JP2005211180A - 遊技機 - Google Patents

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高明 市原
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Abstract

【課題】 遊技中の表示画面による演出的な効果を向上する。
【解決手段】 パチンコ機1の遊技盤10には、遊技領域の中央位置に役物装置22が配設されており、この役物装置22には表示画面24が一体的に嵌め込まれている。また役物装置22には球案内部が形成されており、この球案内部に案内された遊技球は所定の入賞装置に入賞しやすくなる。表示画面24では図柄の変動や停止表示、キャラクター動画表示等による演出が行われるが、ここでの表示内容が入賞装置への入賞に連動して変化するものとなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技の進行に関連して画像を表示する機能を備えた遊技機に関する。
この種の遊技機に関連する技術として、例えば投影式表示装置を備えたパチンコ機が既に知られている(特許文献1参照)。この公知の投影式表示装置は遊技盤の奥に配置された投影機を備え、この投影機からの投影画像は盤面上に配置したスクリーンに表示される。パチンコ機において遊技が進行すると、スロットマシンのように数字の変化や図柄の変動を表す画像がスクリーンに表示され、一定時間変動した後に数字や図柄が揃った状態で表示されると、特別遊技状態に移行する等の特典が遊技者に付与される。
上記のスクリーンは、盤面に沿う位置と盤面から手前側に突き出た位置との間で機械的に移動することができ、特にスクリーンが盤面から突き出た状態では、その内面側にて遊技球を得点部へ案内することができるものとなっている。このため公知の投影式表示装置によれば、特別遊技状態に移行した場合等にスクリーンを盤面から突出させることで、得点部へ多くの遊技球を誘導するといった入賞装置としての動作を兼ねることが可能となる。
特開平7−204321号公報(第2−3頁、図1、図3)
上記のように、遊技機において数字や図柄等の画像を表示させながら遊技を進行させる場合、どのような数字・図柄を表示装置に出現させるかはもとより、その表示の見せ方によって遊技者の興趣は大きく左右される。例えば、表示中にきわめて希少性の高い図柄や映像が出現した場合、その表示内容に関して遊技者の興趣は高まるものの、そのとき表示の見せ方に目立った変化がなければ、せっかく希少な表示内容が提供されたとしても充分な演出効果が得られない。この点、公知の投影式表示装置を用いた場合、スクリーンを盤面から手前側へ突出させることで表示の見せ方に変化を与えることができるため、表示内容の変化に連動してスクリーンをうまく動作されれば、それだけ効果的に表示の演出を行うことができると考えられる。
しかしながら、公知の投影式表示装置ではスクリーンの可動範囲が遊技盤面とガラス板内面との間にある空間内に規定されているため、スクリーンを盤面から突出させようとしたときにスクリーンとガラス板との間に遊技球が挟み込まれてしまうおそれがある。また逆に、スクリーンを引っ込めようとしたときは盤面とスクリーンとの間に遊技球が引っ掛かったり、挟み込まれたりする可能性もある。いずれの場合も遊技球の噛み込みによってスクリーンの作動に支障を来し、さらには作動の途中で停止してしまったスクリーンによって盤面上を流下する遊技球が堰き止められ、それ以上の遊技の続行が不能になりかねない。このように公知の投影式表示装置には構造上の問題点が多く、スクリーンが遊技球と干渉することで遊技を中断させるようなトラブルを併発するおそれがある。
そこで本発明は、遊技球を用いた場合でも干渉を生じることなく画像の表示態様を大きく変化させることができる技術の提供を課題としたものである。
(解決手段1)
上記の課題を解決するため、本発明は投影画像を表示したり透過したりできる部材(液晶シャッタ)を表示画面に使用したことを特徴とする。あるいは、このような部材(液晶シャッタ)を複数位置に設けておき、いずれかを選択して投影画像を表示できる状態に切り替え、その他を透過状態に切り替えることで表示画面の位置を変更することができる。
(解決手段2)
このため本発明は、遊技機本体に内蔵され、遊技者に相対する前面側に向けて画像を投影するプロジェクタ装置と、プロジェクタ装置の前面側で画像の投影方向に重ね合わせて配設され、個々に透明状態と不透明状態とに切り替え可能な複数の液晶シャッタと、これら複数の液晶シャッタからいずれか1つを選択して不透明状態に切り替え、その他を透明状態に切り替えることで、その選択した1つの液晶シャッタにプロジェクタ装置からの投影画像を表示させる表示制御手段とを備えたものとなっている。
液晶シャッタは、電圧印加状態に応じて透明状態または不透明状態に切り替え可能であり、透明状態にあるときはプロジェクタ装置からの投影画像を透過させる一方、不透明状態では投影画像を表示可能である。このため画像の投影方向に複数の液晶シャッタが配置されている場合、そのなかで不透明化させる液晶シャッタが変更されると、それにあわせて投影画像の表示位置も変更されることになる。
この場合、表示画面そのものを機械的に移動させる必要がないので、移動に伴う遊技媒体との干渉が生じることはないし、そのための動力源や機構部品も必要ない。その一方で、遊技者に接近した位置にある液晶シャッタを不透明状態に切り替えれば、遊技者に接近させた位置で投影画像を拡大表示することができ、表示態様の視覚的な変化によって演出上の訴求力を大きく高めることができる。
(解決手段3)
上記の解決手段2において、本発明は遊技機本体に収容されて遊技領域が形成された遊技盤と、この遊技盤の前面側で開閉可能に設けられた扉状の枠体と、この枠体に前後方向に重ね合わせて配設され、遊技者から遊技領域を視認可能とする2枚の透明板とをさらに備えており、複数の液晶シャッタは、遊技盤の遊技領域内に配設された内部液晶シャッタと、2枚の透明板にそれぞれ付設され、内部液晶シャッタの前面側で前後方向に重なり合う2重の液晶シャッタとを含む態様とすることができる。
通常、多くの遊技機はその遊技領域を2重の透明板で覆うことにより、透明板と盤面との間で遊技球の流下を案内し、また遊技者からは良好に遊技領域を視認可能とするとともに外部から遊技領域内への不正介入を防止できる構造を採用している。このため構造上、透明板は遊技盤よりも手前側の位置にあり、また機体外側の透明板は遊技者に対して接近した位置にあることから、投影画像を透明板上にて表示させることで、盤面から浮き出るような表示態様を容易に実現することができる。
(解決手段4)
上記の解決手段2または3において、表示制御手段は、遊技の進行状況に応じて複数の液晶シャッタのうちいずれを不透明状態に切り替えるべきか決定することができる。上記のように、本発明では複数の液晶シャッタからいずれか1つを選択して投影画像の表示画面として利用できるが、その選択する対象を遊技の進行状況に応じて決定することができれば、演出的な表示態様を容易に実現することができる。
(解決手段5)
このため上記の解決手段2から4において、本発明の遊技機は遊技動作を制御する遊技制御手段と、遊技制御手段による遊技動作の制御に伴い、投影画像の表示内容を所定の演出パターンに基づいて制御する演出制御手段とをさらに備えている。
上記の構成において、遊技の進行中に演出制御手段により投影画像の表示内容が比較的高い訴求力を有する演出パターンで制御される場合、表示制御手段は、複数の液晶シャッタのうち奥側に位置するものから順次手前側に位置するものを不透明状態に切り替えることで、投影画像の表示位置を段階的に手前側へ移行させることが好ましい。この場合、遊技者にはあたかも奥側から手前側へ次第に画像が飛び出てくるかのように視認させることができるので、表示内容の変化に連動して演出上の訴求力をさらに高めることができる。
(解決手段6)
あるいは上記の解決手段5において、表示制御手段は、演出制御手段による投影画像の表示内容の制御に伴い、予め決められた順序にしたがって複数の液晶シャッタを不透明状態に切り替える態様であってもよい。このような態様によれば、例えば投影画像の表示内容が一定の変動パターンで変化していく場合、その表示内容の変化に連動して表示位置が切り替わり、表示内容の変化に合わせて次第に画像が浮き出てくるような演出を実現することができる。このため遊技者に対して表示内容の変化をより効果的に印象付け、投影画像による演出上の訴求力をより大きく向上することができる。
本発明の遊技機は、複数の表示位置に切り替えて投影画像を表示させることができるので、必要に応じて迫力のある演出を行うことができる。
以下、本発明をパチンコ機に適用した一実施形態について、次に掲げる項目に沿って各対応図面を参照しながら説明する。
1.パチンコ機の構成(図1)
2.ガラス枠・透明板(図1)
3.役物装置
4.表示装置の基本構成(図2)
4−1.プロジェクタ装置
4−2.表示画面
4−3.ガラス板(図2〜図3)
5.パチンコ機の制御構成(図4)
5−1.遊技制御手段
5−2.演出制御手段
5−3.表示制御手段
5−4.変動パターン
5−5.演出パターン
6.動作例
6−1.通常表示(図5)
6−2.切替表示(図5)
6−3.切替表示の使用例
7.その他の実施形態についての言及。
(1.パチンコ機の構成)
図1は、一実施形態となるパチンコ機1を示している。パチンコ機1は木製の外枠2を外形のベースとして構成され、その内側に基枠4や前面枠6、ガラス枠8等が装着されている。このうち基枠4に遊技盤10が着脱可能に嵌め込まれており、その前面にほぼ円形状の遊技領域が形成されている。図1にはガラス枠8だけが開かれた状態で示されているが、その他の基枠4や前面枠6もまた外枠2に対して前面側へ開閉可能となっている。
また図1には示されていないが、遊技領域内には多数の誘導釘が所定のゲージ配列で打設されているほか、風車や各種入賞口、装飾ランプ等が盤面構成要素して配設されている。その他、パチンコ機1の前面には上皿12や下皿14が設けられており、また前面枠6の右下隅の位置には発射ハンドル16が設けられている。また図示されていないが、パチンコ機1の裏側には各種の基板ボックスをはじめ電装品類、裏セット等が取り付けられている。
(2.ガラス枠・透明板)
ガラス枠8は遊技盤10の前面側にて扉状に開閉可能であり、ガラス枠8には2重のガラス板18,20(透明板)が取り付けられている。図1ではガラス枠8を閉じた状態で機体の内側(奥側)に位置するのガラス板18が露出して示されているが、機体の外側(手前側)に位置するガラス板20には、遊技領域に合わせて円形状に縁取られた窓が形成されている。
(3.役物装置)
遊技領域の中央位置にはひときわ大きな役物装置22が設けられている。この役物装置22は例えば、遊技領域内に発射されてきた遊技球を左右に振り分けたり、あるいは盤面に沿って流下する遊技球を一時的に滞留させたりして遊技球の動きに変化を与えることができる。また役物装置22は装飾体としても機能し、その各所に配設された装飾ランプ(図示されていない)を発光させることで、遊技の進行に伴い発光装飾による演出を行うこともできる。
(4.表示装置の基本構成)
本実施形態では、上記の役物装置22が表示装置を一体的に備えたタイプのものとなっており、それゆえ役物装置22の中央には矩形の表示画面24が配置されている。この表示画面24には例えば、数字や文字、キャラクター等を図案化した図柄が表示されるほか、各種の文字情報や映像もまた表示されるものとなっている。
図2は、役物装置22を中心としたガラス枠8および遊技盤10の断面の一部を簡略化して示している。ガラス枠8が閉じられた状態で、遊技盤10の前面側は2重のガラス板18,20により覆われる。図2に示されているように、ガラス板18,20は前後方向に重ね合わせて配設されており、遊技者は通常、2重のガラス板18,20を透かして遊技領域を視認することができる。
(4−1.プロジェクタ装置)
役物装置22と一体の表示画面24は遊技盤10の盤面より奥に位置し、さらにその奥側、つまり、正面からみて背後側にはプロジェクタ装置26が設置されている。このプロジェクタ装置26は背後から表示画面24に画像を投影し、これを表示画面24の前面側にて視認可能とする。なおプロジェクタ装置26には、焦点深度が比較的広い光学特性を有するものを使用し、表示画面24からガラス板18,20までの範囲内ではピント調整を不要とすることが好ましい。
(4−2.表示画面)
本実施形態では、表示画面24のほぼ全面が液晶シャッタにより構成されている。液晶シャッタは電圧印加状態に応じて液晶分子の配向が切り替わるもので、好ましくは透明状態(または光透過状態)と不透明状態(または光錯乱状態)とに瞬時に切り替わる特性を有する。このような液晶シャッタには例えば、ネマティック液晶や高分子分散液晶等を用いた公知のものを適用することができ、その具体的な仕様は特に限定されない。ここでは一例として表示画面24が板状の液晶シャッタ板から構成されており、これには2枚のガラス基板間に透明電極を配置し、その間に液晶分子を封入したものが用いられている。なお、以下の説明では表示画面24を構成する液晶シャッタを「内部液晶シャッタ」と呼称する。
(4−3.ガラス板)
さらに本実施形態では、2重のガラス板18,20にもそれぞれ液晶シャッタが適用されている。表示画面24の場合、そのほぼ全面が液晶シャッタから構成されている態様であってもよいが、ガラス板18,20の場合はその一部が液晶シャッタとなる領域(以下、「液晶シャッタ領域」と呼称する。)として形成されている態様が好ましい。
例えば図2中、プロジェクタ装置26による画像の投影範囲Pを規定すると、ガラス板18,20には、それぞれの位置で投影範囲Pと合致するべく液晶シャッタ領域L1,L2が付設して形成されている。これら液晶シャッタ領域L1,L2は前後方向に重なり合うことで、内部液晶シャッタの前面側で2重の液晶シャッタを構成している。
また投影範囲Pは、プロジェクタ装置26から遠ざかるほど垂直・水平方向に拡がることから、ここでは内側の液晶シャッタ領域L1よりも、外側の液晶シャッタ領域L2の方が大きい面積を有している。また言うまでもなく、表示画面24はプロジェクタ装置26に最も近い位置にあるため、その面積は3つのなかで最小となっている。なお、図2では投影範囲Pと表示画面24、液晶シャッタ領域L1,L2との関係が垂直方向についてのみ示されているが、水平方向についても上記と同様に考えることができる。
図2に示されているように、例えば内部液晶シャッタが電圧印加により不透明状態に切り替えられている場合、その他の液晶シャッタ領域L1,L2はいずれも電圧無印加のため透明状態にある。このためプロジェクタ装置26の投影画像は表示画面24にて表示され、遊技者からは2重のガラス板18,20を透かして表示画面24が視認可能となる。
図3は、液晶シャッタ領域L1,L2を電圧印加により不透明状態に切り替えた場合を示している。先ず図3中(a)に示されているように、内部液晶シャッタの電圧印加をやめてこれを透明状態に切り替え、内側の液晶シャッタ領域L1を電圧印加により不透明状態に切り替えると、プロジェクタ装置26の投影画像は内部液晶シャッタを素通りし、液晶シャッタ領域L1にて表示される。この場合、遊技者からは外側のガラス板20を透かして内側のガラス板18上に投影画像が浮き上がって表示される様子が視認される。
次に図3中(b)に示されているように、内側の液晶シャッタ領域L1の電圧印加を止め、外側の液晶シャッタ領域L2を電圧印加により不透明状態に切り替えると、プロジェクタ装置26の投影画像は内部液晶シャッタおよび内側の液晶シャッタ領域L1をともに素通りし、外側の液晶シャッタ領域L2にて表示される。この場合、遊技者からは最も近いガラス板20上に投影画像が浮き上がって表示される様子が視認される。
本実施形態の場合、上記の内部液晶シャッタおよび2重の液晶シャッタ領域L1,L2の電圧印加状態の切り替えは電子的に制御されるものとなっており、以下にその具体的な制御構成について説明する。
(5.パチンコ機の制御構成)
図4は、パチンコ機1の電子機器類に関する制御構成の一部を概略的に示している。パチンコ機1は、遊技動作を制御するための主制御基板28(メイン基板、主基板等とも称される)や各種の演出動作を制御するための演出制御基板30(サブ基板とも称される)を有しており、これら基板類が互いに配線を通じて接続されているほか、各基板にそれぞれ付随して電子機器類が接続されている。これら基板類は遊技盤10の裏面側で基板ボックスに収容されており、通常、遊技者からは視認されない。なおパチンコ機1には、その他にも電源基板やインタフェース基板(CR機の場合)、払出制御基板、発射制御基板等が装備されているが、これらについては公知のものを適用できるため、図示とともにその説明を省略する。
(5−1.遊技制御手段)
主制御基板28には、CPUやRAM、ROM、入出力インタフェース等(全ては図示されていない)の電子部品類が装備されている。また主制御基板28には入賞スイッチ32が接続されており、この入賞スイッチ32は、遊技球が所定の入賞口(例えば始動入賞口)に入賞したことを検出し、その検出信号を主制御基板28に出力することができる。その他にも、主制御基板28には例えば大入賞口用のソレノイド(図示されていない)が接続されており、このソレノイドの作動は主制御基板28により制御されている。
主制御基板28による遊技動作の制御は、例えばCPUが所定の制御プログラムを実行することで行われる。CPUは制御プログラムの実行中に入賞スイッチ32からの検出信号を受信すると、これを契機に制御プログラム上で乱数を取得して抽選を行う。このとき取得した乱数値に応じて抽選結果は異なったものとなり、例えば乱数値が所定の当り値に一致していると抽選結果は大当りとなる。大当りになった場合、主制御基板28のCPUはソレノイドを作動させて大入賞口を開閉する。遊技者は大入賞口の開放中に遊技球を入賞させることで多くの賞球を獲得することができる。
(5−2.演出制御手段)
演出制御基板30もまたCPUをはじめとする電子機器類を有し、ここでは遊技の進行に伴い各種の演出動作を制御する役割が果たされる。このためパチンコ機1には、演出要素としてスピーカやパネル装飾ランプ、枠装飾ランプ等(いずれも図示されていない)が装備されている。スピーカは例えば、ガラス枠8や上皿12の内側に配設されており、通常、スピーカからは遊技の進行に伴う効果音や音声等が出力されるものとなっている。またパネル装飾ランプや枠装飾ランプは発光による装飾や演出を施すことができる。
(5−3.表示制御手段)
演出制御基板30にはさらに表示制御基板34が接続されている。表示制御基板34もまたCPUやRAM、ROM、VDP等の電子機器類(図示されていない)を装備しており、この表示制御基板34は、演出制御基板30から送信される指令信号に基づき、上記のプロジェクタ装置26の作動を直接的に制御する役割を果たしている。
また表示制御基板34は、表示画面24の液晶シャッタをはじめガラス板18,20の各液晶シャッタ領域L1,L2に対する電圧印加状態を制御する機能を有している。なお、通常は内部液晶シャッタにのみ電圧が印加されており、ガラス板18,20の液晶シャッタ領域L1,L2には電圧が印加されていない。このため内部液晶シャッタが不透明状態(白濁状態)に切り替えられており、2重の液晶シャッタ領域L1,L2は透明状態に切り替えられている。これにより、通常表示状態では役物装置22に内蔵された表示画面24にプロジェクタ装置26の投影画像が表示されることとなる。
なお、プロジェクタ装置26や液晶シャッタは、そのまま演出制御基板30に接続されている態様であってもよい。この場合は表示制御基板34を介さず、演出制御基板30によりプロジェクタ装置26の作動や各液晶シャッタの電圧印加状態が直接制御される。
(5−4.変動パターン)
パチンコ機1による遊技の進行中、主制御基板28では上記のように始動入賞を契機として抽選が行われ、その抽選結果に基づいて所定の変動パターン信号が演出制御基板30に送信される。公知のように、変動パターン信号は抽選結果を反映した内容で図柄の変動と停止時の表示態様を指示するものであり、例えば抽選結果が大当りの場合であれば、図柄の変動中にリーチ演出等を行い、最終的に同一図柄が全て揃った状態で停止させるように表示態様を指示するものとなる。その他、変動パターン信号にはリーチ演出を行った後、はずれの態様で図柄を停止させるように指示するものもあれば、特に変動中に演出を行うことなく、はずれの態様で図柄を停止させるように指示するものもあり、その具体的な内容は停止時に表示される図柄の種類や組み合わせをも含めて多岐にわたっている。
(5−5.演出パターン)
演出制御基板30は上記の変動パターン信号を受け取ると、これを解釈してそのとき実行するべき演出パターンを決定する。演出パターンには予め各種のものが用意されており、例えば、変動パターン信号が高い信頼度で大当りを指示していると認められる場合、それに合わせて遊技者に高い訴求力を与える演出パターンが用いられる傾向にある。逆に変動パターン信号が単にはずれを指示するものであれば、あまり訴求力の高い演出パターンは用いられない。なお、抽選結果に基づいてどのような演出パターンを使用するかはあくまで任意であり、特に決定基準が一律に決められているわけではない。また演出パターンの具体的な内容も千差万別であり、遊技者に与える訴求力の高低度には感覚的な要素も含まれている。
また、実際に演出上の訴求力を高める手法も多岐にわたる。例えばスピーカから特定の効果音を出力させたり、特定の装飾ランプを発光させたり、その発光パターンを通常とは異ならせたり、あるいは、表示装置により特定のキャラクターや背景、図柄等を表示させたりすることで遊技者の興味を大きく引きつける演出パターンを構築することができ、これら音響・発光・映像による演出効果が相乗してより高い訴求力を発揮するものとなる。
(6.動作例)
以上がパチンコ機1における制御構成の基本的な内容であるが、加えて本実施形態では、プロジェクタ装置26からの投影画像が表示される位置を切り替えることで、演出上の訴求力をさらに高めることができるものとなっている。
(6−1.通常表示)
図5は、演出制御基板30のCPUにより実行される液晶切替処理の手順を示している。ここでは先ず、演出制御基板30のCPUは主制御基板28から変動パターン信号を受信する。(ステップS1)。
変動パターン信号を受信すると演出パターンが決まり、次にCPUはこのとき決定した演出パターンに基づいて通常の表示態様で画像を表示させるか否かを判断する(ステップS2)。ここでの具体的な判断手法は、例えば演出パターンが比較的低い訴求力のものであった場合、CPUは通常の表示態様で画像を表示させるものと判断することができる(ステップS2=Yes)。
この場合、CPUは表示制御基板34に対して通常表示への切替を指示し(ステップS6)、これを受けて表示制御基板34は内部液晶シャッタを不透明状態に切り替え、2重の液晶シャッタ領域L1,L2をいずれも透明状態に切り替える。これにより、プロジェクタ装置26の投影画像は表示画面24にて表示されることになる。なお、それ以前から表示画面24にて通常表示が行われていた場合は、引き続き通常表示の状態が維持される。
以上の処理手順を行った場合、遊技者からは表示の見え方に特段の変化がなく、引き続き図柄の変動や停止による演出が実施されることになる。
(6−2.切替表示)
これに対し、そのときの演出パターンが比較的高い訴求力を有するものであった場合、ステップS2においてCPUは通常の表示態様で画像を表示させることを否定する(ステップS2=No)。
この場合、CPUはガラス板18,20に付設された2重の液晶シャッタ領域L1,L2からいずれか1つを選択し(ステップS3)、この結果、不透明状態に切り替えるべき対象を表示制御基板34に指示する(ステップS4)。これを受けて、表示制御基板34は指示された方の液晶シャッタ領域L1(またはL2)を不透明状態に切り替えるとともに、内部液晶シャッタを透明状態に切り替える。これにより、プロジェクタ装置26の投影画像はガラス板18(またはガラス板20)にて表示されることになる。
ここで、CPUはステップS3の処理において2重の液晶シャッタ領域L1,L2から選択する対象を段階的に変更することができる。すなわち、変動パターン信号から決定される演出パターンに基づき、図柄の表示内容を次第に大当りの期待が高まる内容へと変化させていくような場合、そのときの表示内容の変化に合わせて液晶シャッタ領域L1,L2による表示位置を段階的に変更することができる。なお、このとき液晶シャッタ領域L1,L2の切替順序やその切替タイミング等は、変動パターン信号に対応して予め演出プログラム上で決めておくことができる。
具体的には、最初の段階(例えば図柄の表示がリーチ状態に変化したとき)では内側の液晶シャッタ領域L1を選択しておき、次に表示内容が変化して次の段階(例えば信頼度の高いリーチ状態や大当り確定のリーチ状態等)に進んだ場合、表示内容の変化に合わせたタイミングで外側の液晶シャッタ領域L2を選択する。このような選択手法を用いた場合、最初に行った選択では内側の液晶シャッタ領域L1にプロジェクタ装置26の投影画像が表示され、次に行った選択では外側の液晶シャッタ領域L2に投影画像が表示されることになる。このため遊技者からみると、画像の表示位置が最初に表示画面24から奥側のガラス板18に移動し、次に表示が切り替わると、今度は手前側のガラス板20へ表示位置が段階的(この場合は3段階)に移動する様子が視認される。
なお、上記のような選択手法を用いた場合、次のステップS5において全ての選択が終了したか否かを判断することが好ましい。例えば、最初の段階で内側の液晶シャッタ領域L1を選択していた場合、未だ外側の液晶シャッタ領域L2を選択し終わっていないので、ステップS5の処理においてCPUは未だ全てを選択し終わっていないと判断(ステップS5=No)してステップS3に戻る。
CPUは次にステップS3を実行すると、そのときの図柄の表示内容に照らし合わせて適切な液晶シャッタ領域(L1,L2)を選択する。上記のように、例えば図柄の表示内容がさらに進んだリーチ状態等に変化する場合、CPUは外側の液晶シャッタ領域L2を選択する。そして、CPUは次にステップS4に進んで切替対象となる液晶シャッタ領域L2を表示制御基板34に指示する。この結果、内側の液晶シャッタ領域L1は透明状態に切り替えられるとともに、今度は外側の液晶シャッタ領域L2が不透明状態に切り替えられるので、プロジェクタ装置26の投影画像は外側の液晶シャッタ領域L2にて表示されることになる。
この後、外側の液晶シャッタ領域L2にてプロジェクタ装置26の投影画像が表示され、そのときの演出パターンに基づく画像の表示(例えば、リーチ状態から図柄の停止時まで)が一通り終了すると、CPUはステップS5の処理において全ての選択が終了したものと判断する(Yes)。この場合、CPUは次に通常表示に切り替える処理を行い(ステップS6)、それまで投影画像を表示させていた外側の液晶シャッタ領域L2を透明状態に切り替えるとともに、内部液晶シャッタを不透明状態に切り替える。この結果、プロジェクタ装置26の投影画像は元どおり表示画面24にて表示されることとなる。
図5は、上記の液晶切替処理が実行された場合の表示位置の変化を視覚的に示している。先ず通常表示の状態において、プロジェクタ装置26の投影画像が盤面より奥の表示画面24に表示されていたとすると(第1段階)、そこでは通常どおり図柄の変動と停止による演出が行われる。この場合、遊技者に対しては通常程度の訴求力を与える演出がなされているので、遊技者は平均的に落ち着いた雰囲気で遊技を続行することができる。
この後に遊技が進行し、例えば表示画面24にて表示中の図柄がリーチ状態に移行したとすると、これに合わせて投影画像の表示位置が表示画面24から内側の液晶シャッタ領域L1に切り替えられる(第2段階)。このとき投影画像の表示位置は遊技者に接近して移動するとともに、その表示面積が一回り拡大されるため、それだけ遊技者に対する訴求力を高めた演出を行うことができる。これにより、遊技者は大当りへの期待感を高めることになる。
さらに遊技の進行に伴い、表示中の図柄がきわめて高い信頼度で大当たりに近づきつつあるとすると、これに合わせて投影画像の表示位置は内側の液晶シャッタ領域L1から外側の液晶シャッタ領域L2へ切り替えられる(第3段階)。このとき投影画像の表示位置が遊技者に対して最も接近する位置まで移動し、さらにその表示面積が最大化されるので、遊技者に対してきわめて訴求力が高く、インパクトの強い演出を行うことができる。これにより、遊技者はいよいよ大当りへの期待感を大きく高め、きわめて興趣性の高い遊技に引き込まれることになる。
(6−3.切替表示の使用例)
上記の液晶切替処理は、例えば以下のような態様で使用することもできる。
(1)大当りになり、特別遊技状態に移行している間は引き続き、投影画像の表示位置を液晶シャッタ領域L1,L2に切り替えることができる。
(2)また大当り終了後、さらに遊技者に特典(いわゆる「確変」や「時短」等)が付与される場合、通常の表示位置を表示画面24から液晶シャッタ領域L1,L2に切り替えることができる。
(3)上記の第1段階〜第3段階の間で表示位置の切替順序を変更することもできる。例えば、第1段階で表示画面24に投影画像が通常表示されていた状態から、第2段階を通り越していきなり第3段階で外側の液晶シャッタ領域L2に表示位置を切り替えたり、あるいは、第1段階から第2段階へ移行した場合であっても、第3段階へ移行することなく第1段階に復帰して、通常表示状態に切り替えたりすることができる。
(4)あるいは、訴求力を高めるために投影画像の表示位置を段階的に手前側へ移動させたとしても、最終的に大当たりの態様で図柄が表示されない場合、図柄の変動が停止する前に表示位置を段階的に通常状態へ復帰させることができる。この場合、例えばリーチ演出中に外側の液晶シャッタ領域L2にて図柄が表示されていても、そこから段階的に内側の液晶シャッタ領域L1、奥の表示画面24へと表示位置が引っ込められていくため、遊技者は最終的に大当たりでなかったことを視覚的に認識しやすくなる。
(7.その他の実施形態についての言及)
以上は一実施形態についての説明であるが、本発明の実施の形態がこれに制約されることはない。以下に、その他の実施形態についていくつか例を挙げて言及する。
(1)一実施形態ではパチンコ機1を例に挙げているが、本発明は回胴式遊技機としても好ましい実施形態をとることができる。この場合、例えば筐体の前面から奥側へ複数の液晶シャッタを重ね合わせて配置し、その背後から画像を投影して表示させることができる。
(2)また、液晶シャッタは前後方向でみて2箇所または4箇所以上に配置されている態様であってもよいし、あるいは、同一のガラス板18,20上で複数箇所に配置されている態様であってもよい。
(3)一実施形態ではプロジェクタ装置26を固定のものとしているが、これに別途、ピント調整機構等を付加することにより、例えば内部液晶シャッタ、液晶シャッタ領域L1,L2のそれぞれの位置に合わせて投影画像のピントを適切に調整(微調整)できる態様とすることもできる。また、この場合のピント調整機構の制御は表示制御基板34(または演出制御基板30)により行うことができる。
(4)図5の液晶切替処理はあくまで一例であり、その他の制御フローを用いて液晶シャッタの切替処理を行うこともできる。
ガラス枠を開いた状態で示したパチンコ機の斜視図である。 役物装置を中心とした遊技盤および2重ガラス板の断面図である。 液晶シャッタの切り替えに伴う画像表示位置の変化を示した連続図である。 パチンコ機の制御構成を概略的に示した図である。 液晶切替処理のフローチャートである。 パチンコ機の斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ機
8 ガラス枠
10 遊技盤
18,20 ガラス板
22 役物装置
24 表示画面
26 プロジェクタ装置
28 主制御基板
30 演出制御基板
34 表示制御基板

Claims (1)

  1. 遊技盤の遊技領域内に配置され、内部に表示画面を有した役物装置と、
    前記役物装置の一部に形成されて遊技球を案内する球案内部と、
    前記球案内部に案内された遊技球が入賞可能な位置に設けられた入賞装置と、
    前記入賞装置への入賞があった場合に前記表示画面にて図柄の変動を表示させる表示手段とを具備したことを特徴とする遊技機。
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