JP2005234008A - 光学部品保持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペースおよびコストダウンが図れる光学部品保持機構を提供する。
【解決手段】光学部品1を保持する保持部材2を固定ブロック3に保持する光学部品保持機構において、保持部材2には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分2a,2b;2c,2dを形成し、固定ブロック3には、保持部材2の外形幅の狭い部分が嵌合する部分3a,3bと外形幅が広い部分が軽圧入される部分3cとを形成し、保持部材2の外形幅の狭い部分2a,2bを固定ブロック3に嵌合した後、保持部材2を光軸中心に回動させて外形幅の広い部分2c、2dを固定ブロック3に軽圧入して、保持部材2を固定ブロック3に保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズや回折格子等の光学部品を光軸方向および/または光軸を中心とする回転方向に調整可能に保持する光学部品保持機構に関するものである。
従来の光学部品保持機構として、例えば、図17(a)に平面図を、図17(b)に図17(a)のQ−Q線断面図を示すように、レンズ51を保持する円筒状のフレーム52を、固定ブロック53に形成された2つの壁面53a,53bに押し付けるように板バネ54を介して固定ブロック53にネジ55で取り付け、これによりフレーム52を光軸に沿ってスライド可能としてレンズ51の光軸方向の位置を調整可能に保持したものが知られている。
特開平11−328721号公報(段落0015)
しかしながら、上記特許文献1に開示の光学部品保持機構にあっては、フレーム52の取り付けに板バネ54およびネジ55を要するため部品点数が多くなって、レンズ51を用いる装置のコストアップを招くことが懸念されると共に、板バネ54およびネジ55を設けるスペースが必要となって装置の小型化が難しくなることが懸念される。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、省スペースおよびコストダウンが図れる光学部品保持機構を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分を形成し、
上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と外形幅が広い部分が軽圧入される部分とを形成し、
上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分と突起部とを形成し、
上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と、外形幅が広い部分が軽圧入される部分と、上記突起部が嵌合する凹部とを形成し、
上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記突起部を上記凹部に嵌合させると共に、上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分と突起部とを形成し、
上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と、外形幅が広い部分が軽圧入される部分と、上記突起部が係合する凹部とを形成し、
上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記突起部を上記凹部の底部に当接させると共に、上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分と突起部とを形成し、
上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と、外形幅が広い部分が軽圧入される部分と、上記突起部が係合する溝部と、該溝部に連通する調整用開口とを形成し、
上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記突起部を上記溝部に係合させると共に、上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入し、この状態で上記調整用開口に治具を通して、該治具により上記突起部を介して上記保持部材の回動方向の位置を調整して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分を形成し、
上記固定ブロックには、上記保持部材の上記外形幅が広い部分が軽圧入される対向する2つの側壁と、上記外形幅の広い部分が当接する底壁とを形成し、
上記保持部材の上記外形幅の広い部分を上記底壁に当接させて上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに挿入した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて、上記外形幅の広い部分を、上記2つの側壁と上記底壁とに当接させて、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とするものである。
請求項1〜5に係る各発明によれば、バネ等を用いることなく、保持部材を固定ブロックに固定できるので、省スペースでコストのかからない光学部品保持機構を実現することができる。
以下、本発明による光学部品保持機構の実施の形態について、図1乃至図16を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1乃至図3は本発明の第1実施の形態を示すもので、図1(a)は光学部品を保持した保持部材の平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図2(a)は保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための平面図、図2(b)は図2(a)のB−B線断面図、図3(a)は保持部材の位置調整動作を説明するための平面図、図3(b)は図3(a)のC−C線断面図である。
本実施の形態は、光学部品である集光レンズ1を保持部材であるフレーム2に接着固定し、このフレーム2を固定ブロック3に光軸方向に位置調整可能に取り付ける。
集光レンズ1を保持するフレーム2には、円筒形部材の周面の軸対称な2箇所に、それぞれ軸方向に沿って平坦にカット(Dカット)した平坦部2a,2bを形成して、これら平坦部2a,2b間の幅を、カットしない円弧部2c,2d間の幅(外径寸法)よりも狭くする。また、フレーム2の円弧部2cには、回転および光軸位置調整用の治具4が係合する穴2eを形成する。
一方、固定ブロック3には、フレーム2の幅の狭い平坦部2a,2bが嵌合する幅の対向する立ち上がり部3a,3bを形成すると共に、これら立ち上がり部3a,3bの対向する面側にはそれぞれ溝を形成して、フレーム2の幅の広い円弧部2c,2dが軽圧入されるエッジ部3cを2個ずつ合計4個形成する。また、固定ブロック3には、立ち上がり部3bの上端部に、治具4によるフレーム2の回動位置および光軸方向の移動位置を調整できるように凹部3dを形成し、立ち上がり部3a,3b間のフレーム2を保持する底部には開口3eを形成する。
以下、本実施の形態による光学部品保持機構の動作を説明する。先ず、集光レンズ1を接着固定したフレーム2を、固定ブロック3の立ち上がり部3a,3b間に挿入して、図2(a),(b)に示すように、フレーム2の幅の狭い平坦部2a,2bを嵌合させる。この際、フレーム2の円弧部2cに形成した穴2eは、上部に位置させる。
次に、図2(b)に示すようにフレーム2の穴2eに治具4の先端部を挿入して、治具4を矢印a方向に回動させて、図3(b)に示すように凹部3dに当接する位置またはその近傍まで移動させることにより、フレーム2を光軸中心に回動させて幅の広い円弧部2c,2dを立ち上がり部3a,3bの4個のエッジ部3cに軽圧入して、フレーム2を固定ブロック3に保持する。
その後、治具4によりフレーム2を両矢印bで示す光軸方向に移動して集光レンズ1の位置調整を行い、調整後は、必要に応じて接着剤等によりフレーム2を固定ブロック3に補強固定する。
このように、本実施の形態によれば、バネ等を用いることなく、フレーム2を光軸方向に調整可能に固定ブロック3に固定できるので、省スペースでコストのかからない光学部品保持機構を実現することができる。
(第2実施の形態)
図4乃至図6は本発明の第2実施の形態を示すもので、図4(a)は光学部品を保持した保持部材の平面図、図4(b)は図4(a)のD−D線断面図、図5(a)は保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための平面図、図5(b)は図5(a)のE−E線断面図、図6(a)は保持部材の位置調整動作を説明するための平面図、図6(b)は図6(a)のF−F線断面図である。
本実施の形態は、光学部品である回折格子5を保持部材であるフレーム6に接着固定し、このフレーム6を固定ブロック7に光軸を中心に回動調整可能に取り付ける。
回折格子5を保持するフレーム6には、第1実施の形態と同様に円筒形部材の周面の軸対称な2箇所に、それぞれ軸方向に沿って平坦にDカットした平坦部6a,6bを形成して、これら平坦部6a,6b間の幅を、カットしない円弧部6c,6d間の幅(外径寸法)よりも狭くする。また、フレーム6の円弧部6cには、回転調整用の突起部6eを形成する。
一方、固定ブロック7には、第1実施の形態と同様に、フレーム6の平坦部6a,6bが嵌合する幅の対向する立ち上がり部7a,7bを形成すると共に、これら立ち上がり部7a,7bの対向する面側にはそれぞれ溝を形成して、フレーム6の円弧部6c,6dが軽圧入されるエッジ部7cを2個ずつ合計4個形成する。また、固定ブロック7には、立ち上がり部7bの上端部に、突起部6eが嵌合してフレーム6の光軸方向の移動を規制する凹部7dを形成し、立ち上がり部7a,7b間のフレーム6を保持する底部には開口7eを形成する。
以下、本実施の形態による光学部品保持機構の動作を説明する。先ず、回折格子5を接着固定したフレーム6を、固定ブロック7の立ち上がり部7a,7b間に挿入して、図5(a),(b)に示すように、フレーム6の幅の狭い平坦部6a,6bを嵌合させる。この際、フレーム6の円弧部6cに形成した突起部6eは、上部に位置させる。
次に、図5(b)に示すようにフレーム6の突起部6eを介して、フレーム6を光軸中心に矢印a方向に回動させて、図6(a),(b)に示すようにフレーム6の幅の広い円弧部6c,6dを立ち上がり部7a,7bの4個のエッジ部7cに軽圧入すると共に、突起部6eを立ち上がり部7bの凹部7dに嵌合させる。
その後、フレーム6の円弧部6c,6dが4個のエッジ部7cに軽圧入され、かつ突起部6eが凹部7dに嵌合する範囲内で、突起部6eを介してフレーム6を光軸中心に回動させて、光軸と直交する面内での回折格子5の回転調整を行い、調整後は、必要に応じて接着剤等によりフレーム6を固定ブロック7に補強固定する。
このように、本実施の形態によれば、バネ等を用いることなく、フレーム6を光軸中心に回動調整可能に固定ブロック7に固定できるので、省スペースでコストのかからない光学部品保持機構を実現することができる。また、フレーム6の突起部6eを立ち上がり部7bの凹部7dに嵌合させてフレーム6を回動調整するので、回動調整時にフレーム6が図6(a)に両矢印bで示す光軸方向に移動するのを確実に規制することができる。したがって、フレーム6に保持された回折格子5を容易かつ高精度に回転調整することができる。
(第3実施の形態)
図7乃至図9は本発明の第3実施の形態を示すもので、図7(a)は光学部品を保持した保持部材の平面図、図7(b)は図7(a)のG−G線断面図、図7(c)は図7(a)の底面図、図8(a)は保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための平面図、図8(b)は図8(a)のH−H線断面図、図9(a)は保持部材の位置調整動作を説明するための平面図、図9(b)は図9(a)のI−I線断面図である。
本実施の形態は、光学部品である集光レンズ11と波長板12とを、保持部材であるフレーム13に接着固定し、このフレーム13を固定ブロック14に光軸方向に位置調整可能に取り付ける。なお、波長板12は、集光レンズ11を保持したフレーム13の端部とは反対側の端面(底面)に保持されている。
フレーム13には、上記実施の形態と同様に、円筒形部材の周面の軸対称な2箇所に、それぞれ軸方向に沿って平坦にDカットした平坦部13a,13bを形成して、これら平坦部13a,13b間の幅を、カットしない円弧部13c,13d間の幅(外径寸法)よりも狭くする。また、フレーム13の円弧部13cには、回転調整用の突起部13eを形成すると共に、この突起部13eにマイナスドライバ等の治具15が係合する調整用溝13fを形成する。
一方、固定ブロック14には、上記実施の形態と同様に、フレーム13の平坦部13a,13bが嵌合する幅の対向する立ち上がり部14a,14bを形成すると共に、これら立ち上がり部14a,14bの対向する面側にはそれぞれ溝を形成して、フレーム13の円弧部13c,13dが軽圧入されるエッジ部14cを2個ずつ合計4個形成する。また、固定ブロック14の立ち上がり部14bの上端部には、突起部13eが係合してフレーム13の回動および光軸方向の移動範囲を規制する凹部14dを形成すると共に、この凹部14dに連通して治具15が係合する調整用溝14eを形成する。さらに、固定ブロック14には、立ち上がり部14a,14b間のフレーム6を保持する底部に開口14fを形成する。
以下、本実施の形態による光学部品保持機構の動作を説明する。先ず、集光レンズ11および波長板12を接着固定したフレーム13を、固定ブロック14の立ち上がり部14a,14b間に挿入して、図8(a),(b)に示すように、フレーム13の幅の狭い平坦部13a,13bを嵌合させる。この際、フレーム13の円弧部13cに形成した突起部13eは、上部に位置させる。
次に、図8(b)に示すようにフレーム13の突起部13eを介して、フレーム13を光軸中心に矢印a方向に回動させて、図9(a),(b)に示すように突起部13eを立ち上がり部14bの凹部14dの底部に当接させると共に、フレーム13の幅の広い円弧部13c,13dを立ち上がり部14a,14bの4個のエッジ部14cに軽圧入する。
その後、図9(a),(b)に示すように、フレーム13の突起部13eに形成された調整用溝13fと、立ち上がり部14bに凹部14dに連通して形成された調整用溝14eとに跨ってマイナスドライバ等の治具15を挿入し、この治具15を挿入方向を軸に回動させることにより、フレーム13を両矢印bで示す光軸方向に移動させて集光レンズ11および波長板12を一体に位置調整し、調整後は、必要に応じて接着剤等によりフレーム13を固定ブロック14に補強固定する。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様に、バネ等を用いることなく、フレーム13を光軸方向に調整可能に固定ブロック14に固定できるので、省スペースでコストのかからない光学部品保持機構を実現することができる。また、フレーム13を、光軸を中心とする回動位置を規制した状態で、光軸方向に移動させることができる。
(第4実施の形態)
図10および図11は本発明の第4実施の形態を示すもので、図10(a)は保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための平面図、図10(b)は図10(a)のJ−J線断面図、図11(a)は保持部材の位置調整動作を説明するための平面図、図11(b)は図11(a)のK−K線断面図である。
本実施の形態は、第3実施の形態において、フレーム13を固定ブロック14に光軸方向および光軸を中心とする回転方向に位置調整可能に取り付けるようにしたものである。
このため、固定ブロック14の立ち上がり部14bには、凹部14dに代えてフレーム13の突起部13eが逃げる縦溝14gを形成し、この縦溝14gの上部に調整用溝14eを連通して形成する。また、立ち上がり部14bの下部には、縦溝14gに連通してマイナスドライバ等の治具16が挿入可能な調整用開口14hを形成する。なお、フレーム13の突起部13eには、治具16が当接する突起13gを形成する。その他の構成は、第3実施の形態と同様である。
以下、本実施の形態による光学部品保持機構の動作を説明する。先ず、第3実施の形態と同様に、集光レンズ11および波長板12を接着固定したフレーム13を、固定ブロック14の立ち上がり部14a,14b間に挿入して、図10(a),(b)に示すように、フレーム13の幅の狭い平坦部13a,13bを嵌合させる。
次に、図10(b)に示すようにフレーム13の突起部13eを介して、フレーム13を光軸中心に矢印a方向に回動させて、図11(a),(b)に示すように突起部13eを立ち上がり部14bの縦溝14g内に位置させると共に、フレーム13の幅の広い円弧部13c,13dを立ち上がり部14a,14bの4個のエッジ部14cに軽圧入する。
その後、フレーム13の円弧部13c,13dが4個のエッジ部14cに軽圧入される範囲内で、フレーム13の調整用溝13fと立ち上がり部14bの調整用溝14eとに跨って治具15を挿入すると共に、立ち上がり部14bの調整用開口14hに治具16を挿入して、治具15および治具16によりフレーム13を両矢印cで示す光軸中心に回動させて回転方向の位置調整を行うと共に、治具15により第3実施の形態と同様にして光軸方向の位置調整を行う。なお、治具16によりフレーム13を回動させる場合には、治具16をフレーム13の突起13gに当接させて行う。
本実施の形態によれば、上記実施の形態と同様に、省スペースでコストのかからない光学部品保持機構を実現することができる他、フレーム13を固定ブロック14に光軸方向および光軸を中心とする回転方向に高精度に位置調整して取り付けることができる。
(第5実施の形態)
図12乃至図14は本発明の第5実施の形態を示すもので、図12(a)は光学部品を保持した保持部材の平面図、図12(b)は図12(a)のL−L線断面図、図13(a)は保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための平面図、図13(b)は図13(a)のM−M線断面図、図14(a)は保持部材の位置調整動作を説明するための平面図、図14(b)は図14(a)のN−N線断面図である。
本実施の形態は、第1実施の形態において、フレーム2の1箇所をDカットして1つの平坦部2aを形成し、他の外周面を全て円弧部2fとすると共に、固定ブロック3の立ち上がり部3bのフレーム2と当接する面を、エッジ部3cを形成することなく平坦面としたもので、その他の構成は第1実施の形態と同様である。
本実施の形態においては、先ず、集光レンズ1を接着固定したフレーム2を、固定ブロック3の立ち上がり部3a,3b間に挿入して、図13(a),(b)に示すように、フレーム2の幅の狭い平坦部2aとそれと軸対称の円弧部2fを嵌合させる。その後、図13(b)に示すようにフレーム2の穴2eに治具4の先端部を挿入して、治具4を矢印a方向に回動させて、図14(b)に示すように凹部3dに当接する位置またはその近傍まで移動させることにより、フレーム2を光軸中心に回動させて幅の広い円弧部2fを立ち上がり部3aの2個のエッジ部3cと立ち上がり部3bとの間に軽圧入して、フレーム2を固定ブロック3に保持し、その状態で治具4によりフレーム2を両矢印bで示す光軸方向に移動して集光レンズ1の位置調整を行う。
このように本実施の形態では、フレーム2のDカット面(平坦部2a)を1つにすると共に、フレーム2が当接する固定ブロック3の立ち上がり部3bの面を平坦面としたので、フレーム2および固定ブロック3の加工が容易となり、第1実施の形態の場合よりも、さらにコストダウンを図ることができる。
(第6実施の形態)
図15および図16は本発明の第6実施の形態を示すもので、図15(a)は保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための平面図、図15(b)は図15(a)O−O線断面図、図16(a)は保持部材の位置調整動作を説明するための平面図、図16(b)は図16(a)のP−P線断面図である。
本実施の形態は、第1実施の形態において、固定ブロック3の対向する立ち上がり部3a,3bのフレーム2と当接する面をそれぞれ平坦な側壁として形成とすると共に、それらの間隔をフレーム2の幅の広い円弧部2c,2dが軽圧入される寸法に形成する。また、立ち上がり部3a,3b間のフレーム2を保持する底部を開口することなく底壁3fとして形成し、さらに立ち上がり部3bの上端部の凹部3dを省略する。その他の構成は第1実施の形態と同様である。
本実施の形態においては、先ず、集光レンズ1を接着固定したフレーム2を、図15(a),(b)に示すように、円弧部2dが固定ブロック3の底壁3fに当接するように立ち上がり部3a,3b間に挿入する。
次に、図15(b)に示すようにフレーム2の穴2eに治具4の先端部を挿入して、治具4を矢印a方向に回動させて、図16(b)に示すようにフレーム2の円弧部2cを立ち上がり部3bに、円弧部2dを立ち上がり部3aおよび底壁3fにそれぞれ当接させて、フレーム2を3点で支持して軽圧入状態で保持する。
その後、治具4により、フレーム2を底壁3f側に押圧しながら、両矢印bで示す光軸方向に移動して集光レンズ1の位置調整を行う。
このように本実施の形態では、固定ブロック3のフレーム2を保持する対向する立ち上がり部3a,3bを平坦な側壁とすると共に、底部を底壁3fとしたので、固定ブロック3の加工が容易となり、第1実施の形態の場合よりも、さらにコストダウンを図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。保持部材に保持する光学部品は、上記の集光レンズ、回折格子、波長板に限らず、他の光学部品を保持する場合にも本発明を有効に適用することができる。
本発明の第1実施の形態における光学部品保持機構の保持部材の構成を示す図である。 第1実施の形態における保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための図である。 同じく、保持部材の位置調整動作を説明するための図である。 本発明の第2実施の形態における光学部品保持機構の保持部材の構成を示す図である。 第2実施の形態における保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための図である。 同じく、保持部材の位置調整動作を説明するための図である。 本発明の第3実施の形態における光学部品保持機構の保持部材の構成を示す図である。 第3実施の形態における保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための図である。 同じく、保持部材の位置調整動作を説明するための図である。 本発明の第4実施の形態における光学部品保持機構による保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための図である。 同じく、保持部材の位置調整動作を説明するための図である。 本発明の第5実施の形態における光学部品保持機構の保持部材の構成を示す図である。 第5実施の形態における保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための図である。 同じく、保持部材の位置調整動作を説明するための図である。 本発明の第6実施の形態における光学部品保持機構による保持部材の固定ブロックへの挿入動作を説明するための図である。 同じく、保持部材の位置調整動作を説明するための図である。 従来の光学部品保持機構を説明するための図である。
符号の説明
1 集光レンズ
2 フレーム
2a,2b 平坦部
2c,2d 円弧部
2e 穴
2f 円弧部
3 固定ブロック
3a,3b 立ち上がり部
3c エッジ部
3d 凹部
3e 開口
3f 底壁
4 治具
5 回折格子
6 フレーム
6a,6b 平坦部
6c,6d 円弧部
6e 突起部
7 固定ブロック
7a,7b 立ち上がり部
7c エッジ部
7d 凹部
7e 開口
11 集光レンズ
12 波長板
13 フレーム
13a,13b 平坦部
13c,13d 円弧部
13e 突起部
13f 調整用溝
13g 突起
14 固定ブロック
14a,14b 立ち上がり部
14c エッジ部
14d 凹部
14e 調整用溝
14f 開口
14g 縦溝
14h 調整用開口
15,16 治具

Claims (5)

  1. 光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
    上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分を形成し、
    上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と外形幅が広い部分が軽圧入される部分とを形成し、
    上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とする光学部品保持機構。
  2. 光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
    上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分と突起部とを形成し、
    上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と、外形幅が広い部分が軽圧入される部分と、上記突起部が嵌合する凹部とを形成し、
    上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記突起部を上記凹部に嵌合させると共に、上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とする光学部品保持機構。
  3. 光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
    上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分と突起部とを形成し、
    上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と、外形幅が広い部分が軽圧入される部分と、上記突起部が係合する凹部とを形成し、
    上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記突起部を上記凹部の底部に当接させると共に、上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とする光学部品保持機構。
  4. 光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
    上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分と突起部とを形成し、
    上記固定ブロックには、上記保持部材の外形幅の狭い部分が嵌合する部分と、外形幅が広い部分が軽圧入される部分と、上記突起部が係合する溝部と、該溝部に連通する調整用開口とを形成し、
    上記保持部材の上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに嵌合した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて上記突起部を上記溝部に係合させると共に、上記外形幅の広い部分を上記固定ブロックに軽圧入し、この状態で上記調整用開口に治具を通して、該治具により上記突起部を介して上記保持部材の回動方向の位置を調整して、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とする光学部品保持機構。
  5. 光学部品を保持する保持部材を固定ブロックに保持する光学部品保持機構において、
    上記保持部材には、光軸と直交する方向における外形幅が異なる部分を形成し、
    上記固定ブロックには、上記保持部材の上記外形幅が広い部分が軽圧入される対向する2つの側壁と、上記外形幅の広い部分が当接する底壁とを形成し、
    上記保持部材の上記外形幅の広い部分を上記底壁に当接させて上記外形幅の狭い部分を上記固定ブロックに挿入した後、上記保持部材を光軸中心に回動させて、上記外形幅の広い部分を、上記2つの側壁と上記底壁とに当接させて、上記保持部材を上記固定ブロックに保持するように構成したことを特徴とする光学部品保持機構。
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