JP2006289205A - 有機性廃棄物処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理槽からの排ガスを吸引する誘引通風機の小容量化を図ることでコスト低減を図ることができる有機性廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】 処理槽2内からの排ガスを脱臭触媒33にて脱臭処理するべく加熱する脱臭機ヒータ32と、処理槽2内からの排ガスを吸引するべく脱臭機ヒータ32よりも排気上流側に配設される誘引通風機12と、処理槽2内へ外気を導入する押込み通風機17とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、好気性微生物で分解処理可能な食品残渣や汚泥等を対象とした有機性廃棄物処理装置に関する。
従来から、上記装置の一つとしての生ごみ処理装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特許第3372485号公報 特開平11−239779号公報
上記ごみ処理装置の中には、誘引通風機を用いて、処理槽内のガスを槽外に排出すると共に、該処理槽内に外気を導入可能としたものがある。
ところで、処理槽内の状態は、日々投入される処理物の量及び質の変化により酸性側あるいはアルカリ性側に変化することがある。このような生ごみから発生するガスには、水分及び二酸化炭素の他に、アンモニアや有機酸等の腐食ガス並びに粉塵等が混入することがあるため、上記誘引通風機には耐酸性及び耐アルカリ性並びに耐塵性といった仕様が要求されることとなる。
しかしながら、上述のような仕様の誘引通風機は比較的高価なものであるため、業務用等の比較的大型の装置である場合は特に、当該装置のコストアップを抑えるためにも、誘引通風機の容量をできるだけ下げるような構成であることが好ましい。
そこでこの発明は、処理槽からの排ガスを吸引する誘引通風機の小容量化を図ることでコスト低減を図ることができる有機性廃棄物処理装置を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、処理槽内の有機性廃棄物を好気性微生物の作用により分解処理する有機性廃棄物処理装置において、前記処理槽内からの排ガスを脱臭触媒にて脱臭処理するべく加熱するヒータと、前記処理槽内からの排ガスを吸引するべく前記ヒータよりも排気上流側に配設される誘引通風機と、前記処理槽内へ外気を導入する押込み通風機とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、処理槽からの排気経路において、排ガス温度が最も低く、その体積流量が最も少なくなる位置、すなわち排ガスの加熱源であるヒータよりも排気上流側に誘引通風機を設けることで、該誘引通風機の小容量化を図ることが可能となる。また、処理槽内の通風を誘引通風機と押込み通風機とで分担して行うことで、誘引通風機のさらなる少容量化が可能となる。このとき、押込み通風機は比較的圧損が少ないことから、処理槽内の通風に要する消費電力を抑えることも可能である。しかも、誘引通風機と押込み通風機との運転を調整することで、風量を低下させた場合にも処理槽内の圧力を一定に保つことが可能となる。
請求項2に記載した発明は、前記押込み通風機の外気吸込み口を、前記処理槽内への処理物投入口近傍を覆うカバーの内側に設けたことを特徴とする。
この構成によれば、処理物投入時等に処理物投入口から処理槽外に臭気が漏れた場合でも、該臭気が外気吸込み口から吸引される。
請求項3に記載した発明は、前記脱臭触媒通過後の排ガスと前記ヒータ投入前の排ガスとの間の熱交換を行う排気間熱交換器を備え、該排気間熱交換器よりも排気上流側に前記誘引通風機を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、脱臭触媒通過後の排ガスが有する熱を有効利用できることはもちろん、排ガスの加熱源である排気間熱交換器よりも排気上流側に誘引通風機を設けたことで、排ガスの体積流量を抑えて誘引通風機の小容量化が可能となる。
請求項4に記載した発明は、前記脱臭触媒通過後の排ガスと前記処理槽導入前の外気との間の熱交換を行う給排気間熱交換器を備え、該給排気間熱交換器よりも吸気上流側に前記押込み通風機を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、脱臭触媒通過後の排ガスが有する熱をより一層有効利用できることはもちろん、外気の加熱源である給排気間熱交換器よりも吸気上流側に押込み通風機を設けたことで、外気の体積流量を抑えて押込み通風気の小容量化を図ることが可能となる。
請求項1に記載した発明によれば、誘引通風機の小容量化によるイニシャルコストの低減を図ると共に、槽内通風時の省電力化によるランニングコストの低減を図ることができる。また、処理槽内の負圧状態を保って臭気漏れを防止しつつ、該処理槽内の水分調整を良好に行うことができる。
請求項2に記載した発明によれば、処理物投入口からの処理槽外への臭気漏れを効果的に防止することができる。
請求項3に記載した発明によれば、排熱の有効利用及び誘引通風機の小容量化によるコスト低減を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、排熱の有効利用及び押込み通風機の小容量化によるコスト低減を図ることができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、有機性廃棄物処理装置としての生ごみ処理装置1の構成図であり、本図に示すように、生ごみ処理装置1は、処理槽2内に投入された野菜くず等の生ごみを、好気性の微生物(発酵菌)と共に加熱、撹拌しながら分解処理する(発酵させる)よう構成されたものである。
処理槽2の例えば外周には、槽内の生ごみを加熱する処理槽ヒータ3が設けられると共に、処理槽2の例えば底部からは、槽内の生ごみ層G内に予熱した外気を導入可能とされる。また、処理槽2には、例えば所定時間毎に生ごみを撹拌する撹拌機4が設けられる。この撹拌機4は、処理槽2の略中央において上下に延びる駆動軸4aを有し、該駆動軸4aの外周に設けられた複数の撹拌羽根4bにより生ごみ層Gを撹拌可能である。
このような処理槽2内に生ごみを投入する際には、まず、バケット5内に一時投入された生ごみをリフト6で上昇させ、これを処理槽2上部のごみ投入口7(処理物投入口)より槽内に投入する。このとき、必要に応じて好気性微生物の着床材(菌床チップ)としてのおが屑等も併せて投入する。なお、ごみ投入口7は、リッド8により気密に閉塞可能とされる。そして、処理槽2内に投入された生ごみは、水分や二酸化炭素に分解されつつ減量し、該分解処理後に残った残渣は、不図示の排出口より槽外に排出される。
ここで、生ごみ処理装置1は、前述の如く処理槽2内に外気を導入すると共に、生ごみの分解処理中に発生した水分及び臭気を含んだガスを処理槽2外に排出するべく、該処理槽2内の通風を行う給排気システム10を備えている。
この給排気システム10は、処理槽2内からの排ガスの加熱及び脱臭処理を行うと共に、該脱臭処理後の排ガスが有する熱(排熱)を回収してこれを有効利用する熱交換システムとしても構成されている。
具体的には、給排気システム10は、処理槽2からの排気経路11上に加熱脱臭機31及びガス−ガスヒータ41(排気間熱交換器)を備え、ガス−ガスヒータ41において加熱脱臭機31を通過する前の排ガス(脱臭前ガス)と加熱脱臭機31を通過した後の排ガス(脱臭後ガス)との間の熱交換を行うことで、脱臭前ガスを昇温(加熱)すると共に脱臭後ガスを降温(冷却)するようになっている。
また、給排気システム10は、ガス−ガスヒータ41よりも脱臭後ガス排出側の排気経路11上であって処理槽2内の吸気経路16上となる部位に、ガス−ガスヒータ41からの脱臭後ガスと処理槽2導入前の外気との間の熱交換を行うガス−エアヒータ51(給排気間熱交換器)を備え、該ガス−エアヒータ51において前記熱交換を行うことで、脱臭後ガスをさらに降温すると共に処理槽2導入前の外気を昇温するようになっている。
排気経路11上における処理槽2とガス−ガスヒータ41との間となる部位には、処理槽2内のガスを吸引する誘引通風機12(排気ファン)が設けられる。また、排気経路11上における誘引通風機12よりも排気上流側となる部位には、排ガス中の粉塵等を除去するための排気フィルタ13が設けられる。
一方、ごみ投入口7及びバケット5の上方には、吸気経路16の吸入側端に位置するフードカバー18が、ごみ投入口7及びバケット5を上方から覆うように設けられる。このフードカバー18とガス−エアヒータ51との間に位置する吸気経路16上には、処理槽2内に外気を導入する押込み通風機17(ブロア)が設けられる。この押込み通風機17の外気吸込み口19は、フードカバー18の内側に設けられている。
各通風機12,17の作動は、CPU(Central Processing Unit)等の制御部(不図示)により、処理槽2内がやや負圧状態となるように制御される。これは、前記リッド8開時に、処理槽2内の臭気や粉埃がごみ投入口7から処理槽2外に漏れないようにするためである。
ところで、処理槽2内のおが屑等の菌床チップは、微生物の活性を良くするために一定水分を保つことが望ましく、菌床チップの状態に合わせて排気風量の調整を行う必要がある。このとき、単に風量を下げると処理槽2内の負圧が弱まり、槽外への臭気漏れの原因となるが、誘引通風機12と押込み通風機17とをダブルで調整することで、風量を下げても処理槽内負圧を一定に保つことができ、菌床チップの水分を調整しつつ臭気漏れを防止することが可能とされている。
加熱脱臭機31は、処理槽2からの排ガスを加熱する脱臭機ヒータ32と、該脱臭機ヒータ32により加熱された排ガスを通過させて脱臭処理する白金等からなる脱臭触媒33とを、単一のケーシング34(図4参照)内に収容してなる。ケーシング34は排気経路11の一部を構成しており、該ケーシング34内の排ガス流通方向上流側(排気上流側)に脱臭機ヒータ32が、排ガス流通方向下流側(排気下流側)に脱臭触媒33がそれぞれ配置される。
このような加熱脱臭機31から排出される脱臭後ガス(脱臭触媒33通過後の排ガス、300〜400℃)は比較的高温であり、この脱臭後ガスと脱臭前ガス(ヒータ投入前の排ガス、40〜60℃)との間の熱交換を行うことで、脱臭前ガスを効果的に昇温し、脱臭機ヒータ32におけるエネルギー投入量を削減するようにしている。
一方で、処理槽2内に導入する外気に適した温度は比較的低温(90〜110℃)であるため、ガス−ガスヒータ41から排出される脱臭後ガス(150〜200℃)でも十分昇温することが可能であり、かつ該脱臭後ガスを十分降温することが可能である。なお、排気経路11中における結露を抑えるという観点から、最終的に大気に放出されるまでの間、排ガスの温度は露点以上であることが好ましい。
ここで、図2を併せて参照して説明すると、上記生ごみ処理装置1においては、処理槽2内に生ごみを溜めた状態で運転を一時中止した後、処理槽2及び加熱脱臭機31(脱臭触媒33)が十分低温になった状態から再起動するような場合を考慮し、このような場合においては、処理槽ヒータ3及び脱臭機ヒータ32を各通風機12,17よりも先に起動し、処理槽2内及び脱臭触媒33が所定の温度に昇温した後に、各通風機12,17を起動するようにしている。
すなわち、処理槽2は、その内部の雰囲気温度を検出する温度センサ2aを有すると共に、加熱脱臭機31は、脱臭触媒33直前の雰囲気温度を該脱臭触媒33の温度として検出する温度センサ33aを有し、これら各温度センサ2a,33aからの検出値に基づき、前記制御部が各通風機12,17の運転を制御すると共に、必要に応じて各ヒータ3,32並びに撹拌機4等の運転を制御するようになっている。なお、加熱脱臭機31の温度センサ33aは、脱臭触媒33の温度を直接検出するものであってもよい。
次に、上記給排気システム10の要部についてさらに説明する。
図3,4に示すように、給排気システム10において、加熱脱臭機31の前後には、これを挟み込むようにして各熱交換器41,51が配置され、これらが前記処理槽2上に一体的に搭載される。なお、図中矢印FRは前方を、矢印LHは左方をそれぞれ示すものとする。
加熱脱臭機31における脱臭前ガスの流路34a(排気経路11)を形成するケーシング34の前壁35は、ガス−ガスヒータ41における脱臭前ガスの流路42a(排気経路11)を形成するケーシング42の後壁として、ケーシング34の後壁36は、ガス−エアヒータ51における外気の流路52a(吸気経路16)を形成するケーシング52の前壁としてそれぞれ構成される。
すなわち、ケーシング34の前後壁35,36を隔壁として、加熱脱臭機31及び各熱交換器41,51の各流路34a,42a,52aが仕切られている。
ケーシング34は、左右方向に長い直方体状をなす箱型のもので、その内部左側(排気上流側)には脱臭機ヒータ32が、内部右側(排気下流側)には脱臭触媒33がそれぞれ配置される。
脱臭機ヒータ32は、上下に長いU字状をなす電熱線32aを複数配列してなるもので、これら各電熱線32a間を通過させることで脱臭前ガス及び脱臭触媒33を加熱する。各電熱線32aの開放端側には端子部32bが設けられ、これら各端子部32bがケーシング34の上壁37左側に突設される。ここで、ケーシング34の前後壁35,36が熱交換器隣接部であるのに対し、その上下壁及び左右側壁は熱交換器非隣接部であるといえる。
脱臭触媒33は、例えば多孔構造を有する厚板状のもので、該脱臭触媒33がケーシング34内部を横断するように設けられることで、脱臭機ヒータ32を通過し加熱した脱臭前ガスが漏れなく脱臭触媒33を通過する。
ケーシング34における前壁35左側部には、ガス−ガスヒータ41の脱臭前ガス排出口でもあるガス導入口38が設けられる。このガス導入口38を介して、ガス−ガスヒータ41を通過し昇温した脱臭前ガスが、ケーシング34内における脱臭機ヒータ32よりも上流側となる部位に導入される。
また、ケーシング34右側端はガス排出口39として開口し、該ガス排出口39から排出された脱臭後ガスが、右ウインドボックス21を介してガス−ガスヒータ41へ送給される。
各熱交換器41,51のケーシング42,52は、加熱脱臭機31のそれとほぼ同一の箱型をなすもので、これらの内部には、左右方向と略直交する複数のバッフルプレート43,53により、排ガス又は外気を上下に往復させつつ左側又は右側に流通させる蛇行状の流路42a,52aがそれぞれ形成される。
また、各熱交換器41,51のケーシング42,52内には、各バッフルプレート43,53を左右方向に沿って貫通する複数の伝熱管44,54がそれぞれ設けられ、各ケーシング42,52内に導入された排ガス又は外気が、各伝熱管44,54の間を通過するようにケーシング42,52内を流通することで、各伝熱管44,54の内外での熱交換が行われる。
各伝熱管44,54は、それぞれ各ケーシング42,52の両側端において開口しており、ガス−ガスヒータ41においては、各伝熱管44の右側開口が、右ウインドボックス21を介して加熱脱臭機31のガス排出口39と連通すると共に、左側開口が、左ウインドボックス22を介してガス−エアヒータ51における各伝熱管54の左開口と連通する。
ガス−ガスヒータ41におけるケーシング42の上壁右側部には、処理槽2からの脱臭前ガスをケーシング42内に導入するためのガス導入管45が突設される。このガス導入管45からケーシング42内に導入された脱臭前ガスは、各伝熱管44を横断するように蛇行しながら左側に流通し、ガス導入口38を介して加熱脱臭機31のケーシング34内に導入される。
ケーシング34内において加熱及び脱臭処理がなされた脱臭後ガスは、右ウインドボックス21を介してガス−ガスヒータ41の各伝熱管44内に導入されてその管内を流通することで、比較的低温の脱臭前ガスとの間で熱交換がなされてこれを加熱すると共に自身を冷却する。
各伝熱管44を通過した脱臭後ガスは、左ウインドボックス22を介してガス−エアヒータ51の各伝熱管54内に導入される。ここで、ガス−エアヒータ51における上壁右側部には、フードカバー18からの外気をケーシング52内に導入するための外気導入管55が突設されると共に、上壁左側部には、前記外気を排出するための外気排出管56が突設されている。
そして、外気導入管55からケーシング52内に導入された外気は、各伝熱管54を横断するように蛇行しながら左側に流通することで、各伝熱管54内を流通する比較的高温の脱臭後ガスとの間で熱交換がなされてこれを冷却すると共に自身を加熱する。
ガス−エアヒータ51のケーシング52右端には膨張室23が設けられており、各伝熱管54を通過した脱臭後ガスは、膨張室23内に排出された後に排気フード24を介して大気に放出される。
以上説明したように、上記実施例における生ごみ処理装置1は、処理槽2内の有機性廃棄物を好気性微生物の作用により分解処理するものであって、処理槽2内からの排ガスを脱臭触媒33にて脱臭処理するべく加熱する脱臭機ヒータ32と、処理槽2内からの排ガスを吸引するべく脱臭機ヒータ32よりも排気上流側に配設される誘引通風機12と、処理槽2内へ外気を導入する押込み通風機17とを備えるものである。
この構成によれば、処理槽2からの排気経路11において、排ガス温度が最も低く、その体積流量が最も少なくなる位置、すなわち排ガスの加熱源である脱臭機ヒータ32よりも排気上流側に誘引通風機12を設けることで、該誘引通風機12の小容量化を図ることが可能となる。また、処理槽2内の通風を誘引通風機12と押込み通風機17とで分担して行うことで、誘引通風機12のさらなる少容量化が可能となる。このとき、押込み通風機17は比較的圧損が少ないことから、処理槽2内の通風に要する消費電力を抑えることも可能である。しかも、誘引通風機12と押込み通風機17との運転を調整することで、風量を低下させた場合にも処理槽2内の圧力を一定に保つことが可能となる。
すなわち、誘引通風機12の小容量化によるイニシャルコストの低減を図ると共に、処理槽2内通風時の省電力化によるランニングコストの低減を図ることができる。また、処理槽2内の負圧状態を保って臭気漏れを防止しつつ、誘引通風機12のみで処理槽2内の通風を行う場合と比べて該処理槽2内の水分調整を良好に行うことができる。
また、上記生ごみ処理装置においては、押込み通風機17の外気吸込み口19を、処理槽2内へのごみ投入口7近傍を覆うフードカバー18の内側に設けたことで、処理物投入時等にごみ投入口7から処理槽2外に臭気が漏れた場合でも、該臭気が外気吸込み口19から吸引される。すなわち、ごみ投入口7からの処理槽2外への臭気漏れを効果的に防止することができる。
さらに、上記生ごみ処理装置においては、脱臭触媒33通過後の排ガスと脱臭機ヒータ32投入前の排ガスとの間の熱交換を行うガス−ガスヒータ41を備え、該ガス−ガスヒータ41よりも排気上流側に誘引通風機12を設けたことで、脱臭触媒33通過後の排ガスが有する熱を有効利用できることはもちろん、排ガスの加熱源であるガス−ガスヒータ41よりも排気上流側に誘引通風機12を設けたことで、排ガスの体積流量を抑えて誘引通風気12の小容量化を図ることが可能となる。すなわち、排熱の有効利用及び誘引通風機12の小容量化によるコスト低減を図ることができる。
さらにまた、上記生ごみ処理装置においては、脱臭触媒33通過後の排ガスと処理槽2導入前の外気との間の熱交換を行うガス−エアヒータ51を備え、該ガス−エアヒータ51よりも吸気上流側に押込み通風機17を設けたことで、脱臭触媒33通過後の排ガスが有する熱をより一層有効利用できることはもちろん、外気の加熱源であるガス−エアヒータ51よりも吸気上流側に押込み通風機17を設けたことで、外気の体積流量を抑えて押込み通風気17の小容量化を図ることが可能となる。すなわち、排熱の有効利用及び押込み通風機17の小容量化によるコスト低減を図ることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば生ごみ処理装置以外にも、食品残渣及び汚泥等の有機性廃棄物を好気性微生物により分解処理する処理装置であれば適用可能である。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における生ごみ処理装置の構成図である。 上記生ごみ処理装置の冷間からの起動時の説明図である。 上記生ごみ処理装置の給排気システムの要部を示す斜視図である。 上記給排気システムの要部の分解斜視図である。
符号の説明
1 生ごみ処理装置(有機性廃棄物処理装置)
2 処理槽
7 ごみ投入口(処理物投入口)
12 誘引通風機
17 押込み通風機
18 フードカバー(カバー)
19 外気吸込み口
32 脱臭機ヒータ(ヒータ)
33 脱臭触媒
41 ガス−ガスヒータ(排気間熱交換器)
51 ガス−エアヒータ(給排気間熱交換器)

Claims (4)

  1. 処理槽内の有機性廃棄物を好気性微生物の作用により分解処理する有機性廃棄物処理装置において、
    前記処理槽内からの排ガスを脱臭触媒にて脱臭処理するべく加熱するヒータと、前記処理槽内からの排ガスを吸引するべく前記ヒータよりも排気上流側に配設される誘引通風機と、前記処理槽内へ外気を導入する押込み通風機とを備えることを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  2. 前記押込み通風機の外気吸込み口を、前記処理槽内への処理物投入口近傍を覆うカバーの内側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置。
  3. 前記脱臭触媒通過後の排ガスと前記ヒータ投入前の排ガスとの間の熱交換を行う排気間熱交換器を備え、該排気間熱交換器よりも排気上流側に前記誘引通風機を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の有機性廃棄物処理装置。
  4. 前記脱臭触媒通過後の排ガスと前記処理槽導入前の外気との間の熱交換を行う給排気間熱交換器を備え、該給排気間熱交換器よりも吸気上流側に前記押込み通風機を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の有機性廃棄物処理装置。

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