JP2004130061A - 携帯用電子機器保護ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末機器に対して常時装着が可能な保護カバーを提供する。
【解決手段】携帯端末機器4の機器本体41に装着される本体2について、対向する両側端部に折り曲げて形成された保持片22、23をそれぞれ形成し、保持片22、23を内側に鋭角状に傾斜した状態に構成する。機器本体41を装着する際には、保持片22、23は、外側に押し広げられた状態に弾性変形する。この弾性変形によって、保持片22、23は、機器本体41の側端辺に対して、両側から挟む方向に圧接した状態となり、機器本体41を確実に保持することかせできる。
【選択図】図1
【解決手段】携帯端末機器4の機器本体41に装着される本体2について、対向する両側端部に折り曲げて形成された保持片22、23をそれぞれ形成し、保持片22、23を内側に鋭角状に傾斜した状態に構成する。機器本体41を装着する際には、保持片22、23は、外側に押し広げられた状態に弾性変形する。この弾性変形によって、保持片22、23は、機器本体41の側端辺に対して、両側から挟む方向に圧接した状態となり、機器本体41を確実に保持することかせできる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電子端末機器を収納する保護ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯用電子機器は、携帯して使用することを目的として開発されている。従って、室内等に設置して使用する機器と比較して、使用中に外傷を受ける確立が高い。そこで、このような外部からの衝撃などから保護するために、携帯用電子機器を収納して保護するケースが提案されている。
【0003】
これらのケースには、携帯時のみ携帯用電子機器を収納して保護し、使用時には、ケースから取り出して使用する袋式ものや、使用時においても常に携帯用電子機器に装着されている常時装着式のものなどがある。
【0004】
上記のような従来例としては、例えば以下に挙げられるような先行例が存在する。
【0005】
【先行特許文献1】
特許第2972622号。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、使用時に携帯用電子機器を取り出す方式のケースでは、使用時における保護は不可能であり、かつケース自体を遺失してしまう恐れがある。また、近年の機携帯用電子機器は、2つ折りになる構成となっており、使用時に開いた状態とし、内側面に設けられている表示画面を確認し、或いは操作部を操作する方式の機器が増えている。
【0007】
一方、常時装着式のケースは、一般に、機器本体をケースの一部や装着用の帯び体などによって固定する構成となっている。この方式を、2つ折りとなる携帯用電子機器に装着するには、開いた状態における機器本体に帯び体などの装着用具を引っ掛ける必要があるが、これらの装着具は、機器本体を2つ折りとした際に、2つの機器本体の間に挟まれてしまい、かえって邪魔になるといった問題がある。このような欠点は、上記先行特許文献1に記載の携帯電話機用ケースによって解決されているが、この携帯電話機用ケースでは、固定手段12の先端に設けられている爪によって、機体自体が強固に固定されているため、容易に着脱操作をすることが難しい。特に、携帯用電子機器では、充電や外部機器との接続などのために、専用に接続装置にセットする必要がある。この場合、機器本体に装着されているケースは、取り外さなければならならず、取り扱いが煩わしい。また、上記先行特許文献に記載のケースでは、機器本体に対してケースを着脱する際、爪によって本体を傷付ける恐れもある。
【0008】
この発明の第1の目的は、2つ折りとなる携帯用電子機器に対して容易に装着が可能な保護ケースを提供すること、第2の目的は、携帯用電子機器を外部機器に取り付ける際においても取り外す必要のない保護カバーを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的は、以下の本発明により達成される。
【0010】
(1) 第1の機器本体と、該第1の機器本体に対して回動部を介して接続され、
第1の機器本体に対して開閉自在に設けられた第2の機器本体とを有し、
第1の機器本体と第2の機器本体を開いた状態で使用する携帯用電子機器を収納するケースであって、
第1の機器本体又は第2の機器本体の内、一方の表面の少なくもと一部を覆う本体と、
前記本体の対向する側端辺にそれぞれ立設され、前記本体で覆われた機器本体の対向する側端面に外側から圧接して、機器本体を保持する1対の保持片を有する携帯用電子機器保護ケース。
【0011】
(2) 前記本体と1対の保持片とは、金属板により一体として構成され、
前記1対の保持片は、内側に鋭角状に折り曲げられて構成され、機器本体を保持している状態では、外側に弾性変形した状態となる上記(1)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0012】
(3) 前記本体は、表面が軟質の被覆材によって覆われている上記(1)又は(2)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0013】
(4) 機器本体を収納するケースであって、
機器本体の一方の面を覆う保護部と、機器本体に設けられた外部機器接続部に対応する位置に設けられ、前記保護部材に対して折り曲げ自在に接続され、機器本体を保護する被覆状態と、機器本体を接続装置に接続した際に、外側に折り曲げられて外部機器接続部を露出させた露出状態とに変更可能な被覆部とを有する本体とを備えた携帯用電子機器保護ケース。
【0014】
(5) 保護部に設けられ、機器本体の対向する側端面に外側から挟み込むように圧接して、機器本体を保持する一対の保持片を有する上記(4)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0015】
(6) 被覆部に設けられ、機器本体の対向する側端面に外側から挟み込むように圧接し、機器本体を保持する一対の保持片を有する上記(4)又は(5)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0016】
(7) 前記本体の端部に折り曲げ自在に接続され、機器本体の他方の表面を外側から覆う被覆体を有する上記(1)〜(6)のいずれか1に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0017】
(8) さらに被覆体は、前記本体の有する保護部と被覆部に対向する位置に保護部と被覆部とを有する上記(4)〜(7)のいずれか1に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0018】
(9) 前記被覆体の有する被覆部と、前記本体の有する被覆部との間には、両被覆部を連結した連結状態と、両被覆部が相互に離れた離脱状態とに切り換え可能な接合手段を備えている上記(8)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施形態について添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の携帯用電子機器保護ケース1の全体斜視図である。図2は、携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケース1を示す全体斜視図である。
本発明の携帯用電子機器保護ケース1は、本体2と、本体2の端部に折り曲げ自在に接続された被覆体3と、本体2の平板部21の対向する側端辺にそれぞれ立設された保持片22、23a、23bとを備えている。平板部21は、保護する携帯用電子機器4の機器本体の大きさに合わせた大きさの形状に形成されている。
そして、対向する両側の側端辺には、平板部21の端部を折り曲げた片によって構成された保持片22、23a、23bが設けられている。片側の保持片23a、23bの間には、切り欠き232が形成され、この切り欠き232から、図3に示されているように、携帯用電子機器4の操作摘み413a、413b等が露出される構成となっている。
【0020】
また、被覆体接続端の反対側の端部には、2つ支持片241、242が立設されている。この支持片241、242も、平板部21の端部を折り曲げた片によって構成されている。支持片241、242の間には、切り欠き243が設けられている。この切り欠き243から、図2及び図3に示されているように、携帯用電子機器4の接続端子414が露出される構成となっている。また、切り欠き243の底面側には、連結帯25が固定されている。
以上のように構成された、平板部21と、保持片22、23a、23bと、支持片241、242とによって画成される空間が、携帯用電子機器4を収納する収納部215となる。この収納部215の底面214には、携帯用電子機器4の底面に設けられたスピーカやリセットボタンに対応した位置に、孔211、212が形成されている。
【0021】
図4は、保持片22の構成を示す拡大横断面図である。本体2は、金属板5で構成され、金属板5の表面は合成皮革や本皮等で構成された被覆材61、62で覆われている。そして、保持片22と平板部21の底面214との成す角度Θは、鋭角に構成されている。被覆材61、62は、本体2から更に延出し、被覆体3を構成している。即ち、被覆体3は、被覆材61、62を貼り合わせて構成されている。
被覆体3は、本体2との接続部31において折り曲げ自在に構成され、この接続部31において折り返されて、携帯用電子機器4の上面側を覆う構成となっている。図3に示されているように、被覆体3の表面32には、ループ状の挿入部34が設けられ、この挿入部34に連結帯25が挿入される。また、接続部31には、孔33が形成され、携帯用電子機器4の赤外線通信端子が露出できる構成となっている。
【0022】
以上のように構成された携帯用電子機器保護ケース1に収納される携帯用電子機器4の構成について説明する。
携帯用電子機器4は、キー操作のためのキーが配列された入力操作部411を備えた第1の機器本体としての機器本体41と、表示画面421を備えた第2の機体本体としての表示側本体42とを備えている。機器本体41の端部には、連結部43が備えられ、この連結部43において表示本体42が、機器本体41に対して回動自在に接続されている。機器本体41と表示側42とは、略同じ大きさに形成されており、図3に示されているように、操作部411と表示画面421を対向させる姿勢で2つ折り状態とすると、同じ大きさで重なるように構成されている。機器本体41において、連結部43の反対側の端部には、接続端子414が設けられている。また、機器本体41の対向する側端面412、413には、既述の操作摘み413a、413b等が設けられている。このような摘みは、片手で持った場合に、持った手の親指で操作し易いように、操作部411の左側端面に設けられている。また、右側端面413には、端片方向に沿って溝415が形成されている。
【0023】
以上のように構成された携帯用電子機器保護ケース1の収納部215に、携帯用電子機器4を収納する。図5に示されているように、携帯用電子機器4を収納してない状態では、本体2の両側端に設けられた保持片22、23は、互いに内側に傾斜した状態となっている。この状態で、携帯用電子機器4の機器本体41を押し込むと、図6に示されているように、保持片22、23は外側に押し広げられ、角部220の角度Θが広がった状態で、機器本体41が収納される。このとき、保持片22、23の先端部内側面は、機器本体41の側端面412、413に圧接された圧接部226、231となっている。
【0024】
このような保持片22、23の変形は、芯材として使用されている金属板5の変形による。そして、金属板5は、金属板の弾性領域内の変形量で携帯用電子機器4が収められる構成となっている。従って、金属板5には、空の状態の保持片22、23の形状に戻ろうとする復元力が生じており、図6に示されているように、保持片22、23は、矢印方向に機器本体41に対して押接された状態となっている。つまり、機器本体41は、両側から挟持された状態となっている。
【0025】
保持片22、23の圧接部226、231は、機器本体41の側端面412、413に対して、面接触又は少なくとも線接触し、機器本体41を保持している。この様に、両側から機器本体41を保持する構成となっているので、操作部411が設けられている面上に、機器本体41を固定するための固定具を設ける必要がない。また、線接触又は面接触により保持しているので、確実に保持することができる。さらに、芯材である金属板5と機器本体41の間には被覆材62が介在するため、機器本体41を傷つけることがない。
さらに、少なくとも圧接部226、231の部分の被覆材62を、合成ゴムや天然ゴムなどの弾性材で構成することにより、機器本体41に確実に本体2が装着され、機器本体41と本体2が容易に離脱しない構成とできる。
以上のような構成の他、表示側本体42を本体2の収納部215に収納する構成としてもよい。さらに、携帯用電子機器4としては、小型パーソナルコンピュータ、携帯電話などが挙げられる。
【0026】
さらに、本体2は、機器本体41の一部を覆う構成であってもよい。例えば、本体2の長さを、機器本体41の長さの半分程度に短縮し、機器本体41の接続端子414側が一部露出した構成とすることもできる。この場合には、保持片22と23bで、機器本体41を保持する。携帯用電子機器4をパーソナルコンピュータなどの外部機器に接続するための接続装置に接続端子414を接続する際、機器本体41の一部が接続装置に嵌め合わされる構成が採られている場合がある。このような場合には、上記のように、機器本体41の一部を露出した構成とすることによって、本発明の保護ケース1を装着した状態で、接続装置に機器本体41を接続することが可能となり、保持片22、23により、機器本体41を両側から挟み込む構成とすることによって、上記のような実施形態とすることが可能となる。
【0027】
上記のように、被覆体3を設けることによって、携帯用電子機器の外側表面を全て覆うことができ、折り畳まれた収納状態において、携帯用電子機器の保護効果をより確実に発揮させることができる。また、機器本体の操作部位に応じて孔や切り欠きを設けることによって、保護ケースを装着した状態で、各種操作をすることができる。さらに、接触保持面によって機器本体に対して接触し、面接触によりこれを保持するので、一層確実に機器本体を保持することができる。
【0028】
図7は、第2の実施形態の構成を示す全体斜視図である。図7に示されている携帯用電子機器保護ケース1Aは、携帯用電子機器であるノート型パーソナルコンピュータ4Aに装着される保護ケースである。この携帯用電子機器保護ケース1Aは、携帯用電子機器4Aの底面を覆う本体2Aと、携帯用電子機器4Aの上面を覆う被覆体3Aと、被覆体3Aと本体2Aを折り曲げ自在に接続する接続部31Aとを備えている。本体2A上に載置されたノート型パーソナルコンピュータ4Aは、底面を本体2Aで保護され、接続部31Aで折り曲げられて、重ね合わされた被覆体3Aによって、上面が保護される。
【0029】
被覆体3Aの先端辺には、2つの連結帯351A、352Aが突出して設けられ、これらの連結帯351A、352Aに設けられたスナップボタン(雌)によって、本体2Aの外側面に設けられたスナップボタン(雄)(図示せず)に係脱自在に構成されている。また、被覆体3Aの両端辺にも同様に、連結帯353A、354Aが突出して設けられ、先端部にスナップボタン(雌)が設けられている。
【0030】
本体2Aは、保護部201Aと、被覆部202Aと、折り曲げ部203Aとを備えている。被覆部202Aは、収納されるノート型パーソナルコンピュータ4Aに設けられた、外部接続装置との接続部41Aの配置位置に対応した位置に設けられている。被覆部202Aは、折り曲げ部203Aを介して保護部201Aに接続されている。保護部201Aと被覆部202Aは、ノート型パーソナルコンピュータ4Aを保護するために、十分な強度と剛性を備えており、例えば、皮革、合成皮革などにより構成されている。また、折り曲げ部203Aは、被覆部202Aを外側に傾ける際に折り曲がる部分であり、保護部201Aや被覆部202Aに比較してやわらかい材料で構成されている。
【0031】
本体2Aの先端辺は、内側に屈曲した壁面241A、242Aを備え、壁面241A、242Aと接続部31Aとの間に、ノート型パーソナルコンピュータ4Aを収納する収納部215Aが形成される。本体2Aの両端辺には、内側に屈曲した側端片22A、23Aが形成され、その外側には、連結帯353A、354Aのスナップボタン(雌)が係合するスナップボタン(雄)がそれぞれ設けられている。
【0032】
被覆体3Aは、本体2Aと同様に、保護部301A、被覆部302A、折り曲げ部303Aとを備えており、ノート型パーソナルコンピュータ4Aに装着された状態で、それぞれ本体2Aの有する保護部201A、被覆部202A、折り曲げ部203Aに対向する位置に設けられている。
本体2Aの被覆部202Aと、被覆体3Aの被覆部302Aとの間には、接合手段であるスライドファスナー5が設けられている。スライドファスナー5は、被覆部202Aと被覆部302Aの対向する端辺に、それぞれ縫い付けられた一対のファスナーストリンガーで構成されている。一方のファスナーストリンガーは、被覆部202Aの端辺に縫い付けられたファスナーテープ511Aと、ファスナーテープ511Aに止着されたエレメント521Aとを有し、他方のファスナーストリンガーは、被覆部302Aの端辺に縫い付けられたファスナーテープ512Aと、ファスナーテープ512Aに止着されたエレメント522Aとを有している。エレメント521A、522Aは、両エレメント521A、522Aを取り込んで摺動するスライダー53Aによって噛合・開離される。スライダー53には、摘み54Aが取り付けられている。スライドファスナー5が閉じられた状態では、被覆部202Aと被覆部302Aが連結された状態となり、スライドファスナー5が開かれた状態では、被覆部202Aと被覆部302Aが離脱した状態となる。
【0033】
以上のように構成された携帯用電子機器保護ケース1Aについて、本ケース1Aをノート型パーソナルコンピュータ4Aに装着した状態で、パーソナルコンピュータなどの外部機器に接続するための接続装置にセットする場合について説明する。図8及び図9は、ノート型パーソナルコンピュータ4Aを接続装置7にセットした状態を示すものである。ノート型パーソナルコンピュータ4Aの接続部41Aが設けられている端部を、接続装置の接続部にセットするには、接続部41Aの近傍を外側に露出しなければならない。そこで、スライドファスナー5を開き、被覆部202Aと被覆部302Aとの連結を解除する。これにより、被覆部202Aと被覆部302Aはそれぞれ独立して、各折り曲げ部203A、303Aで折り曲げられることができ、図8、図9にそれぞれ示されているように、ノート型パーソナルコンピュータ4Aの端部(接続部41Aが設けられている側)を露出させ、接続装置7にセットすることが可能となる。このような構成とすることにより、携帯用電子機器保護ケース1Aを全て取り外す必要がなくなる。
【0034】
図10は、第3の実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Bを示す全体斜視図である。この実施形態は、PDA(Personal Digital Assistant)等の小型携帯用電子機器(手のひらに載せられる程度の大きさ)を保護するケースである。
この実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Bは、電子機器4Bの大きさにあわせて形成された、板状の本体2Bと、被覆体3Bとを備え、電子機器4Bの背面を本体2Bで保護し、表示画面のある正面を被覆体3Bで保護する構成となっている。本体2Bと被覆体3Bは、接続部31で折り曲げ自在に連結されている。本体2Bは、保護部201Bと、被覆部202Bと、保護部201Bと被覆部202Bの間に設けられた折り曲げ部203Bとを備えている。
【0035】
被覆部202Bは、収納される電子機器4Bにおける、外部接続装置との接続部414Bが設けられている位置に対応して設けられ、接続部414Bの設けられている端部に沿って設けられている。
被覆体3Bも同様に、保護部301B、被覆部302B、折り曲げ部303Bを有し、それぞれ本体2Bの有する保護部201B、被覆部202B、折り曲げ部203Bに対向する位置に設けられている。被覆部202B、302Bは、折り曲げ部203B、303Bにおいて、外側に折り曲げられ、電子機器4Bの、接続部414Bの周囲を露出させられる構成となっている。
【0036】
被覆体3Bには、連結帯35Bが端部中央に設けられ、先端部のスナップボタン(雌)は、本体2Bの端部中央外側に設けられたスナップボタン(雄)に係合する。この連結帯35Bによって、被覆体3Bと本体2Bとが、電子機器4Bを両側から挟んで保護する状態に維持される。
被覆部202Bと被覆部302Bの間には、接合手段としてのスライドファスナー5Bが設けられている。このスライドファスナー5Bの構成及び作用は、第2実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Bにおけるスライドファスナー5Aと同様なので説明を省略する。スライドファスナー5Bを開いた状態で、一対の被覆部202B、302Bを外側に折り曲げることが可能となり、閉じた状態では、被覆部202B、302Bは、電子機器4Bを保護する状態に維持される。
【0037】
本体2において、保護部201Bには、両端部に、保持片22B、23Bが設けられている。保持片22B、23Bは、収納される電子機器4Bの両側面に沿って配置されており、この保持片22B、23Bの間には、電子機器4Bを収納する収納部215Bが形成される。保持片22B、23Bには、対向する面が、それぞれ保持面221B、231Bとなっており、保持面221B、231Bにて、電子機器4Bを保持する。
保持片22B、23Bは、金属板を芯材とし、1枚の金属板により一体として構成されている。芯材である金属板は、保護部201B内に納められており、第1実施形態と同様に構成され、図4に示されているように、金属板の表面は、被覆材により覆われている。保持片22B、23Bは、電子機器4Bを間に挟んでいる状態では、外側に押し開かれで弾性変形し、その際の復元力により電子機器4Bを両側から押接し、これを保持している。
【0038】
このような保持方式では、電子機器4Bを保持面221B、231Bに対して滑らせながら、容易に本体2Bから離脱させ、或は装着させることができ、この際、電子機器4Bに傷等をつけることもない。
同様に、被覆部202Bにも、保護部201Bと同様に保持片24B、25Bが設けられており、同様の構成で、同様の機能を備えている。被覆部202Bの保持構造が、両側から挟み込む保持片24B、25Bで構成されていので、スライドファスナー5Bを開いて被覆部202Bを外側に折り曲げる作業が可能となる。
【0039】
被覆部202Bと被覆部302Bとを接合手段としては、スライドファスナーの他、図11に示されているように、一方の被覆部302Bに、接合帯81Bを設け、その内側先端部に、面状ファスナー83Bを設け、他方の被覆部202Bの外側面に面状ファスナー82Bを設け、面状ファスナー83Bと面状ファスナー82Bとを係合させて、被覆部202B、302Bを接合させる構成としてもよい。面状ファスナーは、係合位置を調整できる点で有利であるが、この他にスナップボタンにより、接合帯の係脱をおこなう構成とすることもできる。このような構成例は、第2の実施形態においても同様に採用することができる。
【0040】
図12は、第4の実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Cを示す全体斜視図であり、展開して外側面の全体を表した斜視図である。この実施形態は、第3実施形態の電子機器と同様に、PDA等の小型携帯用電子機器を保護するケースである。携帯用電子機器保護ケース1Cは、電子機器4Cの大きさにあわせて形成された、板状の本体2Cと、被覆体3Cとを備え、電子機器4Cの背面を本体2Cで保護し、正面を被覆体3Cで保護する構成となっている。本体2Cと被覆体3Cは、接続部31Cで折り曲げ自在に連結されている。本体2Cは、保護部201Cと、被覆部202Cと、保護部201Cと被覆部202Cの間に設けられた折り曲げ部203Cとを備えている。保護部201Cと被覆部202Cは、電子機器4Cを保護するために、十分な強度と剛性を備えており、例えば、他の実施形態と同様に皮革、合成皮革などにより構成されている。また、折り曲げ部203Cは、被覆部202Cを電子機器4Cから外した際に折り曲がる部分であり、保護部201Cや被覆部202Cに比較してやわらかい材料で構成されている。
【0041】
被覆部202Cは、収納される電子機器4Cにおける、外部接続装置との接続部が設けられている位置に対応して設けられ、接続部の設けられている端部側に設けられている。そして、被覆部202Cには接続部31Cを介して、被覆体3Cが接続され、被覆部202C、接続部31C、被覆体3Cは連続した1枚のシート材で構成されている。被覆体3Cの先端部には、連結帯35Cが設けられている。連結帯び34Cは、電子機器4Cを保護した状態で、本体2Cの外側に設けられたループ状の挿通部26Cに挿通され、本体2Cと被覆体3Cとが、電子機器4Cの両面を保護している状態に維持する。
【0042】
図13に示されているように、本体2Cにおいて、保護部201Cの内側には、両端に保持片22C、23Cが形成されている。保持片22C、23Cの構成及び作用は、第1、第3の実施形態において設けられた保持片と同様に構成されている。つまり、金属板からなる単一の芯材により構成され、さらに、図4に示されているように、芯材の表面を覆う被覆材を備えている。保持片22C、23Cの間には、電子機器4Cを収納する収納部215Cが形成されている。また、保持片22C、23Cの相互に対向する面には、保持面221C、231Cが設けられ、この保持面221C、231Cが、電子機器4Cの側面に圧接されて、電子機器4Cを確実に保持する。
【0043】
被覆部202Cには、保護部201Cと同様に、両端に板状の保持片24C、25Cが立設されている。この保持片24C、25Cは、保護部201Cに設けられている保持片22C、23Cと同様の構成、作用を有し、相互に対向する面に設けられた保持面241C、251Cは、電子機器4Cに圧接し、これを保持する。
折り曲げ部203Cは、柔軟性を有する材料で構成され、第2、第3の実施形態と同様に、例えば、金属板の芯材と被覆材からなる保護部201Cから、芯材を除いた被覆材のみからなる構成とすることができる。
【0044】
図14は、第4の実施形態である携帯用電子機器保護ケース1Cを電子機器Cに装着した状態で、電子機器4Cを外部装置7Cに接続した状態を示す斜視図である。
電子機器4C接続部31Cは、電子機器4Cの接続部が設けられている端部を覆う位置にあるため、接続部を外部に臨ませるための窓33Cが設けられている。この接続部は、例えば図14に示されているように、外部装置7Cに設けられている接続端子に接続する場合の他、接続コードの端子を接続することもできる。つまり、図14に想像線で示されているように、被覆体3Cによって、電子機器4Cの全体が保護されている場合には、この窓33Cを介して、接続コードを接続部に接続することができ、携帯用電子機器保護ケース1Cから電子機器4Cを取り外す必要はない。
【0045】
また、図14に示されているように、外部装置7Cに、電子機器4Cを接続する場合には、次のような利点がある。被覆部202Cにおける保持は、両側からの、平らな保持面241C、251Cによる圧着によって保持されているため、電子機器4Cの側面と保持面241C、251Cとを滑らせながら、被覆部202Cを外すことができる。つまり、保護部201Cを電子機器4Cに装着した状態を維持しつつ、被覆部202Cのみを電子機器4Cから外し、折り曲げ部203Cで外側に折り返すことができる。これにより、電子機器4Cにおいて、外部装置7Cに接続される部分が露出し、電子機器4Cと外部装置7Cとの接続が可能となる。
【0046】
この様に、第3実施形態及び第4実施形態の携帯用電子機器保護ケース1B、1Cは、それぞれ携帯用電子機器保護ケース1B、1Cを電子機器4B、4Cに装着した状態を維持しつつ、被覆部202B、202Cにおける保持片24B、25B又は24C、25Cの保持状態を解除して、外側に折り曲げ、外部装置との接続部を容易に露出させることができ、常時携帯用電子機器保護ケース1B、1Cを装着状態とすることができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、機器本体を両側から挟み込んで保持する保持片を設けるとによって、2つ折りされて収納される携帯用電子機器においても、保護ケースを常時装着状態にして使用することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、金属板の弾性変形により、機器本体を両側から挟み込む構成としたので、耐久性が向上し、より確実に機器本体と保持することができる。
【0048】
請求項3に記載の発明によれば、軟質の被覆材を設けることによって、機器本体を傷つけることが抑制される。また、機器本体に取り付けられた状態で、被覆材が変形することによって、保持片と機器本体の接触面がひろくなり、一層確実に機器本体を保持することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、ケースを装着状態で、機器本体の接続部を露出させることができ、ケースを完全に機器本体から取り外すことなく、外部装置に接続させることができる。
【0049】
請求項5に記載の発明によれば、保護部において、機器本体を両側から挟み込んで保持する保持片を設けるとによって、保護部への機器本体の脱着が容易となる。
請求項6に記載の発明によれば、被覆部に保持片を設けることで、使用状態や非使用状態では、確実に機器本体を保護することができる。特に、機器本体を外部装置に接続する際に露出される部位ついて、確実に保護することができる。また、外部装置に接続するには、被覆部のみを折り返すことが可能で、機器本体から本発明の携帯用電子機器保護ケースを取り外すことなく、外部装置に接続することが可能となる。
【0050】
請求項7に記載の発明によれば、被覆体を設けることで、機器本体の全体を保護することができる。
請求項8に記載の発明によれば、被覆体について、本体の被覆部に対向する位置に被覆部を設けることで、本体と被覆体によって保護されている状態の機器本体を、各被覆部を折り返すことで、外部装置に装着することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、一対の被覆部の間に接合手段を設けることで、離脱状態では機器本体の外部装置との接続が可能な状態とし、かつ、連結状態では、被覆部の折り返りを防止し、機器本体の保護機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である携帯用電子機器保護ケースの全体斜視図である。携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケース1を示す全体斜視図である。
【図2】携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図3】収納状態の携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図4】保持片の構成を示す、本体の拡大横断面図である。
【図5】本発明の携帯用電子機器保護ケースに携帯用電子機器を収納する直前の状態を示す、本体の横断面図である。
【図6】本発明の携帯用電子機器保護ケースに携帯用電子機器を収納した状態を示す、本体の横断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図8】電子機器が外部装置に装着された状態を示す部分斜視図である。
【図9】電子機器が外部装置に装着された状態を示す部分斜視図である。
【図10】本発明の第3実施形態の携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図11】本発明の第3実施形態の携帯用電子機器保護ケースの他の構成例を示す部分斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態の携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図13】同じく、部分斜視図である。
【図14】電子機器が外部装置に装着された状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯用電子機器保護ケース
2 本体
22 保持片
23 保持片
3 被覆体
4 携帯用電子機器
5 金属板
61 被覆材
62 被覆材
201A 保護部
202A 被覆部
203A 折り曲げ部
5 スライドファスナー
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電子端末機器を収納する保護ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯用電子機器は、携帯して使用することを目的として開発されている。従って、室内等に設置して使用する機器と比較して、使用中に外傷を受ける確立が高い。そこで、このような外部からの衝撃などから保護するために、携帯用電子機器を収納して保護するケースが提案されている。
【0003】
これらのケースには、携帯時のみ携帯用電子機器を収納して保護し、使用時には、ケースから取り出して使用する袋式ものや、使用時においても常に携帯用電子機器に装着されている常時装着式のものなどがある。
【0004】
上記のような従来例としては、例えば以下に挙げられるような先行例が存在する。
【0005】
【先行特許文献1】
特許第2972622号。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、使用時に携帯用電子機器を取り出す方式のケースでは、使用時における保護は不可能であり、かつケース自体を遺失してしまう恐れがある。また、近年の機携帯用電子機器は、2つ折りになる構成となっており、使用時に開いた状態とし、内側面に設けられている表示画面を確認し、或いは操作部を操作する方式の機器が増えている。
【0007】
一方、常時装着式のケースは、一般に、機器本体をケースの一部や装着用の帯び体などによって固定する構成となっている。この方式を、2つ折りとなる携帯用電子機器に装着するには、開いた状態における機器本体に帯び体などの装着用具を引っ掛ける必要があるが、これらの装着具は、機器本体を2つ折りとした際に、2つの機器本体の間に挟まれてしまい、かえって邪魔になるといった問題がある。このような欠点は、上記先行特許文献1に記載の携帯電話機用ケースによって解決されているが、この携帯電話機用ケースでは、固定手段12の先端に設けられている爪によって、機体自体が強固に固定されているため、容易に着脱操作をすることが難しい。特に、携帯用電子機器では、充電や外部機器との接続などのために、専用に接続装置にセットする必要がある。この場合、機器本体に装着されているケースは、取り外さなければならならず、取り扱いが煩わしい。また、上記先行特許文献に記載のケースでは、機器本体に対してケースを着脱する際、爪によって本体を傷付ける恐れもある。
【0008】
この発明の第1の目的は、2つ折りとなる携帯用電子機器に対して容易に装着が可能な保護ケースを提供すること、第2の目的は、携帯用電子機器を外部機器に取り付ける際においても取り外す必要のない保護カバーを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的は、以下の本発明により達成される。
【0010】
(1) 第1の機器本体と、該第1の機器本体に対して回動部を介して接続され、
第1の機器本体に対して開閉自在に設けられた第2の機器本体とを有し、
第1の機器本体と第2の機器本体を開いた状態で使用する携帯用電子機器を収納するケースであって、
第1の機器本体又は第2の機器本体の内、一方の表面の少なくもと一部を覆う本体と、
前記本体の対向する側端辺にそれぞれ立設され、前記本体で覆われた機器本体の対向する側端面に外側から圧接して、機器本体を保持する1対の保持片を有する携帯用電子機器保護ケース。
【0011】
(2) 前記本体と1対の保持片とは、金属板により一体として構成され、
前記1対の保持片は、内側に鋭角状に折り曲げられて構成され、機器本体を保持している状態では、外側に弾性変形した状態となる上記(1)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0012】
(3) 前記本体は、表面が軟質の被覆材によって覆われている上記(1)又は(2)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0013】
(4) 機器本体を収納するケースであって、
機器本体の一方の面を覆う保護部と、機器本体に設けられた外部機器接続部に対応する位置に設けられ、前記保護部材に対して折り曲げ自在に接続され、機器本体を保護する被覆状態と、機器本体を接続装置に接続した際に、外側に折り曲げられて外部機器接続部を露出させた露出状態とに変更可能な被覆部とを有する本体とを備えた携帯用電子機器保護ケース。
【0014】
(5) 保護部に設けられ、機器本体の対向する側端面に外側から挟み込むように圧接して、機器本体を保持する一対の保持片を有する上記(4)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0015】
(6) 被覆部に設けられ、機器本体の対向する側端面に外側から挟み込むように圧接し、機器本体を保持する一対の保持片を有する上記(4)又は(5)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0016】
(7) 前記本体の端部に折り曲げ自在に接続され、機器本体の他方の表面を外側から覆う被覆体を有する上記(1)〜(6)のいずれか1に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0017】
(8) さらに被覆体は、前記本体の有する保護部と被覆部に対向する位置に保護部と被覆部とを有する上記(4)〜(7)のいずれか1に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0018】
(9) 前記被覆体の有する被覆部と、前記本体の有する被覆部との間には、両被覆部を連結した連結状態と、両被覆部が相互に離れた離脱状態とに切り換え可能な接合手段を備えている上記(8)に記載の携帯用電子機器保護ケース。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施形態について添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の携帯用電子機器保護ケース1の全体斜視図である。図2は、携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケース1を示す全体斜視図である。
本発明の携帯用電子機器保護ケース1は、本体2と、本体2の端部に折り曲げ自在に接続された被覆体3と、本体2の平板部21の対向する側端辺にそれぞれ立設された保持片22、23a、23bとを備えている。平板部21は、保護する携帯用電子機器4の機器本体の大きさに合わせた大きさの形状に形成されている。
そして、対向する両側の側端辺には、平板部21の端部を折り曲げた片によって構成された保持片22、23a、23bが設けられている。片側の保持片23a、23bの間には、切り欠き232が形成され、この切り欠き232から、図3に示されているように、携帯用電子機器4の操作摘み413a、413b等が露出される構成となっている。
【0020】
また、被覆体接続端の反対側の端部には、2つ支持片241、242が立設されている。この支持片241、242も、平板部21の端部を折り曲げた片によって構成されている。支持片241、242の間には、切り欠き243が設けられている。この切り欠き243から、図2及び図3に示されているように、携帯用電子機器4の接続端子414が露出される構成となっている。また、切り欠き243の底面側には、連結帯25が固定されている。
以上のように構成された、平板部21と、保持片22、23a、23bと、支持片241、242とによって画成される空間が、携帯用電子機器4を収納する収納部215となる。この収納部215の底面214には、携帯用電子機器4の底面に設けられたスピーカやリセットボタンに対応した位置に、孔211、212が形成されている。
【0021】
図4は、保持片22の構成を示す拡大横断面図である。本体2は、金属板5で構成され、金属板5の表面は合成皮革や本皮等で構成された被覆材61、62で覆われている。そして、保持片22と平板部21の底面214との成す角度Θは、鋭角に構成されている。被覆材61、62は、本体2から更に延出し、被覆体3を構成している。即ち、被覆体3は、被覆材61、62を貼り合わせて構成されている。
被覆体3は、本体2との接続部31において折り曲げ自在に構成され、この接続部31において折り返されて、携帯用電子機器4の上面側を覆う構成となっている。図3に示されているように、被覆体3の表面32には、ループ状の挿入部34が設けられ、この挿入部34に連結帯25が挿入される。また、接続部31には、孔33が形成され、携帯用電子機器4の赤外線通信端子が露出できる構成となっている。
【0022】
以上のように構成された携帯用電子機器保護ケース1に収納される携帯用電子機器4の構成について説明する。
携帯用電子機器4は、キー操作のためのキーが配列された入力操作部411を備えた第1の機器本体としての機器本体41と、表示画面421を備えた第2の機体本体としての表示側本体42とを備えている。機器本体41の端部には、連結部43が備えられ、この連結部43において表示本体42が、機器本体41に対して回動自在に接続されている。機器本体41と表示側42とは、略同じ大きさに形成されており、図3に示されているように、操作部411と表示画面421を対向させる姿勢で2つ折り状態とすると、同じ大きさで重なるように構成されている。機器本体41において、連結部43の反対側の端部には、接続端子414が設けられている。また、機器本体41の対向する側端面412、413には、既述の操作摘み413a、413b等が設けられている。このような摘みは、片手で持った場合に、持った手の親指で操作し易いように、操作部411の左側端面に設けられている。また、右側端面413には、端片方向に沿って溝415が形成されている。
【0023】
以上のように構成された携帯用電子機器保護ケース1の収納部215に、携帯用電子機器4を収納する。図5に示されているように、携帯用電子機器4を収納してない状態では、本体2の両側端に設けられた保持片22、23は、互いに内側に傾斜した状態となっている。この状態で、携帯用電子機器4の機器本体41を押し込むと、図6に示されているように、保持片22、23は外側に押し広げられ、角部220の角度Θが広がった状態で、機器本体41が収納される。このとき、保持片22、23の先端部内側面は、機器本体41の側端面412、413に圧接された圧接部226、231となっている。
【0024】
このような保持片22、23の変形は、芯材として使用されている金属板5の変形による。そして、金属板5は、金属板の弾性領域内の変形量で携帯用電子機器4が収められる構成となっている。従って、金属板5には、空の状態の保持片22、23の形状に戻ろうとする復元力が生じており、図6に示されているように、保持片22、23は、矢印方向に機器本体41に対して押接された状態となっている。つまり、機器本体41は、両側から挟持された状態となっている。
【0025】
保持片22、23の圧接部226、231は、機器本体41の側端面412、413に対して、面接触又は少なくとも線接触し、機器本体41を保持している。この様に、両側から機器本体41を保持する構成となっているので、操作部411が設けられている面上に、機器本体41を固定するための固定具を設ける必要がない。また、線接触又は面接触により保持しているので、確実に保持することができる。さらに、芯材である金属板5と機器本体41の間には被覆材62が介在するため、機器本体41を傷つけることがない。
さらに、少なくとも圧接部226、231の部分の被覆材62を、合成ゴムや天然ゴムなどの弾性材で構成することにより、機器本体41に確実に本体2が装着され、機器本体41と本体2が容易に離脱しない構成とできる。
以上のような構成の他、表示側本体42を本体2の収納部215に収納する構成としてもよい。さらに、携帯用電子機器4としては、小型パーソナルコンピュータ、携帯電話などが挙げられる。
【0026】
さらに、本体2は、機器本体41の一部を覆う構成であってもよい。例えば、本体2の長さを、機器本体41の長さの半分程度に短縮し、機器本体41の接続端子414側が一部露出した構成とすることもできる。この場合には、保持片22と23bで、機器本体41を保持する。携帯用電子機器4をパーソナルコンピュータなどの外部機器に接続するための接続装置に接続端子414を接続する際、機器本体41の一部が接続装置に嵌め合わされる構成が採られている場合がある。このような場合には、上記のように、機器本体41の一部を露出した構成とすることによって、本発明の保護ケース1を装着した状態で、接続装置に機器本体41を接続することが可能となり、保持片22、23により、機器本体41を両側から挟み込む構成とすることによって、上記のような実施形態とすることが可能となる。
【0027】
上記のように、被覆体3を設けることによって、携帯用電子機器の外側表面を全て覆うことができ、折り畳まれた収納状態において、携帯用電子機器の保護効果をより確実に発揮させることができる。また、機器本体の操作部位に応じて孔や切り欠きを設けることによって、保護ケースを装着した状態で、各種操作をすることができる。さらに、接触保持面によって機器本体に対して接触し、面接触によりこれを保持するので、一層確実に機器本体を保持することができる。
【0028】
図7は、第2の実施形態の構成を示す全体斜視図である。図7に示されている携帯用電子機器保護ケース1Aは、携帯用電子機器であるノート型パーソナルコンピュータ4Aに装着される保護ケースである。この携帯用電子機器保護ケース1Aは、携帯用電子機器4Aの底面を覆う本体2Aと、携帯用電子機器4Aの上面を覆う被覆体3Aと、被覆体3Aと本体2Aを折り曲げ自在に接続する接続部31Aとを備えている。本体2A上に載置されたノート型パーソナルコンピュータ4Aは、底面を本体2Aで保護され、接続部31Aで折り曲げられて、重ね合わされた被覆体3Aによって、上面が保護される。
【0029】
被覆体3Aの先端辺には、2つの連結帯351A、352Aが突出して設けられ、これらの連結帯351A、352Aに設けられたスナップボタン(雌)によって、本体2Aの外側面に設けられたスナップボタン(雄)(図示せず)に係脱自在に構成されている。また、被覆体3Aの両端辺にも同様に、連結帯353A、354Aが突出して設けられ、先端部にスナップボタン(雌)が設けられている。
【0030】
本体2Aは、保護部201Aと、被覆部202Aと、折り曲げ部203Aとを備えている。被覆部202Aは、収納されるノート型パーソナルコンピュータ4Aに設けられた、外部接続装置との接続部41Aの配置位置に対応した位置に設けられている。被覆部202Aは、折り曲げ部203Aを介して保護部201Aに接続されている。保護部201Aと被覆部202Aは、ノート型パーソナルコンピュータ4Aを保護するために、十分な強度と剛性を備えており、例えば、皮革、合成皮革などにより構成されている。また、折り曲げ部203Aは、被覆部202Aを外側に傾ける際に折り曲がる部分であり、保護部201Aや被覆部202Aに比較してやわらかい材料で構成されている。
【0031】
本体2Aの先端辺は、内側に屈曲した壁面241A、242Aを備え、壁面241A、242Aと接続部31Aとの間に、ノート型パーソナルコンピュータ4Aを収納する収納部215Aが形成される。本体2Aの両端辺には、内側に屈曲した側端片22A、23Aが形成され、その外側には、連結帯353A、354Aのスナップボタン(雌)が係合するスナップボタン(雄)がそれぞれ設けられている。
【0032】
被覆体3Aは、本体2Aと同様に、保護部301A、被覆部302A、折り曲げ部303Aとを備えており、ノート型パーソナルコンピュータ4Aに装着された状態で、それぞれ本体2Aの有する保護部201A、被覆部202A、折り曲げ部203Aに対向する位置に設けられている。
本体2Aの被覆部202Aと、被覆体3Aの被覆部302Aとの間には、接合手段であるスライドファスナー5が設けられている。スライドファスナー5は、被覆部202Aと被覆部302Aの対向する端辺に、それぞれ縫い付けられた一対のファスナーストリンガーで構成されている。一方のファスナーストリンガーは、被覆部202Aの端辺に縫い付けられたファスナーテープ511Aと、ファスナーテープ511Aに止着されたエレメント521Aとを有し、他方のファスナーストリンガーは、被覆部302Aの端辺に縫い付けられたファスナーテープ512Aと、ファスナーテープ512Aに止着されたエレメント522Aとを有している。エレメント521A、522Aは、両エレメント521A、522Aを取り込んで摺動するスライダー53Aによって噛合・開離される。スライダー53には、摘み54Aが取り付けられている。スライドファスナー5が閉じられた状態では、被覆部202Aと被覆部302Aが連結された状態となり、スライドファスナー5が開かれた状態では、被覆部202Aと被覆部302Aが離脱した状態となる。
【0033】
以上のように構成された携帯用電子機器保護ケース1Aについて、本ケース1Aをノート型パーソナルコンピュータ4Aに装着した状態で、パーソナルコンピュータなどの外部機器に接続するための接続装置にセットする場合について説明する。図8及び図9は、ノート型パーソナルコンピュータ4Aを接続装置7にセットした状態を示すものである。ノート型パーソナルコンピュータ4Aの接続部41Aが設けられている端部を、接続装置の接続部にセットするには、接続部41Aの近傍を外側に露出しなければならない。そこで、スライドファスナー5を開き、被覆部202Aと被覆部302Aとの連結を解除する。これにより、被覆部202Aと被覆部302Aはそれぞれ独立して、各折り曲げ部203A、303Aで折り曲げられることができ、図8、図9にそれぞれ示されているように、ノート型パーソナルコンピュータ4Aの端部(接続部41Aが設けられている側)を露出させ、接続装置7にセットすることが可能となる。このような構成とすることにより、携帯用電子機器保護ケース1Aを全て取り外す必要がなくなる。
【0034】
図10は、第3の実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Bを示す全体斜視図である。この実施形態は、PDA(Personal Digital Assistant)等の小型携帯用電子機器(手のひらに載せられる程度の大きさ)を保護するケースである。
この実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Bは、電子機器4Bの大きさにあわせて形成された、板状の本体2Bと、被覆体3Bとを備え、電子機器4Bの背面を本体2Bで保護し、表示画面のある正面を被覆体3Bで保護する構成となっている。本体2Bと被覆体3Bは、接続部31で折り曲げ自在に連結されている。本体2Bは、保護部201Bと、被覆部202Bと、保護部201Bと被覆部202Bの間に設けられた折り曲げ部203Bとを備えている。
【0035】
被覆部202Bは、収納される電子機器4Bにおける、外部接続装置との接続部414Bが設けられている位置に対応して設けられ、接続部414Bの設けられている端部に沿って設けられている。
被覆体3Bも同様に、保護部301B、被覆部302B、折り曲げ部303Bを有し、それぞれ本体2Bの有する保護部201B、被覆部202B、折り曲げ部203Bに対向する位置に設けられている。被覆部202B、302Bは、折り曲げ部203B、303Bにおいて、外側に折り曲げられ、電子機器4Bの、接続部414Bの周囲を露出させられる構成となっている。
【0036】
被覆体3Bには、連結帯35Bが端部中央に設けられ、先端部のスナップボタン(雌)は、本体2Bの端部中央外側に設けられたスナップボタン(雄)に係合する。この連結帯35Bによって、被覆体3Bと本体2Bとが、電子機器4Bを両側から挟んで保護する状態に維持される。
被覆部202Bと被覆部302Bの間には、接合手段としてのスライドファスナー5Bが設けられている。このスライドファスナー5Bの構成及び作用は、第2実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Bにおけるスライドファスナー5Aと同様なので説明を省略する。スライドファスナー5Bを開いた状態で、一対の被覆部202B、302Bを外側に折り曲げることが可能となり、閉じた状態では、被覆部202B、302Bは、電子機器4Bを保護する状態に維持される。
【0037】
本体2において、保護部201Bには、両端部に、保持片22B、23Bが設けられている。保持片22B、23Bは、収納される電子機器4Bの両側面に沿って配置されており、この保持片22B、23Bの間には、電子機器4Bを収納する収納部215Bが形成される。保持片22B、23Bには、対向する面が、それぞれ保持面221B、231Bとなっており、保持面221B、231Bにて、電子機器4Bを保持する。
保持片22B、23Bは、金属板を芯材とし、1枚の金属板により一体として構成されている。芯材である金属板は、保護部201B内に納められており、第1実施形態と同様に構成され、図4に示されているように、金属板の表面は、被覆材により覆われている。保持片22B、23Bは、電子機器4Bを間に挟んでいる状態では、外側に押し開かれで弾性変形し、その際の復元力により電子機器4Bを両側から押接し、これを保持している。
【0038】
このような保持方式では、電子機器4Bを保持面221B、231Bに対して滑らせながら、容易に本体2Bから離脱させ、或は装着させることができ、この際、電子機器4Bに傷等をつけることもない。
同様に、被覆部202Bにも、保護部201Bと同様に保持片24B、25Bが設けられており、同様の構成で、同様の機能を備えている。被覆部202Bの保持構造が、両側から挟み込む保持片24B、25Bで構成されていので、スライドファスナー5Bを開いて被覆部202Bを外側に折り曲げる作業が可能となる。
【0039】
被覆部202Bと被覆部302Bとを接合手段としては、スライドファスナーの他、図11に示されているように、一方の被覆部302Bに、接合帯81Bを設け、その内側先端部に、面状ファスナー83Bを設け、他方の被覆部202Bの外側面に面状ファスナー82Bを設け、面状ファスナー83Bと面状ファスナー82Bとを係合させて、被覆部202B、302Bを接合させる構成としてもよい。面状ファスナーは、係合位置を調整できる点で有利であるが、この他にスナップボタンにより、接合帯の係脱をおこなう構成とすることもできる。このような構成例は、第2の実施形態においても同様に採用することができる。
【0040】
図12は、第4の実施形態の携帯用電子機器保護ケース1Cを示す全体斜視図であり、展開して外側面の全体を表した斜視図である。この実施形態は、第3実施形態の電子機器と同様に、PDA等の小型携帯用電子機器を保護するケースである。携帯用電子機器保護ケース1Cは、電子機器4Cの大きさにあわせて形成された、板状の本体2Cと、被覆体3Cとを備え、電子機器4Cの背面を本体2Cで保護し、正面を被覆体3Cで保護する構成となっている。本体2Cと被覆体3Cは、接続部31Cで折り曲げ自在に連結されている。本体2Cは、保護部201Cと、被覆部202Cと、保護部201Cと被覆部202Cの間に設けられた折り曲げ部203Cとを備えている。保護部201Cと被覆部202Cは、電子機器4Cを保護するために、十分な強度と剛性を備えており、例えば、他の実施形態と同様に皮革、合成皮革などにより構成されている。また、折り曲げ部203Cは、被覆部202Cを電子機器4Cから外した際に折り曲がる部分であり、保護部201Cや被覆部202Cに比較してやわらかい材料で構成されている。
【0041】
被覆部202Cは、収納される電子機器4Cにおける、外部接続装置との接続部が設けられている位置に対応して設けられ、接続部の設けられている端部側に設けられている。そして、被覆部202Cには接続部31Cを介して、被覆体3Cが接続され、被覆部202C、接続部31C、被覆体3Cは連続した1枚のシート材で構成されている。被覆体3Cの先端部には、連結帯35Cが設けられている。連結帯び34Cは、電子機器4Cを保護した状態で、本体2Cの外側に設けられたループ状の挿通部26Cに挿通され、本体2Cと被覆体3Cとが、電子機器4Cの両面を保護している状態に維持する。
【0042】
図13に示されているように、本体2Cにおいて、保護部201Cの内側には、両端に保持片22C、23Cが形成されている。保持片22C、23Cの構成及び作用は、第1、第3の実施形態において設けられた保持片と同様に構成されている。つまり、金属板からなる単一の芯材により構成され、さらに、図4に示されているように、芯材の表面を覆う被覆材を備えている。保持片22C、23Cの間には、電子機器4Cを収納する収納部215Cが形成されている。また、保持片22C、23Cの相互に対向する面には、保持面221C、231Cが設けられ、この保持面221C、231Cが、電子機器4Cの側面に圧接されて、電子機器4Cを確実に保持する。
【0043】
被覆部202Cには、保護部201Cと同様に、両端に板状の保持片24C、25Cが立設されている。この保持片24C、25Cは、保護部201Cに設けられている保持片22C、23Cと同様の構成、作用を有し、相互に対向する面に設けられた保持面241C、251Cは、電子機器4Cに圧接し、これを保持する。
折り曲げ部203Cは、柔軟性を有する材料で構成され、第2、第3の実施形態と同様に、例えば、金属板の芯材と被覆材からなる保護部201Cから、芯材を除いた被覆材のみからなる構成とすることができる。
【0044】
図14は、第4の実施形態である携帯用電子機器保護ケース1Cを電子機器Cに装着した状態で、電子機器4Cを外部装置7Cに接続した状態を示す斜視図である。
電子機器4C接続部31Cは、電子機器4Cの接続部が設けられている端部を覆う位置にあるため、接続部を外部に臨ませるための窓33Cが設けられている。この接続部は、例えば図14に示されているように、外部装置7Cに設けられている接続端子に接続する場合の他、接続コードの端子を接続することもできる。つまり、図14に想像線で示されているように、被覆体3Cによって、電子機器4Cの全体が保護されている場合には、この窓33Cを介して、接続コードを接続部に接続することができ、携帯用電子機器保護ケース1Cから電子機器4Cを取り外す必要はない。
【0045】
また、図14に示されているように、外部装置7Cに、電子機器4Cを接続する場合には、次のような利点がある。被覆部202Cにおける保持は、両側からの、平らな保持面241C、251Cによる圧着によって保持されているため、電子機器4Cの側面と保持面241C、251Cとを滑らせながら、被覆部202Cを外すことができる。つまり、保護部201Cを電子機器4Cに装着した状態を維持しつつ、被覆部202Cのみを電子機器4Cから外し、折り曲げ部203Cで外側に折り返すことができる。これにより、電子機器4Cにおいて、外部装置7Cに接続される部分が露出し、電子機器4Cと外部装置7Cとの接続が可能となる。
【0046】
この様に、第3実施形態及び第4実施形態の携帯用電子機器保護ケース1B、1Cは、それぞれ携帯用電子機器保護ケース1B、1Cを電子機器4B、4Cに装着した状態を維持しつつ、被覆部202B、202Cにおける保持片24B、25B又は24C、25Cの保持状態を解除して、外側に折り曲げ、外部装置との接続部を容易に露出させることができ、常時携帯用電子機器保護ケース1B、1Cを装着状態とすることができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、機器本体を両側から挟み込んで保持する保持片を設けるとによって、2つ折りされて収納される携帯用電子機器においても、保護ケースを常時装着状態にして使用することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、金属板の弾性変形により、機器本体を両側から挟み込む構成としたので、耐久性が向上し、より確実に機器本体と保持することができる。
【0048】
請求項3に記載の発明によれば、軟質の被覆材を設けることによって、機器本体を傷つけることが抑制される。また、機器本体に取り付けられた状態で、被覆材が変形することによって、保持片と機器本体の接触面がひろくなり、一層確実に機器本体を保持することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、ケースを装着状態で、機器本体の接続部を露出させることができ、ケースを完全に機器本体から取り外すことなく、外部装置に接続させることができる。
【0049】
請求項5に記載の発明によれば、保護部において、機器本体を両側から挟み込んで保持する保持片を設けるとによって、保護部への機器本体の脱着が容易となる。
請求項6に記載の発明によれば、被覆部に保持片を設けることで、使用状態や非使用状態では、確実に機器本体を保護することができる。特に、機器本体を外部装置に接続する際に露出される部位ついて、確実に保護することができる。また、外部装置に接続するには、被覆部のみを折り返すことが可能で、機器本体から本発明の携帯用電子機器保護ケースを取り外すことなく、外部装置に接続することが可能となる。
【0050】
請求項7に記載の発明によれば、被覆体を設けることで、機器本体の全体を保護することができる。
請求項8に記載の発明によれば、被覆体について、本体の被覆部に対向する位置に被覆部を設けることで、本体と被覆体によって保護されている状態の機器本体を、各被覆部を折り返すことで、外部装置に装着することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、一対の被覆部の間に接合手段を設けることで、離脱状態では機器本体の外部装置との接続が可能な状態とし、かつ、連結状態では、被覆部の折り返りを防止し、機器本体の保護機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である携帯用電子機器保護ケースの全体斜視図である。携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケース1を示す全体斜視図である。
【図2】携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図3】収納状態の携帯用電子機器に装着された状態における携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図4】保持片の構成を示す、本体の拡大横断面図である。
【図5】本発明の携帯用電子機器保護ケースに携帯用電子機器を収納する直前の状態を示す、本体の横断面図である。
【図6】本発明の携帯用電子機器保護ケースに携帯用電子機器を収納した状態を示す、本体の横断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図8】電子機器が外部装置に装着された状態を示す部分斜視図である。
【図9】電子機器が外部装置に装着された状態を示す部分斜視図である。
【図10】本発明の第3実施形態の携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図11】本発明の第3実施形態の携帯用電子機器保護ケースの他の構成例を示す部分斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態の携帯用電子機器保護ケースを示す全体斜視図である。
【図13】同じく、部分斜視図である。
【図14】電子機器が外部装置に装着された状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯用電子機器保護ケース
2 本体
22 保持片
23 保持片
3 被覆体
4 携帯用電子機器
5 金属板
61 被覆材
62 被覆材
201A 保護部
202A 被覆部
203A 折り曲げ部
5 スライドファスナー
Claims (9)
- 第1の機器本体と、該第1の機器本体に対して回動部を介して接続され、
第1の機器本体に対して開閉自在に設けられた第2の機器本体とを有し、
第1の機器本体と第2の機器本体を開いた状態で使用する携帯用電子機器を収納するケースであって、
第1の機器本体又は第2の機器本体の内、一方の表面の少なくもと一部を覆う本体と、
前記本体の対向する側端辺にそれぞれ立設され、前記本体で覆われた機器本体の対向する側端面に外側から圧接して、機器本体を保持する1対の保持片を有する携帯用電子機器保護ケース。 - 前記本体と1対の保持片とは、金属板により一体として構成され、
前記1対の保持片は、内側に鋭角状に折り曲げられて構成され、機器本体を保持している状態では、外側に弾性変形した状態となる請求項1に記載の携帯用電子機器保護ケース。 - 前記本体は、表面が軟質の被覆材によって覆われている請求項1又は2に記載の携帯用電子機器保護ケース。
- 機器本体を収納するケースであって、
機器本体の一方の面を覆う保護部と、機器本体に設けられた外部機器接続部に対応する位置に設けられ、前記保護部材に対して折り曲げ自在に接続され、機器本体を保護する被覆状態と、機器本体を接続装置に接続した際に、外側に折り曲げられて外部機器接続部を露出させた露出状態とに変更可能な被覆部とを有する本体とを備えた携帯用電子機器保護ケース。 - 保護部に設けられ、機器本体の対向する側端面に外側から挟み込むように圧接し、機器本体を保持する一対の保持片を有する請求項4に記載の携帯用電子機器保護ケース。
- 被覆部に設けられ、機器本体の対向する側端面に外側から挟み込むように圧接し、機器本体を保持する一対の保持片を有する請求項4又は5に記載の携帯用電子機器保護ケース。
- 前記本体の端部に折り曲げ自在に接続され、機器本体の他方の表面を外側から覆う被覆体を有する請求項1〜6のいずれか1に記載の携帯用電子機器保護ケース。
- さらに被覆体は、前記本体の有する保護部と被覆部に対向する位置に保護部と被覆部とを有する請求項4〜7のいずれか1に記載の携帯用電子機器保護ケース。
- 前記被覆体の有する被覆部と、前記本体の有する被覆部との間には、両被覆部を連結した連結状態と、両被覆部が相互に離れた離脱状態とに切り換え可能な接合手段を備えている請求項8に記載の携帯用電子機器保護ケース。
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DE102006023306A1 (de) * | 2006-05-18 | 2008-01-03 | Jens Goldenstein | Umschließende Tasche für Mobiltelefone |
JP3158705U (ja) * | 2010-02-02 | 2010-04-15 | 謙吾 望月 | 携帯電話収納ケース |
WO2011074866A2 (ko) * | 2009-12-16 | 2011-06-23 | 주식회사 아이나노 | 충격 완화 기능을 구비한 휴대용 전자기기 보호 케이스 |
JP2012016179A (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-19 | Toyota Industries Corp | 充電コネクタ保持構造および自動車充電装置 |
-
2003
- 2003-04-28 JP JP2003124511A patent/JP2004130061A/ja active Pending
Cited By (5)
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