JP2003320352A - 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法 - Google Patents

生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法

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JP2003320352A
JP2003320352A JP2002125376A JP2002125376A JP2003320352A JP 2003320352 A JP2003320352 A JP 2003320352A JP 2002125376 A JP2002125376 A JP 2002125376A JP 2002125376 A JP2002125376 A JP 2002125376A JP 2003320352 A JP2003320352 A JP 2003320352A
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Japan
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processing
stirring
medium
food waste
container
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JP2002125376A
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Atsushi Kitaguchi
篤 北口
Yoshihiko Takishita
芳彦 瀧下
Shinya Okumura
信也 奥村
Takashi Moro
茂呂  隆
Jun Ikeda
純 池田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理媒体の堆肥化によるリサイクル促進を図れ
る生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法を提供
する。 【解決手段】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
いて、微生物を混入している処理媒体及び生ごみを受け
入れ可能な処理容器20と、この処理容器20内に設け
られ、処理容器20内に処理媒体及び生ごみを受け入れ
て生ごみの減容処理を行う減容処理モード、又は、処理
容器内20に処理媒体を受け入れて処理媒体の乾燥処理
を行う乾燥処理モードで駆動される攪拌装置30とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食店、食品加工
業者等で発生する生ごみを分解処理する生ごみ処理機に
関し、さらに詳しくは、処理媒体の堆肥化によるリサイ
クル促進を図れる生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】元来、飲食店、食品加工業者等で発生す
る残飯、野菜・果物のくず、魚介類の骨・貝殻等を含む
生ごみは、焼却施設にて焼却処分される場合が多かっ
た。ところが、こうした生ごみは、水分を多量に含むた
め焼却炉の温度を低下させ、燃焼効率低下の原因となっ
たり、また様々な成分を含むためダイオキシンの発生原
因となる等といった問題があった。
【0003】そこで、生ごみを減容処理するものとして
生ごみ処理機が既に提案されており、その主な種類とし
ては、いわゆる微生物分解型のものや、乾燥型のものが
一般的である。それらのうち微生物分解型の生ごみ処理
機では、例えば特開平9−85214号公報に記載のよ
うに、微生物を混入している処理媒体を処理容器内に収
容し、生ごみをこの処理媒体に混合することにより、処
理媒体中の微生物により生ごみを分解して減容(又は消
減)させるようになっている。なお、このような生ごみ
減容処理を繰り返すうちに処理担体が消耗してきたら、
適宜の時期に新しい処理媒体と交換し、再度生ごみ減容
処理を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2001年5月に施行
されたいわゆる食品リサイクル法にて、食料品の廃棄量
が年間百トン以上の食品関連事業者にはリサイクルの数
値目標が課されることに代表されるように、近年、食品
リサイクルの機運はますます高まる傾向を見せている。
このような動向の下、生ごみについては処理媒体の微生
物で減容処理するとともに、消耗後の処理媒体について
は生ごみ処理機から取り出した後、別途堆肥化してこれ
も有効に活用しようという動きが活発となりつつある。
【0005】しかしながら、消耗後の処理媒体を、生ご
みの減容処理終了後に生ごみ処理機から単にそのまま取
り出した状態では、雑菌等が繁殖しているとの理由によ
り堆肥化には不適当である場合があった。このような場
合、上記のような処理媒体の堆肥化によるさらなるリサ
イクル促進を図るのが困難であった。
【0006】本発明は、上記の事柄に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、処理媒体の堆肥化によるリサイ
クル促進を図れる生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌
制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明の生ごみ処理機は、生ごみの減容処理
を行う生ごみ処理機において、微生物を混入している処
理媒体及び前記生ごみを受け入れ可能な処理容器と、こ
の処理容器内に設けられ、前記処理容器内に前記処理媒
体及び前記生ごみを受け入れて前記生ごみの減容処理を
行う減容処理モード、又は、前記処理容器内に前記処理
媒体を受け入れて前記処理媒体の乾燥処理を行う乾燥処
理モードで駆動される攪拌手段とを備える。
【0008】本発明においては、攪拌手段の動作モード
として、処理容器内に処理媒体及び生ごみを受け入れて
生ごみの減容処理を行う減容処理モードに加え、別途、
処理容器内に処理媒体を受け入れて処理媒体の乾燥処理
を行う乾燥処理モードを設ける。これにより、例えば、
この乾燥処理モードにおける攪拌手段の攪拌時間、攪拌
回転数、停止時間、間欠運転の有無等の状態要素を適宜
設定する(例えば、通常併せて設けられる処理容器の加
熱手段による加熱が強化されるように、攪拌・停止の間
欠運転の周期を短くする又は攪拌時間の占める割合を大
きくする等)ことで、処理容器内の処理媒体を強力に乾
燥させ、処理媒体中に繁殖している雑菌等を死滅させる
ことができる。この結果、処理媒体を堆肥化に適当な性
状とできるので、処理媒体堆肥化によるさらなるリサイ
クル促進を図ることができる。
【0009】(2)上記目的を達成するために、また本
発明の生ごみ処理機は、生ごみの減容処理を行う生ごみ
処理機において、微生物を混入している処理媒体及び前
記生ごみを受け入れ可能な処理容器と、この処理容器内
に設けられた攪拌手段と前記処理容器内に前記処理媒体
及び前記生ごみを受け入れて前記生ごみの減容処理を行
う減容処理モード、又は、攪拌時間、攪拌回転数、停止
時間、間欠運転の有無のうち少なくとも1つの状態要素
が前記減容処理モードと異なる、前記処理容器内に前記
処理媒体を受け入れて前記処理媒体の乾燥処理を行う乾
燥処理モードで前記攪拌手段を駆動制御する攪拌制御手
段とを備える。
【0010】(3)上記(2)において、好ましくは、
前記攪拌制御手段は、攪拌と停止を繰り返す間欠運転を
行う際の前記攪拌時間の占める割合を、前記乾燥処理モ
ードで前記減容処理モードよりも大きく設定する。
【0011】(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記攪拌制御手段は、攪
拌と停止を繰り返す間欠運転を行う際の周期を、前記乾
燥処理モードで前記減容処理モードよりも小さく設定す
る。
【0012】(5)上記(1)乃至(4)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記処理容器を加熱する
加熱手段と、前記乾燥処理モードでは、前記減容処理モ
ードよりも高温側となるように前記加熱手段を制御する
加熱制御手段とを備える。
【0013】乾燥処理モードにおいて、加熱制御手段に
よって加熱手段側も併せて減容処理モードに比べ高温側
に制御することにより、さらに確実に処理媒体を強力に
乾燥させ、処理媒体中に繁殖している雑菌等を死滅させ
ることができる。
【0014】(6)上記(2)において、また好ましく
は、前記乾燥処理モードにおいて前記処理容器内の前記
処理媒体の質量を検出する検出手段と、前記攪拌制御手
段は、前記検出手段での検出質量が予め定められた目標
質量以下となったら、前記乾燥処理モードによる運転を
自動停止する自動停止制御手段とを備える。
【0015】(7)また上記目的を達成するために、本
発明の生ごみ処理機の攪拌制御方法は、生ごみ処理機の
処理容器内の攪拌手段を、前記処理容器内に前記処理媒
体及び前記生ごみを受け入れて前記生ごみの減容処理を
行う減容処理モード、又は、攪拌時間、攪拌回転数、停
止時間、間欠運転の有無のうち少なくとも1つの状態要
素が前記減容処理モードと異なる、前記処理容器内に前
記処理媒体を受け入れて前記処理媒体の乾燥処理を行う
乾燥処理モードで駆動する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の生ごみ処理機の一
実施の形態を図面を用いて説明する。
【0017】図1は本発明の生ごみ処理機の一実施の形
態の全体構造を表す正面図、図2はその上面図、図3は
図1中右側から見た側面図である。これら図1乃至図3
において、1は生ごみの減容処理を行う処理機本体、2
はこの処理機本体1からの排気に含まれる臭気を除去す
る脱臭ユニットであり、これら処理機本体1及び脱臭ユ
ニット2により生ごみ処理機は構成されている。またこ
れら処理機本体1及び脱臭ユニット2は、排気管路3
(図2参照)により接続されている。この排気管路3
は、例えば可撓性又は伸縮性を有する部材(例えばフレ
キシブルホース等)で構成した排気ホース4(図2参
照)と、この排気ホース4の両端に接続した継ぎ手5
a,5b(図2参照)とで構成されている。また、継ぎ
手5a,5bは、それぞれ処理機本体1及び脱臭ユニッ
ト2の各本体カバー6,7の上面に設けられている。8
は排気ホース4を保護するホースカバーである。
【0018】また、上記継ぎ手5a,5bは、それぞれ
処理機本体1及び脱臭ユニット2の本体カバー6,7上
面に回転可能に支持されている。これにより、図1及び
図2では、脱臭ユニット2を処理機本体1の正面に向か
って左側(図2中左側)にレイアウトした例を図示した
が、排気ホース4の方向を変え、例えば脱臭ユニット2
を処理機本体1の背面側(図2中上側)に配置変更する
ことも可能な構成となっている。また、図1及び図2で
は、処理機本体1と脱臭ユニット2とを間隙を介して配
置した例を図示したが、排気ホース4を短くし、互いが
ほぼ当接するようにレイアウトしても構わない。このと
き、処理機本体1及び脱臭ユニット2のそれぞれの本体
カバー6,7の上面には、それぞれ複数個づつ(この例
では4つづつ)の吊り具9が設けられており、生ごみ処
理機のレイアウト変更、或いは設置・撤去等の際、処理
機本体1及び脱臭ユニット2をそれぞれワイヤ等で容易
に吊り上げられるように配慮されている。
【0019】また、処理機本体1の本体カバー6の片側
側面(本例では図1中右側の側面、図3参照)のほぼ全
体及び正面(図1中紙面直交方向手前側の面)のほぼ中
央部分には、開閉扉6a,6bがそれぞれ設けられてお
り、内蔵設備のメンテナンスや処理媒体(後述)の交換
作業への配慮がなされている。具体的には、開閉扉6a
は、両開きの扉であって主に後述の制御装置45や攪拌
駆動装置36等のメンテナンス時に用いられるものであ
り、開閉扉6bは、片開きの扉であって主に処理媒体交
換時に用いられるものである。
【0020】また、脱臭ユニット2の本体カバー7の図
2中左側及び上側の側面にも、開閉扉7a,7bがそれ
ぞれ設けられており、内蔵設備のメンテナンスや脱臭媒
体(後述)の交換作業への配慮がなされている。これら
開閉扉7a,7bは共に両開きの扉であって、開閉扉7
aは主に後述の排気ファン66のメンテナンスや脱臭媒
体の交換時に用いられるものであり、開閉扉7bは主に
フィルタ(後述の第1及び第2フィルタ64,65、後
の図10参照)交換時に用いられるものである。
【0021】10は生ごみの投入口27(後の図5参
照)を開閉する投入蓋で、この投入蓋10は、処理機本
体1の本体カバー6の正面側(図2中下側)上部に設け
られている。11は投入蓋10を開閉駆動する電動の駆
動装置で、この開閉駆動装置11は、本体カバー6の上
面に固定され、かつ処理機本体1の開閉蓋10の支軸1
0aに直結している。また、図1及び図2には図示して
いないが、処理機本体1には、投入蓋10の開閉状態を
検出するリミットスイッチ12(後の図20参照)が設
けられ、その検出結果を後述の制御装置45に出力する
ようになっている。
【0022】13は運転に関わる操作や設定、記録、表
示等を行う操作盤であり、この操作盤13は、生ごみ処
理機の各種状態量を表示する表示部13A(後述の図2
0参照)と、生ごみ処理機の各動作機器を操作する操作
部13B等により構成されている。なお、操作盤13の
位置に関しては特に限定されるものではないが、本例で
は、生ごみ投入時、投入蓋10の開閉と生ごみ投入の様
子を目視確認できるよう、図1に示すように処理機本体
1の正面向かって右側の部分に配置している。
【0023】次に、上記処理機本体1の内部構造及び各
センサ類・動作機器について図4乃至図8を用いて説明
する。図4乃至図6は、処理機本体1の内部構造を詳細
に表す図で、図4は図2中IV−IV断面による断面図、図
5及び図6はそれぞれ図4中V−V断面、VI−VI断面によ
る側断面図である。
【0024】これら図4乃至図6において、15は処理
機本体1のベースフレームで、このベースフレーム15
は、下部に複数(この例では5本)設けた脚16を介し
て接地すると共に、上記本体カバー6を支持している。
17は外気を処理機本体1内に取り入れる吸気口で、こ
の吸気口17は、本体カバー6の長手方向一方側側面
(図4中左側側面)の下方位置に穿設されている。18
はこの吸気口17に接続する吸気管路で、この吸気管路
18は、例えば可撓性又は伸縮性を有する部材(例えば
フレキシブルホース等)で構成され、本体カバー6内に
おいて、後述の処理容器20に接続している。なお、図
4乃至図6では図示していないが、吸気管路18の途中
には、後の図20に示すように、吸気流量を検出する風
量計19aと、吸気温度を検出する温度センサ19b
と、吸気湿度を検出する湿度センサ19cとが設けら
れ、その検出結果を後述の制御装置45に出力するよう
になっている。
【0025】20は生ごみを受け入れて減容処理が行わ
れる処理容器で、この処理容器20は、本体カバー6の
長手方向一方側(この例では図4中左側)の側壁に近接
するように、片側にやや寄せて配置されている。この処
理容器20は、生ごみを分解処理する微生物を混入して
いる処理媒体(例えばおがくず等)を収容する概略箱状
の部材である。なお、処理容器20の下部側は、後述の
攪拌装置30の回転軌跡に沿うように略円弧状に形成さ
れており、また、処理容器20自体は、ほぼ全体的に断
熱材(例えばウレタン等、図示せず)で覆われている。
【0026】21aは処理媒体の温度tを検出する温
度センサ(図5参照)で、この温度センサ21aは、処
理容器20の長手方向一方側側面(図4中左側側面)に
おける下方位置に設けられ、その検出結果を後述の制御
装置45に出力するようになっている。なお、図4乃至
図6では図示していないが、処理容器20には、後の図
20に示すように、この温度センサ21aの他にも、処
理容器20内の雰囲気温度を検出する温度センサ21b
が設けられ、その検出結果を後述の制御装置45に出力
するようになっている。
【0027】また、処理容器20には、複数(この例で
は4つ)の開口が設けられている。1つは生ごみ投入用
の受入開口22(図5参照)、1つは処理媒体交換用の
媒体出口23(図4参照)、1つは処理容器20への吸
気開口24(図5参照)、1つは処理容器20からの排
気開口25(図4参照)である。受入開口22は、処理
容器20上部の正面側(図4中紙面直交方向手前側)に
おける長手方向(図4中左右方向)ほぼ中央に穿設され
ている。また、吸気開口24は、処理容器20の長手方
向他方側側壁(この例では図4中右側側壁)における上
方位置に穿設されている。上記の吸気管路18の先端
は、この吸気開口24に接続している。上記排気開口2
5は、処理容器20上面における長手方向一方側(この
例では図4中左側、即ち吸気開口24と反対側)位置に
穿設されている。
【0028】媒体出口23は、処理容器20下部側にお
ける長手方向(図4中左右方向)ほぼ中央位置に設けら
れている。26は媒体出口23の開閉扉(図5参照)
で、この開閉扉26は、処理容器20の外壁に取付けら
れており、処理媒体交換時には、本体カバー6に設けた
前述の開閉扉6bと、この開閉扉26を開け、媒体出口
23を介して使用済み処理媒体を取り出すようになって
いる。
【0029】ここで、図7は、図5中のVII部拡大図で
あり、受入開口22近傍部分の詳細図である。この図7
において、27は本体カバー6に設けた生ごみの投入口
である。この投入口27は、本体カバー6上部における
処理容器20の受入開口22に対応した位置に取付けら
れた筒体で、その先端が受入開口22を介して処理容器
20内に臨むように処理容器20に対して非接触の状態
で接続している。28は可撓性又は伸縮性を有する部材
で構成されたカバー体で、このカバー体28は、受入開
口22及び投入口27の周囲を取り囲むようにして、そ
の両端が、互いに対向する処理容器20外壁面と本体カ
バー6内壁面とに接続されている。本例では、例とし
て、このカバー体28に伸縮可能な蛇腹状の筒状部材を
用いている。
【0030】また、図8は、図4中VIII−VIII断面によ
る断面図で、排気開口25近傍部分の詳細図である。こ
の図8に示すように、排気開口25は、上記した継ぎ手
5aの下端部分を取り囲むような形で処理容器20に設
けられている。言い換えれば、継ぎ手5aは、本体カバ
ー6上面における排気開口25に対応した位置に設けら
れており、その下端が排気開口25を介して処理容器2
0内に臨むように処理容器20に対して非接触の状態で
接続している。29は可撓性又は伸縮性を有する部材で
構成されたカバー体で、このカバー体29は、排気開口
25及び排気管路3の継ぎ手5aの周囲を取り囲むよう
にして、その両端が、互いに対向する処理容器20外壁
面と本体カバー6内壁面に接続されている。本例では、
例として、このカバー体29に伸縮可能な蛇腹状の筒状
部材を用いている。
【0031】図4乃至図6に戻り、30は処理容器20
内に設けられた攪拌装置で、この攪拌装置30は、処理
容器20内に投入された生ごみと、処理容器20内の処
理媒体とを攪拌するものである。この攪拌装置30は、
処理容器20の長手方向(図4中左右方向)と略平行と
なるよう略水平に配設した回転軸31と、この回転軸3
1に取付けた板状の取付部材32と、この取付部材32
に固定した攪拌翼33とで構成されている。攪拌翼33
は、取付部材32に対し、回転軸31の径方向に延在す
るよう、ボルト34(図5参照)により締結されてい
る。また、この攪拌翼33は、その先端部の回転軌跡が
処理容器20下部の内壁面に近接する程度の長さに形成
されている。
【0032】また、繁雑防止のために、図4においては
取付部材32及び攪拌翼33を1つづつ図示したが、実
際には、回転軸31に対し、軸方向にほぼ一定の間隔
で、複数組の取付部材32及び攪拌翼33が設けられ
る。また、特に限定されるものではないが、各攪拌翼3
3を、それぞれの取付角度が回転軸31周方向にずれる
ように設け、回転軸31軸方向から見て(つまり図5で
見て)、攪拌翼33が回転軸31に対して放射状に設け
るようにすると好ましい。なお、35は回転軸31の軸
受で、この軸受35は、処理容器20の長手方向(図4
中左右方向)両側面の外壁部分に設けられている。
【0033】36は攪拌装置30を回転駆動させる軸直
交型の攪拌駆動装置で、この攪拌駆動装置36は、本体
カバー6内における処理容器20の長手方向他方側(図
4中右側)のスペースに設けられ、本体カバー6の長手
方向他方側(図4中右側)の側壁に近接するよう配設さ
れている。この攪拌駆動装置36は、内部に駆動軸(図
示せず)を有する駆動部37と、ギア部38と、出力軸
39とを備えている。出力軸39は、駆動部37内の駆
動軸とほぼ直交するようになっており、これら駆動軸及
び出力軸39間の動力伝達は、ギア部38内のベベルギ
ア(図示せず)によりなされるようになっている。そし
て、図4に示すように、攪拌駆動装置36は、駆動部3
7内の駆動軸が上記回転軸31の軸方向(処理容器20
の長手方向、図4中左右方向)と略直交し、出力軸39
の軸線が上記回転軸31の軸方向(処理容器20の長手
方向、図4中左右方向)と略平行となるよう配置されて
いる。
【0034】40は攪拌駆動装置36の出力軸39先端
部に設けたスプロケット、41は攪拌装置30の回転軸
31の長手方向一方側(図4中右側)端部に設けたスプ
ロケットである。42はこれらスプロケット40,41
に巻回した駆動伝達チェーンで、上記出力軸39からの
駆動力は、これらスプロケット40、駆動伝達チェーン
42、スプロケット41を介し、攪拌装置30の回転軸
31に伝達されるようになっている。なお、この駆動伝
達構造に関しては、例えばスプロケット40,41をプ
ーリに置き換え、これらをベルトで連結する構造として
も良い。
【0035】45は本実施の形態の生ごみ処理機に備え
られた各機器の動作を制御する制御装置で、この制御装
置45も、本体カバー6内における処理容器20の長手
方向他方側(図4中右側)のスペースに設けられ、本体
カバー6の長手方向他方側(図4中右側)の側壁に近接
するよう配設されている。このように、制御装置45及
び攪拌駆動装置36は、共に本体カバー6内の長手方向
一方側(図4中右側)に設けられており、上記開閉扉6
a(図3参照)が開かれた場合に、共に外部に臨むよう
に配置されている。なお、この制御装置45の詳細機能
構成については後述する。
【0036】46は上記処理容器20、攪拌駆動装置3
6、制御装置45を支持する支持板で、この支持板46
は、上記ベースフレーム15上方に独立して設けてあ
る。この支持板46上における処理容器20、攪拌駆動
装置36、制御装置45の各位置を詳述すると、まず処
理容器20は、支持板46の長手方向一方側(図4中左
側)に寄せてレイアウトされている。そして、攪拌駆動
装置36及び制御装置45は、処理容器20の他方側
(図4中右側)に創出された支持板46上のスペースに
配置される。但し、この例においては、図6に示すよう
に、攪拌駆動装置36を背面側(図6中右側)に、制御
装置45を正面側(図6中左側)に配置している。な
お、このレイアウトにおいては、処理容器20、攪拌駆
動装置36、制御装置45の各設定重量を基に、トータ
ルの重量バランスがほぼ支持板46の中央に位置するよ
う予め考慮しておくことが望ましい。
【0037】50は生ごみ減量分を求めるためのロード
セルで、このロードセル50は、ベースフレーム15及
び支持板46の4隅近辺に介設されている。ロードセル
50の検出重量Wは、処理容器20及びその内容物(生
ごみ及び処理媒体)、攪拌駆動装置36、制御装置4
5、及びこれらを支持する支持板46の合計重量となる
が、日々の生ごみの投入量及び減量により変動するもの
である。ロードセル50は、この時々刻々と変動する検
出重量W(検出信号)を和算器50A(後の図20参
照)及び操作盤13の表示部13A(後の図20参照)
を介して制御装置45に出力するようになっている。
【0038】51は処理媒体に給水する給水装置(図5
にのみ図示)で、この給水装置51は、処理容器20内
に設けたノズル52と、このノズル52に例えば水道等
の水を導くホース53(後の図20参照)と、このホー
ス53の途中に設けた例えばソレノイド式の電磁弁54
(後の図20参照)とで構成されている。この電磁弁5
4を開くことにより、水道水が処理容器20内に給水
(散水)されるようになっている。なお、ホース53の
途中には、後の図20に示すように、流量計55が設け
られており、その検出結果を制御装置45に出力するよ
うになっている。
【0039】56は加熱ヒータ(図5参照)で、この加
熱ヒータ56は、例えばプレート状の電熱ヒータ等によ
り構成され、処理容器20の外周下部側外壁面に複数貼
設されている。なお、図4乃至図6では図示していない
が、加熱ヒータ56には、後の図20に示すように、加
熱ヒータ56の温度tを検出するための加熱ヒータ温
度センサ21cが設けられ、その検出結果を制御装置4
5に出力するようになっている。
【0040】次に、上記脱臭ユニット2の内部構造及び
各センサ類・動作機器について図9乃至図11を用いて
説明する。図9乃至図11は、脱臭ユニット2の内部構
造を詳細に表す図で、図9は図1中IX−IX断面による水
平断面図、図10及び図11は、それぞれ図9中X−X
断面、XI−XI断面による断面図である。
【0041】これら図9乃至図11において、60は脱
臭ユニット2のベースフレームで、このベースフレーム
60は、接地すると共に、上記本体カバー7を支持して
いる。なお、特に図示しないが本体カバー7の内面側に
は、断熱材(例えばウレタン等)が貼り付けてある。
【0042】61は排気中の塵埃を除去するフィルタユ
ニットで、処理機本体1から脱臭ユニット2に導入され
た排気は、まずダクト62を介し、このフィルタユニッ
ト61に流入するようになっている。ダクト62は、ほ
ぼ鉛直方向に延設され、上流側端部(図10中上側端
部)が上記継ぎ手5bに、下流側端部(図10中下側端
部)はフィルタユニット61(詳細には後述の導入部6
3a)に接続している。
【0043】フィルタユニット61は、排気の流路をな
すダクト部63と、第1フィルタ64(図10参照)
と、第2フィルタ65(図10参照)とで構成されてい
る。ダクト部63は、ダクト62からの排気を略鉛直下
向きに導入する導入部63aと、導入した排気を略鉛直
上向きに導出する導出部63bとを有し、排気を折り返
すような内部形状を有するものである。また、上記第1
フィルタ64は導入部63aに、第2フィルタ65は導
出部63bにそれぞれ抜き差し可能に設けられている。
そして、フィルタユニット61自体は、第1及び第2フ
ィルタ64,65の交換がし易いよう、脱臭ユニット2
内において、ベースフレーム60に近接する下方位置に
配設されている。
【0044】66はフィルタユニット61下流側に設け
た排気ファンで、この排気ファン66とフィルタユニッ
ト61の導出部63bとの間は、ダクト67により接続
されている。この排気ファン66は、フィルタユニット
61を介して塵埃を除去された排気を、強制的に下流側
へ送り込むものである。これにより、処理機本体1の吸
気口17(図4参照)からの吸気も促進され、生ごみ処
理機全体の給排気(換気)を促進する役割を果たすよう
になっている。68はこの排気ファン66の駆動装置
で、このファン駆動装置68は、例えば電動モータ等に
より構成されている。このときこの例では、後の図20
に示すようにインバータ68Aを介してファン駆動装置
68をインバータ制御する。
【0045】70は排気を脱臭する脱臭槽である。この
脱臭槽70は、ベースフレーム60上に支持された概略
箱型の容器である。この脱臭槽70と排気ファン66と
の間は、ダクト71により接続されている。また、脱臭
槽70の内部は、その下方位置に設けた網72(図11
参照)により区画されている。この網72は、例えば、
比較的目の細かいエキスパンドメタル等を用いたもの
で、脱臭媒体(脱臭槽70中にハッチングを施して示し
た)を載置するものである。従って、脱臭槽70内の網
72の上方空間が、脱臭媒体の収容部となる。脱臭媒体
には、処理媒体と同様、微生物が混入しており、脱臭槽
70に導入された排気は、脱臭媒体を通過する際、含有
する臭気成分を微生物により分解除去された後、網72
の下方空間を介して脱臭槽70外に導出されるようにな
っている。なお、使用済みの脱臭媒体は、取り出した
後、処理容器20内に補填し、処理媒体として再利用可
能である。
【0046】74は脱臭媒体投入口(図11参照)、7
5は脱臭媒体排出口(図11参照)である。脱臭媒体投
入口74は、脱臭槽70側壁(この例では、図11中紙
面直交方向手前側の側壁)の上端近傍位置に開閉可能に
設けられている。一方、脱臭媒体排出口75は、脱臭槽
70側壁(この例では、図11中紙面直交方向手前側の
側壁)の網72近傍位置(網72の上部側)に開閉可能
に設けられている。
【0047】76はフィルタ(図11参照)で、このフ
ィルタ76は、脱臭槽70内の網72下方空間に抜き差
し可能に設けられ、網72の下方空間を更に上下に区画
している。このフィルタ76は、網72の網目から落下
する一部の脱臭媒体を受け止めるもので、受け止めた脱
臭媒体をフィルタ76ごと抜き取り可能としたものであ
る。
【0048】フィルタ76の下方空間は、脱臭槽70の
底部空間であり、脱臭槽70の底面部分には、一方向
(この例では図11中左方向)に向かって下り傾斜とな
る導水板77(図11参照)が設けられている。脱臭媒
体の含水率が高くなると、脱臭媒体中の余剰水分が網7
2を介して滴下される場合がある。こうした余剰水分
は、フィルタ76を通過し、導水板77によりドレン口
78(図11参照)に導かれ、排水されるようになって
いる。なお、特に図示しないが、ドレン水は、ドレン口
78にホース等を接続して脱臭ユニット2外に導かれる
ようにしても良いし、受け皿のようなもので貯留される
ようにしても良い。また、ドレン口78にコックを設
け、用意した容器等に適宜排水させる構成としても良
い。
【0049】80は脱臭媒体に給水する給水装置(図1
1参照)で、この給水装置80は、脱臭槽70内に設け
た複数(この例では2つ)のノズル81と、このノズル
81に例えば水道等の水を導くホース82と、このホー
ス82の途中に設けた例えばソレノイド式の電磁弁83
(後の図20参照)とで構成されている。この電磁弁5
4を開くことにより、水道水が脱臭槽70内に適宜給水
(散水)されるようになっている。なお、ホース82の
途中にも、後の図20に示すように、上記流量計55が
設けられており、その検出結果を制御装置45に出力す
るようになっている。
【0050】また、85は脱臭媒体の温度を検出する温
度センサ(図11参照)で、この温度センサ85は、脱
臭槽70の側壁(この例では、図11中左側側壁)にお
ける脱臭媒体が収容される部分に設けられている。この
温度センサ85の検出信号は、上記制御装置45(図4
参照)に出力するようになっている。
【0051】86は排気を殺菌処理する公知の殺菌フィ
ルタで、この殺菌フィルタ86は、フィルタ容器87内
に設けられている。このフィルタ容器87と、脱臭槽7
0下部の上記網72及びフィルタ76間の空間とは、ダ
クト88により接続されている。また、フィルタ容器8
7の下流側(図11中上側)は、ダクト89を介して排
気筒90に接続している。即ち、殺菌フィルタ86を通
過して清浄化された排気は、ダクト89を介し、この排
気筒90から大気放出されるようになっている。
【0052】本実施の形態の生ごみ処理機の基本構成は
以上のようであるが、例えば飲食店や食品加工業者等に
おいて、業務用のものとして用いる場合には、生ごみの
処理量に応じて生ごみ処理機を大型化することも想定さ
れる。この場合、本実施の形態の生ごみ処理機において
は、生ごみの投入口27(図5参照)の位置が高くな
り、比較的多量な生ごみを投入する場合には、その投入
作業に負担が生じる可能性がある。そこで、本実施の形
態では、生ごみの投入性に配慮し、後の図20に概念的
に示したように、生ごみ投入用の反転投入装置95を別
途設けている。
【0053】この反転投入装置95は、概略すれば、生
ごみを受け入れたコンテナ(容器)96をグランドレベ
ルから投入高さ迄の間を昇降させるものであり、コンテ
ナ96を投入高さまで上昇させると、そのコンテナ96
を投入蓋10上方で反転(傾倒)させ、コンテナ96内
の生ごみを処理機本体1に投入するようになっている。
勿論、生ごみ投入の際には、上記投入蓋10は開かれ
る。なお、この場合には、上記コンテナ96の昇降及び
反転動作と投入蓋10の開閉動作とが連動するような自
動制御(詳細は後述)にしても良いし、コンテナ96の上
昇動作、投入蓋10の開動作、コンテナ96の反転動
作、…と各動作を個別に指令するように手動操作しても
良い。
【0054】ここで、以上説明した本実施の形態の生ご
み処理機の各動作機器は、上記操作盤13の操作部13
Bから操作信号が出力され、この操作信号に応じた上記
制御装置45からの指令信号によって制御される。ま
た、そのとき生ごみ処理機の各種状態量が上述した各セ
ンサ類によって検出され、この検出信号に応じた制御装
置45からの表示制御信号によって操作盤13の表示部
13Aに表示される。以下、それらの詳細について順次
説明する。
【0055】図12は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する上記制御装置45の機能的構成を表す
機能ブロック図である。図12において、45aは中央
演算装置(CPU)、45bは制御プログラムを格納し
たROM、45cは各種データを随時記憶・読み出し可
能なRAM、45dはA/D変換器、45eはD/A変
換器、45gはタイマである。
【0056】上記構成により、制御装置45は、処理機
本体1や脱臭ユニット2に備えられた各機器やセンサ
類、すなわち、上記したリミットスイッチ12、風量計
19a、吸気温度センサ19b、吸気湿度センサ19
c、処理媒体の温度センサ21a、処理容器内の温度セ
ンサ21b、加熱ヒータ温度センサ21c、ロードセル
50、流量計55、脱臭媒体の温度センサ85等からの
検出信号と、上記操作盤13の操作部13Bからの操作
信号とを入力して、A/D変換器45dにてA/D変換
する。
【0057】そして、CPU45aでそれらの入力情報
をもとに所定の演算を行った後、その演算結果に基づ
き、処理機本体1や脱臭ユニット2に備えられた各機
器、すなわち、上述の開閉駆動装置11、攪拌駆動装置
36、電磁弁54、加熱ヒータ56、ファン駆動装置6
6、電磁弁83、投入駆動装置97等にその動作を制御
する指令信号を出力する。また、演算結果の各種状態量
の少なくとも一部をD/A変換器45eでD/A変換し
て、操作盤13の表示部13Aに表示制御信号として出
力する。
【0058】上記制御盤13の操作部13Bは、図示を
省略するが、例えば、各機器に所定の自動制御(詳細は
後述)を行う自動運転を開始させる自動運転開始スイッ
チ13Baと、自動運転時に各機器を停止させる停止ス
イッチ13Bbと、反転投入装置96によるコンテナ9
6の昇降及び反転動作及び投入蓋10の開閉動作等(コ
ンテナ96と投入蓋10の動作を連動させてもこれらを
別々に単独に操作してもよい)を操作する投入スイッチ
類13Bcと、後述する自動運転時の減容処理モード又
は乾燥処理モードを切り換えるモード選択スイッチ13
Bd等で構成されている。
【0059】ここで、本実施の形態の大きな特徴とし
て、制御装置45は、自動運転時において、処理容器2
0内に処理媒体及び生ごみを受け入れて生ごみの減容処
理を行うために各機器を制御する機能(以下、減容処理
モードと称する)だけでなく、モード選択スイッチ13
Bdの切り換えにより、処理容器20内に処理媒体を受
け入れて処理媒体の乾燥処理を行うために各機器を制御
する機能(以下、乾燥処理モードと称する)も果たす。
このような制御装置45の自動運転制御の詳細について
以下に説明する。
【0060】図13は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する上記制御装置45のうち、その自動運
転に係わる機能を表す機能ブロック図である。
【0061】図13において、45Aは自動運転に係わ
る機能を備えた自動制御部であり、操作盤13の操作部
13Bの自動運転スイッチ13Baが押されることによ
って機能を開始する。この自動制御部45Aにおいて、
45Aaは攪拌装置30の駆動装置36を制御する本体
攪拌制御部、45Abは排気ファン66の駆動装置68
を制御する排気ファン制御部、45Acは加熱ヒータ5
6を制御する容器ヒータ制御部、45Adは給水装置5
1の電磁弁54を制御する本体散水制御部、45Aeは
給水装置80の電磁弁83を制御する脱臭散水制御部で
ある。
【0062】本体攪拌制御部45Aaは、制御装置45
に備えた上記タイマ45gからの時間制御信号に応じて
攪拌装置30の駆動装置36に攪拌指令信号を出力し、
撹拌駆動装置36はその攪拌指令信号に応じて駆動し、
これによって攪拌装置30が回転駆動するようになって
いる。そしてこのとき、前述のモード選択スイッチ13
Bdの切り換えに応じた操作信号に応じて、例えば乾燥
処理モードが選択された場合には、撹拌装置30の撹拌
動作と動作停止を繰り返す間欠運転の周期を減容処理モ
ード選択時よりも小さくなるように設定している。
【0063】この本体攪拌制御部45Aaによる減容処
理モード又は乾燥処理モード選択時の制御手順を図14
及び図15により説明する。図14は本発明の生ごみ処
理機の一実施の形態を構成する制御装置45の上記本体
攪拌制御部45Aaによる減容処理モード選択時の制御
内容を表すフローチャートであり、図15は乾燥処理モ
ード選択時の制御内容を表すフローチャートである。
【0064】図14に示す減容処理モード選択時におい
て、まずステップ100で、間欠運転における攪拌動作
状態か動作停止(攪拌停止)状態かを表すフラグF、及
び減容処理モード選択時の時間計算子Tをそれぞれ0
に初期化する。
【0065】その後、ステップ110に進み、フラグF
=1であるかどうかを判定する。最初はフラグF=0で
あるから、判定が満たされず、ステップ120に移る。
ステップ120では、攪拌駆動装置36に駆動指令信号
を出力し、攪拌装置30を攪拌動作させる。このときの
攪拌装置30の回転数は、例えば1〜3rpm程度とす
る。
【0066】そして、ステップ130に進み、フラグF
=2であるかどうかを判定する。フラグF=0である場
合は判定が満たされないため、ステップ140に移る。
ステップ140では、時間計算子Tに1を加えた後、
ステップ150へと移る。
【0067】ステップ150では、時間計算子Tが予
め定められた所定の初期攪拌時間T NM0(例えば15
分程度の固定値として設定記憶されているか、あるいは
適宜の外部設定手段により例えば生ごみ処理作業の都度
固定値として設定記憶させてもよい)より大きいかどう
かを判定する。時間計算子T≦TNM0であれば判定
が満たされずステップ120へ戻って、上記ステップ1
20〜150の手順を繰り返す。この手順を繰り返して
時間計算子T>TNM0となったら、ステップ150
の判定が満たされて十分に初期攪拌を行ったとみなさ
れ、ステップ160へと移る。
【0068】ステップ160では、時間計算子T=0
にクリアし、さらにステップ170に進んで、フラグF
を減容処理モード選択時の間欠運転の攪拌停止状態を表
すF=1とした後、ステップ110へ戻る。
【0069】ステップ110では再びフラグF=1かど
うかを判定するが、上記ステップ170にてフラグF=
1となっていることから今度は判定が満たされて、ステ
ップ180に移る。
【0070】ステップ180では、攪拌駆動装置36に
停止指令信号を出力し、撹拌装置30を停止させる。そ
して、ステップ190に進み、時間計算子Tに1を加
えた後、ステップ200へと移る。
【0071】ステップ200では、時間計算子Tが予
め定められた所定の間欠停止時間T NS(例えば10分
程度の固定値として設定記憶されているか、あるいは適
宜の外部設定手段により例えば生ごみ処理作業の都度固
定値として設定記憶させてもよい)より大きいかどうか
を判定する。時間計算子T≦TNSであれば判定が満
たされずステップ180へ戻って、上記ステップ180
〜200の手順を繰り返す。この手順を繰り返して時間
計算子T>TNSとなったら、ステップ200の判定
が満たされて十分な時間停止したとみなされ、ステップ
210へと移る。
【0072】ステップ210では、時間計算子T=0
にクリアし、さらにステップ220に進んで、フラグF
を減容処理モード選択時の間欠運転の攪拌動作状態を表
すF=2とした後、再びステップ110へ戻る。
【0073】ステップ110では、さらに再びフラグF
=1かどうかを判定するが、上記ステップ230にてフ
ラグF=2となっていることから判定が満たされず、再
びステップ120に移って攪拌装置30を攪拌動作させ
る。その後、ステップ130で再びフラグF=2かどう
かを判定するが、今度は判定が満たされることからステ
ップ230へと移る。
【0074】ステップ230では、時間計算子Tが予
め定められた所定の間欠攪拌時間T NM(例えば5分程
度の固定値として設定記憶されているか、あるいは適宜
の外部設定手段により例えば生ごみ処理作業の都度固定
値として設定記憶させてもよい)より大きいかどうかを
判定する。時間計算子T≦TNMであれば判定が満た
されずステップ120へ戻って、上記ステップ120、
ステップ130、ステップ230、ステップ240の手
順を繰り返す。この手順を繰り返して時間計算子T
NMとなったら、ステップ240の判定が満たされて
十分な時間攪拌したとみなされ、ステップ160へと移
る。ステップ160では時間計算子T=0にクリア
し、ステップ170に進んでフラグF=1とした後、再
びステップ110へ戻る。
【0075】そして今度はフラグF=1であるからステ
ップ110が満たされてステップ180へと移り、フラ
グF=1のときのステップ180〜220の手順と、フ
ラグF=2のときのステップ120、ステップ130、
ステップ230、ステップ240、ステップ160、及
びステップ170の手順とを交互に繰り返す。すなわ
ち、減容処理モード選択時においては、時間TNSの動
作停止状態と時間TNMの攪拌動作状態とを交互に繰り
返す間欠運転を行うようになっている。
【0076】一方、図15に示す乾燥処理モード選択時
は、まずステップ300で、上記フラグF、及び乾燥処
理モード選択時の時間計算子Tをそれぞれ0に初期化
する。
【0077】その後、ステップ310に進み、フラグF
=3であるかどうかを判定する。最初はフラグF=0で
あるから、判定が満たされず、ステップ320に移る。
ステップ320では、攪拌駆動装置36に駆動指令信号
を出力し、攪拌装置30を攪拌動作させる。このときの
攪拌装置30の回転数は、例えば1〜3rpm程度とす
る。
【0078】そして、ステップ330に進み、時間計算
子Tに1を加えた後、ステップ340へと移る。ステ
ップ340では、時間計算子Tが予め定められた所定
の間欠攪拌時間TDM(上述した減容処理モード選択時
の間欠攪拌時間TNMより短い時間、例えば2分程度の
固定値として設定記憶されているか、あるいは適宜の外
部設定手段により例えば乾燥処理作業の都度固定値とし
て設定記憶させてもよい)より大きいかどうかを判定す
る。時間計算子T≦TDMであれば判定が満たされず
ステップ320へ戻って、上記ステップ320〜340
の手順を繰り返す。この手順を繰り返して時間計算子T
>TDMとなったら、ステップ340の判定が満たさ
れて十分な時間攪拌したとみなされ、ステップ350へ
と移る。
【0079】ステップ350では、時間計算子T=0
にクリアし、さらにステップ360に進んで、フラグF
を乾燥処理モード選択時の間欠運転の攪拌停止状態を表
すF=3とした後、ステップ310へ戻る。
【0080】ステップ310では再びフラグF=3かど
うかを判定するが、上記ステップ360にてフラグF=
3となっていることから今度は判定が満たされて、ステ
ップ370に移る。
【0081】ステップ370では、攪拌駆動装置36に
停止指令信号を出力し、撹拌装置30を停止させる。そ
して、ステップ190に進み、時間計算子Tに1を加
えた後、ステップ390へと移る。
【0082】ステップ390では、時間計算子Tが予
め定められた所定の間欠停止時間T DS(上述した減容
処理モード選択時の間欠停止時間TNMより短い時間、
例えば4分程度の固定値として設定記憶されているか、
あるいは適宜の外部設定手段により例えば生ごみ処理作
業の都度固定値として設定記憶させてもよい)より大き
いかどうかを判定する。時間計算子T≦TDSであれ
ば判定が満たされずステップ370へ戻って、上記ステ
ップ370〜390の手順を繰り返す。この手順を繰り
返して時間計算子T>TDSとなったら、ステップ3
90の判定が満たされて十分な時間停止したとみなさ
れ、ステップ400へと移る。
【0083】ステップ400では、時間計算子T=0
にクリアし、さらにステップ410に進んでフラグFを
乾燥処理モード選択時の間欠運転の攪拌動作状態を表す
F=4とした後、再びステップ110へ戻る。
【0084】そして今度はフラグF=4であるからステ
ップ310が満たされずステップ320へと移り、フラ
グF=4のときのステップ320〜360の手順と、フ
ラグF=3のときのステップ370〜410の手順とを
交互に繰り返す。すなわち、乾燥処理モード選択時にお
いては、時間TDSの動作停止状態と時間TDMの攪拌
動作状態とを交互に繰り返す間欠運転を行うようになっ
ている。
【0085】図12に戻り、排気ファン制御部45Ab
は、処理媒体の温度センサ21aで検出した処理容器2
0内の処理媒体の温度tに応じて、ファン駆動装置6
8に駆動指令信号を出力する。なお、図示しないが、吸
気管路18に設けた風量計19aの検出信号に応じて、
排気ファン66の駆動装置68を制御してもよい。そし
て、モード選択スイッチ13Bdの切り換えに応じた操
作信号に応じて、例えば乾燥処理モードが選択された場
合には、排気(吸気)風量の切り換え基準となる処理媒
体の設定温度を高くするように設定している。
【0086】この排気ファン制御部45Abによる減容
処理モード又は乾燥処理モード選択時の制御手順を図1
6及び図17により説明する。図16は本発明の生ごみ
処理機の一実施の形態を構成する制御装置45の上記排
気ファン制御部45Abによる減容処理モード選択時の
制御内容を表すフローチャートであり、図17は乾燥処
理モード選択時の制御内容を表すフローチャートであ
る。
【0087】図16に示す減容処理モード選択時は、ま
ずステップ500で、処理媒体の温度tが設定温度3
0℃以上であるかどうかを判定する。処理媒体の温度t
が30℃以上であった場合はステップ500の判定が
満たされて、ステップ510に進んで中速回転(例えば
25Hz)の駆動指令信号をインバータ68Aを介して
ファン駆動装置68に出力する。一方、ステップ500
で、処理媒体の温度t が30℃より低い場合は判定が
満たされず、ステップ520に移る。ステップ520で
は、低速回転(例えば10Hz)の駆動指令信号をイン
バータ68Aを介してファン駆動装置68に出力する。
【0088】ステップ510又はステップ520が終了
すると、ステップ500に戻って同様の手順を繰り返
す。
【0089】一方、図17に示す乾燥処理モード選択時
は、まずステップ600で、処理媒体の温度tが設定
温度40℃以上であるかどうかを判定する。処理媒体の
温度tが40℃以上であった場合はステップ600の
判定が満たされて、ステップ610に進んで中速回転
(例えば25Hz)の駆動指令信号をインバータ68A
を介してファン駆動装置68に出力する。一方、ステッ
プ600で、処理媒体の温度tが40℃以上より低い
場合は判定が満たされず、ステップ620に移る。ステ
ップ620では、低速回転(例えば10Hz)の駆動指
令信号をインバータ68Aを介してファン駆動装置68
に出力する。
【0090】ステップ610又はステップ620が終了
すると、ステップ600に戻って同様の手順を繰り返
す。
【0091】このようにして、排気ファン制御部45A
bは、処理容器20内の処理媒体の温度tが減容処理
モード選択時においては設定温度30℃、乾燥処理モー
ド選択時においては設定温度40℃以上となったとき
に、通常の低速回転から中速回転の駆動指令信号に切り
換え、排気ファン66の排気(吸気)風量を多くしてい
る。言い換えれば、乾燥処理モードのときは40℃とな
るまで排気ファン66を低回転のままとし、高温の熱が
なるべく処理容器20内にこもるように図られている。
【0092】図12に戻り、容器ヒータ制御部45Ac
は、処理媒体の温度センサ21aで検出した処理容器2
0内の処理媒体の温度t、加熱ヒータ温度センサ21
cで検出した加熱ヒータ56の温度tをもとにして算
出した含水率に応じて、加熱ヒータ56に加熱指令信号
を出力する。そして、モード選択スイッチ13Bdの切
り換えに応じた操作信号に応じて、例えば乾燥処理モー
ドが選択された場合には、加熱ヒータON/OFFの切
り換え基準となる処理媒体の設定温度を高くするように
設定している。
【0093】この容器ヒータ制御部45Acによる減容
処理モード又は乾燥処理モード選択時の制御手順を図1
8及び図19により説明する。図18は本発明の生ごみ
処理機の一実施の形態を構成する制御装置45の上記容
器ヒータ制御部45Acによる減容処理モード選択時の
制御内容を表すフローチャートであり、図19は乾燥処
理モード選択時の制御内容を表すフローチャートであ
る。
【0094】図18に示す減容処理モード選択時は、ま
ずステップ700で、処理媒体の温度tが設定温度3
5℃以上であるかどうかを判定する。処理媒体の温度t
が35℃より低い場合は判定が満たされず、ステップ
720に移る。ステップ720では、加熱ヒータ56の
温度tが許容設定温度100℃以上であるかどうかを
判定する。加熱ヒータ56の温度tが100℃より低
い場合はステップ720の判定が満たされず、ステップ
730に進んで加熱指令信号を加熱ヒータ56に出力し
て加熱させる。
【0095】また、ステップ700において処理媒体の
温度tが35℃以上であった場合、あるいはステップ
720において加熱ヒータ56の温度tが100℃以
上であった場合は、それぞれの判定が満たされて、ステ
ップ710に移る。ステップ710では、停止指令信号
を加熱ヒータ56に出力して加熱停止させる。
【0096】ステップ730又はステップ710が終了
すると、ステップ700に戻って同様の手順を繰り返
す。
【0097】一方、図19に示す乾燥処理モード選択時
は、まずステップ800で、処理媒体の温度tが設定
温度50℃以上であるかどうかを判定する。処理媒体の
温度tが50℃より低い場合は判定が満たされず、ス
テップ820に移る。ステップ820では、加熱ヒータ
56の温度tが許容設定温度100℃以上であるかど
うかを判定する。加熱ヒータ56の温度tが100℃
より低い場合はステップ820の判定が満たされず、ス
テップ830に進んで加熱指令信号を加熱ヒータ56に
出力して加熱させる。
【0098】また、ステップ800において処理媒体の
温度tが50℃以上であった場合、あるいはステップ
820において加熱ヒータ56の温度tが100℃以
上であった場合は、それぞれの判定が満たされて、ステ
ップ810に移る。ステップ910では、停止指令信号
を加熱ヒータ56に出力して加熱停止させる。
【0099】ステップ830又はステップ810が終了
すると、ステップ800に戻って同様の手順を繰り返
す。
【0100】このようにして、容器ヒータ制御部45A
cは、ヒータ自体の耐久性の観点から設定された加熱ヒ
ータ56の温度tが100℃以上となる場合だけでな
く、処理容器20内の処理媒体の温度tが減容処理モ
ード選択時においては設定温度35℃、乾燥処理モード
選択時においては設定温度50℃以上となる場合にも、
停止指令信号を加熱ヒータ56に出力して加熱停止させ
る。言い換えれば、乾燥処理モードのときは50℃とな
るまで加熱ヒータ56を稼働状態とすることにより、処
理容器20内をより高温側となるように制御するように
なっている。
【0101】図12に戻り、本体散水制御部45Ad
は、ロードセル50の検出重量Wを基に、生ごみ及び処
理媒体の含水率が適正範囲を下回ったと判断した場合に
は、給水装置51の電磁弁54に開くように指令信号を
出力して、給水装置51から処理容器20内に給水が行
われる。また、生ごみ及び処理媒体の含水率が適正範囲
にある(又は復帰した)と判断した場合には、給水装置
51の電磁弁54に閉じるように指令信号を出力して断
水する。これによって生ごみ及び処理媒体の含水率を適
正範囲に制御する。
【0102】脱臭散水制御部45Aeは、制御装置45
に備えた上記タイマ45gからの時間制御信号に応じて
(言い換えれば脱臭槽70内の脱臭媒体の含水率が適正
範囲となる程度の時間間隔で)、給水装置80の電磁弁
84に散水指令信号(開閉信号)を出力する。
【0103】なお、以上において、攪拌装置30が、各
請求項記載の処理容器内に設けられ、処理容器内に処理
媒体及び生ごみを受け入れて生ごみの減容処理を行う減
容処理モード、又は、処理容器内に処理媒体を受け入れ
て処理媒体の乾燥処理を行う乾燥処理モードで駆動され
る攪拌手段を構成する。また、制御装置45の本体攪拌
制御部45Aaが、処理容器内に処理媒体及び生ごみを
受け入れて生ごみの減容処理を行う減容処理モード、又
は、攪拌時間、攪拌回転数、停止時間、間欠運転の有無
のうち少なくとも1つの状態要素が減容処理モードと異
なる、処理容器内に前記処理媒体を受け入れて前記処理
媒体の乾燥処理を行う乾燥処理モードで攪拌手段を駆動
制御する攪拌制御手段を構成する。
【0104】また、加熱ヒータ56が生ごみ処理容器を
加熱する加熱手段を構成し、制御装置45の容器ヒータ
制御部45Acが減容処理モードよりも高温側となるよ
うに加熱手段を制御する加熱制御手段を構成する。ま
た、ロードセル50が乾燥処理モードにおいて処理容器
内の処理媒体の質量を検出する検出手段を構成する。
【0105】次に、本実施の形態の生ごみ処理機の動作
を図20により説明する。図20は、本実施の形態の生
ごみ処理機の全体構成を表すブロック図であり、先の各
図と同様の部分に相当する部分には同符号を付してあ
る。
【0106】(1)生ごみの減容処理運転 図20において、操作者が生ごみの減容処理を行うこと
を意図して、発酵分解処理対象となる生ごみを処理容器
20に投入するために、まず、生ごみを入れたコンテナ
96を反転投入装置95にセットする。そして、操作者
が操作盤13の操作部13Bにて投入スイッチ類13B
cを操作すると、制御装置45は投入スイッチ類13B
cからの操作信号に応じて反転投入装置95の投入駆動
装置97及び開閉蓋10の開閉駆動装置11に指令信号
を出力し、反転投入装置95の昇降・反転動作及び開閉
蓋10の開閉動作を連動させて、コンテナ96内の生ご
みを処理容器20内に自動投入する(但し、上述したよ
うに、反転投入装置95と開閉蓋10の動作を、コンテ
ナ96の姿勢及び位置、開閉蓋10の開閉状態を目視し
ながら、操作盤13の操作部13Bにより個別に操作し
ても良い)。
【0107】生ごみを処理容器20に投入した後、生ご
みの減容処理を行うために、操作者が操作盤13の操作
部13Bにてモード選択スイッチ13Bdを減容処理モ
ードに選択し自動運転スイッチ13BaをONに操作す
ると、この操作信号に応じて制御装置45は攪拌駆動装
置36に指令信号を出力し、攪拌装置30を回転駆動さ
せる。このようにして、処理容器20内の生ごみは処理
媒体と適度攪拌され、処理媒体中の微生物との接触頻度
が確保されて、微生物により減容処理(分解処理)が行
われる。
【0108】この生ごみの減容処理運転において、生ご
みの良好な分解処理を実現するためには、微生物の生息
環境(例えば処理媒体の通気性、温度及び湿度環境等)
を良好状態に維持し、微生物を活性化する必要がある。
そのため、生ごみ処理機では、生ごみの減容処理運転
中、以下のような動作が行われる。
【0109】まず、処理媒体の通気性を確保すると共
に、処理媒体中の水分の分布を均一にし、微生物に新鮮
な酸素を供給すると共に、湿度環境を均一にするため
に、生ごみ及び処理媒体は、上述したように攪拌装置3
0により攪拌と停止を繰り返す間欠運転で攪拌される。
この撹拌装置30の間欠運転の詳細を以下に説明する。
【0110】上記自動運転スイッチ13BaからのON
信号が制御装置45に入力されると、まず、図14のス
テップ100、ステップ110を経てステップ120
で、本体攪拌制御部45Aaから攪拌駆動装置36に攪
拌指令信号を出力し、初期においてはステップ130の
判定が満たされずステップ120〜150の手順を繰り
返し攪拌指令信号を出力して、初期攪拌時間TNM0
15分程度の間、攪拌装置30が1〜3rpm程度の回
転数で攪拌動作される(初期攪拌)。
【0111】その後、ステップ160、ステップ17
0、ステップ110を経てステップ180〜200の手
順を繰り返し本体攪拌制御部45Aaから停止指令信号
を出力して、間欠停止時間TNS=10分程度の間、攪
拌装置30が停止される。そして、ステップ210、ス
テップ220、ステップ110を経てステップ120
で、本体攪拌制御部45Aaから攪拌駆動装置36に攪
拌指令信号を出力し、今度はステップ130の判定が満
たされてステップ120、ステップ130、ステップ2
30、ステップ240の手順を繰り返し攪拌指令信号を
出力して、間欠攪拌時間TNM=5分程度の間、攪拌装
置30が1〜3rpm程度の回転数で攪拌動作される。
このようにして、攪拌装置30は、初期攪拌の後は、間
欠停止時間T NSの停止と間欠攪拌時間TNMの攪拌を
繰り返す間欠運転で攪拌動作される。
【0112】また、好適な温度環境を維持するために、
処理容器20は加熱ヒータ56により加熱される。その
詳細を説明する。
【0113】上記自動運転スイッチ13BaからのON
信号が制御装置45に入力されると、図18のステップ
700で、容器ヒータ制御部45Acから加熱ヒータ5
6に加熱指令信号を出力して加熱させる。そして、処理
媒体の温度tが設定温度35℃以上になるか、あるい
は加熱ヒータ56の温度tが100℃以上になると、
ステップ710あるいはステップ730の判定が満たさ
れて、ステップ720で容器ヒータ制御部45Acから
加熱ヒータ56に停止指令信号を出力して加熱停止させ
る。その後、処理媒体の温度tが設定温度35℃より
低くなり、かつ加熱ヒータ56の温度tが100℃よ
り低くなると、ステップ710及びステップ730の判
定が満たされず、ステップ700で、再び、容器ヒータ
制御部45Acから加熱ヒータ56に加熱指令信号を出
力して加熱させる。このようにして、処理容器20内
は、加熱ヒータ56が過熱し耐久性が低下しない範囲に
おいて、微生物の好適環境となる所定の温度範囲内に制
御される。
【0114】また、好適な湿度環境を維持するために、
給水装置51により処理媒体に適宜給水する。制御装置
45の本体散水制御部45Adは、ロードセル50の検
出信号(処理容器20内の内容物質量W)を基に、処理
媒体の湿度(含水率)環境が適正範囲を下回ったと判断
される場合には、電磁弁54に開くように駆動指令信号
を出力して、給水装置51から処理媒体に給水させる。
このときの給水量は流量計55の検出信号を基に制御装
置45の本体散水制御部45Adにより演算される。
【0115】また、微生物に新鮮な酸素を供給するとと
もに排熱して好適な温度環境を維持するために、排気フ
ァン66により処理容器20内の強制換気を行う。即
ち、吸気口17から吸気管路18を介して導入される吸
気(外気)により処理容器20内に酸素が供給され、生
ごみの分解処理に伴って発生するガス等が排気ホース4
を介して処理容器20外に排気される。この排気ファン
66の動作の詳細について以下に説明する。
【0116】上記自動運転スイッチ13BaからのON
信号が制御装置45に入力されると、処理媒体の温度t
が設定温度30℃以上の場合、図16のステップ50
0の判定が満たされて、ステップ510で排気ファン制
御部45Abから中速回転=25Hzの駆動指令信号を
インバータ68Aを介してファン駆動装置68に出力し
て、排気ファン66が中速回転で駆動される。そして、
処理媒体の温度tが設定温度30℃より低くなると、
ステップ500の判定が満たされず、ステップ520で
排気ファン制御部45Abから低速回転=10Hzの駆
動指令信号をインバータ68Aを介してファン駆動装置
68に出力して、排気ファン66が低速回転で駆動され
る。その後、処理媒体の温度tが設定温度30℃以上
になると、ステップ500の判定が満たされて、ステッ
プ510で、再び、排気ファン制御部45Abから中速
回転=25Hzの駆動指令信号をインバータ68Aを介
してファン駆動装置68に出力して、排気ファン66が
中速回転で駆動される。このようにして、処理容器20
内は、微生物の好適環境となる所定の酸素供給環境及び
排熱環境が維持されるように制御される。
【0117】一方、以上のようにして処理容器20から
排出される排気は、脱臭ユニット2に導入される。脱臭
ユニット2に導かれた排気は、フィルタユニット61の
第1及び第2フィルタ64,65により塵埃を除去され
た後、排気ファン66を介し脱臭槽70に導入される。
脱臭槽70を通過する際、排気中に含まれる臭気成分が
脱臭媒体に混入している微生物により分解除去され、脱
臭された排気は殺菌フィルタ86を介して殺菌された上
で排気筒90から大気放出される。
【0118】このとき、上記処理容器20同様、脱臭媒
体の脱臭性能を好適に維持するためには、脱臭媒体中の
微生物の生息環境を好適に保つ必要があることから、運
転中、脱臭媒体の温度や湿度を管理する。具体的には、
脱臭媒体の温度は温度センサ85の検出信号を基に制御
装置45により演算され、必要に応じて操作盤13の表
示部13A等によりモニタする。また、制御装置45の
脱臭散水制御部45Aeは、一定時間置きに電磁弁83
に開くように指令信号を出力し、給水装置80から脱臭
媒体に給水させる。この給水量は流量計55の検出信号
を基に制御装置45により演算される。
【0119】(2)処理媒体の乾燥処理運転 一方、処理媒体の乾燥処理を行うことを意図して、操作
者が操作盤13の操作部13Bにてモード選択スイッチ
13Bdを乾燥処理モードに選択し自動運転スイッチを
ONに操作すると、制御装置45は攪拌駆動装置36に
指令信号を出力し、攪拌装置30を回転駆動させる。
【0120】この処理媒体の乾燥処理運転においては、
処理媒体の乾燥処理を素早く実現するために、処理容器
20の加熱ヒータ56による加熱が上記生ごみの減容処
理運転時よりも強化されるように各機器を制御する必要
がある。そのため、生ごみ処理機では、処理媒体の乾燥
処理運転中、撹拌装置30、加熱ヒータ56、及び排気
ファン66について、以下のような動作が行われる。
【0121】まず、攪拌装置30の動作について説明す
る。上記自動運転スイッチ13BaからのON信号が制
御装置45に入力されると、図15のステップ300、
ステップ310を経てステップ320〜340の手順を
繰り返し本体攪拌制御部45Aaから攪拌指令信号を出
力して、攪拌時間TDM=2分程度の間、攪拌装置30
が1〜3rpm程度の回転数で攪拌動作される。その
後、ステップ350、ステップ360、ステップ310
を経てステップ370〜390の手順を繰り返し本体攪
拌制御部45Aaから停止指令信号を出力して、間欠停
止時間TDS=4分程度の間、攪拌装置30が停止され
る。このようにして、攪拌装置30は、間欠攪拌時間T
DMの攪拌と間欠停止時間TDSの停止とを繰り返す間
欠運転で攪拌動作され、その周期(間欠攪拌時間TDM
+間欠停止時間TDS)は6分程度となり、減容処理運
転モード選択時の周期(間欠攪拌時間TNM+間欠停止
時間TNS)15分に比べ小さくなり、攪拌促進によっ
て水分蒸発がより促進される。
【0122】次に、加熱ヒータ56の動作について説明
する。上記自動運転スイッチ13BaからのON信号が
制御装置45に入力されると、図19のステップ800
で、容器ヒータ制御部45Acから加熱ヒータ56に加
熱指令信号を出力して加熱させる。そして、処理媒体の
温度tが設定温度50℃以上になるか、あるいは加熱
ヒータ56の温度tが100℃以上になると、ステッ
プ810あるいはステップ830の判定が満たされて、
ステップ820で容器ヒータ制御部45Acから加熱ヒ
ータ56に停止指令信号を出力して加熱停止させる。そ
の後、処理媒体の温度tが設定温度50℃より低くな
り、かつ加熱ヒータ56の温度tが100℃より低く
なると、ステップ810及びステップ830の判定が満
たされず、ステップ800で、再び、容器ヒータ制御部
45Acから加熱ヒータ56に加熱指令信号を出力して
加熱させる。このようにして、加熱ヒータ56は、減容
処理運転モード選択時よりもより高温側となるように制
御され、これによって水分蒸発がより促進される。
【0123】次に、排気ファン66の動作について説明
する。上記自動運転スイッチ13BaからのON信号が
制御装置45に入力されると、処理媒体の温度tが設
定温度40℃以上の場合、図17のステップ600の判
定が満たされて、ステップ610で排気ファン制御部4
5Abから中速回転=25Hzの駆動指令信号をインバ
ータ68Aを介してファン駆動装置68に出力して、排
気ファン66が中速回転で駆動される。そして、処理媒
体の温度tが設定温度40℃より低くなると、ステッ
プ600の判定が満たされず、ステップ620で排気フ
ァン制御部45Abから低速回転=10Hzの駆動指令
信号をインバータ68Aを介してファン駆動装置68に
出力して、排気ファン66が低速回転で駆動される。そ
の後、処理媒体の温度tが設定温度40℃以上になる
と、ステップ600の判定が満たされて、ステップ61
0で、再び、排気ファン制御部45Abから中速回転=
25Hzの駆動指令信号をインバータ68Aを介してフ
ァン駆動装置68に出力して、排気ファン66が中速回
転で駆動される。このようにして、排気ファン66は、
減容処理運転モード選択時よりも増速切り替え点がより
高温側となるように制御され、この結果処理容器20内
に減容処理運転モード時より熱がこもりやすくなり、こ
れによって水分蒸発がより促進される。
【0124】以上のような構成及び動作の本実施形態の
生ごみ処理機の作用効果を以下に説明する。
【0125】近年、食品リサイクルの機運がますます高
まる動向の下、生ごみについては処理媒体の微生物で減
容処理するとともに、消耗後の処理媒体については生ご
み処理機から取り出した後、別途堆肥化してこれも有効
に活用しようという動きが活発となりつつある。
【0126】ここで、前述したように、処理容器20内
に処理媒体及び生ごみを受け入れて生ごみの減容処理を
行う減容処理モードの運転中においては、生ごみの良好
な分解処理を実現するために、微生物の発酵しやすい温
度環境や処理媒体の含水率が比較的高い環境等を維持す
るように各機器を制御している。このような理由から、
生ごみの減容処理終了後の処理媒体は、そのままでは、
これに含まれる雑菌類は死滅していない場合が多く、堆
肥化には不適当である場合がある。この場合、上記のよ
うな処理媒体の堆肥化によるさらなるリサイクル促進を
図るのが困難となる。
【0127】そこで、本実施の形態においては、生ごみ
処理機の動作モードとして、上記減容処理モードに加
え、別途、処理容器20内に処理媒体を受け入れて処理
媒体の乾燥処理を行う乾燥処理モードを設け、前述のよ
うに攪拌装置30の間欠運転の周期を短くしたり、加熱
ヒータ56及び排気ファン66による処理容器20内環
境を高温側に制御することで、処理容器20内の処理媒
体を強力に乾燥させ、処理媒体中に繁殖している雑菌等
を死滅させることができる。この結果、生ごみの減容処
理終了後に上記乾燥処理運転を行うことにより、処理媒
体を堆肥化に適当な性状とできるので、処理媒体堆肥化
によるさらなるリサイクル促進を図ることができる。
【0128】また、生ごみの減容処理終了後の処理媒体
は、そのままでは、水分が多く含まれて重量が比較的大
きくなっていることが多いが、本実施の形態では乾燥処
理モードによって処理媒体の過剰水分を素早く蒸発させ
その重量を減少させることができるので、処理容器20
からの取出時などに扱いやすくすることもできる。
【0129】さらに、通常、新規に使用する際の(すな
わち生ごみの減容処理を行う前の)処理媒体の含水率
(湿度)は未調整であり、場合によっては、生ごみの減
容処理運転で使用する適正な含水率よりやや高めである
場合もある。本実施形態においては、このような場合に
おいても、生ごみの減容処理開始前の処理媒体の新規投
入(総入替を含む)の際に、上記処理媒体の乾燥処理運
転により新規処理媒体の過剰水分を素早く蒸発させ適正
な含水率範囲に到達させて、生ごみの減容処理運転を早
期に開始させることができる。
【0130】なお、上記実施の形態において、本体攪拌
制御部45Aaの乾燥処理モードは、攪拌と停止を繰り
返す間欠運転を行う際の周期を、減容処理モードよりも
小さく設定した場合を例に取り説明したが、これに限ら
れない。すなわち、本体攪拌制御部45Aaの乾燥処理
モードにおいては、処理媒体の乾燥が促進されることと
なるように、攪拌時間TDM、攪拌回転数、停止時間T
DS、間欠運転の有無のうち少なくとも1つの状態要素
を減容処理モードと異なるように設定すれば足り、例え
ば間欠運転を行う際の乾燥処理モードの攪拌時間の占め
る割合TDM/(TDM+TDS)を、減容処理モード
の攪拌時間の占める割合TNM/(T +TNS)よ
りも大きく設定してもよい。これらの場合においても、
上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0131】また、上記実施の形態における制御装置4
5の自動制御部45Aに、乾燥処理モード選択時には、
処理媒体の乾燥処理の終了を検出して自動停止するよう
な制御を付加してもよい。すなわち、制御装置45の適
宜の記憶手段(例えばRAM45c)に、予め処理媒体
の乾燥処理完了の目標となる目標質量を設定しておき、
ロードセル50の検出重量Wがその目標質量以下となっ
たときに、すべての機器(攪拌手段30、加熱ヒータ5
6、排気ファン66等)が運転を自動停止させるような
機能(自動停止制御部)を制御装置45が備えてもよ
い。
【0132】この場合、上記自動停止制御部が、請求項
6記載の検出手段での検出質量が予め定められた目標質
量以下となったら、乾燥処理モードによる運転を自動停
止する自動停止制御手段を構成する。
【0133】この変形例によれば、乾燥処理開始から終
了まで自動運転が可能となるので、さらに使用者側にと
っても利便性が向上する。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、動作モードとして、処
理容器内に処理媒体及び生ごみを受け入れて生ごみの減
容処理を行う通常の生ごみの減容処理モードに加え、別
途、処理容器内に処理媒体を受け入れて処理媒体の乾燥
処理を行う乾燥処理モードを設ける。これにより、処理
容器内の処理媒体を強力に乾燥させ、処理媒体の雑菌等
を死滅させることができるので、処理媒体の堆肥化によ
るリサイクル促進を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構
造を表す正面図である。
【図2】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構
造を表す上面図である。
【図3】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構
造を表す図1中右側から見た側面図である。
【図4】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた処理機本体の詳細な内部構造を表す図2中IV−IV断
面による断面図である。
【図5】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた処理機本体の詳細な内部構造を表す図4中V−V断
面による側断面図である。
【図6】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた処理機本体の詳細な内部構造を表す図4中VI−VI断
面による側断面図である。
【図7】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた処理機本体のを表す図5中のVII部の拡大図であ
る。
【図8】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた処理機本体のを表す図4中VIII−VIII断面による断
面図である。
【図9】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた脱臭ユニットの詳細な内部構造を表す図1中IX−IX
断面による断面図である。
【図10】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備え
られた脱臭ユニットの詳細な内部構造を表す図9中X−
X断面による断面図である。
【図11】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備え
られた脱臭ユニットの詳細な内部構造を表す図9中XI−
XI断面による断面図である。
【図12】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の機能的構成を表す機能ブロック図であ
る。
【図13】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置のうち、その自動運転に係わる機能を表す
機能ブロック図である。
【図14】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の本体攪拌制御部による減容処理モード選
択時の制御内容を表すフローチャートである。
【図15】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の本体攪拌制御部による乾燥処理モード選
択時の制御内容を表すフローチャートである。
【図16】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の排気ファン制御部による減容処理モード
選択時の制御内容を表すフローチャートである。
【図17】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の排気ファン制御部による乾燥処理モード
選択時の制御内容を表すフローチャートである。
【図18】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の容器ヒータ制御部による減容処理モード
選択時の制御内容を表すフローチャートである。
【図19】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の容器ヒータ制御部による乾燥処理モード
選択時の制御内容を表すフローチャートである。
【図20】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体
構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
20 処理容器 30 攪拌装置(攪拌手段) 45Aa 本体攪拌制御部(攪拌制御手段) 45Ac 容器ヒータ制御部(加熱制御手段) 50 ロードセル(質量検出手段) 56 加熱ヒータ(加熱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 信也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 茂呂 隆 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 池田 純 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB06 AC08 AC58 AC85 AC87 BA01 CA04 CA08 CA11 CB05 CB24 CB29 DA30 4D004 AA03 AB01 BA04 CA15 CA19 CA22 CA42 CA48 CB04 CB28 CB32 CC08 DA01 DA02 DA06 DA11 DA13 4H061 AA02 AA03 CC55 GG10 GG18 GG43 GG49 GG69

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 微生物を混入している処理媒体及び前記生ごみを受け入
    れ可能な処理容器と、 この処理容器内に設けられ、前記処理容器内に前記処理
    媒体及び前記生ごみを受け入れて前記生ごみの減容処理
    を行う減容処理モード、又は、前記処理容器内に前記処
    理媒体を受け入れて前記処理媒体の乾燥処理を行う乾燥
    処理モードで駆動される攪拌手段とを備えることを特徴
    とする生ごみ処理機。
  2. 【請求項2】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 微生物を混入している処理媒体及び前記生ごみを受け入
    れ可能な処理容器と、 この処理容器内に設けられた攪拌手段と前記処理容器内
    に前記処理媒体及び前記生ごみを受け入れて前記生ごみ
    の減容処理を行う減容処理モード、又は、攪拌時間、攪
    拌回転数、停止時間、間欠運転の有無のうち少なくとも
    1つの状態要素が前記減容処理モードと異なる、前記処
    理容器内に前記処理媒体を受け入れて前記処理媒体の乾
    燥処理を行う乾燥処理モードで前記攪拌手段を駆動制御
    する攪拌制御手段とを備えることを特徴とする生ごみ処
    理機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の生ごみ処理機において、前
    記攪拌制御手段は、攪拌と停止を繰り返す間欠運転を行
    う際の前記攪拌時間の占める割合を、前記乾燥処理モー
    ドで前記減容処理モードよりも大きく設定したことを特
    徴とする生ごみ処理機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項記載の生ご
    み処理機において、前記攪拌制御手段は、攪拌と停止を
    繰り返す間欠運転を行う際の周期を、前記乾燥処理モー
    ドで前記減容処理モードよりも小さく設定したことを特
    徴とする生ごみ処理機。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項記載の生ご
    み処理機において、前記処理容器を加熱する加熱手段
    と、前記乾燥処理モードでは、前記減容処理モードより
    も高温側となるように前記加熱手段を制御する加熱制御
    手段とを備えることを特徴とする生ごみ処理機。
  6. 【請求項6】請求項2記載の生ごみ処理機において、前
    記乾燥処理モードにおいて前記処理容器内の前記処理媒
    体の質量を検出する検出手段と、前記攪拌制御手段は、
    前記検出手段での検出質量が予め定められた目標質量以
    下となったら、前記乾燥処理モードによる運転を自動停
    止する自動停止制御手段とを備えることを特徴とする生
    ごみ処理機。
  7. 【請求項7】生ごみ処理機の処理容器内の攪拌手段を、
    前記処理容器内に前記処理媒体及び前記生ごみを受け入
    れて前記生ごみの減容処理を行う減容処理モード、又
    は、攪拌時間、攪拌回転数、停止時間、間欠運転の有無
    のうち少なくとも1つの状態要素が前記減容処理モード
    と異なる、前記処理容器内に前記処理媒体を受け入れて
    前記処理媒体の乾燥処理を行う乾燥処理モードで駆動す
    ることを特徴とする生ごみ処理機の攪拌制御方法。
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