JP2005221866A - 現像剤補給容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来と同等の品質を維持したまま、組立上の不具合解消し、且つ、排出開口周りのパッキン部材を小さくすることによってコンパクト化にも対応すること。
【解決手段】画像形成装置本体に現像剤を供給するための現像剤補給容器において、現像剤を収納する現像剤補給容器本体と、該現像剤補給容器本体に収納されている現像剤を排出するため現像剤補給容器本体に設けられた現像剤排出開口と、該現像剤排出開口を開封可能に封止するための容器シャッタと、前記現像剤排出開口の周囲に固定されて前記現像剤排出開口と前記容器シャッタ間で圧縮されることによってシール性を維持するパッキン部材と、を有し、前記パッキン部材の前記容器シャッタ開閉方向に交差する開口部端縁には、開口部内側からスリット状の切り込みが設けられており、前記スリットにより仕切られた部分は、前記シャッタと摺動する面と同一面上にある構成の現像剤補給容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真画像形成装置に現像剤を補給する現像剤補給容器に関するものである。
従来の現像剤補給容器には、排出開口の周囲に固定されたパッキン部材を設けたものがあり、前記パッキン部材は、容器シャッタと前記排出開口との間で圧縮されることによってシール性を維持しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図12及び図13により従来の現像剤補給容器について説明する。
図12は従来の現像剤補給容器の外観図(シャッタ不図示)であり、画像形成装置本体内に装着される。この現像剤補給容器1は、本体にそのまま据え置かれて使用される所謂据え置き型(ビルトイン)のものであって、収納している現像剤を使い切るまで徐々に現像部へ現像剤を供給する。この現像剤補給容器1は、排出開口部12に容器シャッタ2を設けた構成となっており、シール性を確保するためにパッキン部材3を排出開口部12の周りに有している。
容器シャッタ2の開閉は、現像剤容器に設けたノブ(ハンドル)5を回し、ノブ5に設けた駆動力伝達側係合部(ギア)5aが、本体側の駆動力受側係合部(ギア)103と係合することで、本体側の駆動力伝達側係合部(ギア)102を介して容器シャッタ2に設けた駆動力受側係合部(ギア)2aに駆動を伝達し、容器シャッタ2を開閉する構成となっている。この容器シャッタ2の開閉動作をよりスムーズに行うために、容器シャッタ2とパッキン部材3との滑り性向上のため、容器シャッタ2のパッキン部材3と摺動する面に、低摩擦抵抗材料で成るシール部材4を配置している。又、このシール部材4は、容器シャッタ2開閉の際の現像剤による汚れを防止する目的で、容器シャッタ2開閉方向の閉方向に張り出している(図1参照)。
更に、容器シャッタ2に設けたシール部材4の端部が、前記容器シャッタ2の開閉動作によって、排出開口12に設けたパッキン部材3と干渉してこれが削れたり、捲れたりするのを防止するために、前記排出開口12の前記容器シャッタ2開閉方向と交差する方向の開口部端縁に、排出開口12に向かって傾斜する斜面12aを設け、その傾斜部12aに前記パッキン部材3を貼り付け干渉を防止していた(図13)。
特開2001−194884号公報(第18頁、図4、図17)
しかしながら、上記従来例では、前記パッキン部材は往々にして両面テープにて貼り付けられている。そのため、組立工程において前記パッキン部材の傾斜面における貼りズレ管理や、傾斜面に貼り付けることでの両面テープの浮き等の管理、加えて両面テープの接着強度管理等の管理項目が発生し、又、組立上も貼り付けミス等の不具合が発生する可能性があった。更には、排出開口に傾斜面を設けることで、パッキン部材も自ずと容器シャッタ開閉方向に大きくなり、コンパクト化対応がしにくい状態であった。
そこで、本発明の目的は、従来と同等の品質を維持したまま、組立上の不具合解消を目的とし、且つ、排出開口周りのパッキン部材を小さくできることでコンパクト化にも対応することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、電子写真画像形成装置本体に現像剤を供給するための現像剤補給容器において、前記電子写真画像形成装置本体に供給するための現像剤を収納する現像剤補給容器本体と、該現像剤補給容器本体に収納されている現像剤を排出するため現像剤補給容器本体に設けられた現像剤排出開口と、該現像剤排出開口を開封可能に封止するための容器シャッタと、前記現像剤排出開口の周囲に固定されて前記現像剤排出開口と前記容器シャッタ間で圧縮されることによってシール性を維持するパッキン部材と、を有し、前記パッキン部材の前記容器シャッタ開閉方向に交差する開口部端縁でもって、前記シャッタが前記現像剤排出開口を封止する際に最後に接触する側には、開口部内側からスリット状の切り込みが前記シャッタ開閉方向と交差する方向の両端部近傍にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられており、前記スリットにより挟まれた部分と、前記スリットにより挟まれていない部分は、前記シャッタと摺動自在に設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スリットによって挟まれた部分の前記シャッタ開閉方向と交差する方向の長さ(L1)と、開口部の長さ(L2)は、2×L1>L2、L1≦L2であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記シャッタの前記パッキン部材と向かい合う側の面には、表面に低摩擦抵抗材料を配置したシール部材が設けてあることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記シール部材は前記シャッタの閉方向端部から張り出していることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スリット状の切り込みが前記シャッタ開閉方向に交差する前記パッキン部材の開口部端縁の両端側に設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パッキン部材の材質は、シリコン、ウレタン等のゴムやスポンジ、発泡ポリエチレン等のスポンジであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パッキン部材の材質は、アスカーC硬度20°〜70°、圧縮永久歪10%以下、セルサイズ60〜300μm、密度0.15〜0.50g/cm3である低発泡ポリウレタンであることを特徴とする。
請求項1及び2記載の発明によれば、従来の構成と比べても、パッキン部材の削れや捲れを防止する効果は同等で、且つ、組立上管理項目を削減でき、組立工程の簡素化が図れるだけでなく、排出開口部のパッキン部材をコンパクトにすることが可能となり、現像剤補給容器のコンパクト化対応が容易となる。又、コンパクト化が図れることでコストダウンも可能となる。又、組立後のパッキン部材の浮きといった品質上の不具合も解消でき、製品の信頼性向上を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、容器シャッタのパッキン部材との摺動摩擦抵抗を低く抑えることができるため、容器シャッタの開封強度を低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、容器シャッタと本体側シャッタとの隙間を塞ぐことができ、開閉動作及び脱着時の汚れを防ぐことができる。
請求項5記載の発明によれば、容器シャッタ開閉時に、パッキン部材の開口部両端縁での捲れる力を分散することができ、削れや捲れを防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、高いシール性と適度な摺動性を兼ね備えた最も好適なパッキン部材を得ることができる。
請求項7記載の発明によれば、高いシール性と適度な摺動性を兼ね備えた最も好適なパッキン部材を得ることができるとともに、パッキン部材は圧縮されてもその厚さが減少しにくいため、該パッキン部材の開口端縁は反発力が維持され、シール性は良くなるものの、容器シャッタに対抗する力も強くなり、捲れ易くなるため、前記請求項1記載の発明の効果が更に高められる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
以下に説明する各実施の形態、電子写真画像形成装置本体に現像剤を供給するための現像剤補給容器に関するものであって、該現像剤補給容器は、現像剤を収納する現像剤収納部と、該現像剤収納部に収納された現像剤を排出するための現像剤排出開口と、該現像剤排出開口を開封可能に封止するための開閉部材と、画像形成装置本体に装着された際に前記現像剤排出開口を開放するために前記開閉部材を移動させるための駆動力を受ける駆動力受部とを有している。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器1は画像形成装置本体内の現像剤補給装置100内に装着される。この現像剤補給容器1はそのまま据え置かれる所謂据え置き型(ビルトイン)のものであって、収納している現像剤を使い切るまで徐々に現像部へ現像剤を供給する。尚、本発明は据え置き型の現像剤補給容器にその適用が限定されず、例えば所謂一括供給型現像剤補給容器にも適用される。
<実施の形態1>
図2及び3は本発明の特徴を最も良く表す図面であり、同図において、1は画像形成装置本体(以下、装置本体)に供給するための現像剤を収納する現像剤補給容器(以下、補給容器)、1aは現像剤補給容器本体(以下、容器本体)、2は前記容器本体1aの容器シャッタガイド部11にスライド自在に設けられ、排出開口12を開閉する容器シャッタ、3は前記排出開口12の周りに設けられ、前記容器シャッタ2と前記容器本体1との間で圧縮されてシール性を維持するためのパッキン部材、4は前記パッキン部材3と前記容器シャッタ2において、摺動強度を低減するために前記容器シャッタ2の摺動する面に設けられた低摩擦抵抗材料を配置したシール部材、3aは前記パッキン部材3に設けられたスリット、5は装置本体に装着した際に、装置本体内に設けられた駆動伝達部(不図示)と係合し、回動することで前記容器シャッタ2に設けられた駆動伝達部(ギア部)に駆動を伝え開閉可能とするノブ(ハンドル)である。
装置本体に補給容器1を挿入し、容器シャッタ2を開閉させるための構成は、例えば特許文献1記載の構成を用いている。詳細を以下に説明する。
(1)現像剤補給容器1の装着:
装置本体に設けられた開閉部材(不図示)を開き、次に容器本体1aのガイド部13を現像剤補給装置100(以下、補給装置:図4)に係合させる。そして、ノブ5と反対側を先頭にして補給容器1を挿入する。すると、先ず補給容器1の容器シャッタ2と補給装置100内の本体シャッタ101とが係合する。そして、駆動力伝達側係合部102と容器シャッタ2の駆動力受側係合部2aとが係合する。そして最後に、補給装置100側の駆動力受側係合部103とノブ5の駆動力伝達係合部5aとが係合する。
(2)現像剤補給容器1の設置:
補給容器1が補給装置100に装着された状態で、操作者がノブ5を手動にて時計回りに回動させる。すると、回転による駆動力がノブ5の駆動力伝達側係合部5aから補給装置100の駆動力受側係合部103、補給装置100の駆動力伝達側係合部102を介して容器シャッタ2の駆動力受側係合部2aへ伝達される。このように伝達された駆動力によって、容器シャッタ2は補給装置100の本体シャッタ101に係合しながらスライド移動する。このとき、本体シャッタ101は容器シャッタ2のスライド移動に連動する。そのため、補給容器1の排出開口12、本体シャッタ開口101a及び補給装置100内の現像剤補給開口104は同時に開放される。
尚、これらの操作中に容器本体1aは回転しないため、補給容器1はノブ5の回転には連動せず、補給装置100内で固定されている。
(3)現像剤補給容器1の取り出し:
補給容器1の装置本体からの取り出しは、前述の動作の逆を行うことで可能となる。即ち、ノブ5を反時計回りに回動させる。すると、回転による駆動力がノブ5の駆動力伝達側係合部5aから補給装置100の駆動力受側係合部103、補給装置100の駆動力伝達側係合部102を介して容器シャッタ2の駆動力受側係合部2aへ伝達される。このように伝達された駆動力によって、容器シャッタ2は補給装置100の本体シャッタ101に係合しながらスライド移動する。このとき、本体シャッタ101は容器シャッタ2のスライド移動に連動する。そのため、補給容器1の排出開口12、本体シャッタ開口101a及び補給装置100内の現像剤補給開口104は同時に封止される。
次に、本発明の実施の形態1の補給容器1について説明する(図1及び図2)。
容器本体1aには現像剤を排出するための排出開口12が前記容器本体1の側面の曲面部に設けられ、前記排出開口12の周りには、シール性を維持するためのパッキン部材3が設けられている。前記パッキン部材3にはスリット3aが設けられている。前記スリット3aは、前記パッキン部材3の前記容器シャッタ2の開閉方向に交差する開口部同一端縁の両端側近傍に少なくとも1つずつ設けられており、前記スリット3aにより挟まれた部分の容器シャッタ2開閉方向と交差する方向の幅(L1)は、排出開口12の幅(L2)の1/2よりも大きく設けられている。好ましくは、前記開口部端縁の両端部に設けられているのが望ましい。又、前記パッキン部材3において前記スリット3aによって挟まれた部分3b1と、挟まれていない部分とは容器シャッタ2と摺動自在に設けられている。
又、前記排出開口12は容器シャッタ2により封止される。前記容器シャッタ2は容器本体1aに設けられた容器シャッタガイド11にスライド自在に設けられている。排出開口12からの現像剤の漏れを防止するのは、パッキン部材3を容器シャッタ2によって圧縮することで可能となる。又、容器シャッタ2の摺動性を上げるために、容器シャッタ2のパッキン部材3と摺動する面に低摩擦抵抗部材によって作られたシール部材4が貼付されており、前記シール部材4は、容器シャッタ2の閉方向に張り出している。これは例えば特許文献1、第8頁〜第9頁に記載されているように、容器シャッタ2と本体シャッタ101との隙間を塞ぎ、容器シャッタ2の開閉時及び補給容器1の交換作業時の現像剤による汚れを防止するために張り出している。
パッキン部材3としては、柔らかい弾性体が好ましく、材質として具体的にはシリコン、ウレタン等のゴムやスポンジ、発泡ポリエチレン等のスポンジ、好ましくはアスカーC硬度20°〜70°、圧縮永久歪10%以下、セルサイズ60〜300μm、密度が0.15〜0.50g/cm3である低発泡性ポリウレタンを用いる。前記パッキン部材3の硬度は、SRIS0101(日本ゴム協会標準規格)に基づいて、アスカーC型硬度計を用いて測定する。又、密度及び圧縮永久歪はJIS K6401に基づいて測定する。
又、パッキン部材3の厚さとしては、シール性や容器シャッタ2の開封強度を考慮すると好ましくは1〜5mm、より好ましくは2〜4mmである。そして、パッキン部材3は高いシール性を維持するために容器シャッタ2と該パッキン部材3間の距離を縮める等して、好ましくは5〜50%圧縮して用い、より好ましくは30〜40%圧縮して用いる。
尚、本実施の形態では、パッキン部材として、イノアック社製のポロン(LE―20LF、厚み3mm)を使用し、圧縮率は33%としている。又、貼り付けには両面テープを用い、両面テープは日東電工社製5000NSを用いている。更に、容器本体の貼り付け面の曲率はR=45mmである。スリットの長さは2mmである。
以上の構成の補給容器1において、容器シャッタ2を閉める際に、前記容器シャッタ2から張り出したシール部材4が、パッキン部材3の容器シャッタ2開閉方向と交差する開口部端縁と干渉するため、パッキン部材3が捲れたり削れたりすることがあった。そこで、例えば特許文献1では、干渉する部分に、排出開口12に向かって傾斜する面12aを設けることで干渉を防止してきた。しかしながら、本実施の形態では、傾斜面12aを設けることなく、前記開口部端縁の両端にスリット3aを設けることで、捲れや削れといった不具合を解消している。
以下に不具合解消のメカニズムについて図を用いて説明する。
図5は排出開口部の断面図である。図5において、容器シャッタ2が閉まる際に、前記容器シャッタ2はパッキン部材3を圧縮しながら閉まっていくため、シール部材4の先端部がパッキン部材3の開口部端面と干渉する。その際に図5に示すような変形をパッキン部材3がすることになる。この現象はスリット3aの有無に拘らず起こる。この変形の際に、図6(A)に示すように、スリットが設けられていない場合は、パッキン部材の開口部両端部3bに引っ張りの応力が発生する。この引っ張り応力により亀裂等が生じ、削れが発生し易くなる。そこで、この部分にスリット3aを設けることで引っ張り応力を緩和し、開口部端縁全体に応力を分散することで捲れ及び削れを防止することが可能となる。図6(B)は変形時のイメージである。従来例の構成においては、排出開口部12に傾斜面を設けているために、シール部材4とパッキン部材3の干渉がそもそも起こらないが、前述の組立上の不具合等があった。
上記構成と従来例(図12及び図13)との比較を図7に示す。
図12は従来の現像剤補給容器1の外観図(シャッタ不図示)であり、画像形成装置本体内に装着される。この現像剤補給容器1は、本体にそのまま据え置かれて使用される所謂据え置き型(ビルトイン)のものであって、収納している現像剤を使い切るまで徐々に現像部へ現像剤を供給する。この現像剤補給容器1は、排出開口部12に容器シャッタ2を設けた構成となっており、シール性を確保するためにパッキン部材3を排出開口部12の周りに有している。容器シャッタ2の開閉は、現像剤容器に設けたノブ(ハンドル)5を回し、ノブ5に設けた駆動力伝達側係合部(ギア)5aが、本体側の駆動力受側係合部(ギア)102と係合することで、本体側の駆動力伝達側係合部(ギア)102を介して容器シャッタ2に設けた駆動力受側係合部(ギア)2aに駆動を伝達し、容器シャッタ2を開閉する構成となっている。この容器シャッタ2の開閉動作をよりスムーズに行うために、容器シャッタ2とパッキン部材3との滑り性向上のため、容器シャッタ2のパッキン部材3と摺動する面に、低摩擦抵抗材料から成るシール部材4を配置している。
又、このシール部材4は、容器シャッタ2開閉の際の現像剤による汚れを防止する目的で、容器シャッタ2開閉方向の閉方向に張り出している(図1参照)。更に、容器シャッタ2に設けたシール部材4の端部が、前記容器シャッタ2の開閉動作によって、排出開口12に設けたパッキン部材3と干渉してこれが削れたり、捲れたりするのを防止するために、前記排出開口12の前記容器シャッタ2開閉方向と交差する方向の開口部端縁に、排出開口12に向かって傾斜する斜面12aを設け、その傾斜部12aに前記パッキン部材3を貼り付け干渉を防止していた(図13)。本比較例1は傾斜面12aの長さを4mmとし、スリット3aは傾斜面12aに貼り付けるため4mmとし、それ以外の構成は本発明の実施の形態1と同じである。
補給装置100に装着し、ノブ5の回動による容器シャッタ2の開閉操作を繰り返した結果、パッキン部材の捲れや削れの不具合は発生無しであり、従来例と同等レベルであった。又、40℃、90%RHの環境下に10日間放置した後のパッキン部材の浮きに関しては、従来の構成が浮き有りに対して、本発明の実施の形態1の構成では浮き無しであった。
上記構成において曲面にパッキン部材を貼り付ける際に、傾斜面を無くすことで、パッキン部材の貼り付けが容易となり、貼りズレ、浮き等の管理項目を削減できる。又、斜面を設けないことでパッキン部材も小さくすることができ、排出開口部周りがコンパクトな構成とすることが可能となる。図8(A)にコンパクト化の説明を示す。パッキン部材3を傾斜面12aに貼り付けるためには、両面テープの接着強度を考慮し、貼り付け部の浮き防止の観点から、傾斜角度にも限界があり、或る程度の長さの斜面が必要となり、従来例では4mmの長さの傾斜面(図中A寸法)を設けなければならなかった。
一方、本実施の形態では、傾斜面12aを設けることがないため、スリット3aの長さ(B寸法)は短くてよく、スリット3aの長さは2mmで十分である。そのため、A−Bの差分だけパッキン部材3を開閉方向側で小さくすることが可能となる。そのため、容器シャッタ2を小さくすることも可能となり、排出開口12回りをコンパクトに設計することが可能となる。
<実施の形態2>
図9及び10に本発明の実施の形態2の補給容器1を示す。本実施の形態の補給容器1は、パッキン部材3の貼り付け面がフラットな形状となっている。それ以外の構成は実施の形態1と同じである。
尚、本実施の形態2でも、使用するパッキン部材3は実施の形態1と同じであり、圧縮率等も同じに設定している。スリット3aの長さは2mmである。
上記構成と従来例2(図14及び図15)との比較(繰返し開閉動作での不具合有無確認及び浮き不具合比較)を図7に示す。従来例2では、傾斜面12aの長さを3mmとし、前記傾斜面12aは容器シャッタ2の閉方向側に設けられている。その他の構成は本実施の形態2と同じである。補給装置100に装着し、ノブ5の回動による容器シャッタ2の開閉操作を繰り返した結果、パッキン部材の捲れや削れの不具合は発生無しであり、従来例と同等レベルであった。又、40℃、90%RHの環境下に10日間放置した後のパッキン部材の浮きに関しては、従来の構成が浮き有りに対して、本発明の実施の形態2の構成では浮き無しであった。
本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真画像形成装置に現像剤を補給する現像剤補給容器に対して適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器の排出開口部の部分斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る現像剤補給容器の排出開口部の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る補給装置の斜視図である。 原理説明図である。 原理説明図である。 比較結果を示す表である。 (A)パッキン部材のコンパクト化説明図、(B)スリット幅と開口幅の関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る現像剤補給容器の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る現像剤補給容器の排出開口部の部分斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る現像剤補給容器の排出開口部の断面図である。 従来例1を説明する図である。 従来例1の排出開口部の断面図である。 従来例2を説明する図である。 従来例2の排出開口部の断面図である。
符号の説明
1 現像剤補給容器
1a 容器本体
2 容器シャッタ
2a 駆動力受側係合部
3 パッキン部材
3a スリット
3b1 スリットにより挟まれた領域
4 シール部材
5 ノブ(ハンドル)
5a 駆動力伝達側係合部
11 容器シャッタガイド部
12 排出開口部
13 ガイド部
12a 傾斜面
100 補給装置
101 本体シャッタ
101a 開口部
102 駆動力伝達側係合部
103 駆動力受側係合部
104 現像剤補給開口

Claims (7)

  1. 電子写真画像形成装置本体に現像剤を供給するための現像剤補給容器において、
    前記電子写真画像形成装置本体に供給するための現像剤を収納する現像剤補給容器本体と、該現像剤補給容器本体に収納されている現像剤を排出するため現像剤補給容器本体に設けられた現像剤排出開口と、該現像剤排出開口を開封可能に封止するための容器シャッタと、前記現像剤排出開口の周囲に固定されて前記現像剤排出開口と前記容器シャッタ間で圧縮されることによってシール性を維持するパッキン部材と、を有し、前記パッキン部材の前記容器シャッタ開閉方向に交差する開口部端縁でもって、前記シャッタが前記現像剤排出開口を封止する際に最後に接触する側には、開口部内側からスリット状の切り込みが前記シャッタ開閉方向と交差する方向の両端部近傍にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられており、前記スリットにより挟まれた部分と、前記スリットにより挟まれていない部分は、前記シャッタと摺動自在に設けられていることを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記スリットによって挟まれた部分の前記シャッタ開閉方向と交差する方向の長さ(L1)と、開口部の長さ(L2)は、2×L1>L2、L1≦L2であることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給容器。
  3. 前記シャッタの前記パッキン部材と向かい合う側の面には、表面に低摩擦抵抗材料を配置したシール部材が設けてあることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給容器。
  4. 前記シール部材は前記シャッタの閉方向端部から張り出していることを特徴とする請求項2記載の現像剤補給容器。
  5. 前記スリット状の切り込みが前記シャッタ開閉方向に交差する前記パッキン部材の開口部端縁の両端側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給容器。
  6. 前記パッキン部材の材質は、シリコン、ウレタン等のゴムやスポンジ、発泡ポリエチレン等のスポンジであることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給容器。
  7. 前記パッキン部材の材質は、アスカーC硬度20°〜70°、圧縮永久歪10%以下、セルサイズ60〜300μm、密度0.15〜0.50g/cm3
    である低発泡ポリウレタンであることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給容器。
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