JP2556189Y2 - テントキャンバス固定具 - Google Patents

テントキャンバス固定具

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JP2556189Y2
JP2556189Y2 JP1991082480U JP8248091U JP2556189Y2 JP 2556189 Y2 JP2556189 Y2 JP 2556189Y2 JP 1991082480 U JP1991082480 U JP 1991082480U JP 8248091 U JP8248091 U JP 8248091U JP 2556189 Y2 JP2556189 Y2 JP 2556189Y2
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万 越智
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株式会社越智工業所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テントキャンバスをテ
ントフレームに固定するための固定具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のテントにおいては、先ずテントフ
レームを組立て、屋根を構成するテントキャンバスをそ
のテントフレームに覆い被せ、キャンバスの周縁の適宜
位置に逢着された短いヒモをフレームに縛り付けること
により固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のヒモによる固定
においては、組立てに際してヒモを縛り付ける作業、ま
た、分解に際してはヒモを解く作業に非常に手間が掛か
るという問題があった。更に、この作業は、頭上手を伸
ばしてやっと届く位置で行われ、且つ、キャンバスが弛
まないようにピンと張り上げねばならず、非常に骨の折
れる作業であった。そこで、本考案は、キャンバスを簡
単にテントフレームに固定できる固定具を提供すること
を課題とする。また、従来のヒモによる固定の場合に
は、多くの箇所に縛りヒモを設けねばならなかったが、
その固定箇所を少なくすることも併せて本考案の課題で
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、コイルスプリング18等の弾性部材の内
部に、金属製等の剛性素材からなる棒状の2本の摺動体
10、11を挿通し、一方の摺動体10の一方端部にフ
ック等の係止具を設け、その他方端部には前記弾性部材
の抜け落ち防止のためのバネストッパー13を設け、他
方の摺動体11の両端部にも、上記摺動体10の両端部
に設けられた位置と反対の位置に、弾性部材の抜け落ち
防止のためのバネストッパー16とフック等の係止具を
設け、弾性部材が両バネストッパー13、16間に位置
することにより、一定の伸縮距離の範囲内で両摺動体1
0、11が摺動伸縮自在となるようにした。
【0005】
【作用】本考案においては、両端部の係止具が両側に引
っ張られると、バネストッパー13、16間に位置する
弾性部材が収縮し、両端部の係止具への引っ張り力が除
去されると、その弾性部材が伸長して元の状態に復帰す
る。この弾性部材の作用により、両摺動体が相互に摺動
して、両端部に位置するフック等の係止具が伸縮動作を
行うのである。そして、バネストッパー13、16の存
在により、本考案に係るテントキャンバス固定具の最大
伸長長さが規定されるにととなり、その伸縮長さの範囲
も自ずと決定されることとなる。 以上の作用により、固
定具の一端に設けられた係止具をテントキャンバスに設
けられた穴部等に引っ掛け、他方その他端に設けられた
係止具をテントフレームに引っ掛けることにより、テン
トキャンバスをテントフレームに簡単に固定することが
でき、しかも、キャンバスに弛みを生じさせず、ピンと
張り上げることができる。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面に従って、一実施例につい
て説明する。添付図面は全て本考案の実施例を図示す
る。図1は本考案の固定具の全体斜視図である。10が
半円柱形状を有する摺動体を示しており、同様の形状を
有する摺動体11とを打ち合わせることにより略円柱形
状をなし、打ち合わせ面で両者が相互に摺動しうる。摺
動体10の上端には、テントキャンバスに設けられてい
るアイレット(穴部)に引っ掛けるための鉤型のアイレ
ットフック12が設けられている。摺動体10の下端に
は、バネストッパー13が設けられている。他方、摺動
体11には、その下端にテントフレームに引っ掛けるた
めのフレームフック15を設け、その上端にバネストッ
パー16を設けている。18がコイルスプリングを示し
ており、2つの摺動体10、11を組み合わせた外側
で、バネストッパー13及び16の間に介在している。
このように弾発部材は、摺動体10、11、コイルスプ
リング18、バネストッパー13、16、及び、後述す
る摺動体ストッパー20とから構成されている。図1に
図示された本考案の固定具は、一番収縮した状態を示し
ており、アイレットフック12及びフレームフック15
がそれぞれ外側に引っ張られた場合には、コイルスプリ
ング18がバネストッパー13、16間で収縮し、それ
ぞれの摺動体10、11が上下に相互に反対に摺動し、
固定具全体は、収縮する力に対抗して伸張する。
【0007】図2は、図1の実施例の正面図を図示して
おり、摺動体10の上端にアイレットフック12を設
け、下端にバネストッパー13を設けている。ここで、
アイレットフック12の下端は他の摺動体11が抜け出
ることを防止する役目も有している。摺動体11の上端
にはバネストッパー16を設け、その下端にはフレーム
フック15を設け、更に、その下端には他の摺動体10
が抜け落ちないように摺動体ストッパー20を設けてい
る。摺動体ストッパー20は、摺動体10がコイルスプ
リング18内から抜け落ちないようにするためのもの
で、摺動体11の下端部に設けられうる何らかの突起で
構成すればよい。この実施例においては、アイレットフ
ック12の先端に突出部を設けて、その軸部との間隔を
狭くしているが、この突出部は、通常この固定具がテン
トキャンバスのアイレットに係止させたままテントキャ
ンバスと共に保管されるため、キャンバスをフレームか
ら取り外す際に、固定具がキャンバスから外れ落ちるこ
とを防止する役目を果たすものである。この突出部は、
アイレットフック12の先端に、着脱自在に差し込み可
能な形式のものにすることもできる。この場合には、突
出部を差し込んだ状態のアイレットフック12の先端に
はその軸部との間隔をなしにしてもよい。
【0008】次に使用方法について図3及び図4によっ
て説明する。図3は、テントキャンバス21の説明図で
あり、切妻形式のキャンバス21の下方周縁部近傍にア
イレット23が多数穿設された帯状体24が逢着されて
いる。この帯状体24は、キャンバス21の下方周縁部
全体に渡って設けられているが、図中では煩雑さを避け
るために、一部図示を省略している。図4は、テントキ
ャンバス21を本考案の固定具によってテントフレーム
27に固定した状態を図示する説明図である。テントフ
レーム27にテントキャンバス21を覆い被せ、キャン
バス21に逢着された帯状体24のアイレット23にア
イレットフック12を引っ掛ける。そして、固定具を伸
張させてフレームフック15をテントフレーム27に引
っ掛ける。同様の作業を繰り返してテントキャンバス2
1をテントフレーム27に固定することができる。この
例では、テントキャンバス21の下方周縁部にアイレッ
ト23が形成された帯状体24を使用しているが、キャ
ンバス21の下方周縁部には、このような帯状体24で
なく、輪状のヒモ又は鉤型のフックを多数設けてもよ
く、本考案の固定具のアイレットフック12に係止し得
るものであればどのような形式のものでもよい。
【0009】以上、一実施例について説明したが、本考
案においては、伸縮自在の弾発部材の両端部に係止具が
設けられたものであればどの様な形式のものでもよく、
例えば、2つの摺動体を直径の多少異なる筒状体から構
成し、一方の摺動体を他方の摺動体の内部に嵌入摺動し
うるように構成し、その内部にコイルスプリングを配備
させてもよい。また、コイルスプリング自体の両端にフ
ックをそれぞれ溶接接合させて形成することもできるも
のである。また、摺動体、フック等の材質は、金属、合
成樹脂、木材等どの様なものを使用してもよい。
【0010】
【考案の効果】上記構成からなる本考案は、以下の如き
効果を有する。テントキャンバスをテントフレームに瞬
時に固定及び取り外しができ、従来のヒモによる固縛に
比べ、その作業が極めて容易になった。本考案の固定具
は、伸縮自在の弾性部材を使用しているため、その弾性
反力によりテントキャンバスを従来以上にピンと張り上
げることができ、しかも、その状態を持続させることが
できる。これは、キャンバスに雨水が溜まることを防止
することができ、しかも、その外観が極めてすっきりし
たものとなる。また、従来のヒモによる固縛において
は、ある箇所を強く締め過ぎた場合には、キャンバスに
皺が寄ってしまい、それぞれの箇所の固縛強さの調整も
必要であるが、木考案においては、一定の伸縮強さを有
する同一の固定具を使用するため、そのような問題が全
く生じることがない。更に、本考案では引張力が均等に
常に作用することとなり、従来のヒモによる固縛と比較
し、その固定箇所の数を約3割程減少させることができ
た。最後に、本考案に係る固定具においては、その伸長
長さの最大長さが規定されているため、テントキャンバ
スが強風にあおられた場合にも、一定長さ以上に延び切
っててしまうことがなく、この最大長さに達した後にお
いても、その引っ張り力が除去されると有効に収縮作用
を発揮できるものである。以上、本考案は、簡易な構成
にして、著大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
【図2】本考案の実施例の正面図である。
【図3】テントキャンバスの説明図である。
【図4】本考案の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10、11 摺動体 12 アイレットフック 13、16 バネストッパー 15 フレームフック 18 コイルスプリング 20 摺動体ストッパー 21 テントキャンバス 23 アイレット 24 帯状体 27 テントフレーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルスプリング(18)等の弾性部材の
    内部に、金属製等の剛性素材からなる棒状の2木の摺動
    体(10)(11)を挿通し、 一方の摺動体(10)の一方端部にフック等の係止具を
    設け、その他方端部には前記弾性部材の抜け落ち防止の
    ためのバネストッパー(13)を設け、 他方の摺動体(11)の両端部にも、上記摺動体(1
    0)の両端部に設けられた位置と反対の位置に、弾性部
    材の抜け落ち防止のためのバネストッパー(16)とフ
    ック等の係止具を設け、 弾性部材が両バネストッパー(13)(16)間に位置
    することにより、一定の伸縮距離の範囲内で両摺動体
    (10)(11)が摺動して、伸縮自在となることを特
    徴とする テントキャンバス固定具。
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