JP2005233570A - アルミニウム製熱交換器 - Google Patents

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和彦 遊佐
Noriyuki Ishii
紀之 石井
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Abstract

【課題】 タンク本体とヘッダプレートとの間にロウ付け不良が発生するのを防止する。
【解決手段】 本発明に係るアルミニウム製熱交換器は、チューブ及びフィンから成るコア21と、コア21の端部に設けられるタンク22とを備えたアルミニウム製熱交換器であって、タンク22は、前記チューブの端部が挿通するヘッダプレート23と、ヘッダプレート23に嵌着されるタンク本体24と、タンク本体24の端部を閉塞する端板34とを備え、ヘッダプレート23の側縁部には接合部25が折曲形成され、タンク本体24の側縁部30はその接合部25を外側から覆うように形成され、ヘッダプレート23は両面共にロウ材により構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車、建設機械等において使用されるアルミニウム製熱交換器に関する。
近年、自動車、建設機械等において、小型軽量化、コスト低減、リサイクル性の向上等を図るため、アルミニウム製熱交換器が使用されている。
この種の従来のアルミニウム製熱交換器は、図7及び図8に示されているように、チューブ及びフィン(いずれも図示せず)から成るコア1と、コア1の端部に設けられるタンク2とから構成されており、タンク2は、さらに、前記チューブが挿通可能なヘッダプレート3と、ヘッダプレート3に嵌着可能なタンク本体4と、タンク本体4の端部を閉塞する端板5とから構成されている。
ヘッダプレート3には、その両側縁部をそれぞれコア1の反対方向に折曲することにより側壁部6が形成されており、その各側壁部6の両端部にはそれぞれ切り欠き7が形成されている。また、ヘッダプレート3の基板部分8には複数のスリット状の通孔9がバーリング加工により形成されており、これらの通孔9に前記チューブの端部が挿通することにより、該チューブとタンク2とが連通するようになっている。
タンク本体4は、両側縁部がそれぞれコア1側に折曲された樋状を成しており、側板部10がヘッダプレート3の側壁部6の内面側に嵌着可能なように形成されている。また、これらの各側板部10には、ヘッダプレート3の切り欠き7に対応する位置にそれぞれ切り欠き11が形成されており、さらに、タンク本体4の天板部分12の両端部には係合孔13が穿設されている。
端板5は平板状を成しており、各切り欠き7,11及び係合孔13に対応する位置に周縁部からそれぞれ突片14,15が突設されており、突片14は切り欠き7,11に係合し、突片15は係合孔13に係合するようになっている。
また、ヘッダプレート3、タンク本体4、及び端板5には、それぞれ、外面側にロウ材が使用されていると共に、内面側に亜鉛の含有率の高い犠牲材が使用されており、内面側からの腐食を防止するようになっている。
そして、このようなアルミニウム製熱交換器を製造する場合、先ず、ヘッダプレート3の通孔9に前記チューブの端部を挿通し、該チューブの間に前記フィンを配設すると共に、ヘッダプレート3にタンク本体4を嵌着し、組み立てる。その後、高温の炉内において、その組み立てた熱交換器の各接合部のロウ材を溶融し、一体的にロウ付け固定する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−304488号公報
しかしながら、上記した従来のアルミニウム製熱交換器では、図4に示すように、炉内において熱交換器を横向きにした状態でロウ付け作業を行った場合、タンク本体4の上側の側板部10が特に支持されていないため、その端部が内側(図4の下方)に倒れ、その側板部10とヘッダプレート3の側壁部6との間に隙間があき、タンク本体4とヘッダプレート3との間のロウ付けに不良が発生するといった問題があった。そして、この問題は、特に、大型の熱交換器のように、タンク2の重量が大きい場合には、顕著であった。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、タンク本体とヘッダプレートとの間にロウ付け不良が発生するのを防止することのできるアルミニウム製熱交換器を提供しようとするものである。
本発明に係るアルミニウム製熱交換器は、チューブ及びフィンから成るコア21と、コア21の端部に設けられるタンク22とを備えたアルミニウム製熱交換器であって、タンク22は、前記チューブの端部が挿通するヘッダプレート23と、ヘッダプレート23に嵌着されるタンク本体24と、タンク本体24の端部を閉塞する端板34とを備え、ヘッダプレート23の側縁部には接合部25が折曲形成され、タンク本体24の側縁部30はその接合部25を外側から覆うように形成され、ヘッダプレート23は両面共にロウ材により構成されていることを特徴とする。
そして、好ましくは、ヘッダプレート23の接合部25はコア21側に折曲され、形成されている。
また、タンク本体24の側縁部30にはヘッダプレート23の接合部25を覆うように拡幅部31が形成されていてもよい。
さらに、タンク本体24の側縁部30は、ヘッダプレート23の接合部25にかしめ可能なように形成されていてもよい。
さらにまた、ヘッダプレート23に接合部25を形成させるための折曲部35には、少なくとも端板34を取り付ける部位に凹部36が傾斜状に形成されていてもよく、さらに、タンク本体24に拡幅部31を形成させるための折曲部37には、少なくとも端板34を取り付ける部位に凹部38が傾斜状に形成されていてもよい。
本発明によれば、熱交換器を横向きにした状態でロウ付け作業を行ったとしても、タンク本体の側縁部がヘッダプレートの接合部に支持されるため、熱交換器の大きさに拘らず、タンク本体の側縁部とヘッダプレートの接合部との間に隙間があくことはない。したがって、タンク本体とヘッダプレートとの間のロウ付けに不良が発生するおそれはなく、製品の信頼性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器の要部を示す断面図である。
このアルミニウム製熱交換器には、チューブ及びフィン(いずれも図示せず)から成るコア21の端部にタンク22が設けられており、タンク22には、前記チューブが挿通可能なヘッダプレート23と、ヘッダプレート23に嵌着可能なタンク本体24と、タンク本体24の端部を閉塞する端板34とから構成されている。
そして、ヘッダプレート23の両側縁部にはそれぞれコア21側に折曲された接合部25が形成されており、ヘッダプレート23の基板部分26には複数のスリット状の通孔27がバーリング加工により形成されている。そして、これらの通孔27に前記チューブの端部が挿通することにより、該チューブとタンク22とが連通するようになっている。また、ヘッダプレート23には、内外両面共にロウ材が使用されており、このうち、少なくとも内面28側には、亜鉛入りの犠牲効果を有するロウ材が使用されており、内面28側からの腐食を防止できるようになっている。
タンク本体24は、両側がそれぞれコア1側に折曲された樋状を成しており、側板部29の側縁部30にはヘッダプレート23の接合部25を覆うように拡幅部31が形成されている。また、その側縁部30の先端はヘッダプレート23の接合部25よりコア21側に延出しており、ヘッダプレート23の接合部25にかしめ可能なように形成されている。そして、タンク本体24には、それぞれ、外面32側にロウ材が使用されていると共に、内面33側に亜鉛の含有率の高い犠牲材が使用されており、内面33側からの腐食を防止できるようになっている。
次に、本実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器を製造する手順について説明する。
先ず、ヘッダプレート23の通孔27に前記チューブの端部を挿通し、該チューブの間に前記フィンを配設する。そして、ヘッダプレート23にタンク本体24を嵌着させ、タンク本体24の両端部をそれぞれ端板34により閉塞させ、タンク本体24の側縁部30の先端をヘッダプレート23の接合部25にかしめる。このように、かしめることにより、治具を使用することなく、熱交換器の組立作業を行うことができるので、作業の簡素化を図ることができる。
その後、このように組み立てた熱交換器を、高温の炉内に入れ、各接合箇所のロウ材を溶融させ、一体的にロウ付け固定する。この時、炉内において熱交換器を横向きにした状態でロウ付け作業を行ったとしても、タンク本体24の上側の側縁部30はヘッダプレート23の接合部25に支持されているため、その端部が内側(図1の下方)に倒れ、タンク本体24の側縁部30とヘッダプレート23の接合部25との間に隙間があくことはない。そして、このことは、タンク22の重量の大きい大型の熱交換器であっても同じである。したがって、熱交換器の大きさに拘らず、タンク本体24とヘッダプレート23との間のロウ付けに不良が発生するおそれはなく、製品の信頼性の向上を図ることが可能となる。
なお、上記実施の形態において、ヘッダプレート23の接合部25は側縁部をコア21側に折曲することにより形成されているが、図2に示されているように、側縁部をコア21と反対方向に折曲することにより形成させてもよい。
また、タンク本体24の側縁部30は、上記した形状に限定されるものではなく、例えば、図3に示すように、側板部29の側縁部30を拡幅せずにヘッダプレート23の接合部25を覆うように形成させる等、各種変更が可能である。
さらに、図1に示した上記実施の形態の変形例として、図4及び図5に示すように、タンク本体24に拡幅部31を形成させるための折曲部35において、少なくとも端板34を取り付ける部位に凹部36を傾斜状に形成させたり、或いは、図3に示した変形例のさらに変形例として、図6に示すように、ヘッダプレート23に接合部25を形成させるための折曲部37において、少なくとも端板34を取り付ける部位に凹部38を傾斜状に形成させたりしてもよい。これらの場合には、端板34のヘッダプレート側コーナ部39が単純な三角形状となり、その尖り形状が緩和され、加工が容易になるため、そのコーナ部39とタンク本体24及びヘッダプレート23とを整合させ易くなる。したがって、端板34のヘッダプレート側コーナ部39とタンク本体24及びヘッダプレート23との間に隙間が生じるおそれがなくなり、ロウ付け不良の発生をより確実に防止することができるようになる。
本発明の実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器の別の例の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器のさらに別の例の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器のさらに別の例におけるタンク本体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器のさらに別の例の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るアルミニウム製熱交換器のさらに別の例の要部を示す断面図である。 従来例を示す斜視図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
21 コア
22 タンク
23 ヘッダプレート
24 タンク本体
25 接合部
30 側縁部
31 拡幅部
34 端板
35 折曲部
36 凹部
37 折曲部
38 凹部

Claims (6)

  1. チューブ及びフィンから成るコアと、該コアの端部に設けられるタンクとを備えたアルミニウム製熱交換器であって、
    前記タンクは、前記チューブの端部が挿通するヘッダプレートと、該ヘッダプレートに嵌着されるタンク本体と、該タンク本体の端部を閉塞する端板とを備え、
    前記ヘッダプレートの側縁部には接合部が折曲形成され、前記タンク本体の側縁部はその接合部を外側から覆うように形成され、前記ヘッダプレートは両面共にロウ材により構成されていることを特徴とするアルミニウム製熱交換器。
  2. 前記ヘッダプレートの接合部は前記コア側に折曲され、形成されている請求項1に記載のアルミニウム製熱交換器。
  3. 前記タンク本体の側縁部には前記ヘッダプレートの接合部を覆うように拡幅部が形成されている請求項1又は2に記載のアルミニウム製熱交換器。
  4. 前記タンク本体の側縁部は、前記ヘッダプレートの接合部にかしめ可能なように形成されている請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載のアルミニウム製熱交換器。
  5. 前記ヘッダプレートに接合部を形成させるための折曲部には、少なくとも前記端板を取り付ける部位に凹部が傾斜状に形成されている請求項2に記載のアルミニウム製熱交換器。
  6. 前記タンク本体に拡幅部を形成させるための折曲部には、少なくとも前記端板を取り付ける部位に凹部が傾斜状に形成されている請求項3に記載のアルミニウム製熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009008299A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Calsonic Kansei Corp 熱交換器のタンク構造
WO2012120059A1 (de) * 2011-03-08 2012-09-13 Behr Gmbh & Co. Kg Sammelrohr, wärmetauscher und verfahren zum herstellen eines sammelrohres

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