JP2005226444A - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

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孝 横塚
Wataru Mochizuki
亘 望月
Akimasa Hoshino
晃正 星野
Fumiaki Koshio
文明 古塩
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Abstract

【課題】 開閉部材の開閉速度を状況に応じた開閉速度に容易に変更し得る車両用自動開閉装置を提供することである。
【解決手段】 車両には電動モータを駆動源とする開閉装置が設けられ、開閉スイッチが操作されると電動モータが作動してドアは自動的に開閉されるようになっている。開閉スイッチは操作者が携帯する携帯端末に設けられており、開閉スイッチが所定の操作パターンで操作されると携帯端末は指令信号を出力する。操作受信センサにより受信された指令信号が制御回路に入力されると、制御回路は指令信号に応じた方向にドアを自動開閉させるとともに開閉スイッチの操作パターンに応じて開閉部材の開閉速度を変更する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関する。
自動車等の車両にはドア、テールゲート、トランクリッド、ウインドガラス等の開閉部材が随所に設けられており、一般の乗用車の乗降用ドアとしては横開きのヒンジ式ドアが多く用いられている。
このようなドアの開閉は、通常、乗員等により手動で行われるようになっているが、乗員が荷物を抱えている場合や車両が傾斜地に停止している場合などではドアの開閉操作が困難である。そこで、たとえば特許文献1や特許文献2に示される車両では、車両に自動開閉装置を搭載し、この自動開閉装置によりドアを自動的に開閉動作させるようにしている。
このような自動開閉装置の駆動源としては電動モータが用いられることがあり、この電動モータの出力を減速機構や動力変換機構、リンク機構等を介してドアの開閉駆動力に変換してドアの自動開閉動作を行うようにしている。電動モータの作動制御は制御装置により行われるようになっており、ドアや車両あるいは運転者等により携帯される携帯端末に設けられる開閉スイッチの開側もしくは閉側がONされると、制御装置から電動モータに電流が供給されて電動モータが所定の方向に作動するようになっている。一方、ドアが全開位置もしくは全閉位置まで移動した場合や開閉スイッチに停止指令が入力された場合などには制御装置から電動モータへの電流供給が停止され、これにより電動モータつまりドアの作動が停止するようになっている。
特開2003−206674号公報 特開2003−206675号公報
このような自動開閉装置では、操作者により開閉スイッチが操作されると電動モータが起動してドアが開閉動作を開始する。つまり、操作者によるドアに対する指令は開閉スイッチを操作することにより行われる動作開始もしくは停止の指令だけであり、開閉動作を開始したドアは予め設定された開閉速度で作動するようになっている。
そのため、たとえば雨が降っているときなどドアを早く開閉したい場合や、高齢者の乗降が行われるときなどドアをゆっくり開閉したい場合であっても、操作者の意思に拘わらずドアは所定の開閉速度で開閉することになり、状況に応じた開閉動作を行わせることができなかった。
本発明の目的は、開閉部材の開閉速度を状況に応じた開閉速度に容易に変更し得る車両用自動開閉装置を提供することにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記開閉部材を開閉駆動する駆動源と、操作者により操作される開閉スイッチと、前記操作者による前記開閉スイッチの操作パターンに応じて前記開閉部材の開閉速度を変更する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記操作者により携帯される携帯端末に前記開閉スイッチを設けたことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉スイッチが予め操作された状態の前記携帯端末を前記開閉部材に対して所定距離以内に近づけたときに前記携帯端末から前記制御手段へ指令信号が出力されるプリセット機能を有することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉スイッチの操作時間に応じて前記開閉部材の開閉速度が変更されることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉スイッチの操作回数に応じて前記開閉部材の開閉速度が変更されることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉スイッチに速度調整スイッチが設けられ、前記速度調整スイッチの操作により前記開閉部材の開閉速度が変更されることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記車両に設けられる複数の開閉部材にそれぞれ前記駆動源を設け、それぞれの前記駆動源に対応する複数系統の操作部を前記開閉スイッチに設けることを特徴とする。
本発明によれば、開閉スイッチの操作パターンを変えることにより開閉部材の開閉速度を容易に変更することができるので、開閉部材を状況に応じた開閉速度で開閉動作させることができる。
また、本発明によれば、開閉スイッチの操作時間あるいは操作回数に応じて開閉部材の開閉速度が変更されるので、開閉スイッチが操作される際の状況あるいは幅広い年齢層や性別に対応した開閉速度で開閉部材を開閉動作させることができる。
さらに、本発明によれば、開閉スイッチに速度調整スイッチを設けるようにしたので、この速度調整スイッチを操作することにより開閉部材の開閉速度を容易に変更することができる。
さらに、本発明によれば、車両に設けられる複数のドアを開閉スイッチに設けられる複数系統の操作部により個別に自動開閉動作させることができるので、複数のドアを備えた車両におけるドアの操作性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を備えた車両の運転席のドア回りを示す斜視図であり、図2は図1に示すドアを車室内側から見た斜視図である。
図1に示す車両11は4ドアセダンタイプの乗用車であり、この車両11の側部には開閉部材としての乗降用のドア12が設けられている。ドア12は車両前方側の端部に設けられた上下2つのヒンジ13を介して車両11に取り付けられており、これらのヒンジ13の回転中心軸を中心として開閉自在となっている。この場合、ヒンジ13の回転中心軸は車両11の上下方向に向いており、これによりドア12は車両11に対して車幅方向に開く横開きドアとなっている。
図2に示すように、この車両11には車両用自動開閉装置14(以下、開閉装置14とする。)が設けられており、運転者等の操作者により携帯される携帯端末15に設けられた開閉スイッチ16を操作することによりドア12を自動的に開閉することができるようになっている。なお、符号17は車両に固定されたストライカ18に噛み合ってドア12を全閉位置に保持するラッチ機構であり、ドア12が開閉装置14により自動的に開閉される際にはラッチ機構17はこれに連動するようになっている。
図3は図2に示す車両用自動開閉装置の詳細を示す断面図であり、開閉装置14は駆動ユニット21と駆動ロッド22とを有している。
駆動ユニット21は電動モータ23と動力変換機構24とを備えており、ドア12のアウタパネル12aとインナパネル12bとの間つまりドア12の内部に位置してインナパネル12bに固定されている。電動モータ23はドア12を開閉駆動する駆動源として用いられるものであり、たとえばブラシ付き直流モータなど供給される直流電流の方向に応じて正逆両方向に回転可能なものとなっている。一方、動力変換機構24は電動モータ23が出力する回転運動を略直線往復運動に変換して出力するものであり、たとえばボールねじ機構やラックアンドピニオン機構、セクタギヤ機構等が用いられる。
なお、図示する場合には、駆動源として電動モータ23が用いられているが、これに限らず、ドア12を開閉駆動することができるものであれば、たとえば油圧機器や空気圧機器などであってもよい。また、図示する場合には、電動モータ23はブラシ付き直流モータとされているが、これに限らず、たとえばブラシレスモータ等であってもよい。
駆動ロッド22は一端が駆動ユニット21の動力変換機構24に接続されるとともに他端がヒンジ13に対して平行にずれた位置において車両11に揺動自在に接続されており、駆動ユニット21の出力をドア12の開閉駆動力に変換するリンクを形成している。そして、駆動ロッド22は駆動ユニット21に駆動されて略軸方向つまりドア12の前後方向に沿って往復動するようになっている。これにより、電動モータ23が正逆回転するとドア12は図3中実線で示す全閉位置と2点鎖線で示す全開位置との間で自動開閉動作するようになっている。
図2に示すように、ドア12の内部にはインナパネル12bに固定された状態で制御装置25が配置されており、電動モータ23の作動制御はこの制御装置25により行われるようになっている。
図4は図3に示す車両用自動開閉装置の制御体系を示すブロック図であり、制御装置25は制御回路26と駆動指令回路27とモータ駆動回路28とを有している。
制御回路26は制御信号を演算する図示しないマイクロプロセッサ(CPU)と、制御プログラム、演算式およびマップデータなどが格納されるROMや一時的にデータを格納するRAMなどの図示しないメモリを備えており、所謂マイクロコンピュータとしての機能を有している。
駆動指令回路27は制御回路26からの指令信号を受けてモータ駆動回路28に向けてPWM(Pulse Width Modulation)制御された駆動信号を出力するようになっており、モータ駆動回路28としては、たとえばFETなどのスイッチング素子を4つ用いた所謂Hブリッジ回路が用いられている。そして、駆動指令回路27から所定の2つのスイッチング素子に向けて駆動信号が出力されると車両11に搭載されたバッテリ等の電源31から電動モータ23に所定の方向の直流電流が供給されるようになっている。
一方、携帯端末15に設けられる開閉スイッチ16は開側ボタン16aと閉側ボタン16bとを備えており、携帯端末15は開側ボタン16aが操作されたときには開動作指令信号を出力し、閉側ボタン16bが操作されたときには閉動作指令信号を出力するようになっている。なお、開側ボタン16aと閉側ボタン16bの他にドア12の作動を停止させるための停止ボタンを携帯端末15に設けるようにしてもよい。
携帯端末15は各ボタン16a,16bが3回連続して押されたときに各ボタン16a,16bが操作されたことを認識するようになっており、各ボタン16a,16bの操作回数が3回未満のときにはボタン16a,16b操作されたことを認識しないようになっている。これにより開閉スイッチ16が誤操作された場合であっても、不意にドア12が開くことが防止される。
なお、本実施の形態においては、開閉スイッチ16を3回連続して押したときに操作されたことが認識されるようになっているが、これに限らず、その回数は何回であってもよい。
制御回路26には操作受信センサ32が接続されており、携帯端末15から発信される各指令信号は操作受信センサ32により受信されて制御回路26に入力されるようになっている。図1、図2に示すように、操作受信センサ32はドア12の窓枠部分に取り付けられており、車両11の外部に持ち出された携帯端末15から出力される各指令信号は、たとえば変調された電波や赤外線等を媒体とした無線で出力されて操作受信センサ32により受信されるようになっている。そして、制御装回路26は開動作指令信号が入力されたときにはドア12を開動作させる方向に電動モータ23の作動を制御し、閉動作指令信号が入力されたときにはドア12を閉動作させる方向に電動モータ23の作動を制御するようになっている。
なお、図示する場合では、携帯端末15は開閉スイッチ16が操作されたときに指令信号を発信するようになっているが、これに限らず、制御回路26に呼出信号を発信する発信機と応答信号を受信する受信機とを備えた送受信部を接続し、呼出信号を受信している状態で開閉スイッチ16が操作されたときに携帯端末15が応答信号として指令信号を出力するようにしてもよい。また、この場合、携帯端末15にメモリを設けて開閉スイッチ16が操作されたことを記憶させ、予め開閉スイッチ16が操作された状態つまりメモリに開閉スイッチ16の操作が記憶された状態で呼出信号を受信したときに指令信号を出力するプリセット機能を設けるようにしてもよい。これにより、予め開閉スイッチ16を操作した後にドア12つまりドア12に取り付けられた送受信部に対して所定距離以内に近づいたときに指令信号が出力されてドア12の自動開閉動作が行われる。したがって、予め開閉スイッチ16を操作した状態としておけばドア12に近づくだけで自動的にドア12が開くので、荷物等を持っている場合等における利便性が向上する。
図5(a)は開閉スイッチの操作パターンを示す説明図であり、図5(b)は開閉スイッチの操作パターンとドアの開閉速度との関係を示す説明図である。
この開閉装置14では、制御手段としての制御回路26は、操作者により操作される開閉スイッチ16の操作パターンを認識し、その操作パターンに応じてドア12の開閉速度を変更するようになっている。
図5(a)に示すように、この開閉装置14では、開閉スイッチ16の操作パターンは操作者により操作される開閉スイッチ16の操作時間tつまり開閉スイッチ16を押す早さとして認識されるようになっている。たとえば開閉スイッチ16の開側ボタン16aが3回連続して押されて開動作指令信号が出力される場合では、操作時間tは開側ボタン16aの押し始めから3回目の押し込みが終了するまでの時間であり、開閉スイッチ16の閉側ボタン16bが3回連続して押されて閉動作指令信号が出力される場合では、操作時間tは閉側ボタン16bの押し始めから3回目の押し込みが終了するまでの時間である。
なお、図示する場合には、操作時間tは開閉スイッチ16を押し始めてから3回押し終えるまでの時間により認識されているが、これに限らず、たとえば開閉スイッチ16を順次押し込む間隔の時間の合計やその平均時間、あるいは開閉スイッチ16が押し込まれている間の時間の合計や平均時間により認識するようにしてもよい。
そして、図5(b)に示すように、制御回路26は開閉スイッチ16を速く操作するほど、つまり操作時間tが短いほどドア12の開閉速度が速くなるように電動モータ23を制御し、操作時間tが長いほどドア12の開閉速度が遅くなるように電動モータ23を制御する。各操作時間tに対応する開閉速度は、予め実験等により設定されて制御回路26のメモリ内に制御マップとして格納されており、制御回路26はこの制御マップを参照して電動モータ23の作動制御を行う。この場合、制御回路26は駆動指令回路27からモータ駆動回路28に出力されるPWM信号のデューティー比を変化させることにより電動モータ23の回転速度つまりドア12の開閉速度を変更する。
なお、操作時間tに対する開閉速度の変化は線形的であっても、非線形的あるいは段階的であってもよい。
これにより、開閉スイッチ16を早く押すことによりドア12の開閉速度を速くすることができ、開閉スイッチ16をゆっくり押すことによりドア12の開閉速度を遅くすることができる。また、たとえば雨が降っているときなどでは心理的に開閉スイッチ16は速く押されるので、これに応じてドア12は速く開くことになる。さらに、操作者が若者等のように開閉スイッチ16を早く押す傾向がある場合にはドア12もこれに応じて速く開き、反対に高齢者等のように開閉スイッチ16の操作が遅い場合にはこれに応じてドア12はゆっくり開くことになる。
図示する場合では、制御回路26は開閉スイッチ16の操作時間tにより操作パターンを認識し、これに応じてドア12の開閉速度を変更するようにしているが、これに限らず、開閉スイッチ16の操作パターンを開閉スイッチ16の操作回数により認識するようにしてもよい。たとえば、開閉スイッチ16が押される回数が多いほどドア12の開閉速度が早められる設定とすることにより、開閉スイッチ16を押す回数を増やすことによりドア12の開閉速度を速くすることができ、開閉スイッチ16を1回だけ押すなど押す回数を少なくすることによりドア12の開閉速度を遅くすることができる。したがって、たとえば雨が降っているときなど心理的に開閉スイッチ16が速く押される場合や操作者が若者等のように開閉スイッチ16を早く押す傾向がある場合には、開閉スイッチ16は迅速に多数回押されてドア12が速く開くことになる。反対に操作者が高齢者等の場合など開閉スイッチ16の迅速な操作が困難な場合には、開閉スイッチ16を1度だけ押すことによりドア12をゆっくり開くことができる。
このように、この開閉装置14では、操作者による開閉スイッチ16の操作パターンに応じてドア12の開閉速度を容易に変更することができるので、ドア12を状況に応じた開閉速度で開閉動作させることができる。
また、開閉スイッチ16の操作が迅速であるほどドア12の開閉速度は速く設定されるので、開閉スイッチ16が操作される際の状況あるいは操作者の年齢や性別等に対応した開閉速度でドア12を作動させることができる。
図6は図1に示す車両の4つのドアすべてに図3に示す駆動ユニットを設けた場合の概略を示す説明図であり、図7は図6に示す車両に用いられる携帯端末の詳細を示す正面図である。なお、図6、図7においては前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
図6に示す場合では、車両11の4つの開閉部材、つまり右フロントドア12FR,左フロントドア12FLと右リアドア12RR,左リアドア12RLには、それぞれ図3に示すのと同様な駆動ユニット21が配置され、これにより各ドア12FR〜12RLは対応する駆動ユニット21により個別に自動開閉動作される。この場合、開閉装置14には、図2に示す場合に対して新たに3つの駆動ユニット21が追加され、制御装置25としては各ドア12FR〜12RLに配置される駆動ユニット21に対応した4つの制御系統を有するものが用いられる。制御装置25は操作受信センサ32により受信される指令信号に基づいて各駆動ユニット21を個別に制御し、これにより、各ドア12FR〜12RLを個別に自動開閉動作させることができる。
なお、操作受信センサ32は車両11の左右両側のBピラー部に1つずつ配置され、車両11の左右どちら側からでも指令信号を受信できるようにされている。
これに対応して、図7に示すように、これらの開閉装置14に用いられる携帯端末41には開閉スイッチ42が設けられる。開閉スイッチ42には、各ドア12FR〜12RLに対応する4系統の操作部としての開側ボタン42a〜42dと閉側ボタン42e〜42hとが設けられ、操作者により開側ボタン42a〜42dあるいは閉側ボタン42e〜42hが押されると、携帯端末41からそのボタンに対応した系統の開動作指令信号あるいは閉動作指令信号が出力され、その指令信号を受けた制御装置25により所望のドアが自動開閉動作される。たとえば、運転席のドア12FRを開きたいときには、携帯端末41の開閉スイッチ42の開側ボタン42aを押すことにより運転席のドア12FRを自動開動作させることができる。このように、この携帯端末41に設けられた開閉スイッチ42を操作することにより、任意に選択したドア12FR〜12RLを個別に自動開閉動作させることができる。
また、この携帯端末41の開閉スイッチ42には速度調整スイッチとしての調整スイッチ43が設けられており、この調整スイッチ43を操作することによりドア12FR〜12RLの開閉速度を変更することができるようになっている。つまり、図2に示す携帯端末15の場合では、ドア12の開閉速度は携帯端末15の開閉スイッチ16の操作パターンに応じて変更されるが、図7に示す携帯端末41の場合では、開閉スイッチ42に設けられる調整スイッチ43の操作によりドア12FR〜12RLの開閉速度を変更するようにしている。
調整スイッチ43はドア12の開閉速度を調整する増加側ボタン43a(high)と低下側ボタン43b(low)とを有しており、増加側ボタン43aあるいは低下側ボタン43bのいずれか一方を操作することによりドア12FR〜12RLの開閉速度を変更することができる。つまり、増加側ボタン43aあるいは低下側ボタン43bが操作されると、携帯端末41からドア開閉速度の増加あるいは低下を指示する指令信号が出力され、この指令信号を受けた制御装置25により対応するドア12FR〜12RLの開閉速度が変更される。
この携帯端末41の開閉スイッチ42には各ドア12FR〜12RLに対応した4系統の操作部が設けられるので、開閉スイッチ42には開閉速度の調整の対象となるドア12FR〜12RLを選択するための4つのドア選択ボタン42i〜42lが設けられている。つまり、開閉速度を変更したいドア12FR〜12RLに対応した系統のドア選択ボタン42i〜42lが押されると12FR〜12RLを選択する旨の指令信号が携帯端末から出力され、これを受けた制御装置25は選択された12FR〜12RLについての開閉速度の変更を受け付ける速度変更モードに切り替えられる。速度変更モードが設定されると調整スイッチ43への入力が許可され、調整スイッチ43の増加側ボタン43aあるいは低下側ボタン43bが操作されるとその操作に応じてドア12FR〜12RLの開閉速度が変更される。たとえば、運転席のドア12FRに対応するドア選択ボタン42iが押されると速度変更モードが設定され、次いで調整スイッチ43の増加側ボタン43aが押されると、押した回数あるいは時間に応じてドア12FRの開閉速度が増加する方向に変更される。一方、速度変更モード設定中に低下側ボタン43bが押されると、押した回数あるいは時間に応じてドア12FRの開閉速度が低下する方向に変更される。
このように、この開閉装置14では、携帯端末41に設けられる調整スイッチ43を操作することによりドア12FR〜12RLの開閉速度を調整することができるので、ドア12FR〜12RLの開閉速度の変更を容易にすることができる。
携帯端末41には図示しないブザーが設けられており、速度変更モード設定中に調整スイッチ43の増加側ボタン43aあるいは低下側ボタン43bが操作されてドア2FR〜12RLの開閉速度が変更されたときには操作音が鳴らされるようになっている。操作音は当該操作により設定されたドア12FR〜12RLの開閉速度に対応してその音量が増減されるようになっており、これにより操作者にドア12FR〜12RLの開閉速度がどの程度の値に設定されたかを認識させるようになっている。
なお、本実施の形態においては、設定されたドア12FR〜12RLの開閉速度に対応して操作音の音量を増減させるようにしているが、これに限らず、設定されたドア12FR〜12RLの開閉速度に対応して操作音の音程を高低に変化させたり、あるいは携帯端末41に設けた液晶パネルやランプ等の表示部により開閉速度を表示させたりするようにしてもよい。
ドア選択ボタン42i〜42lが操作されて速度変更モードが設定されてから、再びドア選択ボタン42i〜42lが操作された場合や、予め設定された所定時間以上、調整スイッチ43の操作がなされない場合には、制御装置25により速度変更モードが解除され、これにより調整スイッチ43への入力は無効とされる。したがって、誤って調整スイッチ43が操作された場合であっても不意にドア12FR〜12RLの開閉速度が変更されることを防止することができる。
また、この開閉装置14では、ドア12FR〜12RLが任意の開度で開かれた状態のもとでドア選択ボタン42i〜42lが予め設定された変更受付時間(たとえば3秒)以上に渡って長押しされると、ドア42i〜42lの開度が当該開度に設定されるようになっている。つまり、ドア選択ボタン42i〜42lが変更受付間以上に長押しされると、制御装置25はその時点におけるドア12FR〜12RLの開度を記憶し、この設定以降に当該ドア12FR〜12RLが自動開動作されたときには記憶された開度に達した時点でドア12FR〜12RLの自動開閉動作を停止させる。このように、ドア12FR〜12RLが任意の開度で開かれた状態のもとで携帯端末41の所望のドア選択ボタン42i〜42lを長押しするだけの簡単な操作でドア12FR〜12RLの開度を任意に設定することができる。また、ドア12FR〜12RLの開度を任意に設定することができるので、ドア12FR〜12RLの障害物等との接触を抑制することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、開閉部材は車両11の側部に開閉自在に装着されて横開きするドア12とされているが、これに限らず、車両前後方向に開閉するスライドドアや車両後端部に装着されるトランクリッドやテールゲートあるいはドアウインドなど、他の開閉部材としてもよい。
また、前記実施の形態においては、図2に示す場合においては、開閉装置14は運転席のドア12にのみ取り付けられているが、これに限らず、運転席以外のドアに取り付けても、全てのドアに取り付けてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、駆動ユニット21はドア12の内部に配置され、その動力が駆動ロッド22を介してドア12の開閉駆動力に変換されるようになっているが、これに限らず、駆動源によりドア12を自動的に開閉する構造であれば、他の構造としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、開閉スイッチ16は携帯端末15,41に設けられているが、これに限らず、たとえば車両11あるいはドア12等に設けるようにしてもよい。これらの場合は、開閉スイッチ16,42と制御回路26とを配線等により接続するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、操作受信センサ32をドア12の窓枠部分あるいはBピラー部に取り付けるようにしているが、これに限らず、たとえば車両11のドア12のアウタパネル12aや車両11の他のピラー部、あるいは車両11の屋根等、携帯端末15,41から出力される指令信号を受信できる部位であれば、他の場所に取り付けるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、開閉スイッチ16の操作パターンを開閉スイッチ16の操作時間tあるいは操作回数により認識するようにしているが、これに限らず、開閉スイッチ16を操作するタイミングの違いを認識するなど、開閉スイッチ16の操作を複数の操作パターンとして判別できる方法であればいずれの方法であってもよい。
さらに、前記実施の形態においては、開閉スイッチ16の操作時間tが短いほどドア12の開閉速度が早くなるように設定されているが、開閉スイッチ16の操作時間tが短いほどドア12の開閉速度が遅くなるように設定してもよい。
さらに、前記実施の形態においては、開閉スイッチ16の操作回数が多いほどドア12の開閉速度が早くなるように設定されているが、開閉スイッチ16の操作回数が多いほどドア12の開閉速度が遅くなるように設定してもよい。
さらに、各携帯端末15,41における開閉スイッチ16,42の各ボタンのレイアウトは、図示するものに限られず、車両を模したレイアウトにするなどしてもよい。
本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を備えた車両の運転席のドア回りを示す斜視図である。 図1に示すドアを車室内側から見た斜視図である。 図2に示す車両用自動開閉装置の詳細を示す断面図である。 図3に示す車両用自動開閉装置の制御体系を示すブロック図である。 (a)は開閉スイッチの操作パターンを示す説明図であり、(b)は開閉スイッチの操作パターンとドアの開閉速度との関係を示す説明図である。 図1に示す車両の4つのドアすべてに図3に示す駆動ユニットを設けた場合の概略を示す説明図である。 図6に示す車両に用いられる携帯端末の詳細を示す正面図である。
符号の説明
11 車両
12 ドア
12a アウタパネル
12b インナパネル
12FR〜12RL ドア
13 ヒンジ
14 車両用自動開閉装置
15 携帯端末
16 開閉スイッチ
16a 開側ボタン
16b 閉側ボタン
17 ラッチ機構
18 ストライカ
21 駆動ユニット
22 駆動ロッド
23 電動モータ
24 動力変換機構
25 制御装置
26 制御回路
27 駆動指令回路
28 モータ駆動回路
31 電源
32 操作受信センサ
41 携帯端末
42 開閉スイッチ
42a〜42d 開側ボタン
42e〜42h 閉側ボタン
42i〜42l ドア選択ボタン
43 調整スイッチ
43a 増加側ボタン
43b 低下側ボタン
t 操作時間

Claims (7)

  1. 車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    前記開閉部材を開閉駆動する駆動源と、
    操作者により操作される開閉スイッチと、
    前記操作者による前記開閉スイッチの操作パターンに応じて前記開閉部材の開閉速度を変更する制御手段とを有することを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、前記操作者により携帯される携帯端末に前記開閉スイッチを設けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項2記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉スイッチが予め操作された状態の前記携帯端末を前記開閉部材に対して所定距離以内に近づけたときに前記携帯端末から前記制御手段へ指令信号が出力されるプリセット機能を有することを特徴とする車両用自動開閉装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉スイッチの操作時間に応じて前記開閉部材の開閉速度が変更されることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉スイッチの操作回数に応じて前記開閉部材の開閉速度が変更されることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉スイッチに速度調整スイッチが設けられ、前記速度調整スイッチの操作により前記開閉部材の開閉速度が変更されることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記車両に設けられる複数の開閉部材にそれぞれ前記駆動源を設け、それぞれの前記駆動源に対応する複数系統の操作部を前記開閉スイッチに設けることを特徴とする車両用自動開閉装置。
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