YES)、その制御ユニット202と通信を行い、通常取引が終了するか、偽券が投入された旨、および、取引時間を受信するか、ATM200A側で入金取引が中止されるまで待機する(ステップS410:NO,ステップS420:NO,ステップS470:NO)。通常取引が終了すると(ステップS410:YES)、ホストコンピュータ300は、口座情報ごとの取引時間Tをリセットし(ステップS415)、入金処理を終了する。
通常取引が終了しないまま、偽券が投入された旨、および、取引時間Tを受信した場合には(ステップS420:YES)、取引時間Tを口座情報と関連付けて保存し(ステップS430)、その口座情報が、既に取引時間Tが保存されている口座情報と同一であるか否かを判断する(ステップS440)。同一の口座情報について、取引時間Tが保存されていた場合には(ステップS440:YES)、その口座情報について、取引時間Tを累算し(ステップS445)、累算された取引時間Tが閾値Ts以上であるか否かを判断する(ステップS450)。取引時間Tが閾値Ts以上である場合には、制御ユニット202にカード回収指示を送信し(ステップS460)、入金処理を終了する。この場合、取引時間Tは、管理者によってリセットされる。
閾値Tsは、管理者によって、任意に設定可能である。紙幣の投入を伴う取引時間が異常に長い場合には、利用者が不正な入金を試みている場合がある。したがって、閾値Tsは、例えば、利用者がATM200Aの操作に不慣れな場合に、通常要する取引時間よりも長い時間が設定されている。
通常取引が終了しないまま、ATM200A側で入金取引が中止された場合には(ステップS410:NO,ステップS420:NO,ステップS470:YES)、ステップS400に戻り、制御ユニット202から口座情報を受信するまで待機する。
ステップS440において、同一の口座情報が保存されていなかった場合(ステップS440:NO)、および、ステップS450において、取引時間Tが閾値Ts未満である場合には(ステップS450:NO)、ステップS470に進み、ATM200A側で入金取引が中止されたか否かを判断する。入金処理が中止された場合には(ステップS470:YES)、ステップS400に戻り、中止されない場合には(ステップS470:NO)、ステップS410に戻る。
以上説明した第2実施例の現金自動取引システムによれば、取引時間が所定値(閾値Ts)以上行われたときに、不正な入金の疑いがあるとして、キャッシュカードの返却を行わない。したがって、利用者が複数のATM200Aを利用して、偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
C.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
C1.変形例1:
上記第1および第2実施例では、複数のATMとホストコンピュータとが連係して、利用者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を抑制することが可能な入金処理を行うものとしたが、ATM単独で行うものとしてもよい。
図11は、第1変形例におけるATM200Bの機能ブロックを示す説明図である。不正入金回数計数部108は、鑑別部126によって、入出金部111に投入された紙幣に偽券が含まれていたと判断されたときに、口座情報ごとに、偽券の投入回数を数える。この偽券の投入回数は、入出金部111に、1度に複数の偽券が投入された場合であっても、1回と数えられる。本実施例では、偽券の投入回数を、正常な入金取引ごとにリセットするものとした。偽券の投入回数は、1日ごと、1週間ごとなど、他のタイミングでリセットするようにしてもよい。
図12は、第1変形例における入金処理の流れを示すフローチャートである。
利用者によって、カード取扱機構205にキャッシュカードが挿入され、操作部203の操作により暗証番号が入力されると(ステップS500)、制御ユニット202は、キャッシュカードから口座情報等を読み出し、ホストコンピュータ300Bに送信する。次に、利用者によって、入出金部111に紙幣が投入されると(ステップS510)、制御ユニット202は、入出金部111から紙幣を順次繰り出し、鑑別部126で紙幣の金種や、真偽の鑑別を行う(ステップS520)。
ステップS520の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれていない場合には(ステップS530:NO)、制御ユニット202は、累算された偽券の投入回数C2をリセットし(ステップS535)、ホストコンピュータ300Bと通信を行い、通常取引を実行する(ステップS540)。そして、通常取引終了後、キャッシュカードを排出して(ステップS545)、入金処理を終了する。
ステップS520の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれる場合には(ステップS530:YES)、制御ユニット202は、シャッタ116を開けて、偽券を利用者に返却し(ステップS550)、不正入金回数計数部108によって、処理中の口座情報について、偽券の投入回数C2を累算し(ステップS555)、投入回数C2が閾値C2s以上であるか否かを判断する(ステップS560)。閾値C2sは、管理者によって、任意に設定可能である。
投入回数C2が閾値C2s以上である場合には(ステップS560:YES)、キャッシュカードを回収ボックスに回収し(ステップS570)、係員に連絡するよう、ディスプレイにガイダンスを表示して(ステップS575)、入金処理を終了する。この場合、投入回数C2は、係員によってリセットされる。
投入回数C2が閾値C2s未満である場合には(ステップS560:NO)、制御ユニット202は、利用者が引き続き入金取引を行うか否かを選択するための選択画面をディスプレイに表示する。そして、利用者によって、引き続き入金取引を行うことが選択された場合には(ステップS580:YES)、ステップS510に戻り、先に説明した処理を行う。一方、利用者によって入金取引の終了が選択された場合には(ステップS580:NO)、制御ユニット202は、偽券の投入回数C2をリセットし(ステップS585)、キャッシュカードを排出して(ステップS590)、入金取引を終了する。
以上説明した第1変形例のATM200Bによれば、偽券が所定回数(閾値C2s)以上投入されたときに、キャッシュカードの返却を行わない。したがって、利用者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
なお、第1変形例のATM200Bでの入金処理の一部は、上述した第1および第2実施例と同様に、ホストコンピュータで行うようにしてもよい。
C2.変形例2:
第2変形例では、上述した第1実施例の入金処理を、ホストコンピュータ300Bと連係せずに、ATM200C単独で行う場合について説明する。
図13は、第2変形例におけるATM200Cの機能ブロックを示す説明図である。不正入金枚数計数部108aは、第1実施例におけるホストコンピュータ300の不正入金枚数計数部305と同様の機能を有している。また、特徴データ記憶部108bは、第1実施例におけるホストコンピュータ300の特徴データ記憶部306と同様の機能を有している。
図14は、第2変形例における入金処理の流れを示すフローチャートである。
利用者によって、カード取扱機構205にキャッシュカードが挿入され、操作部203の操作により暗証番号が入力されると(ステップS600)、制御ユニット202は、キャッシュカードから口座情報等を読み出し、ホストコンピュータ300Bに送信する。次に、利用者によって、入出金部111に紙幣が投入されると(ステップS610)、制御ユニット202は、入出金部111から紙幣を順次繰り出し、鑑別部126で紙幣の金種や、真偽の鑑別を行う(ステップS620)。このとき、制御ユニット202は、投入された紙幣に偽券が含まれていた場合には、各偽券の特徴データを記憶する。
ステップS620の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれていない場合には(ステップS630:NO)、制御ユニット202は、累算された偽券の投入枚数C1をリセットし(ステップS632)、ホストコンピュータ300Bと通信を行い、通常取引を実行する(ステップS634)。そして、通常取引終了後、キャッシュカードを排出して(ステップS636)、入金処理を終了する。
ステップS620の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれる場合には(ステップS630:YES)、制御ユニット202は、取引中の口座情報について、取得した偽券の特徴データを保存し(ステップS640)、シャッタ116を開けて、偽券を利用者に返却する(ステップS150)。そして、既に同じ特徴を有する偽券が投入されていたか否かを判断する(ステップS652)。既に同じ特徴を有する偽券が投入されていた場合には(ステップS652:YES)、その偽券について、投入枚数C1を累算し(ステップS654)、投入枚数C1が閾値C1s以上であるか否かを判断する(ステップS660)。
投入枚数C1が閾値C1s以上である場合には(ステップS660:YES)、キャッシュカードを回収ボックスに回収し(ステップS670)、係員に連絡するよう、ディスプレイにガイダンスを表示して(ステップS675)、入金処理を終了する。この場合、投入枚数C1は、係員によってリセットされる。
投入枚数C1が閾値C1s未満である場合には(ステップS660:NO)、制御ユニット202は、利用者が引き続き入金取引を行うか否かを選択するための選択画面をディスプレイに表示する。そして、利用者によって、引き続き入金取引を行うことが選択された場合には(ステップS680:YES)、ステップS610に戻り、先に説明した処理を行う。一方、利用者によって入金取引の終了が選択された場合には(ステップS680:NO)、制御ユニット202は、偽券の投入枚数C1をリセットし(ステップS685)、カードを排出して(ステップS690)、入金取引を終了する。
以上説明した第2変形例のATM200Cによれば、第1実施例の現金自動取引システム1000と同様に、同一の特徴を有する偽券が所定枚数(閾値C1s)以上投入されたときに、キャッシュカードの返却を行わない。したがって、利用者が同一の特徴を有する偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
C3.変形例3:
第3変形例では、上述した第2実施例における入金処理を、ホストコンピュータ300Bと連係せずに、ATM200D単独で行う場合について説明する。
図15は、第3変形例におけるATM200Dの機能ブロックを示す説明図である。取引時間計測部108cは、口座情報ごとに、取引時間を累算する。
図16は、第3変形例における入金処理の流れを示すフローチャートである。
利用者によって、カード取扱機構205にキャッシュカードが挿入され、操作部203の操作により暗証番号が入力されると(ステップS700)、制御ユニット202は、キャッシュカードから口座情報等を読み出し、ホストコンピュータ300Bに送信する。次に、利用者によって、入出金部111に紙幣が投入されると(ステップS710)、制御ユニット202は、取引時間Tの計測を開始するとともに、入出金部111から紙幣を順次繰り出し、鑑別部126で紙幣の金種や、真偽の鑑別を行う(ステップS720)。
ステップS720の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれていない場合には(ステップS730:NO)、制御ユニット202は、ホストコンピュータ300Bと通信を行い、通常取引を実行する(ステップS740)。そして、通常取引終了後、取引時間Tをリセットし(ステップS742)、キャッシュカードを排出して(ステップS744)、入金処理を終了する。
ステップS720の真偽鑑別によって、投入された紙幣に偽券が含まれる場合には(ステップS730:YES)、制御ユニット202は、シャッタ116を開けて、偽券を利用者に返却し(ステップS750)、取引時間Tの計測を終了し、取引時間Tが閾値Ts以上であるか否かを判断する(ステップS760)。
取引時間Tが閾値Ts以上である場合には(ステップS760:YES)、キャッシュカードを回収ボックスに回収し(ステップS770)、係員に連絡するよう、ディスプレイにガイダンスを表示して(ステップS775)、入金処理を終了する。この場合、取引時間Tは、係員によってリセットされる。
投入枚数C1が閾値C1s未満である場合には(ステップS760:NO)、制御ユニット202は、利用者が引き続き入金取引を行うか否かを選択するための選択画面をディスプレイに表示する。そして、利用者によって、引き続き入金取引を行うことが選択された場合には(ステップS780:YES)、ステップS710に戻り、先に説明した処理を行う。一方、利用者によって入金取引の終了が選択された場合には(ステップS780:NO)、制御ユニット202は、取引時間Tをリセットし(ステップS785)、カードを排出して(ステップS790)、入金取引を終了する。
以上説明した第3変形例のATM200Dによれば、第2実施例の現金自動取引システムと同様に、取引時間が所定値(閾値Ts)以上行われたときに、キャッシュカードの返却を行わない。したがって、利用者が偽券の入金を繰り返し試みる行為を、効果的に抑制することができる。
C4.変形例4:
上記第1実施例では、入金処理において、口座情報ごと、偽券の特徴データごとに、偽券の投入枚数C1を数えるものとしたが、口座情報とは無関係に、偽券の特徴データごとに数えるものとしてもよい。こうすることによって、犯罪集団など、複数の利用者による同一の偽券の入金行為を効果的に抑制することができる。
C5.変形例5:
上記実施例、および、変形例では、入金処理において、口座情報ごとに、偽券の投入枚数C1や、投入回数C2や、取引時間Tを累算するものとしたが、これに限られない。口座情報の代わりに、例えば、利用者の顔、指紋、虹彩、静脈パターン等の生体情報など、ATMの利用者を識別可能な他の識別情報ごとに、偽券の投入枚数C1や、投入回数C2や、取引時間Tを累算するようにしてもよい。
C6.変形例6:
上記実施例、および、変形例では、入金処理において、偽券の投入枚数C1や、投入回数C2や、取引時間Tが所定値以上となったときに、キャッシュカードを回収するものとしたが、さらに、偽券も回収するようにしてもよい。こうすることによって、利用者が、キャッシュカードを交換しながら、偽券の入金を繰り返し試みる行為も抑制することができる。
C7.変形例7:
偽券の投入行為は、例えば、深夜時間帯等、利用者が比較的少ない時間帯に行われることが多いから、上記実施例、および、変形例における入金処理は、管理者によって任意に設定される所定の時間帯に行うものとしてもよい。こうすることによって、予め設定された時間帯における偽券の投入行為を効果的に抑制することができる。
本発明の第1実施例としての現金自動取引システム1000の概略構成を示す説明図である。 紙幣取扱装置100の概略構成を示す側断面図である。 第1実施例におけるATM200の機能ブロックを示す説明図である。 第1実施例におけるホストコンピュータ300の機能ブロックを示す説明図である。 ATM200における入金処理の流れを示すフローチャートである。 ホストコンピュータ300における入金処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例におけるATM200Aの機能ブロックを示す説明図である。 第2実施例におけるホストコンピュータ300Aの機能ブロックを示す説明図である。 ATM200Aにおける入金処理の流れを示すフローチャートである。 ホストコンピュータ300Aにおける入金処理の流れを示すフローチャートである。 第1変形例におけるATM200Bの機能ブロックを示す説明図である。 第1変形例における入金処理の流れを示すフローチャートである。 第2変形例におけるATM200Cの機能ブロックを示す説明図である。 第2変形例における入金処理の流れを示すフローチャートである。 第3変形例におけるATM200Dの機能ブロックを示す説明図である。 第3変形例における入金処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1000...現金自動取引システム
100...紙幣取扱装置
101...主制御部
102...通信部
103...鑑別実行部
104...入出金制御部
105...インタフェース制御部
106...通帳取扱制御部
107...取引時間計測部
108...不正入金回数計数部
108a...不正入金枚数計数部
108b...特徴データ記憶部
108c...取引時間計測部
110...上部ユニット
111...入出金部
116...シャッタ
122...一時保管庫
126...鑑別部
140...搬送部
141、142、143...ゲート
145...通過センサ
150...金庫部
160...リジェクト庫
170、171...収納庫
160A、170A、171A...押板
200、200A、200B、200C、200D...現金自動取引装置(ATM)
202...制御ユニット
203...操作部
204...通帳取扱機構
205...カード取扱機構
206...明細票発行機構
207...紙幣入出金口
300、300A、300B...ホストコンピュータ
301...主制御部
302...通信部
303...顧客管理部
304...顧客データベース
305...不正入金枚数計数部
306...特徴データ記憶部
307...取引時間累算部

Claims (20)

  1. 現金自動取引装置であって、
    金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、
    紙幣を取り扱う紙幣取扱機構と、
    該紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行う鑑別部と、
    該鑑別部によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、該偽券を含む紙幣が、前記紙幣取扱機構に繰り返し投入された投入回数を数える計数部と、
    該投入回数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する制御部と、
    を備える現金自動取引装置。
  2. 請求項1記載の現金自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記投入回数が前記所定値以上になったときに、さらに、前記偽券を返却しないように、前記紙幣取扱機構を制御する、
    現金自動取引装置。
  3. 現金自動取引装置であって、
    金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、
    紙幣を取り扱う紙幣取扱機構と、
    該紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行うとともに、偽券の特徴を検出する鑑別部と、
    該鑑別部によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、同一の特徴を有する偽券が、前記紙幣取扱機構に繰り返し投入された投入枚数を数える計数部と、
    前記同一の特徴を有する偽券について、前記投入枚数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方を返却しないように、前記媒体取扱機構と、前記紙幣取扱機構とのうちの少なくとも一方を制御する制御部と、
    を備える現金自動取引装置。
  4. 請求項3記載の現金自動取引装置であって、さらに、
    前記偽券の特徴を記憶する特徴記憶部を備える、
    現金自動取引装置。
  5. 請求項3記載の現金自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記投入枚数が所定値以上となったときに、前記取引用媒体と、前記偽券との双方を返却しないように、前記媒体取扱機構と、前記紙幣取扱機構とを制御する、
    現金自動取引装置。
  6. 現金自動取引装置であって、
    金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、
    紙幣を取り扱う紙幣取扱機構と、
    該紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該取引開始からの取引時間を計測する計測部と、
    前記取引時間が所定値以上になったときに、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する制御部と、
    を備える現金自動取引装置。
  7. 請求項6記載の現金自動取引装置であって、
    前記計測部は、前記取引が行われる時刻が、所定の時間帯であるときに、前記計測を行う、
    現金自動取引装置。
  8. 請求項6記載の現金自動取引装置であって、さらに、
    前記投入された紙幣の真偽鑑別を行う鑑別部を備え、
    前記計測部または前記制御部は、前記鑑別部によって、前記紙幣が偽券であると鑑別されたときに稼働する、
    現金自動取引装置。
  9. 請求項1、3、6のいずれかに記載の現金自動取引装置であって、
    前記制御部は、前記取引が行われる時刻が、所定の時間帯であるときに、前記制御を行う、
    現金自動取引装置。
  10. 複数の現金自動取引装置と、ホストコンピュータとを、所定のネットワークを介して接続した現金自動取引システムであって、
    前記現金自動取引装置は、
    金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、
    紙幣を取り扱う紙幣取扱機構と、
    該紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行う鑑別部と、
    該鑑別部によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、取引者を識別するための識別情報と、前記鑑別結果とを前記ホストコンピュータに送信する鑑別結果送信部と、
    前記ホストコンピュータから、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を受信する指示受信部と、
    該指示に応じて、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する制御部と、を備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記複数の現金自動取引装置から、前記識別情報と、前記鑑別結果とを受信する鑑別結果受信部と、
    該受信に応じて、前記識別情報ごとに、前記偽券が前記紙幣取扱機構に繰り返し投入されたのべ投入回数を数える計数部と、
    該のべ投入回数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を、前記現金自動取引装置に送信する指示送信部と、を備える、
    現金自動取引システム。
  11. 複数の現金自動取引装置と、ホストコンピュータとを、所定のネットワークを介して接続した現金自動取引システムであって、
    前記現金自動取引装置は、
    金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、
    紙幣を取り扱う紙幣取扱機構と、
    該紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行うとともに、偽券の特徴を検出する鑑別部と、
    該鑑別部によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、該偽券の特徴を前記ホストコンピュータに送信する鑑別結果送信部と、
    前記ホストコンピュータから、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方の返却を禁止する旨の指示を受信する指示受信部と、
    該指示に応じて、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方を返却しないように、前記媒体取扱機構と、前記紙幣取扱機構とのうちの少なくとも一方を制御する制御部と、を備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記複数の現金自動取引装置から、前記偽券の特徴を受信する鑑別結果受信部と、
    前記受信に応じて、同一の特徴を有する偽券が前記紙幣取扱機構に投入されたのべ投入枚数を数える計数部と、
    前記同一の特徴を有する偽券について、前記のべ投入枚数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方の返却を禁止する旨の指示を、前記現金自動取引装置に送信する指示送信部と、を備える、
    現金自動取引システム。
  12. 請求項11記載の現金自動取引システムであって、
    前記鑑別結果送信部は、さらに、取引者を識別するための識別情報を送信し、
    前記計数部は、前記識別情報ごとに、前記のべ投入枚数を数える、
    現金自動取引システム。
  13. 複数の現金自動取引装置と、ホストコンピュータとを、所定のネットワークを介して接続した現金自動取引システムであって、
    前記現金自動取引装置は、
    金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、
    紙幣を取り扱う紙幣取扱機構と、
    該紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該取引用が開始されてからの取引時間を計測する計測部と、
    取引者を識別するための識別情報と、前記取引時間とを前記ホストコンピュータに送信する取引時間送信部と、
    前記ホストコンピュータから、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を受信する指示受信部と、
    該指示に応じて、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する制御部と、を備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記複数の現金自動取引装置から、前記識別情報と、前記取引時間とを受信する取引時間受信部と、
    該受信に応じて、前記識別情報ごとに、前記取引時間を累算する累算部と、
    前記累算された取引時間が所定値以上になったときに、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を、前記現金自動取引装置に送信する指示送信部と、を備える、
    現金自動取引システム。
  14. 請求項10ないし13のいずれかに記載の現金自動取引システムであって、
    前記計数部または前記累算部は、所定の時間ごとに、前記のべ投入回数または前記のべ枚数または前記取引時間をリセットする、
    現金自動取引システム。
  15. 金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、紙幣を取り扱う紙幣取扱機構とを備えた現金自動取引装置の制御方法であって、
    (a)前記紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行う工程と、
    (b)該工程(a)によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、該偽券を含む紙幣が、前記紙幣取扱機構に繰り返し投入された投入回数を数える工程と、
    (c)該投入回数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する工程と、
    を備える制御方法。
  16. 金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、紙幣を取り扱う紙幣取扱機構とを備えた現金自動取引装置の制御方法であって、
    (a)前記紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行うとともに、偽券の特徴を検出する工程と、
    (b)該工程(a)によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、同一の特徴を有する偽券が、前記紙幣取扱機構に繰り返し投入された投入枚数を数える工程と、
    (c)前記同一の特徴を有する偽券について、前記投入回数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方を返却しないように、前記媒体取扱機構と、前記紙幣取扱機構とのうちの少なくとも一方を制御する工程と、
    を備える制御方法。
  17. 金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、紙幣を取り扱う紙幣取扱機構とを備えた現金自動取引装置の制御方法であって、
    (a)前記紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該取引開始からの取引時間を計測する工程と、
    (b)前記取引時間が所定値以上になったときに、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する工程と、
    を備える制御方法。
  18. 金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、紙幣を取り扱う紙幣取扱機構とを備えた複数の現金自動取引装置と、ホストコンピュータとを、所定のネットワークを介して接続した現金自動取引システムの制御方法であって、
    (a)前記現金自動取引装置で、前記紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行う工程と、
    (b)前記現金自動取引装置で、前記工程(a)によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、取引者を識別するための識別情報と、前記鑑別結果とを前記ホストコンピュータに送信する工程と、
    (c)前記ホストコンピュータで、前記複数の現金自動取引装置から、前記識別情報と、前記鑑別結果とを受信する工程と、
    (d)前記ホストコンピュータで、前記受信に応じて、前記識別情報ごとに、前記偽券が前記紙幣取扱機構に繰り返し投入されたのべ投入回数を数える工程と、
    (e)前記ホストコンピュータで、前記のべ投入回数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を、前記現金自動取引装置に送信する工程と、
    (f)前記現金自動取引装置で、前記ホストコンピュータから、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を受信する工程と、
    (g)前記現金自動取引装置で、前記指示に応じて、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する工程と、
    を備える制御方法。
  19. 金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、紙幣を取り扱う紙幣取扱機構とを備えた複数の現金自動取引装置と、ホストコンピュータとを、所定のネットワークを介して接続した現金自動取引システムの制御方法であって、
    (a)前記現金自動取引装置で、前記紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該投入された紙幣の真偽鑑別を行うとともに、偽券の特徴を検出する工程と、
    (b)前記現金自動取引装置で、前記工程(a)によって、前記紙幣に偽券が含まれると鑑別されたときに、該偽券の特徴を前記ホストコンピュータに送信する工程と、
    (c)前記ホストコンピュータで、前記複数の現金自動取引装置から、前記偽券の特徴を受信する工程と、
    (d)前記ホストコンピュータで、前記受信に応じて、同一の特徴を有する偽券が前記紙幣取扱機構に投入されたのべ投入枚数を数える工程と、
    (e)前記ホストコンピュータで、前記同一の特徴を有する偽券について、前記のべ投入枚数が所定値以上になったときに、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方の返却を禁止する旨の指示を、前記現金自動取引装置に送信する工程と、
    (f)前記現金自動取引装置で、前記ホストコンピュータから、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方の返却を禁止する旨の指示を受信する工程と、
    (g)前記現金自動取引装置で、前記指示に応じて、前記取引用媒体と、前記偽券とのうちの少なくとも一方を返却しないように、前記媒体取扱機構と、前記紙幣取扱機構とのうちの少なくとも一方を制御する工程と、
    を備える制御方法。
  20. 金融機関での取引時に挿入される取引用媒体を取り扱う媒体取扱機構と、紙幣を取り扱う紙幣取扱機構とを備えた複数の現金自動取引装置と、ホストコンピュータとを、所定のネットワークを介して接続した現金自動取引システムの制御方法であって、
    (a)前記現金自動取引装置で、前記紙幣取扱機構に前記紙幣が投入される取引時に、該取引用が開始されてからの取引時間を計測する工程と、
    (b)前記現金自動取引装置で、取引者を識別するための識別情報と、前記取引時間とを前記ホストコンピュータに送信する工程と、
    (c)前記ホストコンピュータで、前記複数の現金自動取引装置から、前記識別情報と、前記取引時間とを受信する工程と、
    (d)前記ホストコンピュータで、前記受信に応じて、前記識別情報ごとに、前記取引時間を累算する工程と、
    (e)前記ホストコンピュータで、前記累算された取引時間が所定値以上になったときに、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を、前記現金自動取引装置に送信する工程と、
    (f)前記現金自動取引装置が、前記ホストコンピュータから、前記取引用媒体の返却を禁止する旨の指示を受信する工程と、
    (g)前記現金自動取引装置で、前記指示に応じて、前記取引用媒体を返却しないように、前記媒体取扱機構を制御する工程と、
    を備える制御方法。
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