JP2005233532A - 業務用冷蔵・冷凍庫、貯蔵用コンテナおよび冷凍倉庫 - Google Patents
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Abstract
【構成】 1ないし複数の貯蔵室と、この貯蔵室を冷却する冷却手段とを有する業務用冷蔵・冷凍庫において、貯蔵室内に設けられ冷蔵する食品を収納する密閉容器11と、この密閉容器11の排気を個別に行なう排気ポンプ19と排気ダクト20などからなる排気手段と、この排気手段をオンオフする操作盤15に設けられたスイッチ手段とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
一方、トルマリンやジルコニウムなどを含むバイオセラミックの中には半永久的にマイナスイオンを発生するものがあることが知られている。
本発明は、比較的簡単な方法でこのような問題を解決して、長時間に亙って鮮度を保つことができる業務用の冷蔵・冷凍庫、冷凍倉庫などに用いられる貯蔵用コンテナおよび冷凍倉庫を提供することを目的とする。
また、貯蔵室を密閉にしてこの貯蔵室自身を真空にするようにしてもよい。この場合は庫内温度が所定の温度に下がるまで排気を行わないようにすることで冷気の対流による冷却効果を保つようにし、さらに、複数の熱交換器を設けることで、排気後も効果のある冷却が行えるようにすることができる。
さらに、冷凍倉庫に用いられる、貯蔵用コンテナや冷凍室についても、同様な排気手段を設けてより効果的な保存を実現することができる。
本業務用冷蔵・冷凍庫10は金属板などからなる筺体外被12とそれを裏打ちする保冷用の断熱材13から箱状に構成されている。圧縮機18は図示しないモータによって駆動され、圧縮機18が動作すると、熱交換器16で蒸発して低温低圧となった冷媒の蒸気が圧縮機18に吸入されて圧縮され、常温よりもかなり高い温度の蒸気となる。この蒸気を、本業務用冷蔵・冷凍庫10の外側にある図示しない凝縮器に通して熱を放出させる。すると、蒸気は凝縮器を通過するうちに液化される。この液化された冷媒を図示しない毛細管(キャピラリチューブ)を通して熱交換器16に向かわせる。このとき、毛細管の流動抵抗によって冷媒の圧力が下がり、冷媒は膨張して気化し、業務用冷蔵・冷凍庫10内部の熱交換器16で気化熱により自らの熱を奪うとともに周囲からも熱を奪って低温になり、庫内の温度を下げる。これは通常の冷蔵庫の働きと同様である。
食品を冷蔵保存する際には、食品をこれらの密封容器11a、11b内に収納して、容器扉25a、25bを閉じておき、扉14に設けられた操作盤15から排気する密封容器11a、11bを指定して排気を指示する。これにより、排気ポンプ19が排気動作を開始するとともに、排気ダクト20と指示された密封容器11aまたは11bとをつなぐ開閉装置26aまたは26bが開かれ、指示された密封容器11aまたは11bが排気される。このような構成により、より容量の小さい密封容器11をそれぞれ独立に制御して、食料品を真空、冷蔵保存することができる。これらの密封容器11にも、内部にバイオセラミック素子を設けることで、マイナスイオンの効果で食品の鮮度をより長く維持することができる。
食品を冷蔵保存する際には、食品をこれらの密封室27に収納して、扉14を閉じると、自動的に排気ポンプ19が排気動作を開始して、密封室27が排気される。または、このとき、貯蔵庫の密封室27の庫内温度が所定の温度まで下がってから、排気を開始するようにすることもできる。これにより、内部の温度が比較的高い段階では、内部の空気の対流を用いて冷却することができ、冷却効果を高めることができる。さらに、熱交換器16を密封室27内に複数設けるようにして排気後も冷却効果を維持できるようにすることもできる。このような構成により、より容量の小さい簡易型の業務用冷蔵・冷凍庫10を実現し、食品を真空、冷蔵保存することができる。なお、排気ポンプ19は筺体の外に設けて外付けとしても差し支えない。なお、この密封室27にも、前述の例と同様に内部にバイオセラミック素子を設けることで、マイナスイオンの効果で食品の鮮度をより長く維持することができる。
また、冷凍室の内部に人間や犬猫などの生物が取り残されることがないように、例えば、体温などで生物の存在を検出する感温センサや収容物の動きを検出するモーションセンサ等を設け、感温センサが温度を検出した場合あるいはモーションセンサが収容物の動きを検出した場合には冷蔵機能、真空化機能を停止するようにすることもできる。
また、これ以外にも、本発明には、本発明の主旨を逸脱しない限り、さまざまな対応が考えられる。例えば、密封容器の大きさや形状、扉の形状、排気ダクトの取り付け位置など、また、密封容器の個数や排気制御の方法など、ここでは詳しくは述べないが、いろいろの変形が有り得る。
11、11a、11b 密封容器
12 筺体外被
13 断熱材
14 扉
15 操作盤
16 熱交換器
17 冷気循環ファン
18 圧縮機
19 排気ポンプ
20 排気ダクト
21、21a、21b 棚受け
22、22a、22b 棚板
23、23a、23b パッキング
24、24a、24b 真空解除ハンドル
25a、25b 容器扉
26a、26b 開閉装置
27 密封室
Claims (15)
- 1ないし複数の貯蔵室と、この貯蔵室を冷却する冷却手段とを有する業務用冷蔵・冷凍庫において、
前記貯蔵室内に設けられ冷蔵する食品を収納する密閉容器と、
この密閉容器の排気を個別に行なう排気手段と、
この排気手段をオンオフするスイッチ手段と
を具備することを特徴とする業務用冷蔵・冷凍庫。 - 前記密封容器に前記排気手段による排気後の真空状態を解除する真空解除手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の業務用冷蔵・冷凍庫。
- 前記密封容器に容器扉部の開閉を検出する開閉検出手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の業務用冷蔵・冷凍庫。
- 前記密封容器の内部にマイナスイオンを発生する生体活性を有するバイオセラミック素子を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の業務用冷蔵・冷凍庫。
- 1ないし複数の貯蔵室と、この貯蔵室を冷却する冷却手段とを有する業務用冷蔵・冷凍庫において、
前記貯蔵室が密封構造に形成され、この密閉構造の貯蔵室の排気を行なう排気手段を具備することを特徴とする業務用冷蔵・冷凍庫。 - 前記排気手段は前記貯蔵室内の温度が空気の対流によって所定の温度まで低下するのを待って排気動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の業務用冷蔵・冷凍庫。
- 前記冷却手段は前記貯蔵室内に複数の熱交換器を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の業務用冷蔵・冷凍庫。
- 前記貯蔵室の内部にマイナスイオンを発生する生体活性を有するバイオセラミック素子を設けたことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の業務用冷蔵・冷凍庫。
- 冷蔵・冷凍倉庫内で貯蔵品の収納に用いられる貯蔵用コンテナにおいて、
前記貯蔵用コンテナを密閉する密閉手段と、
前記貯蔵用コンテナの排気を個別に行なう排気手段と、
この排気手段をオンオフするスイッチ手段と
を具備することを特徴とする貯蔵用コンテナ。 - 前記貯蔵用コンテナに前記排気手段による排気後の真空状態を解除する真空解除手段を設けたことを特徴とする請求項9に記載の貯蔵用コンテナ。
- 前記貯蔵用コンテナの内部にマイナスイオンを発生する生体活性を有するバイオセラミック素子を設けたことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の貯蔵用コンテナ。
- 倉庫内に貯蔵品を冷凍保存可能な冷凍室を有する冷凍倉庫において、
前記冷凍室を密閉する密閉手段と、
前記冷凍室の排気を個別に行なう排気手段と、
この排気手段をオンオフするスイッチ手段と
を具備することを特徴とする冷凍倉庫。 - 前記冷凍室に前記排気手段による排気後の真空状態を解除する真空解除手段を設けたことを特徴とする請求項12に記載の冷凍倉庫。
- 前記冷凍室の内部にマイナスイオンを発生する生体活性なバイオセラミック素子を設けたことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の冷凍倉庫。
- 前記冷凍室の内部に温度や動きで人間や生物の存在を検出するセンサを設けたことを特徴とする請求項12ないし請求項14のいずれかに記載の冷凍倉庫。
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