JP2005230911A - 金型用バキュームユニット - Google Patents

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【課題】金型の型部4を支持する型ホルダ1に、型部に形成した孔4aに吸引力を作用させるために装着する金型用バキュームユニット6であって、外筒61と、外筒の上部に挿入される内筒62とから成り、内筒の下端部外周のテーパー部と外筒の内周のテーパー部との間にテーパー状の通気間隙63を確保すると共に、外筒に、通気間隙に連通する空気流入口64を形成し、空気流入口から通気間隙を介して外筒内に噴出する空気流によるエゼクタ効果で型部の孔に吸引力を作用させるものにおいて、バキュームユニットの付設に伴う型ホルダの加工を容易化できるようにする。
【解決手段】外筒61に、空気流入口64の下側に位置させてフランジ部61bを形成すると共に、内筒62の上端のフランジ部62bの上面に、型ホルダ1上に載置する他部材2との間の隙間をシールするためのOリング65を装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金型の型部を支持する型ホルダに、型部に形成した孔に吸引力を作用させるために装着する金型用バキュームユニットに関する。
従来、打抜き加工を行うプレス金型において、型部たるダイを支持する型ホルダ(ダイホルダ)に、ダイに形成した打抜き用の孔に吸引力を作用させるバキュームユニットを装着し、打抜き用の孔内のスクラップを吸引するようにしたものが知られている。ここで、バキュームユニットは、外筒と、外筒の上部に挿入される内筒とで構成される。内筒は、上端のフランジ部と、下方に向かって縮径する下端部外周のテーパー部とを有し、外筒の内周に、内筒のテーパー部に対向する、下方に向かって縮径するテーパー部を形成して、内筒のテーパー部と外筒のテーパー部との間にテーパー状の通気間隙を形成すると共に、外筒に、この通気間隙に連通する、径方向に貫通する空気流入口を形成し、空気流入口から通気間隙を介して外筒内に噴出する空気流によるエゼクタ効果でダイの打抜き用の孔に吸引力を作用させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このものでは、外筒に、空気流入口に合致する外周の溝を形成すると共に、型ホルダに、外筒が気密に嵌合するバキュームユニット用の装着孔と、外筒の外周溝に合致する位置で装着孔に連通する、給気通路となる孔とを形成し、外部の空気源からの圧縮空気が給気通路と外周溝とを介して空気流入口に供給されるようにしている。
実開昭57−146923号公報
上記従来例のものでは、型ホルダに給気通路となる孔を形成する必要があり、型ホルダが大型で、バキュームユニット用の装着孔と型ホルダの外側面との間の距離が長い場合、給気通路の孔明け加工が非常に面倒になる。また、バキュームユニット用の装着孔をバキュームユニットの外筒の外径に合わせて正確に形成する必要があり、装着孔の加工も精度が要求されて面倒になる。このように、バキュームユニットの付設に伴って必要になる型ホルダの加工が面倒になることから、型費アップを招く不具合がある。
本発明は、以上の点に鑑み、バキュームユニットの付設に伴う型ホルダの加工を容易化できるようにした金型用バキュームユニットを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴によれば、金型の型部を支持する型ホルダに、型部に形成した孔に吸引力を作用させるために装着する金型用バキュームユニットであって、外筒と、外筒の上部に挿入される内筒とから成り、内筒は、上端のフランジ部と、下方に向かって縮径する下端部外周のテーパー部とを有し、外筒の内周に、内筒のテーパー部に対向する、下方に向かって縮径するテーパー部を形成して、内筒のテーパー部と外筒のテーパー部との間にテーパー状の通気間隙を形成すると共に、外筒に、この通気間隙に連通する、径方向に貫通する空気流入口を形成し、空気流入口から通気間隙を介して外筒内に噴出する空気流によるエゼクタ効果で型部の孔に吸引力を作用させるものにおいて、外筒の外周に、空気流入口の下側に位置するフランジ部を形成すると共に、内筒の上端のフランジ部の上面に、型ホルダ上に載置する他部材との間の隙間をシールするためのOリングを装着している。
また、本発明の第2の特徴によれば、第1の特徴と同様に、外筒の外周に、空気流入口の下側に位置するフランジ部を形成すると共に、外筒の上端に、内筒の上端のフランジ部が嵌合する筒部を突設し、この筒部の上端面に、型ホルダ上に載置する他部材との間の隙間をシールするためのOリングを装着している。
上記本発明のバキュームユニットを用いる場合、型ホルダに、外筒のフランジ部が着座する段差部を有する段付き形状の装着孔を形成すると共に、型ホルダの上面に、装着孔に連通する溝を形成し、この溝の上面を型ホルダ上に載置する他部材で閉塞し、外部の空気源からの空気を上記溝から成る給気通路を介してバキュームユニットに供給することができる。この場合、段差部より上方の装着孔の部分の径が外筒のフランジ部及び内筒のフランジ部の外径より大径であっても、装着孔の段差部に着座する外筒のフランジ部の上方位置において、給気通路からの空気が空気流入口に流入し、バキュームユニットによる吸引作用が発揮される。
また、段差部より上方の装着孔の部分の孔深さが外筒のフランジ部の下面から内筒の上端のフランジ部の上面までの高さより大きいと、内筒の上端のフランジ部と型ホルダ上に載置する他部材との間に隙間が空く。このままでは、内筒のテーパー部と外筒のテーパー部との間の通気間隙から噴出する空気流によるエゼクタ効果で、給気通路からの空気が上記隙間を介してバキュームユニット内の上方空間に吸引され、型部の孔に作用する吸引力が低下する。然し、上記第1の特徴のものでは、内筒の上端のフランジ部の上面に装着したOリングにより上記隙間がシールされるため、バキュームユニット内の上方空間に給気通路からの空気が吸引されることはなく、型部の孔に対し良好に吸引力を作用できる。また、上記第2の特徴のものでも、筒部の上端面に装着したOリングによりバキュームユニット内の上方空間に給気通路からの空気が吸引されることを防止でき、型部の孔に対し良好に吸引力を作用できる。
このように本発明のバキュームユニットを用いる場合は、型ホルダの上面の溝で給気通路を構成しても何ら問題はなく、給気通路の加工が容易になる。また、段差部より上方の装着孔の部分の径及び深さに関する精度はラフで良く、装着孔の加工も容易になる。かくして、バキュームユニットの付設に伴う型ホルダの加工が容易化され、型費の削減を図ることができる。
尚、外筒の外周に、外筒のフランジ部よりも下側に位置させて、Oリングを装着しておけば、段差部より下方の装着孔の部分を外筒の外径より大径に形成しても、装着孔のこの部分のシール性を確保でき、装着孔の加工が一層容易になる。
ここで、上記型部が、上記孔として打抜き用の孔を形成したプレス金型のダイである場合は、バキュームユニットによって打抜き用の孔に作用する吸引力で打抜き用の孔内のスクラップを良好に吸引できる。また、上記型部が、上記孔としてキャビティ内のガスを排出するガス抜き孔を形成した射出成形金型の型板である場合は、バキュームユニットによってガス抜き孔に作用する吸引力によりキャビティ内のガスを良好に吸引できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明バキュームユニットを具備する打抜き用のプレス金型の縦断面図、図2は本発明の第1実施形態のバキュームユニットの縦断面図、図3は本発明の第2実施形態のバキュームユニットの縦断面図、図4は本発明の第3実施形態のバキュームユニットの縦断面図、図5は本発明バキュームユニットを具備する射出成形金型の縦断面図である。
図1を参照して、1はプレス金型の型ホルダたるダイホルダであり、ダイホルダ1上に、バッキングプレート2を介してダイプレート3を載置し、ダイプレート3に、プレス金型の型部たる打抜き用の孔4aを有するダイ4を嵌着している。そして、ダイ4の孔4aに上方から挿入可能なパンチ5によりブランクWの打抜き加工を行い、打抜いたスクラップSをダイ4の孔4aからバッキングプレート2とダイホルダ1とを通して下方に排出するようにしている。
ダイホルダ1には、ダイ4の孔4aと同一軸線上に位置させてバキュームユニット6が装着されている。このバキュームユニット6は、図2に明示する如く、外筒61と、外筒61の上部に挿入される内筒62とで構成されている。内筒62には、下方に向かって縮径する下端部外周のテーパー部62aが形成され、また、外筒61の内周には、内筒62のテーパー部62aに対向する、下方に向かって縮径するテーパー部61aが形成されている。更に、内筒62の上端に、外筒61の上端に当接するフランジ部62bを形成し、フランジ部62bにより外筒61に対する内筒62の挿入深さを規制することで、内筒62のテーパー部62aと外筒61のテーパー部61aとの間にテーパー状の通気間隙63が形成される。そして、外筒61に、この通気間隙63に連通する、径方向に貫通する空気流入口64を周方向の間隔を存して複数形成し、空気流入口64から通気間隙63を介して外筒61内に斜め下向きに空気が噴出されるようにしている。尚、内筒62のテーパー部62aと外筒61のテーパー部61aとは平行でなくても良く、例えば、バキュームユニット6の軸線に対する内筒62のテーパー部62aの角度を外筒61のテーパー部61aの角度より小さくして、通気間隙63の幅が下方の出口部に向けて次第に狭くなるようにしても良い。
また、外筒61の外周には、空気流入口64の下側に位置するフランジ部61bが形成されている。ここで、ダイホルダ1には、図1に示す如く、ダイ4の孔4aと同一軸線上に位置させて、上方の大径孔部7aと下方の小径孔部7bと中間の段差部7cとを有する段付き形状のバキュームユニット用の装着孔7が形成されている。そして、フランジ部61bの下側の外筒61の部分が小径孔部7bに挿入され、外筒61のフランジ部61bが段差部7cに着座した状態で装着孔7にバキュームユニット6が装着される。尚、外筒61の外周には、フランジ部61bに隣接するくびれ部61cが形成されている。このくびれ部61cは段差部7cの内周のコーナに対する逃げとして機能し、そのため、フランジ部61bが段差部7cに確実に着座する。
また、ダイホルダ1の上面には、装着孔7の大径孔部7aに連通する溝8が形成されている。溝8の上面は、ダイホルダ1上に載置する他部材たるバッキングプレート2により閉塞され、外部の空気源からの圧縮空気を大径孔部7aに供給する給気通路が溝8により構成される。そして、大径孔部7aに供給された空気は、段差部7cに着座する外筒61のフランジ部61bの上方に位置する空気流入口64に流入し、通気間隙63を介して外筒61内に噴出する。かくして、噴出空気流によるエゼクタ効果でダイ4の孔4aに吸引力が作用して、孔4a内のスクラップSが吸引され、バキュームユニット6を通してスクラップSが詰まりを生ずることなくスムーズに排出される。
この場合、内筒62のフランジ部62bとバッキングプレート2との間に隙間が空いていると、通気間隙63からの噴出空気流によるエゼクタ効果で、大径孔部7aに供給された空気が上記隙間を介してバキュームユニット6内の上方空間に吸引され、ダイ4の孔4aに作用する吸引力が低下して、スクラップSの吸引作用が阻害される。そこで、内筒62のフランジ部62bの上面に環状溝62cを形成し、この環状溝62cにOリング65を装着している。尚、環状溝62cの内周側の溝壁はオーバーハング形状に形成され、バキュームユニット6の取り扱い時にOリング65が脱落することを防止できるようにしている。このように内筒62のフランジ部62bの上面にOリング65を装着することにより、内筒62のフランジ部62bとバッキングプレート2との間の隙間がOリング65によりシールされ、この隙間からの空気の吸引でダイ4の孔4aに作用する吸引力が低下することを防止でき、スクラップSを良好に吸引できる。
かくして、給気通路をダイホルダ1の上面の溝8で構成し、また、大径孔部7aをフランジ部61b,62bより大径に形成し、更に、大径孔部7aをフランジ部61bの下面からフランジ部62bの上面までの高さより深く形成しても、バキュームユニット6によりスクラップSを確実に吸引して排出できる。従って、ダイホルダ1が大型で、バキュームユニット用の装着孔7からダイホルダ1の外側面までの距離が長くても、孔で給気通路を構成するものと異なり、給気通路の加工が容易なる。更に、大径孔部7aの径及び深さに関する精度もラフで良く、大径孔部7aの加工も容易になる。
尚、段差部7cの面粗度が粗く、フランジ部61bと段差部7cとの間に隙間を生じ、更に、小径孔部7bと外筒61との間にも隙間を生ずると、これらの隙間を介して空気が漏れ、通気間隙63に供給される空気量が減少してしまう。そこで、本実施形態では、フランジ部61bより下側の外筒61の部分の外周にリング溝61dを形成して、この溝61dにOリング66を装着している。これによれば、小径孔部7bと外筒61との間の隙間がOリング66によりシールされ、小径孔部7bと外筒61との間の隙間を介しての空気漏れが防止される。そのため、段差部7cの面粗度や、小径孔部7bの径に関する精度もラフで良くなり、装着孔7の加工が一層容易になる。
このように、バキュームユニット6を付設することで必要になるダイホルダ1に対する給気通路や装着孔7の加工が容易になるため、ダイホルダ1の加工コストを安くして、型費の削減を図ることができる。
尚、上記第1実施形態のバキュームユニット6では、内筒62のフランジ部62bの上面に、Oリング65を装着するための内周側と外周側の溝壁を有する環状溝62cを形成しているが、図3に示す第2実施形態のバキュームユニット6の如く、フランジ部62bの上面の外周縁部を切欠いて、外周側の溝壁が無い環状溝62bを形成し、この環状溝62bにOリング65を装着しても良い。
また、図4に示す第3実施形態のバキュームユニット6では、外筒61の上端に、内筒62の上端のフランジ部62bが嵌合する筒部61eを、フランジ部62bの下面を受ける段部61fを存して突設している。そして、筒部61eの上端面に環状溝61gを形成し、この環状溝61gにバッキングプレート2との間の隙間をシールするためのOリング65を装着している。これによれば、内筒62のフランジ部62bとバッキングプレート2との間に隙間が空いても、この隙間はOリング65により大径孔部7aに対し縁切りされるため、大径孔部7aに供給された空気が上記隙間を介してバキュームユニット6内の上方空間に吸引されることはない。従って、内筒62のフランジ部62bの上面にOリング65を装着する上記第1、第2実施形態のものと同様に、バキュームユニット6内の上方空間への空気の吸引でダイ4の孔4aに作用する吸引力が低下することを防止できる。
尚、このものでは、内筒62が外筒61に対し筒部61eへのフランジ部62bの嵌合で芯決めされる。そのため、空気流入口64の形成箇所において外筒61と内筒62との間に筒状の間隙を確保することが可能になる。そこで、第3実施形態では、外筒61のテーパー部61aと内筒62のテーパー部62aとの間のテーパー状の通気間隙63の上端を空気流入口64より下方に位置させ、通気間隙63が外筒61と内筒62との間の筒状の間隙を介して空気流入口64に連通されるようにしている。これによれば、空気流入口64からの空気が筒状間隙で下向きに変向され、そのため、通気間隙63からの噴出空気流に下向きの流速成分をより多く与えることが可能になり、エゼクタ効果による吸引力をより効果的に発生させることができる。
以上、打抜き加工を行うプレス金型に組み込むバキュームユニット6について説明したが、バキュームユニット6は、図5に示すように、射出成形金型でも使用できる。この射出成形金型は、型ホルダたる受け板101と、この受け板101に支持される金型の型部たる型板102と、この型板102に対向する第2の型板103とを備えており、両型板102,103間に形成されるキャビティ104に成形材料を注入して製品を成形する。型板102には、キャビティ104内のガス(空気、成形材料の分解ガス等)を排出する複数のガス抜き孔が形成される。図5には、2つのガス抜き孔102a,102bが図示されている。一方のガス抜き孔102aのキャビティ104側の端部には、極めて微細な貫通孔を多数有するTSベント105が装着され、他方のガス抜き孔102bにはエジェクタピン106が挿通されている。かくして、キャビティ104内のガスは、TSベント105を介して、また、エジェクタピン106の外周の僅かなクリアランスを介して排出されることになり、ガスの排出抵抗はかなり大きくなる。そこで、受け板101に、各ガス抜き孔102a102bに対応させてバキュームユニット6を装着し、各バキュームユニット6により各ガス抜き孔102a,102bに吸引力を作用させて、キャビティ104内のガスを効率良く吸引排気できるようにしている。
バキュームユニット6は、各ガス抜き孔102a,102bと同一軸線上に位置させて受け板101に形成した装着孔107に装着される。この装着孔107は、上記ダイホルダ1に形成した装着孔7と同様に、上方の大径孔部107aと下方の小径孔部107bと中間の段差部107cとを有する段付き形状に形成される。バキュームユニット6は上記第1実施形態のものと同様であり、フランジ部61bの下側の外筒61の部分が小径孔部107bに挿入され、外筒61のフランジ部61bが段差部107cに着座した状態で装着孔7にバキュームユニット6が装着される。また、受け板101の上面には、装着孔107の大径孔部107aに連通する溝108が形成されている。この溝108の上面は、受け板101上に載置する他部材たる型板102により閉塞され、外部の空気源からの圧縮空気を大径孔部107aに供給する給気通路が溝108により構成される。そして、大径孔部107aに供給された空気は、段差部7cに着座する外筒61のフランジ部61bの上方に位置する空気流入口64に流入し、通気間隙63を介して外筒61内に噴出する。かくして、噴出空気流によるエゼクタ効果で型板102のガス抜き孔102a,102bに吸引力が作用して、キャビティ104内のガスが吸引排気される。また、上記プレス金型の場合と同様に、バキュームユニット6を付設することで必要になる給気通路や装着孔107の加工が容易になり、受け板101の加工コストを安くして、型費の削減を図ることができる。
尚、図5に示すものでは、バキュームユニット6として上記第1実施形態と同様のものを用いているが、上記第2実施形態や第3実施形態のバキュームユニット6を用いることも勿論可能である。
本発明バキュームユニットを具備する打抜き用のプレス金型の縦断面図。 本発明の第1実施形態のバキュームユニットの縦断面図。 本発明の第2実施形態のバキュームユニットの縦断面図。 本発明の第3実施形態のバキュームユニットの縦断面図。 本発明バキュームユニットを具備する射出成形金型の縦断面図。
符号の説明
1…ダイホルダ(型ホルダ)、2…バッキングプレート(他部材)、4…ダイ(型部)、4a…打抜き用の孔、6…バキュームユニット、61…外筒、61a…テーパー部、61b…フランジ部、61e…筒部、62…内筒、62a…テーパー部、62b…フランジ部、63…通気間隙、64…空気流入口、65,66…Oリング、101…受け板(型ホルダ)、102…型板(型部)、102a,102b…ガス抜き孔、104…キャビティ。

Claims (5)

  1. 金型の型部を支持する型ホルダに、型部に形成した孔に吸引力を作用させるために装着する金型用バキュームユニットであって、外筒と、外筒の上部に挿入される内筒とから成り、内筒は、上端のフランジ部と、下方に向かって縮径する下端部外周のテーパー部とを有し、外筒の内周に、内筒のテーパー部に対向する、下方に向かって縮径するテーパー部を形成して、内筒のテーパー部と外筒のテーパー部との間にテーパー状の通気間隙を形成すると共に、外筒に、この通気間隙に連通する、径方向に貫通する空気流入口を形成し、空気流入口から通気間隙を介して外筒内に噴出する空気流によるエゼクタ効果で型部の孔に吸引力を作用させるものにおいて、
    外筒の外周に、空気流入口の下側に位置するフランジ部を形成すると共に、内筒の上端のフランジ部の上面に、型ホルダ上に載置する他部材との間の隙間をシールするためのOリングを装着することを特徴とする金型用バキュームユニット。
  2. 金型の型部を支持する型ホルダに、型部に形成した孔に吸引力を作用させるために装着する金型用バキュームユニットであって、外筒と、外筒の上部に挿入される内筒とから成り、内筒は、上端のフランジ部と、下方に向かって縮径する下端部外周のテーパー部とを有し、外筒の内周に、内筒のテーパー部に対向する、下方に向かって縮径するテーパー部を形成して、内筒のテーパー部と外筒のテーパー部との間にテーパー状の通気間隙を形成すると共に、外筒に、この通気間隙に連通する、径方向に貫通する空気流入口を形成し、空気流入口から通気間隙を介して外筒内に噴出する空気流によるエゼクタ効果で型部の孔に吸引力を作用させるものにおいて、
    外筒の外周に、空気流入口の下側に位置するフランジ部を形成すると共に、外筒の上端に、内筒の上端のフランジ部が嵌合する筒部を突設し、この筒部の上端面に、型ホルダ上に載置する他部材との間の隙間をシールするためのOリングを装着することを特徴とする金型用バキュームユニット。
  3. 前記外筒の外周に、外筒に形成する前記フランジ部よりも下側に位置させて、Oリングを装着したことを特徴とする請求項1または2記載の金型用バキュームユニット。
  4. 前記型部は、前記孔として打抜き用の孔を形成したプレス金型のダイであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の金型用バキュームユニット。
  5. 前記型部は、前記孔としてキャビティ内のガスを排出するガス抜き孔を形成した射出成形金型の型板であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の金型用バキュームユニット。
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