JP2005007376A

JP2005007376A - 攪拌軸移動式大量生ゴミ処理機

Info

Publication number: JP2005007376A
Application number: JP2003202075A
Authority: JP
Inventors: Fujio Goto; 富士男後藤; Masaya Yamashita; 雅也山下
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-06-21
Filing date: 2003-06-21
Publication date: 2005-01-13

Abstract

【課題】大量の生ゴミを微生物によって分解消滅する生ゴミ処理機は、攪拌軸が固定であるため、攪拌槽の筒、攪拌軸、羽根が大きくなり、生ゴミ処理機の高さが高く大きな機械である。生ゴミを投入する際は、ベルトコンベアが必要で場所を取る。また、外気から守るために大きな建屋が必要で、大掛かりな設備となり、実用性に乏しい。
【解決手段】大量の生ゴミと微生物を格納した攪拌槽を、コンパクトな攪拌軸を移動させながら攪拌する。また、攪拌軸は攪拌槽の高さ中程を移動させることにより、生ゴミ処理機の高さを低くする。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、微生物によって生ゴミを分解消滅させる生ゴミ処理機に関する
【０００２】
【従来の技術】
従来の大量の生ゴミを微生物によって分解、消滅させるための生ゴミ処理機は図２に示すように、攪拌軸２は固定であり移動しない。大量の生ゴミを攪拌するためには、攪拌槽の筒１６と攪拌軸２、羽根３を大きくする必要があり、生ゴミ処理機の高さが高く、生ゴミ投入にはベルトコンベア１７が必要である。また、生ゴミ処理機を外気から守るために、大きな建屋が必要である。
生ゴミではないが、畜糞の発酵機として存在する移動式の攪拌機は、図３に示すように、攪拌槽１の上にレール１８を敷き、その上を攪拌機が車輪１９で移動しながら攪拌軸２を回転させ、攪拌を行うものである。このため、攪拌機の高さが高くなる。また、開放型のため、温度管理、湿度管理、臭気管理は行っていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の従来技術によれば、大量の生ゴミを微生物によって分解消滅させる場合、攪拌槽の筒、攪拌軸、羽根を大きくする必要が有る。従って、生ゴミ処理機の高さが高くなり、生ゴミを投入するにはベルトコンベアが必要である。また、生ゴミ処理機を外気から守るための、大きな建屋が必要である。このため、大変高価になり、実用性に乏しい。
そこで、この発明は、大量の生ゴミを格納した攪拌槽の高さ中程を、攪拌軸が移動しながら攪拌することにより、生ゴミ処理機の高さを低くして、コンパクトに密閉することで、生ゴミ投入が容易で、さらに微生物の活性化を促す為に必要な、温度管理、湿度管理が容易な大量生ゴミ処理機を提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項１の発明は、大量の生ゴミと微生物を格納した攪拌槽を、コンパクトな攪拌軸と羽根を移動させながら攪拌する。
また、請求項２の発明は、攪拌軸が攪拌槽の高さ中程を移動して攪拌させることにより、生ゴミ処理機の高さを低くする。コンパクトに密閉でき、生ゴミの投入も容易である。また、温度管理、湿度管理が容易である。
【０００５】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を、図１に示す。
攪拌槽１の高さ中程を、攪拌軸２が回転しながら、攪拌槽１の前後を往復運動する。攪拌軸２が回転すると、同時に羽根３が回転することによって、攪拌槽１内の微生物と生ゴミを攪拌する。
動力伝達はギヤドモータ４が、スプロケット５に連結されたチェーン駆動用軸６を回すことにより、エンドレスチェーン７を動かす。エンドレスチェーン７が動くと、攪拌軸２の両端に取り付けられた攪拌軸駆動用ギヤ８が回転する。攪拌軸駆動用ギヤ８が回転すると、その内側に取り付けられたピニオン９が、攪拌槽（下部）１０の上に敷かれたラック１１の上を回転することにより、攪拌軸２が移動しながら回転するため、羽根３が回り攪拌する。
攪拌する際に、攪拌槽１内の微生物、生ゴミが攪拌槽１の外に出ないようにゴムを短冊状に切った壁用ゴム１３で攪拌槽（下部）１０と攪拌槽（上部）１２の間を被う。
生ゴミの投入は、外枠１４に設けられた、生ゴミ投入口１５から行う。
【０００６】
【実施形態の効果】
この実施形態によれば、攪拌軸２が移動するため、大量の生ゴミと微生物を格納した攪拌槽１をコンパクトな攪拌軸２、羽根３で攪拌できる。
また、攪拌軸２は攪拌槽１の高さ中程を移動して攪拌するために、攪拌機の高さが低くなり、生ゴミ投入口１５も低く、生ゴミ投入が容易である。
さらに、微生物の活性化を促す為に必要な、適正な温度管理、湿度管理が容易である。
【０００７】
【他の実施形態】
攪拌軸２を複数台取り付けることにより、攪拌力をより強力にすることができる。
【０００８】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、広い攪拌槽をコンパクトな攪拌軸と羽根３で攪拌できる。
【０００９】
また、生ゴミ処理機の高さが低くなり、生ゴミ投入が容易である。
【００１０】
さらに、温度管理、湿度管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図２】従来技術を示す大型生ゴミ処理機の斜視図である。
【図３】従来技術を示す畜糞発酵機の斜視図である。
【符号の説明】
１攪拌槽２攪拌軸３羽根４ギヤドモータ５スプロケット
６チェーン駆動用軸７チェーン８攪拌軸駆動用ギヤ
９ピニオン１０攪拌槽（下部）１１ラック１２攪拌槽（上部）
１３壁用ゴム１４外枠１５生ゴミ投入口１６攪拌槽の筒
１７ベルトコンベア１８レール１９車輪

Claims

大量の生ゴミと微生物を格納した攪拌槽を、攪拌軸が移動しながら攪拌するため、攪拌軸と羽根がコンパクトなことを特長とする大量生ゴミ処理機。
攪拌軸が攪拌槽の高さ中程を移動して攪拌するので、生ゴミ処理機の高さが低くなりコンパクトに密閉できる。これにより、生ゴミの投入が容易である。さらに、微生物の活性化を促す為に必要な、温度管理、湿度管理が容易であることを特長とする請求項１記載の大量生ゴミ処理機。