JP2005209299A - 光ピックアップおよび記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 同じ波長の光ビームを用いる記録媒体を含む複数種類の記録媒体に対する情報の記録または再生を1台の光ピックアップで実現する。
【解決手段】 光ビームL3をブルーレイディスクの記録面上に適切に集光させるように設計された対物レンズ6と、光ビームL2に位相差分布を与え、光ビームL3には位相差分布を与えない光学素子8とを組み合わせる。また、光ビームL3を他の光ディスクの記録面上に適切に集光させるように設計された対物レンズ7と、光ビームL1に位相差分布を与え、光ビームL3には位相差分布を与えない光学素子9とを組み合わせる。これら2組の組合せにより、CD、DVD、ブルーレイディスクおよび他の光ディスクの4種類の記録媒体に対し、情報の記録または再生を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 光ビームL3をブルーレイディスクの記録面上に適切に集光させるように設計された対物レンズ6と、光ビームL2に位相差分布を与え、光ビームL3には位相差分布を与えない光学素子8とを組み合わせる。また、光ビームL3を他の光ディスクの記録面上に適切に集光させるように設計された対物レンズ7と、光ビームL1に位相差分布を与え、光ビームL3には位相差分布を与えない光学素子9とを組み合わせる。これら2組の組合せにより、CD、DVD、ブルーレイディスクおよび他の光ディスクの4種類の記録媒体に対し、情報の記録または再生を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ディスク等の記録媒体に対して情報の記録または再生を行う光ピックアップおよび記録再生装置に関する。
現在、情報を記録するための記録媒体として、CD(Compact Disc)およびDVDが広く普及している。また、CDおよびDVDの双方に対して情報の記録または再生を行うことができる記録装置または再生装置(例えばマルチドライブ)が普及している。
マルチドライブは、一般のディスクドライブと同様に、半導体レーザー、コリメータレンズ、対物レンズなどを含む光学システムを備えた光ピックアップを有している。CDとDVDとでは、光ビームの波長、対物レンズの開口数(NA)、およびカバー層(基板)の厚さなどが異なる。そのため、CDとDVDの双方に対して情報の記録または再生を実現するためには、CD用の光学システムとDVD用の光学システムをそれぞれ構築する必要がある。しかし、現在普及している多くのマルチドライブでは、CD用の光学システムとDVD用の光学システムとの間で共用できる部材をできる限り単一化し、2種類の光学システムを一体的に構築し、マルチドライブのコンパクト化、軽量化、部品点数の削減などを図っている。
このようなマルチドライブの中には、CDとDVDの双方に対して使用可能な互換対物レンズユニットを用いたものがある。例えば、互換対物レンズユニットは、対物レンズと光学素子とを備えている。対物レンズは、主としてDVD用の光ビームをDVDの記録面に照射したときに、球面収差が生じないように設計されている。光学素子は、対物レンズと一体的に設けられ、対物レンズと共に光ビームの光路の途中に配置されている。光学素子は、DVD用の光ビームに対しては位相差分布を生じさせず、かつ、CD用の光ビームに対しては位相差分布を生じさせるように設計されている。具体的には、光学素子の表面には、複数の環状の段差が形成されており、各段差の寸法は、DVD用の光ビームの波長の整数倍の光路長差を生じせしめるように設定されている。また、複数の段差は、CD用の光ビームに位相差分布を生じさせることにより、この光ビームがDVD用に設計された対物レンズのみを通過してCDの記録面に達したときに生じる球面収差を適切に補正するように設計されている。
この互換対物レンズユニットは、基本的には、2種類の光ビームの波長が相互に異なることを利用して、2種類の光ビームの中から、いずれか一方の種類の光ビームを選択し、選択された種類の光ビームに対して特定の光学的処理を施す機能を備えている。このような機能を備えた互換対物レンズユニットないし互換対物レンズは、他にもいくつか知られている。例えば、特許文献1に記載された互換対物レンズは、対物レンズ自体の表面に凹凸を形成することによって、上述した機能を実現している。また、特許文献2に記載された光学システムは、液晶パネルを用いて上述した機能を実現している。
ところで、現在、DVDに次ぐ次世代の記録媒体が開発されている。例えば、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)は、次世代記録媒体としてすでに市場に出回りつつある。また、HD−DVDも、次世代記録媒体として間もなく市場出回るであろう。さらに、他にもいくつかの種類の次世代記録媒体が開発中である。このような次世代記録媒体の開発状況からすると、近い将来、それぞれ規格の異なる複数種類の次世代記録媒体が市場に出回ることが予想される。例えば、ブルーレイディスクの規格とHD−DVDの規格とを比較すると、いずれも波長が405nm前後の青色レーザーを用いる点で共通しているが、カバー層(基板)の厚さがそれぞれ異なる。
これら次世代記録媒体が普及した場合、1台のマルチドライブにより、CDおよびDVDだけでなく、次世代記録媒体に対しても情報の記録または再生を行うことができれば、便利である。これを実現するためには、例えば、CD用の光学システム、DVD用の光学システム、ブルーレイディスク用の光学システム、およびHD−DVD用の光学システムを一体的に構築することが望ましい。そして、記録・再生すべき記録媒体の種類に応じて、適切な波長の光ビームを選択し、この選択した光ビームに対して適切な光学処理を施し、それぞれの記録媒体のカバー層厚さの相違によって生じる球面収差を補正することが望ましい。
ところが、ブルーレイディスク用の光ビームの波長と、HD−DVD用の光ビームの波長とは同じである。そして、上述した互換対物レンズユニットないし互換対物レンズは、複数種類の光ビームの波長が相互に異なることを利用して、特定の光ビームを選択し、この選択した光ビームに対して一定の光学的処理を施す。このため、ブルーレイディスクにおいて生じる球面収差と、HD−DVDにおいて生じる球面収差との双方を、1個の互換対物レンズユニットないし互換対物レンズで補正することはできない。
このように、記録または再生の対象となる数種類の記録媒体の中に、光ビームの波長が同じで、かつカバー層の厚さその他の光学的特性が異なる記録媒体が2種類以上含まれている場合には、単に1個の互換対物レンズユニットないし互換対物レンズを用いるだけでは、マルチドライブないしマルチドライブ用光ピックアップを実現することができない。
一方、1台のマルチドライブにより、CD、DVD、ブルーレイディスクおよびHD−DVDなど、4種類以上の記録媒体に対する情報の記録・再生を実現しようとする場合、上述したように、これら記録媒体の種類に応じて4種類以上の光学システムを一体的に構築することが望ましい。ところが、4種類以上もの光学システムを一体的に構築するにあたり、対物レンズその他の光学部材の共用の仕方、組合せ方法によっては、マルチドライブないしマルチドライブ用光ピックアップの大型化、部品点数の大幅な増大、または個々の記録媒体に対する情報の記録・再生能力の低下などを招くおそれがある。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、記録または再生の対象となる数種類の記録媒体の中に、光ビームの波長が同じで、かつカバー層の厚さその他の光学的特性が異なる記録媒体が2種類以上含まれている場合であっても、各種記録媒体に対して情報の記録または再生を適切に行うことが可能な光ピックアップおよび記録再生装置を提供することにある。
本発明の第2の課題は、4種類以上の記録媒体に対して情報の記録または再生を行うことができ、かつ、コンパクト化、軽量化、部品点数の削減、または個々の記録媒体に対する情報の記録・再生能力の向上を図ることができる光ピックアップおよび記録再生装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の光ピックアップは、複数種類の記録媒体に対して情報の再生または記録を行う光ピックアップであって、第1波長の第1光ビームを出力する第1光源と、第2波長の第2光ビームを出力する第2光源と、第3波長の第3光ビームを出力する第3光源と、光学的特性が相互に異なる第1対物レンズおよび第2対物レンズと、前記第1対物レンズと一体的に設けられ、前記第1光ビームおよび前記第3光ビームのうち、いずれか一方をそのまま通過させ、他方の光学的性質を変化させる第1光学素子と、前記第2対物レンズと一体的に設けられ、前記第2光ビームおよび前記第3光ビームのうち、いずれか一方をそのまま通過させ、他方の光学的性質を変化させる第2光学素子とを備えている。
上記課題を解決するために請求項9に記載の記録再生装置は、複数種類の記録媒体に対して情報の再生または記録を行う記録再生装置であって、請求項1ないし14のいずれかに記載の光ピックアップを備えている。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態の説明に用いる図面の内容は、本発明の構成要素等を、本発明の技術思想を説明する限りにおいて具体化したものであり、各構成要素等の形状、大きさ、位置、接続関係などは、これに限定されるものではない。また、本発明を実施するためのより具体的な例は、「実施例」という項目の下に開示する。
図1は、本発明の実施形態である光ピックアップを、記録媒体と共に示している。図1において、光ピックアップ1は、複数種類の記録媒体2に対して情報の再生または記録を行う。本発明の光ピックアップにより記録または再生可能な記録媒体の種類は限定されない。もっとも、1個の光ピックアップで選択的に記録・再生することが要求されるため、複数種類の記録媒体にはある程度の共通性が求められる。例えば、光学的手段を用いて情報の記録または再生を行う記録媒体であること、または、記録媒体の外形に同一性ないし類似性があることなどが求められる。また、本発明の光ピックアップにより記録または再生可能な記録媒体の種類の数は、特に限定されない。しかし、説明の便宜上、本発明の実施形態として、CD、DVD、ブルーレイディスクおよびHD−DVDの合計4種類の記録媒体に対し、情報の記録または再生を行うことができる光ピックアップ1を例に挙げる。
ここで、CD、DVD、ブルーレイディスクおよびHD−DVDについて説明する。CDは、それに用いられる光ビームの波長が780nmであり、対物レンズに設定すべき開口数(NA)が0.45であり、カバー層(2A)の厚みが1.2mmであり、トラックピッチが1.6μmである。DVDは、それに用いられる光ビームの波長が650nmであり、対物レンズに設定すべき開口数が0.6であり、カバー層の厚みが0.6mmであり、トラックピッチが0.74μmである。ブルーレイディスクは、それに用いられる光ビームの波長が405nmであり、対物レンズに設定すべき開口数が0.85であり、カバー層の厚みが0.1mmであり、トラックピッチは0.32μmである。これらの記録媒体についての光ビームの波長、開口数、カバー層厚み、トラックピッチは、規格として定められている。一方、HD−DVDは、それに用いられる光ビームの波長が405nmであり、対物レンズに設定すべき開口数が0.6であり、カバー層の厚みは0.65mmであり、トラックピッチは0.34μmである。ブルーレイディスクとHD−DVDとを比較すると、光ビームの波長は互いに同じである。しかし、両者のカバー層の厚みは互いに異なる。
図1に示すように、光ピックアップ1は、波長780nmの光ビームL1を出力する光源3と、波長650nmの光ビームL2を出力する光源4と、波長405nmの光ビームL3を出力する光源5とを備えている。なお、図1に示す光ピックアップ1では、記録・再生の対象となる記録媒体が4種類であるが、これらの記録媒体に用いる光ビームの波長は3種類である。そのため、光ピックアップ1は3個の光源3、4、5を備えている。しかし、本発明の光ピックアップにおいて、光源の数は4個以上でもよい。すなわち、記録・再生の対象となる記録媒体が5種類以上であり、これらの記録媒体に用いる光ビームの波長が4種類以上である場合には、用いるべき光ビームの数に応じて、光源の数を増やしてもよい。
さらに、光ピックアップ1は、光学的特性が相互に異なる対物レンズ6、7を備えている。対物レンズ6には、光ビームL3を用いてブルーレイディスクに対して情報の記録または再生を行うのに適切な光学的特性が設定されている。具体的には、対物レンズ6の光学特性は、対物レンズ6により光ビームL3をブルーレイディスクの記録面に集光させたときに、球面収差が生じないように設定されている。一方、対物レンズ7には、光ビームL3を用いてHD−DVDに対して情報の記録または再生を行うのに適切な光学的特性が設定されている。具体的には、対物レンズ7の光学的特性は、対物レンズ7により光ビームL3をHD−DVDの記録面に集光させたときに、球面収差が生じないように設定されている。なお、光ピックアップ1では、対物レンズ6、7にそれぞれ上述したような光学的特性を設定したが、本発明はこれに限られない。これら2個の対物レンズに設定すべき光学的特性は、光ピックアップにより記録・再生すべき記録媒体の種類・組合せによって適宜設定することができる。
さらに、光ピックアップ1は、光学素子8、9を備えている。光学素子8は、対物レンズ6と一体的に設けられ、光ビームL2に位相差分布を与え、かつ、光ビームL3には位相差分布を与えない光学的特性を備えている。一方、光学素子9は、対物レンズ7と一体的に設けられ、光ビームL1に位相差分布を与え、かつ、光ビームL3には位相差分布を与えない光学的特性を備えている。なお、光ピックアップ1では、光学素子8、9にそれぞれ上述したような光学的特性を設定したが、本発明はこれに限らない。例えば、光学素子8については、光ビームL3に位相差分布を与え、かつ、光ビームL2には位相差分布を与えない光学的特性を設定してもよいし、また、光ビームL2およびL3のいずれについても位相差分布を与え、両者間で位相差分布を異ならしめるように光学的特性を設定してもよい。一方、光学素子9についても、光ビームL3に位相差分布を与え、かつ、光ビームL1には位相差分布を与えない光学的特性を設定してもよいし、また、光ビームL1およびL3のいずれについても位相差分布を与え、両者間で位相差分布を異ならしめるように光学的特性を設定してもよい。また、光学素子8、9の光学的特性は、特定の光ビームに位相差分布を与えるという特性に限らず、特定の光ビームに他の光学的変化を与えるという特性でもよい。例えば、光の一部を遮光して開口制限を行ったり、透過率分布を変化させて強度分布を変化させたりする特性でもよい。
図2は、光学素子8と対物レンズ6とが支持部材10によって接続された状態を示している。図2に示すように、光学素子8は、対物レンズ6とは別の光学部材であり、例えば、ガラスまたはプラスチックなどの光透過材料により形成されている。そして、光学素子8は、支持部材10を介して対物レンズ6と接続されている。一方、光学素子9も、光学素子8と同様に、対物レンズ7とは別の光学部材であり、例えば、ガラスまたはプラスチックなどの光透過材料により形成され、支持部材11を介して対物レンズ7と接続されている。なお、本発明の光ピックアップにおける各光学素子は、図2に示すような構成に限られない。例えば、図3に示すように、対物レンズ21の面に光学素子22を形成してもよい。また、対物レンズの内部に光学素子を形成してもよい。
図4は、光学素子8の一部を拡大して示している。光学素子8には、複数の段差8A、8B、…が形成されている。各段差8A、8B、…の外形は環状であり、共通光軸LAが通過する光学素子8の中央部を基準として同心円状に配置されている。各段差8A、8B高さ寸法Hは、光ビームL3の波長の整数倍の光路長差を生じせしめるように設定されている。これにより、光学素子8は光ビームL3には位相差分布を与えずに通過させる。さらに、各段差8A、8B、…の高さ寸法Hを含むその他の形状および配置は、光ビームL2に位相差分布を与え、光ビームL2を対物レンズ6のみによってDVDの記録面に集光させたときに生じる球面収差を補正するように形成されている。一方、光学素子9にも、光学素子8と同様に、複数の段差が形成されている。光学素子の各段差の高さ寸法は、光ビームL3の波長の整数倍の光路長差を生じせしめるように設定されている。さらに、光学素子9の各段差の高さ寸法を含むその他の形状および配置は、光ビームL1に位相差分布を与え、光ビームL1を対物レンズ7のみによってCDの記録面に集光させたときに生じる球面収差を補正するように形成されている。なお、各光学素子における光学的特性の実現方法は、上述した環状段差に限られない。光学素子に要求される基本的な機能は、2種類以上の光ビームの波長が相互に異なることを利用して、2種類以上の光ビームの中から、1種類の光ビームを選択し、選択された種類の光ビームに対して特定の光学的処理を施すことである。このような機能が実現可能な方法であれば、他の形態のホログラム、波長選択性開口制限または回折格子などであってもよい。
図1に戻り、光学ピックアップ1は、さらに、ダイクロプリズム12、13を備えている。ダイクロプリズム12は、光ビームL1を反射し、光ビームL2およびL3を透過する。ダイクロプリズム13は、光ビームL2を反射し、光ビームL3を透過する。すなわち、ダイクロプリズム12、13は、光ビームL1、L2およびL3のそれぞれの光軸を1個の共通光軸LAに変換する光軸変換手段である。なお、光軸変換手段は、ダイクロプリズムに限られず、種々のプリズムまたはミラーなどを用いることができる。
さらに、光ピックアップ1は、対物レンズ切換手段14を備えている。対物レンズ切換手段14は、共通光軸LAが通過する所定の位置に対物レンズ6および対物レンズ7のうちのいずれか一方を配置するように、対物レンズ6および対物レンズ7の配置を切り換える切換手段である。切換手段の具体的構成は様々考えられる。例えば、図1に示すように、対物レンズ6と対物レンズ7とを並べて相互に接続し、軸Bを中心に回転させる構成としてもよい。また、対物レンズ6と対物レンズ7とを並べて相互に接続し、対物レンズ6と対物レンズ7とを一体的に矢示C方向にスライドさせる構成としてもよい。
なお、光学素子8は対物レンズ6と一体的に接続されているので、対物レンズ切換手段14により、対物レンズ6が、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置されれば、これに伴って光学素子8も、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置される。同様に、光学素子9は対物レンズ7と一体的に接続されているので、対物レンズ切換手段14により、対物レンズ7が、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置されれば、これに伴って光学素子9も、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置される。
以下、図1を参照しながら、光ピックアップ1の動作について説明する。DVDに対して情報の記録または再生を行うときには、対物レンズ切換手段14により、対物レンズ6および光学素子8を、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置する。続いて、光源4を駆動し、光源4から光ビームL2を出力する。これにより、光ビームL2は、その光軸がダイクロプリズム13により共通光軸LAに設定され、ダイクロプリズム12、光学素子8および対物レンズ6を順次通過して、DVD(記録媒体2)の記録面に到達する。対物レンズ6には、光ビームL3を用いてブルーレイディスクに対して情報の記録または再生を行うのに適切な光学的特性が設定されている。そのため、もし光ビームL2が対物レンズ6のみを通過してDVDの記録面に到達するとすれば、DVDの記録面上において球面収差が生じる。しかし、光ビームL2は、光学素子8を通過してから対物レンズ6を通過してDVDの記録面に到達する。そのため、光ビームL2には、光学素子8によって位相差分布が与えられる。この結果、DVDの記録面上における球面収差は、DVDに対して情報を記録または再生するのに適切な範囲内におさまるように補正される。
次に、ブルーレイディスクに対して情報の記録または再生を行うときには、対物レンズ切換手段14により、対物レンズ6および光学素子8を、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置する。続いて、光源5を駆動し、光源5から光ビームL3を出力する。これにより、光ビームL3は、ダイクロプリズム12、13をそれぞれ透過し、その結果、光ビームL3の光軸は、共通光軸LAと一致する。続いて、光ビームL3は、光学素子8および対物レンズ6を順次通過して、フルーレイディスク(記録媒体2)の記録面に到達する。光学素子8は、光ビームL3を、これに位相差分布を与えることなく通過させる。そして、対物レンズ6には、光ビームL3を用いてブルーレイディスクに対して情報の記録または再生を行うのに適切な光学的特性が設定されている。この結果、光ビームL3は、ブルーレイディスクの記録面に適切に集光する。
次に、CDに対して情報の記録または再生を行うときには、対物レンズ切換手段14により、対物レンズ7および光学素子9を、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置する。続いて、光源3を駆動し、光源3から光ビームL1を出力する。これにより、光ビームL1は、その光軸がダイクロプリズム12により共通光軸LAに設定され、光学素子9および対物レンズ7を順次通過して、CD(記録媒体2)の記録面に到達する。対物レンズ7には、光ビームL3を用いてHD−DVDに対して情報の記録または再生を行うのに適切な光学的特性が設定されている。そのため、もし光ビームL1が対物レンズ7のみを通過してCDの記録面に到達するとすれば、CDの記録面上において球面収差が生じる。しかし、光ビームL1は、光学素子9を通過してから対物レンズ7を通過してCDの記録面に到達する。そのため、光ビームL1には、光学素子9によって位相差分布が与えられる。この結果、CDの記録面上における球面収差は、CDに対して情報を記録または再生するのに適切な範囲内におさまるように補正される。
次に、HD−DVDに対して情報の記録または再生を行うときには、対物レンズ切換手段14により、対物レンズ7および光学素子9を、共通光軸LAの通過する所定の位置に配置する。続いて、光源5を駆動し、光源5から光ビームL3を出力する。これにより、光ビームL3は、ダイクロプリズム12、13をそれぞれ透過し、その結果、光ビームL3の光軸は、共通光軸LAと一致する。続いて、光ビームL3は、光学素子9および対物レンズ7を順次通過して、HD−DVDの記録面に到達する。光学素子9は、光ビームL3を、これに位相差分布を与えることなく通過させる。そして、対物レンズ7には、光ビームL3を用いてHD−DVDに対して情報の記録または再生を行うのに適切な光学的特性が設定されている。この結果、光ビームL3は、HD−DVDの記録面に適切に集光する。
以上より、光ピックアップ1によれば、対物レンズ6および光学素子8により、光ビームL2をDVDの記録面上に適切に集光させ、かつ、光ビームL3をブルーレイディスクの記録面上に適切に集光させることができる。さらに、対物レンズ7および光学素子9により、光ビームL1をCDの記録面上に適切に集光させ、かつ、光ビームL3をHD−DVDの記録面上に適切に集光させることができる。そして、対物レンズ6および光学素子8の組合せと、対物レンズ7および光学素子9の組合せとを相互に切り換えることにより、3種類の光ビームを用いて、4種類の記録媒体に対し情報の記録または再生を行うことができる。
一般に、光ビームの波長またはカバー層の厚さなど、光学的特性の異なる複数種類の記録媒体に対する情報の記録または再生を、1個の対物レンズで行う場合には、各記録媒体の光学的特性に応じて生じる球面収差を補正するための光学素子が必要となる。そして、一般に、このような光学素子は、2種類以上の光ビームの波長が相互に異なることを利用して、2種類以上の光ビームの中から、1種類の光ビームを選択し、選択された種類の光ビームに対して特定の光学的処理を施す機能を備えている。しかし、ブルーレイディスクとHD−DVDのように、これらに用いられる光ビームの波長が同じで、かつ、カバー層の厚さが相互に異なる2種類以上の記録媒体に対し情報の記録または再生を行う場合には、単一の光学素子によって、それぞれの記録媒体の記録面上に生じる球面収差をすべて補正することは難しい。すなわち、ブルーレイディスクとHD−DVDのように、光ビームの波長(405nm)が同じでも、カバー層の厚さ(0.1mm、0.65mm)が相互に異なれば、記録面上に生じる球面収差は、これら2種類の記録媒体ごとに異なる。そのため、光ビームに対して、これら2種類の記録媒体ごとに異なった光学的処理(光ビームの光学的性質を変化させる処理)を施す必要がある(なお、「異なった光学的処理を施す」とは、一方の種類の記録媒体に対して記録・再生を行うときには光ビームに光学的処理を施し、他方の種類の記録媒体に対して記録・再生を行うときには光ビームに光学的処理を施さないという場合も含む意である)。ところが、光ビームの波長が同じであるため、単一の光学素子では、光ビームに対して、2種類の記録媒体ごとに異なった光学的処理を施すことはできない。
この点、本発明の実施形態である光ピックアップ1は、2個の対物レンズ6、7および2個の光学素子8、9を備えている。これにより、ブルーレイディスクとHD−DVDのように、これらに用いられる光ビームの波長が同じで、かつ、カバー層の厚さが相互に異なる2種類以上の記録媒体に対し、それぞれ適切な光学的処理を施し、情報の記録または再生を実現することができるのである。
また、本発明の実施形態である光ピックアップ1は、4種類の記録媒体に対する情報の記録または再生を、2個の対物レンズ6、7(および2個の光学素子8、9)の切換により実現することができる。これにより、4種類の記録媒体を取り扱うことができるマルチドライブ用の光ピックアップの、コンパクト化、軽量化を実現でき、また、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、光ピックアップ1は、CD、DVD、ブルーレイディスクおよびHD−DVDのそれぞれの光ビームの波長およびカバー層の厚さを考慮して、DVDおよびブルーレイディスクに対しては対物レンズ6および光学素子8を割り当て、CDおよびHD−DVDに対しては対物レンズ7および光学素子9を割り当てている。このような割当方法によって、それぞれの記録媒体に対する情報の記録・再生能力の向上を図ることができる。以下、この割当方法についてさらに詳しく説明する。
単一の光学素子および単一の対物レンズで、互いにカバー層厚さが異なる2種類の記録媒体に生じる球面収差をそれぞれ適切に抑制するために、当該光学素子に適切な段差などのホログラムないし回折格子を形成する。この場合、2種類の記録媒体のカバー層厚さの差が小さいほど、ホログラムないし回折格子の形成が容易になる。例えば、2種類の記録媒体のカバー層厚さの差が小さいほど、段差の高さ寸法を小さくすることができる。そして、ホログラムないし回折格子の形成が容易になれば、高精度な球面収差の補正の実現可能性が増す。したがって、1個の光学素子に割り当てるべき2種類の記録媒体は、それらのカバー層の厚さの相互の寸法差が小さいことが望ましい。
この点、CD、DVD、フルーレイディスクおよびHD−DVDのそれぞれのカバー層厚さを検討すると、DVDおよびブルーレイディスクのカバー層厚さの寸法差は0.5mmとなり、比較的小さい。また、CDおよびHD−DVDのカバー層厚さの寸法差は0.55mmとなり、比較的小さい。一方、ブルーレイディスクおよびCDのカバー層厚さの寸法差は1.1mmとなり、比較的大きい。そこで、(1)ブルーレイディスクとHD−DVDとは相互に光ビームの波長が同じであるため、別々の光学素子をそれぞれ割り当てなければならないこと、および、(2)1個の光学素子に割り当てるべき2種類の記録媒体は、それらのカバー層の厚さの相互の寸法差が小さいことが望ましいこと、といった2つの条件を充たすように、光学素子8、9の割当方法を考えると、本発明の実施形態のように、DVDおよびブルーレイディスクに対して光学素子8を割り当て、CDおよびHD−DVDに対して光学素子9を割り当てることが望ましいのである。
なお、本発明の技術思想は、上述したような光ピックアップ1として具現化することもできるが、このような光ピックアップを搭載した記録再生装置として具現化することもできる。なお、「記録再生装置」とは、記録媒体に対して情報の記録を行う機能を備えた装置、記録媒体に記録された情報を再生する機能を備えた装置、または記録媒体に対して情報の記録および再生を行う機能を備えた装置をいう。
本発明の技術思想を具現化した記録再生装置によれば、複数種類の記録媒体に対する情報の記録または再生を1台の記録再生装置で実現することができる。そして、2個以上の対物レンズおよび2個以上の光学素子を用いたことにより、記録または再生の対象となる数種類の記録媒体の中に、光ビームの波長が同じで、かつカバー層の厚さその他の光学的特性が異なる記録媒体が2種類以上含まれている場合であっても、各種記録媒体に対して情報の記録または再生を適切に行うことが可能となる。さらに、2個以上の対物レンズの切換により4種類以上の記録媒体に対する記録または再生を行うことができるので、記録再生装置のコンパクト化、軽量化、部品点数の削減を図ることができる。さらに、DVDおよびブルーレイディスクに対して一方の光学素子を割り当て、CDおよびHD−DVDに対して他方の光学素子を割り当てる構成とすれば、個々の記録媒体に対する情報の記録・再生能力の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。以下の実施例は、本発明の光ピックアップをマルチディスクプレーヤに適用した例であり、本発明を実施するための好適な一例である。
図5は、本発明の実施例であるマルチディスクプレーヤを示している。マルチディスクプレーヤ50は、CD、DVD、ブルーレイディスクおよびHD−DVDといった4種類の記録媒体に記録された情報を再生する機能を有する。
図5に示すように、マルチディスクプレーヤ50は、光ピックアップ51、信号処理部52、再生処理部53、サーボ制御部54、スピンドルモータ55、およびシステム制御部56を備えている。光ピックアップ51は、CD、DVD、ブルーレイディスクまたはHD−DVD(図5中の記録媒体30)に記録された情報を読み取り、読み取った情報に対応した読取信号を信号処理部52に出力する。信号処理部52は、光ピックアップ51から出力された読取信号に基づいて、RF信号およびサーボ制御信号を生成する。再生処理53は、信号処理部52により生成されたRF信号に基づいて、CD、DVD、ブルーレイディスクまたはHD−DVDに記録された情報を再生する。一方、サーボ制御部54は、信号処理部52により生成されたサーボ制御信号に基づいて、光ピックアップ51におけるトラッキング制御およびフォーカス制御、並びにスピンドルモータ55の回転制御を行う。スピンドルモータ55は、サーボ制御部54の制御のもと、記録媒体30の回転速度を制御する。システム制御部56は、マルチディスクプレーヤ50の全体的な制御を行う。特に、システム制御部56は、ディスクマウント(図示せず)にマウントされた記録媒体30の種類を検出し、記録媒体30の種類に応じて対物レンズ切換機構73(図6参照)を制御し、対物レンズ69と対物レンズ70との切換を制御する。
図6は、光ピックアップ51の内部構成を示している。図6に示すように、光ピックアップ51は、3個の半導体レーザ61、62、63、2個のダイクロプリズム64、65、コリメータレンズ66、立ち上げミラー67、広帯域1/4波長板68、2個の対物レンズ69、70、2個の光学素子71、72、対物レンズ切換機構73、偏向性ビームスプリッタ74、検出レンズ75および光検出器76を備えている。
半導体レーザ61は、波長780nmの光ビームL11を出力する。これはCDに記録された情報を再生するために用いられる光ビームである。半導体レーザ62は、波長650nmの光ビームL12を出力する。これはDVDに記録された情報を再生するために用いられる光ビームである。半導体レーザ63は、波長405nmの光ビームL13を出力する。これはブルーレイディスクまたはHD−DVDに記録された情報を再生するために用いられる光ビームである。
ダイクロプリズム64は、光ビームL11を反射し、光ビームL12およびL13を透過する。ダイクロプリズム65は、光ビームL12を反射し、光ビームL13を透過する。コリメータレンズ66は、光ビームL11、L12またはL13を平行光線束にする。立ち上げミラー67は、コリメータレンズ66を通過した光ビームL11、L12またはL13を対物レンズ69または70側に導くと共に、反射光を偏光ビームスプリッタ74側に導く。ダイクロプリズム64、65および立ち上げミラー67により、光ビームL11ないしL13のそれぞれの光軸は、いずれも、立ち上げミラー67から対物レンズ69または70に向けて伸びる1個の共通光軸LA1と合致する。
広帯域1/4波長板68は、波長405nmから780nmの広帯域にわたり、1/4波長板として機能する。すなわち、広域帯1/4波長板68は、半導体レーザ61、62または63から出力される光ビームL11、L12およびL13について、直線偏光を円偏光に変換する処理を行う。また、広域帯1/4波長板68は、反射光について、円偏光を直線偏光に変換する処理を行う。
対物レンズ69は、DVDまたはブルーレイディスクに記録された情報を再生するときに用いられる。対物レンズ69の光学的特定は、対物レンズ69により光ビームL13をブルーレイディスクの記録面に集光させたときに、球面収差が生じないように設定されている。一方、対物レンズ70は、CDまたはHD−DVDに記録された情報を再生するときに用いられる。対物レンズ70の光学的特性は、対物レンズ70により光ビームL13をHD−DVDの記録面に集光させたときに、球面収差が生じないように設定されている。
光学素子71は、対物レンズ69と一体的に設けられ、光ビームL12に位相差分布を与え、かつ、光ビームL13には位相差分布を与えない光学的特性を備えている。具体的には、光学素子71の面には、光ビームL13をこれに位相差分布を与えずに通過させると共に、光ビームL12には位相差分布を与え、光ビームL12を対物レンズ69のみによってDVDの記録面に集光させたときに生じる球面収差を補正するための複数の環状の段差が形成されている。また、光学素子71は、支持部材77を介して対物レンズ69と接続され、固定されている。
光学素子72は、対物レンズ70と一体的に設けられ、光ビームL11に位相差分布を与え、かつ、光ビームL13には位相差分布を与えない光学的特性を備えている。具体的には、光学素子72の面には、光ビームL13をこれに位相差分布を与えずに通過させると共に、光ビームL11に位相差分布を与え、光ビームL11を対物レンズ70のみによってCDの記録面に集光させたときに生じる球面収差を補正するための複数の環状の段差が形成されている。また、光学素子72は、支持部材78を介して対物レンズ70と接続され、固定されている。
対物レンズ切換機構73は、共通光軸LA1が通過する所定の位置に対物レンズ69および対物レンズ70のうちのいずれか一方を配置するように、対物レンズ69および対物レンズ70の配置を切り換える。対物レンズ切換機構73は、回転軸B1を中心に回転することにより、対物レンズ69および対物レンズ70の配置を切り換える。
偏向性ビームスプリッタ74は、半導体レーザ61、62または63から対物レンズ69または70に向けて出力される光ビームL1、L2またはL3を透過すると共に、この光ビームが記録媒体30の記録面に反射することによって得られる反射光を、光検出器76側に導く。
光検出器76は、例えば4分割受光素子を備えており、検出レンズ75を介して入力された反射光の強度分布に応じた電気信号を読取信号として出力する。
以下、光ピックアップ51の動作を説明する。DVDに記録された情報を再生するときには、対物レンズ切換機構73を駆動し、対物レンズ69および光学素子71を、共通光軸LA1が通過する所定の位置に配置する。続いて、半導体レーザ62を駆動し、半導体レーザ62から光ビームL12を出力する。光ビームL12は、ダイクロプリズム65により向きが変えられ、ダイクロプリズム64、偏光性ビームスプリッタ74、コリメータレンズ66を通過し、さらに立ち上げミラー67により向きが変えられる。これにより、光ビームL12の光軸は、共通光軸LA1に合致する。さらに、光ビームL12は、広帯域1/4波長板68、光学素子71、対物レンズ69を順次通過し、DVD(記録媒体30)の記録面に到達する。対物レンズ69の光学的特性は、光ビームL13をブルーレイディスクの記録面に集光させたときに球面収差が生じないように設定されている。しかし、光学素子71には、光ビームL12に位相差分布を与え、光ビームL12を対物レンズ69のみによってDVDの記録面に集光させたときに生じる球面収差を補正する複数の環状の段差が形成されている。この結果、光学素子71および対物レンズ69を通過してDVDの記録面に到達した光ビームL12は、DVDの記録面上に適切に集光し、球面収差は、DVDの記録面に記録された情報を再生するのに適切な範囲内に抑えられる。
DVDの記録面上に集光した光ビームL12は、この記録面に反射する。そして、この光ビームL12の反射光は、対物レンズ69、光学素子71、広域帯1/4波長板68等を通過して、偏光性ビームスプリッタ74に至る。続いて、反射光は、偏光性ビームスプリッタ74から検出レンズ75を通過して、光検出器76に入力され、光検出器76によって、読取信号に変換される。そして、読取信号は、信号処理部52に供給される。
次に、ブルーレイディスクに記録された情報を再生するときには、対物レンズ切換機構73を駆動し、対物レンズ69および光学素子71を、共通光軸LA1が通過する所定の位置に配置する。続いて、半導体レーザ63を駆動し、半導体レーザ63から光ビームL13を出力する。光ビームL13は、ダイクロプリズム65、64、偏光性ビームスプリッタ74およびコリメータレンズ66を通過し、立ち上げミラー67により向きが変えられる。これにより、光ビームL13の光軸は、共通光軸LA1に合致する。さらに、光ビームL13は、広帯域1/4波長板68、光学素子71、対物レンズ69を順次通過し、ブルーレイディスク(記録媒体30)の記録面に到達する。対物レンズ69の光学的特性は、光ビームL13をブルーレイディスクの記録面に集光させたときに球面収差が生じないように設定されている。そして、光学素子71は、光ビームL13を、位相変換せずに通過させる。この結果、光学素子71および対物レンズ69を通過してブルーレイディスクの記録面に到達した光ビームL13は、ブルーレイディスクの記録面上に適切に集光する。さらに、ブルーレイディスクの記録面上に集光した光ビームL13は、この記録面に反射する。そして、この光ビームL13の反射光は、上述した光ビームL12の反射光と同様な経路を通って光検出器76に入力され、光検出器76によって、読取信号に変換される。この読取信号は、信号処理部52に供給される。
次に、CDに記録された情報を再生するときには、対物レンズ切換機構73を駆動し、対物レンズ70および光学素子72を、共通光軸LA1が通過する所定の位置に配置する。続いて、半導体レーザ61を駆動し、半導体レーザ61から光ビームL11を出力する。光ビームL11は、ダイクロプリズム64により向きが変えられ、偏光性ビームスプリッタ74およびコリメータレンズ66を通過し、さらに立ち上げミラー67により向きが変えられる。これにより、光ビームL11の光軸は、共通光軸LA1に合致する。さらに、光ビームL11は、広帯域1/4波長板68、光学素子72、対物レンズ70を順次通過し、CD(記録媒体30)の記録面に到達する。対物レンズ70の光学的特性は、光ビームL13をHD−DVDの記録面に集光させたときに球面収差が生じないように設定されている。しかし、光学素子72には、光ビームL11に位相差分布を与え、光ビームL11を対物レンズ70のみによってCDの記録面に集光させたときに生じる球面収差を補正する複数の環状の段差が形成されている。この結果、光学素子72および対物レンズ70を通過してCDの記録面に到達した光ビームL11は、CDの記録面上に適切に集光し、球面収差は、CDの記録面に記録された情報を再生するのに適切な範囲内に抑えられる。
CDの記録面上に集光した光ビームL11は、この記録面に反射する。そして、この光ビームL11の反射光は、対物レンズ70、光学素子72、広域帯1/4波長板68等を通過して、偏光性ビームスプリッタ74に至る。続いて、反射光は、偏光性ビームスプリッタ74から検出レンズ75を通過して、光検出器76に入力され、光検出器76によって、読取信号に変換される。そして、読取信号は、信号処理部52に供給される。
次に、HD−DVDに記録された情報を再生するときには、対物レンズ切換機構73を駆動し、対物レンズ70および光学素子72を、共通光軸LA1が通過する所定の位置に配置する。続いて、半導体レーザ63を駆動し、半導体レーザ63から光ビームL13を出力する。光ビームL13は、ダイクロプリズム65、64、偏光性ビームスプリッタ74およびコリメータレンズ66を通過し、立ち上げミラー67により向きが変えられる。これにより、光ビームL13の光軸は、共通光軸LA1に合致する。さらに、光ビームL13は、広帯域1/4波長板68、光学素子72、対物レンズ70を順次通過し、HD−DVD(記録媒体30)の記録面に到達する。対物レンズ70の光学的特性は、光ビームL13をHD−DVDの記録面に集光させたときに球面収差が生じないように設定されている。そして、光学素子72は、光ビームL13を、位相変換せずに通過させる。この結果、光学素子72および対物レンズ70を通過してHD−DVDの記録面に到達した光ビームL13は、HD−DVDの記録面上に適切に集光する。さらに、HD−DVDの記録面上に集光した光ビームL13は、この記録面に反射する。そして、この光ビームL13の反射光は、上述した光ビームL11の反射光と同様な経路を通って光検出器76に入力され、光検出器76によって、読取信号に変換される。この読取信号は、信号処理部52に供給される。
以上より、マルチディスクプレーヤ50によれば、光ピックアップ51の対物レンズ69および光学素子71により、光ビームL12をDVDの記録面上に適切に集光させ、かつ、光ビームL13をブルーレイディスクの記録面上に適切に集光させることができる。さらに、対物レンズ70および光学素子72により、光ビームL11をCDの記録面上に適切に集光させ、かつ、光ビームL13をHD−DVDの記録面上に適切に集光させることができる。そして、対物レンズ69および光学素子71の組合せと、対物レンズ70および光学素子72の組合せとを相互に切り換えることにより、3種類の光ビームを用いて、4種類の記録媒体に対し情報の再生を行うことができる。
なお、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う光ピックアップおよび記録再生装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
1、51…光ピックアップ
3、4、5、61、62、63…半導体レーザ(光源)
6、7、69、70…対物レンズ
8、9、71、72…光学素子
50…マルチディスクプレーヤ(記録再生装置)
3、4、5、61、62、63…半導体レーザ(光源)
6、7、69、70…対物レンズ
8、9、71、72…光学素子
50…マルチディスクプレーヤ(記録再生装置)
Claims (15)
- 複数種類の記録媒体に対して情報の再生または記録を行う光ピックアップであって、
第1波長の第1光ビームを出力する第1光源と、
第2波長の第2光ビームを出力する第2光源と、
第3波長の第3光ビームを出力する第3光源と、
光学的特性が相互に異なる第1対物レンズおよび第2対物レンズと、
前記第1対物レンズと一体的に設けられ、前記第1光ビームおよび前記第3光ビームのうち、いずれか一方をそのまま通過させ、他方の光学的性質を変化させる第1光学素子と、
前記第2対物レンズと一体的に設けられ、前記第2光ビームおよび前記第3光ビームのうち、いずれか一方をそのまま通過させ、他方の光学的性質を変化させる第2光学素子と、
を備えていることを特徴とする光ピックアップ。 - 前記第1光学素子は、前記第1光ビームおよび前記第3光ビームのうち、いずれか一方に対しては位相差分布を与えず、他方に対しては位相差分布を与える素子であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
- 前記第1光学素子は、ホログラム素子であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
- 前記第1光学素子は、波長選択性開口制限素子であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
- 前記第1光学素子は、前記第1対物レンズとは別の光学部材であり、第1支持部材を介して前記第1対物レンズと接続されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第1光学素子は、前記第1対物レンズに形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第2光学素子は、前記第2光ビームおよび前記第3光ビームのうち、いずれか一方に対しては位相差分布を与えず、他方に対しては位相差分布を与える素子であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第2光学素子は、ホログラム素子であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第2光学素子は、波長選択性開口制限素子であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第2光学素子は、前記第2対物レンズとは別の光学部材であり、第2支持部材を介して前記第2対物レンズと接続されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第2光学素子は、前記第2対物レンズに形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第1光ビーム、第2光ビームおよび第3光ビームのそれぞれの光軸を1個の共通光軸に変換する光軸変換手段と、
前記共通光軸が通過する所定の位置に前記第1対物レンズおよび第2対物レンズのうちのいずれか一方を配置するように、前記第1対物レンズおよび第2対物レンズの配置を切り換える切換手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の光ピックアップ。 - 前記第1光ビームの第1波長は、カバー層の厚さ寸法がT1でトラックピッチがP1の第1記録媒体に対して情報の記録または再生を行うのに適した波長であり、前記第2光ビームの第2波長は、カバー層の厚さ寸法がT2(T2<T1)でトラックピッチがP2の第2記録媒体に対して情報の記録または再生を行うのに適した波長であり、前記第3光ビームの第3波長は、カバー層の厚さ寸法がT3(T3<T2)でトラックピッチがP3の第3記録媒体およびカバー層の厚さ寸法がT2でトラックピッチがP4の第4記録媒体に対して情報の記録または再生を行うのに適した波長であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 前記第1記録媒体はコンパクトディスクであり、前記第2記録媒体はDVDであり、前記第3記録媒体はブルーレイディスクであることを特徴とする請求項13に記載の光ピックアップ。
- 複数種類の記録媒体に対して情報の再生または記録を行う記録再生装置であって、請求項1ないし14のいずれかに記載の光ピックアップを備えていることを特徴とする記録再生装置。
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