JP4624136B2 - バックフォーカス調整機構 - Google Patents

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この発明は、バックフォーカス調整機構に関し、特に例えば、マウントに固定されるレンズのバックフォーカスに基づいて当該レンズから撮像素子までの距離を調整するバックフォーカス調整機構に関する。
この種のバックフォーカス(またはフランジバック)調整機構として、従来、例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来技術によれば、レンズの光軸方向に移動可能な素子ホルダの素子取付部に、シールリングを介して、固体撮像素子が取り付けられる。ここで、シールリングは、弾性材料製であり、素子ホルダの素子取付部および固体撮像素子の一方の周縁に当接する傾斜面を有している。そして、この傾斜面の誘導作用によって、固体撮像素子の中心が容易かつ確実にレンズの光軸に一致する、とされている。
特開2002−176580号公報
しかし、厳密に言えば、上述の従来技術において、固体撮像素子の中心が一致するのは、レンズの光軸ではなく、素子ホルダの素子取付部の中心である。そして、素子ホルダは、レンズマウント部を有するカメラシャーシに取り付けられ、当該レンズマウント部に、レンズが固定される。従って、固体撮像素子の中心がレンズの光軸に一致するか否かは、素子ホルダとカメラシャーシとの取り付け部分の構造的な要因によっても影響される。
ここで、素子ホルダは、これに設けられた連結片のガイド挿通孔にカメラシャーシ側のガイド軸が挿通されることで、当該カメラシャーシに取り付けられる。また、当該ガイド挿通孔およびガイド軸は、素子ホルダの移動方向を案内するための案内手段としても、作用する。このため、これらガイド挿通孔およびガイド軸との間には、若干の隙間(遊び)があり、その分、固体撮像素子の中心がレンズの光軸からずれる恐れがある。つまり、上述の従来技術では、固体撮像素子の中心がレンズの光軸に一致する精度が低い、という問題がある。
そこで、この発明は、従来よりも確実かつ高精度に撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させることができるバックフォーカス調整機構を提供することを、目的とする。
かかる目的を達成するために、この発明は、マウントに固定されるレンズのバックフォーカスに基づいて当該レンズから撮像素子までの距離を調整するバックフォーカス調整機構において、マウントを有する基部手段と、撮像素子を保持する保持手段と、撮像素子の中心がレンズの光軸に一致するように基部手段に対する保持手段の位置決めを行う位置決め手段と、レンズの光軸に沿う方向に保持手段を移動させる移動手段と、この移動手段によって移動される保持手段の移動方向を案内する案内手段と、を具備する。そして、案内手段は、位置決め手段とは別個に設けられていることを、特徴とする。
なお、ここで言う撮像素子の中心とは、当該撮像素子の受光面の中心を言い、より具体的には当該受光面の有効領域の中心を言う。
即ち、この発明では、撮像素子の中心が、レンズの光軸、換言すればマウントの中心に一致するように、基部手段に対する保持手段の位置決めが、位置決め手段によって実現される。そして、移動手段によって、保持手段がレンズの光軸に沿う方向に移動される。このとき保持手段の移動方向は、案内手段によって案内される。ここで、位置決め手段と案内手段とは、互いに別個に設けられている。つまり、撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させるための位置決めは、それ専用に設けられた位置決め手段によって実現され、保持手段をレンズの光軸に沿う方向に移動させるための案内は、それ専用に設けられた案内手段によって実現される。
なお、位置決め手段は、基部手段および保持手段の一方に設けられかつレンズの光軸に沿う方向に突出した複数の突出部と、基部手段および保持手段の他方に設けられかつ当該各突出部に個別に対応すると共に対応する突出部が挿入される複数の挿入孔と、を含むものとしてもよい。つまり、各突出部が各挿入孔に挿入されることによって、基部手段に対する保持手段の位置決めが成される構成としてもよい。
そして、この場合、各突出部は、光軸を中心とする円の円周方向に沿って設けられるのが、望ましい。勿論、これに合わせて、各挿入孔も、当該円の円周方向に沿って設けられる。このようにすれば、各突出部を各挿入孔に挿入する際に、光軸を基準として、換言すればマウントの中心を基準として、その作業を行うことができる。つまり、各突出部を各挿入孔に挿入する際の作業性が向上する。
さらに、それぞれの突出部は、上述の円に接しかつ光軸に対して平行な基準面を有するものとしてもよい。そして、それぞれの挿入孔は、対応する突出部の当該基準面に接触する部分を有するものとしてもよい。つまり、光軸から一定の距離に形成された基準面を基準として、位置決めが成される構成としてもよい。
また、この場合、各突出部は、基部手段に設けられるのが、望ましい。そして、当該基部手段が有するマウントは、レンズの光軸を中心として螺旋状に形成されかつレンズ側の第1ネジ部と螺合される第2ネジ部を備えるのが、望ましい。この構成によれば、各突出部の上述した基準面が接する円と、マウントの第2ネジ部によって螺旋状に描かれる円とが、光軸を中心とする同心関係になる。かかる各突出部の所定面とマウントの第2ネジ部とは、例えば旋盤による切削加工によって形成することができ、当該切削加工の際の回転軸を、共通化することができる。つまり、各突出部の所定面を形成するための切削加工と、マウントの第2ネジ部を形成するための切削加工とを、連続して、いわゆる1チャックで、実施することができる。
この発明によれば、撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させるための位置決めは、それ専用の位置決め手段によって実現され、保持手段を光軸方向に沿って移動させるための案内は、それ専用の案内手段によって実現される。これに対して、上述した従来技術では、案内手段としてのガイド挿入孔およびガイド軸が、言わば当該位置決め手段と同様の目的で兼用される。従って、かかる従来技術に比べて、より確実かつ高精度に撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させることができる。
この発明の一実施形態について、図1〜図8参照して説明する。
この実施形態に係るバックフォーカス調整機構10は、例えば箱型の監視カメラに適用されるものであり、図1に示すように、フォーカスリング12,フロント14,ホルダ16およびプリント配線板18を、有している。なお、図1において、フォーカスリング12が記載されている方向が、監視カメラの前方に相当する。また、図には示さないが、プリント配線板18の当該前方側の面に、図示しないCCD(Charge Coupled Device)型の撮像素子が、搭載されている。なお、この撮像素子は、CCD型に限らず、CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor)型等の他の方式の素子であってもよい。
フォーカスリング12は、例えばABS(Acrylonitrile Butadiene
Styrene)樹脂製であり、図2にも示すように、概略円板状のものである。そして、このフォーカスリング12の中央には、その正面側から背面側に貫通する円形の貫通孔20が、設けられている。また、当該フォーカスリング12の外周22には、滑り止め用のローレットが、形成されている。さらに、フォーカスリング12の背面側には、貫通孔20と同心関係にあり、かつ監視カメラの後方側に向かって十数[mm]ほど突出した円弧状のストッパ24が、設けられている。
そしてさらに、フォーカスリング12の背面側には、後方に向かって数[mm]ほど突出した複数、例えば3つの押圧用突起26,26,…が、設けられている。これらの押圧用突起26,26,…は、後述するホルダ16側の3つの傾斜突条60,60,…と共に移動手段を形成するものであり、それぞれの先端部分は、当該傾斜突条60,60,…の上面の傾斜角度に合わせて斜めに形成されている。また、各押圧用突起26,26,…は、フォーカスリング12(貫通孔20)の中心から同じ距離を置き、かつ当該中心を囲むように略等間隔に設けられている。さらに、これらの押圧用突起26,26,…の内側(中心寄りの位置)であって、貫通孔20の周縁部分には、次に説明するフロント14との結合状態を維持するための3つのフック28,28,…が、設けられている。
フロント14は、例えばアルミニウム合金製であり、図3にも示すように、背面側が開放された概略直方体状のものである。かかるフロント14は、例えばダイカスト法によって形成される。そして、このフロント14の前面部中央には、前方に向かって突出した円筒状のマウント40が、設けられている。このマウント40は、図示しないレンズを固定するためのものであり、その内周壁42には、当該レンズ側に形成された第1ネジ部としての雄ネジと螺合する第2ネジ部としての雌ネジが、形成されている。なお、言うまでもなく、当該雌ネジ42は、マウント40の中心、換言すればレンズの光軸を中心として、螺旋状に形成されている。かかる雌ネジ42は、例えばNC(Numerical Control)旋盤による切削加工によって形成される。
そして、図4に示すように、マウント40の外周部に上述したフォーカスリング12の貫通孔20が嵌合することで、当該フォーカスリング12が、フロント14に結合される。また、このとき、フォーカスリング12側の上述した係止部28,28,…が、マウント40の外周部の全周にわたって形成された溝44に係止されることで、当該フォーカスリング12とフロンと14との結合状態が維持される。
さらに、フロント14の前面の上部側には、フォーカスリング12側の上述したストッパ24が挿通される円弧状の貫通孔46が形成されており、これによって、当該フロント14とストッパ24との機械的な干渉が回避される。また、フォーカスリング12は、レンズの光軸を中心として所定角度、例えば約60度の範囲で回動可能とされており、このため、当該貫通孔46は、レンズの光軸を中心とする相応の角度にわたって形成されている。なお、フォーカスリング12側の上述した押圧用突起26,26,…は、フロント14には干渉しない。
一方、フロント14の前面部の裏側(背面側)であって、上述した貫通孔46の下側周縁に沿う適宜位置には、後方に向かって10[mm]ほど突出した円弧状の支持部50が、設けられている。そして、フロント14の上面部であって、当該支持部50と対向する位置には、ストッパ固定用ネジ100が螺着されるネジ孔52が、設けられている。即ち、このストッパ固定用ネジ100が締められると、当該ストッパ固定用ネジ100の先端と支持部50の上面とでストッパ24が挟まれ、これによってフォーカスリング12が固定され、回動不能となる。
また、フロント14の前面部の裏側には、後方に向かって10[mm]ほど突出した突出部としての複数、例えば3つの位置決め用突起54,54,…が、設けられている。これらの位置決め用突起54,54,…は、図5に示すように、レンズの光軸を中心とする円102の円周方向に沿って概ね等間隔に設けられている。そして、これらの位置決め用突起54,54,…は、当該円102に接しかつ光軸に対して平行な円弧状の基準面56,56,…を、有している。かかる基準面56,56,…もまた、上述したマウント40の雌ネジ42と同様に、NC旋盤による切削加工によって形成される。なお、当該基準面56,56,…(円102)の中心は、雌ネジ42の中心と共通であるので、これら基準面56,56,…と雌ネジ42とは、連続して、いわゆる1チャックで、形成することができる。
さらに、フロント14の前面部の裏側、具体的には当該裏側の角部分のうち1つの対角を成す角部分の近傍には、2つのネジ孔58および58が設けられており、このネジ孔58および58には、次に説明するホルダ16を取り付けるための2つのネジ104および104が、それぞれ螺着される。また、フロント14の前面部には、ホルダ16側の傾斜突条60,60,…が挿通される3つの円弧状の貫通孔59,59,…が、さらに設けられている。なお、これらの貫通孔59,59,…のうち、上方側に位置する2つの貫通孔59および59は、上述したストッパ24挿通用の貫通孔46によって一連に繋がっている。
ホルダ16は、例えばガラス入りのポリカーボネイトを素材とする成型品であり、図6にも示すように、概略円板状の本体部62を有している。そして、この本体部62の中央には、当該本体部62の正面側から背面側に貫通する矩形の窓64が、設けられており、この窓64には、図示しない赤外線遮断フィルタ等の所定の光学フィルタが、はめ込まれている。さらに、この光学フィルタは、本体部62の背面側の適宜箇所に設けられた電磁ソレノイド66によって、任意にON/OFF可能とされている。ただし、当該光学フィルタは、固定されたままでもよく、この場合、電磁ソレノイド66は不要となる。
そして、本体部62の正面側に、上述した3つの傾斜突条60,60,…が、設けられている。具体的には、各傾斜突条60,60,…は、本体部62の周縁に沿って円弧状に延伸するように、設けられている。なお、各傾斜突条60,60,…の長さ寸法(延伸量)は、上述したフォーカスリング12が回動することによる各押圧用突起26,26,…の移動範囲に応じた寸法(約60度相当)とされている。また、それぞれの傾斜突条60の上面は、当該傾斜突条60の延伸方向に沿って徐々に傾斜している。換言すれば、傾斜突条60の延伸方向に沿って、当該傾斜突条60の高さ寸法(突出量)が徐々に変化している。
一方、本体部62の背面側の中央には、撮像素子を収容するための概略箱状の素子収容部68が、設けられている。そして、この素子収容部68の左右の適宜箇所には、上述したプリント配線板18を固定するための2つのネジ孔70および70が設けられている。即ち、プリント配線板18は、図1に示すように、2本のネジ106および106によって当該ネジ孔70および70にネジ止めされる。そして、このようにプリント配線板18がネジ止めされることで、当該プリント配線板18に搭載されている撮像素子が、素子収容部16に収容される。
なお、素子収容部16と撮像素子との間には、例えばスポンジ等の弾性材料によって形成された緩衝材108が、設けられる。かかる緩衝材108が設けられることで、上述した光学フィルタに対する機械的な圧力が緩和されると共に、素子収容部16と撮像素子との間にゴミや埃等が進入するのが防止される。
また、素子収容部68の上下の適宜箇所には、位置決め用の2つの突起72および72が設けられている。そして、プリント配線板18には、当該突起72および72に対応する2つの貫通孔80および80が設けられている。即ち、各突起72および72が各貫通孔80および80に挿入されることで、素子収容部68に対するプリント配線板18の位置決めが成され、ひいてはホルダ16の中心に対する撮像素子の中心の位置決めが成される。
さらに、本体部62の周縁であって、当該本体部62の中心を挟んで互いに対向する位置に、当該周縁から外側(半径方向)に向かって言わば耳状に出張った2つのフランジ74および74が、設けられている。これらのフランジ74および74は、上述したフロント14に対するホルダ16の取り付け部となるものである。このため、それぞれのフランジ74には、その正面側から背面側に貫通する円形の案内用貫通孔76が、設けられている。
具体的には、図1および図4に示すように、それぞれの案内用貫通孔76には、当該案内用貫通孔76の直径よりも少し径(外径)の小さい円筒状の金属製スペーサ110が挿通される。そして、このスペーサ110は、上述したネジ104によって、フロント14側のネジ孔58に固定される。この結果、ホルダ16は、フロント14に対し、スペーサ110および110が延伸する方向、つまり光軸方向に沿って、移動(スライド)可能な状態に取り付けられる。
なお、それぞれのスペーサ110が案内用貫通孔76をすり抜けない(つまりホルダ16がスペーサ110から外れない)ようにするために、当該スペーサ110とネジ104の頭部との間には、案内用貫通孔76よりも径の大きい平ワッシャ112が、設けられる。また、図には示さないが、当該平ワッシャ112とフランジ74との間には、スペーサ110の周囲を取り巻くように、圧縮コイルバネが設けられている。そして、この圧縮コイルバネの反発力によって、ホルダ16は、フロント14側に向かって付勢される。
さらに、このとき、上述したフォーカスリング12の押圧用突起26,26,…の先端が、フロント14の貫通孔59,59,…を介して、ホルダ16の傾斜突条60,60,…の上面に当接する。従って、フォーカスリング12が回動されると、当該傾斜突条60,60,…に対する押圧用突起26,26,…の当接位置が変わり、これによって、ホルダ16がレンズの光軸方向に沿って移動する。つまり、押圧用突起26,26,…を原節とし、傾斜突条60,60,…を従節とする、移動手段としてのカム機構が、形成される。そして、このようにフォーカスリング12を回動させてホルダ16を移動させることで、バックフォーカス調整が行われる。また、このときのホルダ16の移動方向は、スペーサ110および110と案内用貫通孔76および76とから成る案内手段によって、案内される。なお、バックフォーカス調整の終了後は、上述したストッパ固定用ネジ100が締められ、これによってフォーカスリング12が固定される。
また、ホルダ16の本体部62には、フロント14側の位置決め用突起54,54,…が挿通される3つの位置決め用貫通孔78,78,…が、設けられている。これらの位置決め用貫通孔78,78、…は、位置決め用突起54,54,…の断面(突出方向を横切る断面)と略同様の形状、例えば僅かに円弧を描いた概略矩形の形状をしており、その寸法は、当該位置決め用突起54,54,…の断面寸法よりも少し大きい。ただし、図7に示すように、それぞれの位置決め用貫通孔78の周縁のうち、レンズの光軸側に位置する部分は、対応する位置決め用突起54の上述した基準面56に接触するように形成されている。つまり、当該部分(光軸側周縁)から光軸までの距離は、各位置決め用貫通孔78,78,…間で同一とされている。そして、このようにフロント14側の位置決め用突起54,54,…がホルダ16側の位置決め用貫通孔78,78,…に挿通されることで、当該ホルダ16に取り付けられた撮像素子の中心がフロント14側のマウント40の中心に一致し、ひいてはレンズの光軸に一致するように、位置決めが成される。
即ち、この実施形態のバックフォーカス調整機構10によれば、撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させるための位置決めは、フロント14側の位置決め用突起54,54,…とホルダ16側の位置決め用貫通孔78,78,…とから成る専用の位置決め手段によって実現される。そして、バックフォーカス調整が行われる際のホルダ16の移動方向は、当該位置決め手段とは別個に設けられたスペーサ110および110と案内用貫通孔76および76とから成る案内手段によって実現される。従って、上述した従来技術、つまり案内手段としてのガイド挿入孔およびガイド軸が位置決め手段としても兼用される構造に比べて、より確実かつ高精度に撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させることができる。
また、撮像素子の中心をレンズの光軸に一致させる際の基準となる上述した基準面56,56,…は、マウント40の雌ネジ42を形成するときに一緒に形成される。よって、その分、当該基準面56,56,…を形成するための工数が削減される。
なお、この実施形態においては、レンズの光軸を中心として各位置決め用突起54,54,…を等間間隔に形成したが、必ずしも等間隔に形成する必要はない。また、当該位置決め用突起54,54,…の数は、3つに限らず、これ以外の複数個としてもよい。
そして、各位置決め用突起54,54,…を各位置決め用貫通孔78,78,…に挿通させ易くするために、例えば図8に示すように、当該位置決め用突起54,54,…の先端部分の基準面56側に傾斜面56aを設け、つまり当該先端部分をテーパ状に形成してもよい。また、これに代えて、当該各位置決め用突起54,54,…を若干外側に向けて反らせることによって、各位置決め用貫通孔78,78,…への挿入を容易にするための言わば挿入補助手段を形成してもよい。
さらに、各位置決め用突起54,54,…の基準面56,56,…を、レンズの光軸側(内側)に形成したが、これとは反対側に形成してもよい。
また、スペーサ110および110と案内用貫通孔76および76とによって案内手段を形成したが、例えば溝を利用する等のように他の構造によって当該案内手段を形成してもよい。
そして、押圧用突起26,26,…と傾斜突条60,60,…とから成るカム機構によって移動手段を形成したが、これに限らない。例えば、ネジ送り等の他の構造を利用して、当該移動手段を形成してもよい。
なお、この実施形態で説明した内容は、飽くまでこの発明を実現するための一例であり、この発明を限定するものではない。
この発明の一実施形態の組立要領を示す図解図である。 同実施形態におけるフォーカスリングの構造を示す図である。 同実施形態におけるフロントの構造を示す図である。 同実施形態の組立完成後の構造を示す図である。 同実施形態におけるフロントの位置決め用突起とマウントとの位置関係を示す図解図である。 同実施形態におけるホルダの構造を示す図である。 同実施形態におけるホルダの位置決め用貫通孔を拡大して示す図解図である。 同実施形態におけるフロントの位置決め用突起の別例を示す図解図である。
符号の説明
10 バックフォーカス調整機構
12 フォーカスリング
14 フロント
16 ホルダ
18 プリント配線板
26 押圧用突起
54 位置決め用突起
60 傾斜突条
68 素子収容部
76 案内用貫通孔
78 位置決め用貫通孔
110 スペーサ

Claims (2)

  1. マウントに固定されるレンズのバックフォーカスに基づいて該レンズから撮像素子までの距離を調整するバックフォーカス調整機構において、
    上記マウントを有する基部手段と、
    上記撮像素子を保持する保持手段と、
    上記撮像素子の中心が上記レンズの光軸に一致するように該光軸に直角な方向において上記基部手段に対する上記保持手段の位置決めを行う位置決め手段と、
    上記光軸に沿う方向に上記保持手段を移動させる移動手段と、
    上記位置決め手段とは別個に設けられ上記移動手段による上記保持手段の移動方向を案内する案内手段と、
    を具備し、
    上記位置決め手段は、上記基部手段および上記保持手段の一方に設けられ上記光軸に沿う方向に突出した複数の突出部と、上記基部手段および上記保持手段の他方に設けられ上記複数の突出部に個別に対応すると共に対応する該突出部が挿入される複数の挿入孔と、を含み、
    上記複数の突出部は上記光軸を中心とする円の円周方向に沿って設けられ、
    上記複数の挿入孔もまた上記円の円周方向に沿って設けられ、
    上記複数の突出部のそれぞれは上記円に倣いかつ上記光軸に対して平行な基準面を有し、
    上記複数の挿入孔のそれぞれは対応する上記突出部の上記基準面に倣って接触する周縁部分を有すること、
    を特徴とする、バックフォーカス調整機構。
  2. 上記複数の突出部は上記基部手段に設けられており、
    上記マウントは上記光軸を中心として螺旋状に形成され上記レンズ側の第1ネジ部と螺合される第2ネジ部を有する、
    請求項1に記載のバックフォーカス調整機構。
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