JP2005214464A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の温度の湯を手軽に利用でき、かつ省エネにも優れた給湯装置を提供すること。
【解決手段】出湯経路14の途中を分岐して、加熱容器5と分岐部16を連通する還流経路17を設け、分岐部16に経路の切替えを行なう切替え弁18を配して一連の出湯経路又は還流経路のいずれかを択一的に形成するとともに、出湯経路14の途中に、通過する湯の温度を更に上昇せしめる第2のヒータ20を配したことによって、加熱容器5内の湯を比較的低温で保温しておき、所望の湯の温度が保温温度より高い場合は、第2の加熱手段20によって出湯経路14を通過する湯を前述の温度差分だけ加熱して所望の温度まで更に上昇させれば、所望の温度の湯が殆ど待たずして利用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用される、水道管に接続された給湯装置に関するものである。
従来この種の給湯装置は、キッチンユニット内に組み込まれた加熱ユニットを構成する容器内に、水道からの水を供給し、容器の底部に取付けられたヒータによって容器内の水を加熱・保温して、必要な時にキッチンユニット上部に設けられた水栓の操作によって容器内の湯を、内臓されたポンプによって汲み上げて使用するものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−195654号公報
しかしながら、前記従来の構成では、例えば容器内で保温する湯の温度が95℃の場合、水栓から導出する湯の温度は略95℃の1通りでしかなく、例えば上質な煎茶には70℃前後の湯が、また玉露は50〜60℃の湯が適していると言われており、導出した湯をそのままでは使えず、さまして使う等の手間が必要であった。逆に、仮に70℃前後の温度で保温すると、例えば紅茶はできるだけ熱い湯が適しているので、導出した湯を別の加熱器具等で加熱して使用する必要が出てくる。
また、湯を導出する間隔が長くなった場合等には経路内の湯の温度が下がってしまい少量の湯を使用する際に所定の湯温より低いものしか使用できず、更には高温で保温する場合はその分、保温のための消費電力が多くなるといった問題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、所望の温度の湯を手軽に利用でき、かつ省エネにも優れた給湯装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯装置は、水を収容する加熱容器と、前記加熱容器底部に配され前記加熱容器内の水を加熱する第1の加熱手段を有する加熱ユニットと、水道管から前記加熱容器への給水経路に設けられ、前記加熱容器への給水を制御する給水弁と、前記加熱ユニットで加熱した湯を器体外へ吐出する出湯口を有する吐出ユニットと、前記加熱容器と前記出湯口とを連通する出湯経路と、前記加熱容器内の湯を、前記出湯経路を介して前記出湯口に輸送する導出手段と、前記出湯経路の途中に設けた分岐部と前記加熱容器とを連通する還流経路と、前記分岐部に設けた前記出湯経路又は前記還流経路のいずれかの経路に切替える切替え弁と、前記出湯経路の途中に設けた通過する湯の温度を加熱する第2の加熱手段とを備え、前記出湯経路の湯を還流経路を介して還流し、前記加熱容器の湯温とほぼ同じ温度にしたのち、前記切替え弁を切替えて前記第2の加熱手段でさらに温度を上昇せしめて吐出する構成とした。
この構成により、例えば加熱容器内の湯を60℃前後で保温しておき、所望の湯の温度が保温温度より高い場合は、第2の加熱手段によって出湯経路を通過する湯を前述の温度差分だけ加熱して所望の温度まで更に上昇させてやればよい。この時、第2の加熱手段で加熱を開始する前に、切替え弁によって還流経路を形成するのと同時に導出手段を動作させて、湯を循環すれば、出湯経路内の湯温は加熱容器内のそれと殆ど等しくなり、第2の加熱手段で加熱する前の湯温が安定するため、その結果、昇温した後の湯温も安定し、吐出した湯の、所望の温度に対する誤差が少なくなり、精度が向上する。また、第2の加熱手段によって湯を加熱せずに、即ち保温温度のままで吐出して使用する場合でも、吐出の最初に出湯経路内の湯を循環させてから吐出すれば吐出した湯の温度は、保温温度に限りなく近くなる。更には、60℃前後の比較的低い湯温で保温することにより、保温時の消費電力の低減を図ることができる。
本発明の給湯装置は、所望の温度の湯を手軽に利用でき、また出湯経路等に湯の熱が奪われて吐出した湯の温度が低下するのを防ぐことができ、さらには、優れた省エネ性能を発揮することができる。
第1の発明は、水を収容する加熱容器と、前記加熱容器底部に配され前記加熱容器内の水を加熱する第1の加熱手段を有する加熱ユニットと、水道管から前記加熱容器への給水経路に設けられ、前記加熱容器への給水を制御する給水弁と、前記加熱ユニットで加熱した湯を器体外へ吐出する出湯口を有する吐出ユニットと、前記加熱容器と前記出湯口とを連通する出湯経路と、前記加熱容器内の湯を、前記出湯経路を介して前記出湯口に輸送する導出手段と、前記出湯経路の途中に設けた分岐部と前記加熱容器とを連通する還流経路と、前記分岐部に設けた前記出湯経路又は前記還流経路のいずれかの経路に切替える切替え弁と、前記出湯経路の途中に設けた通過する湯の温度を加熱する第2の加熱手段とを備え、前記出湯経路の湯を還流経路を介して還流し、前記加熱容器の湯温とほぼ同じ温度にしたのち、前記切替え弁を切替えて前記第2の加熱手段でさらに温度を上昇せしめて吐出する構成とした。
この構成により、例えば加熱容器内の湯を60℃前後で保温しておき、所望の湯の温度が保温温度より高い場合は、第2の加熱手段によって出湯経路を通過する湯を前述の温度差分だけ加熱して所望の温度まで更に上昇させてやればよい。この時、第2の加熱手段で加熱を開始する前に、切替え弁によって還流経路を形成するのと同時に導出手段を動作させて、湯を循環すれば、出湯経路内の湯温は加熱容器内のそれと殆ど等しくなるため、第2の加熱手段で加熱する前の湯温が安定するため、その結果、昇温した後の湯温も安定し、吐出した湯の、所望の温度に対する誤差が少なくなり、精度が向上する。また、第2の加熱手段によって湯を加熱せずに、即ち保温温度のままで吐出して使用する場合でも、吐出の最初に出湯経路内の湯を循環させてから吐出すれば吐出した湯の温度は、保温温度に限りなく近くなる。更には、60℃前後の比較的低い湯温で保温することにより、保温時の消費電力の低減が図れるのである。
第2の発明は、特に第1の発明の第2の加熱手段を導出手段と分岐部との間の経路の途中に設ける構成としたことにより、湯を器体外へ吐出する前に第2の加熱手段によって上昇した湯温が所望の温度に達するまでの間は、切替え弁によって還流経路を形成するのと同時に導出手段を動作させて、湯を循環させることにより、吐出した湯の、所望の温度に対する誤差が更に少なくなり、精度が飛躍的に向上する。
第3の発明は、特に第1の発明の第2の加熱手段を分岐部と出湯口との間の経路の途中に設ける構成としたことにより、第2の加熱手段から出湯口までの出湯経路を短くすることができ、加熱された湯が出湯口に到達するまでの温度低下を低減できる。また、第2の加熱手段の配設位置を加熱容器の満水位置よりも高くすることが容易であるため、吐出を停止した後に器体内に残る湯は、第2の加熱手段近傍には存在しなくなるので、第2の加熱手段の余熱によって残りの湯が必要以上に加熱することが防止できる。
第4の発明は、特に第1〜3の発明のいずれか1つの発明の構成において、第2の加熱手段によって加熱された湯の温度を検知する第2の温度検知手段を配し、これにより得た温度情報によって前記第2の加熱手段への電力供給量の調節を行なうことにより、所望の湯温との差を少なくすることが容易となる。
第5の発明は、特に第1〜3の発明のいずれか1つの発明の構成において、出湯経路のうち、第2の加熱手段を配した箇所を通過する前の湯の温度を検知する第3の温度検知手段を具備したことにより、事前に加熱に必要な電力を予測でき、即応性が向上する。
第6の発明は、特に第1〜3の発明のいずれか1つの発明の構成において、第2の加熱手段の発熱部分の形状を略円筒状に形成して、湯を円筒部の少なくとも内側を通過させることにより、発熱部分から、通過する湯への熱伝達性能が向上して効率よく加熱でき、加熱のロスが低減でき省エネが図れる。
第7の発明は、水を収容する加熱容器と、加熱容器底部に配され加熱容器内の水を加熱する第1の加熱手段とを有する加熱ユニットと、水道管から加熱容器への給水経路に設けられ、加熱容器への給水を制御する給水弁と、加熱ユニットで加熱した湯を器体外へ吐出する出湯口を有する吐出ユニットと、加熱容器と出湯口とを連通する出湯経路と、加熱容器内の湯を、出湯経路を介して出湯口に輸送する導出手段とを備えるとともに、出湯経路の途中に貯湯部を設け、貯湯部内の湯の温度を更に上昇せしめることにより、更に加熱すべき湯を一旦貯湯部に貯めて加熱するので、吐出しながら加熱するのに比べて、湯温の制御が容易であり精度向上が図れる。
第8の発明は、特に第7の発明における出湯経路の途中を分岐して、加熱容器と分岐部を連通する還流経路を設け、分岐部に経路の切替えを行なう切替え弁を配し、出湯経路又は還流経路のいずれかを択一的に形成することにより、必要な量を吐出した後の貯湯部内の残り湯を、切替え弁によって還流経路を形成するのと合わせて導出手段を動作させて、湯を循環させることで、加熱により保温温度以上になった湯を加熱容器内に戻して、次の吐出に備えての待機状態に速やかに移行できる。
第9の発明は、特に第7の発明における出湯経路のうち、導出手段と貯湯部との間の経路中に開閉弁を配することにより、開閉弁を閉じた状態においては貯湯部が湯を貯めるための形状や姿勢の制約が少なくなるので本体の小型化等を図れる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における給湯装置の断面図であり、キッチンユニットに組込まれた状態を示している。以下、図面を用いて説明する。
キッチンユニット1内に配された水道管2は、チーズ3によって分岐されている。給湯装置の加熱ユニット本体4の内部には水道水を収容して加熱する加熱容器5が配されている。加熱容器5の底部には、収容した水道水を加熱するための第1の加熱手段である第1のヒータ6及び、加熱容器5内の水温を検知するための第1の温度検知手段である第1の湯温センサ7が取付けられており、制御回路8によって第1の湯温センサ7からの温度情報を取り込んで第1のヒータ6をON−OFF制御することによって湯沸かし及び所定の水温での保温を行う。
加熱容器5への給水の制御は給水弁9によって行なわれ、水道水は給水ホース10からなる給水経路を介して加熱容器5内へ給水される。加熱容器5内の湯は、導出手段であるポンプ11によって吐出ユニット12に圧送される。ポンプ11の吸込み口は加熱容器5の底部に配された吸込み管13に接続され、吐出口は出湯経路14を介して吐出ユニット12の出湯口15に接続されている。
出湯経路14の途中には分岐部16が形成され、この分岐部16と加熱容器5とを連通する還流経路17が設けられている。分岐部16には、経路の切替えを行なう切替え弁18が配されている。そして、この切替え弁18の動作により、分岐部16の開口部を切替えることで、ポンプ11によって圧送された湯を出湯口15に送って器体外に導出するか、あるいは還流経路17を経て加熱容器5へ還流させるかを択一的に選択できる。
図1における切替え弁18の位置は、加熱容器5の底部と出湯口15とが連通し、加熱容器5内の湯を器体外に吐出するための一連の出湯経路14を形成した状態で、この状態で吐出ユニット12に設けられた出湯スイッチ19を操作してポンプ11を運転することにより加熱容器5内の湯が導出されて、これを飲用あるいは調理用として利用できる構成としている。
出湯経路14の途中には通過する湯を加熱して更に温度を上昇させるための第2の加熱手段である第2のヒータ20が配設されており、第2のヒータ20は出湯経路のうちの、ポンプ11と分岐部16との間の経路の途中の位置に設けられている。
加熱容器5内の水位の検知は、その側面に取付けられた水位検知手段21で行なわれる。水位検知手段21は導電性材質からなるコモン電極棒22をはじめとする複数の電極棒を有しており、加熱容器5内の水面の昇降によって、コモン電極棒21と水を介して電気的な接続の有無、つまりコモン電極棒21と各電極棒間に流れる電流の変化を制御回路で判断することによって水位を検知する。
加熱容器5内には、給水を一時的に貯めて、徐々に水を投入するための給水バッファ23が配されており、水受け部24とそれに接合されている滴下パイプ25から構成されており、給水された水道水は一旦水受け部24に貯められた後、滴下パイプ25を通って加熱容器5の底部に徐々に投入される。滴下パイプ25下端の開口26の位置は吸込み管13上端の開口27の位置よりも低い位置に設定してあるため、保温中或いは湯沸かし中の湯の導出と、給水とが同時期であっても、ポンプ11が、給水されたばかりの冷たい水を吸い込むことが殆どないため、湯を使いながら湯沸しすることが実使用上問題なく行なえるので、待ち時間を殆どなくすことができる。
また、吐出ユニット12には、出湯スイッチ19の動作を電気的あるいは機械的にロックするロック手段28が設けてあり、この場合、このロックを解除した後に出湯スイッチ19を操作して、湯を導出する。
図2及び図3は分岐部16周辺を示す要部断面図で、図2において切替え弁18は、加熱容器5内の湯を器体外に導出する一連の出湯経路を形成した状態にあり、この状態でポンプ11を運転することにより加熱容器5内の湯が吐出ユニット12の出湯口15から器体外に導出される。図3においては、切替え弁18は加熱容器5内への一連の還流経路を形成した状態であり、この状態でポンプ11を運転することにより加熱容器5内の湯は循環するのである。
以上のように構成された給湯装置について、以下その動作、作用を説明する。ここでは仮に加熱容器5内の保温温度を約60℃に設定する。この場合において、もし85℃の湯を使いたい時には、機器の動作としては、まず切替え弁18を動作させて分岐部16の開口部を切替えて、出湯経路14の一部と還流経路17によって構成される加熱容器5内への一連の還流経路を形成した状態にするのに合わせてポンプ11を運転する。これによって加熱容器5内及び、一連の還流経路17内の湯は循環し、その結果出湯経路内14の湯温は加熱容器5内の保温温度の60℃と殆ど等しくなる。この状態において、切替え弁18を再び動作させて分岐部16の開口部を切替えて、加熱容器5内の湯を器体外に導出する一連の出湯経路を形成した状態にするのに合わせてポンプ11を運転すると共に、第2のヒータ20に通電し、出湯経路14を通過する湯の温度を更に上昇させて、所望の温度である85℃の湯にして、吐出ユニット12の出湯口15より吐出する。
ここで、第2のヒータ20での所要発熱量は、ポンプ11の能力、即ち単位時間当たりに出湯経路14を通過する湯と、必要な昇温値、即ち所望の湯温と保温温度の差によってほぼ決まるので、それに見合う発熱量を発生させる電力を第2のヒータ20に供給すればよい。
従って、吐出する湯の温度を幾通りかに設定可能にしておけば、所望の温度の湯を、好きな時に殆ど待たずして利用できる。
もちろん、保温温度すなわち、本実施の形態では60℃のままで吐出することも可能であるのは言うまでもない。更に、60℃前後の比較的低い湯温で保温することにより、保温時の消費電力の低減を図ることができる。
なお、ポンプ11による循環及び吐出や、第2のヒータ20での加熱、あるいは切替え弁18の動作等のタイミングは前述のものに限定されるものではない。
また、本発明において、保温温度は約60℃に限定されるものでも、また1通りの保温温度の設定に限定されるものではなく、複数の保温温度を選定できるようにしても良いのはもちろんである。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における給湯装置の縦断面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
図4において、第2のヒータ20は出湯経路14のうち分岐部16と出湯口15との間の経路の途中に配されており、その位置から出湯口15寄りには、第2のヒータ20によって加熱された湯の温度を検知する第2の温度検知手段である第2の湯温センサ29が取付けられており、また、出湯経路14のうち、第2のヒータ20を配した位置からポンプ寄りに、出湯経路14を通過する湯の温度を検知する第3の温度検知手段である第3の湯温センサ30が取付けられている。
以上のような構成にすることにより、出湯経路14のうち、第2のヒータ20から出湯口15までの部分の距離を短くすることができ、加熱された湯が出湯口15に到達するまでの温度低下を低減できる。また、第2のヒータ20の配設位置を加熱容器5の満水位置よりも高くすることが容易であるため、吐出を停止した後に器体内に残る湯は、第2のヒータ20近傍には存在しなくなるので、第2のヒータ20の余熱によって残りの湯が必要以上に加熱されることが防止できる。
また、第2の湯温センサ29を配することにより、加熱された湯の温度情報を制御回路8にフィードバックして、第2のヒータ20への電力供給量を調節して、所望の湯温との差を少なくすることが容易となる。
また、第3の湯温センサ30を配することにより出湯経路14の、第2のヒータが配された箇所を通過する湯の温度、つまり加熱直前の湯温を検知することによって事前に加熱に必要な電力を正確に予測でき、即応性が向上する。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における給湯装置の断面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
図5において、第2のヒータ31は、その発熱部分が略円筒状に形成してあり、その両端は各々第1の出湯経路32及び第2の出湯経路33の端部に接続されており、第2のヒータ31の発熱部分は出湯経路の一部を形成している。
この構成により、発熱部分から、通過する湯への熱伝達性能が向上して湯を効率よく加熱し、加熱のロスが低減できるため省エネが図れる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における給湯装置の断面図であり、キッチンユニットに組込まれた状態を示している。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
図6において、出湯経路の途中には貯湯部34が配されており、その外壁には第2のヒータ35が取付けられている。また、貯湯部34の入口及び出口は各々第1の出湯経路36及び第2の出湯経路37の端部に接続されており、貯湯部34は出湯経路の一部を形成している。そして、貯湯部34には、その中の湯温を検知する第4の温度検知手段38が配されている。
一連の出湯経路の途中は分岐され、加熱容器5と分岐部16を連通する還流経路17を設けており、分岐部16に経路の切替えを行なう切替え弁18を配し、一連の出湯経路又は一連の還流経路のいずれかを択一的に形成するようにしている。
また、ポンプ11と貯湯部34との間の経路中には開閉弁39が配されている。
以上のような構成により、更に加熱すべき湯を一旦貯湯部34に貯めて加熱するので、吐出しながら加熱するのに比べて、湯温の制御が容易であり精度向上が図れる。
また、切替え弁18を配し、出湯経路又は還流経路のいずれかを択一的に形成することにより、必要な量を吐出した後の貯湯部34内の残り湯を、切替え弁18によって還流経路を形成するのと合わせてポンプ11を動作させて、湯を循環させることで、加熱により保温温度以上になった湯を加熱容器5内に戻して、次の吐出に備えての待機状態に速やかに移行できる。
さらには、ポンプ11と貯湯部34との間の経路中に開閉弁39を配することにより、開閉弁39を閉じた状態においては貯湯部34が湯を貯めるための形状や姿勢の制約が少なくなるので本体の小型化等を図れる。
なお、本実施の形態では貯湯部34に湯を貯えそれを吐出する構成としているので、貯湯部34の温度を適切に設定することにより、還流経路を設けない構成であっても、設けた構成とほぼ同程度の温度精度の高い湯を吐出することができる。
以上のように、本発明にかかる給湯装置は、所望の温度の湯を手軽に利用でき、また出湯経路等に湯の熱が奪われて吐出した湯の温度が低下するのを防ぐことができるので、キッチンユニットに組み込む形態の給湯装置、据え置き型の給湯装置、あるいは、その他の建造物などに組み込むような給湯機器にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態における給湯装置の断面図 同給湯装置の分岐部周辺の要部断面図 同給湯装置の分岐部周辺の要部断面図 本発明の第2の実施の形態における給湯装置の断面図 本発明の第3の実施の形態における給湯装置の要部断面図 本発明の第4の実施の形態における給湯装置の断面図
符号の説明
2 水道管
4 加熱ユニット本体
5 加熱容器
6 第1のヒータ(第1の加熱手段)
9 給水弁
10 吸水ホース(給水経路)
11 ポンプ(導出手段)
12 吐出ユニット
14 出湯経路
15 出湯口
16 分岐部
17 還流経路
18 切替え弁
20、31、35 第2のヒータ(第2の加熱手段)
29 第2の湯温センサ(第2の温度検知手段)
30 第3の湯温センサ(第3の温度検知手段)
34 貯湯部
39 開閉弁

Claims (9)

  1. 水を収容する加熱容器と、前記加熱容器底部に配され前記加熱容器内の水を加熱する第1の加熱手段を有する加熱ユニットと、水道管から前記加熱容器への給水経路に設けられ、前記加熱容器への給水を制御する給水弁と、前記加熱ユニットで加熱した湯を器体外へ吐出する出湯口を有する吐出ユニットと、前記加熱容器と前記出湯口とを連通する出湯経路と、前記加熱容器内の湯を、前記出湯経路を介して前記出湯口に輸送する導出手段と、前記出湯経路の途中に設けた分岐部と前記加熱容器とを連通する還流経路と、前記分岐部に設けた前記出湯経路又は前記還流経路のいずれかの経路に切替える切替え弁と、前記出湯経路の途中に設けた通過する湯の温度を加熱する第2の加熱手段とを備え、前記出湯経路の湯を還流経路を介して還流し、前記加熱容器の湯温とほぼ同じ温度にしたのち、前記切替え弁を切替えて前記第2の加熱手段でさらに温度を上昇せしめて吐出する構成とした給湯装置。
  2. 第2の加熱手段を導出手段と分岐部との間の経路の途中に設ける構成とした請求項1に記載の給湯装置。
  3. 第2の加熱手段を分岐部と出湯口との間の経路の途中に設ける構成とした請求項1に記載の給湯装置。
  4. 第2の加熱手段によって加熱された湯の温度を検知する第2の温度検知手段を配し、これにより得た温度情報によって前記第2の加熱手段への電力供給量の調節を行なう請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯装置。
  5. 出湯経路のうち、第2の加熱手段を配した箇所を通過する前の湯の温度を検知する第3の温度検知手段を配し、これにより得た温度情報によって前記第2の加熱手段への電力供給量の調節を行なう請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯装置。
  6. 第2の加熱手段において、その発熱部分の形状を略円筒状に形成して、湯を前記円筒部の少なくとも内側を通過させてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯装置。
  7. 水を収容する加熱容器と、前記加熱容器底部に配され前記加熱容器内の水を加熱する第1の加熱手段とを有する加熱ユニットと、水道管から前記加熱容器への給水経路に設けられ、前記加熱容器への給水を制御する給水弁と、前記加熱ユニットで加熱した湯を器体外へ吐出する出湯口を有する吐出ユニットと、前記加熱容器と前記出湯口とを連通する出湯経路と、前記加熱容器内の湯を、前記出湯経路を介して前記出湯口に輸送する導出手段とを備えるとともに、前記出湯経路の途中に貯湯部を設け、前記貯湯部内の湯の温度を更に上昇せしめる第2の加熱手段を配した給湯装置。
  8. 出湯経路の途中を分岐して、加熱容器と前記分岐部を連通する還流経路を設け、前記分岐部に経路の切替えを行なう切替え弁を配し、前記出湯経路又は前記還流経路のいずれかを択一的に形成する構成とした請求項7に記載の給湯装置。
  9. 出湯経路のうち、導出手段と貯湯部との間の経路中に開閉弁を配してなる請求項7に記載の給湯装置。
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CN107878939A (zh) * 2017-12-21 2018-04-06 福建工程学院 外卖配送箱及配送系统

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