JP2005213485A5 - - Google Patents
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(3)前記一般式(II)で表される親水性モノマーが、下記一般式(V)で表される親水性モノマーであることを特徴とする(1)又は(2)の被膜形成用ポリマー組成物。
(4)前記一般式(III)で表される親水性二官能性モノマーが、下記一般式(VI)で表される親水性二官能性モノマーであることを特徴とする(1)〜(3)の何れかの被膜形成用ポリマー組成物。
本発明に用いられる水性コポリマーに含まれる構成単位(I)は1種のみでもよいが、上記一般式(I)を満たすものであれば2種以上の構成単位(I)を組み合わせて有していてもよい。本発明では、構成単位(I)の1種以上を、該水性コポリマーを構成する全構成単位に対して総量で30〜60質量%有することが好ましく、35〜55質量%有することがより好ましく、40〜55質量%有することが更に好ましい。
また、構成単位(III)が上記式(VI)で表される親水性二官能性モノマーから誘導される構成単位である場合、即ち、式(III)においてR7がエチレン基である場合、rが15以上のときには該構成単位(III)は総量で0.1〜5.0質量%、好ましくは0.2〜4.5%、更に好ましくは0.4〜3.5質量%の割合で含まれる。また上記場合において、rが15未満のときは該構成単位(III)は総量で0.1〜3.5質量%、好ましくは0.2〜3.0%、更に好ましくは0.4〜2.5質量%の割合で含まれる。
本発明の化粧料には、水性コポリマーと水以外にも通常化粧料に配合し得る任意の成分を配合することが可能である。これらの任意の成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類;ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類;ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプ
ロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類;ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類;ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類;1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール;ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤;ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤;4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類;アルキルベタイン等の両性界面活性剤類;結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類;タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の、表面処理されていても良い粉体類;アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤;レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分;フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。これらは用途などに応じて適宜選択される。
ロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類;ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類;ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類;1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール;ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤;ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤;4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類;アルキルベタイン等の両性界面活性剤類;結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類;タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の、表面処理されていても良い粉体類;アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤;レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分;フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。これらは用途などに応じて適宜選択される。
(被膜の耐水性試験)
上記被膜の強度試験で用いた試験用塗膜と同様のものを用いて試験を行った。該試験用塗膜を流水下で指で摺擦しながら、被膜が完全に消失するまでの摺擦回数を求め、被膜の耐水性を評価した。結果を表3に示す。被膜が消失するまでの摺擦回数が多いほど被膜の耐水性が高いことを示す。
上記被膜の強度試験で用いた試験用塗膜と同様のものを用いて試験を行った。該試験用塗膜を流水下で指で摺擦しながら、被膜が完全に消失するまでの摺擦回数を求め、被膜の耐水性を評価した。結果を表3に示す。被膜が消失するまでの摺擦回数が多いほど被膜の耐水性が高いことを示す。
〈実施例5〉
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、イソプロピルメタクリレート(東京化成工業(株)製)47.6g、ポリエチレングリコール(10)モノアクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーAE−400」)49.0g、ポリエチレング
リコール(23)ジメタクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーPDE−1000」)2.4g、1H,1H,7H−ドデカフルオロヘプチルメタクリレート(フルオロアルキル基含有モノマーの製造例2で得られた化合物)1.0g及び酢酸エチル300mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過酸化ベンゾイル0.2gを酢酸エチル10mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、8時間のリフラックスにより反応を行った。反応終了後、水をこの溶液に添加し、フラッシングを行って、25質量%の水性コポリマーを含有する本発明の被膜形成用ポリマー組成物である組成物5を得た。得られた組成物5について、実施例1と同様に被膜の強度試験、柔軟性試験及び耐水性試験を行った。結果を表3に示す。
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、イソプロピルメタクリレート(東京化成工業(株)製)47.6g、ポリエチレングリコール(10)モノアクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーAE−400」)49.0g、ポリエチレング
リコール(23)ジメタクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーPDE−1000」)2.4g、1H,1H,7H−ドデカフルオロヘプチルメタクリレート(フルオロアルキル基含有モノマーの製造例2で得られた化合物)1.0g及び酢酸エチル300mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過酸化ベンゾイル0.2gを酢酸エチル10mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、8時間のリフラックスにより反応を行った。反応終了後、水をこの溶液に添加し、フラッシングを行って、25質量%の水性コポリマーを含有する本発明の被膜形成用ポリマー組成物である組成物5を得た。得られた組成物5について、実施例1と同様に被膜の強度試験、柔軟性試験及び耐水性試験を行った。結果を表3に示す。
(化粧料と肌との親和性評価)
得られたクリーム1を手首内側に塗布した。手首の屈伸を激しく繰り返しながら、肌上の化粧膜の状態を拡大ビデオスコープにて観察した。これより、肌上の化粧膜に亀裂が生じる、又は化粧膜がしわ部分に偏在し始めるまでの手首の屈伸回数を求めた。この回数が多いほど、化粧膜が強固でかつ柔軟性に富み、肌の動きによって破壊され難いことを示している。結果を表7に示す。
得られたクリーム1を手首内側に塗布した。手首の屈伸を激しく繰り返しながら、肌上の化粧膜の状態を拡大ビデオスコープにて観察した。これより、肌上の化粧膜に亀裂が生じる、又は化粧膜がしわ部分に偏在し始めるまでの手首の屈伸回数を求めた。この回数が多いほど、化粧膜が強固でかつ柔軟性に富み、肌の動きによって破壊され難いことを示している。結果を表7に示す。
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