JP2005230649A - 有機性廃棄物処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】毎日頻繁に有機性廃棄物を排出する店舗等に場所を取ることなく簡便に設置することができ、かつ、処理に際して発生する臭気をできるだけ外部に漏らさないようにすることができる有機性廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】外框体1の内部に、投入された有機性廃棄物bを処理する処理槽2を設け、外框体内の一側に該外框体内の空気を外部へ排出させる排気手段3を設けて、外框体内において処理槽よりも上部にその下流側を排気手段の始端側に臨ませた脱臭手段4を設けると共に、外框体は、処理槽の投入部5へその投入口6を対応させて該投入口の閉塞時、外框体内を密封状態に維持させる開閉蓋7を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】外框体1の内部に、投入された有機性廃棄物bを処理する処理槽2を設け、外框体内の一側に該外框体内の空気を外部へ排出させる排気手段3を設けて、外框体内において処理槽よりも上部にその下流側を排気手段の始端側に臨ませた脱臭手段4を設けると共に、外框体は、処理槽の投入部5へその投入口6を対応させて該投入口の閉塞時、外框体内を密封状態に維持させる開閉蓋7を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、毎日頻繁に有機性廃棄物を排出する店舗等に場所を取ることなく簡便に設置することができ、かつ、処理に際して発生する臭気をできるだけ外部に漏らさないようにすることができる有機性廃棄物処理装置に関する。
従来、飲食店等において発生する残飯や野菜屑などの生ゴミあるいは、コンビニエンスストアーなどから出る賞味期間切れ等の弁当などの食品等廃棄物は、一般焼却できる生ゴミと一緒に回収され、所定の施設で焼却処分されていた。
または、飼料として使用できる生ゴミ等廃棄物は畜産家などにより回収され、再利用されることで、毎日排出される生ゴミに対する対策を行っていた。
または、飼料として使用できる生ゴミ等廃棄物は畜産家などにより回収され、再利用されることで、毎日排出される生ゴミに対する対策を行っていた。
しかしながら、これらの処理にあっては、前記廃棄物が排出されるたびに、所定大きさのバケツなどの回収容器へ一旦収容しておき、定められた時間に回収場所へ運ばなければならず、その間は、建物の一室に保管しておかなければならないので、不衛生となりやすく、しかも、異臭,悪臭が発生して、飲食店等にあっては極めて好ましくない環境を呈するのが現状であった。
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、外框体の内部に、投入された有機性廃棄物を処理する処理槽を設け、外框体内の一側に該外框体内の空気を外部へ排出させる排気手段を設けて、外框体内において処理槽よりも上部にその下流側を前記排気手段の始端側に臨ませた脱臭手段を設けると共に、外框体は、処理槽の投入部へその投入口を対応させて該投入口の閉塞時前記外框体内を密封状態に維持させる開閉蓋を設けることにより、毎日頻繁に有機性廃棄物を排出する店舗等に場所を取ることなく簡便に設置することができ、かつ、処理に際して発生する臭気をできるだけ外部に漏らさないようにすることができる有機性廃棄物処理装置を提供することを目的としている。
前記した目的を達成するための本発明の手段は、
外框体と、この外框体の内部に設けて投入された有機性廃棄物を処理する処理槽と、前記外框体内の一側に設けて該外框体内の空気を外部へ排出させる排気手段と、前記外框体内において前記処理槽よりも上部に設けて前記排気手段による排気通路に設けた脱臭手段とを備えさせ、
前記外框体は、前記処理槽の投入部へ前記外框体に設けた投入口を対応させて、該投入口の閉塞時、前記外框体内を密封状態に維持させる開閉蓋を設けた有機性廃棄物処理装置の構成にある。
外框体と、この外框体の内部に設けて投入された有機性廃棄物を処理する処理槽と、前記外框体内の一側に設けて該外框体内の空気を外部へ排出させる排気手段と、前記外框体内において前記処理槽よりも上部に設けて前記排気手段による排気通路に設けた脱臭手段とを備えさせ、
前記外框体は、前記処理槽の投入部へ前記外框体に設けた投入口を対応させて、該投入口の閉塞時、前記外框体内を密封状態に維持させる開閉蓋を設けた有機性廃棄物処理装置の構成にある。
外框体における下外框体の上部において、該下外框体の後側部へ片寄らせて上外框体を設けて、この上外框体において複数に区画した収容室を形成してなり、
これら複数の収容室へ着脱自在となる脱臭部材を取り付ける。
これら複数の収容室へ着脱自在となる脱臭部材を取り付ける。
排気手段と脱臭手段との接続は、外框体内の空間部を介して行われていることを特徴とする請求項1記載の有機性廃棄物処理装置。
排気手段は、外框体内の空気が排出されるその排気量の多少を、選択的に複数量に調整する。
本発明は、簡単でコンパクトに製作できて、毎日頻繁に有機性廃棄物を排出する店舗等に場所を取ることなく簡便に設置することができ、かつ、前記廃棄物の発生時において直ちに投入できて、しかも、処理に際して発生する臭気をできるだけ外部に漏らさないようにすることができる。
次に、本発明に関する有機性廃棄物処理装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図4においてAは、飲食店等において発生する残飯や野菜屑などの生ゴミあるいは、ファーストフード店やコンビニエンスストアーなどから出る賞味期間切れ等の弁当などの食品等の有機性廃棄物bを処理して最大限に減容化させる有機性廃棄物処理装置であって、外框体1と、処理槽2と、排気手段3と、脱臭手段4とにより基本的に構成される。
図1〜図4においてAは、飲食店等において発生する残飯や野菜屑などの生ゴミあるいは、ファーストフード店やコンビニエンスストアーなどから出る賞味期間切れ等の弁当などの食品等の有機性廃棄物bを処理して最大限に減容化させる有機性廃棄物処理装置であって、外框体1と、処理槽2と、排気手段3と、脱臭手段4とにより基本的に構成される。
そして、前記した外框体1は、箱形に形成して、その内部の空間部を密閉状態あるいは略密閉状態に設けてあって、すなわち、この外框体1内の空気は容易に外部へ漏れないように構成されている。
なお、後記する排気手段3による吸気動作にあっては、若干の外気の外框体1内部への吸引は生ずるもので、例えば、後記する開閉蓋7や上外框体1bの蓋体30a,30b,30cあるいは外框体1に有する隙間、点検窓や扉などから少しずつ外気が流入する。
なお、後記する排気手段3による吸気動作にあっては、若干の外気の外框体1内部への吸引は生ずるもので、例えば、後記する開閉蓋7や上外框体1bの蓋体30a,30b,30cあるいは外框体1に有する隙間、点検窓や扉などから少しずつ外気が流入する。
また、この外框体1は、下外框体1aとこの下外框体1aの後側部において一体的に接続させて内部の空間部をそれぞれ連通させた上外框体1bとによりなり、この下外框体1aの上側において後記する処理槽2の投入部5へ対応させて有機性廃棄物bを投入する投入口6を一箇所または複数箇所に設けてある。
また、該下外框体1aの投入口6には、その後端部に設けた蝶番等の回動部材7aにより開閉自在となる開閉蓋7をそれぞれ設けてあって、この開閉蓋7は、該投入口6の閉塞時には外框体1内を密封状態に維持させるように、いわゆる、この投入口6からは外気が入らず、また、外框体1内の空間部から外部へ漏れないように、開閉蓋7と投入口6との当接部に気密部材(図示せず)を設けてある。
また、該下外框体1aの投入口6には、その後端部に設けた蝶番等の回動部材7aにより開閉自在となる開閉蓋7をそれぞれ設けてあって、この開閉蓋7は、該投入口6の閉塞時には外框体1内を密封状態に維持させるように、いわゆる、この投入口6からは外気が入らず、また、外框体1内の空間部から外部へ漏れないように、開閉蓋7と投入口6との当接部に気密部材(図示せず)を設けてある。
前記した処理槽2は、外框体1における下外框体1aの内部に設けて、この下外框体1aの投入口6を介して、その投入部5に外部より投入された有機性廃棄物bを処理するものである。
なお、この処理槽2内には、あらかじめ、有機性廃棄物bを分解処理する微生物をいわゆる菌床を所定量、例えば、図1において符号mに示す位置まで充填してある。また、処理槽2の投入部5、すなわち上部開口部は、下外框体1aの上部に設けた仕切り体1a1に取り付けた開閉蓋7により閉塞することで、この仕切り体1a1と開閉蓋7とによって該処理槽2内は略密閉状態となる。
なお、この処理槽2内には、あらかじめ、有機性廃棄物bを分解処理する微生物をいわゆる菌床を所定量、例えば、図1において符号mに示す位置まで充填してある。また、処理槽2の投入部5、すなわち上部開口部は、下外框体1aの上部に設けた仕切り体1a1に取り付けた開閉蓋7により閉塞することで、この仕切り体1a1と開閉蓋7とによって該処理槽2内は略密閉状態となる。
そして、該処理槽2は、その内部にモータ等の回転部材8により駆動される撹拌手段9が回転軸10により正転または逆転自在に取り付けられている。なお、撹拌手段9は、回転軸10より放射状で複数本を突出させた撹拌杆11の先端部に、掻き上げ部材12をそれぞれ角度を違えて取り付けてあって、連続運転あるいは間欠運転させる。これにより、投入された有機性廃棄物bおよび微生物を処理槽2内において上下方向・左右方向に撹拌混合して、該微生物による有機性廃棄物bの分解処理を促進させる。
前記した排気手段3は、外框体1における上外框体1b内の一側に、例えば上部の排気室1b1に設けて、該外框体1内の空気を外部へ排出させるもので、集気体13の一側に集気口14を設け、この内部にモータ等の駆動部材15により回転されるファン等の排気部材16を取り付けてある。
また、集気体13における集気口14の他側には、外部へその排出口17を臨ませた排気筒18を接続させてある。
また、集気体13における集気口14の他側には、外部へその排出口17を臨ませた排気筒18を接続させてある。
なお、この排気手段3は、外框体1内の空気が排出されるその排気量の多少を、選択的に複数パターンの量に調整することができる。
すなわち、排気部材16の回転数を制御したり、複数に排気部材16,16…を設けてこれら排気部材16,16…の同時に行う駆動数を適宜選択することで、単一時間当たりの外框体1内の気体の排出量を変化させることができる。
すなわち、排気部材16の回転数を制御したり、複数に排気部材16,16…を設けてこれら排気部材16,16…の同時に行う駆動数を適宜選択することで、単一時間当たりの外框体1内の気体の排出量を変化させることができる。
また、この排気手段3の作動によって、外框体1の内部は、負圧状態に保持されている。これにより、外框体1内からの外部への気体の漏れ出しが防止される。
前記した脱臭手段4は、外框体1内において上外框体1bへ処理槽2よりも上部において、排気手段3の排気通路に設けて、その下流側(気体が前記排気通路において排気筒18へ向かって流動する終端部)を排気手段3の始端側に、すなわち、集気筒13の集気口14に臨ませてある。
この脱臭手段4の構成にあっては、外框体1における下外框体1aの上部において、該下外框体1aの後側部へ片寄らせて上外框体1bを設けて、この上外框体1bの下側において複数に区画した第一および第二,第三収容室20a,20b,20c…(本実施例にあっては三室)を形成する。
これら第一および第二,第三収容室20a,20b,20c…に慣用の着脱部材(図示せず)により、着脱自在となるカセット式に形成された第一および第二,第三脱臭部材21a,21b,21c…を取り付けてあって、所定の使用時間ごと交換することができる。
これら第一および第二,第三収容室20a,20b,20c…に慣用の着脱部材(図示せず)により、着脱自在となるカセット式に形成された第一および第二,第三脱臭部材21a,21b,21c…を取り付けてあって、所定の使用時間ごと交換することができる。
また、これら第一および第二,第三収容室20a,20b,20c…にうち、第一収容室20aに設けられた第一脱臭部材21aは、処理槽2の投入部5、すなわち、下外框体1aの上部に設けた仕切り体1a1において、その一側部に形成した排気路22に取り付けた第一接続体23aにその一側を接続させ、該第一脱臭部材21aの他側を第一収容室20aと第二収容室20bとの仕切部材24aに取り付けた第二接続体23bに接続させてある。
第二脱臭部材21bは、その一側を仕切部材24aに取り付けた第二接続体23bに接続させ、その他側を第二収容室20bと第三収容室20cとの仕切部材24bに取り付けた第三接続体23cに接続させてある。
更に、第三脱臭部材21cは、その一側を仕切部材24bに取り付けた第三接続体23cに接続させ、その他側を第三収容室20cと排気室1b1との仕切部材24cに取り付けた第四接続体23dに接続させてある。
第二脱臭部材21bは、その一側を仕切部材24aに取り付けた第二接続体23bに接続させ、その他側を第二収容室20bと第三収容室20cとの仕切部材24bに取り付けた第三接続体23cに接続させてある。
更に、第三脱臭部材21cは、その一側を仕切部材24bに取り付けた第三接続体23cに接続させ、その他側を第三収容室20cと排気室1b1との仕切部材24cに取り付けた第四接続体23dに接続させてある。
したがって、これら第一および第二,第三脱臭部材21a,21b,21c…はそれぞれの接続体23a,23b,23c,23dを介して一連的に接続された連続で漏れを有しない排気流動路が形成されている。そのため、処理槽2内の気体は第一および第二,第三脱臭部材21a,21b,21c…を順次経て、排気室1b1へと導かれ、排気手段3により外部へ排出される。
なお、第一収容室20aおよび第二収容室20b,第三収容室20cと排気室1b1との仕切部材24cには、それぞれ所定の大きさに穿設させた通孔25a,25b,25cを設けてあって、外框体1における下外框体1aの内部および第一および第二,第三収容室20a,20b,20c…の第一および第二,第三脱臭部材21a,21b,21c…内を除いた内部の気体を、これら通孔25a,25b,25cから排気室1b1へ吸引し、排気手段3によって集気体13の集気口14から外部へ排出される。
なお、第一収容室20aおよび第二収容室20b,第三収容室20cと排気室1b1との仕切部材24cには、それぞれ所定の大きさに穿設させた通孔25a,25b,25cを設けてあって、外框体1における下外框体1aの内部および第一および第二,第三収容室20a,20b,20c…の第一および第二,第三脱臭部材21a,21b,21c…内を除いた内部の気体を、これら通孔25a,25b,25cから排気室1b1へ吸引し、排気手段3によって集気体13の集気口14から外部へ排出される。
この排気手段3における排気筒18の終端部には、第四脱臭部材21dを交換自在に設けておけば、外部へ排出される最終排気工程において更に脱臭が行われて清浄な空気の排出がなされる。
特に、排気手段3と脱臭手段4との気体が流動するための接続は、外框体1内の空間部を介して行われている。すなわち、第三脱臭部材21cから排出される気体は、一旦排気室1b1内の空間部に導入され、この排気室1b1内の気体を集気体13内に吸引するため、該排気手段3の吸引力が直接的に脱臭手段4に掛からず、また、外框体1内に充満する気体(臭気をもったものも含む)も同時に排出される。
なお、外框体1における下外框体1aの上部には、処理槽2へ有機性廃棄物bを投入する際等に用いる作業台26が設けられている。この作業台26は、その内端部を下外框体1aの上部へ蝶番等の回動部材27により回動自在に取り付け、その他端と下外框体1aとに取り付けたストッパー28により使用時において水平状態を保持させる。
なお、図5に示すように、外框体1の適所において、例えば、処理槽2の上方(収容された処理槽2内の有機性廃棄物bの上方)において、活性水供給手段40を設けてあるもので、例えば、該処理槽2内へ向かって放散されるノズル体41を一箇所または複数箇所へ取り付けてある。また、このノズル体41から活性水を噴霧することにより、処理槽2内の有機性廃棄物bの発酵を促進し、その分解処理を助長させると共に、該有機性廃棄物bからの臭気の発生をできるだけ抑えることができる。
前記活性水は、有機性廃棄物bと混合された微生物の働きを活性化させるもので、液状にしてあって、例えば、第三収容室20c等に収容した液タンク42に収納して、ノズル体41へ送管43を介して毎日複数回にわたって一定時間噴霧するものである。
噴霧に当たっては、図示しない制御手段へ入力させたプログラムに基づいて自動的に操作されるものであるが、手動により行ってもよい。
噴霧に当たっては、図示しない制御手段へ入力させたプログラムに基づいて自動的に操作されるものであるが、手動により行ってもよい。
したがって、前記のように構成される本発明に係る一実施例の有機性廃棄物処理装置Aは、以下に述べる作用を奏する。
この有機性廃棄物処理装置Aは、例えば、飲食店等やコンビニエンスストアー等において設置される、すなわち、縦方向へ薄型に形成された外框体1内に、図1および図4に詳細に示すように、下方から処理槽2,脱臭手段4,排気手段3と連続的に立て配列で薄型に形成されているので、建物の壁面へ並び設けることができて、前記載置場所においてその設置スペースを取らず、かつ、使用にあって邪魔にならない。
この有機性廃棄物処理装置Aは、例えば、飲食店等やコンビニエンスストアー等において設置される、すなわち、縦方向へ薄型に形成された外框体1内に、図1および図4に詳細に示すように、下方から処理槽2,脱臭手段4,排気手段3と連続的に立て配列で薄型に形成されているので、建物の壁面へ並び設けることができて、前記載置場所においてその設置スペースを取らず、かつ、使用にあって邪魔にならない。
該有機性廃棄物処理装置Aの使用にあっては、あらかじめ、処理槽2内には微生物等の菌床を所定高さ位置mまで充填しておき、更に、処理槽2の回転部材8および排気手段3の駆動部材15を運転させておいて、外框体1における下外框体1aの開閉蓋7を開いて、その投入口6から臨まれる処理槽2の投入部5へ、生ゴミ等の有機性廃棄物bを投入する。
すると、処理槽2内に設けられた撹拌手段9によって有機性廃棄物bと菌床とが上下左右方向へ撹拌混合される。これにより、菌床が有機性廃棄物bを分解しつつその体積を減少させ、有機性廃棄物bの全体量が減少していく。
撹拌手段9は、例えば、2分間連続回転して撹拌混合動作を行い、その後、30分間停止して処理槽2内を静置させ、更に、2分間回転して撹拌混合動作を行い、その後、30分間停止して処理槽2内を静置させる、といった間欠運転のサイクルを連続して行う。この運転サイクルは上記条件に限定されるものではなく、処理する有機性廃棄物bに応じて適宜選定し得る。
撹拌手段9は、例えば、2分間連続回転して撹拌混合動作を行い、その後、30分間停止して処理槽2内を静置させ、更に、2分間回転して撹拌混合動作を行い、その後、30分間停止して処理槽2内を静置させる、といった間欠運転のサイクルを連続して行う。この運転サイクルは上記条件に限定されるものではなく、処理する有機性廃棄物bに応じて適宜選定し得る。
このとき、菌床による分解処理時に発生する温度は外框体1内の空気に放散され、排気手段3による吸引操作によって、処理槽2の上部に設けた排気路22から吸引され、まず、脱臭手段4における第一脱臭部材21a内にこの気体が導入される。
そして、更に、排気手段3による吸引操作によって、第二接続体23bと接続される第二脱臭部材21bへ、また、第三接続体23cと接続される第三脱臭部材21cへと次々に連続的に導入され、第四接続体23dに達した気体は、上外框体1bにおける排気室1b1へと導入される。
そして、更に、排気手段3による吸引操作によって、第二接続体23bと接続される第二脱臭部材21bへ、また、第三接続体23cと接続される第三脱臭部材21cへと次々に連続的に導入され、第四接続体23dに達した気体は、上外框体1bにおける排気室1b1へと導入される。
排気室1b1内に入った気体は、一旦開放状態となるが、排気手段3によって、排気手段3における集気体13の集気口14に再び導入され、集気体13内を経て排気筒18から第四脱臭部材21dを介して外部へ放出される。
こうして、処理槽2による有機性廃棄物bの分解処理と、排気手段3並びに脱臭手段4による処理槽2内の気体・臭気および外框体1内の気体の脱臭と外部排出とが連続して行われる。
なお、処理槽2内の微生物等の菌床の最適な活動を維持させるために温度調整を行うことが必要であって、この操作は、排気手段3の運転状況による。すなわち、排気手段3における排気部材16の回転速度を弱にしておくことで、常に、一定量の気体が処理槽2内から排出され、菌床の分解処理時に発生する発熱を適度に抑えることができる。
また、新たな有機性廃棄物bを処理槽2内へ投入するときは、開閉蓋7を大きく空けて投入部5,投入口6を大きく開放しなければならない。したがって、そのため、処理槽2において処理中の有機性廃棄物bからの臭気が外部へ漏れ出そうとする。このとき、事前に排気手段3における排気部材16の回転速度を強にすることで、該排気手段3による吸引力が増大し、前記臭気の外部への漏れ出しが防止される。
また、新たな有機性廃棄物bを処理槽2内へ投入するときは、開閉蓋7を大きく空けて投入部5,投入口6を大きく開放しなければならない。したがって、そのため、処理槽2において処理中の有機性廃棄物bからの臭気が外部へ漏れ出そうとする。このとき、事前に排気手段3における排気部材16の回転速度を強にすることで、該排気手段3による吸引力が増大し、前記臭気の外部への漏れ出しが防止される。
なお、脱臭手段4における第一および第二,第三,第四脱臭部材21a,21b,21c,21dは、所定の使用時間や期間経過後取り外して新しいものと交換するもので、このうち、上外框体1bの各収容室20a,20b,20c…に取り付けられた第一および第二,第三脱臭部材21a,21b,21c…は、上外框体1bの外側部に設けられた着脱自在の蓋体30a,30b,30cから容易に付け替えを行うことができる。
特に、この有機性廃棄物処理装置Aにあって、排気手段3を運転することにより、その吸気動作によって外框体1内が負圧状態(陰圧状態)となることで、開閉蓋7や上外框体1bの蓋体30a,30b,30cあるいは外框体1に有する隙間、点検窓や扉などにわずかに形成される隙間から、若干の外部の新鮮空気が該外框体1内部へ導入される。
これにより、処理槽2内の微生物等の菌床に新鮮な空気が供給され、良好な有機性廃棄物bの分解処理が促進される。
これにより、処理槽2内の微生物等の菌床に新鮮な空気が供給され、良好な有機性廃棄物bの分解処理が促進される。
A…有機性廃棄物処理装置.1…外框体.1a…下外框体.1b…上外框体.2…処理槽.3…排気手段.4…脱臭手段.5…投入部.6…投入口.7…開閉蓋.20a,20b,20c…収容室.21a,21b,21c…脱臭部材.
Claims (4)
- 外框体と、この外框体の内部に設けて投入された有機性廃棄物を処理する処理槽と、前記外框体内の一側に設けて該外框体内の空気を外部へ排出させる排気手段と、前記外框体内において前記処理槽よりも上部に設けて前記排気手段による排気通路に設けた脱臭手段とを備えさせ、
前記外框体は、前記処理槽の投入部へ前記外框体に設けた投入口を対応させて、該投入口の閉塞時、前記外框体内を密封状態に維持させる開閉蓋を設けたことを特徴とする有機性廃棄物処理装置。 - 外框体における下外框体の上部において、該下外框体の後側部へ片寄らせて上外框体を設けて、この上外框体において複数に区画した収容室を形成してなり、
これら複数の収容室へ着脱自在となる脱臭部材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の有機性廃棄物処理装置。 - 排気手段と脱臭手段との接続は、外框体内の空間部を介して行われていることを特徴とする請求項1記載の有機性廃棄物処理装置。
- 排気手段は、外框体内の空気が排出されるその排気量の多少を、選択的に複数量に調整することを特徴とする請求項1記載の有機性廃棄物処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021100740A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | 株式会社Lixil | 汚物処理装置 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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