JP2005232815A - 鋼材とコンクリートとの境界面における鋼材の防食構造及び防食方法並びに合成セグメントの防食構造及び防食方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 鋼材とコンクリートとの境界面における鋼材の防食構造において、コンクリートと当接する鋼材の表面にポリマーセメント層を設け、ポリマーセメント層の外側にコンクリートを設けたことを特徴とする。また、鋼製系セグメント4の内部にコンクリート5を充填する合成セグメントの防食構造において、鋼製系セグメント本体4aの内側表面またはトンネル半径方向内側から所定の中間部の位置までの内側表面にポリマーセメント層3を設けて被覆し、ポリマーセメント層3を埋め込むようにセグメント内部にコンクリート5を充填したことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
また、特許文献1における発明のようにコンクリートから露出した鉄骨や鉄筋などの鋼材表面に塗布した例はあるが、コンクリート内部の鋼材あるいはコンクリートと鋼材との境界面における鋼材の防食を目的としてポリマーセメントで防食された例はない。
なお、本発明においてポリマーセメントとは、セメントと骨材にポリマーを加え、水で練り混ぜたものを意味し、骨材の粒径によって、ポリマーセメントモルタル、ポリマーセメントフィラー、また、骨材を用いないポリマーセメントペーストを含む。また、ポリマーの種類は特に限定しない。
本発明でいう内側表面とは、主桁6、継手板7およびスキンプレート10で囲まれる箱状の内側に位置する鋼材の表面を意味し、主桁6および継手板7の側面、スキンプレート10の内側表面および補強リブ11の表面その他の鋼材表面すべてを含む。
<第1実施形態>
図1(a)および(b)は、本発明における鋼材とコンクリートとの境界面における鋼材の防食構造および防食方法を、コンクリート基礎2aと、鋼製橋脚1aからなる鋼材1に適用した第1実施形態を示すものであって、鋼製橋脚1aの下部外表面におけるコンクリート基礎2aに埋め込み固定される部分およびその上部付近の内外表面1bに付着する汚れ・油類除去をすると共に錆の除去等の素地調整をした後、その部分にポリマーセメントを塗装して、ポリマーセメント層3(図1(a)中斜線部分)を形成し、前記ポリマーコンクリート層3が硬化した後、そのポリマーセメント層3の所定の部分を被覆するように、鋼製橋脚1aの下部周囲にコンクリート2を打設してコンクリート基礎2aが形成されている。なお、筒状鋼製橋脚1aの下端面にも、内外面に形成したポリマーセメント層3と同様にポリマーセメント層を形成してもよい。
図2および図3は、本発明における鋼材とコンクリートとの境界面における鋼材の防食構造および防食方法をセグメントに適用した合成セグメントの防食構造を示す第2実施形態である。
図4および図5は、本発明における鋼材とコンクリートとの境界面における鋼材の防食構造および防食方法をセグメントに適用した合成セグメントの防食構造を示す第3実施形態を示すものである。
1a 鋼製橋脚
1b 内外表面
2 コンクリート
2a 基礎コンクリート
3 ポリマーセメント層
4 鋼製系セグメント
4a 鋼製系セグメント本体
5 コンクリート
6 主桁
7 継手板
8 上面
9 合成セグメント
10 スキンプレート
11 補強リブ
12 コンクリート層
13 セグメント外面
14 防食塗装
Claims (8)
- コンクリートと当接する鋼材の表面にポリマーセメント層を設け、前記ポリマーセメント層の外側にコンクリートを設けたことを特徴とする鋼材とコンクリートとの境界面における鋼材の防食構造。
- 鋼製系セグメントの内部にコンクリートを充填する合成セグメントの防食構造において、鋼製系セグメント本体の内側表面にポリマーセメント層を設けて被覆し、前記ポリマーセメント層を埋め込むようにセグメント内部にコンクリートを充填したことを特徴とする合成セグメントの防食構造。
- 鋼製系セグメント本体を構成する主桁と継手板とスキンプレートの内側全面、またはこれらのトンネル半径方向内側から所定の中間部の位置までの内側表面にポリマーセメント層を設けて被覆し、前記ポリマーセメント層を埋め込むようにセグメント内部にコンクリートを充填したことを特徴とする請求項2に記載の合成セグメントの防食構造。
- 前記主桁及び継手板のトンネル半径方向内側となる上面に、ポリマーセメント層が設けられ、そのポリマーセメント層を埋め込むようにコンクリート層がセグメント内のコンクリートと一体に設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の合成セグメントの防食構造。
- 前記主桁に架設された補強リブの表面またはトンネル半径方向内側面に、ポリマーセメント層が設けられ、そのポリマーセメント層を埋め込むようにコンクリートが設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の合成セグメントの防食構造。
- コンクリートと当接する鋼材の表面をポリマーセメント層で被覆し、次いで、前記ポリマーセメント層の外側にコンクリートを打設することを特徴とする鋼材とコンクリートとの境界面における鋼材の防食方法。
- 鋼製系セグメントの内部にコンクリートを充填する合成セグメントの防食方法において、鋼製系セグメントの内側全面またはトンネル半径方向内側から所定の中間部の位置までの内側表面をポリマーセメント層で被覆し、次いで、鋼製系セグメントの内部にコンクリートを充填することを特徴とする合成セグメントの防食方法。
- 前記主桁及び継手板のトンネル半径方向内側となる上面をポリマーセメント層で被覆し、そのポリマーセメント層を埋め込むようにコンクリート層がセグメント内のコンクリートと一体に設けることを特徴とする請求項7記載の合成セグメントの防食方法。
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2004
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