JP2005227705A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁気的作用のみでレンズ駆動を行うことにより、小型化、軽量化、安価化、および信頼性の向上を図ることができ、かつ、音の発生を抑えることのできるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】 レンズ駆動装置1において、コイル712、722に給電すると、コイル712、722とマグネット6との間には磁気的な吸引力あるいは反発力が発生し、マグネット6は、環状突起921、911に突き当たるまで光軸方向に移動する。また、マグネット6とマグネット5との間に発生する磁気的な吸引力により、レンズ移動体20が光軸方向に移動し、移動レンズ21が光軸方向に移動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラなどに用いられるレンズ駆動装置に関するものである。
カメラ付き携帯電話などに搭載されるレンズ駆動装置として、モータの回転をギア機構およびカム機構を介して移動レンズ体に伝達し、レンズを光軸方向に駆動するタイプのものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−309756号公報
しかしながら、特許文献1に開示のレンズ駆動装置は、ギア機構やカム機構など、可動部分の構造が複雑であるため、小型化、軽量化、および安価化が困難である。また、機構部品を用いているため、ギアの噛み合い部分や機構部品同士の摺動部分で音が発生し、かつ、信頼性が低いという問題点もある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、レンズ駆動にギア機構やカム機構などを一切用いずに磁気的作用のみでレンズ駆動を行うことにより、小型化、軽量化、安価化、および信頼性の向上を図ることができ、かつ、音の発生を抑えることのできるレンズ駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、レンズを備えた移動レンズ体を当該レンズの光軸方向で離間する第1の位置と第2の位置との間で光軸に沿って移動させるレンズ駆動装置であって、前記移動レンズ体に形成された第1の磁気的手段と、前記移動レンズ体を外周側で囲むように配置されたレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の外周側に前記光軸方向に移動可能に配置され、当該光軸方向に移動した際、前記第1の磁気的手段との磁気的作用により前記移動レンズ体を前記光軸方向に従動させる第2の磁気的手段と、前記第2の磁気的手段との磁気的作用により当該第2の磁気的手段を前記光軸方向に移動させる第3の磁気的手段とを有することを特徴とする。
本発明では、第2の磁気的手段と第3の磁気的手段との間の磁気的作用により、第2の磁気的手段をレンズ鏡筒の外側で光軸方向に移動させると、第1の磁気的手段と第2の磁気的手段との間の磁気的作用により、レンズ移動体は、第2の磁気的手段の移動に追従する。従って、レンズを光軸に沿って移動させることができる。
本発明において、前記第1の磁気的手段は、マグネットあるいは磁性体で構成され、前記第2の磁気的手段は、マグネットおよびコイルのうちの一方で構成され、前記第3の磁気的手段は、マグネットあるいはコイルのうちの他方で構成されている。
本発明において、前記第2の磁気的手段は、前記レンズ鏡筒の外周面を摺動しながら前記光軸方向に移動する。
本発明において、前記第1の磁気的手段は、前記レンズ鏡筒の内周面に非接触状態のまま前記光軸方向に移動することが好ましい。このように構成すると、第1の磁気的手段とレンズ鏡筒の内周面との間に摩擦が起こらないので、負荷を軽減できるので、各磁気的手段の小型化などを図ることができる。また、第1の磁気的手段がレンズ鏡筒の内周面を摺動しないので、磨耗による異物の発生がない。それ故、信頼性を向上することができるとともに、異物の写り込みなどを防止できる。
本発明において、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの少なくとも一方には、前記レンズの中心を前記光軸上に位置決めするように前記レンズ移動体を受けるレンズ芯出し手段を備えていることが好ましい。このように構成すると、第1の磁気的手段とレンズ鏡筒との間にそれらを非接触状態に保持するためのクリアランスを設けても、レンズの中心を光軸上に位置決めした状態で停止させることができる。
本発明において、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの少なくとも一方には、前記移動レンズ体が当接して当該移動レンズ体の停止位置を規定するストッパが構成されていることが好ましい。このように構成すると、レンズを所定の位置に正確に停止させることができる。
本発明において、前記ストッパにより位置規定されている前記移動レンズ体をさらに当該ストッパ機構に当接させる方向の与圧を磁気的作用により加える磁気的与圧発生手段を備えていることが好ましい。このように構成すると、外部から振動などが加わっても、レンズを所定の位置に正確に停止させておくことができる。
本発明において、前記移動レンズ体は、前記レンズ鏡筒によって周囲が密閉されていることが好ましい。このように構成すると、移動レンズ体が配置されているレンズ鏡筒の内部にゴミやホコリなどといった異物の侵入を防止できる。それ故、信頼性を向上することができるとともに、異物の写り込みなどを防止できる。
本発明に係るレンズ駆動装置は、第2の磁気的手段と第3の磁気的手段との間の磁気的作用により、第2の磁気的手段をレンズ鏡筒の外側で光軸方向に移動させ、第1の磁気的手段と第2の磁気的手段との間の磁気的作用により、レンズ移動体を第2の磁気的手段の移動に追従させて、レンズを光軸に沿って移動させる。このため、磁気的作用のみでレンズ駆動を行うことができるので、ギア機構やカム機構などが一切不要である。それ故、小型化、軽量化、安価化、および信頼性の向上を図ることができ、かつ、摺動などに起因する音の発生を抑えることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したレンズ駆動装置を説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明を適用したレンズ駆動装置の断面図である。図1において、本形態のレンズ駆動装置1は、レンズ系として、光軸方向(光軸Lに沿う方向)で被写体の側から順に、固定レンズ11、移動レンズ21、固定レンズ31を有しており、これらのレンズ11、21、31の周りを囲むように円筒状のレンズ鏡筒4が配置されている。また、移動レンズ21の後側(光軸方向における奥側)には絞り23が固着されている。3枚のレンズのうち、固定レンズ11は、レンズ鏡筒4の先端部分に段差、およびリング状のレンズ押さえ2によって固定されている。固定レンズ31は、円筒状のレンズ鏡筒4の基端部分に段差を利用して固定されている。移動レンズ21は、外周側の円筒状のレンズホルダ部22と一体の移動レンズ体20として構成されている。ここで、レンズホルダ部22の下端部221は、周方向に離間する複数の突起として形成され、レンズホルダ部22の上端部222も、周方向に離間する複数の突起として形成されている。なお、固定レンズ21、31、およびレンズ移動体20などは、PC、POM、PA、AS、ABS、PEなどの樹脂で構成されている。
固定レンズ11の奥側端面には、周方向に離間して複数の凹部111が形成され、これらの凹部111は、移動レンズ21のレンズホルダ部22の上端部222と協働して、後述するストッパ、およびレンズ芯出し手段として機能する。また、固定レンズ31の被写体側端面には、周方向に離間して複数の凹部311が形成され、これらの凹部311は、移動レンズ21のレンズホルダ部22の下端部221と協働して、後述するストッパ、およびレンズ芯出し手段として機能する。
本形態のレンズ駆動装置1において、上記光学系およびレンズ鏡筒4などはケース9に収納されている。ケース9は、ケース本体91と、このケース本体91に光軸方向から嵌るケース蓋92とを備えている。ケース蓋92およびケース本体91には、光路を確保するための開口が形成されている。また、レンズ鏡筒4は、下端側がケース本体91に保持され、上端側はケース蓋92に保持されている。
(駆動機構)
本形態では、移動レンズ21を光軸方向において離間する奥側の第1の位置と、被写体側の第2の位置(図1で移動レンズ21が停止している位置)との間で光軸方向に駆動することを目的に、まず、レンズ移動体20の外周側には、リング状のマグネット5(第1の磁気的手段)が固着されており、このマグネット5は、周方向に所定の極数をもつようにラジアル着磁されている。ここで、マグネット5の外周面とレンズ鏡筒4の内周面との間には所定のクリアランスが設けられ、マグネット5の外周面とレンズ鏡筒4の内周面とは非接触状態にある。
また、レンズ鏡筒4の外周側には、リング状のマグネット6(第2の磁気的手段)が配置されており、このマグネット6は、周方向にマグネット5と同一の極数をもつようにラジアル着磁されている。ここで、マグネット6は、内周面がレンズ鏡筒4の外周面にゆるく接触しており、光軸方向に移動可能である。また、マグネット6は、光軸方向の移動の際、内周面がレンズ鏡筒4の外周面を摺動することになる。
さらに、本形態では、マグネット6の光軸方向における両側には、第3の磁気的手段として、リング状の第1のステータ71と、リング状の第2のステータ72とが配置されている。第1のステータ71は、ケース本体91の内側で光軸方向に突き出た環状突起911により形成された環状凹部912内に環状のヨーク711と環状のコイル712とを備えている。また、第2のステータ72は、ケース蓋92の内側で光軸方向に突き出た環状突起921により形成された環状凹部922内に環状のヨーク721と環状のコイル722とを備えている。
(本形態の作用および主な効果)
このように構成したレンズ駆動装置1において、コイル712、722の双方あるいは一方に給電すると、コイル712、722とマグネット6との間には磁気的な吸引力あるいは反発力(磁気的作用)が発生し、マグネット6は、環状突起921あるいは環状突起911に突き当たるまで光軸方向に移動する。このため、マグネット6とマグネット5との間に発生する磁気的な吸引力(磁気的作用)により、レンズ移動体20が光軸方向に移動し、移動レンズ21が光軸方向に移動する。
その際、レンズ移動体20が被写体側に移動すると、固定レンズ11の側に形成されている凹部111内にレンズホルダ部22の上端部222が侵入し、かつ、レンズホルダ部22の上端部222が固定レンズ11の凹部111の底部(ストッパ)に当接する。従って、移動レンズ21は、第2の位置で停止する。また、レンズホルダ部22の上端部222が固定レンズ11の凹部111内(レンズ芯出し手段)に嵌ることにより、第2の位置において、移動レンズ21の中心位置は、光軸L上に規定された状態となる。
逆に、レンズ移動体20が奥側に移動すると、固定レンズ31の側に形成されている凹部311内にレンズホルダ部22の下端部221が侵入し、かつ、レンズホルダ部22の下端部221が固定レンズ31の凹部311の底部(ストッパ)に当接する。従って、移動レンズ21は、第1の位置で停止する。また、レンズホルダ部22の下端部221が固定レンズ31の凹部311内(レンズ芯出し手段)に嵌ることにより、移動レンズ21の中心位置は、光軸L上に規定された状態となる。
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1では、マグネット6とステータ71、72との間の磁気的作用により、マグネット6をレンズ鏡筒4の外側で光軸方向に移動させ、マグネット5とマグネット6との間の磁気的作用により、レンズ移動体20をマグネット6の移動に追従させて、移動レンズ21を光軸Lに沿って移動させる。このため、磁気的作用のみでレンズ駆動を行うことができるので、ギア機構やカム機構などが一切不要である。それ故、小型化、軽量化、安価化、および信頼性の向上を図ることができ、かつ、摺動などに起因する音の発生を抑えることができる。
また、本形態において、マグネット5の外周面とレンズ鏡筒4の内周面との間にはクリアランスが確保されているので、マグネット5は、レンズ鏡筒4の内周面に非接触状態のまま光軸方向に移動する。従って、マグネット5とレンズ鏡筒4の内周面との間に摩擦が起こらないため、負荷を軽減できる。それ故、マグネット5、6などの部材の小型化などを図ることができる。また、マグネット5がレンズ鏡筒4の内周面を摺動しないので、磨耗による異物の発生がない。それ故、信頼性を向上することができるとともに、異物の写り込みなどを防止できる。
しかも、第1の位置および第2の位置のいずれにおいても、移動レンズ21のレンズホルダ部22と協働するストッパ(凹部111、311)が形成されている。このため、第1の位置および第2の位置のいずれにおいても、移動レンズ21を所定の位置に正確に停止させることができる。また、第1の位置および第2の位置のいずれにおいても、移動レンズ21のレンズホルダ部22と協働するレンズ芯出し手段(凹部111、311)が形成されている。このため、第1の位置および第2の位置のいずれにおいても、マグネット5の外周面とレンズ鏡筒4の内周面との間にはクリアランスを設けても、移動レンズ21の中心を光軸L上に位置決めした状態で停止させることができる。
さらに、本形態では、移動レンズ体20は、レンズ鏡筒14によって周囲が完全に密閉されている。ことため、移動レンズ体20が配置されているレンズ鏡筒4の内部にゴミやホコリなどといった異物の侵入を防止できる。それ故、信頼性を向上することができるとともに、異物の写り込みなどを防止できる。
[実施の形態2]
図2(A)、(B)は、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置の断面図、およびそのストッパ機構を拡大して示す説明図である。なお、本形態、および後述する実施の形態3にレンズ駆動装置は、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図2(A)に示すように、本形態のレンズ駆動装置1も、実施の形態1と同様、レンズ系として、光軸方向(光軸Lに沿う方向)で被写体の側から順に、固定レンズ11、移動レンズ21、固定レンズ31を有しており、移動レンズ21は、外周側の円筒状のレンズホルダ部22と一体の移動レンズ体20として構成されている。
本形態において、固定レンズ11はリング状のレンズ押さえ2に固定され、このレンズ押さえ2がレンズ鏡筒4に固定された構造になっている。
本形態でも、実施の形態1と同様、移動レンズ21のレンズホルダ部22の上端部222と協働して、ストッパ、およびレンズ芯出し手段として機能する凹部111が形成されているが、本形態では、凹部11は、レンズ押さえ2の側に形成されている。
また、本形態では、図2(B)に拡大して示すように、レンズホルダ部22の上端部222は、外周側にテーパ223が形成されている。また、凹部111では、外周側の角が切除されてテーパ112が形成され、このテーパ112の端から奥へ光軸Lと平行な内周側面が延びた構造になっている。
このため、凹部111にレンズホルダ部22の上端部222が入り込む際、テーパ112、223がガイドとして機能するので、凹部111にレンズホルダ部22の上端部222がスムーズに入り込み、かつ、テーパ112、223同士が当接するので、移動レンズ21の中心位置は、第2の位置において光軸L上に確実に規定される。
なお、本形態において、移動レンズ21のレンズホルダ部22の下端部221と協働して、ストッパ、およびレンズ芯出し手段として機能する凹部311は、レンズ鏡筒4に形成されている。ここで、レンズホルダ部22の下端部221、および凹部311は、図2(B)に示すようなテーパと同様なテーパを備えている。従って、移動レンズ21の中心位置は、第1の位置でも光軸L上に確実に規定される。
[実施の形態3]
図3は、本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置の断面図である。なお、本形態のレンズ駆動装置は、基本的な構成が実施の形態1、2と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図3に示すように、本形態のレンズ駆動装置1も、実施の形態1と同様、レンズ系として、光軸方向(光軸Lに沿う方向)で被写体の側から順に、固定レンズ11、移動レンズ21、固定レンズ31を有しており、移動レンズ21は、外周側の円筒状のレンズホルダ部22と一体の移動レンズ体20として構成されている。
また、コイル712、722の双方あるいは一方に給電すると、コイル712、722とマグネット6との間には磁気的な吸引力あるいは反発力(磁気的作用)が発生し、マグネット6は、環状突起921あるいは環状突起911に突き当たるまで光軸方向に移動する。また、マグネット6とマグネット5との間に発生する磁気的な吸引力(磁気的作用)により、レンズ移動体20が光軸方向に移動し、移動レンズ21が光軸方向に移動する。
その際、レンズ移動体20が被写体側に移動すると、固定レンズ11の側に形成されている凹部111内にレンズホルダ部22の上端部222が侵入し、かつ、レンズホルダ部22の上端部222が固定レンズ11の凹部111の底部(ストッパ)に当接する。従って、移動レンズ21は、第2の位置で停止する。逆に、レンズ移動体20が奥側に移動すると、固定レンズ31の側に形成されている凹部311内にレンズホルダ部22の下端部221が侵入し、かつ、レンズホルダ部22の下端部221が固定レンズ31の凹部311の底部(ストッパ)に当接する。従って、移動レンズ21は、第1の位置で停止する。
このように構成したレンズ駆動装置1において、本形態では与圧発生手段が構成されている。すなわち、上記のレンズ駆動を行う際、マグネット5の光軸方向における磁気的中心は、矢印L5で示す範囲を移動する。これに対して、マグネット6の光軸方向における磁気的中心は、矢印L6で示す範囲を移動し、マグネット5の移動範囲よりもわずかに広い。
従って、本形態では、移動レンズ21が実線で示すように第2の位置で停止した状態で、マグネット6の光軸方向における磁気的中心は、マグネット5の光軸方向における磁気的中心よりもさらに被写体側にある。それ故、移動レンズ体20には、ストッパにより位置規定されている移動レンズ体20を被写体側に向けて付勢する磁気的な与圧が加わるので、外部から振動などが加わっても、移動レンズ21を第2の位置に正確に停止させておくことができる。
また、移動レンズ21が点線で示すように第1の位置で停止した状態で、マグネット6の光軸方向における磁気的中心は、マグネット5の光軸方向における磁気的中心よりもさらに奥側にある。それ故、移動レンズ体20には、ストッパにより位置規定されている移動レンズ体20を奥側に向けて付勢する磁気的な与圧が加わるので、外部から振動などが加わっても、移動レンズ21を第1の位置に正確に停止させておくことができる。
[その他の実施の形態]
上記の実施の形態では、光軸方向において離間する奥側の第1の位置と、被写体側の第2の位置で移動レンズ21を停止させる例を説明したが、マグネット6への着磁形態に合わせてコイル712、722の給電を制御して、図4に示すように、移動レンズ21を光軸方向の中心で停止させてもよい。
上記形態では、第1の磁気的手段および第2の磁気的手段としてマグネットを用い、第3の磁気的手段としてコイルを用いたが、第1の磁気的手段として磁性体を用い、第2の磁気的手段としては、マグネットおよびコイルのうちの一方を用い、第3の磁気的手段は、マグネットあるいはコイルのうちの他方を用いてもよい。
本発明に係るレンズ駆動装置は、第2の磁気的手段と第3の磁気的手段との間の磁気的作用により、第2の磁気的手段をレンズ鏡筒の外側で光軸方向に移動させ、第1の磁気的手段と第2の磁気的手段との間の磁気的作用により、レンズ移動体を第2の磁気的手段の移動に追従させて、レンズを光軸に沿って移動させる。このため、磁気的作用のみでレンズ駆動を行うことができるので、ギア機構やカム機構などが一切不要である。それ故、小型化、軽量化、安価化、および信頼性の向上を図ることができ、かつ、摺動などに起因する音の発生を抑えることができる。
本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置の断面図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置の断面図、およびそのストッパ機構を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置の断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係るレンズ駆動装置の断面図である。
符号の説明
1 レンズ駆動装置
2 レンズ押さえ
4 レンズ鏡筒
5 マグネット(第1の磁気的手段)
6 マグネット(第2の磁気的手段)
11、31 固定レンズ
20 レンズ移動体
21 移動レンズ
71、72 ステータ(第3の磁気的手段)
111、311 凹部(ストッパ、レンズ芯出し手段)
112、223 テーパ

Claims (8)

  1. レンズを備えた移動レンズ体を当該レンズの光軸方向で離間する第1の位置と第2の位置との間で光軸に沿って移動させるレンズ駆動装置であって、
    前記移動レンズ体に形成された第1の磁気的手段と、
    前記移動レンズ体を外周側で囲むように配置されたレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒の外周側に前記光軸方向に移動可能に配置され、当該光軸方向に移動した際、前記第1の磁気的手段との磁気的作用により前記移動レンズ体を前記光軸方向に従動させる第2の磁気的手段と、
    前記第2の磁気的手段との磁気的作用により当該第2の磁気的手段を前記光軸方向に移動させる第3の磁気的手段と
    を有することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1において、前記第1の磁気的手段は、マグネットあるいは磁性体で構成され、
    前記第2の磁気的手段は、マグネットおよびコイルのうちの一方で構成され、
    前記第3の磁気的手段は、マグネットあるいはコイルのうちの他方で構成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 請求項1または2において、前記第2の磁気的手段は、前記レンズ鏡筒の外周面を摺動しながら前記光軸方向に移動することを特徴とするレンズ駆動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記第1の磁気的手段は、前記レンズ鏡筒の内周面に非接触状態のまま前記光軸方向に移動することを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項4において、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの少なくとも一方には、前記レンズの中心を前記光軸上に位置決めするように前記レンズ移動体を受けるレンズ芯出し手段を備えていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記第1の位置および前記第2の位置のうちの少なくとも一方には、前記移動レンズ体が当接して当該移動レンズ体の停止位置を規定するストッパが構成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  7. 請求項6において、前記ストッパにより位置規定されている前記移動レンズ体をさらに当該ストッパに当接させる方向の与圧を磁気的作用により加える磁気的与圧発生手段を備えていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、前記移動レンズ体は、前記レンズ鏡筒によって周囲が密閉されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
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