JP2005227102A - 分注装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力伝達媒体として液体を用いる分注装置において、分注異常を正確に検出することができる分注装置を提供すること。
【解決手段】本発明の分注装置1は、圧力伝達液200を送出・吸引する分注ポンプ2と、分注ポンプ2の作動により、分注する検体液100を吸入・吐出するノズル3と、圧力伝達液200の圧力を検出する圧力センサー9と、異常検出手段13とを備える。対象液を分注するのに先立ち、その分注を行うときと同様の作動条件で、かつノズル3の先端開口31を液体に接触させない状態で分注ポンプ2を予備作動させる。メモリ12は、予備作動のときに圧力センサー9により検出された圧力の変動を表す基準圧力データを記憶し、異常検出手段13は、分注ポンプ2が本作動して対象液を実際に分注したときに圧力センサー9により検出された圧力の変動を表す分注時圧力データと、基準圧力データとに基づいて、吸入異常および吐出異常を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の分注装置1は、圧力伝達液200を送出・吸引する分注ポンプ2と、分注ポンプ2の作動により、分注する検体液100を吸入・吐出するノズル3と、圧力伝達液200の圧力を検出する圧力センサー9と、異常検出手段13とを備える。対象液を分注するのに先立ち、その分注を行うときと同様の作動条件で、かつノズル3の先端開口31を液体に接触させない状態で分注ポンプ2を予備作動させる。メモリ12は、予備作動のときに圧力センサー9により検出された圧力の変動を表す基準圧力データを記憶し、異常検出手段13は、分注ポンプ2が本作動して対象液を実際に分注したときに圧力センサー9により検出された圧力の変動を表す分注時圧力データと、基準圧力データとに基づいて、吸入異常および吐出異常を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、分注装置に関する。
圧力伝達媒体として液体を用いる分注装置が知られている。このタイプの分注装置は、ノズルを使い捨てにしないものであり、圧力伝達液を送出・吸引する分注ポンプの作動により、この分注ポンプに配管チューブを介して接続されたノズルの先端開口から分注対象の検体液を吸入・吐出する。ノズルでは、圧力伝達液と検体液とが混ざらないように両者の間に空気層を介在させる。圧力伝達液は、ノズルの内腔(内壁)を洗浄する洗浄液としても用いられるものであり、ある検体液の分注後に別の検体液を分注する際には、ノズル先端まで圧力伝達液を送出してノズルの内腔(内壁)を洗浄することにより、コンタミネーションを防止することができる。
一般に、分注装置では、例えばノズル詰まりや気泡吸入などの吸入異常あるいは吐出異常(以下、これらを総称して「分注異常」と言う)が原因となって生じる圧力伝達媒体の微小な圧力変動を検出することにより、これらの分注異常を検出する。しかしながら、圧力伝達媒体に気体を用いる分注装置(ノズルがディスポーザブルの分注装置)では問題ないが、上記のような圧力伝達媒体に液体を用いる分注装置の場合、特に、分注速度(ポンプ駆動速度)が速く、分注ポンプとノズルとを接続する配管チューブが細長く、圧力センサがノズルから離れたところにある分注装置の場合では、圧力伝達液の液圧変化の大部分は、配管系の圧力損失と管内での圧力伝達液の流動の動圧とによって生じるものであり、特に分注動作の開始と終了時に非定常流れによる圧力の振動が発生するので、吸入および吐出動作中のノズル管路内の液圧の微小な変化を捕らえるのが難しく、分注異常を検知するのが困難である。
この問題に鑑み、下記特許文献1では、検体液を分注する前に、別途に用意された基準液をノズルに吸入・吐出し、このときの圧力データを取得して標準データとし、実際の分注時の圧力データとこの標準データとの比または差をとって分注異常を検出する方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の方法には、次のようないくつかの問題がある。
第一に、基準液を貯留するスペースが必要となるので分注装置が大型化する。
第二に、基準液を吸入・吐出する動作に時間を要するので、装置の処理能力(単位時間当たりに分析可能な検体数)が低下する。
第一に、基準液を貯留するスペースが必要となるので分注装置が大型化する。
第二に、基準液を吸入・吐出する動作に時間を要するので、装置の処理能力(単位時間当たりに分析可能な検体数)が低下する。
第三に、ノズルが基準液貯留部の位置にあるときと、実際に分注する容器の位置にあるときとでは、分注ポンプとノズルとを接続する配管チューブの曲がり方が当然ながら異なるが、管内液圧は配管チューブの曲がり方にも影響されるので、基準液を吸入した際に取得した圧力の標準データは正確なものとならないので、分注異常、特に吸入異常を正確に検出することができない。
第四に、基準液の吸入および吐出自体も常に正常に行えるとは限らないので、基準液の吸入・吐出時に異常を生じた場合には、例えば正常な分注を異常と判定してしまうなど、判定を誤ることがある。
本発明の目的は、圧力伝達媒体として液体を用いる分注装置において、簡易な方法で分注異常を正確に検出することができる分注装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(5)の本発明により達成される。
(1) 圧力伝達液を送出・吸引する分注ポンプと、
前記分注ポンプの作動を制御する制御手段と、
前記分注ポンプと接続され、前記分注ポンプの作動により、分注する対象液をその先端開口から吸入・吐出するノズルと、
前記分注ポンプから前記ノズルに至る経路にある圧力伝達液の圧力を検出する圧力センサーと、
前記圧力センサーにより検出された圧力データを記憶可能な記憶手段と、
前記圧力センサーにより検出された圧力データに基づいて前記ノズルへの吸入異常および/または前記ノズルからの吐出異常を検出する異常検出手段とを備え、
前記制御手段は、対象液を分注するのに先立ち、その分注を行うときと同様の作動条件で、かつ前記ノズルの先端開口を液体に接触させない状態で前記分注ポンプを予備作動させ、
前記記憶手段は、前記分注ポンプが前記予備作動したときに前記圧力センサーにより検出された圧力の変動を表す基準圧力データを記憶し、
前記異常検出手段は、前記分注ポンプが本作動して対象液を実際に分注したときに前記圧力センサーにより検出された圧力の変動を表す分注時圧力データと、前記基準圧力データとに基づいて、前記吸入異常および/または前記吐出異常を検出することを特徴とする分注装置。
(1) 圧力伝達液を送出・吸引する分注ポンプと、
前記分注ポンプの作動を制御する制御手段と、
前記分注ポンプと接続され、前記分注ポンプの作動により、分注する対象液をその先端開口から吸入・吐出するノズルと、
前記分注ポンプから前記ノズルに至る経路にある圧力伝達液の圧力を検出する圧力センサーと、
前記圧力センサーにより検出された圧力データを記憶可能な記憶手段と、
前記圧力センサーにより検出された圧力データに基づいて前記ノズルへの吸入異常および/または前記ノズルからの吐出異常を検出する異常検出手段とを備え、
前記制御手段は、対象液を分注するのに先立ち、その分注を行うときと同様の作動条件で、かつ前記ノズルの先端開口を液体に接触させない状態で前記分注ポンプを予備作動させ、
前記記憶手段は、前記分注ポンプが前記予備作動したときに前記圧力センサーにより検出された圧力の変動を表す基準圧力データを記憶し、
前記異常検出手段は、前記分注ポンプが本作動して対象液を実際に分注したときに前記圧力センサーにより検出された圧力の変動を表す分注時圧力データと、前記基準圧力データとに基づいて、前記吸入異常および/または前記吐出異常を検出することを特徴とする分注装置。
(2) 前記予備作動には、対象液を前記ノズルに吸入するときと同様の作動条件で行う予備吸引作動と、対象液を前記ノズルから吐出するときと同様の作動条件で行う予備送出作動とが含まれ、
前記基準圧力データには、前記予備吸引作動時のデータである予備吸引時圧力データと、前記予備送出作動時のデータである予備送出時圧力データとが含まれ、
前記分注時圧力データには、対象液を実際に前記ノズルに吸入したときのデータである吸入時圧力データと、対象液を実際に前記ノズルから吐出したときのデータである吐出時圧力データとが含まれ、
前記異常検出手段は、前記予備吸引時圧力データと前記吸入時圧力データとに基づいて前記吸入異常を検出し、前記予備送出時圧力データと前記吐出時圧力データとに基づいて前記吐出異常を検出する上記(1)に記載の分注装置。
前記基準圧力データには、前記予備吸引作動時のデータである予備吸引時圧力データと、前記予備送出作動時のデータである予備送出時圧力データとが含まれ、
前記分注時圧力データには、対象液を実際に前記ノズルに吸入したときのデータである吸入時圧力データと、対象液を実際に前記ノズルから吐出したときのデータである吐出時圧力データとが含まれ、
前記異常検出手段は、前記予備吸引時圧力データと前記吸入時圧力データとに基づいて前記吸入異常を検出し、前記予備送出時圧力データと前記吐出時圧力データとに基づいて前記吐出異常を検出する上記(1)に記載の分注装置。
(3) 前記制御手段による制御に基づき、前記ノズルを水平方向および鉛直方向に移動させるノズル移動機構を有し、
前記制御手段は、吸入する対象液を貯留する分注元容器の上方に前記ノズルを移動させた状態で前記分注ポンプを予備作動させるように制御する上記(1)または(2)に記載の分注装置。
前記制御手段は、吸入する対象液を貯留する分注元容器の上方に前記ノズルを移動させた状態で前記分注ポンプを予備作動させるように制御する上記(1)または(2)に記載の分注装置。
(4) 前記制御手段は、前記ノズルを前記分注元容器へ下降させているときに前記分注ポンプを予備作動させるように制御する上記(3)に記載の分注装置。
(5) 前記異常検出手段は、前記基準圧力データと前記分注時圧力データとの水頭圧の差を補正した上で両者を比較することにより前記吸入異常および/または前記吐出異常を検出する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の分注装置。
本発明の分注装置によれば、圧力伝達媒体として液体を用いる場合であっても、分注異常を正確に検出することができる。
また、分注異常を検出するための特殊なセンサー等が不要であり、通常設けられている圧力センサーを用いて検出を行うことができるので、構造が簡単であり、製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに、基準圧力データを取得するための基準液体のようなものが不要であり、この基準液体を貯留するスペースを要しないので、分注装置が大型化することもなく、また、基準液体を吸入・吐出する時間のせいで処理能力(単位時間当たりに分注処理可能な分注元容器の本数)が低下するようなこともない。
以下、本発明の分注装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の分注装置の実施形態を模式的に示す図、図2は、ノズルおよび配管チューブを示す図、図3は、分注元容器内の液体をノズルへ吸入するときの様子を示す断面図、図4は、分注先容器内へノズルから液体を吐出するときの様子を示す断面図である。
図1は、本発明の分注装置の実施形態を模式的に示す図、図2は、ノズルおよび配管チューブを示す図、図3は、分注元容器内の液体をノズルへ吸入するときの様子を示す断面図、図4は、分注先容器内へノズルから液体を吐出するときの様子を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の分注装置1は、図示しない装置本体に固定的に設置された分注ポンプ2と、分注する検体液(対象液)100をその先端開口31から吸入・吐出するノズル3と、ノズル3を水平方向および鉛直方向に移動させるノズル移動機構4と、分注ポンプ2およびノズル移動機構4の作動を制御する制御手段5とを有している。
分注ポンプ2は、シリンジ型のポンプであり、シリンダ21と、該シリンダ21内で摺動可能に設置されたピストン22と、ピストン22を移動させるポンプ駆動部23とを有している。ポンプ駆動部23の詳細な図示は省略するが、例えば、送りネジ(ボールネジ)とこれを回転するサーボモータ(ステッピングモータ)とでピストン22を駆動するように構成される。シリンダ21とピストン22とで囲まれた空間には圧力伝達液200が充填されている。ピストン22が移動すると、分注ポンプ2は、圧力伝達液200をノズル3側へ送出したり、ノズル3側から吸引したりする。
ノズル3は、細長い円筒形状をなし、その先端付近の部分では、先端(下端)に向かって外径および内径が漸減している。このノズル3は、ディスポーザブルではなく、繰り返し使用される。ノズル3の構成材料としては、特に限定されないが、例えばステンレス鋼等の金属材料が好ましい。
ノズル移動機構4は、ノズル3を装置本体に対し水平方向(好ましくは直交する2方向)および鉛直方向に移動させることができるように構成されている。このノズル移動機構4の作動により、ノズル3は、分注元容器300の位置や分注先容器400の位置、あるいはノズル洗浄位置(図示せず)へと移動する。
ノズル移動機構4の詳細な図示は省略するが、例えば、送りネジ機構やベルト伝動機構、歯車機構等の機構とこれを駆動するサーボモータ(ステッピングモータ)とで構成したり、あるいはリニアモータを利用した構成としたりすればよい。
制御手段5は、オープンループ制御またはクローズドループ制御によりノズル移動機構4の作動を制御し、これにより、ノズル3の現在位置を把握する。
分注ポンプ2のシリンダ21には、配管6が接続され、この配管6の先には可撓性を有するチューブ配管7が接続され、このチューブ配管7の先にノズル3が接続されている。図2に示すように、チューブ配管7を設けたことにより、圧力伝達液200の流路がノズル3の移動に追従することができ、ノズル3の移動が許容される。すなわち、ノズル3が移動すると、チューブ配管7の曲がり方が変化する。
図1に示すように、配管6と配管7との接合部には、第1ポート81、第2ポート82および第3ポート83を有する三方弁である切替弁8が設けられている。第1ポート81には配管6が接続され、第2ポート82にはチューブ配管7が接続され、第3ポート83には、圧力伝達液200を貯留するリザーバータンク10へつながる配管11が接続されている。切替弁8の切り替えは、制御手段5によって制御される。
このような分注装置1では、圧力伝達液200がノズル3の内腔(内壁)を洗浄する洗浄液としても機能する。ノズル3の内腔の洗浄は、次のようにして行う。ノズル3を図示しない洗浄位置へと移動させた後、切替弁8を第1ポート81と第3ポート83との間で連通する状態に切り替えて、分注ポンプ2を吸引作動させ、圧力伝達液200を分注ポンプ2内に吸入する。次いで、切替弁8を第1ポート81と第2ポート82との間で連通する状態に切り替えて、分注ポンプ2を送出作動させる。これにより、圧力伝達液200がノズル3の内腔を洗い流し、先端開口31より排出され、ノズル3の内腔を洗浄することができる。なお、一般に、洗浄位置ではノズル3の外側も別途の方法で洗浄を行うが、ここではその記述を省略する。
ノズル3の洗浄後、検体液100をノズル3へ吸入するときには、分注装置1は、次のように作動する。ノズル3を分注元容器300の上方へ移動させ、さらにノズル3を下降させる。この間、先端開口31が分注元容器300内の検体液100に接触しないうちに、分注ポンプ2を所定量吸引作動することにより、ノズル3の先端に空気層500を形成する。空気層500の容積は、例えば数十μl程度とされる。次いで、図3に示すように、先端開口31を検体液100の液面下に挿入した状態で分注ポンプ2を吸引作動させると、その吸引力が圧力伝達液200によってノズル3に伝達され、ノズル3内に検体液100を吸入することができる。
設定された量の検体液100をノズル3内に吸入したら、ノズル3を分注先容器400の上方へ移動させ、さらにノズル3を下降させて分注先容器400内に挿入する。次いで、図4に示すように分注ポンプ2を送出作動させると、その吐出力が圧力伝達液200によってノズル3に伝達され、ノズル3内の検体液100の全部または一部を吐出することができる。ノズル3内に吸入した検体液100を小分けにする際には、複数の分注先容器400に対してこの動作を繰り返す。
この後、別の検体液100を分注する際には、前記のようにしてノズル3を洗浄した後に行う。これにより、コンタミネーションを防止することができる。
図1に示すように、このような分注装置1は、分注ポンプ2からノズル3に至る経路にある圧力伝達液200の圧力を検出する圧力センサー9と、この圧力センサー9により検出された圧力データを記憶可能なメモリ12と、圧力センサー9により検出された圧力データに基づいて分注異常を検出する異常検出手段13とをさらに備えている。
図示の構成では、配管6の途中に圧力センサー9を設けているが、圧力センサー9の位置はこれに限定されず、シリンダ21に設けたり、ノズル3に設けたりしてもよい。
異常検出手段13は、例えばマイクロコンピュータ等で構成される。また、異常検出手段13と制御手段5とを合わせて、一つのパーソナルコンピュータ等で構成してもよい。
さて、一般に、分注装置では、予めプログラムされた分注処理を遂行する上で、次のような分注異常が発生することがある。
《1》検体液100が血清などである場合、フィブリン等の固形物がノズル3や管路の内部に詰まり、所定量の検体液100をノズル3内に吸入できない場合(吸入異常)。
《2》吸入する検体液100の液面下へのノズル3の挿入量が不十分であるため、あるいは分注元容器300内の検体液100の量が不足しているために、空気がノズル3内に吸入され、その結果、所定量の検体液100をノズル3内に吸入できない場合(吸入異常)。
《3》吸入する検体液100内に気泡が存在する場合、検体液100とともに気泡がノズル3内に吸入され、その結果、所定量の検体液100をノズル3内に吸入できない場合(吸入異常)。
《4》分注先容器400の底にノズル3の先端開口31を近づけた状態で吐出する必要がある場合(例えば微量吐出のとき)において、置いてある分注先容器400の高さのバラツキなどによって先端開口31が底に当たって塞がれてしまった結果、所定量の検体液100を吐出できない場合(吐出異常)。
上記《1》〜《4》のような分注異常が発生すると、分注ポンプ2からノズル3へ至る経路内の圧力が急激に変化する。圧力伝達媒体として気体(空気)を用いる分注装置(ディスポーザブルノズルを用いる分注装置)では、この圧力変化を利用して、従来、圧力センサーで検出した圧力伝達媒体の気圧またはその時間微分値をしきい値と比較することにより、分注異常の発生を検出している。
しかしながら、本発明の分注装置1のように、圧力伝達媒体として液体(圧力伝達液200)を用いる場合には、圧力センサー9で検出される圧力伝達液200の液圧変化の大部分は、配管系の圧力損失と管内での圧力伝達液200の流動の動圧とによって生じるものであり、特に分注動作の開始と終了時に非定常流れによる圧力の振動が発生するので、分注異常によって生じる微小な圧力変化を捕らえるのが困難であり、圧力センサー9で検出した圧力そのものやその時間微分値をしきい値と比較する方法では、分注異常を正確に検出することがむずかしい。
これに対し、本発明の分注装置1では、以下に説明するような方法により、分注異常を正確かつ確実に検出することができる。
[1] ノズル3内に検体液100を吸入するために、制御手段5は、ノズル3を分注元容器300の上方に移動させる。次いで、分注ポンプ2を所定量吸引作動させることにより、ノズル3の先端に空気層500を形成する。
[2] 次いで、ノズル3を分注元容器300へ向けて下降させる。ノズル3が下降している最中であって、まだ先端開口31が検体液100に接触していない状態(空中にある状態)のとき、制御手段5は、この後に実際に分注を行うときと同様の作動条件で分注ポンプ2を予備作動させる。
この予備作動においては、分注ポンプ2は、まず予備吸引作動を行う。この予備吸引作動は、実際に検体液100をノズル3に吸入するときと同様の、ピストン22の駆動速度および駆動量で行う。この予備吸引作動を行うと、言うまでもなく、ノズル3の先端開口31からは空気が吸入される。続けて、分注ポンプ2は、予備送出作動を行う。この予備送出作動は、実際に検体液100をノズル3から吐出するときと同様の、ピストン22の駆動速度および駆動量で行う。この予備送出作動を行うと、言うまでもなく、ノズル3の先端開口31からは空気が吐出される。
[3] 図5は、上記のような予備作動をしたときに圧力センサー9で検出される圧力の変化を示すグラフである。同図に示すように、分注ポンプ2が予備吸引作動や予備送出作動を行うと、圧力伝達液200が配管6およびチューブ配管7内を流動するが、その流動の動圧と配管内での圧力損失のほかに、非定常流れの影響により、圧力センサー9で検出される圧力は、吸引・送出動作の開始と終了時に波打つように振動する。また、図5において圧力が時間の経過とともに全体的な傾向として低下しているのは、ノズル3の下降に伴う水頭圧の変化によるものである。
[4] 異常検出手段13は、圧力センサー9で検出された圧力を、圧力センサー出力回路14を介して取り込み、次のようにして、水頭圧の補正を行う。予備分注作動開始時にノズル3が位置する高さを原点としたときの、予備分注作動中におけるノズル3の高さZを制御手段5から取得し、水頭圧ρgZ(ρは圧力伝達液200の密度、gは重力加速度)を計算する。また、単に予備分注開始時の圧力P1と終了時の圧力P3との差で補正しても良い。そして、この水頭圧を補正することにより、図6に示すような基準圧力データが得られる。
この基準圧力データは、分注ポンプ2が実際の分注時と同様に作動したときの、配管内での圧力伝達液200の圧力損失と流動の動圧および非定常流れの影響が圧力センサー9で検出される圧力に及ぼす影響を表すデータとなるものである。
異常検出手段13は、予備吸引作動時の基準圧力データを予備吸引時圧力データD1、予備送出作動時の基準データを予備送出時圧力データD2として、これらをメモリ12に記憶(格納)する。予備吸引時圧力データD1は、所定の時間間隔(サンプリングタイム)で取得された多数の値の集合、すなわちD1i(i=0,1,2,・・・,n)で構成されており、同様に、予備送出時圧力データD2は、D2i(i=0,1,2,・・・,m)で構成されている。なお、D1とD2の測定開始点(D10とD20)は、ポンプ動作開始を基準にポンプ動作開始時間またはそれより少し前にすれば良い。
[5] 下降中のノズル3が検体液100に接液したら、ノズル3を停止させる。このとき、公知の方法によって液面検出を行ってもよい。次いで、分注ポンプ2を本吸引作動させて、実際に検体液100をノズル3内に吸入する。
[6] 検体液100をノズル3内に吸入しているとき、異常検出手段13は、圧力センサー9により検出された吸入時圧力データ(分注時圧力データ)D3を予備吸引時圧力データD1と同じ測定開始点および測定間隔で取得する(図7参照)。次いで、異常検出手段13は、予備吸引時圧力データD1と吸入時圧力データD3との差分データDAを下記式に基づいて計算する。
DAi=D3i−D1i+ΔP (i=0,1,2,・・・,n)
ここで、ΔPは、予備吸引作動開始時の圧力をP1、検体液100の吸入開始時の圧力をP3としたとき、ΔP=P3−P1であり、このΔPを用いることにより、予備吸引時圧力データD1と吸入時圧力データD3との水頭圧の差を補正することができる。ΔPは、圧力センサー9で検出された値を用いて前記式ΔP=P3−P1に基づいて直接算出してもよく、あるいは、予備吸引作動開始時のノズル3高さと検体液100の吸入時のノズル3高さとの差ΔZを制御手段5から取得し、ΔP=ρgΔZとして算出してもよい。
DAi=D3i−D1i+ΔP (i=0,1,2,・・・,n)
ここで、ΔPは、予備吸引作動開始時の圧力をP1、検体液100の吸入開始時の圧力をP3としたとき、ΔP=P3−P1であり、このΔPを用いることにより、予備吸引時圧力データD1と吸入時圧力データD3との水頭圧の差を補正することができる。ΔPは、圧力センサー9で検出された値を用いて前記式ΔP=P3−P1に基づいて直接算出してもよく、あるいは、予備吸引作動開始時のノズル3高さと検体液100の吸入時のノズル3高さとの差ΔZを制御手段5から取得し、ΔP=ρgΔZとして算出してもよい。
検体液100の吸入動作が正常な場合、差分データDAは、例えば図8に示すグラフのようになる。異常検出手段13は、この差分データDAに基づいて吸入異常を検出する。例えば、差分データDAの最小値DAminがしきい値PT1より小さい場合には、前記《1》のような吸引詰まりが発生したものと判定し、そうでない場合には吸引詰まりが発生していないと判定する。同様にして、他のしきい値を用いたり、差分データDAの変動パターンを認識することにより、前記《2》のような吸入量不足(ショートサンプル)や、前記《3》のような気泡吸入等の吸入異常を検出することができる。
差分データDAは、実際の吸入時圧力データD3から予備吸引時圧力データD1を引いたものであるので、配管内での圧力伝達液200の圧力損失と流動の動圧との影響が取り除かれており、よって、ノズル3が検体液100を吸入することによる圧力変化のみを正確に表したものとなっている。したがって、この差分データDAに基づいて判定を行うことにより、異常検出手段13は、上記のような吸入異常の有無を正確に判定することができる。
なお、異常検出手段13は、上記のように差分データDAそのものをしきい値と比較して判定を行ってもよいし、また、他の公知技術を利用して差分データDAの1次微分値や2次微分値を算出して、DAの変動パターンを認識することにより吸引詰まりや前記《2》のような吸入量不足(ショートサンプル)や前記《3》のような気泡吸入等の吸入異常を検出することができる。
[7] 異常検出手段13が吸入異常の発生を検出した場合には、図示しない報知手段(アラームなど)によってその旨をオペレーターに報知するとともに、必要であれば既に吸入した検体液100を吐き戻す。その後、ノズル3を洗浄した後、同一の分注元容器300に対して分注を再度試みるか、または別の分注元容器300の分注を行う。
[8] 異常検出手段13が吸入異常の発生を検出しなかった場合、すなわち検体液100を正常に吸入できた場合には、制御手段5は、ノズル3を分注先容器400の上方へ移動させ、所定高さまで下降させた後、分注ポンプ2を本送出作動させて、ノズル3内の検体液100を分注先容器400内へ吐出する。検体液100をノズル3から吐出しているとき、異常検出手段13は、圧力センサー9により検出された吐出時圧力データ(分注時圧力データ)D4を予備送出時圧力データD2と同じ測定開始点および同じ測定間隔で取得する(図9参照)。次いで、異常検出手段13は、予備送出時圧力データD2と吐出時圧力データD4との差分データDDを下記式に基づいて計算する。
DDi=D4i−D2i+ΔP’ (i=0,1,2,・・・,m)
ここで、ΔP’は、予備吸引作動開始時の圧力をP1、検体液100の吐出開始時の圧力をP4としたとき、ΔP’=P4−P1であり、このΔP’を用いることにより、予備送出時圧力データD2と吐出時圧力データD4との水頭圧の差を補正することができる。ΔP’は、圧力センサー9で検出された値を用いて前記式ΔP’=P4−P1に基づいて直接算出してもよく、あるいは、予備送出作動開始時のノズル3高さと検体液100の吐出時のノズル3高さとの差ΔZ’を制御手段5から取得し、ΔP’=ρgΔZ’として算出してもよい。
DDi=D4i−D2i+ΔP’ (i=0,1,2,・・・,m)
ここで、ΔP’は、予備吸引作動開始時の圧力をP1、検体液100の吐出開始時の圧力をP4としたとき、ΔP’=P4−P1であり、このΔP’を用いることにより、予備送出時圧力データD2と吐出時圧力データD4との水頭圧の差を補正することができる。ΔP’は、圧力センサー9で検出された値を用いて前記式ΔP’=P4−P1に基づいて直接算出してもよく、あるいは、予備送出作動開始時のノズル3高さと検体液100の吐出時のノズル3高さとの差ΔZ’を制御手段5から取得し、ΔP’=ρgΔZ’として算出してもよい。
検体液100の吐出動作が正常な場合、差分データDDは、例えば図10に示すグラフのようになる。異常検出手段13は、この差分データDDに基づいて吐出異常を検出する。例えば、差分データDDの最大値DDmaxがしきい値PT2より大きい場合には、前記4.のような吐出詰まりが発生したものと判定し、そうでない場合には吐出詰まりが発生していないと判定する。
差分データDDは、実際の吐出時圧力データD4から予備送出時圧力データD2を引いたものであるので、配管内での圧力伝達液200の圧力損失と流動の動圧との影響が取り除かれており、よって、ノズル3が検体液100を吐出することによる圧力変化のみを正確に表したものとなっている。したがって、この差分データDDに基づいて判定を行うことにより、異常検出手段13は、上記のような吐出異常の有無を正確に判定することができる。
以上説明したような判定方法により、本発明の分注装置1では、分注異常の有無を正確に判定・検出することができる。
また、分注装置1では、分注異常を検出するための特殊なセンサー等が不要であり、通常設けられている圧力センサー9を用いて検出を行うことができるので、構造が簡単であり、製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに、基準圧力データを取得するための基準液体のようなものが不要であり、この基準液体を貯留するスペースを要しないので、分注装置1が大型化することもなく、また、基準液体を吸入・吐出するために要する時間のせいで処理能力(単位時間当たりに分注処理可能な分注元容器300の本数)が低下するようなこともない。
また、本実施形態では、分注元容器300の上方にノズル3を移動させた状態で分注ポンプ2を予備作動させるようにしたことにより、予備作動時の配管チューブ7の曲がり方が、実際に検体液100を吸入するときとほぼ同じになるので、予備作動時の圧力伝達液200の圧力損失と流動の動圧および非定常流れによる圧力の振動を実際の吸引時により近くすることができる。よって、実際の吸引時により忠実な基準圧力データ(予備吸引時圧力データD1)を取得することができるので、吸入異常の有無をより高い精度で判定することができる。なお、吐出動作に関しては予備動作時と実際の動作時の配管チューブ7の曲がり方以外はほぼ実際の吐出に近い基準圧力データ(D2)を取得することができる。
さらに、本実施形態では、ノズル3を分注元容器300へ向けて下降させているときに分注ポンプ2を予備作動させるようにしたことにより、予備作動のために分注処理を一旦停止させる必要がない。よって、処理能力(単位時間当たりに分注処理可能な分注元容器300の本数)を落とすことなく、分注異常の発生を検出することができる。
なお、本発明では、一旦ノズルを停止させてから予備動作を行ってもよいのは言うまでもない。
以上、本発明の分注装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、分注装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、異常検出手段は、対象液の吸入異常と吐出異常との両方を検出しているが、本発明では、吸入異常と吐出異常とのいずれか一方のみを検出するものでもよい。
また、本発明では、分注する対象とする液体は、血清等の検体液に限らず、試薬液など、いかなる液体でもよい。
1 分注装置
2 分注ポンプ
21 シリンダ
22 ピストン
23 ポンプ駆動部
3 ノズル
31 先端開口
4 ノズル移動機構
5 制御手段
6 配管
7 チューブ配管
8 切替弁
81 第1ポート
82 第2ポート
83 第3ポート
9 圧力センサー
10 リザーバータンク
11 配管
12 メモリ
13 異常検出手段
14 圧力センサー出力回路
100 検体液
200 圧力伝達液
300 分注元容器
400 分注先容器
500 空気層
2 分注ポンプ
21 シリンダ
22 ピストン
23 ポンプ駆動部
3 ノズル
31 先端開口
4 ノズル移動機構
5 制御手段
6 配管
7 チューブ配管
8 切替弁
81 第1ポート
82 第2ポート
83 第3ポート
9 圧力センサー
10 リザーバータンク
11 配管
12 メモリ
13 異常検出手段
14 圧力センサー出力回路
100 検体液
200 圧力伝達液
300 分注元容器
400 分注先容器
500 空気層
Claims (5)
- 圧力伝達液を送出・吸引する分注ポンプと、
前記分注ポンプの作動を制御する制御手段と、
前記分注ポンプと接続され、前記分注ポンプの作動により、分注する対象液をその先端開口から吸入・吐出するノズルと、
前記分注ポンプから前記ノズルに至る経路にある圧力伝達液の圧力を検出する圧力センサーと、
前記圧力センサーにより検出された圧力データを記憶可能な記憶手段と、
前記圧力センサーにより検出された圧力データに基づいて前記ノズルへの吸入異常および/または前記ノズルからの吐出異常を検出する異常検出手段とを備え、
前記制御手段は、対象液を分注するのに先立ち、その分注を行うときと同様の作動条件で、かつ前記ノズルの先端開口を液体に接触させない状態で前記分注ポンプを予備作動させ、
前記記憶手段は、前記分注ポンプが前記予備作動したときに前記圧力センサーにより検出された圧力の変動を表す基準圧力データを記憶し、
前記異常検出手段は、前記分注ポンプが本作動して対象液を実際に分注したときに前記圧力センサーにより検出された圧力の変動を表す分注時圧力データと、前記基準圧力データとに基づいて、前記吸入異常および/または前記吐出異常を検出することを特徴とする分注装置。 - 前記予備作動には、対象液を前記ノズルに吸入するときと同様の作動条件で行う予備吸引作動と、対象液を前記ノズルから吐出するときと同様の作動条件で行う予備送出作動とが含まれ、
前記基準圧力データには、前記予備吸引作動時のデータである予備吸引時圧力データと、前記予備送出作動時のデータである予備送出時圧力データとが含まれ、
前記分注時圧力データには、対象液を実際に前記ノズルに吸入したときのデータである吸入時圧力データと、対象液を実際に前記ノズルから吐出したときのデータである吐出時圧力データとが含まれ、
前記異常検出手段は、前記予備吸引時圧力データと前記吸入時圧力データとに基づいて前記吸入異常を検出し、前記予備送出時圧力データと前記吐出時圧力データとに基づいて前記吐出異常を検出する請求項1に記載の分注装置。 - 前記制御手段による制御に基づき、前記ノズルを水平方向および鉛直方向に移動させるノズル移動機構を有し、
前記制御手段は、吸入する対象液を貯留する分注元容器の上方に前記ノズルを移動させた状態で前記分注ポンプを予備作動させるように制御する請求項1または2に記載の分注装置。 - 前記制御手段は、前記ノズルを前記分注元容器へ下降させているときに前記分注ポンプを予備作動させるように制御する請求項3に記載の分注装置。
- 前記異常検出手段は、前記基準圧力データと前記分注時圧力データとの水頭圧の差を補正した上で両者を比較することにより前記吸入異常および/または前記吐出異常を検出する請求項1ないし4のいずれかに記載の分注装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004035477A JP2005227102A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 分注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004035477A JP2005227102A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 分注装置 |
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JP2004035477A Pending JP2005227102A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 分注装置 |
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JP (1) | JP2005227102A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-02-12 JP JP2004035477A patent/JP2005227102A/ja active Pending
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