JP2004153450A - 携帯端末及びこれに取付けるストラップ部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末において、バランスのとれた端末姿勢で持ち運びでき、飛び出し部がなく、ストラップの着脱や交換が容易なストラップ取付け技術の提供。
【解決手段】ストラップ取付け部を筐体の両側部に配し、該両ストラップ取付け部として、ストラップに接続された凸状等の係合体が挿入される凹状の係合部と、該挿入された係合体を、弾性変形を利用してロックするロック部とを備えた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ストラップ取付け部を筐体の両側部に配し、該両ストラップ取付け部として、ストラップに接続された凸状等の係合体が挿入される凹状の係合部と、該挿入された係合体を、弾性変形を利用してロックするロック部とを備えた構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末のストラップ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯端末は大幅に普及しており、携帯電話機をはじめとして携帯端末の機能は確実に進化し様々なサービスを利用できるようになってきている。例えば携帯電話機の場合、筐体に取付けられたストラップとしては、手首に掛けるタイプのものや、首に掛けるタイプのものなどがあり、それぞれにおいて、ユーザの要求に対応すべく個性的なものも市販されている。これら従来のストラップは、携帯端末の筐体の側面または裏面の1箇所に設けた貫通状の穴に通して取付けられるものが多い。また、この他、特開2001−321215号公報(特許文献1)や特許第3203594号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開2001−321215号公報には、カラフルで、小型、軽量の携帯電話機を今日的ファッションに適合させることを目的に、携帯電話機のケース本体の上側の左右側部にフック構造の突出子を設け、該突出子にストラップを引掛けて取付ける構造が記載されている。また、特許第3203594号公報には、二つ折り収納可能な携帯電話機をバランス良く保持可能にすることを目的に、携帯電話機本体の平面部に、ストラップ取付け部が両端部に突出したプレート状のストラップ取付け具を粘着層により固定し、該ストラップ取付け部の穿孔等のストラップ取付け手段にストラップを取付け可能にした構造が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−321215号公報
【特許文献2】
特許第3203594号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術のうち、携帯端末の筐体の1箇所の小さい穴に紐を通す構成では、穴が小さいため、細い紐状のストラップしか通すことができず、ストラップの取付けや交換が容易でない場合が多い。また、筐体の1箇所に設けられた穴では、ストラップで携帯端末を吊り下げたとき、該端末が傾いてしまったり、例えばネックストラップで首から吊り下げるようにした場合にも携帯端末が回転して裏向きになってしまったりすることが多く、持ち運びや使用の時に不便さを感じさせる要因となる。また、特開2001−321215号公報に記載された構成では、ストラップを取付けていない場合、突出子が携帯端末の側面より飛び出した状態となってしまい、携帯端末をポケット等に入れる場合においては、このストラップ取付け部がじゃまになるおそれがある。また、特許第3203594号公報に記載された構成でも同様に、ストラップ取付け部が携帯端末の側面から飛び出した状態になり、携帯端末をポケット等に入れる場合にはこれがじゃまになるおそれがある。
本発明の課題点は、かかる従来技術の状況に鑑み、携帯端末において、(1)バランスのとれた端末姿勢での持ち運びができるようにすること、(2)ストラップの着脱や交換を容易にすること、(3)ストラップが取付けられていないときにはストラップ取付け部が飛び出した構造にならないようにすること、等である。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、携帯端末において、ストラップ取付け部を、筐体の両側部や、筐体の結合部の両側部に備え、両ストラップ取付け部の構成として、ストラップに接続された係合体(該当実施例:符号201)が挿入される凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、該挿入された係合体を、弾性変形を利用してロックするロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1、120a、121a、122a、130a)とを備えた構成とする。具体的には、(1)携帯端末として、表示部(該当実施例:符号101)と操作部(該当実施例:符号103)が設けられた筐体(該当実施例:符号102、104)の両側部にストラップ取付け部を備え、該各ストラップ取付け部が、ストラップに接続された係合体(該当実施例:201)を挿入するための凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、上記係合体が該凹状の係合部に挿入されたとき、該係合体を該挿入状態でロックするロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1、120a、121a、122a、130a)とを備えている構成とする。(2)表示部(該当実施例:101)を備えた第1の筐体(該当実施例:102)と、操作部(該当実施例:103)を備えた第2の筐体(該当実施例:104)とが結合部(該当実施例:110)により互いに回転可能に結合された折りたたみ式の携帯端末として、上記結合部(該当実施例:110)がその両側部にストラップ取付け部を備え、該各ストラップ取付け部が、ストラップ(該当実施例:200)に接続された係合体(該当実施例:201)の突出部(該当実施例:201a、201b)を挿入するための凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、上記係合体の突出部が該凹状の係合部に挿入されたとき、該突出部を、弾性復元力に基づき変位する部分によりロックするロック部(該当実施例:111a1、113a1、120a、121a、122a、130a)とを備えた構成とする。(3)上記(1)または(2)において、上記ロック部を、弾性変形する第1の部分(該当実施例:111a1、113a1、120a、121a、122a)、または該第1の部分とこれに接続された第2の部分(該当実施例:130a)を有し、該第1の部分または該第2の部分が上記係合体の被ロック部(該当実施例:204、205a)にはまり込んで該係合体をロックする構成とする。(4)上記(3)において、上記ロック部を、上記第1の部分または上記第2の部分に対し、弾性復元力に抗して外部から外力を作用させることができる構成とする。(5)上記(2)、(3)または(4)において、上記ストラップ取付け部を、上記結合部を構成する、上記第1の筐体(該当実施例:102)、上記第2の筐体(該当実施例:104)のいずれか一方もしくは両方または結合軸の端部に設けられる構成とする。(6)上記(1)または(2)において、上記ロック部(該当実施例:符号113a1は、上記凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)に同心状に設けた凸状部(該当実施例:符号113a)に形成される構成とする。(7)携帯端末として、表示部と操作部が設けられた筐体の両側部にストラップ取付け部を備え、該各ストラップ取付け部が、ストラップに接続された凸状の係合体(該当実施例:201)を挿入するための凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、上記係合体が該凹状の係合部に挿入されたとき、該係合体側の弾性変形により該係合体を該挿入状態でロックするロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1)とを備えている構成とする。(8)携帯端末に取付けられるストラップ部品として、ストラップと、該ストラップに接続された凸状の係合体(該当実施例:201)とを備え、該係合体により、表示部(該当実施例:101)と操作部(該当実施例:103)が設けられた携帯端末の筐体(該当実施例:102、104)の両側部のストラップ取付け部に取付け可能であって、該凸状の係合体が該両ストラップ取付け部の凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)に挿入されたとき、該凸状の係合体により形成された被ロック部(該当実施例:204、205a)が、該ストラップ取付け部のロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1、120a、121a、122a、130a)の弾性変形する部分により係合されロックされる構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1は本発明の携帯端末の基本構成の説明図で、(a)は、筐体の両側のストラップ取付け部にストラップ部品を取付ける前の状態を示す図、(b)は、該ストラップ取付け部にストラップ部品を取付けた後の状態を示す図である。
図1は携帯端末としての折りたたみ式携帯電話機の場合の構成例である。図1において、100は携帯電話機、101は表示部、102は第1の筐体、103は操作部としての操作ボタン、104は第2の筐体、110は、第1の筐体102と第2の筐体104とを互いに共通軸の周りに回動可能な状態で結合する結合部、111a、111bは、ストラップ部品が取付けられるストラップ取付け部材、112a、112bはそれぞれ、該ストラップ取付け部材111a、111bのストラップ取付け部に形成され筐体の幅方向が凹状部の深さ方向とされた凹状の係合部、200はストラップ、201は、ストラップ200が接続され上記凹状の係合部112a、112bに係合される凸状の(=突出部を有する)係合体、201aは、係合体201の一部を形成し上記凹状の係合部112a、112bに挿入される突出部である。ストラップ取付け部材111a、111bには、上記凹状の係合部112a、112bの他に、さらに、上記係合体201をその突出部201aにおいてロックするロック部(図示なし)が設けられている。該ストラップ取付け部材111a、111bは、結合部110の一部を形成するとともに、第1の筐体または第2の筐体の一部を形成している。該結合部110は、本実施例構成では、該ストラップ取付け部材111a、111bの他、これらに係合する結合軸(図示なし)を有して構成される。該ストラップ取付け部材111a、111bのストラップ取付け部に形成される凹状の係合部112a、112bはそれぞれ、該ストラップ取付け部材111a、111bの軸方向の端部において第1の筐体102または第2の筐体104の両側面の方向に開口を有する。ストラップ200と係合体201とでストラップ部品が構成される。ストラップ部品の係合体201の突出部201aは、該凹状の係合部112a、112b内に該開口から挿入される。挿入された突出部201aは、ロック部により所定位置にロックされる。該ロック状態とすることでストラップ部品が、携帯電話機100のストラップ取付け部材111a、111bの軸方向端部に取付けられた状態となる。なお、ストラップ取付け部材111a、111bとしては、上記図1のように結合部における第1の筐体または第2の筐体を用いる他、結合部の結合軸を用い、その軸端部に上記ストラップ取付け部を構成してもよい。
【0007】
図2、図3は本発明の第1の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第1の実施例構成を示す。図2は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の側面方向から見た構成(側面構成)、図3は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
図2、図3において、111aはストラップ取付け部材、112aはストラップ取付け部材111aに形成される凹状の係合部、120aは、ストラップ取付け部材111a内においてロック部を形成するロック用の弾性部材、201は係合体、201aは係合体201内において上記凹状の係合部112aに挿入される突出部、201a1は突出部201aの先端側部分、201a2は突出部201aの根元側部分、204は、先端側部分201a1と根元側部分201a2との間に設けられる被ロック部としての溝部、Fは弾性部材120aに加えられる外力である。ストラップ部品の携帯電話機100側への取付けのためには、一方の取付け部材111a側において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入される。挿入の途中位置で、突出部201aの先端側部分201a1は、弾性部材120aで囲まれた空間部を通り抜ける。該空間部を形成する弾性部材120aの幅寸法aは、被ロック部としての溝部204が形成された部分の突出部201aの外径寸法と略等しくされている。弾性部材120aは、外部から直接的にまたは間接的に外力Fを加えられるか、または、突出部201aの先端側部分201a1の挿入動作により、弾性変形し、上記幅寸法aが増大し上記囲まれた空間部が広がる。該広がった状態で突出部201aの先端側部分201a1が該空間部を通り抜ける。該先端側部分201a1がさらに凹状の係合部112a内の奥側に進み、被ロック部としての溝部204が弾性部材120aの位置にくると、該弾性部材120aは弾性復元力により、上記囲まれた空間部が縮小し、突出部201aの先端側部分201a1に凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合に該はずれる動作を阻む。これによって、弾性部材120aは、突出部201aが凹状の係合部112aに挿入された状態で該突出部201aをロックする。先端側部分201a1の先端角度bは、該先端側部分201a1が弾性部材120aで囲まれた空間部に挿入され易い角度になっている。また、突出部201a上において溝部204を形成する部分の角度cは、溝部204にはまり込んだ弾性部材120aがはずれにくい角度になっている。本実施例では、角度cは先端角度bよりも大きくされている。かかる状態で、ストラップ部品の凸状の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材11bの取付け部についても同様である。ストラップ部品を携帯電話機100のストラップ取付け部から取外すときには、一方の取付け部材111a側では、弾性部材120aに外力を加えて該弾性部材120aを変形させ、該弾性部材120aで囲まれた上記空間部を広げて、係合体201の突出部201aの先端側部分201a1を弾性部材120aから抜き、突出部201aを凹状の係合部112aから抜く。他方のストラップ取付け部材111b側においても上記と同様である。
【0008】
上記第1の実施例によれば、携帯電話機において、筐体の両側部にストラップ部品を取付ける構成のため、携帯電話機をバランスのとれた姿勢にしてストラップで支持し持ち運びができるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行うことが可能となり、好みに合ったストラップの選択等も容易となる。ストラップを取外した状態では、ストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易な構成で実現できる。
【0009】
図4は本発明の第2の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第2の実施例構成を示す。図4(a)は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の側面方向から見た構成(側面構成)、図4(b)は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第2の実施例は、ロック部におけるロック用の弾性部材を、平行状の弾性部分を有して構成した場合の例である。
図4において、121aは、ストラップ取付け部材111a内において平行状の2本の弾性片121a1、121a2を有しロック部を形成するロック用の弾性部材である。他の部分の構成は上記第1の実施例の場合と同様であるため、該第1の実施例の場合と同じ符号を付す。本第2の実施例においても、携帯電話機100側へのストラップ部品の取付けのためには、一方の取付け部材111a側において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入され、挿入の途中位置で、突出部201aの先端側部分201a1は、弾性部材121aの弾性片121a1、121a2の間の空間部を通り抜ける。該空間部を形成する弾性部材121aの弾性片121a1、121a2間の寸法aは、被ロック部としての溝部204が形成された部分の係合体201の突出部201aの外径寸法と略等しくされている。弾性部材121aの弾性片121a1、121a2は、外部から直接的または間接的に外力Fを加えられるか、または、突出部201aの先端側部分201a1の挿入動作により、弾性変形し、その結果上記寸法aが増大し上記空間部が広がる。該広がった状態で突出部201aの先端側部分201a1が該空間部を通り抜ける。該先端側部分201a1がさらに凹状の係合部112a内の奥側に進み、被ロック部としての溝部204が弾性片121a1、121a2の位置にくると、該弾性部材120aの弾性片121a1、121a2の弾性復元力により、上記空間部が縮小し、突出部201aの先端側部分201a1に凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合該はずれる動作を阻む。これによって、弾性部材121aは突出部201aを、凹状の係合部112aに挿入された状態でロックする。本第2の実施例においても、突出部201aの先端側部分201a1の先端角度bは、該先端側部分201a1が弾性部材121aの弾性片121a1、121a2間の空間部に挿入され易い角度になっている。また、突出部201a上において被ロック部としての溝部204が形成された部分の角度cは、該溝部204にはまり込んだ弾性部材121aの弾性片121a1、121a2がはずれにくい角度になっている。本第2の実施例でも、角度cは先端角度bよりも大きくされている。かかる状態で、ストラップ部品の凸状の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bの取付け部についても同様である。ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方のストラップ取付け部材111a側では、弾性部材121aに外力を加えて該弾性部材121aを変形させ、該弾性部材121aの弾性片121a1、121a2間の上記空間部を広げて、係合体201の突出部201aの先端側部分201a1を弾性部材121aの位置から抜く。本第2の実施例構成の変形例として、係合体201の全体または突出部201aまたはその先端側部分201a1を弾性材で構成するものもある。該構成の場合は、弾性部材121aに替えて、これと同じ外形構造のものを非弾性部材で構成することも可能である。他方のストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0010】
上記第2の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換も容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0011】
図5は本発明の第3の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第3の実施例構成を示す。図5は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第3の実施例は、ロック部として、弾性部材を設けずに、ストラップ取付け部材111aの端部を利用してロックする構成とした場合の例である。
図5において、111a1は、ストラップ取付け部材111aの端部であって凹状の係合部112aの開口部に突き出して構成されたロック部である。本第3の実施例では、該ストラップ取付け部材111aが弾性材で構成され、かつ、その端部のロック部111a1で囲まれる部分の空間部の寸法は、係合体201の突出部201aの先端側部分201a1の寸法よりも小さくされている。他の部分の構成は上記第1の実施例及び第2の実施例の場合と同様であるため、該第1の実施例及び第2の実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品の携帯電話機100への取付けのために、一方の取付け部材111aの取付け部において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入されるとき、突出部201aの先端側部分201a1は、上記ロック部111a1で囲まれる部分の空間部を通り抜けて凹状の係合部112a内の奥に挿入される。このとき、該先端側部分201a1は上記ロック部111a1に当接し、自身の挿入動作により該ロック部111a1を弾性変形させる。該弾性変形により該ロック部111a1で囲まれた部分の寸法が増大するため、該先端側部分201a1は、該ロック部111a1の先端部が表面に当接した状態で凹状の係合部112a内を奥側に進む。先端側部分201a1が凹状の係合部112a内の所定位置まで挿入された状態では、上記ロック部111a1の先端部は、上記係合体201の突出部201aの、被ロック部としての溝部204の位置にあって、上記弾性変形状態から解放され、該溝部204内にはまり込む。該状態では、上記ロック部111a1は、突出部201aの先端側部分201a1に対し、該先端側部分201a1が凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合該はずれる動作を阻む。これによって、弾性部材121aは突出部201aを、凹状の係合部112aに挿入された状態でロックする。本第3の実施例においても、突出部201aの先端側部分201a1の先端角度b’は、該先端側部分201a1がロック部111a1間の空間部を通過し易い角度になっている。また、突出部201aにおいて被ロック部としての溝部204を形成する部分の角度c’は、溝部204にはまり込んだロック部111a1の先端部がはずれにくい角度になっている。本第3の実施例においても、角度c’は先端角度b’よりも大きくされている。かかる状態で、ストラップ部品の凸状の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bのストラップ取付け部についても同様である。ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方のストラップ取付け部材111a側では、係合体201の突出部201aを凹状の係合部112aから引き抜く。このとき、ロック部111a1の先端部はやはり、突出部201aの先端側部分201a1の表面に当接した状態で、該先端側部分201a1の引き抜き動作により弾性変形して、先端側部分201a1の引き抜き移動変位を許す。本第3の実施例構成の変形例として、係合体201の全体または突出部201aまたはその先端側部分201a1を弾性材で構成するものもある。該構成の場合は、ストラップ取付け部材111a全体やロック部111a1を、非弾性部材で構成することも可能となる。他方のストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0012】
上記第3の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。特に、本第3の実施例では、ロック部を、ストラップ取付け部材111a、111b上に一体状に構成できるため、ストラップ取付け部の部品数を少なくすることができる。また、ロック部の組込み作業や調整作業をなくすことができる。
【0013】
図6は本発明の第4の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第4の実施例構成を示す。図6も、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第4の実施例は、ロック部として、弾性部材に接続され該弾性部材の弾性変形につれて変位する部材を設け、該部材を係合体201の突出部201aに係合させて該係合体201をロックする構成とした場合の例である。
図6において、122aは弾性部材としてのばね、130aは、ばね122aに接続されたロック用変位部材である。該ロック用変位部材130aの先端は、ストラップ部品における係合体201の突出部201aの先端側部分201a1の外面に略沿った面形状を有している。本第4の実施例では、上記ばね122aと上記ロック用変位部材130aとがロック部を形成する。他の部分の構成は上記第1の実施例、第2の実施例及び第3の実施例の場合と同様であるため、該各実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品の携帯電話機100側への取付けのために、一方の取付け部材111a側の取付け部において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入されるとき、突出部201aの先端側部分201a1は、挿入途中で、上記ロック用変位部材130aの先端とストラップ取付け部材111aの内面(凹状の係合部112aを形成している内面)との間の空間部を通り抜けてさらに凹状の係合部112a内の奥側に挿入される。このとき、該先端側部分201a1は上記ロック用変位部材130aの先端に当接し、自身の挿入動作により該ロック用変位部材130aの先端を、ばね122aの弾性復元力に抗して図の上方に変位させる。該変位により該ロック用変位部材130aの先端とストラップ取付け部材111aの内面との間の空間部の寸法が増大するため、該先端側部分201a1は、該ロック部111a1の先端部が表面に当接した状態で凹状の係合部112a内を奥側に進む。先端側部分201a1が凹状の係合部112a内の所定位置まで挿入された状態では、上記ロック用変位部材130aの先端は、上記係合体201の突出部201aの被ロック部としての溝部204の位置にあって、上記ばね122aの弾性復元力に抗した上記変位状態から解放され該溝部204内にはまり込む。該はまり込んだ状態では、上記ロック用変位部材130aは、突出部201aの先端側部分201a1に対し、凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合該はずれようとする動作を阻む。これによって、ばね122aとロック用変位部材130aは、突出部201aが、凹状の係合部112aに挿入された状態で該突出部201aをロックする。本第4の実施例においても、突出部201aの先端側部分201a1の先端角度bは、該先端側部分201a1がロック用変位部材130aの先端とストラップ取付け部材111aの内面との間の空間部を通過し易い角度になっている。また、突出部201a上において溝部204を形成する部分の角度cは、該溝部204にはまり込んだロック用変位部材130aの先端がはずれにくい角度になっている。本第4の実施例においても、角度cは先端角度bよりも大きい。かかる状態で、ストラップ部品の係合体201が、携帯電話機100の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bの取付け部についても同様である。ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方のストラップ取付け部材111a側では、ロック用変位部材130aをばね112aの弾性復元力に抗して上方に変位させ、ロック用変位部材130aの先端を上記溝部204からはずし、係合体201の突出部201aを凹状の係合部112aから抜く。ストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0014】
上記第4の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0015】
図7は本発明の第5の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第5の実施例構成を示す。本図7も、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。(a)は、ストラップ部品側の構成例、(b)は、ストラップ取付け部におけるストラップ部品のロック前の状態、(c)は、ストラップ取付け部におけるストラップ部品のロック後の状態を示す。
本第5の実施例は、ストラップ取付け部側のロック部として、凹状の係合部の内面構造を、係合体201の突出部201aの一部を引掛けて該係合体201をロック可能な構成とした場合の例である。
図7において、201bは、ストラップ部品の係合体201の突出部であって弾性変形可能な突出部、201b1は、該突出部201bの先端部にあって凹状の係合部の内面にロックのために引掛る引掛部、201cは凹部、203は、突出部201bを弾性変形させるための突出部変形用部材、203aは、該突出部変形用部材203上の一部であって突出部201b内に挿入される挿入部、112a1は、ストラップ取付け部を構成する凹状の係合部のうち開口部側の部分(第1の凹状部)、112a2は、ストラップ取付け部を構成する凹状の係合部のうち奥側の部分(第2の凹状部)である。ストラップ部品の係合体201の突出部201bは、本実施例の場合は、該係合体201の中心軸周りに3本以上設けられ、それぞれの中心軸側の面が長手方向に曲げられている。該係合体201の中心軸部には、上記突出部変形用部材203の挿入部203aが挿入される。挿入部203aが挿入されると、複数の突出部201bはそれぞれ、その中心軸側の面が挿入部203aの表面に当接し、該挿入部203aの挿入移動に従って上記引掛部201b1側が互いに、係合体201の中心軸位置から離れる方向に変位する。本第5の実施例では、上記第2の凹状部112a2がロック部を形成する。他の部分の構成は上記各実施例の場合と同様であるため、各実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品を携帯電話機100側に取付ける場合は、一方のストラップ取付け部材111a側の取付け部において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201bが、凹状の係合部の第1の凹状部112a1と第2の凹状部112a2とに挿入される。このとき、突出部201bの先端側の引掛部201b1は、第2の凹状部112a2の位置にくる。かかる状態で、複数の突出部201b間に、突出部変形用部材203の挿入部203aが挿入される(図7(b))。該挿入部203aの挿入移動に従って引掛部201b1側が互いに、係合体201の中心軸位置から離れる方向に弾性変位する。挿入部203aの挿入が終了したとき、引掛部201b1は第2の凹状部112a2内にあってストラップ取付け部材111aの内面部に当接する(図7(c))。このとき、突出部変形用部材203の頭部は、係合体201の凹部201c内に位置する。該当接状態では、係合体201に対し、ストラップ取付け部からはずす方向の力が作用した場合該はずす動作が阻まれる。これによって、突出部201bが、第1の凹状部112a1と第2の凹状部112a2とに挿入された状態で該突出部201bをロックする。これによって、ストラップ部品の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方の取付け部材111bの取付け部についても同様である。また、ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方の取付け部材111a側では、突出部変形用部材203を係合体201の突出部201b相互間から抜き取り、突出部201b上の引掛部201b1側の弾性変位を元に戻す。これによってロックをはずし、突出部201bを第1の凹状部112a1及び第2の凹状部112a2から抜き出す。ストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0016】
上記第5の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0017】
図8は本発明の第6の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第6の実施例構成を示す。(a)は、ストラップ部品と、携帯端末のストラップ取付け部の斜視図、(b)は該ストラップ部品と該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第6の実施例は、ストラップ取付け部側のロック部を、凹状の係合部に対し内径側(中心軸側)に同心状に設けた凸状部に形成する構成とした場合の例である。
図8において、113aは凹状の係合部112aに同心状に設けた凸状部、113a1は該凸状部113a上に設けたロック部としてのロック用凸部、205は、ストラップ部品側において、係合体201の突出部201aに形成され該突出部が凹状の係合部112aに挿入されたとき上記凸状部113aが挿入される凹部、205aは、ロック用凸部113a1がはまり込む被ロック部としての溝部である。ロック用凸部113a1の外径寸法は凹部205の径よりも大きくされており、少なくとも、凸状部113a、ロック用凸部113a1、または突出部201aのいずれかが弾性変形することで、ロック用凸部113a1を凹部205内に挿入できるようになっている。また、凸状部113aの先端部は凹部205の径よりも小さくされ、凸状部113aが凹部205内に挿入され易いようになっている。他の部分の構成は上記各実施例の場合と同様であるため、各実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品を携帯電話機100に取付ける場合、一方の取付け部材111a側に取付け部においては、ストラップ部品側の係合体201の突出部201aが、携帯電話機100側のストラップ取付け部の凹状の係合部112aに挿入されると同時に、係合体201の凹部205内に凸状部113aが挿入される。所定の挿入位置で、被ロック部としての溝部205a内にロック用凸部113a1がはまり込む。該はまり込んだ状態で係合体201の突出部201aがロックされる。上記挿入動作時においては、上記ロック用凸部113a1は、上記突出部201aの内壁部に当接した状態で上記凹部205内を奥側に進む。これによって、ストラップ部品の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bの取付け部についても同様である。また、ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、取付け部材111a側では、係合体201の突出部201aを、上記ロック部としての上記ロック用凸部113a1と被ロック部としての上記溝部205aとの間のロック力に抗して上記凹状の係合部112aから抜き取る。他方のストラップ取付け部材111b側においても同様である。
【0018】
上記第6の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行うことができる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0019】
なお、上記各実施例は、携帯端末が携帯電話機である場合につき説明したが、本発明は携帯電話機に限定されない。また、上記各実施例では、折りたたみ式の端末構成の例を示したが、本発明はこれにも限定されない。さらに、ストラップ取付け部は、筐体の両側部(両側面とその近傍を含む)や結合部の両側部(両側面とその近傍を含む)であれば、どの部分に設けられてもよい。特に、折りたたみ式の構成においては、第1の筐体と第2の筐体とを結合する結合部において回転軸の軸端部等に設けてもよい。また、上記各実施例では、ストラップ取付け部の凹状の係合部を、底部を有する構成としたが、本発明はこれにも限定されず、底を有しない貫通状の構成であってもよい。さらに、上記各実施例では、ストラップ取付け部材として、111a、111bの2個を備える構成としたが、本発明はこれにも限定されず、例えば、1個のストラップ取付け部材を備えた構成とし、その両側部にストラップ取付け部が構成されるものであってもよい。
また、本発明は、手にさげるハンドストラップタイプ、首から吊るすネックストラップ等様々な形状のストラップ部品に対応可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯端末をバランスのとれた姿勢状態で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換も容易となる。携帯端末を、飛び出し部をなくしたコンパクトな構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末の基本構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の説明図で、端末筐体の側面から見た構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例の説明図で、端末筐体の上面から見た構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図6】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図7】本発明の第5の実施例の説明図である。
【図8】本発明の第6の実施例の説明図である。
【符号の説明】
100…携帯電話機、 101…表示部、 102…第1の筐体、 103…操作ボタン、 104…第2の筐体、 110…結合部、 111a、111b…ストラップ取付け部材、 111a1…ロック部、 112a、112b…凹状の係合部、 112a1…第1の凹状部、 112a2…第2の凹状部、 113a…凸状部、 113a1…ロック用凸部、 120a、121a…ロック用の弾性部材、 121a1、121a2…弾性片、 122a…ばね、 130a…ロック用変位部材、 200…ストラップ、 201…凸状の係合体、 201a、201b…突出部、 201a1…突出部201aの先端側部分、 201a2…突出部201aの根元側部分、 F…外力、 201b1…引掛部、 201c、205…凹部、 203…突出部変形用部材、 203a…挿入部、 204、205a…溝部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末のストラップ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯端末は大幅に普及しており、携帯電話機をはじめとして携帯端末の機能は確実に進化し様々なサービスを利用できるようになってきている。例えば携帯電話機の場合、筐体に取付けられたストラップとしては、手首に掛けるタイプのものや、首に掛けるタイプのものなどがあり、それぞれにおいて、ユーザの要求に対応すべく個性的なものも市販されている。これら従来のストラップは、携帯端末の筐体の側面または裏面の1箇所に設けた貫通状の穴に通して取付けられるものが多い。また、この他、特開2001−321215号公報(特許文献1)や特許第3203594号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開2001−321215号公報には、カラフルで、小型、軽量の携帯電話機を今日的ファッションに適合させることを目的に、携帯電話機のケース本体の上側の左右側部にフック構造の突出子を設け、該突出子にストラップを引掛けて取付ける構造が記載されている。また、特許第3203594号公報には、二つ折り収納可能な携帯電話機をバランス良く保持可能にすることを目的に、携帯電話機本体の平面部に、ストラップ取付け部が両端部に突出したプレート状のストラップ取付け具を粘着層により固定し、該ストラップ取付け部の穿孔等のストラップ取付け手段にストラップを取付け可能にした構造が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−321215号公報
【特許文献2】
特許第3203594号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術のうち、携帯端末の筐体の1箇所の小さい穴に紐を通す構成では、穴が小さいため、細い紐状のストラップしか通すことができず、ストラップの取付けや交換が容易でない場合が多い。また、筐体の1箇所に設けられた穴では、ストラップで携帯端末を吊り下げたとき、該端末が傾いてしまったり、例えばネックストラップで首から吊り下げるようにした場合にも携帯端末が回転して裏向きになってしまったりすることが多く、持ち運びや使用の時に不便さを感じさせる要因となる。また、特開2001−321215号公報に記載された構成では、ストラップを取付けていない場合、突出子が携帯端末の側面より飛び出した状態となってしまい、携帯端末をポケット等に入れる場合においては、このストラップ取付け部がじゃまになるおそれがある。また、特許第3203594号公報に記載された構成でも同様に、ストラップ取付け部が携帯端末の側面から飛び出した状態になり、携帯端末をポケット等に入れる場合にはこれがじゃまになるおそれがある。
本発明の課題点は、かかる従来技術の状況に鑑み、携帯端末において、(1)バランスのとれた端末姿勢での持ち運びができるようにすること、(2)ストラップの着脱や交換を容易にすること、(3)ストラップが取付けられていないときにはストラップ取付け部が飛び出した構造にならないようにすること、等である。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、携帯端末において、ストラップ取付け部を、筐体の両側部や、筐体の結合部の両側部に備え、両ストラップ取付け部の構成として、ストラップに接続された係合体(該当実施例:符号201)が挿入される凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、該挿入された係合体を、弾性変形を利用してロックするロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1、120a、121a、122a、130a)とを備えた構成とする。具体的には、(1)携帯端末として、表示部(該当実施例:符号101)と操作部(該当実施例:符号103)が設けられた筐体(該当実施例:符号102、104)の両側部にストラップ取付け部を備え、該各ストラップ取付け部が、ストラップに接続された係合体(該当実施例:201)を挿入するための凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、上記係合体が該凹状の係合部に挿入されたとき、該係合体を該挿入状態でロックするロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1、120a、121a、122a、130a)とを備えている構成とする。(2)表示部(該当実施例:101)を備えた第1の筐体(該当実施例:102)と、操作部(該当実施例:103)を備えた第2の筐体(該当実施例:104)とが結合部(該当実施例:110)により互いに回転可能に結合された折りたたみ式の携帯端末として、上記結合部(該当実施例:110)がその両側部にストラップ取付け部を備え、該各ストラップ取付け部が、ストラップ(該当実施例:200)に接続された係合体(該当実施例:201)の突出部(該当実施例:201a、201b)を挿入するための凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、上記係合体の突出部が該凹状の係合部に挿入されたとき、該突出部を、弾性復元力に基づき変位する部分によりロックするロック部(該当実施例:111a1、113a1、120a、121a、122a、130a)とを備えた構成とする。(3)上記(1)または(2)において、上記ロック部を、弾性変形する第1の部分(該当実施例:111a1、113a1、120a、121a、122a)、または該第1の部分とこれに接続された第2の部分(該当実施例:130a)を有し、該第1の部分または該第2の部分が上記係合体の被ロック部(該当実施例:204、205a)にはまり込んで該係合体をロックする構成とする。(4)上記(3)において、上記ロック部を、上記第1の部分または上記第2の部分に対し、弾性復元力に抗して外部から外力を作用させることができる構成とする。(5)上記(2)、(3)または(4)において、上記ストラップ取付け部を、上記結合部を構成する、上記第1の筐体(該当実施例:102)、上記第2の筐体(該当実施例:104)のいずれか一方もしくは両方または結合軸の端部に設けられる構成とする。(6)上記(1)または(2)において、上記ロック部(該当実施例:符号113a1は、上記凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)に同心状に設けた凸状部(該当実施例:符号113a)に形成される構成とする。(7)携帯端末として、表示部と操作部が設けられた筐体の両側部にストラップ取付け部を備え、該各ストラップ取付け部が、ストラップに接続された凸状の係合体(該当実施例:201)を挿入するための凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)と、上記係合体が該凹状の係合部に挿入されたとき、該係合体側の弾性変形により該係合体を該挿入状態でロックするロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1)とを備えている構成とする。(8)携帯端末に取付けられるストラップ部品として、ストラップと、該ストラップに接続された凸状の係合体(該当実施例:201)とを備え、該係合体により、表示部(該当実施例:101)と操作部(該当実施例:103)が設けられた携帯端末の筐体(該当実施例:102、104)の両側部のストラップ取付け部に取付け可能であって、該凸状の係合体が該両ストラップ取付け部の凹状の係合部(該当実施例:112a、112b)に挿入されたとき、該凸状の係合体により形成された被ロック部(該当実施例:204、205a)が、該ストラップ取付け部のロック部(該当実施例:111a1、112a2、113a1、120a、121a、122a、130a)の弾性変形する部分により係合されロックされる構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1は本発明の携帯端末の基本構成の説明図で、(a)は、筐体の両側のストラップ取付け部にストラップ部品を取付ける前の状態を示す図、(b)は、該ストラップ取付け部にストラップ部品を取付けた後の状態を示す図である。
図1は携帯端末としての折りたたみ式携帯電話機の場合の構成例である。図1において、100は携帯電話機、101は表示部、102は第1の筐体、103は操作部としての操作ボタン、104は第2の筐体、110は、第1の筐体102と第2の筐体104とを互いに共通軸の周りに回動可能な状態で結合する結合部、111a、111bは、ストラップ部品が取付けられるストラップ取付け部材、112a、112bはそれぞれ、該ストラップ取付け部材111a、111bのストラップ取付け部に形成され筐体の幅方向が凹状部の深さ方向とされた凹状の係合部、200はストラップ、201は、ストラップ200が接続され上記凹状の係合部112a、112bに係合される凸状の(=突出部を有する)係合体、201aは、係合体201の一部を形成し上記凹状の係合部112a、112bに挿入される突出部である。ストラップ取付け部材111a、111bには、上記凹状の係合部112a、112bの他に、さらに、上記係合体201をその突出部201aにおいてロックするロック部(図示なし)が設けられている。該ストラップ取付け部材111a、111bは、結合部110の一部を形成するとともに、第1の筐体または第2の筐体の一部を形成している。該結合部110は、本実施例構成では、該ストラップ取付け部材111a、111bの他、これらに係合する結合軸(図示なし)を有して構成される。該ストラップ取付け部材111a、111bのストラップ取付け部に形成される凹状の係合部112a、112bはそれぞれ、該ストラップ取付け部材111a、111bの軸方向の端部において第1の筐体102または第2の筐体104の両側面の方向に開口を有する。ストラップ200と係合体201とでストラップ部品が構成される。ストラップ部品の係合体201の突出部201aは、該凹状の係合部112a、112b内に該開口から挿入される。挿入された突出部201aは、ロック部により所定位置にロックされる。該ロック状態とすることでストラップ部品が、携帯電話機100のストラップ取付け部材111a、111bの軸方向端部に取付けられた状態となる。なお、ストラップ取付け部材111a、111bとしては、上記図1のように結合部における第1の筐体または第2の筐体を用いる他、結合部の結合軸を用い、その軸端部に上記ストラップ取付け部を構成してもよい。
【0007】
図2、図3は本発明の第1の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第1の実施例構成を示す。図2は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の側面方向から見た構成(側面構成)、図3は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
図2、図3において、111aはストラップ取付け部材、112aはストラップ取付け部材111aに形成される凹状の係合部、120aは、ストラップ取付け部材111a内においてロック部を形成するロック用の弾性部材、201は係合体、201aは係合体201内において上記凹状の係合部112aに挿入される突出部、201a1は突出部201aの先端側部分、201a2は突出部201aの根元側部分、204は、先端側部分201a1と根元側部分201a2との間に設けられる被ロック部としての溝部、Fは弾性部材120aに加えられる外力である。ストラップ部品の携帯電話機100側への取付けのためには、一方の取付け部材111a側において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入される。挿入の途中位置で、突出部201aの先端側部分201a1は、弾性部材120aで囲まれた空間部を通り抜ける。該空間部を形成する弾性部材120aの幅寸法aは、被ロック部としての溝部204が形成された部分の突出部201aの外径寸法と略等しくされている。弾性部材120aは、外部から直接的にまたは間接的に外力Fを加えられるか、または、突出部201aの先端側部分201a1の挿入動作により、弾性変形し、上記幅寸法aが増大し上記囲まれた空間部が広がる。該広がった状態で突出部201aの先端側部分201a1が該空間部を通り抜ける。該先端側部分201a1がさらに凹状の係合部112a内の奥側に進み、被ロック部としての溝部204が弾性部材120aの位置にくると、該弾性部材120aは弾性復元力により、上記囲まれた空間部が縮小し、突出部201aの先端側部分201a1に凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合に該はずれる動作を阻む。これによって、弾性部材120aは、突出部201aが凹状の係合部112aに挿入された状態で該突出部201aをロックする。先端側部分201a1の先端角度bは、該先端側部分201a1が弾性部材120aで囲まれた空間部に挿入され易い角度になっている。また、突出部201a上において溝部204を形成する部分の角度cは、溝部204にはまり込んだ弾性部材120aがはずれにくい角度になっている。本実施例では、角度cは先端角度bよりも大きくされている。かかる状態で、ストラップ部品の凸状の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材11bの取付け部についても同様である。ストラップ部品を携帯電話機100のストラップ取付け部から取外すときには、一方の取付け部材111a側では、弾性部材120aに外力を加えて該弾性部材120aを変形させ、該弾性部材120aで囲まれた上記空間部を広げて、係合体201の突出部201aの先端側部分201a1を弾性部材120aから抜き、突出部201aを凹状の係合部112aから抜く。他方のストラップ取付け部材111b側においても上記と同様である。
【0008】
上記第1の実施例によれば、携帯電話機において、筐体の両側部にストラップ部品を取付ける構成のため、携帯電話機をバランスのとれた姿勢にしてストラップで支持し持ち運びができるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行うことが可能となり、好みに合ったストラップの選択等も容易となる。ストラップを取外した状態では、ストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易な構成で実現できる。
【0009】
図4は本発明の第2の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第2の実施例構成を示す。図4(a)は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の側面方向から見た構成(側面構成)、図4(b)は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第2の実施例は、ロック部におけるロック用の弾性部材を、平行状の弾性部分を有して構成した場合の例である。
図4において、121aは、ストラップ取付け部材111a内において平行状の2本の弾性片121a1、121a2を有しロック部を形成するロック用の弾性部材である。他の部分の構成は上記第1の実施例の場合と同様であるため、該第1の実施例の場合と同じ符号を付す。本第2の実施例においても、携帯電話機100側へのストラップ部品の取付けのためには、一方の取付け部材111a側において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入され、挿入の途中位置で、突出部201aの先端側部分201a1は、弾性部材121aの弾性片121a1、121a2の間の空間部を通り抜ける。該空間部を形成する弾性部材121aの弾性片121a1、121a2間の寸法aは、被ロック部としての溝部204が形成された部分の係合体201の突出部201aの外径寸法と略等しくされている。弾性部材121aの弾性片121a1、121a2は、外部から直接的または間接的に外力Fを加えられるか、または、突出部201aの先端側部分201a1の挿入動作により、弾性変形し、その結果上記寸法aが増大し上記空間部が広がる。該広がった状態で突出部201aの先端側部分201a1が該空間部を通り抜ける。該先端側部分201a1がさらに凹状の係合部112a内の奥側に進み、被ロック部としての溝部204が弾性片121a1、121a2の位置にくると、該弾性部材120aの弾性片121a1、121a2の弾性復元力により、上記空間部が縮小し、突出部201aの先端側部分201a1に凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合該はずれる動作を阻む。これによって、弾性部材121aは突出部201aを、凹状の係合部112aに挿入された状態でロックする。本第2の実施例においても、突出部201aの先端側部分201a1の先端角度bは、該先端側部分201a1が弾性部材121aの弾性片121a1、121a2間の空間部に挿入され易い角度になっている。また、突出部201a上において被ロック部としての溝部204が形成された部分の角度cは、該溝部204にはまり込んだ弾性部材121aの弾性片121a1、121a2がはずれにくい角度になっている。本第2の実施例でも、角度cは先端角度bよりも大きくされている。かかる状態で、ストラップ部品の凸状の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bの取付け部についても同様である。ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方のストラップ取付け部材111a側では、弾性部材121aに外力を加えて該弾性部材121aを変形させ、該弾性部材121aの弾性片121a1、121a2間の上記空間部を広げて、係合体201の突出部201aの先端側部分201a1を弾性部材121aの位置から抜く。本第2の実施例構成の変形例として、係合体201の全体または突出部201aまたはその先端側部分201a1を弾性材で構成するものもある。該構成の場合は、弾性部材121aに替えて、これと同じ外形構造のものを非弾性部材で構成することも可能である。他方のストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0010】
上記第2の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換も容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0011】
図5は本発明の第3の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第3の実施例構成を示す。図5は、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第3の実施例は、ロック部として、弾性部材を設けずに、ストラップ取付け部材111aの端部を利用してロックする構成とした場合の例である。
図5において、111a1は、ストラップ取付け部材111aの端部であって凹状の係合部112aの開口部に突き出して構成されたロック部である。本第3の実施例では、該ストラップ取付け部材111aが弾性材で構成され、かつ、その端部のロック部111a1で囲まれる部分の空間部の寸法は、係合体201の突出部201aの先端側部分201a1の寸法よりも小さくされている。他の部分の構成は上記第1の実施例及び第2の実施例の場合と同様であるため、該第1の実施例及び第2の実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品の携帯電話機100への取付けのために、一方の取付け部材111aの取付け部において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入されるとき、突出部201aの先端側部分201a1は、上記ロック部111a1で囲まれる部分の空間部を通り抜けて凹状の係合部112a内の奥に挿入される。このとき、該先端側部分201a1は上記ロック部111a1に当接し、自身の挿入動作により該ロック部111a1を弾性変形させる。該弾性変形により該ロック部111a1で囲まれた部分の寸法が増大するため、該先端側部分201a1は、該ロック部111a1の先端部が表面に当接した状態で凹状の係合部112a内を奥側に進む。先端側部分201a1が凹状の係合部112a内の所定位置まで挿入された状態では、上記ロック部111a1の先端部は、上記係合体201の突出部201aの、被ロック部としての溝部204の位置にあって、上記弾性変形状態から解放され、該溝部204内にはまり込む。該状態では、上記ロック部111a1は、突出部201aの先端側部分201a1に対し、該先端側部分201a1が凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合該はずれる動作を阻む。これによって、弾性部材121aは突出部201aを、凹状の係合部112aに挿入された状態でロックする。本第3の実施例においても、突出部201aの先端側部分201a1の先端角度b’は、該先端側部分201a1がロック部111a1間の空間部を通過し易い角度になっている。また、突出部201aにおいて被ロック部としての溝部204を形成する部分の角度c’は、溝部204にはまり込んだロック部111a1の先端部がはずれにくい角度になっている。本第3の実施例においても、角度c’は先端角度b’よりも大きくされている。かかる状態で、ストラップ部品の凸状の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bのストラップ取付け部についても同様である。ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方のストラップ取付け部材111a側では、係合体201の突出部201aを凹状の係合部112aから引き抜く。このとき、ロック部111a1の先端部はやはり、突出部201aの先端側部分201a1の表面に当接した状態で、該先端側部分201a1の引き抜き動作により弾性変形して、先端側部分201a1の引き抜き移動変位を許す。本第3の実施例構成の変形例として、係合体201の全体または突出部201aまたはその先端側部分201a1を弾性材で構成するものもある。該構成の場合は、ストラップ取付け部材111a全体やロック部111a1を、非弾性部材で構成することも可能となる。他方のストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0012】
上記第3の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。特に、本第3の実施例では、ロック部を、ストラップ取付け部材111a、111b上に一体状に構成できるため、ストラップ取付け部の部品数を少なくすることができる。また、ロック部の組込み作業や調整作業をなくすことができる。
【0013】
図6は本発明の第4の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第4の実施例構成を示す。図6も、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第4の実施例は、ロック部として、弾性部材に接続され該弾性部材の弾性変形につれて変位する部材を設け、該部材を係合体201の突出部201aに係合させて該係合体201をロックする構成とした場合の例である。
図6において、122aは弾性部材としてのばね、130aは、ばね122aに接続されたロック用変位部材である。該ロック用変位部材130aの先端は、ストラップ部品における係合体201の突出部201aの先端側部分201a1の外面に略沿った面形状を有している。本第4の実施例では、上記ばね122aと上記ロック用変位部材130aとがロック部を形成する。他の部分の構成は上記第1の実施例、第2の実施例及び第3の実施例の場合と同様であるため、該各実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品の携帯電話機100側への取付けのために、一方の取付け部材111a側の取付け部において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201aが凹状の係合部112a内に挿入されるとき、突出部201aの先端側部分201a1は、挿入途中で、上記ロック用変位部材130aの先端とストラップ取付け部材111aの内面(凹状の係合部112aを形成している内面)との間の空間部を通り抜けてさらに凹状の係合部112a内の奥側に挿入される。このとき、該先端側部分201a1は上記ロック用変位部材130aの先端に当接し、自身の挿入動作により該ロック用変位部材130aの先端を、ばね122aの弾性復元力に抗して図の上方に変位させる。該変位により該ロック用変位部材130aの先端とストラップ取付け部材111aの内面との間の空間部の寸法が増大するため、該先端側部分201a1は、該ロック部111a1の先端部が表面に当接した状態で凹状の係合部112a内を奥側に進む。先端側部分201a1が凹状の係合部112a内の所定位置まで挿入された状態では、上記ロック用変位部材130aの先端は、上記係合体201の突出部201aの被ロック部としての溝部204の位置にあって、上記ばね122aの弾性復元力に抗した上記変位状態から解放され該溝部204内にはまり込む。該はまり込んだ状態では、上記ロック用変位部材130aは、突出部201aの先端側部分201a1に対し、凹状の係合部112aからはずれる方向の力が作用した場合該はずれようとする動作を阻む。これによって、ばね122aとロック用変位部材130aは、突出部201aが、凹状の係合部112aに挿入された状態で該突出部201aをロックする。本第4の実施例においても、突出部201aの先端側部分201a1の先端角度bは、該先端側部分201a1がロック用変位部材130aの先端とストラップ取付け部材111aの内面との間の空間部を通過し易い角度になっている。また、突出部201a上において溝部204を形成する部分の角度cは、該溝部204にはまり込んだロック用変位部材130aの先端がはずれにくい角度になっている。本第4の実施例においても、角度cは先端角度bよりも大きい。かかる状態で、ストラップ部品の係合体201が、携帯電話機100の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bの取付け部についても同様である。ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方のストラップ取付け部材111a側では、ロック用変位部材130aをばね112aの弾性復元力に抗して上方に変位させ、ロック用変位部材130aの先端を上記溝部204からはずし、係合体201の突出部201aを凹状の係合部112aから抜く。ストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0014】
上記第4の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0015】
図7は本発明の第5の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第5の実施例構成を示す。本図7も、該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。(a)は、ストラップ部品側の構成例、(b)は、ストラップ取付け部におけるストラップ部品のロック前の状態、(c)は、ストラップ取付け部におけるストラップ部品のロック後の状態を示す。
本第5の実施例は、ストラップ取付け部側のロック部として、凹状の係合部の内面構造を、係合体201の突出部201aの一部を引掛けて該係合体201をロック可能な構成とした場合の例である。
図7において、201bは、ストラップ部品の係合体201の突出部であって弾性変形可能な突出部、201b1は、該突出部201bの先端部にあって凹状の係合部の内面にロックのために引掛る引掛部、201cは凹部、203は、突出部201bを弾性変形させるための突出部変形用部材、203aは、該突出部変形用部材203上の一部であって突出部201b内に挿入される挿入部、112a1は、ストラップ取付け部を構成する凹状の係合部のうち開口部側の部分(第1の凹状部)、112a2は、ストラップ取付け部を構成する凹状の係合部のうち奥側の部分(第2の凹状部)である。ストラップ部品の係合体201の突出部201bは、本実施例の場合は、該係合体201の中心軸周りに3本以上設けられ、それぞれの中心軸側の面が長手方向に曲げられている。該係合体201の中心軸部には、上記突出部変形用部材203の挿入部203aが挿入される。挿入部203aが挿入されると、複数の突出部201bはそれぞれ、その中心軸側の面が挿入部203aの表面に当接し、該挿入部203aの挿入移動に従って上記引掛部201b1側が互いに、係合体201の中心軸位置から離れる方向に変位する。本第5の実施例では、上記第2の凹状部112a2がロック部を形成する。他の部分の構成は上記各実施例の場合と同様であるため、各実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品を携帯電話機100側に取付ける場合は、一方のストラップ取付け部材111a側の取付け部において、ストラップ200に接続された係合体201の突出部201bが、凹状の係合部の第1の凹状部112a1と第2の凹状部112a2とに挿入される。このとき、突出部201bの先端側の引掛部201b1は、第2の凹状部112a2の位置にくる。かかる状態で、複数の突出部201b間に、突出部変形用部材203の挿入部203aが挿入される(図7(b))。該挿入部203aの挿入移動に従って引掛部201b1側が互いに、係合体201の中心軸位置から離れる方向に弾性変位する。挿入部203aの挿入が終了したとき、引掛部201b1は第2の凹状部112a2内にあってストラップ取付け部材111aの内面部に当接する(図7(c))。このとき、突出部変形用部材203の頭部は、係合体201の凹部201c内に位置する。該当接状態では、係合体201に対し、ストラップ取付け部からはずす方向の力が作用した場合該はずす動作が阻まれる。これによって、突出部201bが、第1の凹状部112a1と第2の凹状部112a2とに挿入された状態で該突出部201bをロックする。これによって、ストラップ部品の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方の取付け部材111bの取付け部についても同様である。また、ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、一方の取付け部材111a側では、突出部変形用部材203を係合体201の突出部201b相互間から抜き取り、突出部201b上の引掛部201b1側の弾性変位を元に戻す。これによってロックをはずし、突出部201bを第1の凹状部112a1及び第2の凹状部112a2から抜き出す。ストラップ取付け部材111b側においても、上記と同様である。
【0016】
上記第5の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行え、好みに合ったストラップの選択等が容易となる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0017】
図8は本発明の第6の実施例の説明図で、上記図1におけるストラップ取付け部材111aに形成されるストラップ取付け部の第6の実施例構成を示す。(a)は、ストラップ部品と、携帯端末のストラップ取付け部の斜視図、(b)は該ストラップ部品と該ストラップ取付け部を第1、第2の筐体の上面方向から見た構成(正面構成)を示す。
本第6の実施例は、ストラップ取付け部側のロック部を、凹状の係合部に対し内径側(中心軸側)に同心状に設けた凸状部に形成する構成とした場合の例である。
図8において、113aは凹状の係合部112aに同心状に設けた凸状部、113a1は該凸状部113a上に設けたロック部としてのロック用凸部、205は、ストラップ部品側において、係合体201の突出部201aに形成され該突出部が凹状の係合部112aに挿入されたとき上記凸状部113aが挿入される凹部、205aは、ロック用凸部113a1がはまり込む被ロック部としての溝部である。ロック用凸部113a1の外径寸法は凹部205の径よりも大きくされており、少なくとも、凸状部113a、ロック用凸部113a1、または突出部201aのいずれかが弾性変形することで、ロック用凸部113a1を凹部205内に挿入できるようになっている。また、凸状部113aの先端部は凹部205の径よりも小さくされ、凸状部113aが凹部205内に挿入され易いようになっている。他の部分の構成は上記各実施例の場合と同様であるため、各実施例の場合と同じ符号を付す。ストラップ部品を携帯電話機100に取付ける場合、一方の取付け部材111a側に取付け部においては、ストラップ部品側の係合体201の突出部201aが、携帯電話機100側のストラップ取付け部の凹状の係合部112aに挿入されると同時に、係合体201の凹部205内に凸状部113aが挿入される。所定の挿入位置で、被ロック部としての溝部205a内にロック用凸部113a1がはまり込む。該はまり込んだ状態で係合体201の突出部201aがロックされる。上記挿入動作時においては、上記ロック用凸部113a1は、上記突出部201aの内壁部に当接した状態で上記凹部205内を奥側に進む。これによって、ストラップ部品の係合体201が、携帯電話機100側の一方のストラップ取付け部材111aのストラップ取付け部に取付けられる。他方のストラップ取付け部材111bの取付け部についても同様である。また、ストラップ部品を該ストラップ取付け部から取外すときには、取付け部材111a側では、係合体201の突出部201aを、上記ロック部としての上記ロック用凸部113a1と被ロック部としての上記溝部205aとの間のロック力に抗して上記凹状の係合部112aから抜き取る。他方のストラップ取付け部材111b側においても同様である。
【0018】
上記第6の実施例によっても、携帯電話機において、携帯電話機をバランスのとれた姿勢で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換を容易に行うことができる。ストラップを取外した状態のときにはストラップ取付け部が飛び出さないコンパクトな構造とすることができる。ロック部も簡易構成にできる。
【0019】
なお、上記各実施例は、携帯端末が携帯電話機である場合につき説明したが、本発明は携帯電話機に限定されない。また、上記各実施例では、折りたたみ式の端末構成の例を示したが、本発明はこれにも限定されない。さらに、ストラップ取付け部は、筐体の両側部(両側面とその近傍を含む)や結合部の両側部(両側面とその近傍を含む)であれば、どの部分に設けられてもよい。特に、折りたたみ式の構成においては、第1の筐体と第2の筐体とを結合する結合部において回転軸の軸端部等に設けてもよい。また、上記各実施例では、ストラップ取付け部の凹状の係合部を、底部を有する構成としたが、本発明はこれにも限定されず、底を有しない貫通状の構成であってもよい。さらに、上記各実施例では、ストラップ取付け部材として、111a、111bの2個を備える構成としたが、本発明はこれにも限定されず、例えば、1個のストラップ取付け部材を備えた構成とし、その両側部にストラップ取付け部が構成されるものであってもよい。
また、本発明は、手にさげるハンドストラップタイプ、首から吊るすネックストラップ等様々な形状のストラップ部品に対応可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯端末をバランスのとれた姿勢状態で持ち運びできるようになる。ストラップの着脱や交換も容易となる。携帯端末を、飛び出し部をなくしたコンパクトな構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末の基本構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の説明図で、端末筐体の側面から見た構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例の説明図で、端末筐体の上面から見た構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図6】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図7】本発明の第5の実施例の説明図である。
【図8】本発明の第6の実施例の説明図である。
【符号の説明】
100…携帯電話機、 101…表示部、 102…第1の筐体、 103…操作ボタン、 104…第2の筐体、 110…結合部、 111a、111b…ストラップ取付け部材、 111a1…ロック部、 112a、112b…凹状の係合部、 112a1…第1の凹状部、 112a2…第2の凹状部、 113a…凸状部、 113a1…ロック用凸部、 120a、121a…ロック用の弾性部材、 121a1、121a2…弾性片、 122a…ばね、 130a…ロック用変位部材、 200…ストラップ、 201…凸状の係合体、 201a、201b…突出部、 201a1…突出部201aの先端側部分、 201a2…突出部201aの根元側部分、 F…外力、 201b1…引掛部、 201c、205…凹部、 203…突出部変形用部材、 203a…挿入部、 204、205a…溝部。
Claims (8)
- ストラップを取付け可能な携帯端末であって、
表示部と操作部が設けられた筐体の両側部にストラップ取付け部を備え、
該各ストラップ取付け部が、
ストラップに接続された係合体を挿入するための凹状の係合部と、
上記係合体が該凹状の係合部に挿入されたとき、該係合体を該挿入状態でロックするロック部と、
を備えている構成を特徴とする携帯端末。 - 表示部を備えた第1の筐体と、操作部を備えた第2の筐体とが結合部により互いに回転可能に結合された折りたたみ式の携帯端末であって、
上記結合部の両側部にストラップ取付け部を備え、
該各ストラップ取付け部が、
ストラップに接続された係合体の突出部を挿入するための凹状の係合部と、
上記係合体の突出部が該凹状の係合部に挿入されたとき、該突出部を、弾性復元力に基づき変位する部分によりロックするロック部と、
を備えている構成を特徴とする携帯端末。 - 上記ロック部は、弾性変形する第1の部分、または該第1の部分とこれに接続された第2の部分を有し、該第1の部分または該第2の部分が上記係合体の被ロック部にはまり込んで該係合体をロックする構成である請求項1または請求項2に記載の携帯端末。
- 上記ロック部は、上記第1の部分または上記第2の部分に対し、弾性復元力に抗して外部から外力を作用させることが可能な構成である請求項3に記載の携帯端末。
- 上記ストラップ取付け部は、上記結合部を構成する、上記第1の筐体、上記第2の筐体のいずれか一方もしくは両方または結合軸の端部に設けられる構成である請求項2、3または4に記載の携帯端末。
- 上記ロック部は、上記凹状の係合部に同心状に設けた凸状部に形成される請求項1または請求項2に記載の携帯端末。
- ストラップを取付け可能な携帯端末であって、
表示部と操作部が設けられた筐体の両側部にストラップ取付け部を備え、
該各ストラップ取付け部が、
ストラップに接続された凸状の係合体を挿入するための凹状の係合部と、
上記係合体が該凹状の係合部に挿入されたとき、該係合体側の弾性変形により該係合体を該挿入状態でロックするロック部と、
を備えている構成を特徴とする携帯端末。 - 携帯端末に取付け可能なストラップ部品であって、
ストラップに接続された凸状の係合体を備え、該係合体により、表示部と操作部が設けられた携帯端末の筐体の両側部のストラップ取付け部に取付け可能であって、該凸状の係合体が該両ストラップ取付け部の凹状の係合部に挿入されたとき、該凸状の係合体の被ロック部が、該ストラップ取付け部のロック部の弾性変形する部分により係合されロックされる構成を備えていることを特徴とするストラップ部品。
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JP2011205342A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Fujitsu Ltd | 移動体端末 |
US8238843B2 (en) | 2007-02-07 | 2012-08-07 | Nec Corporation | Strap attaching section of folding portable apparatus, and method for manufacturing the strap attaching section |
KR20180105213A (ko) * | 2016-01-26 | 2018-09-27 | 튜미 인코포레이티드 | 스트랩 부착 장치 |
-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002314807A patent/JP2004153450A/ja active Pending
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JP2019503247A (ja) * | 2016-01-26 | 2019-02-07 | トゥミ,インコーポレイティド | ストラップ取付け具 |
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