JP2013087150A - 湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤、及び化粧造作部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリオール成分(A)とポリイソシアネート成分(B)とを反応させて得られるウレタンプレポリマーを含有する湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤であって、前記成分(A)が、多塩基酸と脂環構造含有グリコールを反応させて得られるポリエステルポリオール(a1)、及び一般式(I)で示されるポリエステルポリオール(a2)を含有し、且つ、前記成分(A)中の前記(a1)と前記(a2)との質量比が、(a1)/(a2)=90/10〜50/50の範囲である。
【選択図】 図1
Description
本発明の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(以下、「ポリウレタンホットメルト接着剤」と略す)は、後述する特定のポリオール成分(A)及びポリイソシアネート成分(B)との反応物であるウレタンプレポリマーを主成分とし、必要によりその他公知の添加剤等を含有してなるものである。
先ず、本発明で使用するポリエステルポリオール(a1)と特定の一般式で示されるポリエステルポリオール(a2)とを必須に含有するポリオール成分(A)について、以下に説明する。
しく、9〜15の範囲内であることがさらに好ましい。nが3以上である場合、湿気硬化
型ホットメルト接着剤の硬化後の機械強度および防湿性能が特に良好である。また、nが40以下である場合、湿気硬化型ホットメルト接着剤の溶融粘度が高くなり過ぎず適度となり、作業性及び加工性が特に良好である。
次に、本発明で使用するポリイソシアネート成分(B)について説明する。
次に、本発明で使用するウレタンプレポリマーについて説明する。
反応性ホットメルト接着剤は、水分の吸収・拡散がないために寸法安定性に優れていることが知られており、中でも、分子内に脂環構造を有する反応性ホットメルト接着剤は、比較的良好な防湿性が得られることが知られていた。しかしながら、低温条件下では可使時間が極端に短く作業性に劣り、且つ初期クリープ性が低く、実用上の問題があった。
本発明の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤は、低温条件下(10℃程度)でも適度なオープンタイムを確保でき、且つ優れた防湿性や初期クリープなどの特性を発現でき、例えば、化粧造作部材、フラッシュパネルなどの造作部材を得ることができる。
次に、本発明の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を使用した態様である、化粧造作部材、及びフラッシュパネルについて、以下に説明する。
図1の化粧造作部材1は、基材11と、シート状又はフィルム状の表面部材14、15とが、本発明の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を硬化して形成された接着剤層12、13で貼り合わされることにより形成されている。
尚、図1では、基材の両面に表面部材が形成される場合について示しているが、本発明では、表面部材が基材の片面のみに形成されても構わない。
フラッシュパネル200においては、接着剤層12、13を介して基材11の両面に表面部材14、15が貼り合わされてなる造作部材1と、接着剤層22、23を介して基材21の両面にフィルム状又はシート状の表面部材24、25が貼り合わされてなる造作部材2とが、芯材3の両面に接着されている。
尚、図2では、芯材の両面に造作部材が形成される場合について示しているが、本発明の造作部材が芯材の片面のみに形成されても構わない。
基材31としてのミディアム デンシティ ファイバーボード(MDF:縦300mm、横300mm、厚み2.4mm)の片表面に、表面部材(図示せず)としてのオレフィン化粧シートが貼り合わされた造作部材を用意し、該造作部材のオレフィン化粧シートが貼り合わされていない方の面に、120℃で加熱溶融させた湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を、ロールコーター(速度5m/分)を用いて、塗布量が120g/m2となるように塗布した。
次いで、上記で形成した湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤の塗布面32に、基材33として、単板積層材(LVL(Laminated Veneer Lumber)合板:縦300mm、横30mm、厚み25mm)10本を、図3に示すように載置した。
その後、上記塗布面32の上に載置されたLVL合板上に、上記と同様の方法で湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を塗布した上記と同様の造作部材を載置し、載置から1分後に、2kgf/cm2で30秒間、平面プレス器を用い圧締して、1辺50mmの立方体を切り出したものを、常態接着強さを評価するための試験片を得た。
図3に示す試験片を用いて、常態接着強さの評価をJAS(昭和44年10月施行)の平面引張試験方法に準拠して行なった。
具体的には、上記で作製した試験片を、オレフィン化粧シートからなる面が上になるように固定した後、その面に、LVL合板に達する深さの正方形の溝(1辺が20mm)を作製した。次に、該正方形の表面を♯120のサンドペーパーを用いて研磨した後、該表面に接着剤(商標;アロンアルファ、プロ用No.3、東亜合成株式会社製)を塗布し、同形の金属部材を接着した。
接着した該金属部材を上方に引き上げたときの造作部材とLVL合板との接着強さを測定した。評価は、10個の試験片に対して行ない、その平均値(単位:kg/cm2)を算出した。
ミディアム デンシティ ファイバーボード(MDF:縦300mm、横300mm、厚み2.4mm)の片表面にオレフィン化粧シートが貼り合わされた造作部材51を用意し、該造作部材のオレフィン化粧シートの貼り合わされていない方の面に、湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を、ロールコーター(速度5m/分)を用いて、塗布量が120g/m2となるように塗布した。
次いで、上記で形成した湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤の塗布面に、図4に示す枠材400を載置し、該枠材400上に、上記と同様に湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布した上記と同様の造作部材51を載置した。
載置から1分後に、平面プレス器を用いて2kgf/cm2で30秒間、圧締することによってフラッシュパネル500を得た。
上記で作製したフラッシュパネルにつき、温度40℃および相対湿度30%の雰囲気下での養生を8時間、ならびに、温度40℃および相対湿度90%の雰囲気下での養生を16時間行なうことを1サイクルとし、これを5サイクル行なった後の、フラッシュパネルの反りを測定した。
フラッシュパネルの反りは、図5に示すフラッシュパネルの長方向の反り量Hが、養生前のフラッシュパネルを基準としたときに、5mm未満である場合を「○」と評価し、5mm以上である場合を「×」と評価した。
また、本発明では、特に断りのない限り、「部」は「質量部」、「%」は「質量%」である。
得られた湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤をコーンプレート粘度計(ICI株式会社製、コーン直径;19.5mm、コーン角度;2.0°)を用いて、測定温度120℃で測定した。
得られた湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を120℃で加熱溶融状態にし、基材であるポリプロピレンシート上に50μmの厚みとなるように塗布した。次いで、前記で塗布した接着剤層の上に、表面部材としてクラフト紙を載置し、直ちに10℃の恒温槽へ放置した。恒温層内へ放置した時点を基点(T0)とし、前記クラフト紙が前記接着剤層に接着しなくなるまでの時間(即ち、固化時間)(T1、単位:秒)を測定して、「10℃でのオープンタイム」とした。
低温条件(10℃)下でのオープンタイムの評価基準。
○:100〜300秒の場合、固化時間が適度である。
×:100秒未満の場合、固化時間が短すぎて、貼り合せ作業が困難である。又は、300秒を超える場合、硬化時間が遅すぎて、充分な貼り合せができない。
防湿性を透湿度で評価した。
表面温度100℃に調整したガラス板上に、ポリエチレンテレフタレートからなる離型フィルムを載置した。該離型フィルム上に、120℃で加熱溶融状態にした湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を、膜厚100μmになるようにアプリケーターを用いて塗布し、塗布物とした。
該塗布物を、温度23℃、相対湿度65%の恒温恒湿槽内で1週間放置した後、該湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤から形成されたフィルムを該離型フィルムから剥離し、測定用試料とした。
得られた測定用試料の透湿度を、透湿度カップ法(JIS Z 0208 B法)に基づいて測定した(単位;g/m2・24hr)。
防湿性の評価基準。
○:透湿度が35g/m2・24hr未満の場合
×:透湿度が35g/m2・24hr以上の場合
得られた湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を120℃で加熱溶融状態にし、該溶融した湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤をポリプロピレンシート上に50μmの厚みとなるように塗布し、次いで、塗布した該接着剤層の上にMDF(ミディアム デンシティ ファイバーボード)を載置し、貼り合わせた。
貼り合わせから3分後に35℃の雰囲気下で、該MDFに対し、75gの荷重を90°方向にかけて、15分後の該MDFの剥離長さを測定した。
初期クリープ性の評価基準。
○:剥離長さが5mm以下の場合。
×:剥離長さが5mmを超える場合。
反応容器に、脂環構造含有グリコールとして1,4−シクロヘキサンジメタノール(以下、CHDMと略す。)を565質量部、多塩基酸としてアジピン酸(以下、AAと略す。)を435質量部、及びエステル化触媒としてテトライソプロポキシチタンを0.05質量部添加し、内温120℃で溶融させた。
次いで、撹拌しながら3時間にて220℃まで昇温し、220℃で4時間保持した後、100℃に冷却することにより、ポリエステルポリオール(a1−1)(数平均分子量1000、酸価0.8、水酸基価111.5)を得た。
なお、前記ポリエステルポリオール(a1−1)は、第1表において「CHDM/AA#1000」と略記する。
反応容器に、CHDMを610質量部、AAを390質量部、及びエステル化触媒としてテトライソプロポキシチタンを0.05質量部添加し、内温120℃で溶融させた。
次いで、撹拌しながら3時間にて220℃まで昇温し、220℃で4時間保持した後、100℃に冷却することにより、ポリエステルポリオール(a1−2)(Mn600、酸価0.7、水酸基価187.1)を得た。
なお、前記ポリエステルポリオール(a1−2)は、第1表において「CHDM/AA#600」と略記する。
反応容器に、1,12−ドデカン二酸(以下、DDAと略す。)を600質量部、1,6−ヘキサンジオール(以下、HGと略す。)を400質量部、及びエステル化触媒としてテトライソプロポキシチタンを0.05質量部添加し、内温120℃で溶融させた。
次いで、撹拌しながら3時間にて220℃まで昇温し、220℃で4時間保持した後、100℃に冷却することにより、ポリエステルポリオール(a2−1)(Mn3500、酸価0.4、水酸基価31.6、融点72℃)を得た。
なお、前記ポリエステルポリオール(a2−1)は、第1表において「HG/DDA」と略記する。
反応容器に、合成例1で得た脂環構造含有のポリエステルポリオール(a1−1)47.5質量部、及び合成例3で得たポリエステルポリオール(a2−1)14.0質量部を仕込み攪拌し混合して、内温100℃で減圧条件にて加熱することにより、反応容器内の生成物全量に対する水分が0.05質量%となるまで脱水を継続した。
次いで、内温70℃に冷却後、70℃に溶融した4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(商品名:ミリオネートMT、日本ポリウレタン株式会社製、以下MDIと略す。)を19質量部加えて、イソシアネート基含有量が一定となるまで110℃で3時間反応させることにより、ウレタンプレポリマー(120℃における溶融粘度;14000mPa・s、NCO%;2.5%)を得、本発明の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(実1)を得た。
反応容器に、合成例1で得た脂環構造含有のポリエステルポリオール(a1−1)47.5質量部、合成例3で得たポリエステルポリオール(a2−1)14質量部、及びポリカプロラクトンポリオール(パーストープ株式会社製、分子量80000、第1表において「PCL#80000」と略す。)14質量部を仕込み、混合し、100℃で減圧加熱することにより、反応容器内の生成物全量に対する水分が0.05質量%となるまで脱水した。
次いで、内温70℃に冷却後、70℃に溶融したMDIを25.5質量部加えて、イソシアネート基含有量が一定となるまで110℃で3時間反応させることにより、ウレタンプレポリマー(120℃における溶融粘度;24000mPa・s、NCO%;4.1%)を得、本発明の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(実2)を得た。
反応容器に、合成例2で得た脂環構造含有ポリオール(a1−2)36質量部、合成例3で得られたポリエステルポリオール(a2−1)14質量部、及びポリカプロラクトンポリオール(パーストープ社製、分子量80000)14質量部を仕込み、混合し、100℃で減圧加熱することにより、反応容器内の生成物全量に対する水分が0.05質量%となるまで脱水した。
次いで、内温70℃に冷却後、70℃で溶融したMDIを33.8質量部加えて、イソシアネート基含有量が一定となるまで110℃で3時間反応させることによってウレタンプレポリマー(120℃における溶融粘度;20000mPa・s、NCO%;5.8%)を得、本発明の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(実3)を得た。
反応容器に、エタナコール UC−100(商品名、宇部興産株式会社製、シクロヘキサンジメタノールからなるポリカーボネートジオール、Mn1000、第1表において「CHDM−PC」と略す。)7.1質量部と、エタナコール UM−90(商品名、宇部興産株式会社製、シクロヘキサンジメタノールと1,6−ヘキサンジオールからなるポリカーボネートジオール(シクロヘキサンジメタノール/1,6−ヘキサンジオール=1/1の質量比)、Mn900、第1表において「CHDM/HG(1/1)−PC」と略す。)49.6質量部、及び合成例3で得たポリエステルポリオール(a2−1)14.2質量部を仕込み攪拌混合し、内温100℃で減圧条件にて加熱することにより、反応容器内の生成物全量に対する水分が0.05質量%となるまで脱水を継続した。
次いで、内温70℃に冷却後、70℃に溶融したMDIを25.6質量部加えて、イソシアネート基含有量が一定となるまで110℃で3時間反応させることにより、ウレタンプレポリマー(120℃における溶融粘度;11000mPa・s、NCO%;5.0%)を得、湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(比1)を得た。
反応容器に、エタナコールUC−100を7.1質量部と、エタナコールUM−90を 36.5質量部と、合成例3で得られたポリエステルポリオール(a2−1)14質量部と、ポリカプロラクトンポリオール(パーストープ社製、分子量80000)14質量部とを仕込み、混合し、100℃で減圧加熱することにより、反応容器内の全量に対する水分が0.05質量%となるまで脱水した。
次いで、内温70℃に冷却後、70℃で溶融したMDIを26質量部加え、イソシアネート基含有量が一定となるまで110℃で3時間反応させることによってウレタンプレポリマー(120℃における溶融粘度;21000mPa・s、NCO%;4.5%)を得、湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(比2)を得た。
反応容器に、合成例1で得られた脂環構造含有ポリオール(a1−1)20質量部、合成例3で得られたポリエステルポリオール(a2−1)40質量部、及びポリカプロラクトンポリオール(パーストープ社製、分子量80000)14質量部とを仕込み、混合し、100℃で減圧加熱することにより、反応容器内の全量に対する水分が0.05質量%となるまで脱水した。
次いで、内温70℃に冷却後、70℃で溶融したMDIを20質量部加え、イソシアネート基含有量が一定となるまで110℃で3時間反応させることによってウレタンプレポリマー(120℃における溶融粘度;10000mPa・s、NCO%;4.2%)を得、湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(比3)を得た。
反応容器に、合成例1で得られた脂環構造含有ポリオール(a1−1)60質量部、及びポリカプロラクトンポリオール(パーストープ社製、分子量80000)14質量部とを仕込み、混合し、100℃で減圧加熱することにより、反応容器内の全量に対する水分が0.05質量%となるまで脱水した。
次いで、内温70℃に冷却後、70℃で溶融したMDIを30質量部加え、イソシアネート基含有量が一定となるまで110℃で3時間反応させることによってウレタンプレポリマー(120℃における溶融粘度;61000mPa・s、NCO%;4.6%)を得、湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤(比4)を得た。
11・・・基材
12・・・接着剤層
13・・・接着剤層
14・・・表面部材
15・・・表面部材
200・・フラッシュパネル
2・・・・造作部材
21・・・基材
22・・・接着剤層
23・・・接着剤層
24・・・表面部材
25・・・表面部材
3・・・・芯材
31・・・基材(ミディアム デンシティ ファイバーボード(MDF))
32・・・湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤の塗布面
33・・・基材(単板積層材(LVL(Laminated Veneer Lumber)合板)
400・・枠材
51・・・造作部材
500・・フラッシュパネル
H・・・・フラッシュパネルの長方向の反り量
Claims (9)
- ポリオール成分(A)とポリイソシアネート成分(B)とを反応させて得られるウレタンプレポリマーを含有する湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤であって、
前記ポリオール成分(A)が、多塩基酸と脂環構造含有グリコールを反応させて得られるポリエステルポリオール(a1)、及び下記一般式(I)で示されるポリエステルポリオール(a2)を含有し、且つ、
前記ポリオール成分(A)中の前記(a1)と前記(a2)との質量比が、(a1)/(a2)=90/10〜50/50の範囲であることを特徴とする湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤。
(一般式(I)中、R1およびR2は、それぞれ独立して、炭素原子数が偶数の直鎖のアルキレン基を示し、かつR1およびR2の有する炭素原子数の合計が12以上である。nは3〜40の整数を示す。) - 前記ポリエステルポリオール(a1)が、多塩基酸とシクロヘキサン環含有グリコール又はその誘導体を反応させて得られるものである請求項1に記載の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤。
- 前記ポリエステルポリオール(a1)の数平均分子量が、500〜2500の範囲である請求項1に記載の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤。
- 前記ポリエステルポリオール(a2)の融点が、60〜80℃の範囲である請求項1に記載の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤。
- 更に、前記ポリオール成分(A)に、ポリカプロラクトンポリオール(a3)を含有する請求項1に記載の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤。
- 前記ポリオール成分(A)中の前記(a1)と(a2)と(a3)の質量比が、(a1)/(a2)/(a3)=50〜90/10〜50/5〜30である請求項5に記載の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤。
- シート又はフィルムである表面部材と基材の間に、前記表面部材と前記基材とを接着する接着剤層を有し、前記接着剤層が請求項1〜6の何れか一項に記載の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を硬化し形成してなることを特徴とする化粧造作部材。
- 前記基材が木質基材であり、且つ、前記表面部材がフィルム、シート、及び紙からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項7に記載の化粧造作部材。
- 芯材の両面に、造作部材を、請求項1〜6の何れか一項に記載の湿気硬化性ポリウレタンホットメルト接着剤を塗布し接着してなることを特徴とするフラッシュパネル。
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