JP2005213356A - 固形マーカー - Google Patents

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Abstract

【課題】消去性にすぐれ、更に、筆記性にもすぐれる固形マーカーを提供する。
【解決手段】12−ヒドロキシステアリン酸からなる固形化剤と着色剤と常温で難揮発性の油状物質とを含む固形マーカー。常温で固体の脂肪酸アミドを固形化剤として12−ヒドロキシステアリン酸と併用してもよい。好ましい態様によれば、固形マーカーは、12−ヒドロキシステアリン酸からなる固形化剤と着色剤と常温で難揮発性の油状物質と共に、常温で難揮発性の疎油性溶剤を含み、更に、好ましくは、カオリンクレーのような体質顔料を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、固形マーカーに関し、詳しくは、例えば、白板のような非吸収面に筆記した筆跡を紙、布、イレーサ(白板消し)等にて軽く拭うことによって簡単に消去することができる固形マーカー、例えば、クレヨン状又はチョーク(白墨)状の固形マーカーに関する。
従来、白板、カラーボード、ガラス、琺瑯板、プラスチック板等の非吸収性の筆記面(以下、単に白板という。)上に筆記した文字等の筆跡を紙、布、イレーサ等にて拭って消去することができるようにした筆記具としては、所謂白板用マーカーが知られている。このような白板用マーカーは、通常、アルコール等の揮発性の有機溶剤を含む油性インキを用いる溶剤型マーカーであるので、環境衛生上の問題が懸念されるほか、上述したような白板の表面性状によっては、また、筆跡の未乾燥時にイレーサにて筆跡を拭ったりすれば、筆跡が伸びて、十分に消去されないのみならず、白板が汚れたり、また、インキから上記有機溶剤が揮散して、インキが筆記具内、特に、インキを貯蔵する芯体やペン先で目詰まりを起こして、筆記を困難にする等の問題がある。
有機溶剤に代えて、水を溶剤とした白板用マーカーも知られているが、揮発性の有機溶剤を用いた白板用マーカーに比べて、筆記面上での乾燥が遅いので、特に、筆記直後の消去性に劣る問題がある。
そこで、このような従来の溶剤型の白板用マーカーと相違して、実質的に溶剤を含まないクレヨン状又はチョーク(白墨)状の固形マーカーも幾つか提案されている。このような固形マーカーは、着色剤を含む種々の成分を一体にまとめて、固体化するための固形化剤を含んでおり、また、白板上に筆記した筆跡の消去を可能とするための剥離剤が配合されている。従来、このような固形化剤としては、ワックス類、脂肪酸アルカリ金属塩、ソルビトール誘導体のようなゲル化剤が用いられており(例えば、特許文献1から3参照)、また、剥離剤としては、高級脂肪酸エステル、高級アルコール、ミネラルオイル等が用いられている(例えば、特許文献1、4及び5参照)。
更に、固形化剤としてワツクスを用い、剥離剤として高級脂肪酸エステルや流動パラフインを用いると共に、着色剤として、酸化チタン、炭酸カルシウム、焼石膏等の無機顔料を用いて、チョーク(白墨)様の筆記感を有せしめた固形マーカーも知られている(例えば、特許文献6及び7参照)。
しかし、従来より知られているこのような固形マーカーによれば、本来の目的である消去性において、基本的に未だ十分でなく、また、筆記性も満足できるものではない。
特開2001−240789号公報 特開平08−012917号公報 特開昭54−088425号公報 特開昭61−131972号公報 特開平01−092282号公報 特開昭62−288673号公報 特開平01−092282公報報
本発明は、固形マーカーにおける上述した問題を解決するためになされたものであって、消去性にすぐれ、更に、筆記性にもすぐれ、更に、好ましい態様によれば、白板上の筆跡を水で洗い流すことができる固形マーカーを提供することを目的とする。
本発明によれば、12−ヒドロキシステアリン酸からなる固形化剤と着色剤と常温で難揮発性の油状物質とを含むことを特徴とする固形マーカーが提供される。
本発明の好ましい態様によれば、固形マーカーは、12−ヒドロキシステアリン酸からなる固形化剤と着色剤と常温で難揮発性の油状物質と共に、常温で難揮発性の疎油性溶剤を含み、更に、好ましくは、体質顔料を含んでいる。
本発明による固形マーカーにおいては、固形化剤として12−ヒドロキシステアリン酸を用いると共に、常温で難揮発性の油状物質からなる軟化剤を用いることによって、得られる固形マーカーは適当な柔らかさを有して、筆記性にすぐれている。
更に、グリセリンやプロピレングリコールのように、常温で難揮発性、疎油性で水溶性の溶剤を剥離剤として配合して、白板上の筆跡の固形分の接触面積を低減してなる固形マーカーは、一層すぐれた消去性を有する。しかも、このような溶剤を含む固形マーカーによる筆跡は、水で洗い流すことができる。
本発明による固形マーカーは、着色剤として、通常、顔料を含む。このような顔料は、有機顔料でもよく、無機顔料でもよい。用い得る顔料は、例えば、カーボンブラック、酸化鉄顔料、酸化亜鉛顔料、酸化チタン、アルミニウム粉顔料のような金属粉顔料等の無機顔料、銅フタロシアニンブルー等のフタロシアニン顔料、スレン系、アゾ系、キナクリドン系、アンスラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリノン系、ペリレン系、インドレノン系、アゾ−アゾメチン系等等の有機顔料を含む。更に、必要に応じて、蛍光顔料や着色した樹脂粒子等も着色剤として用いられる。しかし、本発明において、用い得る着色剤は、これらに限定されるものではない。
本発明によれば、これらの着色剤は、白板への付着を少なくし、白板の汚れを防止するために、好ましくは、粒径が0.1μm以上のものであることが好ましい。
本発明によれば、着色剤は、固形マーカーにおいて、通常、0.5〜30重量%の範囲で用いられる。着色剤の含有量が固形マーカーに基づいて0.5重量%よりも少ないときは、筆跡の濃度が薄すぎて、実用性に欠ける。しかし、30重量%を越えて過多に含有すれば、筆跡の消去性が低下して、白板を汚しやすい。特に、本発明によれば、着色剤は、固形マーカーにおいて、好ましくは、1〜20重量%の範囲で用いられる。
本発明によれば、固形マーカーにて白板上に筆記するときの滑りをよくするために、固形マーカーは、上記着色剤と共に体質顔料を含むことが好ましい。このような体質顔料としては、好ましくは、炭酸カルシウム、脂肪酸アミドで表面処理した炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、マイカ、シリカ等が用いられる。場合によっては、樹脂球も体質顔料として用いられる。このような体質顔料は、固形マーカーに基づいて70重量%以下の範囲で用いられ、好ましくは、10〜60重量%の範囲で用いられる。体質顔料を過多に含有せしめるときは、固形マーカーが硬く、筆記に困難を生じる。
本発明によれば、固形マーカーは、上述した着色剤やその他の成分を一体にまとめて固形化するために、固形化剤として、12−ヒドロキシステアリン酸を5〜50重量%の範囲で含有する。固形マーカーにおける12−ヒドロキシステアリン酸の含有量が5重量%よりも少ないときは、固形マーカーが強度において不十分であって、筆記に困難を生じ、また、固形マーカーの筆跡が白板になじみすぎるので、筆跡の消去性にも劣ることとなる。他方、固形マーカーにおける12−ヒドロキシステアリン酸の含有量が50重量%よりも多いときは、筆跡が白板に強く付着するので、消去性が悪い。特に、本発明によれば、固形マーカーは12−ヒドロキシステアリン酸からなる固形化剤を10〜40重量%の範囲で含有することが好ましい。
本発明によれば、固形化剤として、上記12−ヒドロキシステアリン酸と共に、常温で固体の飽和又は不飽和の脂肪酸アミドを併用してもよい。このような脂肪酸アミドは、通常、炭素原子数12〜24の飽和又は不飽和の脂肪酸アミドであり、好ましい具体例として、例えば、ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、アラキン酸アミド、ベヘニン酸アミド、エルカ酸アミド等を挙げることができる。なかでも、エルカ酸アミドは、本発明において、特に好ましい脂肪酸アミドの一例である。このような脂肪酸アミドを固形化剤として12−ヒドロキシステアリン酸と併用する際には、固形マーカーに基づいて、20重量%以下、好ましくは、10重量%以下の範囲で用いられる。但し、このように、脂肪酸アミドを12−ヒドロキシステアリン酸と併用する場合、12−ヒドロキシステアリン酸と脂肪酸アミドとの合計量が50重量%以下であることが望ましい。
固形化剤として、12−ヒドロキシステアリン酸(と脂肪酸アミド)を用いて、成分を一体にまとめて固形化した場合、得られる固形マーカーが硬すぎて、筆記性に劣るので、本発明による固形マーカーは、軟化剤又は可塑剤として、常温(25℃)で難揮発性である油状物質を含む。本発明によれば、この常温(25℃)で難揮発性である油状物質は、剥離剤としてよりは、軟化剤又は可塑剤として機能するものであるが、しかし、前述した所謂溶剤型の消去性インキにおいて剥離剤として用いられているものであれば、特に制約されることなく、本発明による固形マーカーにおいて、軟化剤としていずれでも用いられる。
従って、例えば、上記油状物質としては、脂肪族カルボン酸エステル、高級炭化水素又は高級アルコールが好ましく用いられる。本発明において、高級炭化水素又は高級アルコールは、6〜30の炭素原子を有するものであり、高級脂肪酸もまた、6〜30の炭素原子を有するものである。上記脂肪族カルボン酸エステルには、一塩基酸エステル、二塩基酸ジエステル、二価アルコールのモノ若しくはジエステル、三価アルコールのモノ、ジ若しくはトリエステル、ポリグリセリンエステル等を含むものとする。
脂肪族カルボン酸エステルのうち、例えば、高級脂肪酸アルキルエステル又は高級脂肪酸グリセリドとして、例えば、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソオクチル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジエチル、トリ(カプリル酸カプリン酸)グリセリル等を挙げることができる。常温(25℃)で難揮発性である高級炭化水素として、例えば、流動パラフィンやスクワラン等を挙げることができる。また、常温(25℃)で難揮発性である高級アルコールとして、例えば、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール、ドデシルアルコール等を挙げることこのような油状物質は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明による固形マーカーは、このような軟化剤を1〜30重量%の範囲で含む。固形マーカーにおける軟化剤の量が30重量%を超えるときは、固形マーカーが過度に柔らかくなって、この場合にも、筆記が困難となる。他方、固形マーカーにおける軟化剤の量が1重量%よりも少ないときは、固形マーカーが硬すぎるために、筆記し難い。特に、本発明によれば、固形マーカーは、このような軟化剤を軟化剤/固形化剤重量比にて1/4〜1/2の割合で、且つ、2〜20重量%の範囲で含むことが好ましい。
本発明によれば、固形マーカーは、常温(25℃)で難揮発性の疎油性溶剤を剥離剤として含むことが好ましい。即ち、このような常温(25℃)で難揮発性の疎油性溶剤を均一に分散させてなる固形マーカーは、白板上の筆跡中の着色剤や固形化剤等の固形分の白板に対する接触面積を低減して、イレーサで筆跡を拭ったときの筆跡の消去性を高める役割を果たす。このような疎油性溶剤としては、分子中に2つ以上のヒドロキシル基を有するポリオール、特に、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン及びプロピレングリコールから選ばれる少なくとも1種が固形マーカーに基づいて1〜20重量%の範囲で好ましく用いられる。
更に、このような疎油性溶剤は、上記例示した疎油性溶剤がそうであるように、水溶性でもあるので、これを含む白板上の筆跡は、水にて拭き取ることができ、また、水洗いにて白板から消去することができる。従って、白板に筆跡に基づく汚れを生じた場合にも、その汚れを容易に除去することができる。
また、本発明の固形マーカーは、必要に応じて、界面活性剤を2〜30重量%の範囲で含有していてもよい。このような界面活性剤を固形マーカーに配合することによって、筆跡の親水性を高め、特に、前述した疎油性溶剤との協同作用によって、白板上の筆跡を水で洗い流すことができるようにする。この界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート等のノニオン界面活性剤が好ましく用いられる。また、フッ素系ノニオン界面活性剤も同様に好ましく用いられる。
本発明による固形マーカーは、その製造方法において特に限定されるものではないが、好ましくは、例えば、着色剤、体質顔料、軟化剤及び固形化剤を加熱し、溶融混練した後、必要に応じて、ロール練りし、この後、得られた混練物に界面活性剤を加え、再度、ロール練りする。次いで、混練物に疎油性溶剤を加え、加熱し、溶融混練した後、成形容器に注入し、冷却すれば、本発明による固形マーカーを得ることができる。従って、成形容器の形状に応じて、任意の形状の固形マーカーを得ることができ、例えば、円筒状の成形容器を用いることによって、クレヨン状又はチョーク(白墨)状の固形マーカーを得ることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。以下の実施例及び比較例においては、着色剤、体質顔料、軟化剤及び固形化剤を加熱し、溶融混練した後、ロール練りし、この後、得られた混練物に界面活性剤を加え、再度、ロール練りし、次いで、混練物に疎油性溶剤を加え、加熱し、溶融混練した後、成形容器に注入し、冷却して、クレヨン状の固形マーカーを得た。以下の実施例及び比較例は、得られた固形マーカーの組成を重量%にて示す。
下記実施例及び比較例によるそれぞれの固形マーカーに200gの荷重を加えながら、これを用いて塗装白板上に筆記して、筆跡の濃度にて筆記性を評価した。即ち、(株)ミノルタ製色彩色差計CR−241を用いて、塗装白板に対する筆跡の色差ΔEを測定し、筆記性にすぐれる方から、この色差ΔEが40以上であるときを◎、色差ΔEが30以上、40未満であるときを○、色差ΔEが10以上、30未満であるときを△、色差ΔEが10未満であるときを×とした。
また、イレーサに50gの荷重を加えながら、これを用いて上記塗装白板上の筆跡を拭って消去し、このとき、筆跡を消去するためにイレーサで拭った回数にて筆跡の消去性を評価した。即ち、消去性のよい方から、筆跡を消去するためにイレーサで拭った回数が10回以下であるときを◎、10回を超えて、20回以下であるときを○、20回を超えて、30回以下であるときを△、30回を超えるときを×とした。筆跡及び消去性の評価の結果を各実施例及び比較例の最後の段に示す。
実施例1
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ◎
消去性の評価 ◎
実施例2
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 27.5
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ○
消去性の評価 ○
実施例3
着色剤 黒色顔料B2) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ◎
消去性の評価 ○
実施例4
着色剤 青色顔料A3) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ◎
消去性の評価 ◎
実施例5
着色剤 青色顔料B4) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ◎
消去性の評価 ○
実施例6
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 中空ガラス球6) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ○
消去性の評価 ◎
実施例7
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 イソオクタン酸セチル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ○
消去性の評価 ◎
実施例8
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 油性フッ素系界面活性剤11) 13.5
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ○
消去性の評価 ○
実施例9
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 イソオクタン酸セチル 12.5
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 4.5
筆記性の評価 ○
消去性の評価 ○
実施例10
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 イソオクタン酸セチル 17.0
メールを剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
筆記性の評価 ○
消去性の評価 ○
実施例11
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 12−ヒドロキシステアリン酸 22.5
エルカ酸アミド 5.0
軟化剤 イソオクタン酸セチル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 プロピレングリコール 9.0
筆記性の評価 ○
消去性の評価 ○
比較例1
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 パラフィンワックス7) 27.5
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ◎
消去性の評価 ×
比較例2
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 マイクロクリスタリンワツクス8) 27.5
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ◎
消去性の評価 ×
比較例3
着色剤 黒色顔料A1) 10.0
体質顔料 カオリンクレー5) 32.0
固形化剤 エルカ酸アミド 5.0
パラフィンワックス7) 22.5
軟化剤 ホワイトミネラルオイル 8.0
界面活性剤 NIKKOL SO−109) 1.5
NIKKOL TO−1010) 12.0
疎油性溶剤 グリセリン 9.0
筆記性の評価 ◎
消去性の評価 ×
(注)
1)黒色顔料A
四三酸化鉄、バイエル社製TAROX BL−50
2)黒色顔料B
カーボンブラック、三菱化学(株)製#30
3)青色顔料A
群青、第一化成(株)製群青750
4)青色顔料B
スレンブルー、アビシア(株)製モノライトブルー3R
5)カオリンクレー、ティールカオリン社製カオブライト
6)中空ガラス球
富士シリシア(株)製フジバルーンS−45
7)パラフィンワックス、日本精蝋(株)製HNP−9
8)マイクロクリスタリンワックス、日本精蝋(株)製Hi−Mic−1090
9)NIKKOL SO−10
モノオレイン酸ソルビタン、日光ケミカルズ(株)製
10)NIKKOL TO−10
モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、日光ケミカルズ(株)製
11)油性フッ素系界面活性剤
セイミケミカル(株)製サーフロンS−393

Claims (6)

  1. 12−ヒドロキシステアリン酸からなる固形化剤と着色剤と常温で難揮発性の油状物質とを含むことを特徴とする固形マーカー。
  2. 12−ヒドロキシステアリン酸からなる固形化剤と着色剤と常温で難揮発性の油状物質と共に、常温で難揮発性の疎油性溶剤を含む請求項1に記載の固形マーカー。
  3. 体質顔料を含む請求項1又は2に記載の固形マーカー。
  4. 12−ヒドロキシステアリン酸と炭素原子数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸のアミドとからなる固形化剤を含む請求項1記載の固形マーカー。
  5. 常温で難揮発性の油状物質が脂肪族カルボン酸エステル、高級炭化水素及び高級アルコールから選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載の固形マーカー。
  6. 常温で難揮発性の疎油性溶剤がグリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン及びプロピレングリコールから選ばれる少なくとも1種である請求項2記載の固形マーカー。

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