JP2005232437A - 湿気硬化性ホットメルト接着剤 - Google Patents

湿気硬化性ホットメルト接着剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2005232437A
JP2005232437A JP2004369198A JP2004369198A JP2005232437A JP 2005232437 A JP2005232437 A JP 2005232437A JP 2004369198 A JP2004369198 A JP 2004369198A JP 2004369198 A JP2004369198 A JP 2004369198A JP 2005232437 A JP2005232437 A JP 2005232437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot melt
melt adhesive
moisture
pet
urethane prepolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004369198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005232437A5 (ja
JP4655199B2 (ja
Inventor
Toyokuni Fujiwara
豊邦 藤原
Yukihiko Minamida
至彦 南田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2004369198A priority Critical patent/JP4655199B2/ja
Publication of JP2005232437A publication Critical patent/JP2005232437A/ja
Publication of JP2005232437A5 publication Critical patent/JP2005232437A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4655199B2 publication Critical patent/JP4655199B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

【課題】
PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする、従来のホットメルト接着剤では接着することが困難であった被着体に対する接着性、特に耐熱接着性に優れ、かつ加熱溶融時の熱安定性にも優れる、環境対応型の湿気硬化性ホットメルト接着剤を提供すること。
【解決手段】
イソシアネート基含有ホットメルトウレタンプレポリマーと、酸性リン酸エステルと、エポキシ基を有するシランカップリング剤及びメルカプト基を有するシランカップリング剤からなる群より選ばれる少なくとも1種のシランカップリング剤とを含有してなる湿気硬化性ホットメルト接着剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、シックハウス問題の原因である有機溶剤を含まず、特に内装建材の分野に有用な環境対応型の湿気硬化性ホットメルト接着剤に関する。
ホットメルト接着剤は、常温で固形の樹脂を加熱溶融させることにより、接着剤として使用することが可能なものであり、多くの優れた特長を有することから、近年産業界から多くの期待を寄せられ実用化が推進されている。
例えば、ホットメルト接着剤は、従来の溶剤系接着剤や水系接着剤と比較して、有機溶剤を大気中に放出することがなく、また被着体の貼り合わせの際の乾燥工程が不要であることから、省エネルギー化による二酸化炭素放出量の削減をはかることができることができる。
特にでは、シックハウスが大きな問題となっているが、ホットメルト接着剤は、有機溶剤を含まないことから、シックハウス問題を解決する環境対応型接着剤として需要が高まっている。
この内装建材の分野では、美観の向上や耐久性の付与等の要請から、合板、MDF、パーチクルボード等の基材の積層化や複合化が行われており、またこれらの基材へ化粧紙やフィルムが被覆されることも多いが、このような加工の際には各種の接着剤が利用されている。
近年においては、耐久性、コスト、リサイクル性あるいは意匠性等の理由から、前記基材、化粧紙、フィルム等として、多種多様な素材のものが使用されるようになってきている。それらの中でも、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対しては、一般にホットメルト接着剤の濡れ性が低く、従来のホットメルト接着剤を使用しても、接着性とりわけ耐熱接着性の点で十分な性能を発揮させることが困難となっている。
かかる内装建材に使用される接着剤には、高度な接着性能が要求される。例えば、内装建材の製造の場面では、各種基材等の接着加工後のハンドリング性や次工程への移行時間の短縮が生産性に大きく関与することから、接着加工後、比較的短時間で接着強さが発現することが重要である。
また、内装建材は真夏時などにおいては比較的高温環境中におかれることもあるが、このような高温環境中においても、接着面が剥離するようなことがなく接着状態が保持されることが必要である。特に、内装建材の部材でビスや釘等を用いて接合されている箇所は、局部的に大きな負荷が加えられており、このような箇所は接着面に剥離が発生しやすい。かかる高温環境中において継続的に負荷が加えられた状態においても、剥離の発生等が無く、良好な接着状態が保持される性能、すなわち耐熱接着性も重要な接着性能の一つである。
ところで前記環境対応型接着剤であるホットメルト接着剤としては、従来より、環境中の湿気(水分)との反応性を有するイソシアネート基を有するホットメルトウレタンプレポリマーを主成分とする湿気硬化性ホットメルト接着剤が、良好な接着強さの立ち上がり速度等を有することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし該ホットメルト接着剤は、近年、内装建材の分野で多く利用されるようになってきた、前記PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対する接着性、特に耐熱接着性の点で不十分であるという問題がある。
かかる問題を改善する手法として、分子骨格内にポリエステルブロック及びポリアミドブロックを有し、かつ分子末端にイソシアネート基または加水分解性シリル基を有するウレタンプレポリマーを含む湿気硬化性ホットメルト接着剤が、鋼板やPVC等の極性被着体に対する接着性や耐熱接着性に優れることが報告されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、前記湿気硬化性ホットメルト接着剤は、これを加熱溶融した際の溶融粘度が高いことから塗工適性が悪く、また加熱溶融時の熱安定性が悪いという実用上大きな問題がある。
湿気硬化性ホットメルト接着剤の加熱溶融時の熱安定性を改善する手法として、数平均分子量1000〜8000のポリエステルポリオールと3官能以上のポリアミンポリオールとを含有する混合ポリオールに、3級アミン及びリン酸エステルを配合した混合物に、過剰の有機イソシアネートを反応させて得られる湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤が、加熱溶融時におけるイソシアネート基の2量化または3量化反応が抑制されて増粘が防止され、良好な熱安定性及び保存安定性を有することが報告されている(例えば、特許文献3参照。)。
しかし、該湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤は、加熱溶融時の熱安定性は改善されるものの、前記PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対する接着性、耐熱接着性が不十分であるという問題がある。
特開平3−285982号公報 特開平10−110153号公報 特開2001−3030号公報
本発明が解決しようとする課題は、以上述べたような、従来の湿気硬化性ホットメルト接着剤が有する問題点を解消し、PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする、従来のホットメルト接着剤では接着することが困難であった被着体に対する接着性、特に耐熱接着性に優れ、かつ加熱溶融時の熱安定性にも優れる、環境対応型の湿気硬化性ホットメルト接着剤を提供することである。
上記課題を解決すべく、本発明者らは、良好な加工性を有し、接着直後から比較的強力な接着強さが得られることから、従来より内装建材の分野で利用されている、ポリエステルポリオールを必須成分として含むポリオールと、過剰のポリイソシアネートとを反応させて得られるホットメルトウレタンプレポリマーを主成分とする湿気硬化性ホットメルト接着剤をベースに、PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対する接着性を改善する方針で検討を進めた。
接着性を向上させる助剤として知られているシランカップリング剤に着目し検討したところ、種々のシランカップリング剤のなかで、官能基としてエポキシ基あるいはメルカプト基を有するものが、特異的に前記PVC等を素材とする被着体に対する接着性がある程度改善されることを見出した。
さらに検討を進めたところ、前記ホットメルトウレタンプレポリマーに対して、前記エポキシ基あるいはメルカプト基を有するシランカップリング剤加え、さらに酸性OH基を有する酸性リン酸エステルをも配合することにより、前記PVC等を素材とする被着体に対する接着性が一段と優れたものとなり、さらに耐熱接着性も飛躍的に改善されるとともに、加熱溶融時の熱安定性にも優れる湿気硬化性ホットメルト接着剤を提供可能であることを見出すに及んで本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、イソシアネート基含有ホットメルトウレタンプレポリマー(A)と、酸性リン酸エステル(B)と、エポキシ基を有するシランカップリング剤(c−1)及びメルカプト基を有するシランカップリング剤(c−2)からなる群より選ばれる少なくとも1種のシランカップリング剤(C)とを含有してなり、前記ホットメルトウレタンプレポリマー(A)がポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られ、前記ポリオールの少なくと20重量%がポリエステルポリオールである湿気硬化性ホットメルト接着剤を提供するものである
なお本明細書において耐熱接着性なる技術用語は、接着された部材が、応力(負荷)が加えられた状態で、継続的に高温状態におかれても、接着面に剥離の発生等が無く、良好な接着状態が保持される性能を意味するものとする。
本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤は、シックハウス問題の原因である有機溶剤を含まない環境対応型接着剤であり、十分な熱安定性を有する。加えて本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤は、近年、内装建材の分野で多く利用されるようになってきた、PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする、従来のホットメルト接着剤では接着することが困難であった被着体に対しても、極めて優れた接着性を有し、接着加工後、比較的短時間で優れた接着強さが発現し、長期間にわたってその接着強さが保持され、さらに耐熱接着性にも優れるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について述べる。
本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤は、特定のイソシアネート基含有ホットメルトウレタンプレポリマー(A)と、酸性リン酸エステル(B)と、エポキシ基を有するシランカップリング剤(c−1)及びメルカプト基を有するシランカップリング剤(c−2)からなる群より選ばれる少なくとも1種のシランカップリング剤(C)とを含有してなるものである。
まず、本発明で使用するイソシアネート基含有ホットメルトウレタンプレポリマー(A)について説明する。
当該ウレタンプレポリマー(A)は、常温で固体又は粘稠な性状を有するものであり、ポリエステルポリオールを少なくと20重量%を含むポリオールと、ポリイソシアネートとを反応させて得られるものである。
一般に、ウレタンプレポリマーといわれるものは、比較的低分子量のものが多いが、当業者においては、数万の数平均分子量を有するものもウレタンプレポリマーと称されており、本発明においても数万の数平均分子量を有するウレタンプレポリマーを使用することができる。
ウレタンプレポリマー(A)の数平均分子量は、500〜30000の範囲が好ましく、1000〜10000の範囲がより好ましい。かかる範囲に調整することで、溶融粘度が好適な範囲となり、加工性に優れる湿気硬化性ホットメルト接着剤を得ることができる。
本発明で使用するウレタンプレポリマー(A)は、湿気硬化性とホットメルト性の2つの特性を有するものである。ウレタンプレポリマー(A)の有する湿気硬化性は、ウレタンプレポリマー(A)の有するイソシアネート基と、空気中やそれが塗布される被着体中に存在する水分(湿気)とが反応することによって起こる架橋反応によるものであり、ウレタンプレポリマーの有するイソシアネート基に起因する性質である。
一方、ウレタンプレポリマー(A)の有するホットメルト性は、選択するウレタンプレポリマーの分子構造に起因する性質であり、常温では固体であるが、加熱により溶融して各種被着体に塗布することができ、冷えると固化し接着性を発現する性質である。
前記ホットメルト性は軟化点と密接な関係があり、一般に使用するウレタンプレポリマーの軟化点が低いほど作業性が良好となり、逆に、軟化点が高いほど接着性が良好になる傾向がある。
本発明で使用するウレタンプレポリマー(A)の軟化点は、40〜120℃の範囲が好ましく、かかる範囲内であれば、作業性が良好で、接着性にも優れる湿気硬化性ホットメルト接着剤を得ることができる。なお、ここでいう軟化点とは、ウレタンプレポリマー(A)を加熱した際に、流動し始め凝集力を失う温度のことをいう。
ウレタンプレポリマー(A)の軟化点の調整方法としては、例えば、(1)ウレタンプレポリマーの分子量による調整方法、(2)原料として使用するポリエステルポリオールのポリアルキレン鎖の結晶性による調整方法、(3)ポリオールやポリイソシアネートを用いた芳香族環式構造の導入による調整方法、(4)ウレタン結合の含有量による調整方法などを、単独又は複数組み合わせ適用することができる。
前記ウレタンプレポリマー(A)の軟化点の調整方法の(1)では、一般にウレタンプレポリマーの高分子量化に伴い、軟化点は上昇する傾向にある。尚、ウレタンプレポリマーの分子量の調整は、例えば、ポリイソシアネートとポリオールのモル比による調整、高分子量ポリオールの使用等の手法を採用することができる。
また、前記ウレタンプレポリマー(A)の軟化点の調整方法の(2)では、一般に結晶性のポリエステルポリオールのポリアルキレン鎖の炭素数が多い程、得られるウレタンプレポリマー(A)の結晶性が向上し、軟化点は上昇する傾向があり、また、結晶性のポリエステルポリオールの使用量が多いほど、軟化点は上昇する傾向がある。
また、前記ウレタンプレポリマー(A)の軟化点の調整方法の(3)では、通常、ウレタンプレポリマー中の芳香族環式構造の含有量が多いほど、軟化点は上昇する傾向がある。
また、前記ウレタンプレポリマー(A)の軟化点の調整方法の(4)では、通常、ウレタン結合の割合が多いほど、軟化点が上昇する傾向がある。
本発明で使用するウレタンプレポリマー(A)は、以下に説明する、ポリオールとポリイソシアネートとを、前記ポリイソシアネートの有するイソシアネート基が、前記ポリオールの有する水酸基に対して過剰となる条件で反応させることにより製造することができる。
ウレタンプレポリマー(A)を製造する際に使用する前記ポリオールとしては、ポリエステルポリオールを必須成分として用い、必要によりその他のポリオールを併用することができる。その他のポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ひまし油ポリオールなどが挙げられる。
前記ポリエステルポリオールの使用量は、使用する全ポリオールのうちの少なくとも20重量%であり、好ましくは30〜70重量%の範囲である。かかる使用量とすることにより、得られる湿気硬化性ホットメルト接着剤の、PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対する接着性及び耐熱接着性を優れたものとすることができる。
また、ポリエステルポリオールのなかでも直鎖状脂肪族ジカルボン酸と直鎖状脂肪族ジオールとを縮合反応させて得られる直鎖状脂肪族ポリエステルポリオールを併用することが好ましい。前記直鎖状脂肪族ポリエステルポリオールの使用量としては、使用する全ポリエステルポリオールのうちの20〜100重量%の範囲であることが好ましく、より好ましくは40〜100重量%の範囲である。かかる使用量とすることにより、得られる湿気硬化性ホットメルト接着剤の、PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対する接着性及び耐熱接着性をより優れたものとすることができる。
前記ポリエステルポリオールは、公知のポリカルボン酸及びポリオールを用いて、公知の手法により縮合反応させて製造することができる。その際に使用可能なポリカルボン酸を例示すれば、前記直鎖状脂肪族ジカルボン酸として、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、テラドカンジカルボン酸などが挙げられ、また前記直鎖状脂肪族ジカルボン酸以外のポリカルボン酸としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などを挙げることができる。これらはそれぞれ単独あるいは2種以上を併用して使用することができる。
また前記ポリエステルポリオールを製造する際に使用可能なポリオールを例示すれば、前記直鎖状脂肪族ジオールとして、エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10デカンジオール、1,12ドデカンジオール、1,14−テラドカンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなどが挙げられ、また前記直鎖状脂肪族ジオール以外のポリオールとしては、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノールや、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物またはプロピレンオキサイド付加物などを挙げることができる。これらはそれぞれ単独あるいは2種以上を併用して使用することができる。
さらに、前記ポリカルボン酸あるいは前記ポリオールの中でも、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、テラドカンジカルボン酸などの炭素原子数8〜14のポリメチレン基を有する直鎖状脂肪族ジカルボン酸や、1,8−オクタンジオール、1,10デカンジオール、1,12ドデカンジオール、1,14−テラドカンジオールなどの炭素原子数8〜14のポリメチレン基を有する直鎖状脂肪族ジオールを使用することが好ましい。
かかる炭素原子数8〜14のポリメチレン基を有する、直鎖状脂肪族ジカルボン酸と直鎖状脂肪族ジオールの使用量の合計としては、前記ポリエステルポリオールを製造する際に使用する全ての原料の使用量100重量%を基準として、2〜100重量%の範囲であることが好ましく、より好ましくは4〜55重量%の範囲であり、最も好ましくは8〜30重量%の範囲である。
かかる範囲内で使用することにより、得られる湿気硬化性ホットメルト接着剤のオープンタイムの制御が容易となるとともに、PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対する接着性及び耐熱接着性を一段と優れたものとすることができる。
ウレタンプレポリマー(A)を製造する際に使用可能なポリエーテルポリオールとしては、例えば、低分子量アルコール、前記ポリエステルポリオールなど公知の各種ポリオールを開始剤として使用し、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びスチレンオキサイドなどから選ばれる1種又は2種以上を、開環重合させて得られる開環重合物が挙げられる。また、得られた開環重合物のうちのポリエーテル系ジオールにγ−ブチロラクトン、ε−カプロラクトンなどを付加して得られる開環付加重合物等も使用することができる。
ウレタンプレポリマー(A)を製造する際に使用するポリオールとして、前記ポリエステルポリオールとともに、かかるポリエーテルポリオールを併用することにより、得られる湿気硬化性ホットメルト接着剤から奏される、作業性、PVC、PET、PET−G、アルミニウム、鋼板等を素材とする被着体に対する接着性、及び耐熱接着性の調整が容易となる。
ウレタンプレポリマー(A)を製造する際に使用可能なポリカーボネートポリオールとしては、例えば、低分子量アルコールをはじめ公知のポリオールと、ジアリールカーボネート、ジアルキルカーボネート及びアルキレンカーボネート等から選ばれる1種又は2種以上との縮合反応により得られるポリアルキレンカーボネートジオールなどが挙げられる。
前記ウレタンプレポリマー(A)を製造する際に使用可能なポリイソシアネートとしては、例えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンイソシアネートなどの脂肪族あるいは脂環式ジイソシアネート等が挙げられる。これらの中で、ホットメルト接着剤は加熱溶融させて使用することから、加熱時の蒸気圧が低いジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)が好ましい。
ウレタンプレポリマー(A)を製造する際に使用するポリオールとポリイソシアネートとの使用比率は、ポリイソシアネートの有するイソシアネート基とポリオールの有する水酸基との当量比〔イソシアネート基/水酸基の当量比〕が、1.1〜5.0の範囲内であることが好ましく、1.5〜3.0の範囲内であることがより好ましい。かかる範囲内に調整することで、塗工性の良好な湿気硬化性ホットメルト接着剤を得ることができる。
本発明で用いるウレタンプレポリマー(A)は、公知慣用の種々の方法で製造できる。例えば、原料のポリイソシアネートに、水を除去したポリオールを滴下し加熱してポリオールの水酸基が実質的に無くなるまで反応させる方法や、水を除去したポリオールに、ポリイソシアネートを加え加熱して、ポリオールの水酸基が実質的になくなるまで反応させる方法が挙げられる。
前記ウレタンプレポリマー(A)の製造は、通常、無溶剤の反応条件で行われるが、有機溶剤中で反応し次いで脱溶剤してもよい。
有機溶剤中で反応させる場合には、反応を阻害しない有機溶剤であれば特に限定しないが、例えば、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、メチルエチルケトン、トルエン等の公知慣用の有機溶剤が使用可能であり、この場合、反応中ないし反応終了後、減圧加熱などの適当な脱溶剤方法により、有機溶剤を除去することが必要である。
ウレタンプレポリマー(A)が有するイソシアネート基の含有率(以下、「イソシアネート基含有率」という。)は、好ましくは0.5〜10.0重量%の範囲であり、より好ましくは1.0〜6.0重量%の範囲である。前記ウレタンプレポリマー(A)のイソシアネート基含有率がかかる範囲にあれば、架橋密度と溶融粘度が適度な範囲となり、作業性や耐熱性が向上する。
本発明で使用するウレタンプレポリマー(A)の125℃における溶融粘度は、100〜100,000mPa・sの範囲が好ましい。かかる範囲にあれば、得られる湿気硬化性ホットメルト接着剤を加熱溶融させ、各種被着体へ塗布する工程が容易となる。
次に、本発明に使用する酸性リン酸エステル(B)について説明する。
本発明に使用する酸性リン酸エステル(B)とは、具体的には下記一般式(II)で表される化合物が挙げられ、これを単独又は2種以上を併用して使用できる。併用する場合にはこれらの混合比率は特に限定されない。
(HO)P(O)(OR)3-n ・・・(II)
(式中、nは1又は2、Rはアルキル基を示す。)
前記一般式(II)中のRで示されるアルキル基は、得られる湿気硬化性ホットメルト接着剤が有する耐熱接着性をより優れたものとすることができるという観点から、炭素数1〜8の範囲であることが好ましく、1〜4の範囲であることがより好ましい。
すなわち、酸性リン酸エステル(B)としては、リン酸モノメチル、リン酸モノエチル、リン酸モノプロピル、リン酸モノブチルなどのリン酸モノアルキルエステル、及びリン酸ジメチル、リン酸ジエチル、リン酸ジプロピル、リン酸ジブチルなどのリン酸ジアルキルエステルからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることが、より好ましい。
前記酸性リン酸エステル(B)の使用量は、適宜設定可能であるが、前記ウレタンプレポリマー(A)100重量部に対して、0.01〜0.2重量部の範囲が好ましい。酸性リン酸エステル(B)の使用量がかかる範囲であれば、反応性を極端に低下させることなく優れた加熱溶融時の熱安定性及び耐熱接着性を得ることができる。
前記酸性リン酸エステル(B)の分子量は、耐熱接着性の点から、250以下が好ましい。
次に、本発明で使用するエポキシ基を有するシランカップリング剤(c−1)及びメルカプト基を有するシランカップリング剤(c−2)からなる群より選ばれる少なくとも1種のシランカップリング剤(C)について説明する。
本発明で使用するシランカップリング剤(C)は、具体的には下記一般式(III)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2005232437
(一般式(III)中、Xはエポキシ基又はメルカプト基、R、Rはアルキル基又はアルコキシ基、Rはアルキル基を示す。)
エポキシ基を有するシランカップリング剤(c−1)として使用可能なものを例示すれば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランんなどが挙げられる。
またメルカプト基を有するシランカップリング剤(c−2)として使用可能なものを例示すれば、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランが挙げられる。
これらは単独又は2種類以上を併用しても良く、併用する場合の混合比率は特に限定しない。
前記シランカップリング剤(C)の使用量は、適宜設定可能であるが、前記ウレタンプレポリマー(A)100重量部に対して、0.05〜5重量部の範囲が好ましい。シランカップリング剤(C)の使用量がかかる範囲であれば、接着直後の、初期接着強さを極端に低下させることなく優れた最終接着性能、耐熱接着性を得ることができる。
本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤は、これを各種被着体へ塗布され、ウレタンプレポリマー(A)が有するイソシアネート基が湿気と反応し架橋することで硬化する。
本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤を各種被着体への塗布する際には、ロールコーター、スプレーコーター、T−ダイコーター、ナイフコーター等のコーター類を用いる方法を適用することができる。
本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤には、前記した必須の構成成分以外に、充填剤、チキソ付与剤、粘着付与剤、ワックス、可塑剤、酸化防止剤、耐候安定剤、光/熱安定剤、顔料、蛍光増白剤、発泡剤等の添加剤、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、染料、導電性付与剤、帯電防止剤、透湿性向上剤、撥水剤、撥油剤、中空発泡体、結晶水含有化合物、難燃剤、吸水剤、吸湿剤、消臭剤、ブロッキング防止剤、加水分解防止剤、有機水溶性化合物及び無機水溶性化合物等を、適宜選択して使用することができる。
前記充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、カオリン、タルク、カーボンブラック、アルミナ、酸化マグネシウム、無機バルーン、有機バルーン、リチアトルマリン、活性炭等を使用することができる。
前記チキソ付与剤としては、例えば、表面処理炭酸カルシウム、微粉末シリカ、ベントナイト、セピオライト等を使用することができる。
前記粘着付与剤としては、例えば、ロジン系樹脂、ロジンエステル系樹脂、水添ロジンエステル系樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、水添テルペン系樹脂、また、石油樹脂として、C系の脂肪族樹脂、C系の芳香族樹脂、及びC系とC系の共重合樹脂等を使用することができる。
前記可塑剤としては、例えば、ブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジベンジルフタレート、ブチルベンジルフタレート、トリオクチルホスフェート、エポキシ系可塑剤、トルエン−スルホアミド、クロロパラフィン、アジピン酸エステル、ヒマシ油等を使用することができる。
前記酸化防止剤としては、例えば、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアリニノ)−1,3,5−トリアジン、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルホスフォネート−ジエチルエステル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレイト、オクチル化ジフェニルアミン、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、イソオクチル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート等を使用することができる。
前記耐候安定剤としては、例えば、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α’ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等を使用することができる。
前記光/熱安定剤としては、例えば、コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テロラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、N,N’−ビス(3−アミノプルピル)エチレンジアミン・2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等を使用することができる。
本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤は、室温条件下にて優れた湿気硬化反応性を有し、かつ加熱溶融時の経時の増粘が少ないため、熱安定性に優れる。このため、実用上、加熱溶融による塗布装置を使用して本発明の湿気硬化性ホットメルト接着剤を使用する際に、増粘による弊害が少なく、塗布作業性及び性能面において優れており、接着剤以外にも、例えば、コーティング剤、バインダー、シーリング剤、塗料など広範囲の用途に利用可能である。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。
各種の試験及び測定は、以下の方法・条件に従って行った。
[溶融粘度の測定方法]
ICI型コーンプレート型回転粘度計(ICI社製、コーン直径:19.5mm、コーン角度:2.0°)を用いて、測定温度125℃にて測定した。
[イソシアネート基含有量(重量%)の測定方法]
過剰のアミンを添加し、イソシアネート基と反応させた後、残ったアミンを塩酸で滴定する逆滴定法にて湿気硬化性ホットメルト接着剤のイソシアネート基含有量(重量%)を測定した。
[熱安定性の試験方法]
湿気硬化性ホットメルト接着剤を、窒素ガスを満たした内容積200mlの金属缶に充填密封し、120℃の恒温器中に24時間放置した後、目視観察によるゲル化の有無の評価、ゲル化に至っていないものについては、試験前後における溶融粘度変化(〔試験後の粘度〕/〔試験前の粘度〕なる比で表示。)を評価した。この際、溶融粘度の測定条件は前記[溶融粘度の測定方法]に準拠した。
溶融粘度変化は、4以下であれば実用的に十分な性能である。
[接着性(剥離強さ)の試験方法]
〈接着加工試験片及び供試体の作製〉
ポリ塩化ビニル(以下、PVCという。)化粧シートに、120℃に加熱し溶融させた湿気硬化性ホットメルト接着剤を厚さ40μmとなるように塗布し、塗布直後の該塗布面に中密度木質板(MDFとも呼称されている。MDFはミディアム・デンシティ・ファイバーボード〔Medium Density Fiberboard〕の省略形。)を貼り合わせ、プレスロールを用いて圧力約2kg/cmで圧着して接着加工試験片を作製した。この試験片を幅25mmにカットして供試体とした。
PET−G化粧シートとアルミ箔についても、前記PVC化粧シートと同様の方法で、接着加工試験片及び供試体を作製した。
得られた供試体を温度23℃、相対湿度65%の環境下に72時間放置した後、同環境下で、引っ張り試験機を用い、幅25mm、剥離角180°、剥離速度200mm/分の条件で剥離強さを測定した。
[耐熱接着性(耐熱クリープ特性)の試験方法]
上記接着性の試験方法と同一の方法で作成した幅25mmの供試体を、温度23℃、相対湿度65%の環境下に72時間放置した後、剥離角度90°で、荷重500g/25mmを加え、温度60℃の恒温器中に24時間放置し、剥離長さを測定した。
本試験条件は、当業者において、耐熱接着性を評価する際に採用されている一般的な試験条件である。本試験条件による測定の結果、剥離長さが10mm以下であれば、内装建材として実用上、十分な性能であるとされている。
[耐水性の試験方法]
上記接着性の試験方法と同一の方法で作成した接着加工試験片を、75mm角にカットし供試体とした。これを23℃、相対湿度65%の環境下で72時間放置した後、更に70℃の温水中に2時間浸漬後、60℃の乾燥器内で3時間乾燥し、膨れや剥がれの有無を目視観察により評価した。
[実施例1]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤1)
4つ口フラスコに数平均分子量が3000なるポリプロピレングリコール(以下、PPGという。)360重量部、数平均分子量が2000の1,6−キサンジオール(以下、HGという。)とアジピン酸(以下、AAという。)を反応させて得られたポリエステルポリオールを200重量部、数平均分子量が3500のデカンジカルボン酸(以下、DDAという。)と1,6−ヘキサンジオールとを反応させて得られたポリエステルポリオール120重量部を100℃に減圧加熱して、水分0.05重量%となるまで脱水した。
70℃に冷却後、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MDIという。)を122重量部加えた後、100℃まで昇温して、イソシアネート基含有量が一定となるまで約3時間反応してウレタンプレポリマー1を得た。
反応終了後、酸性リン酸エステル(リン酸モノブチルとリン酸ジブチルの混合物、平均分子量182)を0.4重量部、及びシランカップリング剤(γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)2.4重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤1を得た。
得られた湿気硬化性ホットメルト接着剤1の性状及び特性を第1表に示した。
溶融粘度は7800mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.2と良好であった。
また、前記した手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで43N/25mm、PET−G化粧シートで50N/25mm、アルミ箔で35N/25mmと良好な剥離強さであった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで2mm、PET−G化粧シートで0mm、アルミ箔で2mmと良好であった。耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも膨れや剥離が発生することなく、良好であった。
[実施例2]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤2)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1に、酸性リン酸エステル(リン酸モノブチルとリン酸ジブチルの混合物、平均分子量182)を0.4重量部、及びシランカップリング剤(γ―メルカプトプロピルトリメトキシシシラン)2.4重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤2を得た。
得られた湿気硬化性ホットメルト接着剤2の性状及び特性を第1表に示した。
溶融粘度は7800mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.2と良好であった。
また、前記きした手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで41N/25mm、PET−G化粧シートで53N/25mm、アルミ箔で40N/25mmと良好であった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで2mm、PET−G化粧シートで0mm、アルミ箔で0mmと良好な耐熱接着性を示した。耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも膨れや剥離が発生することなく、良好であった。
[実施例3]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤3)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1に、酸性リン酸エステル(リン酸モノブチルとリン酸ジブチルの混合物、平均分子量182)を0.16重量部、及びシランカップリング剤(γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)0.8重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤3を得た。
得られた湿気硬化性ホットメルト接着剤3の性状及び特性を第1表に示した。
溶融粘度は8900mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.5と良好であった。
また、前記きした手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで41N/25mm、PET−G化粧シートで46N/25mm、アルミ箔で35N/25mm以上と良好であった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで8mm、PET−G化粧シートで2mm、アルミ箔で5mmと良好な耐熱接着性を示した。更に、耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも膨れや剥離が発生することなく、良好であった。
[実施例4]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤4)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1に、酸性リン酸エステル(リン酸モノブチルとリン酸ジブチルの混合物、平均分子量182)を0.8重量部、及びシランカップリング剤(γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)16重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤4を得た。
得られた湿気硬化性ホットメルト接着剤4の性状及び特性を第1表に示した。
溶融粘度は6100mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.0と良好であった。
また、前記した手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで40N/25mm、PET−G化粧シートで43N/25mm、アルミ箔で33N/25mm以上と良好であった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで2mm、PET−G化粧シートで0mm、アルミ箔で3mmと良好な耐熱接着性を示した。更に、耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも膨れや剥離が発生することなく、良好であった。
[比較例1]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤5)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1に、酸性リン酸エステル(リン酸モノブチルとリン酸ジブチルの混合物、平均分子量182)を0.8重量部、及びシランカップリング剤(N-フェニル-γ-アミノプロピルトリメトキシシラン)2.4重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤5を得た。
得られた湿気硬化性ホットメルト接着剤5の性状及び特性を第1表に示した。
溶融粘度は8300mPa・s、イソシアネート基含有量は2.4重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.6と良好であった。
また、前記した手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで38N/25mm、PET−G化粧シートで32N/25mm、アルミ箔で33N/25mmであった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで13mm、PET−G化粧シートで11mm、アルミ箔で7mmであった。更に、耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも剥離は見られなかった。
[比較例2]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤6)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1に、酸性リン酸エステル(リン酸モノブチルとリン酸ジブチルの混合物、平均分子量182)0.4重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤6を得た。
得られた湿気硬化性ホットメルト接着剤6の性状及び特性を第2表に示した。
溶融粘度は8300mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.2と良好であった。
また、前記した手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで20N/25mm、PET−G化粧シートで30N/25mm、アルミ箔で22N/25mmであった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで15mm、PET−G化粧シートで4mm、アルミ箔で30mmであった。更に、耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも剥離は見られなかった。
[比較例3]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤7)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1に、シランカップリング剤(γ―グリシドキシプロピルトリメチルシラン)2.4重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤7を得た。
得られた湿気硬化性ホットメルト接着剤7の性状及び特性を第2表に示した。
溶融粘度は7800mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.0と良好であった。
また、前記した手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで16N/25mm、PET−G化粧シートで33N/25mm、アルミ箔で20N/25mmであった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで50mm以上、PET−G化粧シートで11mm、アルミ箔で33mmであった。更に、耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも剥離は見られなかった。
[比較例4]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤8)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1を、湿気硬化性ホットメルト接着剤8として各種測定、試験を行った。
湿気硬化性ホットメルト接着剤8の性状及び特性を第2表に示した。
溶融粘度は8500mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.5と良好であった。
また、前記した手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで5N/25mm、PET−G化粧シートで28N/25mm、アルミ箔で17N/25mmであった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで50mm以上、PET−G化粧シートで15mm、アルミ箔で50mm以上であった。更に、耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも剥離は見られなかった。
[比較例5]
(湿気硬化性ホットメルト接着剤9)
実施例1と同じ方法で得たウレタンプレポリマー1に、リン酸エステル(トリフェニルホスヘート)を0.4重量部、及びシランカップリング剤(γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)2.4重量部を加え、均一に攪拌し、湿気硬化性ホットメルト接着剤9を得た。
湿気硬化性ホットメルト接着剤9の性状及び特性を第2表に示した。
溶融粘度は7800mPa・s、イソシアネート基含有量は2.5重量%であり、熱安定性を評価した結果、ゲル化等の外観変化が無く、粘度変化も2.0と良好であった。
また、前記した手法で接着加工試験片及び供試体の作製し、接着性(剥離強さ)を測定した結果、PVC化粧シートで15N/25mm、PET−G化粧シートで30N/25mm、アルミ箔で20N/25mmであった。また、耐熱接着性(耐熱クリープ特性)を測定した結果、剥離長さは、PVC化粧シートで50mm以上、PET−G化粧シートで10mm、アルミ箔で28mmであった。更に、耐水性を評価した結果、PVC化粧シート、PET−G化粧シート、アルミ箔の何れも剥離は見られなかった。
Figure 2005232437
Figure 2005232437


Claims (4)

  1. イソシアネート基含有ホットメルトウレタンプレポリマー(A)と、酸性リン酸エステル(B)と、エポキシ基を有するシランカップリング剤(c−1)及びメルカプト基を有するシランカップリング剤(c−2)からなる群より選ばれる少なくとも1種のシランカップリング剤(C)とを含有してなり、
    前記ホットメルトウレタンプレポリマー(A)がポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られ、前記ポリオールの少なくとも20重量%がポリエステルポリオールである湿気硬化性ホットメルト接着剤。
  2. 前記ポリエステルポリオールが、直鎖状脂肪族ポリエステルポリオールを含むものである請求項1に記載の湿気硬化性ホットメルト接着剤。
  3. 前記ポリオールが、ポリエーテルポリオールをも含むものである請求項1に記載の湿気硬化性ホットメルト接着剤。
  4. 前記酸性リン酸エステル(B)が、炭素原子数1〜4の範囲のアルキル基を有するリン酸モノアルキルエステル及びリン酸ジアルキルエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の湿気硬化性ホットメルト接着剤。



JP2004369198A 2004-01-20 2004-12-21 湿気硬化性ホットメルト接着剤 Active JP4655199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369198A JP4655199B2 (ja) 2004-01-20 2004-12-21 湿気硬化性ホットメルト接着剤

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004011757 2004-01-20
JP2004369198A JP4655199B2 (ja) 2004-01-20 2004-12-21 湿気硬化性ホットメルト接着剤

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005232437A true JP2005232437A (ja) 2005-09-02
JP2005232437A5 JP2005232437A5 (ja) 2007-12-06
JP4655199B2 JP4655199B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=35015709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004369198A Active JP4655199B2 (ja) 2004-01-20 2004-12-21 湿気硬化性ホットメルト接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4655199B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007081645A3 (en) * 2006-01-04 2007-12-13 Henkel Corp Reactive polyurethane hot melt adhesive
JP2010510343A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 シーカ・テクノロジー・アーゲー ポリアルジミンを含む湿気硬化性ホットメルト接着剤コンパウンド
WO2010116627A1 (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 リンテック株式会社 太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびそれを備える太陽電池モジュール
JP2011225635A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Aica Kogyo Co Ltd 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤
JP2013534943A (ja) * 2010-06-11 2013-09-09 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー バインダー適用のための反応性イソシアナート末端プレポリマー
JP2013221118A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Dic Corp 2液硬化型樹脂組成物、コーティング剤及び塗膜
KR101351363B1 (ko) * 2010-12-28 2014-01-22 에스케이이노베이션 주식회사 친환경 핫멜트 조성물
JP2014201635A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物及び成形品
JP2015186860A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 大日本印刷株式会社 熱転写シート
JP2015196768A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 積水フーラー株式会社 湿気硬化型ホットメルト接着剤
CN111647382A (zh) * 2020-06-30 2020-09-11 浙江华峰热塑性聚氨酯有限公司 一种tpu粘合剂的制备方法及其用途
CN113423795A (zh) * 2019-02-14 2021-09-21 昭和电工材料株式会社 反应性热熔黏合剂组合物、黏合体及其制造方法
WO2021230095A1 (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 セメダイン株式会社 湿気硬化型ホットメルト接着剤

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548271A (en) * 1978-10-02 1980-04-05 Stauffer Chemical Co Pressure sensitive adhesive composition
JPH02163186A (ja) * 1988-12-17 1990-06-22 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd ホットメルト接着剤組成物
JPH0711225A (ja) * 1993-04-26 1995-01-13 Takeda Chem Ind Ltd ポリウレタン接着剤組成物
JPH07188638A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Asahi Glass Co Ltd 屈折率調整剤含有接着剤組成物及びその組成物を用いた積層体
JP2001040320A (ja) * 1999-07-27 2001-02-13 Hitachi Kasei Polymer Co Ltd 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤組成物
JP2001262113A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Sekisui Chem Co Ltd 湿気硬化型接着剤組成物
JP2004123833A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Sekisui Chem Co Ltd 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548271A (en) * 1978-10-02 1980-04-05 Stauffer Chemical Co Pressure sensitive adhesive composition
JPH02163186A (ja) * 1988-12-17 1990-06-22 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd ホットメルト接着剤組成物
JPH0711225A (ja) * 1993-04-26 1995-01-13 Takeda Chem Ind Ltd ポリウレタン接着剤組成物
JPH07188638A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Asahi Glass Co Ltd 屈折率調整剤含有接着剤組成物及びその組成物を用いた積層体
JP2001040320A (ja) * 1999-07-27 2001-02-13 Hitachi Kasei Polymer Co Ltd 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤組成物
JP2001262113A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Sekisui Chem Co Ltd 湿気硬化型接着剤組成物
JP2004123833A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Sekisui Chem Co Ltd 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1969080A2 (en) * 2006-01-04 2008-09-17 Henkel Corporation Reactive polyurethane hot melt adhesive
EP1969080A4 (en) * 2006-01-04 2012-02-29 Henkel Corp THERMOFUSIBLE ADHESIVE BASED ON REACTIVE POLYURETHANE
WO2007081645A3 (en) * 2006-01-04 2007-12-13 Henkel Corp Reactive polyurethane hot melt adhesive
JP2010510343A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 シーカ・テクノロジー・アーゲー ポリアルジミンを含む湿気硬化性ホットメルト接着剤コンパウンド
KR101347547B1 (ko) * 2009-03-30 2014-01-10 린텍 코포레이션 태양전지 모듈용 뒷면 보호시트 및 이를 구비한 태양전지 모듈
WO2010116627A1 (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 リンテック株式会社 太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびそれを備える太陽電池モジュール
JP2010232588A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Lintec Corp 太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびそれを用いてなる太陽電池モジュール
CN102365756A (zh) * 2009-03-30 2012-02-29 琳得科株式会社 太阳能电池组件用背面保护片及具有该保护片的太阳能电池组件
JP2011225635A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Aica Kogyo Co Ltd 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤
JP2013534943A (ja) * 2010-06-11 2013-09-09 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー バインダー適用のための反応性イソシアナート末端プレポリマー
KR101351363B1 (ko) * 2010-12-28 2014-01-22 에스케이이노베이션 주식회사 친환경 핫멜트 조성물
JP2013221118A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Dic Corp 2液硬化型樹脂組成物、コーティング剤及び塗膜
JP2014201635A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物及び成形品
JP2015186860A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 大日本印刷株式会社 熱転写シート
JP2015196768A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 積水フーラー株式会社 湿気硬化型ホットメルト接着剤
CN113423795A (zh) * 2019-02-14 2021-09-21 昭和电工材料株式会社 反应性热熔黏合剂组合物、黏合体及其制造方法
WO2021230095A1 (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 セメダイン株式会社 湿気硬化型ホットメルト接着剤
CN111647382A (zh) * 2020-06-30 2020-09-11 浙江华峰热塑性聚氨酯有限公司 一种tpu粘合剂的制备方法及其用途
CN111647382B (zh) * 2020-06-30 2022-03-25 浙江华峰热塑性聚氨酯有限公司 一种tpu粘合剂的制备方法及其用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP4655199B2 (ja) 2011-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5194518B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤及びそれを用いた造作材
JP4872295B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤
JP3838264B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤
EP1734095B1 (en) Moisture-curable polyurethane hot melt adhesive
CN105829482B (zh) 粘合剂组合物、粘合剂层、粘合带以及双面粘合带
JP5011933B2 (ja) ウェット単板用湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤、及びそれを用いた化粧造作部材
CA1246273A (en) Moisture-curable polyurethane composition
CN1250669C (zh) 具有宽范围开模时间的热熔湿固化聚氨酯粘合剂
JP4655199B2 (ja) 湿気硬化性ホットメルト接着剤
CN107207920B (zh) 半导体加工用粘合片
JP5563482B2 (ja) 無溶媒接着剤に有用な液状ポリウレタンプレポリマー
JP5787141B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤、及び造作部材
JP5696551B2 (ja) 湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤およびそれを用いた造作部材
JP2007211150A (ja) 反応型ホットメルト接着剤組成物
JP6373618B2 (ja) 湿気硬化型ホットメルト接着剤
JP5292891B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤、及びそれを用いた造作部材
JP2013087150A (ja) 湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤、及び化粧造作部材
WO2005068576A1 (ja) 湿気硬化性ホットメルト接着剤
EP1367110A1 (en) Adhesive composition
JP4619636B2 (ja) 湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物
JP2855685B2 (ja) ウレタン樹脂の製造方法
JP5471639B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤、及びそれを用いて得られる化粧造作部材
TWI477524B (zh) 聚氨酯樹脂及其利用
JP5648851B2 (ja) 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤、及びそれを用いて得られる化粧造作部材
JP2006096785A (ja) ウレタン樹脂系接着剤組成物と接着方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4655199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250