JP2008224151A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産設備の簡略化と加締めによる製品不良の発生防止が可能であり、ろう付け前のヘッダプレートとヘッダカバーとの組立操作を容易化でき、かつ、設計の自由度向上も可能な、熱交換器のヘッダ構造を提供する。
【解決手段】熱交換器のヘッダが、チューブの端部が接続されるヘッダプレートと、一方側に向けて開口されたヘッダカバーを有し、ヘッダプレートがヘッダカバーの開口部から挿入されてヘッダプレートの両側縁部がヘッダカバーに嵌着されることにより、ヘッダの横断面閉構造が形成され、ヘッダカバーの少なくとも一方の側縁部が、ヘッダプレートの挿入方向に対して、ヘッダプレートの側縁部を案内する傾斜面を有することを特徴とする熱交換器。
【選択図】図3
【解決手段】熱交換器のヘッダが、チューブの端部が接続されるヘッダプレートと、一方側に向けて開口されたヘッダカバーを有し、ヘッダプレートがヘッダカバーの開口部から挿入されてヘッダプレートの両側縁部がヘッダカバーに嵌着されることにより、ヘッダの横断面閉構造が形成され、ヘッダカバーの少なくとも一方の側縁部が、ヘッダプレートの挿入方向に対して、ヘッダプレートの側縁部を案内する傾斜面を有することを特徴とする熱交換器。
【選択図】図3
Description
本発明は、熱交換器に関し、とくにそのヘッダ部の構造に関する。
従来の熱交換器のヘッダ構造として、図5に示すように、横断面を円弧状に形成したタンク構成部材(ヘッダカバー)101と、チューブ102が接続されるチューブ取付部材(ヘッダプレート)103とを組み合わせた構成のヘッダ104が知られている(特許文献1)。このヘッダ104においては、タンク構成部材101とチューブ取付部材103とはろう付けにより接合されるが、タンク構成部材101には、折り曲げ加工された突片状の保持片105が、ヘッダ104の長手方向(図5における紙面と垂直の方向)に複数設けられ、これら保持片105を加締めることでろう付け前の仮固定とする方法が採用されている。
また、従来の別の熱交換器のヘッダ構造として、ヘッダプレートの側縁部に接合部を折り曲げ形成し、ヘッダカバーの側縁部に、ヘッダプレートの接合部を外側から覆うように拡幅部を折り曲げ形成し、ヘッダプレートの側縁部とヘッダカバーの側縁部をろう付け接合するようにした構造も知られている(特許文献2)。
特許第3026754号公報
特開2005−233570号公報
ところが、上記特許文献1に開示されている構造では、保持片を加締める工程や設備が必要になるととともに、保持片を加締める際にヘッダの加締め部近傍にゆがみが生じ易く、ろう付け不良の原因となるおそれがある。また、保持片をヘッダの長手方向に所定の間隔で配置する必要があるため、ヘッダ全長が自由に設定できないという問題、保持片の位置を考慮した設計が必要になるため、設計の自由度(汎用性)が低下してしまうという問題がある。さらに、ろう付け性を確保するために、ヘッダープレートとヘッダーカバーの接合部形状を高精度で成形する必要があり、そのため、金型数を追加する必要が生じてしまう。とくに、保持片の設置部に対して金型数を追加する必要が生じる。
また、上記特許文献2に開示されている構造では、ろう付け前に、ヘッダプレートの側縁部とヘッダカバーの側縁部を互いに嵌合させるときに、ヘッダプレートをヘッダカバーに対し相対的に挿入することが必要になるが、この挿入を容易に行うことが比較的困難な構造となっており、結局、互いの嵌合部に高精度が要求されることとなっている。また、ヘッダカバーの側縁部に所定形状の拡幅部を折り曲げ形成しようとすろと、合計3回の曲げ加工が必要となり、曲げ加工のための金型数が多いという問題もある。
そこで本発明の課題は、上記のような実情に鑑み、金型数の低減等を含む生産設備の簡略化と加締めによる製品不良の発生防止が可能であり、ろう付け前のヘッダプレートとヘッダカバーとの組立操作を容易化でき、かつ、設計の自由度向上も可能な、熱交換器のヘッダ構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る熱交換器は、熱交換媒体が流通するチューブと、該チューブの端部が接続されるヘッダを備えた熱交換器において、前記ヘッダは、前記チューブの端部が接続されるヘッダプレートと、一方側に向けて開口されたヘッダカバーを有し、前記ヘッダプレートが前記ヘッダカバーの開口部から挿入されて前記ヘッダプレートの両側縁部が前記ヘッダカバーに嵌着されることにより、前記ヘッダの横断面閉構造が形成され、前記ヘッダカバーの少なくとも一方の側縁部が、前記ヘッダプレートの挿入方向に対して、前記ヘッダプレートの側縁部を案内する傾斜面を有することを特徴とするものからなる。
上記ヘッダプレートのヘッダカバーへの嵌着においては、相対的な嵌着動作が行われればよい。つまり、実際の動作としては、ヘッダプレートを、ヘッダカバーに挿入、嵌着させる方向にヘッダカバーに対して移動させてもよいし、ヘッダカバーを、ヘッダプレートの両縁部外側に嵌着させるようにヘッダプレートに対して移動させてもよい。
このような本発明に係る熱交換器の構造においては、ヘッダカバーの側縁部が、ヘッダプレートの側縁部を案内する傾斜面を有するので、ヘッダプレートをヘッダカバーに挿入する際にヘッダプレートの側縁部が傾斜面に沿って円滑に案内され、ヘッダプレートの側縁部がヘッダカバーの所定部位に容易に精度よく嵌着される。つまり、ヘッダカバーの側縁部、とくにそこに設けた傾斜面が、ヘッダプレートとヘッダカバーとの組み付け用のガイドとして用いられる。この案内時には、後述の如く、ヘッダカバーの側縁部が弾性的に若干拡開され、ヘッダプレートの側縁部が所定の位置に嵌着された後、拡開されていたヘッダカバーの側縁部が弾性復元され、その弾性復元力を利用してヘッダプレートの側縁部に対する所定の嵌着形態が維持される。このような嵌着動作においては、単にヘッダプレートをヘッダカバーに挿入するだけで所定の形態の嵌着が可能になり、いわゆるワンタッチ装着が可能になる。したがって、従来構造のように保持片による加締めを行わなくても、ろう付け前の所定のヘッダ構造の保持が可能となり、ヘッダ構造の簡素化、加締め不要化による生産設備の簡略化、加締めによる製品不良の発生防止が可能になる。また、保持片を所定間隔で設けなくてもよいので、設計上の制約が大幅に緩和され、設計の自由度が向上する。
この本発明に係る熱交換器において、上記傾斜面は、ヘッダカバーの側縁を、ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに切断することにより形成することができる。あるいは、それとは別に、またはそれとともに、上記傾斜面は、ヘッダカバーの側縁部を、ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに曲げることにより形成することもできる。いずれの場合にも、極めて容易に、ヘッダカバーの側縁部に、ヘッダプレートの側縁部を案内する傾斜面が形成される。
また、上記ヘッダカバーの側縁部には、該側縁部を折り曲げることによりヘッダプレートの側縁部を嵌着する空間が形成されていることが好ましい。所定形状の空間が形成されることにより、ヘッダプレートの側縁部は単にヘッダカバーに挿入されるだけで所定位置に精度よく納まり、容易にヘッダカバーの側縁部に対して所定の形態で嵌着され、かつ、その所定の嵌着形態が安定して維持されるようになる。また、所定形状の空間が形成されると、嵌着後にその空間内において多少の隙間が存在していたとしても、その隙間はろう付けによって容易に埋められ、ヘッダカバーとヘッダプレートとの間の良好なろう付け状態が容易に確保される。
このような嵌着用空間が形成される場合、例えば、上記ヘッダカバーの側縁部における折り曲げ部が、ヘッダカバーの外側に向けて折り曲げられた第1折り曲げ部と内側に向けて折り曲げられた第2折り曲げ部を有する形態を採用できる。このような折り曲げ構造は、合計2回の折り曲げ加工で達成できるから、前述の特許文献2における合計3回の折り曲げ加工に比べて折り曲げ加工の回数を低減できるとともに、折り曲げ加工のための金型数も低減できる。各折り曲げ部の折り曲げ方向としては、例えば、上記第1折り曲げ部は、ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに折り曲げ、第2折り曲げ部は、第1折り曲げ部の折り曲げ方向から戻す方向に、ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに折り曲げられればよい。このような折り曲げ加工により、所望の嵌着用空間が容易に形成される。
ヘッダプレート側に関しては、ヘッダプレートの側縁部における上記ヘッダカバーへの嵌着部は、ヘッダプレートの側縁部を折り曲げることにより、容易に所望の形態に形成できる。この場合、ヘッダプレートの側縁部におけるヘッダカバーへの嵌着部は、ヘッダプレートの側縁部を熱交換器コア側に向けて折り曲げることにより形成されることが好ましい。熱交換器コアと反対の側に向けて折り曲げると、ヘッダプレートの側縁部がヘッダカバー側の傾斜面によって案内されづらくなる。また、この嵌着部を形成するための折り曲げ部は、湾曲形状に形成されていると、傾斜面によってより案内されやすくなり、ヘッダプレートの挿入、嵌着動作は一層行いやすくなる。
上記のように、ろう付け前にヘッダプレートの両側縁部がヘッダカバーに所定の形態に嵌着された後に、ヘッダプレートとヘッダカバーがろう付けされ、所定のシール性能を有するヘッダが完成される。このろう付けは、熱交換器コア部とともに、炉内で一括して行われればよい。
このような本発明に係る熱交換器は、とくに凝縮器として好適なものである。また、大量生産の効率化、コストダウンの要求が大きい車両用空調装置に用いられる熱交換器として好適なものである。
本発明に係る熱交換器によれば、ヘッダプレートとヘッダカバーとの組み付けが容易になり、従来構造のように保持片による加締めを行わなくてもろう付け前のヘッダ構造を所定の形態に保持可能であり、ヘッダカバー加工時の曲げ工程(金型数)の低減が可能であり、更に、設計の自由度向上も可能になる。
以下に、本発明の望ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施態様に係る熱交換器を示しており、例えば車両用空調装置用に、例えば凝縮器として使用される熱交換器を示している。図1において、熱交換器1は、一対のヘッダ2と、ヘッダ2間を連通するように平行に配置された熱交換媒体(例えば、冷媒)を流通する複数のチューブ3と、一方のヘッダ2に接続された熱交換媒体の入口通路ブロック4および出口通路ブロック5を備えている。
図1〜図3は、本発明の一実施態様に係る熱交換器を示しており、例えば車両用空調装置用に、例えば凝縮器として使用される熱交換器を示している。図1において、熱交換器1は、一対のヘッダ2と、ヘッダ2間を連通するように平行に配置された熱交換媒体(例えば、冷媒)を流通する複数のチューブ3と、一方のヘッダ2に接続された熱交換媒体の入口通路ブロック4および出口通路ブロック5を備えている。
上記ヘッダ2は、本実施態様では、図2、図3に示すように構成されている。ヘッダ2は、チューブ3の端部が挿入されるチューブ挿通穴6を有し挿入されたチューブ3の端部が接続されるヘッダプレート7と、一方側に向けて(ヘッダプレート7側に向けて)開口されたヘッダカバー8を有し、ヘッダプレート7が相対的にヘッダカバー8の開口部9から挿入されてヘッダプレート7の両側縁部10がヘッダカバー8の両側縁部11に嵌着されることにより、横断面閉構造のヘッダ2が形成される。このヘッダカバー8の少なくとも一方の側縁部11に(本実施態様では、両側縁部11に)、ヘッダプレート7の挿入方向12に対して、ヘッダプレート7の側縁部10を案内する傾斜面13が形成されている。
本実施態様では、上記傾斜面13は、ヘッダカバー8の側縁部11を、ヘッダプレート7の挿入方向12に対して斜めに曲げることにより形成されている。また、ヘッダカバー8の側縁部11には、該側縁部11を折り曲げることにより、ヘッダプレート7の側縁部10を嵌着する所定形状の空間14が形成されており、この空間14内に、図3に示すように、ヘッダプレート7の側縁部10が所定の形態で嵌着される。ヘッダプレート7の側縁部10は、所定形状の空間14内に所定の形態で嵌着されるので、多少の隙間が存在していたとしても、その隙間はろう付けによって容易に埋められ、ヘッダカバー8とヘッダプレート7との間の良好なろう付け状態が容易に確保される。この所定形状の空間14は、ヘッダカバー8の側縁部11を2回折り曲げることにより形成されており、側縁部11は、ヘッダカバー8の外側に向けて折り曲げられた第1折り曲げ部15と内側に向けて折り曲げられた第2折り曲げ部16を有している。第1折り曲げ部15は、ヘッダプレート7の挿入方向12に対して斜めに折り曲げられており、第2折り曲げ部16は、第1折り曲げ部15の折り曲げ方向から戻す方向に、ヘッダプレート7の挿入方向12に対して斜めに折り曲げられている。この折り曲げ構造は、合計2回の折り曲げ加工で達成でき、特許文献2における合計3回の折り曲げ加工に比べて折り曲げ加工の回数を低減できるとともに、折り曲げ加工のための金型数も低減できる。
ヘッダプレート7の側縁部10は、熱交換器コア側(図1のチューブ3側)に向けて折り曲げることにより湾曲形状に形成されており、湾曲形状の先端側部分が、ヘッダカバー8の上記空間14内への嵌着部を構成している。熱交換器コア側に向けて折り曲げることによってヘッダカバー8側に向けて凸の湾曲形状に形成されることにより、後述の傾斜面13による案内がより容易にかつ円滑に行われる。
上述の如く、ヘッダカバー8の側縁部11に、とくに側縁部11の先端に、ヘッダプレート7の側縁部10を案内する傾斜面13が設けられていることにより、ヘッダプレート7をヘッダカバー8に挿入する際には、ヘッダプレート7の側縁部10が傾斜面13に沿って円滑に案内され、ヘッダプレート7の側縁部10はヘッダカバー8の所定部位に、つまり、上記空間14内に容易に精度よく嵌着される。この案内時には、図3(A)、(B)に示すように、ヘッダカバー8の側縁部11が案内されてきたヘッダプレート7の側縁部10によって弾性的に若干拡開され、ヘッダプレート7の側縁部10が空間14内に嵌着された後、拡開されていたヘッダカバー8の側縁部11がヘッダプレート7の側縁部10を保持するように弾性復元され、この弾性復元力を利用してヘッダプレート7の側縁部10が所定の嵌着形態に維持される。このようなヘッダプレート7の嵌着動作においては、単にヘッダプレート7をヘッダカバー8に挿入するだけで所定の形態の嵌着が可能になり、ワンタッチ装着が可能になる。したがって、従来構造のように保持片による加締めを行わなくても、ろう付け前の所定のヘッダ構造の保持が可能になる。その結果、ヘッダ構造の簡素化、加締め不要化による生産設備の簡略化、加締めによる製品不良の発生防止が可能になる。また、保持片を所定間隔で設けることも不要となるので、保持片を設ける場合の設計上の制約が無くなり、設計の自由度が大幅に向上される。
図2のように所定形態に組み付けられたヘッダプレート7とヘッダカバー8は、例えば、熱交換器コア部とともに炉内で一括してろう付けされ、所定の横断面閉構造のヘッダ2が完成される。
上記実施態様では、傾斜面13はヘッダカバー8の側縁部11を折り曲げることにより形成されていたが、折り曲げとともに、あるいは折り曲げとは別に、ヘッダカバー8の側縁をヘッダプレート7の挿入方向12に対して斜めに切断することによって傾斜面が形成されてもよい。例えば図4に示すように、ヘッダプレート21とヘッダカバー22を備えたヘッダ23において、ヘッダカバー22の側縁部24の先端(つまり、側縁)を切断加工によりヘッダプレート21の側縁部25案内用の傾斜面26に形成することができる。このような形態においても、前述の実施態様と同等の作用、効果が得られる。
本発明に係る熱交換器の構造は、ヘッダプレートとヘッダカバーからなるヘッダを有するあらゆる熱交換器に適用でき、とくに、凝縮器や車両用空調装置用熱交換器として好適なものである。
1 熱交換器
2、23 ヘッダ
3 チューブ
6 チューブ挿通穴
7、21 ヘッダプレート
8、22 ヘッダカバー
9 開口部
10、25 ヘッダプレートの側縁部
11、24 ヘッダカバーの側縁部
12 ヘッダプレートの挿入方向
13、26 傾斜面
14 空間
15 第1折り曲げ部
16 第2折り曲げ部
2、23 ヘッダ
3 チューブ
6 チューブ挿通穴
7、21 ヘッダプレート
8、22 ヘッダカバー
9 開口部
10、25 ヘッダプレートの側縁部
11、24 ヘッダカバーの側縁部
12 ヘッダプレートの挿入方向
13、26 傾斜面
14 空間
15 第1折り曲げ部
16 第2折り曲げ部
Claims (13)
- 熱交換媒体が流通するチューブと、該チューブの端部が接続されるヘッダを備えた熱交換器において、前記ヘッダは、前記チューブの端部が接続されるヘッダプレートと、一方側に向けて開口されたヘッダカバーを有し、前記ヘッダプレートが前記ヘッダカバーの開口部から挿入されて前記ヘッダプレートの両側縁部が前記ヘッダカバーに嵌着されることにより、前記ヘッダの横断面閉構造が形成され、前記ヘッダカバーの少なくとも一方の側縁部が、前記ヘッダプレートの挿入方向に対して、前記ヘッダプレートの側縁部を案内する傾斜面を有することを特徴とする熱交換器。
- 前記傾斜面が、前記ヘッダカバーの側縁を、前記ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに切断することにより形成されている、請求項1に記載の熱交換器。
- 前記傾斜面が、前記ヘッダカバーの側縁部を、前記ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに曲げることにより形成されている、請求項1または2に記載の熱交換器。
- 前記ヘッダカバーの側縁部に、該側縁部を折り曲げることにより前記ヘッダプレートの側縁部を嵌着する空間が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記ヘッダカバーの側縁部における折り曲げ部が、前記ヘッダカバーの外側に向けて折り曲げられた第1折り曲げ部と内側に向けて折り曲げられた第2折り曲げ部を有する、請求項4に記載の熱交換器。
- 前記第1折り曲げ部は、前記ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに折り曲げられている、請求項5に記載の熱交換器。
- 前記第2折り曲げ部は、前記ヘッダプレートの挿入方向に対して斜めに折り曲げられている、請求項5または6に記載の熱交換器。
- 前記ヘッダプレートの側縁部における前記ヘッダカバーへの嵌着部が、前記ヘッダプレートの側縁部を折り曲げることにより形成されている、請求項1〜7のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記ヘッダプレートの側縁部における前記ヘッダカバーへの嵌着部が、前記ヘッダプレートの側縁部を熱交換器コア側に向けて折り曲げることにより形成されている、請求項8に記載の熱交換器。
- 前記嵌着部を形成するための折り曲げ部が、湾曲形状に形成されている、請求項8または9に記載の熱交換器。
- 前記ヘッダプレートの両側縁部が前記ヘッダカバーに嵌着された後に該ヘッダプレートとヘッダカバーがろう付けされている、請求項1〜10のいずれかに記載の熱交換器。
- 凝縮器である、請求項1〜11のいずれかに記載の熱交換器。
- 車両用空調装置に用いられる熱交換器である、請求項1〜12のいずれかに記載の熱交換器。
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