JP2005215755A - Icカード用紙幣積増機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICカードに記憶されている金額情報等がICカード用紙幣積増機によって不正に改ざんされないようにするとともに、防盗対策を適用したICカード用紙幣積増機自体における一時的なサービス停止を解除するようにして、顧客の利用機会を減らさないようにした。
【解決手段】 ICカード用紙幣積増機1は、電源投入時にサーバ14と通信を行い、認証を得られた場合にのみ積み増し機能を起動する。これにより、ICカード用紙幣積増機1は、電源投入後にサーバ14からの認証が得られるまでは起動されず、ICカード用紙幣積増機1での一般カードの受け付けが拒否される。しかし、ネットワークが不通であっても、特別の稼動カードからの受付信号を認識した場合には、サーバ14の認証が得られない状態であっても一時的に起動して、一般カードを受け付けるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明はICカード用紙幣積増機に関し、特に利用可能な金額情報が記憶されているICカードに対し、入金紙幣の金額に応じて前記利用可能な金額情報の積み増し処理を行うICカード用紙幣積増機に関する。
鉄道などの交通機関やレジャー施設などで、硬貨や紙幣などの現金を授受する煩雑さを解消するために、利用者が料金を前払いするシステムが採用されており、その種のシステムでは利用可能な金額を記憶した非接触式のICカードが用いられている。ICカード用紙幣積増機は、ICカードの利用可能な金額が不足した場合に、そのICカードに対して、紙幣の入金等により追加して料金を支払うことによって、利用可能な金額を積み増しするための装置である。このようなICカード用紙幣積増機を用いることによって、1枚のICカードに利用可能な金額情報の積み増し処理を行えば、同じICカードを繰り返し使用することができるという利点がある。
一般に、ICカード用紙幣積増機には、入金された紙幣を装置内部に取り込んで収納庫に収納する入金機が備えられている。そして、入金された紙幣を収納するICカード用紙幣積増機は、その入金金額に応じて、ICカードのリーダ・ライタ部から利用可能な金額情報を書き換えるように構成されている。
このような従来のICカード用紙幣積増機は、電源が投入されることによってリーダ・ライタ部が起動されてICカード待機状態となり、セットされたICカードに対する金額情報の読み出しと書き込み、紙幣の入金、およびセットされたICカードへの積み増し操作などを行うことができる。
しかしながら、従来のICカード用紙幣積増機では、電源の投入だけでいつでも使用可能な状態となるために、その分、ICカード用紙幣積増機に対する不正操作や不正行為がなされるおそれがあった。例えば紙幣等の入金とは関係なしにICカードに記憶されている利用可能な金額情報を書き換えるなどの不正操作や不正行為によって、交通機関やレジャー施設などが不正に利用されるという問題点があった。
そこで、ICカードに記憶されている情報の不正な改ざんを防止する目的で、電源投入時に特定のICカード(起動用カード)を挿入しないと積み増し機能が働かないようにしたICカード用紙幣積増機が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−51052号公報(段落番号〔0013〕〜〔0019〕,図1)
上述した特許文献1において提案されているようなICカード用紙幣積増機では、受付信号を有する起動用カードが挿入され、その受付信号が受信されることによって、ICカード用紙幣積増機を起動できる。ところが、ICカード用紙幣積増機が起動用カードとともに盗難された場合には、ICカードに記憶されている情報が改ざんされる可能性があり、ICカード用紙幣積増機のセキュリティに対する信頼性が低下することになる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ICカードに記憶されている金額情報等がICカード用紙幣積増機によって不正に改ざんされないようにするとともに、防盗対策を適用したICカード用紙幣積増機自体における一時的なサービス停止を解除するようにして、顧客の利用機会を減らさないようにしたICカード用紙幣積増機を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、利用可能な金額情報が記憶されているICカードに対し、入金紙幣の金額に応じて前記利用可能な金額情報の積み増し処理を行うICカード用紙幣積増機が提供される。
このICカード用紙幣積増機は、投入紙幣を識別して収納する紙幣鑑別手段と、前記ICカードとの間で情報の授受を行って前記金額情報を書き込む書込手段と、前記書込手段に対して所定の認証動作により前記ICカードへの書き込み動作を許可する許可手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明のICカード用紙幣積増機およびICカード用紙幣積増方法では、電源投入後にサーバとの通信による認証動作を行い、サーバからの認証が得られた場合、あるいは書込手段を稼動するための受付信号を有する特定のICカード(稼動カード)との間で認証動作を行い、稼動カードからの認証が得られた場合に、ICカード用紙幣積増機が起動される構成にした。これにより、ICカード用紙幣積増機は、電源を投入しても、それだけでは顧客の利用可能な金額情報が記憶されている一般のICカード(一般カード)への書き込み動作が許可されず、一般カードがICカード用紙幣積増機に受け付けられないようになっているので、ICカード用紙幣積増機に対する不正操作や不正行為によりICカードに記憶されている情報が改ざんされる機会を減少させることができる。
また、ICカード用紙幣積増機自体が盗難された場合であっても、稼動カードによらなければICカード用紙幣積増機を起動させることができないので、ICカード用紙幣積増機のセキュリティに対する信頼性を向上することができる。
さらに、万一、ICカード用紙幣積増機自体と稼動カードの両方ともが盗難された場合であっても、ICカード用紙幣積増機を起動できるのは、稼動カード中の稼動パラメータに設定された回数分のみであり、それ以上はサーバとの接続によって認証が得られない限り動作することはないので、ICカード用紙幣積増機のセキュリティに対する信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るICカード用紙幣積増機の構成を示すブロック図である。
非接触ICカード用の紙幣積増機1(以下、ICカード用紙幣積増機1という。)は、一般のICカード(一般カード)をセットして非接触で情報の授受が行えるようになっている。この一般カードには、顧客が利用できる金額(利用可能金額)を記憶するためのICチップが埋め込まれている。また、ICカード用紙幣積増機1は、一般カードをセットするためのICカード置き台2、紙幣が挿入される紙幣入金口3、および入金された紙幣についての領収書を発行する領収書発行口4を有している。
このICカード用紙幣積増機1は、メモリ5aを備えた制御部5を有し、一般カードがICカード置き台2にセットされ、紙幣入金口3から紙幣による入金がなされた後に、制御部5で金額情報の積み増し処理を制御する。この制御部5はメモリ5aのほかに、いずれも図示しないCPU(Central Processing Unit)、基本プログラムを格納しているROM(Read Only Memory)、CPUにより実行されるプログラムや演算途中のデータ、演算結果などを一時的に格納するSRAM(Static Random Access Memory)、プログラムのダウンロードおよびデータ収集を行うSRAMカード、および生成された情報をICカード用紙幣積増機1の各部に伝達し、それらを制御するコントローラなどを有している。
また、ICカード用紙幣積増機1には制御部5によって制御される操作表示部6が設けられている。この操作表示部6は、積み増し額を指定する積増額ボタン6a、積み増し操作を取り消すため取消ボタン6b、領収書を印字して発行を指示する領収書ボタン6c、および紙幣の残高、ICカード用紙幣積増機1の操作案内や異常時の表示など、必要に応じて各種メッセージを表示するLCD(液晶表示器;Liquid Crystal Display)6dなどを備え、積み増しを行う顧客とのインタフェースを構成している。
さらに、ICカード用紙幣積増機1には、ICカード置き台2にセットされた一般カードについて、その情報の読み出しと書き込みを行うリーダ・ライタ部7、入金紙幣の真贋と金種を鑑別する紙幣鑑別部8、および紙幣鑑別部8で鑑別された紙幣を収納する紙幣収納庫9が設けられている。紙幣収納庫9は、金種に応じた複数の金庫からなり、その内の最小額金種の金庫に収納された紙幣(千円札)は、釣り銭としてリサイクルできるよう構成されている。
リーダ・ライタ部7および紙幣鑑別部8は、制御部5によって制御されるようになっている。リーダ・ライタ部7は、ICカード置き台2にセットされた一般カードと通信するためのアンテナ10と接続されている。稼動中のICカード置き台2に一般カードがセットされた場合には、ICカード用紙幣積増機1は、一般カードに電磁誘導により電源を供給するとともに、一般カードが有する金額情報をアンテナ10で受信して制御部5へ渡す。また、リーダ・ライタ部7は、制御部5から渡された金額情報を、アンテナ10を介して一般カードに書き込むことができる。
ICカード用紙幣積増機1の紙幣出金口11からは、入金紙幣の金額と積増額ボタン6aで決定された積増額との差額に相当する釣銭が排出される。また、ICカード用紙幣積増機1には、領収書や取引データを印刷可能な印刷部12が設けられており、積増額の決定後に領収書ボタン6cが押されると、領収書発行口4から入金紙幣についての領収書が発行されるように、これらの各ボタン等が制御部5によって制御される。
ICカード用紙幣積増機1の制御部5に対する電源は、電源部13から供給される。また、制御部5は取引データの転送や、機器の状況をリアルタイムで監視を行うために、サーバ14と有線あるいは無線、例えばPHS(Personal Handy phone System)通信により接続されており、電源投入後に、あらかじめ指定した時間間隔でサーバ通信を行うことができる。ICカード用紙幣積増機1は、サーバ14による認証が得られた場合にのみ起動して、ICカード用紙幣積増機1における一般カードの受け付けを許可するように構成されている。
図2は、ICカード用紙幣積増機の概略構成を示す正面図である。ICカード用紙幣積増機1の前面パネル20には、積増額ボタン6a、取消ボタン6b、領収書ボタン6c、およびLCD6dが配置され、さらに、ICカード置き台2、紙幣入金口3、領収書発行口4、および紙幣出金口11等が形成されている。このうち積増額ボタン6aとしては、選択可能な積み増し額に応じた複数のボタンが用意され、ここでは、たとえば千円、三千円、五千円、一万円用の4つのボタンが設けられている。
このような構成のICカード用紙幣積増機1では、通常の運用による積み増し動作は以下の手順で実行できる。すなわち、ICカード置き台2に一般カードをセットし、積増額ボタン6aで積み増し額を指定してから、紙幣入金口3から紙幣を挿入する。挿入された紙幣はその真偽判定を行う紙幣鑑別部8を通り、紙幣収納庫9に収納される。釣り銭がある場合、あるいは取消ボタン6bにより入金処理が取り消された場合には、紙幣出金口11より釣り銭紙幣または入金済みの紙幣が返却される。
積増額ボタン6aにより指定された相当額紙幣の入金処理が終わると、リーダ・ライタ部7では、アンテナ10を介してICカード置き台2にセットされた一般カードに対して積み増しされたデータの書き込み処理を行う。その際に領収書ボタン6cが押下された場合には、印刷部12で取引内容を印刷して領収書発行口4より領収書が出力される。
次に、ICカード用紙幣積増機1における運用開始から積み増し動作に至る全体の処理過程について説明する。
図3および図4は、いずれもICカード用紙幣積増機の積み増し処理を示すフローチャートである。
ICカード用紙幣積増機1を起動する場合、図3に示したように、まず、電源が投入され(ステップS1)、積み増し動作に係る各部動作状態が初期状態にリセットされる(ステップS2)。
その後、ICカード用紙幣積増機1の制御部5では、あらかじめ登録されたサーバ14との間で通信を行い、サーバ14との間で認証をとる(ステップS3)。このとき、サーバ通信が成功し、かつ認証が取れたかどうかの判定(ステップS4)を行い、認証が取れたときにはLCD6dに一般カード受付許可メッセージを表示して(ステップS5)、一般カードのセットが可能なセット待機状態となって、図3のステップS5から図4のステップS11に移行する。しかし、サーバ通信に失敗し、あるいはサーバ通信によりICカード用紙幣積増機1の認証が取れなければ、LCD6dに機器停止メッセージを表示する(ステップS6)。機器停止中の表示がなされた状態では、一般カードのセットおよび紙幣の入金を行うことができない。
ICカード用紙幣積増機1の起動後に、一般カードのセット待機状態となれば、図4に示したように、一般カードがICカード置き台2にセットされたか否かを判断する(ステップS11)。一般カードがICカード置き台2にセットされると、ICカード用紙幣積増機1では、リーダ・ライタ部7が一般カード内に記憶された利用可能な金額情報を読み取って、操作表示部6のLCD6dに残高として表示する。
次に、積増額ボタン6aにより積み増し額が指定されたかどうかが判断され(ステップ12)、紙幣鑑別部8にて、入金された紙幣の真贋と金種を鑑別し、積み増し額以上の正規の紙幣が紙幣入金口3から入金されたか否かを判断する(ステップS13)。積増額ボタン6aで指定された金額を満たすだけの入金が行われた場合には、ICカード用紙幣積増機1は、挿入された一般カードの利用可能金額に入金金額を積み増しするため、その一般カードに記憶されている利用可能な金額情報をリーダ・ライタ部7にて更新する(ステップS14)。
ここで、釣り銭がある場合には(ステップS15)、たとえば紙幣収納庫9の千円用の金庫から必要枚数が紙幣出金口11より返金される(ステップS16)。釣り銭がない場合には、このステップS16はスキップされる。また、入金金額が指定された積み増し額に足りない場合や、正規の紙幣と認定されなかった場合などには、それらの紙幣は紙幣入金口3から返金される。
次に、操作表示部6にある領収書ボタン6cが押下されているかどうかが判断される(ステップS17)。領収書ボタン6cが押下されていれば、その積み増しを行った内容が印刷部12により印字されて、領収書発行口4から領収書を発行する(ステップS18)。領収書ボタン6cが押下されていない場合には、このステップS18はスキップされ、図3のステップS5に戻る。
なお、ステップS11において一般カードがセットされるまで、およびステップS18において領収書が発行された後は、ICカード用紙幣積増機1は、ステップS5における一般カードのセット待機状態を維持する。
このように動作する実施の形態1のICカード用紙幣積増機1では、サーバ14と通信を行い、その認証が得られるまでは起動されず、一般カードがICカード用紙幣積増機に受け付けられないようになっている。したがって、ICカード用紙幣積増機1の電源が投入されたあとでも、ICカード用紙幣積増機1に対する不正操作や不正行為により一般カードに記憶されている情報が改ざんされる機会が減少する。
さらに、万一、ICカード用紙幣積増機1自体が盗難された場合であっても、サーバ14と接続し、サーバ14からの認証がなければICカード用紙幣積増機1aを起動することができないので、ICカード用紙幣積増機1のセキュリティに対する信頼性を向上することができる。
なお、万一起動状態で盗難された場合であっても、あらかじめ指定した時間間隔でサーバ14との通信を行うように構成しておけば、ICカード用紙幣積増機1を継続して起動することができなくなって、ICカード用紙幣積増機1aのセキュリティに対する信頼性が高くなる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2のICカード用紙幣積増機について説明する。実施の形態2のICカード用紙幣積増機は、一般カードとは別に用意した稼動カードとの間で認証動作を行い、稼動カードからの認証が得られた場合にのみ、一般カードへの書き込み動作を許可するようにしたものである。
図5は、本発明の実施の形態2に係るICカード用紙幣積増機の構成を示すブロック図である。
ICカード用紙幣積増機1aのICカード置き台2には、一般カードとは別に用意した稼動カードをセットすることができる。また、ICカード用紙幣積増機1aの制御部5は、メモリ5aとともにタイマ5b(一時稼動タイマ)を備えている。タイマ5bには、一時稼動のための設定時間がセットされており、稼動カードにより一般カードへの書き込み動作を許可した場合に計時動作を開始する。これらICカード置き台2とタイマ5bの構成以外については、図1に示した実施の形態1のICカード用紙幣積増機1と同じであるから、ここではそれらの説明を省略する。
ここで、稼動カードとは、前述した特許文献1の起動用カードと同様、一般カードに記憶されている情報の不正な改ざんを防止する目的で用いられるものであって、識別用のID情報と起動用のコマンド情報とを含む受付信号によって、電源投入時にリーダ・ライタ部7などの書込手段を稼動する。
図6ないし図8は、いずれもICカード用紙幣積増機1aの積み増し処理を示すフローチャートである。
図6のフローチャートは、ICカード用紙幣積増機1aを起動する手順を示すもので、実施の形態1における図3に対応する。ここでは、サーバ通信に失敗し、あるいはサーバ通信によりICカード用紙幣積増機1aの認証が取れないとき、LCD6dに機器停止メッセージを表示する(ステップS6)。
図7のフローチャートは、図6のステップS6(機器停止中の表示がなされた状態)から移行する処理手順を示すものである。最初に、ICカード用紙幣積増機1aのICカード置き台2にセットされたICカードが稼動カードか否かを判断する(ステップS7)。稼動カードがICカード置き台2にセットされると、制御部5のタイマ5bを所定の設定時間にセットする(ステップS8)。
ICカード用紙幣積増機1aは、アンテナ10で稼動カードの受付信号を受信する。また、この受付信号に含まれるID情報をICカード用紙幣積増機1aが認識すると、制御部5のCPUでは、稼動カード中の電子データ領域に記憶された稼動パラメータが正であるかの判定を行う(ステップS9)。稼動パラメータが正であれば、稼動パラメータから単位数を減算(−1)して(ステップS10)、図6のステップS5に進み、ICカード用紙幣積増機1aが起動して、積み増し動作を開始できる状態となる。
すなわち、ICカード用紙幣積増機1aが稼動カードからの認証を得た場合に、LCD6dに一般カード受付許可メッセージを表示し(ステップS5)、一般カードのセット待機状態になる。また、ステップS7において稼動カードがセットされていない場合、あるいはステップS9において稼動カードの稼動パラメータが負である場合には、ICカード用紙幣積増機1aは、図6のステップS4に戻る。したがって、その後もサーバ通信に失敗し、あるいはサーバ通信によりICカード用紙幣積増機1aの認証が取れなければ、ステップS4からステップS6に進んで、LCD6dに機器停止メッセージを表示したまま、稼動カードのセット待機状態を維持する。
図8のフローチャートは、ICカード用紙幣積増機1aの積み増し手順を示すもので、実施の形態1における図4に対応する。ここでは、ステップS20において、制御部5のタイマ5bがタイムアップしたかどうかを判断している点で、実施の形態1の手順と異なる。また、ステップS11においては、一般カードがICカード置き台2にセットされていない場合に、ステップS21,S22を経てステップS23に進み、稼動カードの稼動パラメータに単位数を加算(+1)する加算動作を一回だけ行うことができる。
すなわち、タイマ5bがタイムアップしているとき、ICカード用紙幣積増機1aは再び図6のステップS4に戻って、サーバ通信が成功し、かつ認証が取れたかどうかの判定を行う。また、タイマ5bがタイムアップしていなければ、ステップS20からステップS11に進み、そこで、一般カード以外がICカード置き台2にセットされた場合、稼動カードがセットされたかどうかの判定を行う(ステップS21)。この時、稼動カードがセットされており、そこに稼動パラメータが未だに加算されていなければ(ステップS22)、稼動カード内の稼動パラメータの領域に+1を加算する(ステップS23)。
ステップS22の判断は、ICカード用紙幣積増機1aがサーバ14で認証された際にのみ、ステップS23に進んで稼動パラメータを+1だけ加算するためのステップである。ここでは、同一の処理手順において、再び稼動カードをICカード置き台2にセットしても、この加算を行わないようにしている。そこで、ステップS22では、既に稼動パラメータが稼動カードに加算されている場合、さらには、ステップS21で稼動カードがセットされていない場合には、ICカード用紙幣積増機1aは、図8におけるステップS5に示すように、一般カードのセット待機状態を維持する。
このように動作する実施の形態2のICカード用紙幣積増機1aでは、電源投入後、サーバ14によって認証されない場合でも、稼動カードによって起動できるようにしたので、防盗対策を適用したICカード用紙幣積増機自体における一時的なサービス停止を解除することができる。
したがって、ICカード用紙幣積増機1aを設置した場所によって、ネットワークの工事や、サーバの不調などにより、一時的にサーバ通信による認証が得られないようなときにも、稼動カードをICカード置き台2にセットすることで積み増し機能を起動することができ、ICカード用紙幣積増機1aはその積み増し機能の利用機会が喪失されない。
また、このICカード用紙幣積増機1aでは、稼動カード内の電子データ領域に記憶された稼動パラメータを−1している。この稼動パラメータは、あらかじめ上限を決められた正の整数値で格納されていて、認証動作にあたって稼動パラメータが0より大きい場合のみ、ICカード用紙幣積増機1aの積み増し機能を起動するように構成されている。したがって、サーバ通信による認証なしで、ICカード用紙幣積増機1aが繰り返して起動しないようになるから、一般カードへの不正な積み増し動作の繰り返しを防ぐことができる。
さらに、このように稼動カードにより起動される積み増し機能は、一時稼動のための設定時間がセットされたタイマ5bを起動し、一定時間後再びサーバ14との接続により、認証を得ることを条件としている。したがって、稼動カードでの積み増し機能の起動に対して、一時稼動のような一定の制限が設けられることになり、セキュリティに対する信頼を高めることができる。
この場合に、サーバ14との通信が成功し、正常に積み増し機能が起動されているICカード用紙幣積増機1aに稼動カードをセットすることによって、稼動カード内の電子データの稼動パラメータが+1だけ加算されるように構成しているので、サーバ14により稼動パラメータの蓄積データを正常に管理することができる。
なお、ICカード用紙幣積増機1aと稼動カードの両方が同時に盗難にあった場合には、稼動カードに蓄えられた稼動パラメータと、タイマ5bにおける一時稼動のための設定時間との積の時間だけ、ICカード用紙幣積増機1aの積み増し機能が悪用されるおそれがある。しかし、ICカード用紙幣積増機1aの設置場所に応じて、これら稼動パラメータと一時稼動タイマの設定時間とを最適値に設定するなど、それらをコントロールすることによって、セキュリティレベルを容易に調整できる。
本発明の実施の形態1に係るICカード用紙幣積増機の構成を示すブロック図である。 ICカード用紙幣積増機の概略構成を示す正面図である。 実施の形態1に係るICカード用紙幣積増機の積み増し処理を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態1に係るICカード用紙幣積増機の積み増し処理を示すフローチャート(その2)である。 本発明の実施の形態2に係るICカード用紙幣積増機の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るICカード用紙幣積増機の積み増し処理を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態2に係るICカード用紙幣積増機の積み増し処理を示すフローチャート(その2)である。 実施の形態2に係るICカード用紙幣積増機の積み増し処理を示すフローチャート(その3)である。
符号の説明
1,1a ICカード用紙幣積増機
2 ICカード置き台
3 紙幣入金口
4 領収書発行口
5 制御部
5a メモリ
5b タイマ
6 操作表示部
6a 積増額ボタン
6b 取消ボタン
6c 領収書ボタン
6d LCD
7 リーダ・ライタ部
8 紙幣鑑別部
9 紙幣収納庫
10 アンテナ
11 紙幣出金口
12 印刷部
13 電源部
14 サーバ

Claims (9)

  1. 利用可能な金額情報が記憶されているICカードに対し、入金紙幣の金額に応じて前記利用可能な金額情報の積み増し処理を行うICカード用紙幣積増機において、
    投入紙幣を識別して収納する紙幣鑑別手段と、
    前記ICカードとの間で情報の授受を行って前記金額情報を書き込む書込手段と、
    前記書込手段に対して所定の認証動作により前記ICカードへの書き込み動作を許可する許可手段と、
    を備えたことを特徴とするICカード用紙幣積増機。
  2. 前記書込手段から前記ICカードへ前記金額情報を書き込むにあたって、前記紙幣鑑別手段により紙幣の入金が確認されたとき前記ICカードの利用可能な金額情報を積増するようにしたことを特徴とする請求項1記載のICカード用紙幣積増機。
  3. 前記許可手段は、電源投入後にサーバとの通信による認証動作を行い、前記サーバからの認証が得られた場合にのみ前記ICカードへの書き込み動作を許可するようにしたことを特徴とする請求項1記載のICカード用紙幣積増機。
  4. 前記サーバとの通信を、あらかじめ指定した時間間隔で実行することを特徴とする請求項3記載のICカード用紙幣積増機。
  5. 前記許可手段は、前記書込手段を稼動するための受付信号を有する特定のICカード(以下、稼動カードという。)との間で認証動作を行い、前記稼動カードからの認証が得られた場合にのみ顧客の前記利用可能な金額情報が記憶されている一般のICカード(以下、一般カードという。)への書き込み動作を許可するようにしたことを特徴とする請求項1記載のICカード用紙幣積増機。
  6. 前記稼動カードの受付信号は、識別用のID情報と起動用のコマンド情報とを含むことを特徴とする請求項5記載のICカード用紙幣積増機。
  7. 前記受付信号を受信するアンテナを有することを特徴とする請求項5記載のICカード用紙幣積増機。
  8. 前記許可手段は、前記稼動カードにより前記一般カードへの書き込み動作を許可した場合に計時動作を開始する一時稼動タイマを備え、
    前記一時稼動タイマのタイムアップ時にサーバとの通信による認証動作を行い、前記サーバからの認証が得られた場合にのみ、前記一時稼動タイマのタイムアップ後も前記一般カードへの書き込み動作を許可することを特徴とする請求項5記載のICカード用紙幣積増機。
  9. 前記稼動カードは、起動用のコマンド情報として所定の初期値を有する稼動パラメータが記憶されており、
    前記許可手段では、前記稼動パラメータが所定数より大きい値である場合にのみ前記一般カードへの書き込み動作を許可するとともに、前記稼動カードとの間で認証動作を行う毎に前記稼動パラメータから単位数を減算し、前記稼動カードからの認証が得られた後には、前記稼動パラメータに単位数を加算する加算動作を一回だけ行うことを特徴とする請求項8記載のICカード用紙幣積増機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008176498A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 電子マネーチャージ機

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