JP3460637B2 - 情報処理装置用携帯ケース - Google Patents

情報処理装置用携帯ケース

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JP3460637B2
JP3460637B2 JP24170099A JP24170099A JP3460637B2 JP 3460637 B2 JP3460637 B2 JP 3460637B2 JP 24170099 A JP24170099 A JP 24170099A JP 24170099 A JP24170099 A JP 24170099A JP 3460637 B2 JP3460637 B2 JP 3460637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるノートブ
ック型或いはサブノートブック型のパソコン等の情報処
理装置を携帯する際に好適に使用される情報処理装置用
携帯ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、ノートブック型のパソコン等は持
ち運んで様々な場所で使用する機会が増えており、その
際に、情報処理装置を収納するための携帯ケースが利用
されている。この種の情報処理装置用携帯ケースには情
報処理装置の他にもACアダプタ等の周辺機器が収納さ
れるが、従来の携帯ケースにおいては、このような周辺
機器を、情報処理装置と共にケース内に収納したり、ケ
ースと一体的に設けた内ポケット又は外ポケットに収納
するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、周辺機器を
情報処理装置と共に携帯ケース内に収納する場合には、
本来情報処理装置を収納するための携帯ケース内が乱雑
となり整理がつかず、周辺機器が特にケース内の底部に
落ち込んで取り出しにくくなり、またその底部が嵩張る
こととなる。さらに、ケース内で周辺機器が情報処理装
置の蓋を兼ねているディスプレイ配置部に接触してその
部分に集中応力が加わると、ディスプレイ配置部のバッ
クライト部分や液晶部分が損壊するおそれもある。ま
た、携帯ケースに一体的に設けたポケットに周辺機器を
収納する場合にも、そのポケットを設けた部分が嵩張っ
て凹凸ができ易く、外観を損ねるだけでなく携帯ケース
そのものの持ち具合も悪くなる。さらに、以上のような
携帯ケースをそのまま他のバッグ等に収納する場合に
は、情報処理装置と周辺機器とを収めた携帯ケースが嵩
張ったまま一つのまとまりになっているため、バッグに
凹凸が生じて収まりが悪くなり、そのバッグをも持ちに
くいものとしてしまうこととなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
不具合に鑑みて、情報処理装置と周辺機器とを携帯する
にあたり、それらを収納する部分を分離し、その部分を
相互に着脱可能なものとすることにより、両者の適切な
収納状態が得られ持ち運びし易い情報処理装置用携帯ケ
ースを構成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の情報処理装置
用携帯ケースは、情報処理装置を収納するための収納部
を内部に形成したケース本体を具備するものであって、
情報処理装置の周辺機器等を収納するための補助収納部
を有するポケットを具備し、このポケットと前記ケース
本体の外面側との間に、ポケットをケース本体に対して
着脱可能に取り付け得る取付部を形成するとともに、ポ
ケットの背面側とそれに対応するケース本体の前面との
間に、前記取付部によるポケットの取付状態を補助しポ
ケットをケース本体に対して着脱するための補助取付部
を形成し、該補助取付部を、ポケットの背面に設けた多
数のフックからなるフック面と、このフックと係り合う
ようにケース本体の外面に設けた多数のループからなる
ループ面とによって構成される面ファスナから構成し、
さらに該補助取付部に、前記フック面に対して選択的に
重なり合う目隠し部を設けていることを特徴とする。
【0006】このような構成のものであれば、携帯ケー
スに情報処理装置と周辺機器との両方を収納して持ち運
ぶことができるだけでなく、情報処理装置用の収納部を
形成したケース本体の外面側に周辺機器用の補助収納部
を形成したポケットが配置されるので、それぞれの収納
空間が整理されて極めて使い勝手の良いものとなる。し
かも、ポケットは取付部を介してケース本体に着脱可能
であるので、ポケットをケース本体に取り付けた状態で
持ち運んだり、ポケットを取り外した状態でケース本体
と共に他のバッグに嵩張らないように収納したり、収納
部内に空間的な余裕があればその収納部にポケットを収
納する等、携帯状態の自由度を高めて様々な態様で情報
処理装置と周辺機器を持ち運ぶことが可能となる。
【0007】さらに、ポケットをケース本体に沿って安
定的に取り付けられるようにするために、ポケットの背
面側の下端部とそれに対応するケース本体の前面との間
に、前記取付部によるポケットの取付状態を補助しポケ
ットをケース本体に対して着脱するための補助取付部を
形成している。そして、このような補助取付部として、
多数のフックからなるフック面と、このフックと係り合
う多数のループからなるループ面とによって構成される
面ファスナを適用しているため、取付状態が良く繰り返
しての着脱にも耐え、しかも極めて簡素な構成のものと
することができる。このような面ファスナは、その構成
要素であるフック面が、例えば起毛処理された布地等所
定のループ面位置以外の箇所と係り合って接着してしま
いがちであるが、前記ループ面をケース本体の前面側に
設け、前記フック面をポケットの背面側に設けているの
で、ケース本体にそのような不具合が生じにくい。ま
た、取り外した状態のポケットにはフック面が表出して
いることになるが、補助取付部が、フック面に対して選
択的に重なり合う目隠し部を具備するものであるので、
このような場合にもその状態のポケットがフック面を介
して不要な箇所に接着しないようにすることができる。
さらに目隠し部を、前記フック面に一体的に連続しその
フック面との境界部を境にして折り曲げることによって
フック面に対して選択的に重なり合うようにすること
で、上述の作用を有効に得ることができ、この目隠し部
のフック面に対向する面を前記ポケットのループ面と同
種のループ面とするとさらに有効となる。
【0008】ケース本体に取り付けた状態のポケットが
携帯ケースを持ち運ぶ際に体に接触せず邪魔にならない
ようにするためには、取付部を、ポケットの背面側の下
端物それに対応するケース本体の前面との間、またはさ
らに前記ポケットの上端部とそれに対応するケース本体
の前面との間に形成することが望ましい。 また、ポケッ
トの着脱を極めて容易なものとするためには、取付部
が、前記ケース本体の前面とポケットの上端部との間に
設けたスライドファスからなるものであることが好まし
い。
【0009】ポケットが収納した周辺機器に応じて適度
に膨らみ、嵩張る周辺機器も適切に収納し得るようにす
るためには、ポケットの前面側と背面側とを、側面視U
字形となるように下端部で一体に連続させていることが
望ましい。外力に対して特に破損しやすい情報処理装置
のディスプレイ配置側部を適切に保護するためには、そ
のディスプレイ配置部側を覆うケース本体の上面被覆部
に、ディスプレイ配置部保護用の硬質シート材及びクッ
ション材を設けておくと効果的である。
【0010】また、最近では、情報処理装置を使用する
際に、携帯電話等を接続して通信機器端末として使用す
る機会が増えているが、それに対応して携帯ケースに携
帯電話等を付帯させ使用の便を向上し得るようにするた
めには、前記収納部に携帯電話を着脱可能に保持し得る
携帯電話用ホルダを設けることが好ましい。さらに、携
帯ケースを広げてその上に情報処理装置を載せて使用す
る場合、種々のサイズの情報処理装置に対応して情報処
理装置がずれないように確実に保持するようにするため
には、情報処理装置の装置本体の底面側を覆うケース本
体の底面被覆部において、装置本体の使用端側角部を押
え底面被覆部上に保持するための保持部を底面被覆部の
内面側に位置変更可能に設けていることが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図5を参
照して説明する。この実施例の情報処理装置用携帯ケー
スAは、図4及び図5に示す情報処理装置たるノート型
パソコンPを収納して持ち運びできるようにしたもので
あって、図1に示すように、そのノート型パソコンPを
収納するための収納部Sを形成したケース本体1を備
え、図5に想像線で示すACアダプタや配線コード類等
の周辺機器Rを収納するための補助収納部Tを形成した
ポケット7をケース本体1の前面1a側に着脱可能に設
けたものである。なお、本実施例で適用されるノート型
パソコンPは、装置本体たるパソコン本体Paの反使用
端Pd側に液晶ディスプレイを有するディスプレイ配置
部Pbを蓋を兼ねて蝶番により開閉可能に取り付けた通
常のものである。
【0012】ケース本体1は、図1〜図5に示すよう
に、パソコン本体Paの底面を覆う底面被覆部2と、パ
ソコン本体Paの反使用端Pd側において前記底面被覆
部2に連続して設けられディスプレイ配置部Pbを覆う
上面被覆部3と、パソコン本体Pa上にディスプレイ配
置部Pbを重ねて閉止した状態でパソコン本体Paの使
用端Pc、左右の側端Pe及び反使用端Pdの中央部を
除く部位に対応して前記底面被覆部2と上面被覆部3と
を着脱して開閉するようにしたスライドファスナ4とを
具備してなるものである。そして、底面被覆部2に上面
被覆部3を重ね合わせた際にこれらによって囲まれる空
間を前記収納部Sとしている。
【0013】具体的に説明すると、底面被覆部2は、可
撓変形可能な布製の外装シート材21と、この外装シー
ト材21に重ね合わせて配置した可撓変形可能な布製の
内装シート材22とを具備してなり、外装シート材21
の周縁部に沿って前記スライドファスナ4の一方のエレ
メント41を設けている。また、底面被覆部2の内面側
となる内装シート材22のうちパソコン本体Paの使用
端Pcに対応する部位には、図3〜図5に示すように、
パソコン本体Paを押えて底面被覆部2上に保持するた
めの保持部23を形成している。すなわち、この保持部
23は、内装シート材22の前記使用端Pc側において
両側端部22aに亘って配置した面ファスナの一方の要
素であるマット状のループ面24と、このループ面24
に対して位置変更可能に取り付けられる保持具25とか
ら構成されるものである。この保持具25は、パソコン
本体Paの左右の使用端側角部Pxを押えるための一対
のゴム素材等よりなる弾性帯25aと、この弾性帯25
aの両端部に取着され前記ループ面24に係り合う面フ
ァスナの他方の要素である図示しないフック面を下面に
設けた小片25bとからなる。しかして、図4に示すよ
うに、保持具25の弾性帯25aがパソコン本体Paの
左右の使用端側角部Pxに斜めに掛かるように、小片2
5bのフック面をループ面24の適宜箇所に接着させる
とともに、その使用端側角部Pxに弾性帯25aを伸長
させて引っ掛けることによって、パソコンPを底面被覆
部2上に固定できるようにしている。
【0014】また、内装シート材22のうちパソコン本
体Paの反使用端Pd側に対応する部位には、パソコン
Pを本実施例の携帯ケースAに収納して持ち運ぶ際に前
記反使用端Pdを保護するための緩衝部26を形成して
いる。この緩衝部26は、内装シート材22の前記反使
用端Pd側において両側端部22aに亘って配置した面
ファスナの一方の要素たる帯状のループ面27と、可撓
性を有し前記ループ面27に対して位置変更可能に取り
付けられる側面視概略L字形の緩衝部材28とから構成
されるものである。この緩衝部材28の水平部分28a
の下面は前記ループ面27と係り合う面ファスナの他方
の要素たる図示しないフック面であり、一方、起立部分
28bには緩衝性を持たせている。しかして、収納部S
に収納されるパソコンPのサイズに応じて緩衝部材28
の水平部分28aをループ面の適宜箇所に接着すること
によって、パソコン本体Paの反使用端Pdの保護を図
っている。
【0015】一方、上面被覆部3は、ディスプレイ配置
部Pbの上面を覆い携帯ケースAの前面1aを構成する
可撓変形可能な布製の外装シート材31と、この外装シ
ート材31に重ね合わせて配置した可撓変形可能な布製
の内装シート材32とを具備してなるものであり、外装
シート材31の周縁部に沿って前記スライドファスナ4
の他方のエレメント42を設けている。さらに、外装シ
ート材31と内装シート材32との間に、図5に示すよ
うに、ディスプレイ配置部Pbの図示しない構成部品た
るバックライトや液晶部分を保護するための硬質シート
材33とクッション材34とを配置している。硬質シー
ト材33は、合成樹脂製の略長方形状をなす板状のもの
で、クッション材34よりも外側すなわち外装シート材
31側に配置されるものである。クッション材34は、
弾性及び保形性を有し硬質シート材33の形状に対応す
るシート状のものであり、硬質シート材33よりも内側
すなわち内装シート材32側に配置してディスプレイ配
置部Pbへの緩衝作用を奏するものである。また、内装
シート材32の両側端部32aには、それぞれ携帯電話
用ホルダ35を取り付けている。この携帯電話用ホルダ
35は、ゴム素材等を輪状に形成したもので、図4に示
すように、ケース本体1の側部に出した位置でこの輪状
の内側に携帯電話Qを差し込んで保持するようにしてい
る。携帯電話用ホルダ35を内装シート材32の両端側
部32aに設けたのは、パソコン等の機種によっては携
帯電話Qに接続する端子の位置が異なるので、それに対
応して種々のパソコン等においても適正な使用状態を確
保するためである。また、この位置に携帯電話用ホルダ
35を配置することで、半開きにした携帯ケースA上に
パソコンPを載せて使用する場合、ディスプレイ配置部
Pbの横に携帯電話Qを位置させて、これら両者を見易
い状態にしておくことができる。
【0016】以上に加えて、このケース本体1には、ス
ライドファスナ4による閉止状態を解除し、パソコンP
のディスプレイ配置部Pbを使用位置に開いた状態で、
前記上面被覆部3を底面被覆部2に係わらせてディスプ
レイ配置部Pbの上面(図示例では背面)に起立姿勢で
保持する一対の姿勢保持手段5を備えている。この姿勢
保持手段5は、一端51aを底面被覆部2の内装シート
材22において両側端部22aの略中央部に取り付け他
端51bに面ファスナの一方の要素である図示しないフ
ック面を設けた橋渡し紐51と、上面被覆部3の内装シ
ート材32において両側端部32aの略中央部に取り付
けた面ファスナの他方の要素であるループ面52とから
構成されるものである。しかして、橋渡し紐51の他端
51bに設けたフック面をループ面52の適宜箇所に接
着することにより、上面被覆部3を底面被覆部2に対し
て所望の角度で起立姿勢に保持し得るようにしている。
【0017】その他、ケース本体1には、底面被覆部2
及び上面被覆部3の外装シート材21、31の各上端部
に相互に対応して取り付けた手提げ用の把手61と、上
面被覆部3と底面被覆部2の各上端部の対角位置に着脱
可能に取り付けた肩掛け用のストラップ62とを備えて
おり、携帯ケースAを手提げ状態或いは肩掛け状態の態
様で携帯できるようにしている。
【0018】ポケット7は、図1、図2及び図5に示す
ように、ケース本体1の上面被覆部3側に着脱可能に取
り付けられるものである。このポケット7は、可撓変形
可能な布製の外面材71及び内面材72を重ね合わせ、
これら外面材71と内面材72との間にシート状のクッ
ション材73を一体的に挟み込んで、これらの長手方向
略中央部で側面視U字形となるように折り曲げるととも
に、折り曲げた前後の内面材72の両側縁に沿って可撓
変形可能な布製の側面材74を配置し、これら外面材7
1、内面材72、クッション材及び側面材74の側縁を
テープ75によってU字形を保持したまま縫い止め、上
縁もテープ76で直線状に揃えて縫い止めている構成の
ものである。そして、内面材72及び側面材74で囲ま
れる空間を前記補助収納部Tとしている。さらに、ポケ
ット7の前面7aの上端部を両側端部に亘って切り開く
とともにその切り開いた周囲にスライドファスナ77を
取り付けて、補助収納部Tを開閉可能にしている。
【0019】しかして、このようなポケット7をケース
本体1に着脱可能に取り付けるにあたり、ポケット7と
ケース本体1との間に取付部X及び補助取付部Yを形成
している。詳述すると、取付部Xは、ポケット7とケー
ス本体1との間に形成したスライドファスナ8によって
構成されるものである。すなわち、ケース本体1の前面
1aを構成する上面被覆部3において外装シート材31
の両側端部31aに亘って取り付けたスライドファスナ
8の一方のエレメント81及びスライダ83と、ポケッ
ト7の上端部7cに沿って取り付けたスライドファスナ
8の他方のエレメント82からなる。
【0020】また、補助取付部Yは主として、ケース本
体1の上面被覆部3における外装シート材31に一体的
に取り付けた帯状のループ面91と、ポケット7の背面
7bを構成する外面材71の下端部71aに一体的に取
り付けたフック面93とから構成される面ファスナ9か
らなるものである。このフック面93は、前記ポケット
7の下端部外面材71に、中央部92aを境にして下半
分を一体的に取り付けた長方形状をなす一対の布製の基
部92のうちその下半分の表面側に設けたものである。
この基部92の上半分は、前記中央部92aを境にして
フック面93に重なる位置まで折り曲げてフック面93
を隠すようにした目隠し部94を構成するものであり、
折り曲げた際にフック面93と対向する表面側を、その
フック面93と係り合うループ面94aとしている。
【0021】しかして、ポケット7をケース本体1に取
り付ける際には、前記取付部Xにおいて、スライドファ
スナ8のスライダ83をスライドさせてエレメント8
1、82同士を係り合わせることによって、ポケット7
の上端部7cをケース本体1に取り付ける。この作業と
同時或いはその前後に、補助取付部Yにおいて、ループ
面91にポケット7のフック面93を目隠し部94より
も優先して係り合わせることによって、ポケット7の下
端部たる外面材71の下端部71aをケース本体1に取
り付ける。この際、目隠し部94がフック面93に係り
合わないように、ポケット7の下端部71aを手で持っ
たまま作業すると便利である。逆に、ポケット7を取り
外す際には、前記スライドファスナ8のエレメント8
1、82同士の係り合いを解除し、ケース本体1のルー
プ面91とポケット7のフック面93との係り合いを解
除するとともに、図2に矢印で示すように基部92を中
央部92aで折り曲げて目隠し部94に設けたループ面
94aをフック面93に係り合わせてフック面93を表
出させないように隠すようにする。
【0022】以上のような構成からなる本実施例は、ケ
ース本体1に設けた収納部Sに情報処理装置たるノート
型パソコンPを収納し、ポケット7に設けた補助収納部
TにACアダプタ等の周辺機器Rを収納して、これらパ
ソコンPと周辺機器Rとを分類して別々の空間に収納し
た上で同時に携帯できるようにしたものである。そのう
え、取付部Xを介してポケット7をケース本体1に着脱
可能なものとしているため、収納部Sが嵩張らずに持ち
易くなるうえに外観も向上し、また、ケース本体1にポ
ケット7を付帯させた状態や取り外した状態での携帯
や、或いはその何れの状態で他のバッグ等に入れてもそ
のバッグ等が嵩張らないようにして持ち運ぶことができ
るなど、種々の態様での携帯が可能である。勿論、ケー
ス本体1内の収納部Sに空間的な余裕がある場合には、
その収納部Sにポケット7を収納しておくこともでき
る。
【0023】このような携帯ケースAにおいて、本実施
例ではポケット7を特にケース本体1の前面1a側に設
けているので、ケース本体1に取り付けたポケット7が
携帯時に体に接触しないので邪魔にならず、ポケット7
から周辺機器Rを取り出し易い。また、前記取付部X
を、ケース本体1とポケット7の上端部7cとの間に設
けたスライドファスナ8からなるものとしているので、
ポケット7の着脱の便を格段に向上することができる。
【0024】さらに、この取付部Xの取付状態を補助す
る補助取付部Yを、ケース本体1の前面1aとポケット
7の下端部71aとの間に形成しているので、ケース本
体1に取り付けたポケット7がバタつかないように、ポ
ケット7をケース本体1に沿ってしっかりと取り付けて
おくことが可能である。特に、この補助取付部Yは、面
ファスナ9からなるものであるため、簡素な構成で着脱
が非常に簡単である。しかも、この面ファスナ9を構成
するフック面93をポケット7側に取り付けるととも
に、ループ面91をケース本体1側に取り付けているの
で、ポケット7を取り外した際のケース本体1が何らか
の部材で目隠ししなくても不必要な箇所にくっついてし
まうという不具合を防止することができる。さらに、ポ
ケット7のフック面93には、フック面93に対して重
なり合うように選択的に折り曲げることができる目隠し
部94を連続させており、しかも、この目隠し部94の
フック面93と対向する面を前記ループ面91と同種の
ループ面94aにしているので、ポケット7を取り付け
る際にはケース本体1のループ面91とポケット7のフ
ック面93とを接着させることができ、ポケット7を取
り外した際にはフック面93と目隠し部94のループ面
94aとを接着させることで、そのフック面93が不必
要な場所にくっついてしまうことも防止することができ
る。また、このとき、ポケット7の下端部71aを手で
持ったまま目隠し部94の操作ができるので、ポケット
7の着脱作業をスムーズにすることができる。
【0025】また、このポケット7は、前面7aと背面
7bとが下端部で一体に連続する側面視U字形のもので
あるので、嵩高い周辺機器Rを補助収納部Tに収納して
も下端部がある程度の自由度をもって膨らみ得るので、
適切な収納状態を実現することが可能である。さらに、
ケース本体1においては、硬質シート材33やクッショ
ン材34を、ケース本体1のポケット7を取り付ける側
の上面被覆部3に設けているので、ポケット7に収納し
た周辺機器Rによる圧迫やその他の外力による集中応力
から破損し易いディスプレイ配置部Pbを効果的に保護
することができる。
【0026】また、収納部S内には、携帯電話用ホルダ
35を備えているので、パソコンPを携帯電話Qに接続
して使用する際にも非常に便利である。特に、本実施例
では携帯電話用ホルダ35を上面被覆部3において内装
シート材32の両側端部32aに配置しているので、接
続ポートの異なるパソコンに対応でき、しかもディスプ
レイと携帯電話Qの両方を同時に容易に見ることができ
て非常に便利である。
【0027】さらにまた、パソコン本体Paの底面側を
覆う底面被覆部2には、パソコン本体Paの使用端側角
部Pxを押えその位置に保持するための保持部23を位
置変更可能に形成しているので、パソコンPがずれるこ
とがなく快適な使用状態を得られるだけでなく、様々な
サイズのパソコンPにも対応することが可能である。な
お、ケース本体やポケットの形状、取付部や補助取付部
の構成、或いは収納部の内部形状等は、上記実施例に限
られるものではない。その他、各部の具体的構成につい
ても、上記実施例に限られるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の情報処理装置用携帯ケースは、ケース本体
に設けた収納部に情報処理装置を収納し、ポケットに設
けた補助収納部に周辺機器を収納して、これら情報処理
装置と周辺機器の両方を一体的に携帯して持ち運ぶこと
ができるようにしたものである。そして、ポケットをケ
ース本体の外面側との間に形成した取付部を介して着脱
可能なものとしているので、特に情報処理装置を収納す
べき収納部が整理されて嵩張らず外観も向上し、様々な
態様で情報処理装置と周辺機器を持ち運ぶことができる
など携帯状態の自由度を高めることが可能であり、非常
に使い勝手に優れたものとすることができる。
【0029】さらに、上記のような取付部の他に、ポケ
ットの背面側、例えばその下端部とケース本体の前面と
の間に着脱可能な補助取付部を形成しているので、ポケ
ットをケース本体に沿わせて安定的に取り付けることが
できる。また、このような補助取付部として面ファスナ
を採用しているので、簡素な構成で取付状態を良好にし
て、繰り返しての着脱にも耐えるものとすることができ
る。さらに、面ファスナの構成要素のうち、フック面を
ポケット側に設けるとともにループ面をケース本体側に
設けているため、ポケットを取り外した状態でケース本
体が不必要な箇所に接着するのを有効に防止することが
できる。さらに、補助取付部に、フック面に選択的に重
なり合う目隠し部を具備させて、この目隠し部のフック
面に対向する面をポケットに設けたものと同種のループ
面としていることから、ポケットを取り付けていない状
態でそのポケットに表出するフック面を目隠し部のルー
プ面と係り合わせることでフック面を隠して、そのフッ
ク面が不必要な箇所に接着するのを防止することが可能
である。特に、目隠し部を前記フック面に一体的に連続
しそのフック面との境界部を境にして折り曲げてフック
面に選択的に重なり合うものとすると、目隠し部の構成
の簡素化が図られる。
【0030】このような情報処理装置用携帯ケースにお
いて、前記取付部を、ポケットの上端部とケース本体の
前面との間に形成すれば、携帯ケースを持ち運ぶ際にポ
ケットが体に接触せず邪魔にならないようにすることが
できる。この場合、特に取付部としてスライドファスナ
を採用すれば、ポケットの着脱を極めて容易なものとす
ることができる。
【0031】さらに、ポケットの前面側及び背面側を、
側面視U字形となるように下端部で一体に連続させてい
る場合には、ポケットが収納した周辺機器に応じて適度
に膨らむので、嵩張る周辺機器を適切に収納することが
できる。また、情報処理装置のディスプレイ配置部側を
覆うケース本体の上面被覆部に硬質シート材とクッショ
ン材とを設けている場合には、外部からの集中応力に対
して特に破損しやすいディスプレイ配置部側の有効な保
護を図ることができる。
【0032】また、収納部に携帯電話用ホルダを備えて
おけば、情報処理装置に携帯電話を接続して使用する場
合に、携帯ケースに携帯電話を付帯しておくことができ
て使い勝手をさらに良好なものとすることができる。さ
らに、情報処理装置の装置本体の底面側を覆うケース本
体の底面被覆部の内面側に、装置本体の使用端側角部を
保持する保持部を位置変更可能に設けている場合には、
種々のサイズの情報処理装置をずれないように確実に保
持した状態で携帯ケースを広げた上に情報処理装置を載
せて使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における携帯状態を示す斜視
図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同実施例の展開状態を示す斜視図。
【図4】同実施例の使用状態を図3に対応して示す斜視
図。
【図5】同実施例の概略的な断面図。
【符号の説明】
A…情報処理装置用携帯ケース P…情報処理装置(ノート型パソコン) Pa…装置本体(パソコン本体) Pb…ディスプレイ配置部 Px…使用端側角部 Q…携帯電話 R…周辺機器 S…収納部 T…補助収納部 X…取付部 Y…補助取付部 1…ケース本体 2…底面被覆部 3…上面被覆部 7…ポケット 8…スライドファスナ 9…面ファスナ 23…保持部 33…硬質シート材 34…クッション材 35…携帯電話用ホルダ 91…ループ面 93…フック面 94…目隠し部 94a…ループ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−135719(JP,A) 実開 昭62−119829(JP,U) 実開 昭55−160629(JP,U) 登録実用新案3056470(JP,U) 登録実用新案3029835(JP,U) 登録実用新案3026135(JP,U) 登録実用新案3037545(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45C 11/00 A45C 7/00 A45C 13/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置を収納するための収納部を内
    部に形成したケース本体を具備するものであって、 情報処理装置の周辺機器等を収納するための補助収納部
    を有するポケットを具備し、このポケットと前記ケース
    本体の外面側との間に、ポケットをケース本体に対して
    着脱可能に取り付け得る取付部を形成するとともに、ポ
    ケットの背面側とそれに対応するケース本体の前面との
    間に、前記取付部によるポケットの取付状態を補助しポ
    ケットをケース本体に対して着脱するための補助取付部
    を形成し、該補助取付部を、ポケットの背面に設けた多
    数のフックからなるフック面と、このフックと係り合う
    ようにケース本体の外面に設けた多数のループからなる
    ループ面とによって構成される面ファスナから構成し、
    さらに該補助取付部に、前記フック面に対して選択的に
    重なり合う目隠し部を設けていることを特徴とする情報
    処理装置用携帯ケース。
  2. 【請求項2】前記目隠し部のフック面に対向する面を前
    記ループ面と同種のループ面としていることを特徴とす
    る請求項1記載の情報処理装置用携帯ケース。
  3. 【請求項3】前記目隠し部が、そのフック面に一体的に
    連続しそのフック面との境界部を境にして折り曲げるこ
    とによって該フック面に対して選択的に重なり合うもの
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理
    装置用携帯ケース。
  4. 【請求項4】前記補助取付部を、ポケットの背面側の下
    端部とそれに対応するケース本体の前面との間に形成し
    ていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の情報
    処理装置用携帯ケース。
  5. 【請求項5】取付部を、前記ポケットの上端部とそれに
    対応するケース本体の前面との間に形成していることを
    特徴とする請求項1、2、3又は4記載の情報処理装置
    用携帯ケース。
  6. 【請求項6】取付部が、前記ケース本体の前面とポケッ
    トの上端部との間に設けたスライドファスナからなるも
    のであることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置
    用携帯ケース。
  7. 【請求項7】ポケットの前面側と背面側とを、側面視U
    字形となるように下端 部で一体に連続させていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の情報
    処理装置用携帯ケース。
  8. 【請求項8】情報処理装置のディスプレイ配置部側を覆
    うケース本体の上面被覆部に、ディスプレイ配置部保護
    用の硬質シート材及びクッション材を設けていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の
    情報処理装置用携帯ケース。
  9. 【請求項9】前記収納部に携帯電話を着脱可能に保持し
    得る携帯電話用ホルダを設けていることを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の情報処理
    装置用携帯ケース。
  10. 【請求項10】情報処理装置の装置本体の底面側を覆う
    ケース本体の底面被覆部において、装置本体の使用端側
    角部を押え底面被覆部上に保持するための保持部を底面
    被覆部の内面側に位置変更可能に設けていることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記
    載の情報処理装置用携帯ケース。
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