JPWO2007108309A1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

特に、図柄変動パターン演出時の背景画像を対象として、メモリ使用量を増やすことなく、かつ、同一のリーチであっても異なるリーチ画像に見せることで、演出のバリエーションを増やし、演出効果による趣向性向上を実現する。LCD106において、図柄変動パターンの背後で表示される背景変動パターンを適宜複数種類準備し、これらを適宜組合わせると共に、図柄変動パターンの通常変動から各種リーチへの発展の契機とは無関係に適宜切り替え時期を設定することで、比較的少ない背景画像の種類に基づいて、比較的多種の背景変動パターンを構成することができ、従来、図柄変動パターンと対となっていた単純な演出を打破することができ、演出に関して新たな趣向性を持たせることができる。また、背景画像データの容量も増えることがないため、制御系の負担も少ない。

Description

本発明は、遊技盤に設けられた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選が実行される遊技機に関するものである。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に抽選が実行される。抽選結果は、遊技盤面に設けられた表示装置(一般には、LCD(液晶表示装置)が適用され、センター役物の構成部品となっている。)を用いて、図柄変動パターン演出を実行することで報知する。
すなわち、例えば、3列の図柄変動列をそれぞれスクロール表示し、最終的に各列が停止したときの図柄配列で、抽選の当選又は落選等を報知する。例えば、図柄が数字の場合、同一の数字図柄(「4、4、4」、「7、7、7」等)が揃った場合に当選(大当たり)、それ以外は落選となる。
この抽選の結果「大当たり」に当選した場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口(「アタッカー」、「大入賞口」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。
特別入賞口は、一般には、30秒間開放し、その後一旦閉止する動作を15ラウンド程度(最大16ラウンド)実行する。また、アタッカーの開放中に10個の遊技球が入賞(入賞による払出数は15個)することで、30秒を待たずに閉止して、次ラウンドへ移行するようになっており、結果として、特別遊技状態では、短期間に150個前後の入賞が期待できる(賞球数としては、約2250個)。
ところで、前記図柄変動パターン演出中(或いは図柄停止中)において、LCDでは、背景画像を表示している。背景画像は、一般的にパチンコ機製作時のテーマに沿った画像が適用され、遊技盤に貼り付けられるセルシートや役物のデザイン等とも統一がとれたものとなっている。
特に、図柄変動パターン演出中の背景画像は、始動入賞に基づく変動開始と共に、所定の背景画像が表示され、通常変動区間、ノーマルリーチ区間、スーパーリーチ区間、さらにプレミアムリーチ等の発展区間における、それぞれの区間の区切り、或いは図柄変動パターン演出の特別の変化等に同期させて変化させている。
このため、同じ動きのリーチ画像群においては、図柄の動きと背景画像の変化とは、基本的に1:1の関係となっている。
例えば、特許文献1には、「選択されるリーチパターンによって各図柄表示部の図柄変動動作を異ならせるようにしたり、あるいは、複数のリーチ予告パターンを備える場合には、選択されるリーチ予告パターンによって前記図柄表示部の背後に表示される背景図柄の表示内容を異ならせるようにすれば、一層娯楽性の高いものになる。」と記載されており、特許文献2には、「可変表示装置における可変表示の際には、前記表示領域および背景領域のうちの少なくとも何れか一方の色が所定条件に応じて変化するように設定されている。」と記載されている。
すなわち、背景中のアイテム、キャラクタに複数の種類を設定したり、色を異ならせる技術は存在する。
特開2002−28310公報 特開2002−126248公報
しかしながら、上記従来技術は、変化のタイミングは種類毎に画一的であるため、同じ動きのリーチ画像群においては、遊技者から見ると、1つのリーチとして認識されることになり、リーチ演出の多用性を求める場合は、図柄の異なるリーチ画像群を増やすしかなく、膨大な記憶容量を必要とする。また、比較的担持間のリーチ(ノーマルリーチ等)では、そのリーチの中での違いを演出することは困難であった。
本発明は上記事実を考慮し、特に、図柄変動パターン演出時の背景画像を対象として、メモリ使用量を増やすことなく、かつ、例えば同一の図柄変動パターンを持つリーチ演出であっても、異なるリーチ画像に見せることができ、演出のバリエーションを増やし、演出効果による趣向性向上を実現することができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、遊技盤に設けられた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選が実行される遊技機であって、前記抽選の結果を、所定の図柄を用いて報知する画像表示装置と、前記画像表示装置内で前記図柄を変動表示させるための図柄の変動パターンと、変動する図柄の背景を構成する背景画像の変動パターンと、をそれぞれ別個に複数記憶する変動パターン記憶手段と、前記変動パターン記憶手段に記憶された図柄の変動パターンと背景画像の変動パターンとをそれぞれ別個に選択し、合成した画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示制御手段と、を有している。
請求項1記載の発明によれば、画像表示制御手段では、変動パターン記憶手段から、図柄の変動パターンと、背景の変動パターンとを別個に選択して合成する。合成した画像は画像表示装置に表示させる。
これにより、図柄の動きが同じでも、異なる背景の下で演出が行われる場合があり、また、背景の動きが同じでも、図柄の動きが異なる場合もあるため、複数の異なった演出に見せることができ、遊技者にとって変化に富んだ演出をもつ遊技機を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記画像表示制御手段は、前記背景画像の変動パターンの変動時間が、前記図柄の変動パターンの変動時間と略一致するように前記複数の変動パターンの中から選択して組合すことを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、図柄の動きが同じでも、異なる背景の下で演出が行われる場合があり、また、背景の動きが同じでも、図柄の動きが異なる演出を行ないながら略図柄の変動とともに背景パターンの変動も終了することとなり、遊技者に双方の変動時間の差による演出の違和感を生じさせないようにすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記画像表示制御手段は、前記選択した背景画像の変動パターンの変動の変化時期と前記図柄の変動パターンの変動の変化時期とが対応しない変動パターンを選択する場合があることを特徴としている。
請求項3記載の発明によれば、画像の表示演出と図柄表示演出の変化とが一致しない場合があることにより、遊技者にとってより変化に富んだ演出をもつ遊技機を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記画像表示制御手段は、前記画像表示装置にそれぞれ独立して変動表示を行う複数の図柄を表示させ、前記変動表示には、各図柄の変動表示が予め定められた一定のパターンで変化する図柄の変動表示パターンである通常変動、前記通常変動に基づく図柄の変動パターンで変化しつつ前記複数の図柄の内で残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる図柄の変動表示パターンであるノーマルリーチ変動、残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる状態を維持しつつ前記ノーマルリーチとは異なる特殊な挙動の変動表示を伴うことで大当たりへの期待感を高める図柄の変動表示パターンであるスーパーリーチ変動の少なくとも2つ以上の図柄の変動表示パターンを含み、図柄の変動パターンの変化の契機が、通常変動、ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動のそれぞれの変化の契機を含むことを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、比較的短いリーチ(例えば、ノーマルリーチ)主体の機種開発ができ、メモリ使用量を軽減することができる。また、演出バリエーションの拡大により、遊技者の不快感を軽減し、台離れを防止することができる。
さらに、同じリーチ演出(図柄の動き)であっても、いつどのように背景が切り替わるか予測がつかないため、遊技者の緊張を常に保つことができる。
請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の発明において、前記画像表示制御手段は、前記図柄の変動パターンにリーチ変動を含む場合には、前記背景画像の変動パターンの区切りを前記図柄の変動パターンがリーチ状態を成立させる時期と一致させるように変動パターンを選択する場合があることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、リーチ状態の成立を遊技者が早期に認識することができる。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の発明において、前記画像表示制御手段は、前記図柄の変動パターンが前記リーチ状態を成立させる時期を挟んで前記背景画像の変動パターンが変化しない場合を含むことを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、リーチ状態の成立を遊技者に知られることがなく、いままでにない演出が可能となる(一例として、図6の図柄変動パターン(7)、(8)のリーチの場合の移動参照)。
請求項7に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の発明において、前記画像表示制御手段の実行制御機能が、前記図柄の変動パターン及び背景の変動パターンにおける変動時間を決定する主制御部と、前記主制御部から送出される変動時間情報に基づいて、図柄の変動パターン種及び背景の変動パターン種を選択する副制御部と、に分担されることを特徴としている。
請求項7記載の発明によれば、画像表示制御装置の制御機能を、主制御部と副制御部とに振り分けることで、それぞれの制御負担を軽減することができる。
請求項8に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の発明において、前記抽選の結果には、大当たり当選が含まれることを特徴としている。
請求項8記載の発明によれば、はずれやリーチの演出と同じパターンの演出でありながら大当たりとなる場合が生ずるので、遊技者にとってはいずれの演出においても大当りの期待を込めながら遊技を行なうことができる。
この種の遊技機は、演出のほとんどがその抽選結果が外れとなるパターンであるが、請求項4記載の発明によれば、大当たり当選も含めることにより、通常変動、ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動等の各種変動パターンを大当たりの演出としても使えることとなり、遊技者に対し、いずれのパターンでも大当たりの期待を持たせることができ、より変化に富んだ遊技演出をもつ遊技機を提供することができる。
以上説明した如く本発明では、特に、図柄変動パターン演出時の背景画像を対象として、メモリ使用量を増やすことなく、かつ、例えば同じ図柄変動パターンを持つリーチ演出であっても、異なる背景パターンの下で演出が実行されることにより、異なるリーチ画像に見せることができるので、演出のバリエーションを増やし、演出効果による趣向性向上を実現することができるという優れた効果を有する。
図1に示されるように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置されており、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、ガラス板22を装着したガラス枠26が配置されており、ガラス枠26は左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフレーム24に装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。このガラス枠26の裏面側には、交換可能とされた遊技盤100(図2参照)がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われるようになっている。
ガラス枠26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯142がガラス板22を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯144が配置されている。また、各エラー用の表示灯144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ146L、146Rが配設されている。
内枠14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿30が配置されている。一体皿30は、パネル部材32の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材32の前面には、上部に遊技球PBを貯える球皿部34が形成された球皿本体36が突設されている。
図示を省略するが、球皿部34の底面は双方向に傾斜しており、一方は図1の正面視にて左側から右側に下る傾斜を手前側に配置し、他方は右側から左側に下る傾斜を奥側に配置し、両傾斜は正面視にて右側で円滑に連続形成されている。
手前側の傾斜はパチンコ機10間に設けられた現金用遊技球貸出機(図示省略)を球皿部34の正面視、左側から受け入れて、右側に転動案内する一方、奥側の傾斜は球皿部34に受け入れた遊技球PB、後述する賞品球、あるいはカード式貸出機を介した貸出球などを球排出口46から受け入れて正面視、右側から左側に向かって転動案内する。
この奥側の傾斜は、当該傾斜の下位方向に沿って遊技球転動流路の幅寸法を漸次、狭く形成されており、これにより、球皿部34にある遊技球PBがパネル部材32の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に一列に整列させながら送り込まれる。
パネル部材32の前面の右側上部には、パチンコ機10内に設けられた払出装置160(図3参照)から払い出された賞球が排出される球排出口46が形成されている。
また、パネル部材32の前面における左側下部には灰皿38が設けられ、右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル39が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40(図3参照)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物105が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選(変動及び停止)や各種演出等の映像を表示する液晶表示器106が設けられている。以下、必要に応じてLCD106という。また、センター役物の上端部には、普通図柄表示装置107が設けられている。
センター役物105の図2の左右側には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、センター役物105の真下には、特別図柄始動入賞口(スタート・チャッカー)108が配設され、その開口部の直下位置には、電動チューリップ110が取り付けられている。この特別図柄始動入賞口108のさらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して大入賞口としてのアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球PBを所定の経路に誘導する多数の遊技釘(図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図3参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、特別図柄始動入賞口108への入賞球を検出する始動入賞センサ180、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出する大入賞センサ186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー112内には、大当たり処理のラウンドを継続するきっかけとなるVゾーンが設けられている場合には、このVゾーンを通過したことを検出するVゾーンセンサ228が配設される。
さらに、主制御部150には、電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド174、アタッカー112の開閉扉116を開放/閉塞させるソレノイド175、保留ランプ176、及び普通図柄表示装置107がそれぞれ接続されている。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選(以下、「普図抽選」という)が主制御部150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して電動チューリップ110を所定時間開放する。
また、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞すると、これを始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの特図抽選が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果が当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。
特別遊技状態とは、前記アタッカー112が所定時間(一般には30秒)開放し、その後閉止する動作を1ラウンドとした場合に、複数ラウンド(一般には15ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球PBがアタッカー112へ入賞し、多くの入賞が期待できる。なお、通常は、1ラウンド中の最大入賞数が10個と制限されている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠26に設けられた照明演出用の表示灯142及びエラー用の表示灯144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠26前面に設けられたスピーカ146L、146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ146L、146Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置107や保留ランプ176による表示内容は、このLCD106で表示するようにしてもよい。
図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出を加味し、当たり/外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。
本実施形態のパチンコ機10では、LCD106の表示画面の大部分において、演出図柄変動パターンを表示し、表示画面における極めて小さい領域に特別図柄変動パターンを表示するようにしている。なお、特別図柄変動パターンは、別途独立した表示装置で表示するようにしてもよい。
ここで、特図抽選の結果が「大当たり当選」となり、LCD106における図柄変動パターン演出並びにスピーカ146L、146RからのBGM出力によって、そのことを報知し終えると、前述した特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。
また、前述したように、LCD106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、保留ランプ176の点灯数がその入賞数に応じて最大4個まで増える。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、LCD106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ176が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル39(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
上記のように特別図柄始動入口108に遊技球PBが入賞したとき、LCD106では、演出図柄変動パターン演出を実行するが、この演出画像は、抽選の当選又は落選を報知するための図柄画像(スクロール(変動)表示後、停止)と、この図柄画像に重なるように背後で表示される背景画像とに分類することができる。これらは、共に動画であり、それぞれが予め定められた変動パターンによって処理されていく。
図柄画像のスクロール表示は、本実施の形態では、3列の図柄画像がほぼ同時にスクロールを開始し、左列→中列→右列の順に停止させていく。このとき、左列と中列とが停止したとき、最終列(右列)によっては当選の可能性がある状態をリーチとし、通常変動からこのリーチに特化した特別な表示演出に切り替わって実行されるようになっている。リーチ演出としては、ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動、プレミアムリーチ変動等があり、それぞれ、ノーマルリーチ→スーパーリーチ→プレミアムリーチの順に図柄の変動パターンが変化し発展していき、各リーチパターンの順に大当たり当選の期待度が徐々に高くなるような演出としている。
通常変動とは、各図柄の変動表示が予め定められた一定のパターンで変化する図柄の変動表示パターンである。
ノーマルリーチ変動とは、通常変動に基づく図柄の変動パターンで変化しつつ前記複数の図柄の内で残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる図柄の変動表示パターンである。
スーパーリーチ変動とは、残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる状態を維持しつつ前記ノーマルリーチとは異なる特殊な挙動の変動表示を伴うことで大当たりへの期待感を高める図柄の変動表示パターンである。
プレミアムリーチ変動とは、前記スーパーリーチ変動に準じ、かつスーパーリーチ変動よりもさらに大当たりへの期待感を高める変動表示パターンである。
なお、以下において、ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動、プレミアムリーチ変動の末尾に付加した「変動」という文言を省略し、例えば、「スーパーリーチ」や「スーパーリーチパターン」と言う場合がある。
また、それぞれのリーチには、複数種類のリーチパターンが存在し、同一変動時間のものもあれば、異なる変動時間のものもある。
ところで、上記通常変動からそれぞれのリーチパターンへの切り替わりにおいて、従来は、背景画像もそれぞれのリーチパターンに1:1に対応した背景画像とし、通常変動から各種リーチへの切替時期に同期させ背景画像を変更していた。しかし、これでは、リーチパターンが類似していると、その違いが見極められず、設計者の意図した結果が得られない。また、それぞれのリーチパターンに対して、背景画像を増やすことはメモリ(記憶媒体)に多大な負担をかけることになる。
そこで、本実施の形態では、通常変動からそれぞれのリーチへの移行という図柄変動パターンの一連の流れと、背景画像変動パターンとの関係をなくし、背景画像変動パターンを独自に組み合わせることで、図柄変動パターンと合成したときの表示演出バリエーションを増大させるようにした。
図4は、本実施の形態における、主制御部150と副制御部152とにおける、LCD106での演出表示制御に特化した制御を、機能的に分類して示したブロック図である。
なお、このブロック図は、ハード構成を限定するものではない。
また、本実施の形態におけるパチンコ機10の演出テーマは、「大相撲」であり、基本的には、国技館等の相撲会場での力士による相撲の取り組みを中心とした画像となっている。
図4に示される如く、始動入賞センサ108は、主制御部150の有効入賞判定部200に接続されている。有効入賞判定部200は、主制御部150の主たる機能である遊技全般の制御を司る遊技実行制御系(図示省略)から遊技情報を得て、抽選の対象となる入賞か否かを判定する。
ここで、有効入賞の場合には、抽選部202に対して特図抽選の実行指示を送出する。一方、有効入賞判定部200において、保留メモリ204の保留状態を確認し、満タンであれば、当該入賞は抽選の権利を得ることができない(賞球はある)。
また、現在の遊技状態が特別図柄変動中、或いは大当たり処理中の場合には、特図抽選が保留とされ、保留メモリ204の保留数が「1」加算される。一方、現在の遊技状態が特別図柄変動中、或いは大当たり処理中ではなく、入賞も無い状態において、保留メモリ204に保留がある場合には、保留数を「1」減算して、抽選部202に特図抽選の実行指示を送出する。
抽選部202は、抽選結果判定部206に接続され、特図抽選(すなわち、乱数取得)情報を出力する。この特図抽選情報を取得した抽選結果判定部206では、取得した乱数が当選か落選かを判定し、遊技実行制御系へ送出すると共に、変動パターン時間設定部208へ送出する。
変動パターン時間設定部208では、特図抽選の結果に基づいてLCD106による演出図柄変動パターン演出時間(特別図柄変動パターン時間も同様)を設定し、当該演出時間情報をコマンド出力部210を介して、演出制御部152へ送出する。
すなわち、主制御部150では、特図抽選と、その特図抽選の結果に基づく演出図柄変動パターンの変動時間を決定する機能を有する。
演出制御部152において、前記演出時間情報は、コマンド解析部212に入力される。図示は省略したが、このコマンド解析部212には、主制御部150から演出に関する他の情報、或いは演出とは無関係(例えば、スピーカ制御指示等)な情報がコマンドとして入力される。
コマンド解析部212では、コマンド解析の結果、変動時間情報と認識されると、変動時間情報を、図柄変動パターン候補選別部214及び背景変動パターン候補選別部216のそれぞれへ送出する。
図柄変動パターン候補選別部214には、図柄変動パターン種特定情報メモリ218が接続されている。この図柄変動パターン種特定情報メモリ218には、「リーチ無し変動」、「ノーマルリーチ変動」、「スーパーリーチ発展変動」、「プレミアムリーチ発展変動」の各演出図柄変動パターンが格納されている。なお、それぞれ大当たりの当選パターンと落選パターンがある。
図柄変動パターン候補選別部214では、これら図柄変動パターン種の中から、変動時間に応じたものを選別し、図柄変動パターン種決定部220へ送出する。
この図柄変動パターン決定部220では、選別された候補の中から、今回適用する図柄変動パターン種を決定し、その決定情報を画像合成部222へ送出する。画像合成部222は、図柄変動パターン種特定情報読出部224と接続されている。図柄変動パターン種特定情報読出部224では、決定された図柄変動パターン種特定情報を、図柄変動パターン種特定情報メモリ218から読み出し、画像合成部222へ送出する。
一方、背景変動パターン候補選別部216には、背景変動パターン種特定情報メモリ226が接続されている。この背景変動パターン種特定情報メモリ226には、「A:館内背景画像」、「B:土俵上四股画像(1)」、「C:土俵上四股画像(2)」、「D:土俵仕切り画像(1)」、「E:行司待ったナシ画像」、「F:土俵仕切り画像(2)」、「G:塩まき画像」、「H:呼び出し画像」、「I:土俵取り組み画像」の各背景変動パターンが格納されている。
背景変動パターン候補選別部216では、これら背景変動パターン種の中から、変動時間に応じたものを選別し、背景変動パターン種決定部228へ送出する。
この背景変動パターン決定部228では、選別された候補の中から、今回適用する背景変動パターン種(複数種類の場合あり)を決定し、その決定情報をタイムテーブル230へ送出する。
タイムテーブル230は、背景変動パターン種特定情報読出部232と接続されている。背景変動パターン種特定情報読出部232では、タイムテーブル230による時間割に基づいて、決定された背景変動パターン種特定情報を、背景変動パターン種特定情報メモリ226から読み出し、画像合成部222へ送出する。
タイムテーブル230では、前記決定した図柄変動パターン種に対して、1:1で対応させず、変動時間に応じた背景画像独自の時間割で前記背景画像A乃至背景画像Iの中から適宜組み合わせて、背景画像変動パターンを構成している。言い換えれば、同じ図柄変動パターン種であっても、演出される時期によって、異なる背景変動パターンを合成される場合がある。なお、組み合わせの詳細に関しては、後述する。
画像合成部222は、コマンド出力部234に接続されている。コマンド出力部234では、画像合成部222によって合成された図柄変動パターン種特定情報と、背景変動パターン種特定情報が入力されると、これをコマンド化して、図柄制御部156へ送出する。
図柄制御部156では、入力した図柄変動パターン種特定情報と、背景変動パターン種特定情報に基づいて画像メモリを読み出し、LCD106に画像を表示する。
すなわち、演出制御部152は、変動時間情報に基づく、図柄変動パターン種と、背景変動パターン種とを選別、特定し、かつ適宜組み合わせて演出図柄変動パターンを構成する機能を有し、図柄制御部156は、演出制御部152によって決定した演出図柄変動パターンに必要な画像メモリを読み出して、LCD106へ表示する機能を有する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル39を操作すると、一体皿30の球皿部34に貯えられている遊技球PBは球送り装置により一球づつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理(普図抽選)が実行され、その普図抽選結果は、普通図柄表示装置107に、2桁の普通図柄が変動されその変動後に停止図柄の組み合わせによって表示される。
この普図抽選の結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ110が所定時間開放され、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞しやすい状態となる。
また、特別図柄始動入賞口108へ入賞すると、主制御部150において特別図柄の当たり/外れの特図抽選処理が実行され、その特図抽選結果は、LCD106の下部の一部の領域(あるいは、独立した別の領域)では、2個の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。また、この表示に伴い、LCD106のほぼ全域では、演出図柄が所定のパターンで変動され(後述)、その変動パターンを経て停止表示される。
(大当たり処理)
LCD106の表示画面に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の大当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯142の点滅やスピーカ146L、146Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり処理を実行する。
大当たり処理としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高15ラウンド開放される。
なお、アタッカー112内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回のアタッカー112開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。
これにより、遊技者は、発射した遊技球PBをアタッカー112へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から一体皿30の球皿部34に排出される。
ここで、本実施の形態では、前記演出図柄変動パターンの演出には、通常変動の他、例えば、ノーマルリーチ、スーパーリーチ、プレミアムリーチ等を経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感も持って観察する。
ところで、この通常変動や各種リーチ変動に際して、それぞれの図柄変動パターンに対して、背景画像が1:1で対応し、リーチへの発展の区切りで背景画像を切替えていたため、類似するリーチパターンが、設計者の意図に反して、遊技者に気づかれないで進行する場合があった。
そこで、本実施の形態では、図柄変動パターンの通常変動から各種リーチへの発展の区切りとは無関係に、背景画像を適宜組み合わせるようにした。以下、図5のフローチャートに従い、演出制御部152における、LCD106での演出図柄変動パターン表示制御の流れについて説明する。
ステップ250では、変動時間コマンドが入力されたか否かが判断され、否定判定の場合はこのルーチンは終了し、肯定判定されると、ステップ252へ移行する。
ステップ252では、変動時間を認識し、次いでステップ254においてこの変動時間に基づいて、図柄変動パターン種の候補を選別する。すなわち、変動時間のみを要素とした場合は、該当する図柄変動パターン種が複数に亘る場合がある。ここでは、この全てを候補として挙げ、ステップ256へ移行する。
ステップ256では、候補として挙げられた複数の図柄変動パターン種の中から、1つの図柄変動パターン種を決定し、ステップ258へ移行する。
ステップ258では、前記ステップ252で認識した変動時間に基づいて、背景変動パターン種の候補を選別する。すなわち、変動時間のみを要素とした場合は、該当する背景変動パターン種が複数に亘る場合がある。ここでは、この全てを候補として挙げ、ステップ260へ移行する。
ステップ260では、候補として挙げられた複数の背景変動パターン種を適宜組合わせて、一連の背景変動パターン種を構成(決定)し、ステップ262へ移行する。
ステップ262では、タイムテーブル230の時間に基づいて、背景変動パターン種を適宜図柄変動パターン種と合成する。
次のステップ264では、合成した演出図柄変動パターン特定情報(図柄変動パターン種特定情報と、背景変動パターン種特定情報)をコマンド化して、図柄制御部156へ送出する。
(背景画像の組合わせに関する詳細説明)
図6に基づいて、図柄変動パターンと背景画像との組合わせタイムテーブルを説明する。
この図6に添付した凡例に示されるように、ここでは、基本的に組合わせ可能な背景画像の種類がA〜Iまでの9種類とされる。各背景画像の内容は以下のとおりである。
背景画像Aは、館内背景画像であり、例えば、国技館等の相撲会場の全体を映し出す画像であり、例えばカメラワークによりさまざまな領域をパンさせたり、撮影位置を切り替えるといった臨場感を持たせた画像である。
背景画像Bは、土俵上四股画像(1)であり、四股後、腰をおとす画像である。この場合、各種リーチ等に発展しない場合には、体をゆすったりして変動停止を待つ。
背景画像Cは、土俵上四股画像(2)であり、1回目(背景画像B)と反対の足で四股を踏む。カメラワーク、オーラ等のパターンもある。
背景画像Dは、土俵上仕切り画像(1)であり、力士が仕切り線に片手をついた状態の画像である。
背景画像Eは、行司待ったナシ画像であり、両力士が見合っており、軍配が返った状態の画像である。
背景画像Fは、土俵上仕切り画像(2)であり、前記背景画像Dにおいて、力士が仕切り線に片手をついた状態から立ち合いまでの画像である。
背景画像Gは、塩まき画像であり、四隅から塩をまき、中央に向かう力士の画像である。
背景画像Hは、呼び出し画像であり、「呼び出し(役割)」による呼び出し画像であり、東方の呼び出しがあり、リーチ成立後に西方の呼び出しが実行される画像である。
背景画像Iは、土俵取り込み画像であり、力士が土俵上に戦っている様子を示す画像である。
上記9種類の背景画像を適宜組み合わせて背景変動パターンを構成するが、図6では、11種類の背景変動パターンを基本パターンとして示している。なお、図6における目盛は図柄変動のコマ単位を示す。また、図6では、通常変動からノーマルリーチへ発展する図柄変動パターンに対応するものである。従って、スーパーリーチ等、さらに発展する場合は、別途背景画像の組合わせが構築される。
パターン(1)は、通常変動、ノーマルリーチに関係なく、背景画像Aが継続されるパパターンである。
パターン(2)は、背景画像Aの後、ノーマルリーチ中に背景画像Bに切り替わるパターンである。
パターン(3)は、背景画像Aの後、ノーマルリーチ中に背景画像Cに切り替わるパターンである。
パターン(4)は、背景画像Aの後、ノーマルリーチ中に背景画像Dに切り替わるパターンである。
パターン(5)は、背景画像Aの後、ノーマルリーチ中に背景画像E、続いて背景画像Fに切り替わるパターンである。
パターン(6)は、背景画像Aの後、通常変動中に背景画像G、続いて背景画像Bに切り替わり、ノーマルリーチ中に背景画像Cに切り替わるパターンである。
パターン(7)は、背景画像Aの後、通常変動中に背景画像Gに切り替わり、続いて再度背景画像Aに戻るパターンであり、ノーマルリーチ発展時にパターン(1)乃至(5)、或いは後述するパターン(10)又は(11)へ移行するパターンである。
パターン(8)は、背景画像Aの後、通常変動中に背景画像Hに切り替わり、続いて再度背景画像Aに戻るパターンであり、ノーマルリーチ発展時にパターン(1)乃至(5)、或いは後述するパターン(10)又は(11)へ移行するパターンである。
パターン(7)及びパターン(8)において、背景パターンは図柄停止開始の少し前から館内背景に替わり、リーチパターン成立時にはいずれもパターン(1)乃至(5)、或いはパターン(10)又は(11)と同じ館内背景となっている。その後、背景パターンはパターン(1)乃至(5)、或いはパターン(10)又は(11)に移動し、以後の背景は、パターン(1)乃至(5)、或いはパターン(10)又は(11)に示すようにリーチパターン成立以後もその背景は同じ館内背景のパターンによる演出が実行される。
なお、本実施の形態では、パターン(1)乃至(5)、(10)又は(11)の始まりのパターンが、パターン(7)、(8)と同一であるため、リーチパターン成立以後もその背景は同じ館内背景のパターンによる演出が実行されるが、このリーチパターン成立時点を区切りとしているため、あえて別のパターンを適用するようにしてもよい。言い換えれば、従来の演出(リーチパターン成立を区切りに背景も変わる演出)も自在に適用でき、リーチパターン成立を、遊技者にいち早く報知することもできる。
パターン(9)は、背景画像Aの後、通常変動中に背景画像Hに切り替わり、ノーマルリーチに切り替わってもこれが継続されるパターンである。
パターン(10)は、背景画像Aの後、ノーマルリーチ中に背景画像E、続いて背景画像Fに切り替わるパターンである。
パターン(11)は、背景画像Aの後、ノーマルリーチ中に背景画像E、続いて背景画像F、さらに続いて背景画像Iに切り替わるパターンである。
上記のように、通常変動からノーマルリーチに発展にする図柄変動パターンにおいて、基本的に11パターン準備され、それぞれの末端に○印が付与されたコマ数の位置で、図柄変動パターンが終了可能となっている。また、この○印のコマ数の位置であれば、パターン間で移行((a)乃至(f)参照)が可能である。
移行(a)→パターン(2)において、背景画像Bの途中から、パターン(3)の背景画像の始点への移行
移行(b)→パターン(2)において、背景画像Bの終点から、パターン(5)の背景画像Eの途中への移行
移行(c)→パターン(4)において、背景画像Dの途中から、パターン(5)の背景画像Eの途中への移行
移行(d)→パターン(6)において、背景画像Cの終点から、パターン(5)の背景画像Eの途中への移行
移行(e)→パターン(9)において、背景画像Hの途中から、パターン(4)の背景画像Dの始点への移行
移行(f)→パターン(9)において、背景画像Hの終点から、パターン(5)の背景画像Eの途中への移行
このように、背景画像は9種類しか存在しないにも関わらず、基本的な背景画像パターンは11種類、さらに移行を加味する40種類前後の背景画像パターンを構築することができるため、背景画像のメモリ容量を増やさずに、様々な背景画像を得ることができる。
また、図柄変動パターンにおける通常変動とノーマルリーチへの発展時期(切り替え時期)にこだわらず、適宜背景画像を切り替えるようにし、かつそれぞれの画像に基づいて、制約(例えば、○印の演出終了可能範囲や、●点を始点とする矢先までの移行等)を設けたため、背景画像のそれぞれの流れに違和感を感じることがない。
なお、本実施の形態、特に図6では、通常変動からノーマルリーチへ発展する図柄変動パターン種を例にとり説明したが、さらに、スーパーリーチ並びにプレミアムリーチに発展する図柄変動パターン種においては、上記9種類の背景画像の組合わせを別途構築すればよい。
以上説明したように本実施の形態では、LCD106において、図柄変動パターンの背後で表示される背景変動パターンを適宜複数種類準備し、これらを適宜組合わせると共に、図柄変動パターンの通常変動から各種リーチへの発展の契機とは無関係に適宜切り替え時期を設定することで、比較的少ない背景画像の種類に基づいて、比較的多種の背景変動パターンを構成することができ、従来、図柄変動パターンと対となっていた単純な演出を打破することができ、演出に関して新たな趣向性を持たせることができる。また、背景画像データの容量も増えることがないため、制御系の負担も少ない。

遊技球等を遊技媒体として使用するパチンコ機等の遊技機に利用可能であり、特に、パチンコ機において、LCD106において、図柄変動パターンの背後で表示される背景変動パターンを適宜複数種類準備し、これらを適宜組合わせると共に、図柄変動パターンの通常変動から各種リーチへの発展の契機とは無関係に適宜切り替え時期を設定することで、比較的少ない背景画像の種類に基づいて、比較的多種の背景変動パターンを構成するものである。
本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る主制御部と副制御部とにおける、LCDでの演出表示制御に特化した制御を、機能的に分類して示したブロック図である。 本実施の形態に係る演出制御部における、LCDでの演出図柄変動パターン表示制御の流れを示すフローチャートである。 図柄変動パターンと背景画像との組合わせを示すタイムテーブルである。
符号の説明
PB 遊技球
10 パチンコ機(遊技機)
100 遊技盤
106 LCD(画像表示装置)
108 始動入賞センサ
112 アタッカー
150 主制御部
152 演出制御部
156 図柄制御部
180 始動入賞センサ
200 有効入賞判定部
202 抽選部
204 保留メモリ
206 抽選結果判定部
208 変動パターン時間設定部
210 コマンド出力部
212 コマンド解析部
214 図柄変動パターン候補選別部(画像表示制御手段)
216 背景変動パターン候補選別部(画像表示制御手段)
218 図柄変動パターン種特定情報メモリ(変動パターン記憶手段)
220 図柄変動パターン種決定部
222 画像合成部(画像表示制御手段)
224 図柄変動パターン種特定情報読出部
226 背景変動パターン種特定情報メモリ(変動パターン記憶手段)
228 背景変動パターン種決定部
230 タイムテーブル(画像表示制御手段)
232 背景変動パターン種特定情報読出部
234 コマンド出力部
【0002】
、所定の背景画像が表示され、通常変動区間、ノーマルリーチ区間、スーパーリーチ区間、さらにプレミアムリーチ等の発展区間における、それぞれの区間の区切り、或いは図柄変動パターン演出の特別の変化等に同期させて変化させている。
[0008]
このため、同じ動きのリーチ画像群においては、図柄の動きと背景画像の変化とは、基本的に1:1の関係となっている。
[0009]
例えば、特許文献1には、「選択されるリーチパターンによって各図柄表示部の図柄変動動作を異ならせるようにしたり、あるいは、複数のリーチ予告パターンを備える場合には、選択されるリーチ予告パターンによって前記図柄表示部の背後に表示される背景図柄の表示内容を異ならせるようにすれば、一層娯楽性の高いものになる。」と記載されており、特許文献2には、「可変表示装置における可変表示の際には、前記表示領域および背景領域のうちの少なくとも何れか一方の色が所定条件に応じて変化するように設定されている。」と記載されている。
すなわち、背景中のアイテム、キャラクタに複数の種類を設定したり、色を異ならせる技術は存在する。
特許文献1:特開2002−28310公報
特許文献2:特開2002−126248公報
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0010]
しかしながら、上記従来技術は、変化のタイミングは種類毎に画一的であるため、同じ動きのリーチ画像群においては、遊技者から見ると、1つのリーチとして認識されることになり、リーチ演出の多用性を求める場合は、図柄の異なるリーチ画像群を増やすしかなく、膨大な記憶容量を必要とする。また、比較的短持間のリーチ(ノーマルリーチ等)では、そのリーチの中での違いを演出することは困難であった。
[0011]
本発明は上記事実を考慮し、特に、図柄変動パターン演出時の背景画像を対象として、メモリ使用量を増やすことなく、かつ、例えば同一の図柄変動パターンを持つリーチ演出であっても、異なるリーチ画像に見せることができ、演出のバリエーションを増やし、演出効果による趣向性向上を実現することができる遊技機を得ることが目的である。
【0003】
課題を解決するための手段
[0012]
本発明は、遊技盤に設けられた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として遊技制御手段により抽選が実行される遊技機であって、
前記抽選の結果を、所定の図柄を用いて報知する画像表示装置と、
前記画像表示装置内で前記図柄を変動表示させるための図柄の変動パターンと、変動する図柄の背景を構成する背景画像の変動パターンと、をそれぞれ別個に複数記憶する変動パターン記憶手段と、
前記抽選の結果に基づき選択され、前記遊技制御手段から送られた前記図柄に係る情報とその変動時間に係る情報とに基づき、前記変動パターン記憶手段に記憶された図柄の変動パターンと背景画像の変動パターンとをそれぞれ別個に1乃至複数個選択して組み合わせ当該遊技の演出パターンとして合成した画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示制御手段と、
を有し、
前記変動パターン記憶手段に記憶されている図柄の変動パターンには、前記変動表示が、各図柄の変動表示が予め定められた一定のパターンで変化する図柄の変動表示パターンである通常変動、前記通常変動に基づく図柄の変動パターンで変化しつつ前記複数の図柄の内で残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる図柄の変動表示パターンであるノーマルリーチ変動、残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる状態を維持しつつ前記ノーマルリーチとは異なる特殊な挙動の変動表示を伴うことで大当たりへの期待感を高める図柄の変動表示パターンであるスーパーリーチ変動の少なくとも2つ以上の図柄の変動表示パターンを含み、それぞれの変動表示パターンに変化する時間は個々の図柄の変動表示パターン毎に任意に定められており、
前記変動パターン記憶手段に記憶されている背景画像の変動パターンには、背景画像とその変動時間が異なる複数種の背景変動パターンが収納されており、
前記画像表示制御手段は、前記遊技制御手段での抽選に基づき選択された前記図柄に係る情報とその変動時間に係る情報とに基づいて、前記背景画像の変動パターンの中から複数種の背景変動パターンを選択して組み合わせることにより前記変動時間中に変動する背景画像の変動パターンを決定し、前記図柄の変動パターンと合成して当該遊技の演出パターンを構成することにより、前記図柄の変動パターンにおける前記それぞれの変動パターンに変化する時期に関わらず前記背景画像の変動パターンを任意に選択することを特徴としている。
[0013]
本発明によれば、画像表示制御手段では、変動パターン記憶手段から、図柄の変動パターンと、背景の変動パターンとを別個に選択して合成する。合成した画像は画像表示装置に表示させる。
[0014]
これにより、図柄の動きが同じでも、異なる背景の下で演出が行われる場合があり、また、背景の動きが同じでも、図柄の動きが異なる場合もあるため、複数の異なった演出に見せることができ、遊技者にとって変化に富んだ演出をもつ遊技機を提供することができる。
[0015]
本発明において、前記画像表示制御手段は、前記背景画像の変動パターンの変動時間が、前記図柄の変動パターンの変動時間と略一致するように前記複数の変動パターンの中から選択して組合すことを特徴としている。
[0016]
図柄の動きが同じでも、異なる背景の下で演出が行われる場合があり、また、背景の動きが同じでも、図柄の動きが異なる演出を行ないながら略図柄の変動とともに背景パターンの変動も終了することとなり、遊技者に双方の変動時間の差による演出の違和感を生じさせないようにすることができる。
また、比較的短いリーチ(例えば、ノーマルリーチ)主体の機種開発ができ、メモリ使用量を軽減することができる。また、演出バリエーションの拡大により、遊技者の不快感を軽減し、台離れを防止することができる。さらに、同じリーチ演出(図柄の動き)であっても、いつどのように背景が切り替わるか予測がつかないため、遊技者の緊張を常に保つことができる。
[0017]
また、本発明において、前記画像表示制御手段は、前記選択した背景画像の変動パターンの変動の変化時期と前記図柄の変動パターンの変動の変化時期とが対応しない変動パターンを選択する場合があることを特徴としている。
【0004】
[0018]
画像の表示演出と図柄表示演出の変化とが一致しない場合があることにより、遊技者にとってより変化に富んだ演出をもつ遊技機を提供することができる。
[0019]
[0020]
[0021]
[0022]
さらに、本発明において、前記画像表示制御手段は、前記図柄の変動パターンにリーチ変動を含む場合には、前記背景画像の変動パターンの区切りを前記図柄の変動パターンがリーチ状態を成立させる時期と一致させるように変動パターンを選択する場合があることを特徴としている。
[0023]
リーチ状態の成立を遊技者が早期に認識することができる。
[0024]
また、本発明において、前記画像表示制御手段は、前記図柄の変動パターンが前記リーチ状態を
【0005】
成立させる時期を挟んで前記背景画像の変動パターンが変化しない場合を含むことを特徴としている。
[0025]
リーチ状態の成立を遊技者に知られることがなく、いままでにない演出が可能となる(一例として、図6の図柄変動パターン(7)、(8)のリーチの場合の移動参照)。
[0026]
さらに、本発明において、前記画像表示制御手段の実行制御機能が、前記図柄の変動パターン及び背景の変動パターンにおける変動時間を決定する主制御部と、前記主制御部から送出される変動時間情報に基づいて、図柄の変動パターン種及び背景の変動パターン種を選択する副制御部と、に分担されることを特徴としている。
[0027]
画像表示制御装置の制御機能を、主制御部と副制御部とに振り分けることで、それぞれの制御負担を軽減することができる。
[0028]
また、本発明において、前記抽選の結果には、大当たり当選が含まれることを特徴としている。
[0029]
はずれやリーチの演出と同じパターンの演出でありながら大当たりとなる場合が生ずるので、遊技者にとってはいずれの演出においても大当りの期待を込めながら遊技を行なうことができる。
[0030]
この種の遊技機は、演出のほとんどがその抽選結果が外れとなるパターンであるが、大当たり当選も含めることにより、通常変動、ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動等の各種変動パターンを大当たりの演出としても使えることとなり、遊技者に対し、いずれのパターンでも大当たりの期待を持たせることができ、より変化に富んだ遊技演出をもつ遊技機を提供することができる。
発明の効果
[0031]
以上説明した如く本発明では、特に、図柄変動パターン演出時の背景画像を対象として、メモリ使用量を増やすことなく、かつ、例えば同じ図柄変動パターンを持つリーチ演出であっても、異なる背景パターンの下で演出が実行されることにより、異なるリーチ画像に見せることができるので、演出のバリエーションを増やし、演出効果による趣向性向上を実現することができるという優れた効果を有する。

Claims (8)

  1. 遊技盤に設けられた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選が実行される遊技機であって、
    前記抽選の結果を、所定の図柄を用いて報知する画像表示装置と、
    前記画像表示装置内で前記図柄を変動表示させるための図柄の変動パターンと、変動する図柄の背景を構成する背景画像の変動パターンと、をそれぞれ別個に複数記憶する変動パターン記憶手段と、
    前記変動パターン記憶手段に記憶された図柄の変動パターンと背景画像の変動パターンとをそれぞれ別個に選択し、合成した画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示制御手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記画像表示制御手段は、前記背景画像の変動パターンの変動時間が、前記図柄の変動パターンの変動時間と略一致するように前記複数の変動パターンの中から選択して組合すことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記画像表示制御手段は、前記選択した背景画像の変動パターンの変動の変化時期と前記図柄の変動パターンの変動の変化時期とが対応しない変動パターンを選択する場合があることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記画像表示制御手段は、前記画像表示装置にそれぞれ独立して変動表示を行う複数の図柄を表示させ、前記変動表示には、各図柄の変動表示が予め定められた一定のパターンで変化する図柄の変動表示パターンである通常変動、前記通常変動に基づく図柄の変動パターンで変化しつつ前記複数の図柄の内で残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる図柄の変動表示パターンであるノーマルリーチ変動、残りの1図柄が他の図柄と同じに揃えば大当たりとなる状態を維持しつつ前記ノーマルリーチとは異なる特殊な挙動の変動表示を伴うことで大当たりへの期待感を高める図柄の変動表示パターンであるスーパーリーチ変動の少なくとも2つ以上の図柄の変動表示パターンを含み、図柄の変動パターンの変化の契機が、通常変動、ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動のそれぞれの変化の契機を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
  5. 前記画像表示制御手段は、前記図柄の変動パターンにリーチ変動を含む場合には、前記背景画像の変動パターンの区切りを前記図柄の変動パターンがリーチ状態を成立させる時期と一致させるように変動パターンを選択する場合があることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記画像表示制御手段は、前記図柄の変動パターンが前記リーチ状態を成立させる時期を挟んで前記背景画像の変動パターンが変化しない場合を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の遊技機。
  7. 前記画像表示制御手段の実行制御機能が、
    前記図柄の変動パターン及び背景の変動パターンにおける変動時間を決定する主制御部と、前記主制御部から送出される変動時間情報に基づいて、図柄の変動パターン種及び背景の変動パターン種を選択する副制御部と、に分担されることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の遊技機。
  8. 前記抽選の結果には、大当たり当選が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の遊技機。
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