JP2008040017A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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隆祐 東
Hiromitsu Takei
宏光 武井
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Abstract

【課題】少ない部品点数で衝突音の発生しないストッパ機構を備えたレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置1では、移動レンズ体10の移動範囲を規定するストッパ機構は、回転体8から突出した突起91、92と、固定体20に含まれるプレート25の薄板状突起95a、95b、96a、96bとを備え、ストッパ機構9が作動する際、薄板状突起95a、95b、96a、96bは、弾性をもって突起91、92と干渉するため、衝突音が発生しない。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラなどに用いられるレンズ駆動装置に関するものである。
カメラ付き携帯機器などに搭載されるレンズ駆動装置としては、駆動コイルを備えたステータを移動レンズ体の周りを囲むように配置するとともに、ステータと移動レンズ体との間に、駆動マグネットおよびこの駆動マグネットの回転力を移動レンズ体に伝達して移動レンズ体を光軸に沿って直線移動させるための伝達機構とを備えた円筒状の回転体をステータと同軸状に配置したものが提案されている。このようなレンズ駆動装置では、移動レンズ体の移動範囲などを規定するストッパ機構が構成されているが、単なる度当たりを設けると、ストッパ機構が作動するたびに衝突音が発生する。そこで、カムを利用したストッパ機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−178380号公報
しかしながら、特許文献1に記載のストッパ機構のように、カムを利用してストッパ機構を構成すると、部品点数が増大するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、少ない部品点数で衝突音の発生しないストッパ機構を備えたレンズ駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、レンズを備えた移動レンズ体と、該移動レンズ体を前記レンズの光軸に沿って往復移動させるための駆動機構と、該駆動機構および前記移動レンズ体が搭載されたケース部材を含む固定体と、前記移動レンズ体の移動許容範囲を制限するストッパ機構とを有するレンズ駆動装置において、前記駆動機構は、前記移動レンズ体を外側で囲むように駆動コイルが配置された円筒状のステータと、該ステータと前記移動レンズ体との間に前記ステータと同軸状に配置された円筒状の回転体とを有し、前記回転体は、前記ステータによって光軸周りに回転駆動される駆動マグネットと、該駆動マグネットの回転力を前記移動レンズ体に伝達して当該移動レンズ体を光軸に沿って移動させる駆動力伝達部とを備え、前記ストッパ機構は、前記回転体および前記固定体のうちの一方側から突出した突起と、他方側に形成されて前記回転体が回転した際に弾性をもって前記突起と干渉する干渉部とを備えていることを特徴とする。
本発明では、ステータに通電して回転体を回転させると、移動レンズ体が光軸に沿って移動する。その際、移動レンズ体の移動範囲はストッパ機構により規定される。ここで、ストッパ機構は、前記回転体および前記固定体のうちの一方側から突出した突起と、他方側に形成されて前記回転体が回転した際に弾性をもって前記突起と干渉する干渉部とを備えているため、ストッパ機構が作動する際、干渉部は、弾性をもって突起と干渉するため、衝突音が発生しない。また、ストッパ機構を構成するにあたって、突起と干渉部とを形成すればよいので、部品点数が少なく済む。
本発明において、前記突起が前記回転体の側に形成され、前記薄板状突起が前記固定体の側に形成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記干渉部は、例えば、周方向に撓むことが可能な薄板状突起を利用することができる。このように構成すると、金属製のバネなどを用いなくても、弾性をもって突起と干渉する干渉部を構成することができる。
この場合、前記薄板状突起は、複数本が周方向に櫛歯状に配置されていることが好ましい。このように構成すると、複数本の薄板状突起のうち、突起と最初に干渉する薄板状突起が後方に撓むと、この薄板状突起を、その背後に配置された薄板状突起が支える。このため、薄板状突起の撓みを利用して衝突音の発生を防止する構造を採用した場合でも、干渉部は、突起が薄板状突起を乗り越えることを防止できる強度を有することになる。
本発明において、前記薄板状突起は、プラスチック製であることが好ましい。このように構成すると、固定体を構成する部材に薄板状突起を容易に付加することができる。例えば、前記薄板状突起は、前記固定体に含まれるプレートに構成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記薄板状突起の少なくとも根元部分には、ゲルが配置されていることが好ましい。このように構成すると、ゲルが薄板状突起に対する緩衝材として機能するため、薄板状突起の破損などを防止することができる。このようなゲルとしては、例えば、UV硬化型のものを用いることができる。
本発明では、ストッパ機構が作動する際、干渉部は、弾性をもって突起と干渉するため、衝突音が発生しない。また、ストッパ機構を構成するにあたって、突起と干渉部とを形成すればよいので、部品点数が少なく済む。それ故、レンズ駆動装置の構成の簡素化を図ることができ、レンズ駆動装置の小型化や低コスト化を図ることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したレンズ駆動装置を説明する。
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置の要部の平面図および断面図である。図2は、図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。なお、図1(b)には、その左側にレンズが最も被写体側(物体側)に位置する状態を示し、右側には、レズが被写体側とは反対側(像側/撮像装置が配置される側)に位置する状態を示してある。
図1(a)、(b)において、本形態のレンズ駆動装置1は、カメラ付き携帯電話などに搭載されている薄型カメラにおいて、2枚のレンズ2、3を光軸Lに沿って被写体(物体側)に近づくA方向、および被写体とは反対側(像側)に近づくB方向の双方向に移動させるためのものであり、概ね、2枚のレンズ2、3を円筒状のレンズホルダ11上に一体に保持した移動レンズ体10と、この移動レンズ体10を光軸Lに沿って移動させる駆動機構5と、駆動機構5および移動レンズ体10が搭載された固定体20とを有している。本形態において、固定体20は、像側で撮像装置(図示せず)を保持するベース21と、物体側に位置するカバー22と、ベース21の柱状突起215とカバー22との間に配置されたプラスチック製のプレート25と、カバー22に装着されるキャップ(図示せず)とから構成されている。ここで、ベース21とカバー22は、ステータ50、プレート25および板バネ26を挟持した状態で、ベース21の柱状突起215に形成した突起29がカバー22の穴229に嵌合しているとともに、カバー22から下方に延びたフック226により連結されている。なお、カバー22およびプレート25には中央穴220、250が形成されている。
(駆動機構の構成)
駆動機構5は、ステータ50と回転体8とを備えたステッピングモータ構造を備えている。ステータ50は、フランジ付きの円筒状の絶縁体からなるボビンにコイル線が巻回された環状の駆動コイル55を2つ備えており、2つの駆動コイル55は各々、2枚の環状のヨーク51の間に挟まれた状態にある。この状態で、ステータ50の下段側および上段側のいずれにおいても、2枚のヨーク51の極歯が周方向に交互に配置される。なお、駆動コイル55はボビンを用いずに巻回したものでも良い。
本形態のレンズ駆動装置1の駆動機構5では、円筒状のステータ50の内側に、移動レンズ体10との間に円筒状の回転体8が同軸状に配置され、この回転体8は、円筒状の駆動マグネット60と、円筒状のプラスチック製のスリーブ70とを有している。駆動マグネット60の外周面には、S極とN極が周方向に交互に配列され、その内側にスリーブ70が接着固定されている。
スリーブ70は、カバー22とベース21との間に、光軸方向への移動が阻止された状態で配置されている。ここで、スリーブ70は、ベース21の内端面(上面)に形成された筒部211の外側で軸線周り(光軸L)に回転可能な状態にある。従って、2つの駆動コイル55に給電すると、駆動マグネット60とスリーブ70を備えた回転体8は、光軸L周りに回転することになる。
また、スリーブ70の内周面には、駆動マグネット60の回転力を移動レンズ体10に伝達して移動レンズ体10を光軸Lに沿って移動させる駆動力伝達部としての雌ネジ72が形成されている。
(移動レンズ体の構成)
本形態のレンズ駆動装置1では、スリーブ70の内側には、2枚のレンズ2、3と絞り(図示せず)とをレンズホルダ11で保持した円筒状の移動レンズ体10が同軸状に配置されている。ここで、スリーブ70の内周面には雌ネジ72が形成されている一方、移動レンズ体10においてレンズホルダ11の外周面には雄ネジ14が形成されており、移動レンズ体10は、雄ネジ14が雌ネジ72に係合することにより、スリーブ70に対して、光軸周りに回転可能、かつ、光軸に沿って移動可能に支持されている。また、スリーブ70の雌ネジ72と移動レンズ体10の雄ネジ72とは、駆動マグネット60の回転によって移動レンズ体10を光軸Lに沿って移動させるための伝達機構を構成している。ここで、移動レンズ体10に対しては、雄ネジ14および雌ネジ72を介してスリーブ70の回転力が伝達されたときに移動レンズ体10の供回りを阻止する供回り阻止機構(図示せず)が構成されている。従って、移動レンズ体10は、光軸Lに沿って直動することになる。
プレート25とカバー22との間には、薄い金属板によって構成された板バネ26の外周部分が挟持され、板バネ26の内側には、レンズホルダ11の上面に重なる3つの弾性変形部261が形成されている。弾性変形部261には小穴262が形成されている一方、レンズホルダ11の上面には、小穴262に嵌った小突起112が形成されており、弾性変形部261は、レンズホルダ11の上面に小突起112が形成されており、弾性をもってレンズホルダ11(移動レンズ体10)を下方に押圧し、雄ネジ14と雌ネジ72との間のバックラッシュを防止している。
(ストッパ機構の構成)
図3(a)〜(d)は各々、本形態のレンズ駆動装置1に構成したストッパ機構の平面図、その一部を拡大して示す平面図、ストッパが作動し始めたときの平面図、およびストッパが完全に作動したときの平面図である。なお、以下の説明では、一方方向の回転を反時計周りCCWの回転とし、他方方向の回転を時計周りCWの回転として説明する。
本形態のレンズ駆動装置1において、回転体8が回転して移動レンズ体10が光軸Lに沿って被写体側に移動しすぎると、移動レンズ体10が回転体8から抜けるおそれがある。また、スリーブ70では、雌ネジ72が光軸方向の他方側(矢印Bで示す被写体とは反対側/像側)に向かう途中位置までしか形成されておらず、雌ネジ72の谷部分は、閉じているため、スリーブ70が回転して移動レンズ体10が、矢印Bで示す被写体とは反対側(像側)に移動すると、スリーブ70の雌ネジ72と移動レンズ体10の雄ネジ14とが噛んでしまうことがある。さらに、駆動機構5はステッピングモータ構造を有しているため、原点位置を設定する必要がある。
そこで、本形態では、図3を参照して説明するように、移動レンズ体10の移動許容範囲、すなわち、回転体8の回転許容角度範囲を規定するストッパ機構9が構成されている。
本形態では、ストッパ機構9を構成するにあたって、図1(b)、図2および図3(a)に示すように、回転体8の上端部(スリーブ70の上端部)には、回転体8の外周部分よりも半径方向外側に突出する突起91、92を対称位置に形成してある。これに対して、プレート25の内周面には、半径方向内側に突出する2本の薄板状突起95a、95b(干渉部)が形成されており、薄板状突起95a、95bの先端部は、突起91、92の先端部よりも半径方向内側に位置している。また、プレート25の内周面には、2本の薄板状突起95a、95bと対称位置にも、半径方向内側に突出する2本の薄板状突起96a、96b(干渉部)が形成されており、薄板状突起96a、96bの先端部は、突起91、92の先端部よりも半径方向内側に位置している。
ここで、薄板状突起95a、95b、96a、96bの根元部分の周方向の両側は、プレート25の内周面で半径方向外側に凹む切り欠き98になっている分、薄板状突起95a、95b、96a、96bは長い。このため、薄板状突起95a、95b、96a、96b(プレート25)をPOM(ポリオキシメチレン/アセタール樹脂)などの結晶性プラスチック(曲げ弾性率=1000Mpa以下)で形成した場合でも、薄板状突起95a、95b、96a、96bは周方向に撓むことが可能である。また、切り欠き98の内側、薄板状突起95a、95bの根元部分の間、および薄板状突起96a、96bの根元部分の間は、底部がベース21の柱状突起215の上面216で塞がれて有底凹部になっており、かかる有底凹部には、紫外線硬化型のシリコンゲル99が充填されている。
このように構成したストッパ機構9において、図3(c)、(d)には、回転体8が時計周りCWに回転して突起91が薄板状突起95a、95bに当接する状態を示してあり、この状態において、回転体8は、これ以上、時計周りCWに回転することが不可能である。このような状態において、移動レンズ体10は、最も被写体側(物体側)とは反対側(像側/撮像装置が配置される側)の無限遠位置で停止する。
このような干渉が起こる際、突起91は、まず、図3(c)に示すように、薄板状突起95aに当接し、薄板状突起95aが後方に撓む。従って、薄板状突起95aは、弾性をもって突起91と干渉するため、衝突音が発生しない。また、薄板状突起95aが後方に撓んだ際、その背後に配置された薄板状突起95bは、図3(d)に示すように、薄板状突起95aを支える。このため、薄板状突起95aの撓みを利用して衝突音の発生を防止する構造を採用した場合でも、突起91が薄板状突起95a、95bを乗り越えることを防止することができる。また、薄板状突起95a、995bの変形に対して、シリコンゲル99が緩衝材として機能する。同様な動作は、突起92と薄板状突起96a、96bとの間でも起こるが、その様子は、突起91と薄板状突起95a、95bとの間で起こる動作と同様であるため、説明を省略する。
この状態から回転体8が反時計周りCCWに回転すると、突起91が薄板状突起96a、96bと干渉し、突起92が薄板状突起95a、95bと干渉するまで、移動レンズ体10は、被写体側に移動する。そして、突起91が薄板状突起96a、96bと干渉し、突起92が薄板状突起95a、95bと干渉すると、回転体8は、これ以上、反時計周りCCWに回転することが不可能である。このような状態において、移動レンズ体10は、最も被写体側(物体側)の至近位置で停止する。その際、突起91、92と、薄板状突起95a、95b、96a、96bとが干渉する動作は、上記の通りであるため、説明を省略する。
(組み立て方法)
本形態のレンズ駆動装置1を組み立てる際には、ベース21の上にステータ50を搭載した後、ベース21の柱状突起215の上面にプレート25を重ねる。その結果、薄板状突起96a、96bの根元部分の底にベース21の柱状突起215の上面が位置するので、薄板状突起96a、96bの根元部分および切り欠き98の内部に液状のゲル形成材料を注入する。次に、ゲル形成材料に紫外線を照射して硬化させ、シリコンゲル99を形成する。
次に、プレート25の中央穴250から回転体8を挿入した後、回転体8の内側に移動レンズ体10を装着する。
次に、プレート25の上面に板バネ26を重ねた後、板バネ26の弾性変形部261に形成されている小穴262に移動レンズ体10の上面に形成されている小突起112を嵌める。次に、板バネ26の上にカバー22を重ね、ベース21の柱状突起215に形成した突起29をカバー22の穴229に嵌合させるとともに、カバー22のフック226をベース21に引っ掛け、カバー22とベース21とを締結する。しかる後に、カバーの中央穴220にキャップを装着する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1では、移動レンズ体10の移動範囲を規定するストッパ機構9は、回転体8から突出した突起91、92と、固定体20に含まれるプレート25の薄板状突起95a、95b、96a、96b(干渉部)とを備え、ストッパ機構9が作動する際、薄板状突起95a、95b、96a、96bは、弾性をもって突起91、92と干渉するため、衝突音が発生しない。また、ストッパ機構9を構成するにあたって、突起91、92と薄板状突起95a、95b、96a、96bとを形成すればよいので、部品点数が少なく済む。それ故、レンズ駆動装置1の構成の簡素化を図ることができ、レンズ駆動装置の小型化や低コスト化を図ることができる。
また、本形態では、突起91、92に弾性をもって干渉する干渉部として薄板状突起95a、95b、96a、96bを用いたため、金属製のバネなどを追加しなくても、ストッパ機構9を構成することができる。また、薄板状突起95a、95b、96a、96bは、複数本が周方向に櫛歯状に配置されているため、突起91、92と最初に干渉する薄板状突起が後方に撓むと、この薄板状突起を、その背後に配置された薄板状突起が支える。このため、薄板状突起95a、95b、96a、96bの撓みを利用して衝突音の発生を防止する構造を採用した場合でも、薄板状突起95a、95b、96a、96bは、突起91、92が薄板状突起95a、95b、96a、96bを乗り越えることを防止できる強度を有することになる。
また、薄板状突起95a、95b、96a、96bは、プラスチック製であるため、プラスチック製のプレート25に容易に付加することができる。
さらに、薄板状突起95a、95b、96a、96bの根元部分には、ゲル99が配置されており、ゲル99が薄板状突起95a、95b、96a、96bに対する緩衝材として機能するため、薄板状突起95a、95b、96a、96bの破損などを防止することができる。
しかも、突起91、92が回転体8の側に形成され、薄板状突起95a、95b、96a、96bがプレート25(固定体20)の側に形成されているため、小型のレンズ駆動装置1にストッパ機構9を組み込むのに適している。すなわち、薄板状突起95a、95b、96a、96bを弾性変形可能に形成するには、ある程度、長くする必要があるため、薄板状突起95a、95b、96a、96bを回転体8の側に形成すると、薄板状突起95a、95b、96a、96bが回転する領域を無駄にあけておく必要があるが、本形態では、小さくてよい突起91、92の方を回転体8の側に形成したので、小型のレンズ駆動装置1に形成される空きスペースを最小限に止めることができる。
(その他の実施の形態)
上記形態では、突起91、92が回転体8の側に形成され、薄板状突起95a、95b、96a、96bがプレート25(固定体20)の側に形成したが、それとは反対に薄板状突起95a、95b、96a、96bを回転体8の側に形成し、突起91、92をプレート25(固定体20)の側に形成してもストッパ機構を構成することは可能である。
(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置の要部の平面図および断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 (a)〜(d)は各々、本形態のレンズ駆動装置に構成したストッパ機構の平面図、その一部を拡大して示す平面図、ストッパが作動し始めたときの平面図、およびストッパが完全に作動したときの平面図である。
符号の説明
1 レンズ駆動装置
2、3 レンズ
5 駆動機構
8 回転体
9 ストッパ機構
10 移動レンズ体
14 雄ネジ
20 固定体
21 ベース(固定体)
22 カバー(固定体)
25 プレート(固定体)
50 ステータ
51 ヨーク
55 駆動コイル
60 駆動マグネット
70 スリーブ
72 雌ネジ(駆動力伝達部)
91、92 突起
95a、95b、96a、96b 薄板状突起(干渉部)
98 切り欠き
99 ゲル
L 光軸

Claims (8)

  1. レンズを備えた移動レンズ体と、該移動レンズ体を前記レンズの光軸に沿って往復移動させるための駆動機構と、該駆動機構および前記移動レンズ体が搭載されたケース部材を含む固定体と、前記移動レンズ体の移動許容範囲を制限するストッパ機構とを有するレンズ駆動装置において、
    前記駆動機構は、前記移動レンズ体を外側で囲むように駆動コイルが配置された円筒状のステータと、該ステータと前記移動レンズ体との間に前記ステータと同軸状に配置された円筒状の回転体とを有し、
    前記回転体は、前記ステータによって光軸周りに回転駆動される駆動マグネットと、該駆動マグネットの回転力を前記移動レンズ体に伝達して当該移動レンズ体を光軸に沿って移動させる駆動力伝達部とを備え、
    前記ストッパ機構は、前記回転体および前記固定体のうちの一方側から突出した突起と、他方側に形成されて前記回転体が回転した際に弾性をもって前記突起と干渉する干渉部とを備えていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1において、前記突起は前記回転体の側に形成され、前記干渉部は、前記固定体の側に形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 請求項2において、前記干渉部は、周方向に撓むことが可能な薄板状突起であることを特徴とするレンズ駆動装置。
  4. 請求項3において、前記薄板状突起は、複数本が周方向に櫛歯状に配置されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項3または4において、前記薄板状突起は、プラスチック製であることを特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 請求項5において、前記薄板状突起は、前記固定体に含まれるプレートに構成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  7. 請求項3ないし6のいずれかにおいて、前記薄板状突起の少なくとも根元部分には、ゲルが配置されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  8. 請求項7において、前記ゲルは、UV硬化型であることを特徴とするレンズ駆動装置。
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