JP5228691B2 - 光学機器のマウント構造及び光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、光学機器のマウント構造及び光学機器に関するものである。
カメラとレンズ鏡筒とを接続するマウント機構には、これらの間で電気通信を可能にするための電気接点が設けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−361898号公報
従来のマウント機構において、電気接点は、接点を支持する支持部材から突き出して設けられており、他の部材に接触して損傷する可能性がある。
本発明の課題は、電気接点を保護することができる光学機器のマウント構造及び光学機器を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、筐体に形成されたマウント開口の内径側に突き出して形成され、被写体光を通過させる開口部を有し、被写体側を向いた面部が前記被写体光の進行方向に略直交して設けられた開口規定部材と、前記開口規定部材の前記面部から前記被写体側に突き出して設けられた通信部と、前記開口規定部材の前記面部における前記通信部と前記開口部との間の領域から前記被写体側に突き出して設けられた突出部と円環状に形成され、前記筐体に形成されたマウント開口の周縁部に沿って設けられ、前記開口規定部材の前記面部よりも前記被写体側に配置された環状部材と、を備え、前記環状部材の内周縁部と前記突出部の先端部とに実質的な剛体を渡した場合に、前記電気接点の先端部が前記実質的な剛体に接触しないように前記突出部及び前記電気接点の突出高さを設定したこと、を特徴とする光学機器のマウント構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光学機器のマウント構造において、前記通信部は電気接点を含み、前記電気接点は、前記開口部の縁部と略平行に複数個が隣接して設けられ、前記突出部は、前記複数個の電気接点とほぼ平行に延在して形成された1つの突条であること、を特徴とする光学機器のマウント構造である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の光学機器のマウント構造において、当該光学機器に締結される締結対象物のうち締結時に前記環状部材の内径側に挿入される部位における最も径方向寸法が大きい部分を、前記環状部材の内周縁部と前記突出部の先端部とに渡した場合に、前記電気接点の先端部が前記締結対象物に接触しないように前記突出部及び前記電気接点の突出高さを設定したこと、を特徴とする光学機器のマウント構造である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光学機器のマウント構造において、前記開口規定部材に形成された前記開口部が円形であること、を特徴とする光学機器のマウント構造である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の光学機器のマウント構造において、前記突出部の前記通信部に対向する面部に光の反射を抑制する反射抑制加工が施されていること、を特徴とする光学機器のマウント構造である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光学機器のマウント構造に対して着脱可能な被マウント構造を備えた光学機器であって、前記通信部と対向配置されることにより通信可能な被通信部と、前記マウント構造に、前記被マウント構造がマウントされる際に、前記突出部を収納する収納部と、を有することを特徴とする光学機器である。
本発明によれば、電気接点を保護することができる光学機器のマウント構造及び光学機器を提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明を適用した光学機器のマウント構造の実施形態を含むカメラについて説明する。
図1は、実施形態のカメラを含むシステムを示す斜視図である。
図2は、図1に示すカメラシステムに含まれるレンズ鏡筒を示す斜視図である。
図3は、図1に示すカメラシステムに含まれるカメラボディとレンズ鏡筒との装着時の動作を示す図である。
カメラボディ1は、このカメラボディ1に着脱可能に装着されるレンズ鏡筒2とともにカメラシステムを形成している。
カメラボディ1は、筐体10、マウント部20等を備えている。
筐体10は、カメラボディ1の外観面を形成する部分であり、例えば、金属材料や合成樹脂材料によって略直方体の箱形に形成されている。
筐体10の前面部には、正面視で円形の開口部(以下、筐体開口部11と称する)が形成されている(図3参照)。レンズ鏡筒2からカメラボディ1に向けて進行する被写体光は、この筐体開口部11を通過して図示しない撮像素子に導かれる。なお、カメラボディ1の前面部とは、カメラボディ1の各面部のうち、撮影時に被写体に対向する面部を意味するものとする。
マウント部20は、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とを接続するマウント機構の一方を形成するものである。
マウント部20は、マウント基部21、前飾り環22、爪部23、基準面規定部24、係合溝25、ラッチピン26、電気接点27、突出部28等を備えたバヨネット式のマウントである。
マウント基部21は、例えば、黒色系の色の合成樹脂材料によって形成された板状の部材であり、筐体10の内側面に固定されている。マウント基部21は、筐体10の正面部に形成された筐体開口部11の周縁部から、その内径側につば状に突き出して設けられ、その中央部には、被写体光が通過するマウント開口部21aが形成されている。このマウント開口部21aは、円形に形成されており、固定式の絞り部として機能させることもできる。
前飾り環22は、筐体開口部11の周縁部に沿って延在する円環状の部材であり、例えば、金属材料によって形成されている。前飾り環22は、マウント基部21にビスV1によって固定されている。前飾り環22は、筐体開口部11の周縁部を外部から視認できない状態とすることによって、カメラボディ1の外観品質を向上させる機能を有する。
爪部23は、カメラボディ1にレンズ鏡筒2が装着された状態において、後述するレンズ鏡筒2のマウント部50に備えられた爪部52に機械的に係合することによって、カメラボディ1とレンズ鏡筒2との光軸方向への相対移動を制限するものである。
爪部23は、前飾り環22の内周面から前飾り環22の内径側に突き出して形成され、光軸周りに略等しい間隔で、例えば、3つが設けられている。
基準面規定部24は、例えば、金属材料によって円環状に形成された板状の部材であり、マウント基部21にビスV2によって固定されている。基準面規定部24は、正面視で前飾り環22の内径側に配置されている。基準面規定部24における光軸方向被写体側を向いた面部は、フランジバック長を規定する基準面部として機能する。
係合溝25は、マウント基部21に形成された溝部であり、基準面規定部24の内周縁部に沿って延在し、その中心は、光軸Aと略一致している。
ラッチピン26は、基準面規定部24から光軸方向被写体側に突き出して形成されている。このラッチピン26は、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態で、レンズ鏡筒2のマウント部50に設けられたラッチ孔54(図2参照)に嵌合することによって、レンズ鏡筒2とカメラボディ1との光軸周りの相対回転を制限する。
ラッチピン26は、マウント基部21から突出した突出位置(図1参照)と、マウント基部21に収容された収容位置との間を移動可能になっており、図示しないバネによって突出位置に付勢されている。筐体10の前面部には、ラッチピン操作ボタン26aが設けられており、このラッチピン操作ボタン26aを押し込むことによってラッチピン26を収容位置に移動させることができる。
電気接点27は、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とを電気的に接続するものであり、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態で、レンズ鏡筒2のマウント部50に備えられた電気接点55(図2参照)に接触する。電気接点27は、マウント開口部21aの周縁部に平行に複数(本実施形態では、例えば、9個)が隣接して配列されている。カメラボディ1は、これらの接点の一部を用いてレンズ鏡筒2に電力を供給し、接点の他部を用いてレンズ鏡筒2と電気通信を行う。
電気接点27は、ピン状に形成され、マウント基部21の光軸方向被写体側を向いた面部における係合溝25よりも内径側の領域から光軸方向被写体側に突き出して設けられている。電気接点27は、マウント基部21から突出した突出位置と、マウント基部21に収容された収容位置との間を移動可能な可動接点であり、図示しないバネによって突出位置に付勢されている。
突出部28は、電気接点27を保護するものであり、マウント基部21の光軸方向被写体側(レンズ鏡筒2側)を向いた面部における複数の電気接点27とマウント開口部21aとの間の領域から光軸方向被写体側に突き出して設けられている。突出部28は、マウント基部21と一体に形成され、その色は、黒色系となっている。
ここで、複数(9個)の電気接点27は、マウント基部21のマウント開口部21aの開口縁部に平行に配列され、個々の電気接点の間に隙間が形成されている。これに対し、突出部28は、これらの電気接点27及びマウント開口部21aの開口縁部と平行に延在する1つの突条であり、複数の電気接点27に対向する面部は、連続面になっている。また、突出部28の電気接点27に対向する面部28a(図3(a)参照)は、微細な凹凸が形成された凹凸面になっており、光の反射を抑制することができるようになっている。
次に、レンズ鏡筒2の構成について説明する。
レンズ鏡筒2は、カメラボディ1に着脱可能に装着されるカメラ用アクセサリの一例であり、鏡筒本体部30、撮影レンズ40、マウント部50等を備えている。
鏡筒本体部30は、例えば、合成樹脂材料によって円筒形状に形成されたレンズ鏡筒2の筐体である。
撮影レンズ40は、カメラボディ1に備えられた撮像素子に被写体光を導く光学系であり、鏡筒本体部30の内部に収容されている。撮影レンズ40は、複数のレンズ群によって形成され、ズームレンズやフォーカスレンズを含んでいる。
マウント部50は、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とを締結するマウント機構の他方を形成するものであり、鏡筒本体部30の光軸方向カメラボディ側の端部に設けられている。なお、図1を含む各図面に示すレンズ鏡筒2は、カメラボディ1に装着可能なレンズ鏡筒の一例であり、カメラボディ1は、このレンズ鏡筒2と実質的に同じ構成のマウント部を備えた複数種類のレンズ鏡筒が選択的に装着可能になっている。
レンズ鏡筒2のマウント部50は、カメラボディ1のマウント部20に対応した形状を有しており、マウント基部51、爪部52、係合突起53、ラッチ孔54、電気接点55、凹部56等を備えている(係合突起53、ラッチ孔54、電気接点55、凹部56は、図2参照)。
マウント基部51は、鏡筒本体部30の光軸方向カメラボディ側の開口部を閉塞する円板状の部分であり、その中央部には、被写体光を通過させるための開口部が形成されている。
爪部52は、マウント基部51の外周面からレンズ鏡筒2の径方向外側に突き出して形成されている。爪部52は、光軸周りに略等しい間隔で、例えば、3つが設けられている。爪部52は、光軸Aを中心とした周方向に延在して設けられ、その先端面は、円筒面の一部(円弧面)を形成している。上述のマウント基部51と爪部52とは、例えば、合成樹脂材料によって一体に形成された実質的な剛体である。
係合突起53は、マウント基部51の光軸方向カメラボディ側を向いた面部からカメラボディ1側に突き出して形成された円環状の部分であり、その中心は、光軸Aと略一致している。係合突起53は、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態において、カメラボディ1のマウント部20に備えられた係合溝25に嵌合する。
係合突起53と係合溝25との間には、上記嵌合状態でこれらの摺動を許容する程度の微小な隙間のみが形成され、レンズ鏡筒2とカメラボディ1との光軸周りの相対回転を許容する一方で、レンズ鏡筒2とカメラボディ1との径方向の相対移動を制限する。このように、係合突起53と係合溝25とは、協働してカメラボディ1に対するレンズ鏡筒2の径方向の装着位置を規定する位置決め機構として機能する。
ここで、マウント基部51におけるカメラボディ1側を向いた面部のうち、係合突起53よりも外径側の領域は、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態でカメラボディ1のマウント部20に設けられた基準面規定部24に当接するようになっており、レンズ鏡筒2における基準面部として機能する。
ラッチ孔54は、カメラボディ1のマウント部20に備えられたラッチピン26が挿入される部分であり、マウント基部51の光軸方向カメラボディ側を向いた面部に形成されている。
電気接点55は、マウント基部51に固定された固定接点であり、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態において、カメラボディ1のマウント部20に備えられた電気接点27に接触する位置に設けられている。電気接点55は、係合突起53の内径側に配置され、光軸Aを中心とする周方向に複数個(本実施形態では、例えば、9個)が配列されている。
凹部(溝)56は、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とが接続された状態で、前述したカメラボディ1のマウント部20に設けられた突出部28を収容する部分である。凹部56は、マウント基部51のカメラボディ側を向いた面部に形成され、光軸Aを中心とする周方向に延在している。
本実施形態のカメラシステムは、レンズ鏡筒2をカメラボディ1に装着する際、基準面部同士が接触した状態でカメラボディ1とレンズ鏡筒2とを光軸周りに相対回転させる。したがって、凹部56の周方向の長さは、突出部28の周方向の長さよりも長く設定され、上述した相対回転時には、突出部28が凹部56に収納された状態で凹部56の内部を移動するようになっている。
次に、レンズ鏡筒2をカメラボディ1に装着する際の手順について説明する。
カメラシステムのユーザは、まずカメラボディ1とレンズ鏡筒2とを光軸方向に相対移動させて接近させる。そして、カメラボディ1の前飾り環22の内径側にレンズ鏡筒2のマウント基部51を挿入して、互いの基準面同士を当接させる。このとき、レンズ鏡筒2の各爪部52は、カメラボディ1の各爪部23の間をそれぞれ通過する。また、カメラボディ1のラッチピン26及び電気接点27は、レンズ鏡筒2のマウント基部51に押圧されてそれぞれ収容位置に移動する。
次いで、爪部23、52同士の光軸周りの位置が重なるようにレンズ鏡筒2とカメラボディ1とを光軸周りに相対回転させる。これによって、ラッチピン26がラッチ孔54に嵌合し、カメラボディ1とレンズ鏡筒2との締結が完了する。また、この相対回転によって、電気接点27、55は、互いに摺動しながら接触状態となる。
そしてレンズ鏡筒がカメラボディに装着完了されると、電気接点27,55は互いに対向配置されて、両者間での通電及び信号通信が可能な状態となる。
次に、カメラボディ1に設けられた電気接点27及び突出部28の突出高さについて、図3及び図4を用いて説明する。
この図3(a),(b),(c)は、レンズ鏡筒2をカメラボディ1に装着する際にレンズ鏡筒2を光軸Aに平行に移動したときの動作を示している。図3(a)は、レンズ鏡筒2がカメラボディに装着される直前の状態を示し、図3(b)は、装着された状態を示し、図3(c)は、図3(b)における部分Pの拡大図を示す。図3(b)の装着された状態ではボディ側の爪23とレンズ側の爪52、各3か所が係合してレンズがボディから抜けないようになっている。また、図4(a)は、実施形態のカメラボディ1に対してレンズ鏡筒2を斜めに傾けて移動したときの動作を、図4(b)は、比較形態のカメラボディ101に対してレンズ鏡筒2を斜めに傾けて移動したときの動作を示している。
なお、図4(b)に示す比較形態のカメラボディ101は、マウント基部121に突出部28に相当するものが形成されていない以外は、実施形態のカメラボディ1と実質的に同じものであるので、その説明を省略する。
ここで、前述したように本実施形態のカメラシステムは、カメラボディ1の前飾り環22の内径側にレンズ鏡筒2のマウント基部51を挿入する必要があるが、ユーザが操作を誤る等して、図4に示すようにレンズ鏡筒2が傾いた状態となる可能性がある。
このような場合、比較形態のカメラボディ101のようにマウント基部121に突出部が形成されていないとすると、例えば、レンズ鏡筒2のマウント部50のうち、最も径方向寸法が大きい部分である爪部52の先端部が電気接点27に接触し(図4(b)参照/図4(b)は爪部52より電気接点27が押し込まれている状態を示す図)、電気接点27の表面を損傷する可能性がある。また、爪部52が隣接した電気接点27の間に挿入され、電気接点27に対して突出方向に交差する方向(横方向)の荷重が加って電気接点27を破損する可能性がある。
これに対し、本実施形態のカメラボディ1のマウント部20には、電気接点27に隣接して突出部28が設けられている。そして、電気接点27及び突出部28の突出高さは、前飾り環22の内周縁部と突出部28の先端部との間にレンズ鏡筒2の爪部52を渡した場合(図4(a)参照)に、電気接点27と爪部52とが接触しないように設定されている。
したがって、仮に図4(a)に示すようにレンズ鏡筒2を光軸Aに対して斜めにして前飾り環22の内径側に挿入したとしても、爪部52は、前飾り環22及び突出部28の少なくとも一方に接触し電気接点27には接触しないので、電気接点27の保護を図ることができる。
なお、突出部28は、図3(c)に示す如く、断面形状で28a,28b,28cの面を備えており、一方レンズ側の凹部56は、レンズがカメラボディに装着された際にこれら各面28a,28b,28cにそれぞれ対向配置される面56a,56b,56cを備えている。
なお、図3に示す本実施形態の突出部28は、電気接点27よりもマウント基部21からの突出高さが高くなっているが、前飾り環22の内周縁部と突出部28の先端部とにレンズ鏡筒2の爪部52を渡したときに電気接点27がこの爪部52に接触しなければ、これらの突出高さはこれに限定されず、例えば、電気接点27の方が突出部28よりも突出高さが高くてもよいし、また、これらの突出高さが同じであってもよい。
本実施形態のカメラボディ1は上述した効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)金属材料によって形成された電気接点27は、その表面が光沢面になっているので、入射光が乱反射し、この乱反射光が被写体光の光路内に進行する可能性があるが、本実施形態のカメラボディ1は、電気接点27とマウント開口部21a(被写体光の光路)との間に突出部28を設けた。そしてレンズ装着時にレンズ側の凹部56とボディ側の突出部28が入れる状態となるので、電気接点27からの乱反射光が光路内に進行することを抑制できる。
(2)突出部28をひとつの突条とし、複数の電気接点27に対向する面部を連続面としたので、電気接点27からの乱反射光を確実に遮蔽できる。
(3)突出部28を黒色の材料で形成したので、光を吸収でき、電気接点27からの乱反射光を確実に遮蔽できる。
(4)突出部28における電気接点27に対向する面部に微細な凹凸を設けたので、電気接点27からの乱反射光がさらに突出部28で乱反射することを抑制できる。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であって、これらも本発明の技術的範囲内に含まれる。
(1)実施形態において、電気接点及び突出部の高さは、レンズ鏡筒のマウント部に設けられた爪部の先端部(円筒面)が前飾り環及び突出部に接触したときに、爪部が電気接点に接触しないように設定したが、これに限らず、前飾り環及び突出部に平坦な部材を渡したときに電気接点が当該部材に接触しないようにしてもよい。
(2)実施形態において、電気接点を保護する突出部は、カメラ側マウントに設けられたが、これに限らず交換レンズ鏡筒等のカメラボディに対して装着可能なカメラ用アクセサリ側に設けてもよい。
(3)実施形態において、突出部は開口規定部に一体に設けられた樹脂成型品であったが、これに限らず、開口規定部と別部材としてもよい。また、突出部を形成する材料は、合成樹脂材料に限られず、例えば、金属等の他の材料であってもよい。
(4)実施形態において、開口規定部に形成される開口部は、円形であったが、これに限らず、例えば、矩形状等の他の形状であってもよい。
(5)信号通信部としての接点27,55の構造は、電気接点に限られるものではなく、光通信方式の通信構造(例えば赤外線方式の通信構造)を採用しても良い。この場合においては、接点27,55に代えて、送信部、受信部を設けることになる。そしてこの場合に、突出部28は、これら送信部又は受信部の保護部材としての役割をもつだけでなく、被写体光の一部が迷光となって、光通信に悪影響を及ぼすことを防止する役割も果たすことができる。
実施形態のカメラシステムを示す斜視図である。 図1に示すカメラシステムに含まれるレンズ鏡筒の斜視図である。 図1に示すカメラシステムに含まれるカメラボディとレンズ鏡筒との装着時の動作を示す図である。 カメラボディとレンズ鏡筒との装着時の動作を示す図である。
符号の説明
1 カメラボディ : 2 レンズ鏡筒 : 20 マウント部 : 21 マウント基部 : 21a マウント開口 : 22 前飾り環 : 27 電気接点 : 28 突出部

Claims (6)

  1. 筐体に形成されたマウント開口の内径側に突き出して形成され、被写体光を通過させる開口部を有し、被写体側を向いた面部が前記被写体光の進行方向に略直交して設けられた開口規定部材と、
    前記開口規定部材の前記面部から前記被写体側に突き出して設けられた通信部と、
    前記開口規定部材の前記面部における前記通信部と前記開口部との間の領域から前記被写体側に突き出して設けられた突出部と、
    円環状に形成され、前記筐体に形成されたマウント開口の周縁部に沿って設けられ、前記開口規定部材の前記面部よりも前記被写体側に配置された環状部材と、
    を備え、
    前記環状部材の内周縁部と前記突出部の先端部とに実質的な剛体を渡した場合に、前記電気接点の先端部が前記実質的な剛体に接触しないように前記突出部及び前記電気接点の突出高さを設定したこと、
    を特徴とする光学機器のマウント構造。
  2. 請求項1に記載の光学機器のマウント構造において、
    前記通信部は電気接点を含み、
    前記電気接点は、前記開口部の縁部と略平行に複数個が隣接して設けられ、
    前記突出部は、前記複数個の電気接点とほぼ平行に延在して形成された1つの突条であること、
    を特徴とする光学機器のマウント構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光学機器のマウント構造において、
    当該光学機器に締結される締結対象物のうち締結時に前記環状部材の内径側に挿入される部位における最も径方向寸法が大きい部分を、前記環状部材の内周縁部と前記突出部の先端部とに渡した場合に、前記電気接点の先端部が前記締結対象物に接触しないように前記突出部及び前記電気接点の突出高さを設定したこと、
    を特徴とする光学機器のマウント構造。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光学機器のマウント構造において、
    前記開口規定部材に形成された前記開口部が円形であること、
    を特徴とする光学機器のマウント構造
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の光学機器のマウント構造において、
    前記突出部の前記通信部に対向する面部に光の反射を抑制する反射抑制加工が施されていること、
    を特徴とする光学機器のマウント構造
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光学機器のマウント構造に対して着脱可能な被マウント構造を備えた光学機器であって、
    前記通信部と対向配置されることにより通信可能な被通信部と、
    前記マウント構造に、前記被マウント構造がマウントされる際に、前記突出部を収納する収納部と、
    を有することを特徴とする光学機器。
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