JP2009066483A - 生ゴミ発酵処理装置の脱臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発酵処理槽から脱臭装置までの円滑な臭気の流れを確保すると共に送風ファンの耐久性の向上を図る。
【解決手段】発酵処理槽9と連通し一定のレベルまで水が入れられた密閉された第1処理槽27と、脱臭剤が充填された第2処理槽29とをつなぐ連絡通路31に、前記第1処理槽27から第2処理槽29へ向けて送風する送風ファン33を設ける一方、前記第1処理槽27の水面W−1下に臨む第1連通口37と水面W−1より上方に設けられた第2連通口39とによって発酵処理槽9で発生した臭気が必ず第1処理槽27の水面W−1下を通過した後、送風ファン33に流れるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、微生物を用いて生ゴミを微生物分解処理して減量化及び堆肥化する時に発生する臭気を処理する生ゴミ発酵処理装置の脱臭装置に関する。
一般に生ゴミ発酵処理装置は、発酵処理槽内へ投入された生ゴミを微生物を用いて分解処理する時に特有の臭気を発生する。
発生する臭気としてはアンモニア(NH3 )を始めとして腐食の要因ともなる硫化水素(H2 S)等があり、これらは脱臭装置へ送り込まれることで脱臭処理された後、大気中へ放出される。
発生した臭気の脱臭処理手段としては、例えば、発酵処理槽内へ空気を送り込み、その空気圧によって臭気を外へ圧送し、脱臭装置を構成する水を入れた曝気タンク内を通過させた後、続いて脱臭層を通過させて吸着・脱臭し大気中へ放出するものが知られている(特許文献1参照)。
特開平5−221767号公報
発酵処理槽で発生した臭気は、前記処理槽内に送り込まれる空気圧によって送り出すようになるが、その構造は発酵処理槽の底部に多数の孔をあけ、その多数の孔を介して曝気タンクへ送り込む手段となっている。
このために、処理槽内の臭気は発酵処理中の発酵物内を通過するため、その発酵物が一段目の抵抗として、また、曝気タンク内の水面下を通過する時に水が二段目の抵抗としてそれぞれ作用する。
特に、発酵処理中の発酵物は処理が進むと粘性が高く空気の通りにくいペースト状の性状を呈するようになる等通り抜けを阻止する強い抵抗として働くため、発酵処理槽内を高い空気圧の雰囲気にする必要がある。そのために全体の高い密閉性が要求される等高い加工精度が求められ加工性の面において望ましくない。
また、多数の孔のあいた床板は、発酵物の落下につながり、落下した発酵物は排出口を塞ぐ可能性があり、メンテナンス管理を常時行う必要がある等管理工数が面倒となる。
そこで、本発明にあっては、発酵処理槽を確実に密閉管理しなくても脱臭装置までの円滑な臭気の流れを確保すると共に送風ファンの傷みの起きない耐久性を備えるようにすることを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明にあっては、発酵処理槽と連通し一定のレベルまで水が入れられた密閉された第1処理槽と、内部に脱臭剤が設けられた第2処理槽と、前記第1処理槽と第2処理槽をつなぐ連絡通路に配置され前記第1処理槽から第2処理槽へ向けて送風する送風ファンとを有し、前記第1処理槽は、その第1処理槽内の水面より下方に設けられると共に前記発酵処理槽と連通し合う臭気取入口と前記第1処理槽内の水面より上方に設けられると共に前記連絡通路と連通し合う排気口とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、第1処理槽と第2処理槽をつなぐ連絡通路に送風ファンを配置したため、発酵処理槽内で発生するアンモニアを始めとして腐食の要因となる硫化水素等の臭気は直接送風ファンを通過することはなく、必ず第1処理槽を通過させることができる。この結果、第1処理槽の水面下を臭気が通過する時に臭気中に含まれる送風ファン傷みの原因となる例えば、硫化水素等を積極的に水に吸収させることができる。
したがって、送風ファンの傷みの原因が取除かれるため耐久性の大幅な向上が図れる。
また、送風ファンの作動は、発酵処理槽に対して吸引作用として働くため、発酵物内を通過させることなく発酵処理槽の上方から何等抵抗なく臭気を取出すことが可能となり、円滑な臭気の流れによって効率のよい脱臭を行なうことができる。
本発明を実施するにあたって第1に前記第1処理槽の臭気取入口にあっては、水面の上に露出することなく水位センサによって常に水面下に臨むよう制御管理されるようにすることで、長期間にわたり安定して傷みの原因となる硫化水素を確実に水に吸収させることができるようにすることが望ましい。
第2に前記第1処理槽にあっては、送風ファン運転時の水面の波立ちを抑える波立ち制止板を設けることで、第1処理槽内の水面の波立ちを抑え、安定した臭気の流れが確保できるようにすることが望ましい。
以下、図1乃至図6の図面を参照しながら本発明の実施形態について具体的に説明する。
図6は生ゴミ発酵処理装置と脱臭装置の概要平面図を示している。
生ゴミ発酵処理装置1は脱臭装置3とダクト5を介して連通している。生ゴミ発酵処理装置1は、図5に示す如く微生物と共に生ゴミを投入する投入口6に開閉蓋7を備えた円筒状の発酵処理槽9内に、前記発酵処理槽9の中央部に配置されモータ等の駆動部11によって回転動力が与えられる竪型回転シャフト13と、前記発酵処理槽9内の中間位置に水平配置され一端が前記処理槽周壁15に、他端が前記竪型回転シャフト13にそれぞれ両端が支持された固定羽根17が設けられている。その外に前記竪型回転シャフト13と一緒に回転し、前記固定羽根17の上位側と下位側をそれぞれ通過する水平配置された上位側攪拌羽根19と下位側攪拌羽根21と、発酵物取出用の開閉可能なシャッター23とを備えている。
前記固定羽根17、上位側攪拌羽根19、下位側攪拌羽根21には、前記処理槽9内へ向かって空気を噴射する空気噴射管25をそれぞれ有し、上位側及び下位側攪拌羽根19、21の回転により投入口6から投入された生ゴミの攪拌・混合が行なわれるようになっている。
一方、脱臭装置3は、第1処理槽27と第2処理槽29の組合せからなり、第1、第2処理槽27、29をつなぐ連絡通路31には送風ファン33が設けられ、送風ファン33は第1処理槽27から第2処理槽29へ向けて空気を送風するよう作用する。
第1処理槽27は、図1に示す如く周壁は槽内冷却用の冷却水28が供給される二重壁27a,27bとなっていて全体が気密室に作られている。内部には1/3まで水が入れられている。残りの2/3は上方空間となっていてこの上方空間は水面W−1が波立った時にその水しぶき等が上方の排気口39まで届かず吸込まれにくい高さが確保されている。
第1処理槽27には、内部へ水を給水するため給水弁35の外に、臭気取入口37、排気口39、排水口41とを有し、排水口41には排水管が接続され、排水管に設けられた排水弁43の開により外への水の排水が可能となっている。
給水弁35は、水位センサ45によって開閉制御され、開により給水が行なわれる。
水位センサ45は、水面W−1の位置が常に1/3のところに臨むよう監視するもので、水面W−1が1/3以下になると前記給水弁35を開として給水が行なわれるようになっている。なお、水面W−1の位置は、水位計47により外からでも目視可能となっている。
給水された水面W−1は、前記送風ファン33の作動時に第1処理槽27内が負圧域となることと、多数の臭気が泡となって水面W−1上へ上昇する時の条件と相俟って大きく波立つところから、その波立ちを抑える波立ち制止板49が設けられている。
波立ち制止板49は、多数の孔49aのあいたパンチングボードとなっている。特に、臭気を含めて腐食の要因となる硫化水素等は水に吸収されるようになるが、吸収されずに残った臭気等は多数の孔49aを介して上方の排気口39へ向かうようになっている。
臭気取入口37は、前記水面W−1より下方に位置し、前記発酵処理槽9の天井9aから延長されたダクト5のダクト口となっていて、ダクト5を介して順次発生する臭気が送り込まれるようになっている。
排気口39は、前記送風ファン33へ続く連絡通路31と接続連通している。排気口39には、二重式のフィルタ装置32が交換自在に装着され、第1処理槽27内の水滴等が送風ファン33へ向かうのを阻止するようになっている。
一方、第2処理槽29は図2に示す如く連絡通路31を介して前記第1処理槽27と接続連通し、内部には脱臭剤となる活性炭51が設けられている。活性炭51は第2処理槽29に設けられた開閉扉(図示していない)から交換可能となっていて、臭気が活性炭51の通過時に脱臭処理され、処理された空気は排出管53を介して大気中へ放出されるようになっている。
このように構成された脱臭装置3によれば、発酵処理槽9で発生した臭気は、送風ファン33の作動で第1処理槽27、第2処理槽29を通過した後、大気中に放出される。この時、臭気は発酵物の中を通過しなくて済むため円滑な臭気の流れが得られるようになる。
この脱臭作動時において、発酵処理槽9で発生した臭気は第1処理槽27の水面W−1下を通過する時に臭気中の腐食の要因となる硫化水素等は水に吸収される。と同時に水面W−1から上昇する時、臭気等は波立った水滴に付着吸収される二重作用の結果、送風ファン33には腐食の要因となる臭気が直接あたることがなくなり、長期間にわたって送風ファン33の安定した作動状態が得られる。
また、第1処理槽27内の水は波立ち制止板49によって排気口39へ向かう大きな波立ちが抑えられると共に、水の冷却作用と内壁27aを冷却する冷却水28と相俟って臭気が第1処理槽27内を通過する時に冷却される気体冷却につながり、活性炭51による吸着効率が向上する。
なお、本実施形態にあっては発酵処理槽9は1つの場合について説明したが複数配置された発酵処理槽であってもよい。
本発明にかかる脱臭装置の第1処理槽を示した概要切断面図。 本発明にかかる脱臭装置の第2処理槽を示した概要切断面図。 脱臭装置の概要平面図。 脱臭装置の概要正面図。 発酵処理槽の概要切断面図。 生ゴミ発酵処理装置と脱臭装置全体の概要平面図。
符号の説明
1 生ゴミ発酵処理装置
3 脱臭装置
5 ダクト
9 発酵処理槽
27 第1処理槽
29 第2処理槽
31 連絡通路
33 送風ファン
37 第1連通口
39 第2連通口
49 波立ち制止板
51 脱臭剤(活性炭)
W−1 水面

Claims (3)

  1. 発酵処理槽と連通し一定のレベルまで水が入れられた密閉された第1処理槽と、内部に脱臭剤が設けられた第2処理槽と、前記第1処理槽と第2処理槽をつなぐ連絡通路に配置され前記第1処理槽から第2処理槽へ向けて送風する送風ファンとを有し、前記第1処理槽は、その第1処理槽内の水面より下方に設けられると共に前記発酵処理槽と連通し合う臭気取入口と前記第1処理槽内の水面より上方に設けられると共に前記連絡通路と連通し合う排気口とを備えていることを特徴とする生ゴミ発酵処理装置の脱臭装置。
  2. 前記第1処理槽の臭気取入口は、水面の上に露出することなく水位センサによって常に水面下に臨むよう制御管理されていることを特徴とする請求項1記載の生ゴミ発酵処理装置の脱臭装置。
  3. 前記第1処理槽は、送風ファン運転時の水面の波立ちを抑える波立ち制止板が設けられていることを特徴とする請求項1記載の生ゴミ発酵処理装置の脱臭装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101283718B1 (ko) * 2011-07-27 2013-07-08 장성산업 주식회사 음식물 처리기용 탈취장치

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