JP2005221609A - 携帯用スクリーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数の連結部材21を連結することにより、一対の短辺部2aのそれぞれと一対の長辺部2bのそれぞれとを構成して全体として矩形状に構成される枠体2と、枠体2に着脱自在に取り付られるスクリーン幕とを備え、スクリーン幕を枠体2に取り付けることによりスクリーン幕に張力が与えられ、その張力によって各連結部材21同士の連結部分が固定されて全体が一体化されるものである。
【選択図】 図2
Description
このように、枠体の各一対の短辺部と長辺部を、それぞれ複数の連結部材を連結することにより構成しているので、使用後は、連結状態を解除することによって、短辺部又は長辺部の長さ寸法よりも小型に分解することができる。したがって、従来の巻取式のものに比べて収納性及び携帯性に優れている。
このように構成することにより、単に連結部材同士を抜き差しすることにより枠体の組立、分解を行うことができるため、ネジなどを用いて連結する場合に比べてこれらの作業を簡単且つ迅速に行うことができる。また、ネジなどの留め具が紛失して利用できなくなるなどの不都合も無い。
これにより、枠体の歪み変形を防止できる。しかも、補強手段は、複数の補強用連結部材を連結することにより構成されているので、枠体と同様にスクリーン使用後には分解して小型化することができ、収納性及び携帯性を低下させることなく枠体の歪み変形を防止できる。
このようにすることで、枠体の短辺部側の歪み及び/又は長辺部側の歪みを防止することができる。しかも、短辺部側補強手段及び長辺部側補強手段のそれぞれは、複数の補強用連結部材を連結することにより構成されているので、枠体と同様にスクリーン使用後には分解して小型化することができ、収納性及び携帯性を低下させることなく枠体の歪み変形を防止できる。
このように構成することにより、補強手段を組み立てて枠体に接続するに際しても、枠体の組立、分解時と同様に簡単且つ迅速に行うことができる。また、ネジなどの留め具が紛失して補強手段を利用できなくなるなどの不都合も無い。
これにより、スクリーン幕を交換するとともに、連結部材を追加又は削除して枠体を構成することにより、異なるアスペクト比のスクリーンとして使用可能となる。具体的には例えば、アスペクト比4:3のスクリーンとしても16:9のスクリーンとしても使用することが可能となる。
スクリーン幕を枠体に取り付ける際には、補強布に設けた係合部で枠体の表面に取り付けられるため、取り付け状態におけるスクリーン面の捩れや歪みを防止することが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態の携帯用スクリーンを示す図、図2は、図1の枠体の分解斜視図、図3は、枠体からスクリーン幕が剥がされた状態の斜視図である。
携帯用スクリーン1は、枠体2と、枠体2に着脱自在に取り付けられ、折り畳み自在なスクリーン幕3とから構成されている。枠体2は、本例ではアルミニウム製で、図2に示すように複数の連結部材21を抜き差し自在に連結することにより全体として矩形状に構成されたものである。各連結部材21のそれぞれには、連結される他の連結部材21との連結面に、差し込み部22a又はこの差し込み部22aを抜き差し自在に収容する収容部22bが設けられ、かかる構成により各連結部材21同士が抜き差し自在となっている。また、枠体2において、各一対の短辺部2aと長辺部2bのそれぞれは、少なくとも1箇所以上(図には3箇所の場合を例示)で分割され、2つ以上の連結部材21を連結することにより構成されている。このように構成することにより、後に詳述するが、携帯用スクリーン1の収納時に、枠体2を、その短辺部2a及び長辺部2bの長さよりも小型に分解することが可能になる。
携帯用スクリーン1を例えば対角100インチの大型なものとする場合には、枠体2が歪んでしまう場合がある。実施の形態2は、枠体2の歪み変形を防止するようにしたものである。
実施の形態2の携帯用スクリーンは、図2に示した実施の形態1の枠体2に、枠体2の歪み変形を防止する補強手段40を抜き差し自在に連結したもので、その他の構成は図1及び図2と同様である。なお、図4に示す枠体2は、補強手段40が連結されることによって、連結部材21間の連結部分における差し込み部22aと収容部22bの配置が図2と多少異なっているが、枠体2が差し込み部22aと収容部22bによって抜き差し自在に連結される構造に変わりはない。
実施の形態3は、連結する連結部材21の個数を変えて枠体2を構成することにより、枠体2に、アスペクト比の異なるスクリーン幕3を取り付け可能としたものである。
ここでは、図6に示すように、アスペクト比が4:3で対角100インチのスクリーンを、高さ寸法はそのままで、16:9のスクリーンに変更する場合を考える。この場合、スクリーンの幅方向を26.6インチ増加させることにより、16:9のスクリーンに変更することが可能である。したがって、これを考慮して寸法設計された連結部材51を、図5に示すように枠体2の一対の長辺部2b側に追加又は削除し、その追加又は削除後の枠体2の大きさにあったスクリーン幕を取り付けることにより、アスペクト比が4:3のスクリーンとしても16:9のスクリーンとしても使用することが可能となる。
Claims (7)
- 複数の連結部材を連結することにより、一対の短辺部のそれぞれと一対の長辺部のそれぞれとを構成して全体として矩形状に構成される枠体と、
前記枠体に着脱自在に取り付られるスクリーン幕とを備え、
前記スクリーン幕を前記枠体に取り付けることにより前記スクリーン幕に張力が与えられ、その張力によって前記各連結部材同士の連結部分が固定されて全体が一体化されることを特徴とする携帯用スクリーン。 - 前記各連結部材のそれぞれは、連結される連結部材との連結面に差し込み部又はこの差し込み部を抜き差し自在に収容する収容部を備え、連結部材同士が抜き差し自在に連結されていることを特徴とする請求項1記載の携帯用スクリーン。
- 前記枠体に連結され、前記枠体の歪み変形を防止する補強手段を備え、
前記補強手段は、複数の補強用連結部材を連結することにより構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯用スクリーン。 - 前記枠体に連結され、前記枠体の歪み変形を防止する補強手段を備え、
前記補強手段は、短辺部側補強手段及び/又は長辺部側補強手段から構成され、短辺部側補強手段及び長辺部側補強手段のそれぞれは、複数の補強用連結部材を連結して前記枠体の一対の短辺部間又は一対の長辺部間を連結することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯用スクリーン。 - 前記補強手段を構成する各補強用連結部材それぞれは、連結される補強用連結部材又は前記枠体を構成する前記連結部材との連結面に差し込み部又はこの差し込み部を抜き差し自在に収容する収容部を備え、連結対象の部材と抜き差し自在に連結されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の携帯用スクリーン。
- 連結する前記連結部材の個数を変えて前記枠体を構成することにより、前記枠体に、アスペクト比の異なるスクリーン幕を取り付け可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の携帯用スクリーン。
- 前記スクリーン幕は、スクリーン面の周縁に、その周縁を補強する補強布が接合された構成を有し、前記補強布は、前記枠体の表面に設けた係止部に係合する係合部を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6何れかに記載の携帯用スクリーン。
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