JP2002219014A - 携帯型電子計算機のキャリングケース - Google Patents

携帯型電子計算機のキャリングケース

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JP2002219014A JP2001019450A JP2001019450A JP2002219014A JP 2002219014 A JP2002219014 A JP 2002219014A JP 2001019450 A JP2001019450 A JP 2001019450A JP 2001019450 A JP2001019450 A JP 2001019450A JP 2002219014 A JP2002219014 A JP 2002219014A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 できる限り簡素な構造をもって、携帯型電子
計算機を携行時の衝撃などから適切に保護して携行可能
とするキャリングケースの提供。 【解決手段】 重ね合わせ状態において携帯型電子計算
機100を間に挟み込んで保持する一対の保持体1、1
を有しており、この一対の保持体1、1がそれぞれ、保
持すべき携帯型電子計算機100を枠内空間11cに納
める大きさの枠材11と、この枠材11に張り込まれた
ゴム又はゴム状弾性材よりなるシート状体12とを備え
ていると共に、一方の保持体1の一側縁部10bと他方
の保持体1の一側縁部10bとが、重ね合わせ状態にあ
る両保持体1、1を当該両保持体1、1の他側縁部10
a間の間隔を離れ出させる向きに開き出し操作可能に、
止め付け合わされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノート型のパー
ソナルコンピュータなどの携帯型電子計算機を携行する
ために用いるキャリングケースに関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型のパーソナルコンピュータなど
の携帯型電子計算機を携行するにあたっては、携行時の
衝撃などから当該携帯型電子計算機を保護するため、フ
ォーム材を内部に張り込んだアルミニウムなどの金属や
プラスチックよりなるアタッシュケース型のキャリング
ケースや、バッグを構成する各面部内にクッション材を
それぞれ内装させたキャリングバッグなどが用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
のキャリングケースなどは、いずれも在来のアタッシュ
ケースやバッグの改良形として提供されている。
【0004】こうしたことから、携帯型電子計算機のみ
を携行するにあたってのキャリングケースとして、必要
最低限の簡素な構造をもって、携帯型電子計算機を携行
時の衝撃などから適切に保護することができるものの提
供が望まれるところであった。
【0005】そこでこの発明は、できる限り簡素な構造
をもって、携帯型電子計算機を携行時の衝撃などから適
切に保護して携行可能とするキャリングケースの提供を
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、携帯型電子計算機
のキャリングケースを、重ね合わせ状態において携帯型
電子計算機を間に挟み込んで保持する一対の保持体を有
しており、この一対の保持体がそれぞれ、保持すべき携
帯型電子計算機を枠内空間に納める大きさの枠材と、こ
の枠材に張り込まれたゴム又はゴム状弾性材よりなるシ
ート状体とを備えていると共に、一方の保持体の一側縁
部と他方の保持体の一側縁部とが、重ね合わせ状態にあ
る両保持体を当該両保持体の他側縁部間の間隔を離れ出
させる向きに開き出し操作可能に、止め付け合わされて
いる構成を備えたものとした。
【0007】かかる構成によれば、前記一対の保持体間
に携帯型電子計算機を挟み込ませた重ね合わせ状態(保
持状態)にあっては、当該一対の保持体を構成する枠材
に張り込まれた前記シート状体はそれぞれ当該携帯型電
子計算機によって外方に撓み出されるように弾性変形さ
れ、当該シート状体の内面を当該携帯型電子計算機の外
面に密着させた状態でガタつきなく当該携帯型電子計算
機を保持する。
【0008】また、かかる一対の保持体を構成する枠材
は、保持すべき携帯型電子計算機を枠内空間に納める大
きさに構成されていることから、前記保持状態にあって
は、携帯型電子計算機の厚さ方向にある端面と当該枠材
との間に前記のように弾性変形させられたシート状体に
よって一定の間隔を形成させることができ、キャリング
ケースの縁部側から加わる衝撃を保持されている携帯型
電子計算機に直接伝えさせることがない。
【0009】また、前記保持体を構成するシート状体は
ゴム又はゴム状弾性材よりなることから、キャリングケ
ースの側面側から加わる衝撃も当該シート状体によって
ある程度吸収することができる。
【0010】特に、かかるキャリングケースは、主とし
て、前記枠材と当該枠材に張り込まれるシート状体とか
ら構成される一対の保持体によって構成されることか
ら、簡素な構造をもって適切に携帯型電子計算機を保持
し得る。
【0011】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の携帯型電子計算機のキャリングケースにお
ける、一対の保持体の止め付け合わせ側と反対の側にあ
る両保持体を構成するシート状体にそれぞれ、両保持体
の重ね合わせ状態において連通し合って当該反対の側に
ある枠材の一部を把持部とさせる指の挿入開放部が形成
してあるものとした。
【0012】かかる構成によれば、とじ込ませた一対の
保持体間に携帯型電子計算機を挟み込ませた保持状態に
おいて、かかる挿入開放部によってこの挿入開放部に臨
んだ一対の保持体の枠材の一部を把持して、当該携帯型
電子計算機を保持したキャリングケースを適切に持ち運
ぶことができる。
【0013】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項2記載の携帯型電子計算機のキャリングケースにお
ける、一対の保持体の一方に、当該一対の保持体を重ね
合わせた状態において相互に連通し合う両保持体の挿入
開放部を通じて当該一対の保持体の他方の外面側に引き
出される帯状片が備え付けられていると共に、この帯状
片の引き出し端部と当該一対の保持体の他方の外面とに
それぞれ、相互に掛合し合う掛合手段が設けてあるもの
とした。
【0014】かかる構成によれば、とじ込ませた一対の
保持体間に携帯型電子計算機を挟み込ませた保持状態
を、安定的に維持することができる。
【0015】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1、請求項2又は請求項3記載の携帯型電子計算機
のキャリングケースにおける、一対の保持体を、一方の
保持体を構成するシート状体と他方の保持体を構成する
シート状体とを、両保持体を構成する枠材の内方におい
て縫着させることにより止め付け合わせているものとし
た。
【0016】かかる構成によれば、かかる一対の保持体
を前記重ね合わせ状態から開き出させた場合、前記縫着
部分において一方の保持体のシート状体と他方の保持体
のシート状体とが弾性的に引き延ばされ、当該一対の保
持体の向き合った面を近づける向きの付勢力が生じるも
のとされる。
【0017】この結果、この実施の形態にあっては、キ
ーボードを備えた本体部にディスプレイを備えた蓋部を
当該本体部の上面を当該蓋部によって覆った伏倒位置か
ら起立位置まで回動可能に組み付けて構成されるタイプ
の携帯型電子計算機の蓋部を起立位置に回動させると同
時に一対の保持体を開き出させた場合、当該携帯型電子
計算機の蓋部の上面に一方の保持体の内面を密着させる
ようにすることができ、当該一対の保持体間から当該携
帯型電子計算機を取り出すことなく当該携帯型電子計算
機を使用する場合に一方の保持体が側方に倒れ出してこ
うした使用にあたっての邪魔となることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図10に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0019】なお、ここで図1は、キャリングケースを
構成する一対の保持体1、1の構成部材を分離した状態
で示しており、また、図2は、かかるキャリングケース
を斜視の状態として、また、図3は正面から見た状態
で、また、図4は図3と反対の側から見た状態として、
また、図5は側面から見た状態で、それぞれ示してい
る。
【0020】また、図6は、一対の保持体1、1の止め
付け合わせ部分を断面の状態として、また、図7は、か
かるキャリングケースを左右方向において断面にして、
それぞれ表している。
【0021】また、図8及び図9は、かかるキャリング
ケースに携帯型電子計算機100を保持させた状態を、
図8は当該キャリングケースを上下方向に断面にして、
また、図9は当該キャリングケースを左右方向に断面に
して、それぞれ表している。
【0022】また、図10は、蓋部101と本体部10
2とからなる携帯型電子計算機100の当該蓋部101
共々、キャリングケースの一方の保持体1を他方の保持
体1から離れ出す向きに開きだし操作させた状態におけ
る一対の保持体1、1の止め付け合わせ部分を断面にし
て表している。
【0023】この発明にかかるキャリングケースは、ノ
ート型のパーソナルコンピュータなどの携帯型電子計算
機100を携行するために用いるのに適したものであ
る。
【0024】かかるキャリングケースは、重ね合わせ状
態において、かかる携帯型電子計算機100を間に挟み
込んで保持する一対の保持体1、1を有している。この
実施の形態にあっては、かかる保持体1はほぼ方形の外
郭形状を有するように構成してある。また、かかる一対
の保持体1、1は、互いにほぼ同寸、同形をなすように
構成してある。
【0025】そして、この実施の形態にあっては、かか
る一対の保持体1、1を、一方の保持体1の四つの側縁
部10a、10a…のそれぞれに対し他方の保持体1の
対応する側縁部10aが沿わされた状態で前記重ね合わ
せ状態となるように、当該一方の保持体1の一側縁部1
0bと他方の保持体1の一側縁部10bとを、当該重ね
合わせ状態にある両保持体1を当該両保持体1の他側縁
部10a間の間隔を離れ出させる向きに開き出し操作可
能に、止め付け合わさせている。
【0026】そして、かかる一対の保持体1、1を開き
出し操作して当該一対の保持体1、1の間に前記携帯型
電子計算機100を入れ込ませた後、この一対の保持体
1、1をとじ込むことにより、とじ込まれて重ね合わさ
れる当該一対の保持体1、1によって当該携帯型電子計
算機100を保持し、また、このように携帯型電子計算
機100を保持した状態から前記開き出し操作をするこ
とにより、当該一対の保持体1、1の間から携帯型電子
計算機100を取り出すことができるものとされてい
る。
【0027】また、キーボードを備えた本体部102に
ディスプレイを備えた蓋部101を当該本体部102の
上面を当該蓋部101によって覆った伏倒位置から起立
位置まで回動可能に組み付けて構成されるタイプの携帯
型電子計算機100に対しては、かかる蓋部101を伏
倒位置に回動させた状態においてとじ込まれた前記一対
の保持体1、1間に当該携帯型電子計算機100を保持
することができると共に、かかる携帯型電子計算機10
0の本体部102の下面102aを一方の保持体1の内
面10cに接しさせ、かつ、当該携帯型電子計算機10
0の蓋部101の上面101aを他方の保持体1の内面
10cに接しさせた状態で、当該携帯型電子計算機10
0の蓋部101を起立位置に回動させると同時に一対の
保持体1、1を開き出させることができ、この一対の保
持体1、1間から当該携帯型電子計算機100を取り出
すことなく当該携帯型電子計算機100を使用すること
もできるものとされている。
【0028】かかる一対の保持体1、1はそれぞれ、保
持すべき携帯型電子計算機100を枠内空間に納める大
きさの枠材11と、この枠材11に張り込まれたゴム又
はゴム状弾性材よりなるシート状体12とを備えてい
る。
【0029】かかる枠材11は、方形状をなすように構
成されている。典型的には、金属線材を周回状をなすよ
うに屈曲させ、その両端を溶接などすることにより、か
かる枠材11を構成することができる。
【0030】また、かかるシート状体12は、前記枠材
11の内郭形状に倣った外郭形状をおおむね有するよう
に構成されている。かかるシート状体12は、例えば、
化粧布によって表面を覆われたネオプレンゴムなどによ
って構成することができる。
【0031】また、この実施の形態にあっては、前記枠
材11に沿って当該枠材11を覆う縁取りテープ13に
おける当該枠材11の内方に位置される当該縁取りテー
プ13の縁部13a間に前記シート状体12の縁部12
aを入れ込んだ状態で、当該縁取りテープ13の縁部1
3aと当該シート状体12の縁部12aとを縫着させる
ことにより、当該枠材11に当該シート状体12を張り
込ませている。
【0032】そして、この実施の形態にあっては、この
ように構成される一対の保持体1、1の一方の一側縁部
10bに沿った前記縁取りテープ13の縁部13aと当
該一対の保持体1、1の他方の一側縁部10bに沿った
当該縁取りテープ13の縁部13aとを、それぞれの縁
取りテープ13の縁部13a、13a間に前記シート状
体12の縁部12aを入れ込んだ状態で縫着させること
により、かかる一対の保持体1、1を止め付け合わさせ
ている。(図6)
【0033】すなわち、この実施の形態にあっては、前
記一対の保持体1、1を、一方の保持体1を構成するシ
ート状体12と他方の保持体1を構成するシート状体1
2とを、両保持体1、1を構成する枠材11の内方にお
いて縫着させることにより止め付け合わせている。
【0034】より具体的には、この実施の形態にあって
は、前記シート状体12と同様のゴム又はゴム状弾性材
よりなる帯状のクッション体2を、その長さ方向に沿っ
て二つ折りにさせた状態で、このクッション体2の長さ
方向に沿った両縁部20、20を前記一対の保持体1、
1の一方の一側縁部10bに沿った前記縁取りテープ1
3の縁部13aと当該一対の保持体1、1の他方の一側
縁部10bに沿った当該縁取りテープ13の縁部13a
との間に入れ込ませ、この状態でかかるクッション体2
の縁部20と両縁取りテープ13、13の縁部13aと
を縫着させ合わせることによって、当該クッション体2
が前記一対の保持体1、1の止め付け合わされる一側縁
部10bに沿ってキャリングケースの内方に配されるよ
うにして、かかる一対の保持体1、1を止め付け合わさ
せている。
【0035】これにより、この実施の形態にあっては、
かかる一対の保持体1、1を前記のように開き出させた
場合、前記縫着部分において一方の保持体1のシート状
体12と他方の保持体1のシート状体12とが弾性的に
引き延ばされ、当該一対の保持体1、1の向き合った面
(キャリングケースの内面)を近づける向きの付勢力が
生じるものとされる。
【0036】この結果、この実施の形態にあっては、キ
ーボードを備えた本体部102にディスプレイを備えた
蓋部101を当該本体部102の上面を当該蓋部101
によって覆った伏倒位置から起立位置まで回動可能に組
み付けて構成されるタイプの携帯型電子計算機100の
蓋部101を起立位置に回動させると同時に一対の保持
体1、1を開き出させた場合、当該携帯型電子計算機1
00の蓋部101の上面101aに一方の保持体1の内
面10cを密着させるようにすることができ、当該一対
の保持体1、1間から当該携帯型電子計算機100を取
り出すことなく当該携帯型電子計算機100を使用する
場合に一方の保持体1が側方に倒れ出してこうした使用
にあたっての邪魔となることがない。
【0037】また、前記クッション体2によって、とじ
込ませた一対の保持体1、1間に携帯型電子計算機10
0を挟み込ませた保持状態において、当該一対の保持体
1、1の止め付け合わされた一側縁部10b側から加わ
る衝撃を吸収して、当該衝撃が保持された携帯型電子計
算機100にできる限り伝わらないようにすることがで
きる。
【0038】また、この実施の形態にあっては、前記一
対の保持体1、1の止め付け合わせ側と反対の側にある
両保持体1、1を構成するシート状体12にそれぞれ、
両保持体1、1の重ね合わせ状態において連通し合って
当該反対の側にある枠材11の一部を把持部11bとさ
せる指の挿入開放部12bが形成してある。
【0039】この実施の形態にあっては、前記一対の保
持体1、1を構成するシート状体12における前記止め
付け合わせ側と反対の側にある当該シート状体12の縁
部12aであって、その長さ方向ほぼ中程の位置にそれ
ぞれ、凹部12cが形成されている。そして、この反対
側においては、かかる凹部12cを挟んだ両側におい
て、シート状体12と枠材11とが前記縁取りテープ1
3を介して留め付け合わされるようにしてあり、キャリ
ングケースにこの凹部12cの縁とこの凹部12cに臨
んだ枠材11の一部とによって前記挿入開放部12bを
形成させている。
【0040】この結果、この実施の形態にあっては、キ
ャリングケースに別途の下げ手などを設けさせることな
く、とじ込ませた一対の保持体1、1間に携帯型電子計
算機100を挟み込ませた保持状態において、かかる挿
入開放部12bによってこの挿入開放部12bに臨んだ
一対の保持体1、1の枠材11の一部を把持して、当該
携帯型電子計算機100を保持したキャリングケースを
適切に持ち運ぶことができる。
【0041】また、この実施の形態にあっては、前記一
対の保持体1、1の一方に、当該一対の保持体1、1を
重ね合わせた状態において相互に連通し合う両保持体
1、1の挿入開放部12bを通じて当該一対の保持体
1、1の他方の外面側に引き出される帯状片3が備え付
けられていると共に、このように引き出される帯状片3
の引き出し端部と当該一対の保持体1、1の他方の外面
とにそれぞれ、相互に掛合し合う掛合手段30が設けて
ある。
【0042】この実施の形態にあっては、かかる掛合手
段30を、相互に掛合し合う面状ファスナー31として
いる。
【0043】この結果、この実施の形態にあっては、と
じ込ませた一対の保持体1、1間に携帯型電子計算機1
00を挟み込ませた保持状態を、シンプルな構造をもっ
て安定的に維持することができる。
【0044】かかる一対の保持体1、1間に携帯型電子
計算機100を挟み込ませた保持状態にあっては、当該
一対の保持体1、1を構成する枠材11に張り込まれた
前記シート状体12はそれぞれ当該携帯型電子計算機1
00によって外方に撓み出されるように弾性変形され、
当該シート状体12の内面を当該携帯型電子計算機10
0の外面に密着させた状態でガタつきなく当該携帯型電
子計算機100を保持する。(図8、図9)
【0045】また、かかる一対の保持体1、1を構成す
る枠材11は、保持すべき携帯型電子計算機100を枠
内空間に納める大きさに構成されていることから、前記
保持状態にあっては、携帯型電子計算機100の厚さ方
向にある端面103と当該枠材11との間に前記のよう
に弾性変形させられたシート状体12によって一定の間
隔Sを形成させることができ、キャリングケースの縁部
側から加わる衝撃を保持されている携帯型電子計算機1
00に直接伝えさせることがない。
【0046】また、前記保持体1を構成するシート状体
12はゴム又はゴム状弾性材よりなることから、キャリ
ングケースの側面側から加わる衝撃も当該シート状体1
2によってある程度吸収することができる。
【0047】特に、かかるキャリングケースは、主とし
て、前記枠材11と当該枠材11に張り込まれるシート
状体12とから構成される一対の保持体1、1によって
構成されることから、簡素な構造をもって適切に携帯型
電子計算機100を保持し得る特長を有している。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、携帯型電子計算機を
携行時の衝撃などから保護して携行可能とするキャリン
グケースを、簡素かつ適切に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリングケースの分解斜視構成図
【図2】同斜視図
【図3】同正面図
【図4】同背面図
【図5】同側面図
【図6】図3におけるA−A線断面図
【図7】図3におけるB−B線断面図
【図8】使用状態を示す断面図
【図9】使用状態を示す断面図
【図10】使用状態を示す要部断面図
【符号の説明】
1 保持体 10a 側縁部 10b 一側縁部 11 枠材 11c 枠内空間 12 シート状体 100 携帯型電子計算機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせ状態において携帯型電子計算
    機を間に挟み込んで保持する一対の保持体を有してお
    り、 この一対の保持体がそれぞれ、保持すべき携帯型電子計
    算機を枠内空間に納める大きさの枠材と、この枠材に張
    り込まれたゴム又はゴム状弾性材よりなるシート状体と
    を備えていると共に、 一方の保持体の一側縁部と他方の保持体の一側縁部と
    が、重ね合わせ状態にある両保持体を当該両保持体の他
    側縁部間の間隔を離れ出させる向きに開き出し操作可能
    に、止め付け合わされていることを特徴とする携帯型電
    子計算機のキャリングケース。
  2. 【請求項2】 一対の保持体の止め付け合わせ側と反対
    の側にある両保持体を構成するシート状体にそれぞれ、
    両保持体の重ね合わせ状態において連通し合って当該反
    対の側にある枠材の一部を把持部とさせる指の挿入開放
    部が形成してあることを特徴とする請求項1記載の携帯
    型電子計算機のキャリングケース。
  3. 【請求項3】 一対の保持体の一方に、当該一対の保持
    体を重ね合わせた状態において相互に連通し合う両保持
    体の挿入開放部を通じて当該一対の保持体の他方の外面
    側に引き出される帯状片が備え付けられていると共に、 この帯状片の引き出し端部と当該一対の保持体の他方の
    外面とにそれぞれ、相互に掛合し合う掛合手段が設けて
    あることを特徴とする請求項2記載の携帯型電子計算機
    のキャリングケース。
  4. 【請求項4】 一対の保持体を、一方の保持体を構成す
    るシート状体と他方の保持体を構成するシート状体と
    を、両保持体を構成する枠材の内方において縫着させる
    ことにより止め付け合わせていることを特徴とする請求
    項1、請求項2又は請求項3記載の携帯型電子計算機の
    キャリングケース。
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