JP2011039481A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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博司 山下
Suguru Oishi
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Abstract

【課題】磁気による駆動力を用いてレンズを駆動するレンズ駆動装置において、装置の小型化を図る。
【解決手段】レンズ駆動装置は、レンズを保持するレンズホルダ10と、レンズホルダ10がレンズの光軸方向に変位可能に装着される筺体Cと、前記ホルダを磁気による駆動力を用いて前記光軸方向に変位させる駆動部とを備える。駆動部は、レンズホルダに配された磁石40と、磁石40に対向するコイル60とを含む。ここで、筺体Cは光軸方向に垂直な方向に方形形状を有する。さらに、駆動部はレンズホルダ10の外縁部と筺体Cの角部とにより形成される領域Rに配される。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ駆動装置に関し、特に、カメラ、カメラ付き携帯電話機等に搭載されるフォーカス調整用のレンズ駆動装置に用いて好適なものである。
従来、フォーカス調整等を行うため、磁気による駆動力を用いてレンズ部(レンズを配したホルダ)をその光軸方向に駆動するレンズ駆動装置が知られている。
この種のレンズ駆動装置の構成としては種々のものがあるが、その一つとして、レンズを保持するホルダに磁石を装着するとともに、ホルダを保持するベースにコイルを装着し、コイルに電流を印加することで生じる電磁駆動力によって、ホルダをレンズ光軸方向に駆動するようにした構成のものがある。
このようなレンズ駆動装置では、通常、ホルダの外周面(側面)に磁石が装着されるとともに、ホルダの外周全体を囲むようにコイルが配される。そして、これらホルダとコイルの周りが四角い箱状の筺体で覆われる(たとえば、特許文献1)。
特開2007−94364号公報
近年、携帯電話機や小型のカメラにおいても、フォーカス調整を行うべくレンズ駆動装置が搭載されるようになってきており、これに伴い、レンズ駆動装置の小型化が求められるようになってきた。即ち、同じ直径のレンズを駆動するために、できるだけ小さなレンズ駆動装置を構成することが求められるようになってきた。
しかしながら、上記レンズ駆動装置では、光軸方向を筺体の高さ方向としたときに、筺体の前後左右の幅方向には、ホルダとコイルを配置するだけの寸法が必要であるため、これら幅方向の寸法を十分に小さくすることができない。したがって、レンズ駆動装置を容易に小型化することができないという問題がある。
本発明は、このような課題を解消するものであり、磁気による駆動力を用いてレンズを駆動するレンズ駆動装置において、装置の小型化を図ることを目的とする。
本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持するホルダと、前記ホルダが前記レンズの光軸方向に変位可能に装着される装着部と、前記ホルダを磁気による駆動力を用いて前記光軸方向に変位させる駆動部とを備える。ここで、前記装着部は前記光軸方向に垂直な方向に方形形状を有する。さらに、前記駆動部は前記ホルダの外縁部と前記装着部の角部とにより形成される領域に配される。
本発明のレンズ駆動装置によれば、ホルダの外縁部と装着部の角部とにより形成される領域に駆動部が配されるため、駆動部のために必要な装着部の幅方向の寸法が抑えられる。これにより、装着部の幅方向の寸法を小さくすることが可能となる。
本発明のレンズ駆動装置において、前記駆動部は、前記ホルダに配された磁石と、当該磁石に対向するコイルとを含むよう構成され得る。この場合、コイルに通電されると、コイルに生じる磁界の作用により、磁石、即ちホルダに光軸方向の駆動力が生じ、ホルダが変位する。
このような構成とした場合、さらに、前記駆動部は、前記磁石に対向する磁性部材を含むよう構成される。このようにすれば、コイルに向かう磁界を強くできるので、ホルダの駆動力を大きくすることができる。
このとき、前記磁性部材の前記光軸方向の長さを、前記磁石の前記光軸方向の長さよりも長くすることができる。このようにすれば、コイルの通電を停止したときに、磁石と磁性部材との間に作用する引力によってホルダの位置を保持させることが可能となる。これにより、ホルダ停止時にはコイルへの通電を停止することができるので、省電力化を図ることができる。
一方、前記磁性部材の前記光軸方向の長さを、前記磁石の前記光軸方向の長さよりも短くすることができる。このようにすれば、磁石を磁性部材の光軸方向の中心に引き付ける力が作用する、即ち、光軸方向に磁気バネ力が作用するため、ホルダをバネにより保持した、いわゆるボイスコイル型のレンズ駆動装置と同様な構成を実現できる。これにより、本レンズ駆動装置を、ボイスコイル型のレンズ駆動装置のドライバを用いて駆動することが可能となる。
なお、磁石は、フェライト等からなる焼結磁石とすることができる。あるいは、プラスチック磁石とすることもできる。プラスチック磁石は、焼結磁石に比べて軽量であるため、プラスチック磁石を用いれば、ホルダを軽量化することができる。
本発明のレンズ駆動装置において、前記駆動部は、前記ホルダに配された磁性部材と、当該磁性部材に磁力を付与する電磁石とを含むよう構成され得る。この場合、電磁石に通電がされると、磁性部材が磁力を受け、これによりホルダが変位する。
本発明のレンズ駆動装置において、前記駆動部は、前記ホルダの側面に配された磁石と、前記磁石に対向するコイルと、前記コイルが巻かれるボビン部と、前記ボビン部を前記ホルダ側から支持する支持部材と、を含むよう構成され得る。
このような構成とすれば、ボビン部が支持部材の外側に配されるため、巻き線機を用いてボビン部に容易にコイルを巻くことができる。
本発明のレンズ駆動装置において、前記磁石は、前記ホルダの側面よりも突出しており、前記支持部材は、上部が開放された隙間を有し、前記隙間に前記磁石が収容されるような構成とされ得る。
このような構成とすれば、磁石をコイルに近づけることができるので、ホルダの駆動力を大きくすることができる。また、駆動部の寸法を小さくできるので、装着部の寸法を小さくできる。
本発明のレンズ駆動装置は、前記ホルダの位置を磁気的に検出する位置センサを備える構成とされ得る。この場合、前記ボビン部に、前記位置センサを配するための配置部が設けられる。
このような構成とすれば、ボビン部を利用して、位置センサを容易に配することができ
る。
本発明のレンズ駆動装置は、前記コイルが装着されると共に前記レンズホルダを収容可能な枠部材を更に備える構成とされ得る。装着部には、前記枠部材に係合して前記枠部材を位置決めする位置決め部が配置される。前記レンズホルダを収容した状態で前記枠部材が前記装着部に装着されることにより、前記磁石と前記コイルとが互いに対向する。
このような構成とすれば、枠部材を装着部に装着することで、コイルを適正に配置することができる。また、枠部材にコイルが装着されるため、コイルの装着が容易となる。
なお、前記磁石と前記コイルが前記装着部の4つの角部に対応する前記領域に配置される場合には、前記枠部材に4つの前記コイルが装着される。この場合、枠部材を装着することで、4つのコイルを適正に配置できるので、組立作業が容易となる。
また、このように枠部材を用いる場合には、前記枠部材と前記装着部との間に前記レンズの光軸に平行にシャフトが装着され、前記レンズホルダに、前記シャフトに係合する係合部が配される構成とされ得る。この構成では、レンズホルダはシャフトによって光軸方向に移動可能に支持される。
この場合、前記磁石との磁力によって前記係合部が前記シャフトの周面に押し付けられるように、前記枠部材に磁性部材が配置される構成とされ得る。こうすると、コイルに対する通電を停止しても、レンズホルダを通電停止時の位置に維持することができる。
以上、本発明によれば、レンズ駆動装置の小型化を図ることができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す図である。 実施の形態に係るアセンブル後のレンズ駆動装置の構成を示す図である。 実施の形態に係るレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。 実施の形態に係るレンズ駆動装置をカメラに搭載する場合のカメラモジュールの概略構成を示す図である。 変更例1に係る磁性部材の構成を示す図である。 図5(e)の構成としたときのレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。 変更例2に係るレンズ駆動装置の構成を示す図である。 変更例2に係るレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。 変更例3に係るレンズ駆動装置の構成および駆動動作を示す図である。 変更例4に係るレンズ駆動装置の構成を示す図である。 変更例4に係るレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。 レンズホルダの変更例について説明するための図である。 他の実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す図である。 他の実施形態に係るアセンブル後のレンズ駆動装置の構成を示す図である。 他の実施形態に係るレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。 他の実施形態に係るレンズ駆動装置のベースの構成の変更例を示す図である。 他の実施形態に係るレンズ駆動装置のベースの構成の変更例を示す図である。 他の実施形態に係るレンズ駆動装置の他の変更例の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、レンズ駆動装置の構成を示す図である。図1(a)はレンズ駆動装置の分解斜視図である。図1(b)は、ベース20の柱状部22の拡大斜視図であり、図1(c)は、コイル60が装着された状態の柱状部22の拡大斜視図である。
図1を参照して、レンズ駆動装置は、レンズバレルを保持するレンズホルダ10と、レンズホルダ10が装着されるベース20と、レンズホルダ10を覆うカバー30とを備えている。レンズホルダ10、ベース20、カバー30は、たとえば、プラスチック材料で形成されている。
レンズホルダ10は、平面視で八角形状を有する。レンズホルダ10には、その中央位置に、レンズバレルを収容するための円形の開口11が形成されている。レンズホルダ10の8つの側面は、開口11に装着されたレンズの光軸に対して対称となるように配置されている。これら8つの側面のうち、ベース20の角部に対向する4つの側面10aには、それぞれ磁石40が配されている。これら4つの磁石40は、たとえば、フェライト等からなる焼結磁石であり、内外面にそれぞれNとSが着磁された1極配置構造を有している。これら磁石40は、たとえば、インサート成形によってレンズホルダ10と一体的に形成される。各磁石40のサイズおよび磁気強度は互いに等しくなっている。
ベース20は、ほぼ方形の板状に形成されている。ベース20には、レンズを透過した光をイメージセンサユニットへと導くための開口21が形成されている。
また、ベース20には、4つの角部にそれぞれ柱状部22が突設されている。柱状部22は、ほぼ三角柱状を有している。4つの柱状部22に囲まれた空間がレンズホルダ10の収容空間Sとなる。
各柱状部22の内側に向く側面には、磁性部材50が配されている。これら磁性部材50は、たとえば、柱状部22の側面と同じサイズとされている。これら磁性部材50は、たとえば、インサート成形によって柱状部22と一体的に形成される。また、各柱状部22には、それぞれ、コイル60が装着される。
カバー30は、下方に開口した薄型の四角いケースである。カバー30の上面には、レンズに光を取り込むための開口31が形成されている。また、カバー30の4つの側面の裏側には、それぞれ突起32が形成されている。突起32は、レンズホルダ10が移動する際のガイドとして機能する。即ち、レンズ駆動装置がアセンブルされた際、レンズホルダ10の磁石40のない4つの側面10bがそれぞれ対応する突起32に当接することにより、ホルダ10の前後左右方向の動きが規制される。なお、図1(a)には、1つの側面の突起32のみが示されている。
図2は、アセンブルした後のレンズ駆動装置の構成を示す図である。図2(a)はカバー30を装着する前の状態を示す斜視図であり、図2(b)はアセンブルが完成した状態を示す斜視図である。また、図2(c)は駆動部の拡大斜視図である。
アセンブル時には、コイル60が柱状部22に装着されるとともに、レンズホルダ10が上方からベース20の収容空間Sに収容される。この状態において、4つの磁石40は、それぞれ対応するコイル60に所定の隙間を有する状態で対向する。また、4つの磁石40は、それぞれ対応する磁性部材50と対向する。なお、図示省略されているが、レンズホルダ10の開口11には、前もってレンズバレルが装着されている。
その後、カバー30が上方からベース20に装着される。ベース20とカバー30は、四角い箱状の筺体Cを構成する。レンズホルダ10は、突起32に沿って変位できるように筺体C内に配された状態となる。こうして、図2(b)に示すような状態でアセンブルが完了する。
磁石40、磁性部材50およびコイル60は、レンズホルダ10を駆動するための駆動部を構成する。ここで、図2(c)に示すように、磁性部材50およびコイル60は、ホルダ10の側面10aと筺体Cの角部とにより形成される略三角状の領域Rに配されている。このため、磁性部材50およびコイル60を配するために必要な筺体Cの幅方向の寸法が抑えられる。特に、カバー30に面するコイル60の2つの面60aがホルダ10の側面10bと面一あるいはそれより内側となるようにすれば、4つの側面10bを長手方向に延長した領域内にコイル60を収めることができるため、この領域に対するコイル60のはみ出し部分を収容するためにカバー30を幅方向に広げなくて済む。本実施の形態では、コイル60の2つの面60aがホルダ10の側面10bとほぼ面一となるようになされている。
したがって、本実施の形態では、同じ直径のレンズバレルを保持する場合に、筺体Cの幅Wを小さくすることができ、レンズ駆動装置を小型化することができる。あるいは、筺体Cが同じサイズである場合には、より大きなレンズバレルを保持することが可能となる。
図3は、レンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。この図は、図2(b)のA−A’断面図である。
図3(a)は、レンズホルダ10に上方向の駆動力(推進力)が作用する状態を示す図であり、図3(b)は、レンズホルダ10に下方向の駆動力(推進力)が作用する状態を示す図である。なお、図中、円に黒点のマークおよび円にバツのマークは、電流が流れる方向を示す。円に黒点のマークは図面参照者に向かってくる方向を示し、円にバツのマークは図面参照者から遠ざかる方向を示す。以下、これらのマークが描かれた他の図においても同様である。
図示のように、コイル60には、磁石40のNの着磁領域が対向している。コイル60に図3(a)に示す方向の電流が流れると、磁石40に図の上方向の推進力Fuが作用し、レンズホルダ10は図の上方向に変位する。一方、コイル60に同図(b)に示す方向の電流が流れると、磁石40に図の下方向の推進力Fdが作用し、レンズホルダ10は図の下方向に変位する。このとき、磁性部材50はヨークとしての機能を果たし、磁石40からコイル60に向かう磁界が強まる結果、レンズホルダ10への推進力が増加する。
このようにして、レンズホルダ10が上方向と下方向に変位されることにより、レンズがオンフォーカス位置に位置づけられる。なお、レンズホルダ10のホームポジションは、レンズホルダ10がベース20に当接する位置あるいは筺体C内の中央位置など、適宜の位置に設定することができる。
さて、本実施の形態では、磁性部材50の光軸方向の長さは、磁石40の長さよりも長
くなっている。これにより、レンズホルダ10は、磁石40と磁性部材50との間に生じる磁力によって、光軸方向に垂直な方向であって相反する4方向から引力Fhを受ける。これら4つの引力Fhによって、レンズホルダ10は、周囲4方向から吊られたような状態となる。このため、レンズホルダ10を鉛直方向に動かす場合にも、重力の影響を受けにくくなり、下向き駆動時と上向き駆動時の間の駆動差(動き出しの速さや駆動レスポンスなど)が出にくくなる。よって、レンズホルダ10を鉛直方向に移動させる状態にてレンズ駆動装置が使用された場合であっても、レンズホルダ10の駆動を円滑に行うことができる。
また、レンズホルダ10がオンフォーカス位置やホームポジションにあるときに、コイル60へ通電しておかなくても、上記の4つの引力Fhによって、レンズホルダ10がその位置に保持される。よって、レンズホルダ10の停止時にコイル60への通電を停止することができるので、省電力化を図ることができる。
図4は、本実施の形態のレンズ駆動装置100をカメラに搭載する場合のカメラモジュールの概略構成を示す図である。
ベース20の下方には、フィルタ201と、イメージセンサ202が配されている。ベース20には、位置センサとしてホール素子70が配され、ホール素子70からの信号をもとにレンズホルダ10の位置検出が行われる。
フォーカス動作時、CPU(Central Processing Unit)301は、ドライバ302を
制御して、レンズホルダ10をホームポジションから予め定められた位置までレンズの光軸方向に変位させる。このとき、ホール素子70からの位置検出信号がCPU301に入力される。同時に、CPU301は、イメージセンサ202から入力される信号を処理して撮像画像のコンストラスト値を取得する。そして、このコンストラスト値が最良となるレンズホルダ10の位置をオンフォーカス位置として取得する。
その後、CPU301は、オンフォーカス位置に向けてレンズホルダ10を駆動する。その際、CPU301は、ホール素子70からの信号をモニタし、ホール素子70からの信号がオンフォーカス位置に対応する状態になるまで、レンズホルダ10を駆動する。これにより、レンズホルダ10がオンフォーカス位置に位置づけられる。
<変更例1:磁性部材の構成の変更>
図5(a)から図5(e)は、磁性部材50の構成の変更例を示す図である。以下の図5に示す変更例においては、磁性部材に係る構成以外は、上記実施の形態と同様である。
上記実施の形態では、磁性部材50が柱状部22の内側に向く側面に配されているが、図5(a)に示すように、磁性部材51が柱状部22の内部に配されてもよい。また、図5(b)に示すように、磁性部材52がL字形状とされ、柱状部22の外側の2つの側面に跨るように配されてもよい。あるいは、図5(c)に示すように、L字形状とされた磁性部材52が、カバー30の角部に配されてもよい。図5(a)から(c)の構成の場合、磁石40と磁性部材50との間隔が異なってくるため、これらの間に働く引力Fhが異なってくる。間隔が小さくて引力Fhが大きくなる場合には、レンズホルダ10の位置を保持する力は大きくなるが、その分、推進力の抵抗となる。よって、このように磁性部材50の位置を適宜調整することで、引力Fhを調整することが可能となる。
また、図5(d)に示すように、磁性部材53により柱状部を構成するようにしてもよい。磁性部材53は、たとえば、インサート成形により、ベース20と一体的に形成される。あるいは、ベース20を磁性材料で形成し、ベース20と磁性部材53とを一体形成
することもできる。このように、磁性部材53により柱状部を構成すれば、磁石40からコイル60に向かう磁界を大きく強めることができるので、レンズホルダ10の推進力を大きくすることが可能となる。
さらに、図5(e)に示すように、磁石40の光軸方向の長さよりも短い磁性部材54が、柱状部22に配されるような構成としてもよい。本変更例では、磁性部材54が柱状部22の下部に配されている。
図6は、図5(e)の構成としたときのレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。
このレンズ駆動装置では、レンズホルダ10がベース20に当接する状態がホームポジションとされる。図6(a)に示すように、レンズホルダ10がホームポジションにある状態において、磁性部材54の中心Qが、磁石40の中心Pよりもベース20側に位置している。
磁性部材54の長さが磁石20の長さより短い場合、磁石40は磁性部材54の中心Qに向かって引き付けられる。よって、レンズホルダ10には、磁性部材54側への引力だけでなく、ベース30側への引力Fsも作用する。即ち、レンズホルダ10には光軸方向に磁気バネ力Fsが作用する。コイル60への非通電時には、この磁気バネ力Fsにより、レンズホルダ10はホームポジションに保持される。
コイル60に図6(b)に示す方向の電流が流れると、磁石40に図の上方向の推進力Fuが作用する。推進力Fuが磁気バネ力Fsより大きくなるような電流が流れると、レンズホルダ10は図の上方向に変位する。そして、推進力Fuが磁気バネ力Fsと釣り合うような電流が流れると、レンズホルダ10は停止する。この状態から、推進力Fuが磁気バネ力Fsより小さくなるような電流が流れると、レンズホルダ10は図の下方向に変位する。
なお、実際には、レンズ駆動装置の向きによって重力の影響を受ける。このため、たとえば、レンズ駆動装置が下向きの状態(ベース20が上側になる状態)の場合には、推進力Fuと重力の合力が磁気バネ力Fsより大きくなれば、レンズホルダ10は下方へ変位することとなり、レンズ駆動装置が上向きの状態(ベース20が下側になる状態)の場合には、推進力Fuが重力と磁気バネ力Fsの合力より大きくなれば、レンズホルダ10は上方へ変位することとなる。
このようにして、コイル60に流れる電流量を制御することにより、レンズホルダ10を移動させることができ、また、Fu方向の力(推進力Fuやこれと重力の合力)とこれに相反する方向の力(磁気バネ力Fsやこれと重力の合力)を釣り合わせることにより、レンズホルダ10を所定の位置に位置づけることができる。したがって、コイル60に流れる電流量を制御することにより、オンフォーカス位置に停止させ、その位置を保持することができる。
このように、図5(e)の変更例では、レンズホルダ10の変位方向に磁気バネ力Fsが作用するため、レンズホルダ10をバネにより保持した、いわゆるボイスコイル型のレンズ駆動装置と同様な構成を実現できる。これにより、本レンズ駆動装置を、ボイスコイル型のレンズ駆動装置のドライバを用いて駆動することが可能となる。
<変更例2:磁石を片面2極構造とした駆動部の構成>
図7は、変更例2に係るレンズ駆動装置の構成を示す図である。図7(a)は、柱状部
22に第1コイル61および第2コイル62が装着された状態を示す図であり、図7(b)は、ベース20にレンズホルダ10が装着された状態を示す図である。
変更例2の構成では、レンズホルダ10の4つの側面10aのそれぞれに磁石41が配されている。これら磁石41は、片面にNとSが着磁された2極配置構造を有している。
一方、4つの柱状部22には、第1コイル61と第2コイル62が装着されている。第1コイル61と第2コイル62は、直列接続されているとともに、その巻き方向が逆にされている。このため、第1コイル61と第2コイル62は、電流が流れる方向が反対になる。第1コイル61と第2コイル62にそれぞれ磁石41のNとSの着磁領域がそれぞれ対向している。
なお、これらの構成以外の構成については、上記実施の形態における構成と同様である。
図8は、変更例2に係るレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。
第1コイル61および第2コイル62に図8(a)に示す方向の電流が流れると、磁石41に図の上方向の推進力Fuが作用し、レンズホルダ10は図の上方向に変位する。一方、第1コイル61および第2コイル62に同図(b)に示す方向の電流が流れると、磁石41に図の下方向の推進力Fdが作用し、レンズホルダ10は図の下方向に変位する。このとき、磁性部材50はヨークとしての機能を果たし、第1コイル61および第2コイル62を貫く磁界が強まる結果、レンズホルダ10への推進力が増加する。
このようにして、レンズホルダ10を上方向と下方向に変位させることにより、レンズをオンフォーカス位置に位置づけることができる。なお、レンズホルダ10のホームポジションは、レンズホルダ10がベース20に当接する位置あるいは筺体C内の中央位置など、適宜の位置に設定することができる。
本変更例においても、上記実施の形態と同様、レンズホルダ10は、磁石41と磁性部材50との間に生じる磁力によって、光軸方向に垂直な方向であって相反する4方向から引力Fhを受ける。これにより、レンズホルダ10を鉛直方向に移動させる状態にてレンズ駆動装置が使用された場合であっても、レンズホルダ10の駆動を円滑に行うことができる。また、レンズホルダ10がオンフォーカス位置やホームポジションにあるときに、第1コイル61および第2コイル62へ通電しておかなくても、レンズホルダ10がその位置に保持される。
<変更例3:磁石を片面2極構造とした駆動部の他の構成>
図9は、変更例3に係るレンズ駆動装置の構成および駆動動作を示す図である。図9(a)、(c)は、レンズ駆動装置の断面図であり、図9(b)、(d)は、コイル63の正面図である。なお、図9(b)、(d)の黒矢印は、コイル63に流れる電流の向きを示す。
変更例3の構成では、変更例2の構成における第1コイル61および第2コイル62に代えて、柱状部22の内側に向く側面と平行にトラック状に巻かれたコイル63を備えている。コイル63はボビン部材64に巻きつけられており、ボビン部材64が磁性部材50に装着されている。コイル63の上部および下部に、磁石41のNとSの着磁領域がそれぞれ対向している。なお、ボビン部材64を省略し、樹脂で固めたコイル63を直接、磁性部材50の磁石41に対向する面に装着するようにしても良い。
なお、これらの構成以外の構成については、上記実施の形態における構成と同様である。
コイル63に図9(a)、(b)に示す方向の電流が流れると、磁石41に図の上方向の推進力Fuが作用し、レンズホルダ10は図の上方向に変位する。一方、コイル63に同図(c)、(d)に示す方向の電流が流れると、磁石41に図の下方向の推進力Fdが作用し、レンズホルダ10は図の下方向に変位する。このとき、磁性部材50はヨークとしての機能を果たし、コイル63を貫く磁界が強まる結果、レンズホルダ10への推進力が増加する。
このようにして、レンズホルダ10を上方向と下方向に変位させることにより、レンズをオンフォーカス位置に位置づけることができる。なお、レンズホルダ10のホームポジションは、レンズホルダ10がベース20に当接する位置あるいは筺体C内の中央位置など、適宜の位置に設定することができる。
本変更例においても、上記実施の形態および変更例2と同様、レンズホルダ10は、磁石41と磁性部材50との間に生じる磁力によって、光軸方向に垂直な方向であって相反する4方向から引力Fhを受ける。これにより、レンズホルダ10を鉛直方向に移動させる状態にてレンズ駆動装置が使用された場合であっても、レンズホルダ10の駆動を円滑に行うことができる。また、レンズホルダ10がオンフォーカス位置やホームポジションにあるときに、コイル63へ通電しておかなくても、レンズホルダ10がその位置に保持される。
なお、上記変更例2および変更例3のレンズ駆動装置に、図5(a)から図5(e)に示した変更例1に係る磁性部材の構成を適用することもできる。ただし、図5(e)のように磁性部材を磁石より短くする構成とした場合には、図6により説明した駆動動作と同様な駆動動作が行われることとなる。即ち、レンズホルダ10に作用する磁気バネ力Fs(図6参照)に対して、第1コイル61および第2コイル62(変更例2の場合)、またはコイル63(変更例3の場合)に流れる電流量を制御することにより、レンズホルダ10がオンフォーカス位置に停止され、その後通電を継続することによりレンズホルダ10がその位置が保持される。
<変更例4:電磁石を用いた駆動部の構成>
図10は、変更例4に係るレンズ駆動装置の構成を示す図である。図10(a)は、柱状部22に電磁石が構成された状態を示す図であり、図10(b)は、ベース20にレンズホルダ10が装着された状態を示す図である。また、図10(c)は、図10(a)のB−B´断面図である。
変更例4の構成では、レンズホルダ10の4つの側面10aに磁性板90が配されている。一方、柱状部22には、図の上下方向に第1電磁石M1と第2電磁石M2が構成されている。
第1電磁石M1は、柱状部22の側面上部に配された第1ヨーク81と、第1ヨーク81と柱状部22上部の周りに巻かれた第1コイル65で構成されている。第2電磁石M2は、柱状部22の側面下部に配された第2ヨーク82と、第2ヨーク82と柱状部22下部の周りに巻かれた第2コイル66で構成されている。第1ヨーク81および第2ヨーク82は、たとえば、インサート成形により柱状部22と一体的に形成される。第1コイル65と第2コイル66には、ドライバ(図示せず)から別々に電流が印加される。
本変更例では、第1ヨーク81と第2ヨーク82、第1コイル65と第2コイル66は
同じ構成としており、第1電磁石M1と第2電磁磁石M2に同じ大きさの電流が流れるとき、それぞれ発生する磁力(引力)は等しくなる。
なお、これらの構成以外の構成については、上記実施の形態における構成と同様である。
図11は、変更例4に係るレンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。
本変更例では、たとえば、筺体Cの中央位置にレンズホルダ10のホームポジションが設定される。レンズホルダ10の移動方向に重力が掛かっていないとすると、レンズホルダ10がホームポジションにあるとき、第1コイル65と第2コイル66には同じ大きさの電流が流されている。この場合、電磁石M1の磁力により光軸方向に生じる引力F1と電磁石M1の磁力により光軸方向に生じる引力F2とが等しくなるため、レンズホルダ10はホームポジションに保持される。
このような状態から、図11(a)に示すように、第1コイル65に第2コイル66よりも大きな電流が流れると、引力F1が引力F2より大きくなるので磁性板90に図の上方向の推進力Fuが作用し、レンズホルダ10は図の上方向に変位する。
一方、図11(b)に示すように、第2コイル66に第1コイル65よりも大きな電流が流れると、引力F2が引力F1より大きくなるので磁性板90に図の下方向の推進力Fdが作用し、レンズホルダ10は図の下方向に変位する。
このようにして、第1コイル65と第2コイル66に流れる電流量を調整することにより、レンズホルダ10を上方向または下方向に変位させて、オンフォーカス位置に位置づけることができる。このとき、第1コイル65および第2コイル66に対してオンフォーカス位置に位置づけるための通電が継続されることにより、レンズホルダ10がオンフォーカス位置に保持される。
なお、本変更例においても、レンズ駆動装置の向きにより重力の影響をうけ得るため、重力の影響を加味した第1コイル65および第2コイル66への電流制御が行われることとなる。
本変更例の構成とすれば、レンズホルダ10に磁石に変えて磁性板を配することができる。磁性板の場合、一般に、磁石よりもその厚みを小さくできるので、その分、レンズホルダ10の径方向の厚みを小さくできる。よって、レンズホルダ10の軽量化や小型化を図ることができる。
なお、本変更例の構成において、磁性板をレンズホルダ10側に配置することによるレンズホルダ10の軽量化、小型化という側面から発明を把握する場合には、駆動部は、必ずしも筺体Cの角部の領域R(図2参照)に配されなくともよく、たとえば、レンズホルダ10の側面10bに磁性板を装着し、これに対向する位置に電磁石を配置するようにすることもできる。
<その他>
上記実施の形態では、レンズホルダ10を平面視で八角形状としている。しかしながら、これに限らず、たとえば、図12(a)に示すように、レンズホルダ10を平面視で円形状とすることもできる。レンズホルダ10は、筺体Cの角部との間に三角に近いスペースが生じるような形状とされればよい。
また、上記実施の形態では、レンズホルダ10に配される磁石40として、焼結磁石を用いているが、磁石40として、プラスチック磁石を用いるようにしてもよい。
プラスチック磁石は、プラスチックによって磁性材を固め、成形した磁石であり、焼結磁石に比べて軽量である。したがって、プラスチック磁石を用いることにより、レンズホルダ10を軽量化することができ、レンズホルダ10の駆動に要する推進力を低減させることができる。
なお、プラスチック磁石を用いる場合には、図12(b)に示すように、レンズホルダ10をプラスチック材料を用いて成形する際に、磁石40の位置に、磁性材を混合したプラスチック材料が注入され、他の部分と一体化されることとなる。さらには、図12(c)に示すように、磁性材を混合したプラスチック材料によりレンズホルダ10を成形することにより、レンズホルダ10全体をプラスチック磁石とすることもできる。
さらに、上記実施の形態では、磁石40、磁性部材50およびコイル60により駆動部を構成しているが、磁性部材50を配さずに、磁石40とコイル60のみで駆動部を構成するようにしてもよい。ただし、この場合は、上記実施の形態に比べ、コイル60を貫く磁界が弱まるため、同じ電流量をコイル60に流した場合のレンズホルダ10の推進力が低下する。
また、磁性部材50を配する場合であっても、4つの角部全てに配する必要はない。ただし、磁性部材50を2か所に配する場合には、対角の位置に配することが望ましい。
さらに、上記実施の形態では、駆動部を筺体Cの4つの角部に配しているが、レンズホルダ10の推進力が十分に確保できるのであれば、全ての角部に配する必要はない。ただし、この場合も駆動部を2か所の角部に配するのであれば、対角の位置に配することが望ましい。
<他の実施形態>
図13は、他の実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す図である。図13(a)は、レンズ駆動装置の分解斜視図である。図13(b)は、レンズホルダ510とベース520の要部の構成を示す図である。また、図13(c)は、ボビン部523にコイル560が巻かれた状態のベース520の要部の構成を示す図である。
図13を参照して、レンズ駆動装置は、レンズバレルを保持するレンズホルダ510と、レンズホルダ510が装着されるベース520と、レンズホルダ510を覆うカバー530とを備えている。レンズホルダ510、ベース520およびカバー530は、たとえば、プラスチック材料で形成されている。
レンズホルダ510は、平面視で八角形状を有する。レンズホルダ510には、その中央位置に、レンズバレルを収容するための円形の開口511が形成されている。レンズホルダ510の8つの側面は、開口511に装着されたレンズの光軸に対して対称となるように配置されている。これら8つの側面のうち、ベース520の角部の近傍に配される4つの側面510aには、それぞれ磁石540が配されている。
4つの磁石540は、たとえば、フェライト等からなる焼結磁石であり、片面にNとSの磁極を有する2極配置構造を有している(図13(b)参照))。これら磁石540は、たとえば、インサート成形によってレンズホルダ510と一体的に形成される。ここで、磁石540は、レンズホルダ510に装着された状態において、レンズホルダ510の側面よりも少し外側に突出している(図13(b)参照)。なお、各磁石540のサイズ
および磁気強度は互いに等しくなっている。
ベース520は、ほぼ方形の板状に形成されている。ベース520には、レンズを透過した光をイメージセンサユニットへと導くための開口521が形成されている。また、ベース520には、4つの角部にそれぞれ柱状部522が突設されている。柱状部522は、一対の柱体522aからなり、これら柱体522aの間には、磁石540の突出部分を収容するための隙間(空間)が設けられている。4つ柱状部522に囲まれた空間がレンズホルダ510の収容空間Sとなる。
各柱状部522の外側には、ボビン部523が柱状部522と一体的に形成されている。ボビン部523は、一対の柱体522aに跨るように固定された巻き芯部524と、巻き芯部524の先端に形成されたガイド部525で構成されている。巻き芯部524は、その断面が長方形状を有し、ガイド部525は、巻き芯部524よりも面積の大きな長方形状を有する。
巻き芯部524にはコイルが巻かれる。ガイド部525は、巻かれたコイルが外側に抜けないよう、コイルの外側を支える。ガイド部525の下端とベース520の上面との間には、巻き線機を用いて巻き芯部524にコイルを巻く際に、巻き線機のノズル先端が挿入される隙間Tが設けられている(図13(b)参照)。なお、柱状部522は、ベース520に対してボビン部523を支持するとともに、巻き芯部524に巻かれたコイルの内側を支える。
ガイド部525の外面には、磁性部材550が配される。これら磁性部材550は、たとえば、ガイド部525の外面と同じサイズとされている。これら磁性部材550は、たとえば、インサート成形によってガイド部525(ボビン部523)と一体的に形成される。
カバー530は、下方に開口した薄型の四角いケースであり、上記実施の形態のカバー30と同様な構成を有する。即ち、カバー530には、レンズに光を取り込むための開口531と、レンズホルダ510が移動する際のガイドとなる4つの突起532が形成されている。なお、図13(a)には、1つの側面の突起532のみが示されている。
レンズ駆動装置をアセンブルする際には、まず、ベース520が巻き線機にセットされて、ボビン部523にコイル560が巻かれる。たとえば、巻き線機のノズルが、ベース520の外側から巻き芯部524の外周位置まで挿入される。そして、巻き芯部524の周りをノズルが回り、巻き芯部524にコイル560が巻かれていく。このとき、上述した隙間Tをノズルが通る。こうして、図13(c)に示すように、ボビン部523にコイル560が巻かれた状態となる。
ベース520にコイル560が装着されると、次に、レンズホルダ510が上方からベース520の収容空間Sに収容される。図示省略されているが、レンズホルダ510には、前もってレンズバレルが装着されている。レンズホルダ510がベース520に収容された後、カバー530が上方からベース520に装着される。こうして、レンズ駆動装置のアセンブルが完了する。なお、ベース520とカバー530は、四角い箱状の筺体Cを構成する。
図14は、アセンブル後のレンズ駆動装置の構成を示す図(斜視図)である。図14では、説明の便宜上、カバー530が破線で示されている。
アセンブルされた状態において、4つの磁石540は、それぞれ、対応する柱状部52
2に設けられた隙間に収容される。これにより、各磁石540は、対応するコイル560に近接対峙する。また、各磁石540は、それぞれ対応する磁性部材550と対向する。
磁石540、磁性部材550およびコイル560は、レンズホルダ510を駆動するための駆動部を構成する。本レンズ駆動装置では、駆動部に、柱状部522およびボビン部523がさらに含まれる。ここで、図14に示すように、磁性部材550およびコイル560は、ホルダ510の側面510aと筺体Cの角部とにより形成される略三角状の領域Rに配されている。このため、磁性部材550およびコイル560を配するために必要な筺体Cの幅方向の寸法が抑えられる。特に、駆動部が、レンズホルダ510の側面510bと略面一なラインを超えないようにすれば、駆動部を収容するためにカバー530を幅方向に広げなくて済む。そこで、本レンズ駆動装置では、駆動部の端部がレンズホルダ510の側面510bと略面一な面よりも内側にとどまるように構成されている。
したがって、他の実施形態においても、上記実施の形態と同様、レンズ駆動装置を小型化することができる。あるいは、筺体Cが同じサイズである場合には、より大きなレンズバレルを保持することが可能となる。
また、図9に示す変更例3のレンズ駆動装置では、ボビン部64が柱状部22の内側に配される構成とされているため、巻き線機を用いてボビン部64にコイル63を巻くのが難しい。
この点、本レンズ駆動装置では、ボビン部523が柱状部522の外側に配される構成であるため、巻き線機を用いてボビン部523にコイル560を巻くことが容易となる。よって、ベース520へのコイル560の直播が可能となるので、製造工程における工数を低減することが可能となる。
さらに、他の実施形態では、磁石540が、柱状部522の隙間に収容される構成であるため、磁石540をコイル560に近づけることができ、レンズホルダ510の駆動力を大きくすることができる。また、駆動部の寸法を小さくできるので、筺体Cの寸法を小さくできる。
図15は、レンズ駆動装置の駆動動作を示す図である。図15(a)、(c)は、図14のD−D´断面図であり、図15(b)、(d)は、ベース520の中央側から見たコイル560の正面図である。なお、図15(b)、(d)の黒矢印は、コイル560に流れる電流の向きを示す。
コイル560は、磁石540の面と平行にトラック状に巻かれており、コイル560の上部および下部に、磁石540のNとSの着磁領域がそれぞれ対向している。
コイル560に図15(a)、(b)に示す方向の電流が流れると、磁石540に図の上方向の推進力Fuが作用し、レンズホルダ510は図の上方向に変位する。一方、コイル560に同図(c)、(d)に示す方向の電流が流れると、磁石540に図の下方向の推進力Fdが作用し、レンズホルダ510は図の下方向に変位する。このとき、磁性部材550はヨークとしての機能を果たし、コイル560を貫く磁界が強まる結果、レンズホルダ510への推進力が増加する。
このようにして、レンズホルダ510を上方向と下方向に変位させることにより、レンズをオンフォーカス位置に位置づけることができる。なお、レンズホルダ510のホームポジションは、レンズホルダ510がベース520に当接する位置あるいは筺体C内の中央位置など、適宜の位置に設定することができる。
本レンズ駆動装置においても、上記実施の形態と同様、磁性部材550の光軸方向の長さは、磁石540の長さよりも長くなっている。このため、レンズホルダ510は、磁石540と磁性部材550との間に生じる磁力によって、光軸方向に垂直な方向であって相反する4方向から引力Fhを受ける。これにより、レンズホルダ510を鉛直方向に移動させる状態にてレンズ駆動装置が使用された場合であっても、レンズホルダ510の駆動を円滑に行うことができる。また、レンズホルダ510がオンフォーカス位置やホームポジションにあるときに、コイル560へ通電しておかなくても、レンズホルダ510がその位置に保持される。
<他の実施形態の変更例1>
図16および図17は、他の実施形態に係るレンズ駆動装置の変更例について説明する図である。
図16(a)、(b)に示すように、ベース520は、4つの角部が柱状部522の外面位置で斜めに切り取られた形状とすることができる。このような構成とすれば、ボビン部523の下方にベース520がないので、巻き線機のノズルの大きさやノズルの動きに対する制限が少なくなる。よって、使用する巻き線機の自由度が高くなる。
また、図16(c)、(d)に示すように、ボビン部523の1つに、ホール素子570を収容するための収容部526を形成することができる。収容部526は、ホール素子570の形状に合わせて、カイド部524の外面から巻き芯部525の内部にかけて形成される。このとき、磁性部材550にも収容部526に応じた開口が形成される。
ホール素子570は、図4で説明した位置検出用のホール素子70と同じものである。レンズホルダ510が上下すると、ホール素子570の位置の磁場が変化し、それに応じた位置検出信号がホール素子570から出力される。
このような構成とすれば、ボビン部523を利用して、位置センサであるホール素子570を容易に配することができる。
さらに、図17(a)に示すように、磁性部材550を、ガイド部525の外側でなく、ガイド部525の厚み方向の中途部分に配することもできる。この場合、磁性部材550は、インサート成形等によって、ガイド部525の中途部分に配される。このとき、同図に示すように、磁性部材550の外周が外部に露出する構成とされてもよいし、磁性部材550のサイズをガイド部525よりも若干小さくすることにより、磁性部材550がガイド部525の内部に埋め込まれる構成とされてもよい。
また、図17(b)に示すように、磁性部材550の光軸方向の長さを磁石540の長さより短くすることもできる。この場合には、図6により説明した駆動動作と同様な駆動動作が行われることとなる。即ち、レンズホルダ510に作用する磁気バネ力Fs(図6参照)に対して、コイル560に流れる電流量を制御することにより、レンズホルダ510がオンフォーカス位置に停止され、その後通電を継続することによりレンズホルダ510がその位置が保持される。なお、この場合も、図16(a)と同様、磁性部材550が、ガイド部525の厚み方向の中途部分に配されてもよい。
さらに、ボビン部523のガイド部525の形状は、長方形状に限られない。たとえば、図17(c)、(d)、(e)にそれぞれ示すように、カイド部525は、上側および下側の中央部が凹んだ形状、左側および右側の中央部が凹んだ形状、上側、下側、左側および右側の中央部が凹んだ形状とされてもよい。要は、ガイド部525は、コイル560
の外側を支えられれば、どのような形状であってもよい。なお、ガイド部525の形状は変わっても、磁性部材550は、上記と同様の長方形状のままとされる。
<他の実施形態の変更例2>
図18は、他の実施形態に係るレンズ駆動装置の他の変更例について説明する図である。なお、図13(a)および図14と同一部分には同一の符号が付されている。
この変更例では、コイル560と磁性部材550が、インナーホルダ580によりベース520に装着される。インナーホルダ580は、中央に、光を通過させるための開口581が形成された枠状の部材である。インナーホルダ580は、樹脂材料からなっている。
インナーホルダ580には、ベース520の四隅に対応する位置に、下方に延びる4つの壁部582が形成されている。各壁部582の内側には、内部に向かって突出する一対の突起582aがそれぞれ形成されている。かかる一対の突起582aに巻き付けられるようにして、コイル560が壁部582の内側に装着される。また、後ろ側の2つの壁部582には、それぞれ、切り溝582bが形成され、この切り溝582bを介してコイル560が側方に露出する。この切り溝582bから磁性部材550が挿入され、コイル582の裏面に接着固定される。さらに、インナーホルダ580の上面には、上下に貫通する2つの孔583が形成されている。これら2つの孔583に、それぞれ、シャフト590が圧入される。シャフト590の下端は、ベース520に形成された孔528に圧入される。
ベース520には、四隅に台部527が形成されている。これら台部527の内側には、それぞれ、インナーホルダ580の壁部582の外側面と当接する当接面527aが形成されている。インナーホルダ580は、ベース520に装着される際、壁部582の外側面が台部527の当接面527aに当接することにより、ベース520に対して位置決めされる。このとき、インナーホルダ580の2つの孔583とベース520の2つの孔528がそれぞれ向き合う。こうして位置決めされた状態で、壁部582に下面がベース520の上面に接着固定される。
かかる装着の際、レンズホルダ510が、インナーホルダ580とベース520との間に収容される。レンズホルダ510には、4つの側面510aに、それぞれ磁石540が装着されている。また、レンズホルダ510の側面には、シャフト590と係合する2つの切り溝512が形成されている。
内部にレンズホルダ510を収容した状態でインナーホルダ580がベース520に装着されると、壁部582の内側に装着されたコイル560がレンズホルダ510の磁石540に所定の隙間をもって対向する。その後、2つのシャフト590がインナーホルダ580上部の孔583に圧入される。このとき、2つのシャフト590が切り溝512に係合するように、レンズホルダ510が位置調整される。この状態で、2つのシャフト590をさらに圧入し、シャフト590の先端を、ベース520の孔528に圧入する。これにより、2つのシャフト590がベース520に装着される。また、これら2つのシャフト590とレンズホルダ510の切り溝512とが係合することにより、シャフト590に沿ってレンズホルダ510が上下に移動可能となる。
しかる後、カバー530が上方からベース520に装着される。こうして、レンズ駆動装置のアセンブルが完了する。ベース520とカバー530は、図13(a)および図14の場合と同様、四角い箱状の筺体を構成する。また、コイル560と磁石540の磁極との関係は、図15(a)〜(d)の場合と同様である。
本変更例においても、磁石540とコイル560からなる駆動部がベース520の四隅の領域に配置されるため、レンズ駆動装置をコンパクトにすることができる。あるいは、レンズ駆動装置のサイズは従来と同程度を維持しながらも、より大きなレンズを収容することができる。また、本変更例によれば、インナーホルダ580を装着することで、4つのコイル560を適正に配置できるので、図13(a)および図14の構成に比べ、組立作業が容易となる。
なお、本実施の形態では、インナーホルダ580の4つの角部のうち、奥側の2つの角部にのみ磁性部材550が装着されるため、かかる磁性部材550と奥側の2つの磁石540との間にそれぞれ働く磁力によって、レンズホルダ580は奥方向(図18の矢印M方向)に力を受ける。この力により、レンズホルダ510の切り溝512がシャフト590の周面に押し付けられる。こうして切り溝512がシャフト590に押し付けられることで、コイル560に対する通電を停止しても、レンズホルダ510を通電停止時の位置に維持することができる。
<その他>
他の実施形態に係るレンズ駆動装置では、上記実施の形態と同様、レンズホルダ510を図12(a)のように円形状とすることができ、また、磁石540として、プラスチック磁石を用いることもできる。さらに、他の実施形態に係るレンズ駆動装置では、図12(b)に示すように、レンズホルダ510をプラスチック材料にて成形する際に、プラスチック磁石を他の部分に一体化して成形することもでき、あるいは、図12(c)に示すように、レンズホルダ510全体をプラスチック磁石とすることもできる。
また、他の実施形態に係るレンズ駆動装置では、上記実施の形態と同様、磁性部材550を配さずに、磁石540とコイル560のみで駆動部を構成するようにしてもよい。
なお、他の実施形態に係るレンズ駆動装置において、磁性部材550を配する場合には、4つの角部全てに磁性部材550を配さなくても良い。ここで、たとえば、磁性部材550を2か所の角部に配する場合、磁性部材550を対角の位置に配すれば、4か所に配される場合と同様、レンズホルダ510を鉛直方向に移動させる状態にてレンズ駆動装置が使用されても、レンズホルダ510の駆動を円滑に行うことができる。一方、磁性部材550を隣り合う2つの角部に配すれば、レンズホルダ510をカバー530の一つ面側に引き付けて、この面の突起532に安定的に接触させることができる。これにより、レンズホルダ510をガタつきなく移動させることができる。
なお、磁性部材550を全ての角部に配さない場合であってホール素子570を用いる場合には、磁性部材550が配されないボビン部523に収容部526が形成されることが望ましい。こうすれば、磁性部材550に開口を設ける必要がなくなるため、磁性部材550の加工が容易となる。また、磁性部材550の面積が開口分だけ小さくなることがないので、ヨークとしての機能低下や磁石540との間の磁力低下が防止できる。
さらに、他の実施形態に係るレンズ駆動装置では、上記実施の形態と同様、レンズホルダ510の推進力が十分に確保できるのであれば、駆動部が全ての角部に配される必要はない。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
10 … レンズホルダ(ホルダ)
C … 筺体(装着部)
20 … ベース
30 … カバー
40 … 磁石
50 … 磁性部材
60 … コイル
61 … 第1コイル(コイル)
62 … 第2コイル(コイル)
63 … コイル
M1 … 第1電磁石(電磁石)
M2 … 第2電磁石(電磁石)
65 … 第1コイル
66 … 第2コイル
81 … ヨーク
82 … ヨーク
90 … 磁性板(磁性部材)
510 … レンズホルダ(ホルダ)
520 … ベース
522 … 柱状部(支持部材)
523 … ボビン部
526 … 収容部(配置部)
527 … 台部(位置決め部)
530 … カバー
540 … 磁石
550 … 磁性部材
560 … コイル
570 … ホール素子(位置センサ)
580 … インナーホルダ(枠部材)
590 … シャフト

Claims (13)

  1. レンズ駆動装置において、
    レンズを保持するホルダと、
    前記ホルダが前記レンズの光軸方向に変位可能に装着される装着部と、
    前記ホルダを磁気による駆動力を用いて前記光軸方向に変位させる駆動部と、
    を備え、
    前記装着部は前記光軸方向に垂直な方向に方形形状を有するとともに、
    前記駆動部は前記ホルダの外縁部と前記装着部の角部とにより形成される領域に配される、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記駆動部は、前記ホルダに配された磁石と、当該磁石に対向するコイルとを含む、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 請求項2に記載のレンズ駆動装置において、
    前記駆動部は、前記磁石に対向する磁性部材を含む、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  4. 請求項3に記載のレンズ駆動装置において、
    前記磁性部材の前記光軸方向の長さを、前記磁石の前記光軸方向の長さよりも長くした、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項3に記載のレンズ駆動装置において、
    前記磁性部材の前記光軸方向の長さを、前記磁石の前記光軸方向の長さよりも短くした、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記駆動部は、前記ホルダに配された磁性部材と、当該磁性部材に磁力を付与する電磁石とを含む、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  7. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記駆動部は、
    前記ホルダの側面に配された磁石と、
    前記磁石に対向するコイルと、
    前記コイルが巻かれるボビン部と、
    前記ボビン部を前記ホルダ側から支持する支持部材と、を含む、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  8. 請求項7に記載のレンズ駆動装置において、
    前記磁石は、前記ホルダの側面よりも突出しており、
    前記支持部材は、上部が開放された隙間を有し、
    前記隙間に前記磁石が収容される、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  9. 請求項7に記載のレンズ駆動装置において、
    前記ホルダの位置を磁気的に検出する位置センサを備え、
    前記ボビン部に、前記位置センサを配するための配置部が設けられる、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  10. 請求項2に記載のレンズ駆動装置において、
    前記コイルが装着されると共に前記レンズホルダを収容可能な枠部材を更に備え、
    前記枠部材に係合して前記枠部材を位置決めする位置決め部が前記装着部に配置され、
    前記レンズホルダを収容した状態で前記枠部材が前記装着部に装着されることにより、前記磁石と前記コイルとが互いに対向する、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  11. 請求項10に記載のレンズ駆動装置において、
    前記磁石と前記コイルが前記装着部の4つの角部に対応する前記領域に配置され、
    前記枠部材に前記4つのコイルが装着される、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  12. 請求項10または11に記載のレンズ駆動装置において、
    前記枠部材と前記装着部との間に前記レンズの光軸に平行にシャフトが装着され、
    前記レンズホルダに、前記シャフトに係合する係合部が配されている、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  13. 請求項12に記載のレンズ駆動装置において、
    前記磁石との磁力によって前記係合部が前記シャフトの周面に押し付けられるように、前記枠部材に磁性部材が配置されている、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
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