JP2005209186A - バーチャルペイシェントシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】バーチャルペイシェントシステムにおいて、複数のデータベースに記憶されている大量の医療情報を適宜選別して提供すること。
【解決手段】複数の情報端末11,12及び医療情報が保存されている複数のデータベース4,5,6に対して電気的通信回線2,3を介して接続されたバーチャルペイシェントシステムにおいて、情報端末から、患者特定情報と、医療情報を使用する使用者の区分と、使用者が医療情報を使用する使用場面として癌の画像診断または病理学的に悪性度を決定するプロセス、治療手技を決定するプロセス、治療効果を決定するプロセスを含む複数のプロセスのいずれかのプロセスとを受信し、この受信された使用者の区分とプロセスとから医療情報の種別を特定し、特定された医療情報の種別と患者特定情報とを含む検索要求をデータベースに送信し、検索要求に呼応してデータベースから供給された医療情報を情報端末に提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数のデータベースに記憶されている医療情報を効果的に提供するオンコロジー部門、または腫瘍やガンなどを扱う内科、外科、放射線科向けのバーチャルペイシェントシステムに関する。
現在、異なる医療機関で行われた診療、治療、投薬等の医療情報を一元的に管理する医療情報システム、異なる医療機関の医療情報を相互に利用できる医療支援システムの構築が検討されている。複数の機関のデータベースから医療情報を収集した場合、多くの量の情報を収集することができる。
しかし、その中には必要ではない情報も多く含まれており、多くの量の情報の中から必要とする情報を探し出すという手間や時間が必要とされる。それだけでなく場合によっては、必要不可欠な情報を見落としてしまう事態も起こり得る。
特開2003−49055号公報 特開2003−53192号公報
本発明の目的は、バーチャルペイシェントシステムにおいて、複数のデータベースに記憶されている大量の医療情報を適宜選別して提供することにある。
本発明の第1の局面は、複数の情報端末及び医療情報が保存されている複数のデータベースに対して電気的通信回線を介して接続されたバーチャルペイシェントシステムにおいて、前記情報端末から、患者特定情報と、前記医療情報を使用する使用者の区分と、前記使用者が医療情報を使用する使用場面として癌の画像診断または病理学的に悪性度を決定するプロセス、治療手技を決定するプロセス、治療効果を決定するプロセスを含む複数のプロセスのいずれかのプロセスとを受信する受信手段と、前記受信された使用者の区分と前記入力されたプロセスとから医療情報の種別を特定する特定手段と、前記特定された医療情報の種別と前記患者特定情報とを含む検索要求を前記データベースに送信する送信手段と、前記検索要求に呼応して前記データベースから供給された医療情報を前記情報端末に提供する提供手段とを具備する。
本発明の第2の局面は、当該患者の主治医が使用する主治医端末、及び当該患者の画像診断又は病理学的診断を行う検査医が使用する検査医端末を含む複数の情報端末と、腫瘍、癌その他の疾患に関する第1乃至第3の悪性度判定結果であって、手術前の前記主治医による第1の悪性度判定結果、画像診断及び病理学的診断の少なくとも一方に基づく前記検査医による第2の悪性度判定結果、手術後の前記主治医による第3の悪性度判定結果を保存するデータベースと、に対して電気的通信回線を介して接続されたバーチャルペイシェントシステムであって、前記主治医端末から、患者特定情報と、前記医療情報を使用する使用者の区分と、前記使用者が医療情報を使用する使用場面として、前記第1乃至第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを比較して評価するプロセスとを受信する手段と、前記受信された使用者の区分と、前記入力されたプロセスと、そのプロセスを行なうために必要な医療情報であって、評価される前記第1乃至第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを含む医療情報を特定する手段と、前記特定された医療情報と前記患者特定情報とを含む検索要求を前記データベースに送信する手段と、前記検索要求に呼応して、前記データベースから供給された医療情報を前記主治医端末に提供する手段と、を具備する。
本発明によると、使用者区分とプロセスとに応じた種別に絞って医療情報を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態及び第2実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
本実施形態に係るバーチャルペイシェントシステムは、図1、図2に示されているように、オンコロジー部門、または腫瘍やガンなどを扱う内科、外科、放射線科に最適化された医療情報提供システムであり、医療、健康、介護にかかる医療情報が保存されている複数のデータベースに電気的通信回線を介して接続されており、これら複数のデータベースから、患者を特定する個人識別情報だけでなく、医療情報を使用する使用者(ユーザ)の区分(医者、読影医、病理医、患者、病院経営者、放射線技師、看護士等)と、使用者が医療情報を使用する使用場面とを使って、それらに対応する種別に絞り込んで医療情報を収集し、使用者に提供することを可能にするように構築されたシステムである。
本実施形態では、オンコロジー部門、または腫瘍やガンなどを扱う内科、外科、放射線科での診断から治療、さらにその治療成果決定までの一連の流れを、次の4つに分化している。
・画像診断または病理学的による悪性度(Staging)を決定するプロセス
・治療の手技を決定するプロセス
・治療を行ない、治療の成果を決定するプロセス
画像診断または病理学的による悪性度を決定するプロセスでは、情報使用者として、悪性度診断を行なう医師、読影医、放射線技師が登場する。悪性度診断を行なう医師に対しては、以下の種別の情報を提供する。
癌腫瘍の位置、個数、形状などの情報を得るために、X線コンピュータ断層撮影装置、磁気共鳴映像装置などで得られた形態画像情報が提供される。薬剤の取り込み率や転移の有無などの情報を得るために、SPECT/PETなどで得られる機能情報/代謝情報が提供される。検体、血液などにより、腫瘍マーカーなどの情報が提供される。また、自動診断結果情報(CAD)、病理医のレポート情報が提供される。
これらの種別の情報から、医師は、悪性度診断を行なう。このとき、悪性度の決定に関して、少しでも疑問を感じているときや、細胞を直接収集することが可能な場所の場合には、バイオプシーなどの穿刺を行い、直接細胞を収集することで、病理医によって悪性度診断がなされる。外科治療(切除)を行なった場合には、病理結果が判明するため、画像による悪性度診断の結果と比較し、悪性度診断プロセス上の問題点を医師が考えるための情報を与えることが可能になる。
治療の手技を決定するプロセスでは、主治医、悪性度診断を行なった医師、読影医、外科医、内科医、放射線治療医、患者が登場する。主治医に対しては、生理情報、患者の状態、病歴の種別の情報が提供される。悪性度診断を行なった医師に対しては、その悪性度情報が提供され、読影医に対しては部位、転移の有無、個数等の情報が提供される。抗がん剤投与による治療手技を担当する内科医には、抗がん剤を用いたときに関するQOL(クオリティ・オブ・ライフ)情報、クリニカルパス情報(治癒率、死亡率、入院期間、費用等)が提供される。放射線治療手技を担当する放射線治療医には、放射線治療装置を用いたときに関するQOL、クリニカルパス情報(治癒率、死亡率、入院期間、費用等)が提供される。外科的治療手技を担当する外科医には、手術を行なったときに関するQOL、クリニカルパス情報(治癒率、死亡率、入院期間、費用等)が提供される。患者には、希望(20日以内で退院したい、お金を10万円以下で治療したい、家で治療したい、死亡率が一番少ない手技で直したい、など)、患者が検討が可能な手技に関する医学的な情報及びそのアクセス方法に関する情報が提供される。治療の手技決定には、これら情報から総合的に決定される。治療が終了し、ある一定期間がたった後に、患者の希望どおりの結果を導き出すころができたかを検証し、治療手技決定プロセス上の問題点を医師が考えるための情報を与えることが可能になる。
治療後に治療の成果を決定するプロセスでは、放射線治療医、抗がん剤などを使用して治療を行なう内科医、外科的手術を行なう外科医が情報使用者として登場する。これら使用者に対しては、治療の成果の決定を行なうために必要な情報として、腫瘍の形態情報(形、大きさ、数など)、腫瘍の機能や代謝情報(薬剤の取り込み率など)、生理情報(腫瘍マーカーの値など)が提供される。これらを総合して、治療の直後の成果の決定を行なう。治療の成果を決定するプロセスで判明した治療直後の治療結果と、その後に判明した、ある一定期間を経過した時の評価を比較することで、治療直後の治療結果から、ある一定期間を経過した時の患者の状態を推定し、その後の再度、治療・看護を行なうかを決定することができるようになっている。
図3には、本実施形態のバーチャルペイシェントシステムを含む全体像を示している。バーチャルペイシェントシステム1は、インターネット回線、公衆電話回線等の有線又は無線等による複数種類の電子的通信回線2,3に接続可能なように複数種類の通信機器を装備している。複数種類の電子的通信回線2,3を経由して、バーチャルペイシェントシステム1は、診察室等に設置された情報端末11,12、様々なデータベース4乃至10、さらに放射線治療装置13、磁気共鳴映像装置14、PET15、超音波診断装置16、X線コンピュータ断層撮影装置17等の各種の治療/検査装置に接続されており、データベース4乃至10及び治療/検査装置13乃至17から医療情報を広く収集することができる環境にある。バーチャルペイシェントシステム1は、上述した使用者区分や使用場面(プロセス)に応じて情報種別を特定し、さらに特定した情報種別及び患者特定情報を用いてデータベース4乃至10を検索して医療情報を収集するためのプロセス別機能システムとしてインフォームドコンセント補助システム18、悪性度決定補助システム19、手技決定補助システム20、クリニカルパスシステム21、病院経営支援システム22、治療効果決定補助システム23を有している。
図4には、本実施形態における悪性度決定プロセスの動作手順を示している。使用者、例えば医師により自分の診察室内の端末12を介してユーザIDを入力し、ログイン要求をバーチャルペイシェントシステム1に送信すると、バーチャルペイシェントシステム1ではユーザIDに従って認証確認し、ログインを許可する。ログイン許可後、バーチャルペイシェントシステム1は、端末12に対して患者特定情報の入力を要求する。バーチャルペイシェントシステム1は、端末12から患者ID、患者氏名、性別、年齢、症状等の患者情報を受信確認後、今度は、端末12に対して使用者区分及び使用場面(プロセス)の入力を要求する。バーチャルペイシェントシステム1は、端末12から使用者の区分及び使用場面を、予め構築されている使用者区分及び使用場面に対する情報種別の対応表に照らして、情報種別を特定する。ここでは、使用者区分が医師であって、使用場面が悪性度決定プロセスであるので、情報種別として、X線コンピュータ断層撮影装置、磁気共鳴映像装置などで得られた形態画像情報、SPECT/PETなどで得られる機能情報/代謝情報(肝機能値、FDG取り込み率、腫瘍マーカー値)、CAD情報、病理医のレポート情報、過去の治療直後の治療結果と治療後一定期間を経過した時点での治療効果との比較情報等が特定される。
バーチャルペイシェントシステム1は、患者特定情報とともに、特定した情報種別をキーワードとする検索要求を医療情報データベースシステム4〜6に送信する。また、バーチャルペイシェントシステム1は、必要に応じて、特定した情報種別をキーワードとする検索要求をデータベースシステム7〜10に送信する。
検索要求に呼応して、医療情報データベースシステム4〜6は、患者特定情報及び情報種別による検索の結果取り出された医療情報をバーチャルペイシェントシステム1に送信する。同様に、検索要求に呼応して、医療情報データベースシステム7〜10は、情報種別による検索の結果取り出された医療関連情報をバーチャルペイシェントシステム1に送信する。バーチャルペイシェントシステム1は、受信した医療情報及び医療関連情報から、悪性度決定のための画面を構築し、その画面情報を端末12に送信する。端末12の画面には、受信した悪性度決定のための画面が表示される。この画面には、当該患者に関する医療情報であって、癌腫瘍の悪性度の決定に有用な形態画像等の医療情報が、悪性度決定のための参考にすべき医療関連情報と共に含まれる。これら情報により、悪性度が効率よくしかも高精度で決定される。このとき、悪性度の決定に関して、少しでも疑問を感じているときや、細胞を直接収集することが可能な場所の場合には、バイオプシーなどの穿刺を行い、直接細胞を収集することで、病理医によって悪性度診断がなされる。外科治療(切除)を行なった場合には、病理結果が判明するため、画像による悪性度診断の結果と比較し、悪性度診断プロセス上の問題点を医師が考えるための情報を与えることが可能になる。
図5には、本実施形態における治療手技決定プロセスの動作手順を示している。治療手技決定プロセスには、インフォームドコンセントサブプロセスが含まれる。インフォームドコンセントプロセスでは、治療手技及びそれに対応した治療スケジュール(クリニカルパス)が決定される。ログイン許可後、患者特定情報、使用者区分として医師及び患者、使用場面としてインフォームドコンセントプロセスが、診察室内の端末12からバーチャルペイシェントシステム1に送信される。バーチャルペイシェントシステム1は、端末12から使用者の区分及び使用場面を、予め構築されている使用者区分及び使用場面に対する情報種別の対応表に照らして、情報種別を特定する。ここでは、使用者区分が医師であって、使用場面がインフォームドコンセントプロセスであるので、情報種別として、悪性度、部位、生理情報、患者の状態、病歴、手技ごとの死亡率、手技ごとの再入院率、手技ごとの価格、手技ごとの在院日数、患者の希望、当該悪性度及び癌種の治療のために選択可能な手技、各手技に対して選択可能な複数のクリニカルパスの情報、各手技に対して推奨される複数のクリニカルパスの情報、上記死亡率や再入院率等に関する他の病院との比較情報、さらに過去の治療効果決定プロセスで発生した情報等が特定される。
バーチャルペイシェントシステム1は、患者特定情報とともに、特定した情報種別をキーワードとする検索要求を医療情報データベースシステム4〜6に送信する。また、バーチャルペイシェントシステム1は、必要に応じて、特定した情報種別をキーワードとする検索要求をデータベースシステム7〜10に送信する。検索要求に呼応して、医療情報データベースシステム4〜6は、患者特定情報及び情報種別による検索の結果取り出された医療情報をバーチャルペイシェントシステム1に送信する。同様に、検索要求に呼応して、医療情報データベースシステム7〜10は、情報種別による検索の結果取り出された医療関連情報をバーチャルペイシェントシステム1に送信する。バーチャルペイシェントシステム1は、受信した医療情報及び医療関連情報から、手技及びクリニカルパス決定のための画面を構築し、その画面情報を端末12に送信する。端末12の画面には、受信した手技及びクリニカルパス決定のための画面が表示される。この画面には、当該患者に関する医療情報であって、インフォームドコンセントでの手技及びクリニカルパスの決定に有用な医療情報が、医療関連情報と共に含まれる。これら情報から総合的に、患者の希望に添った手技及びクリニカルパスが効率よく高精度で決定される。治療が終了し、ある一定期間がたった後に、患者の希望どおりの結果を導き出すころができたかを検証し、治療手技決定プロセス上の問題点を医師が考えるための情報を与えることが可能になる。
図6には、本実施形態における治療効果決定プロセスの動作手順を示している。治療効果決定プロセスには、治療直後の治療効果の決定サブプロセスと、治療後一定期間経過後の治療結果の決定サブプロセスとが含まれる。いずれのサブプロセスでも基本的には同様である。ログイン許可後、患者特定情報、使用者区分として、抗がん剤治療を行った内科医、使用場面として治療効果決定プロセスが、診察室内の端末12からバーチャルペイシェントシステム1に送信される。バーチャルペイシェントシステム1は、端末12から使用者の区分及び使用場面を、予め構築されている使用者区分及び使用場面に対する情報種別の対応表に照らして、情報種別を特定する。ここでは、使用者区分が抗がん剤治療を行った内科医であって、使用場面が治療効果決定プロセスであるので、情報種別として、腫瘍の形態情報(画像、形状、大きさ、個数等)、腫瘍の機能/代謝情報(薬剤取り込み率)、生理情報(腫瘍マーカーの値)、過去の治療直後の治療結果と治療後一定期間を経過した時点での治療効果との比較情報等が特定される。
バーチャルペイシェントシステム1は、患者特定情報とともに、特定した情報種別をキーワードとする検索要求を医療情報データベースシステム4〜6に送信する。また、バーチャルペイシェントシステム1は、必要に応じて、特定した情報種別をキーワードとする検索要求をデータベースシステム7〜10に送信する。検索要求に呼応して、医療情報データベースシステム4〜6は、患者特定情報及び情報種別による検索の結果取り出された医療情報をバーチャルペイシェントシステム1に送信する。同様に、検索要求に呼応して、医療情報データベースシステム7〜10は、情報種別による検索の結果取り出された医療関連情報をバーチャルペイシェントシステム1に送信する。バーチャルペイシェントシステム1は、受信した医療情報及び医療関連情報から、治療効果決定のための画面を構築し、その画面情報を端末12に送信する。端末12の画面には、受信した治療効果決定のための画面が表示される。この画面には、当該患者に関する医療情報であって、治療効果決定に有用な医療情報が、医療関連情報と共に含まれる。これら情報により、治療効果が効率よく高精度で決定される。
これら情報から総合的に治療成果が決定される。治療の成果を決定するプロセスで判明した治療直後の治療結果と、その後に判明した、ある一定期間を経過した時の評価を比較することで、治療直後の治療結果から、ある一定期間を経過した時の患者の状態を推定し、その後の再度、治療・看護を行なうかを決定することができるようになっている。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、オンコロジー部門、または腫瘍やガンなどを扱う内科、外科、放射線科での診断から治療(手術)、その治療成果決定、術後における悪性度判定結果の評価、これのフィードバックまでの一連の流れを、第1の実施形態とは異なる側面よりとらえるものであり、治療後(術後)の効果を評価するプロセスにおいて、各プロセスでどうすべきであったかを示唆する情報を積極的に提供するものである。
なお、本実施形態に係るシステムは、同一院内での設置に拘泥されず、実質的に同様な構成を有するシステムを確立するものであれば、例えば各構成要素が異なる複数の施設、病院に跨って設置されるものであってもよい。以下においては、説明を具体的にするため、同一院内に設置される場合を例とする。
図7は、本実施形態に係るバーチャルペイシェントシステムを含むシステム全体を示した図である。同図に示すように、本システムは、バーチャルペイシェントシステム1、診断室端末11、放射線治療装置13、磁気共鳴映像装置(MRI)14、PET15、超音波診断装置(US)16、X線コンピュータ断層医撮影装置(CT)17に加えて、検査医端末30、PACS(Picture Achiving and Communication System:医用画像保管通信システム)31、部門システム32、HIS(Hospital Information System:病院情報システム)33をそれぞれ具備している。
検査医端末30は、画像診断又は病理学的診断(例えば、組織診断や細胞診断)を行う医師(検査医)が使用するネットワークに接続された端末である。検査医は、当該検査医端末30によって、画像診断又は病理学的診断による自身の所見(レポート)を作成する。作成されたレポートは、例えばDICOM(Digital Imaging and Communication In Medicine)と呼ばれる画像/通信規格に基づいてアクセッション番号等が付され、部門システム32が有するレポートサーバに自動的に蓄積され管理される。
PACS31は、画像診断において各種医用画像診断装置により取得された画像、病理学的診断において所定の装置により撮影された画像等を、ネットワークを介して受け取り自動的に保管する。保管された画像は、DICOMを利用して管理され、任意のタイミングで読み出し、表示・読影することが可能である。
部門システム32は、各部門の業務を効率的に進めるためのコンピュータシステムであり、当該部門に対する検査オーダーの参照や検査実施情報の記録、会計情報の記録・伝送、消耗品の在庫管理等を、ネットワークを利用して行うものである。なお、本実施形態では、説明を具体的にするため、部門システム32はRIS(Radiology Information System:放射線部門情報管理システム)であるとする。
HIS33は、病院内の業務を効率的に行うためのコンピュータシステムであり、例えば、医事会計システム、検査オーダシステム、薬剤システム、備品管理システム、給食システム、病棟管理システム等の各種システムの少なくとも一つを含むものである。
次に、本実施形態に係るバーチャルペイシェントシステム、及びこれを含むシステムに関する動作について説明する。
図8は、本実施形態における診断から治療(手術)、その治療成果決定、術後における悪性度判定結果の評価、これのフィードバックまでに実行される各プロセス、及びその流れを示したフローチャートである。以下、各プロセスの内容について説明する。
[プロセスP1:主治医による初期診断]
まず、当該患者(癌と診断された患者であるとする。以下、「癌患者」とも呼ぶ。)に対して、主治医による初期診断が実行される。すなわち、主治医(当該癌患者の主な担当医)は、当該癌患者の癌がどの程度の進行度(ステージ)であるかを診断するために実行すべき検査(例えば、画像診断や病理学的診断)を決定する。実行すべき検査等を含む初期診断の内容は、自身の診断室端末11において入力され、電子カルテとしてHIS33において管理される。また、実行すべき検査の予約等についても、自身の診断室端末11からの入力により、ネットワークを介してRIS32に対して自動的にオーダーされる。
[プロセスP2:検査医による検査及び診断]
次に、検査医による画像診断、病理学的診断(ここでは組織診断)が実行される。すなわち、まず、主治医によって決定された検査が所定の日程において実行される。検査医(例えば、画像診断医師や組織診断医師)は、その検査結果、及び自身の検査医端末31を介してバーチャルペイシェントシステム1を利用して取得した情報(図4参照)を参照しながら、当該癌患者の癌の進行度がどのステージにあるかを示すレポートを作成する。このレポートは、例えばDICOMのアクセッション番号を用いて、検査によって得られた画像と関連付けて管理され、RIS32に格納される。
[プロセスP3:主治医による中間診断]
次に、主治医によって、検査結果(検査医のレポートを含む)に基づく中間診断(術前診断)を行う。すなわち、主治医は、例えば図5に示すように、自身の診断室端末11から患者特定情報、使用者区分、使用場面(プロセス)等を入力し、検査結果を要求する。バーチャルペイシェントシステム1は、入力された情報に基づいて、PACS等から必要な医療情報を取得する。また、バーチャルペイシェントシステム1は、当該要求を管理するオーダー番号に付された使用者IDと、要求に対応した画像に付されたDICOMのアクセッション番号(電子カルテ等の場合には、オーダー番号に付された使用者ID)とを比較して、両者の同一性が認められた場合にのみ、取得した医療情報を診断室端末11に送り出す。一方、両者の同一性が認められない場合には、バーチャルペイシェントシステム1は、要求された医療情報の取得を禁止する旨を診断室端末11に送り出す。
診断室端末11は、バーチャルペイシェントシステム1によって取得された検査結果を受け取ると、これらを所定の形態にて表示する。主治医は、表示された検査結果を参照しながら、当該癌患者の進行度の判断を含む所見を作成し、また、当該患者とのコミュニケーションを図りながら、手術計画を作成する。作成された所見、手術計画は、自身の診断室端末11において入力され、電子カルテとしてHIS33において管理される。
[プロセスP4:主治医による最終診断]
次に、主治医(又は外科医)によって実際の手術が実行され、これに基づく最終診断(術後診断)が病理医により実行される。すなわち、主治医(又は外科医)は、自身が行った手術結果に基づいて、実際の癌の進行度を判定し、主治医がその結果を診断室端末11から最終結果として入力する。入力された最終結果は、電子カルテとしてHIS33において管理される。
[プロセスP5:悪性度判定評価]
次に、悪性度判定の評価プロセスが実行される(プロセスP5)。
すなわち、まず、主治医は、例えば図5に示すように、自身の診断室端末11から患者特定情報、使用者区分、使用場面(プロセス)等を入力し、プロセスP2における画像診断及び組織診断の結果(すなわち、プロセスP1の初期診断においてオーダーした全ての検査についての結果)に基づく検査医の所見、プロセスP3において入力した中間診断の所見、プロセスP4において入力した術後の最終診断結果の一覧表示を要求する(図4参照)。バーチャルペイシェント1の悪性度決定補助システム19は、入力された情報に基づいて、PACS31、RIS32、HIS33から必要な医療情報を抽出する。
次に、悪性度決定補助システム19は、当該要求を管理するオーダー番号に付された使用者IDと、要求に対応した情報に付されたID(すなわち、画像である場合には、DICOMのアクセッション番号、電子カルテ等の場合には、オーダー番号に付された使用者ID)とを比較して、両者の同一性が認めらない場合には、要求された医療情報の取得を禁止する旨を診断室端末11に送り出す。一方、両者の同一性が認められた場合には、悪性度決定補助システム19は、取得した医療情報を用いて、主治医が各プロセスにおいて得られた悪性度判定の結果を比較するための情報(主治医用比較情報)を生成し、診断室端末11に送り出す。診断室端末11は、悪性度決定補助システム19から受け取った主治医用比較情報を所定の形態にて表示する。
図9は、本悪性度判定評価プロセスにおいて、診断室端末11で表示される主治医用比較情報の一例を示した図である。同図に示すように、本比較情報として、例えば、画像診断に関する情報(検査医名、検査医が診断に使用した画像(同図では、CT画像、超音波画像)、腫瘍の大きさ(T判定)、腫瘍のリンパ節への転移(N判定)、腫瘍の臓器への転移(M判定)、当該検査医による悪性度判定結果等)、組織診断に関する情報(検査医名、検査医が診断に使用した組織検査結果(同図では、当該組織診断において取得された画像を例示)、腫瘍の大きさ(T判定)、腫瘍のリンパ節への転移(N判定)、腫瘍の臓器への転移(M判定)、当該検査医による悪性度判定結果等)、患者に関する情報(患者名、患者ID)、主治医に関する情報(主治医名、主治医ID)、術前の主治医による悪性度判定結果及びその判定に用いた医療情報(同図では、CT画像)、術後の主治医による悪性度判定結果が同時に表示される。主治医は、この比較情報を観察することにより、各プロセスにおいて得られた悪性度判定の結果が妥当なものであったか否かを、容易に判断することができる。
また、悪性度決定補助システム19は、本プロセスにて取得した医療情報を用いて、例えば次のような評価を行い、その結果を例えば主治医が使用する診断室端末11、検査医端末30にフィードバックする。
まず、画像診断に基づく悪性度判定結果と組織診断に基づく悪性度判定結果とを比較して、両者に違いがある場合(又は両者が同一である場合)には、画像診断に基づく悪性度判定結と組織診断に基づく悪性度判定結果のみを含む検査医用比較情報を生成し、各検査医が使用する端末30に送信する。各検査医は、検査医用比較情報を観察することで、自身の悪性度判定結果と他の検査医による悪性度判定結果との違いを認識することができる。
なお、検査医用比較情報は、主治医用比較情報の所定の情報を暗号化又はマスキングすることで生成することができる。
また、画像診断(又は組織診断)に基づく悪性度判定結果と術後の主治医による悪性度判定結果とを比較して、両者に違いがある場合(又は両者が同一である場合)には、画像診断等に基づく悪性度判定結と術後の主治医による悪性度判定結果のみを含む検査医用比較情報を生成し、各検査医が使用する端末30に送信する。各検査医は、検査医用比較情報を観察することで、自身の悪性度判定結果と実際の悪性度判定結果との違いを認識することができる。
以上述べた構成によれば、第1の実施形態によって得られる効果に加えて、治療後(術後)の効果を評価するプロセスにおいて、各プロセスでどうすべきであったかを示唆する情報を積極的に提供することができる。主治医又は検査医は、情報を提供された情報を検討することで、自身の診断が妥当であったか、又は実際にはどうすべきであったかを判断することができる。その結果、医療行為の質の向上に寄与することができる。
また、本システムでは、情報取得要求のオーダー番号に付された使用者IDと、要求に対応した情報に付されたIDとを比較して、両者の同一性が認められた場合にのみ、主治医の端末に対して情報提供を許可する。また、主治医以外の検査医等には、自身の診断結果と術後の診断結果のみからなる制限的な情報のみを提供する。従って、個人情報の漏洩を防止することができ、患者のプライバシーを保護することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。
例えば、各実施形態に係る各機能は、当該処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することも可能である。
また、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は、第1の実施形態に係るバーチャルペイシェントシステムの概要を示す中間調画像。 図2は、第1の本実施形態に係るバーチャルペイシェントシステムの処理の流れを示す図。 図3は、第1の実施形態に係るバーチャルペイシェントシステムの全体構成を示す図。 図4は、第1の実施形態による悪性度決定プロセスの動作手順を示す図。 図5は、第1の実施形態によるインフォームドコンセントプロセスの動作手順を示す図。 図6は、第1の実施形態による治療効果決定プロセスの動作手順を示す図。 図7は、本実施形態に係るバーチャルペイシェントシステムを含むシステム全体を示した図である。 図8は、本実施形態における診断から治療(手術)、さらにその治療成果決定、及びこれのフィードバックまでに実行される各プロセス、及びその流れを示したフローチャートである。 図9は、本悪性度判定の評価プロセスにおいて、診断室端末11で表示される画面の一例を示した図である。
符号の説明
1…バーチャルペイシェントシステム、2,3…電子的通信回線、4,5,6…医療情報データベース、7…薬剤情報データベース、8…病名情報データベース、9…クリニカルパス情報データベース、10…研究機関の最新医療情報データベース、11,12…診察室端末、13…放射線治療装置、14…磁気共鳴映像装置、15…PET、16…超音波診断装置、17…X線コンピュータ断層撮影装置、18…インフォームドコンセント補助システム、19…悪性度決定補助システム、20…手技決定補助システム、21…クリニカルパスシステム、22…病院経営支援システム、23…治療効果決定補助システム。

Claims (19)

  1. 複数の情報端末及び医療情報が保存されている複数のデータベースに対して電気的通信回線を介して接続されたバーチャルペイシェントシステムにおいて、
    前記情報端末から、患者特定情報と、前記医療情報を使用する使用者の区分と、前記使用者が医療情報を使用する使用場面として、癌の画像診断または病理学的に悪性度を決定するプロセス、治療手技を決定するプロセス、治療効果を決定するプロセスを含む複数のプロセスのいずれかのプロセスとを受信する受信手段と、
    前記受信された使用者の区分と前記入力されたプロセスとそのプロセスを行なうために必要な医療情報を特定する特定手段と、
    前記特定された医療情報と前記患者特定情報とを含む検索要求を前記データベースに送信する送信手段と、
    前記検索要求に呼応して前記データベースから供給された医療情報を前記情報端末に提供する提供手段と、
    を具備することを特徴とするバーチャルペイシェントシステム。
  2. 前記治療手技を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報としてクリニカルパスが含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  3. 前記治療手技を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報として、選択可能な複数のクリニカルパスと、推奨される複数のクリニカルパスとが含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  4. 前記治療手技を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報として、選択可能な複数の手技に関する医学的文献へのアクセス情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  5. 前記治療手技を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報として悪性度情報、部位情報、生理情報、患者の状態情報、病歴情報、手技ごとの死亡率、手技ごとの再入院率情報、手技ごとの価格情報、手技ごとの在院日数情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  6. 前記情報端末に提供する情報として他病院との比較情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  7. 前記悪性度を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報として形態画像情報、機能情報、代謝情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  8. 前記悪性度を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報としてCAD情報、病理医のレポート情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  9. 前記治療効果を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報として治療直後の治療結果と治療後一定期間を経過した時点での治療効果との比較情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  10. 前記悪性度を決定するプロセスでは、決定された悪性度と外科的な手術などの後に病理医などから提供される病理学的な見地からの悪性度を比較し、悪性度を決定するプロセスを変更するプロセスが追加可能であることを特徴とした請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  11. 前記、手技を決定するプロセスでは、決定された手技と患者の治療効果を比較し、手技を決定するプロセスを変更するプロセスが追加可能であることを特徴とした請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  12. 前記使用者が医療情報を使用する使用場面として、腫瘍、癌その他の疾患に関する第1乃至第3の悪性度判定結果であって、手術前の前記主治医による第1の悪性度判定結果、画像診断及び病理学的診断の少なくとも一方に基づく前記検査医による第2の悪性度判定結果、手術後の前記主治医による第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを比較することで、悪性度判定を評価するプロセスをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  13. 当該患者の主治医が使用する主治医端末、及び当該患者の画像診断又は病理学的診断を行う検査医が使用する検査医端末を含む複数の情報端末と、
    腫瘍、癌その他の疾患に関する第1乃至第3の悪性度判定結果であって、手術前の前記主治医による第1の悪性度判定結果、画像診断及び病理学的診断の少なくとも一方に基づく前記検査医による第2の悪性度判定結果、手術後の前記主治医による第3の悪性度判定結果を保存するデータベースと、に対して電気的通信回線を介して接続されたバーチャルペイシェントシステムであって、
    前記主治医端末から、患者特定情報と、前記医療情報を使用する使用者の区分と、前記使用者が医療情報を使用する使用場面として、前記第1乃至第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを比較して評価するプロセスとを受信する手段と、
    前記受信された使用者の区分と、前記入力されたプロセスと、そのプロセスを行なうために必要な医療情報であって、評価される前記第1乃至第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを含む医療情報を特定する手段と、
    前記特定された医療情報と前記患者特定情報とを含む検索要求を前記データベースに送信する手段と、
    前記検索要求に呼応して、前記データベースから供給された医療情報を前記情報端末に提供する提供手段と、
    を具備することを特徴とするバーチャルペイシェントシステム。
  14. 評価される前記第1乃至第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを前記情報端末の使用者が比較するための比較情報を生成し、前記複数の情報端末のいずれかに送信する比較情報生成手段をさらに具備することを特徴とする請求項11又は12記載のバーチャルペイシェントシステム。
  15. 前記提供手段は、評価される前記第1乃至第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを比較し、これらの間に違いがある場合にのみ、前記比較情報を前記情報端末に提供することを特徴とする請求項14記載のバーチャルペイシェントシステム。
  16. 前記提供手段は、評価される前記第1乃至第3の悪性度判定結果のうちの少なくとも二つを比較し、これらの結果が同一である場合にのみ、前記比較情報を前記情報端末に提供することを特徴とする請求項14記載のバーチャルペイシェントシステム。
  17. 前記治療手技を決定するプロセスでは、当該患者の前記情報端末に提供する情報として治療手技を決定したパラメータと疾病情報、選択可能なクリニカルパス又は手技が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  18. 前記治療効果を決定するプロセスでは、前記情報端末に提供する情報として、治療後に判明する再入院率又は死亡率が含まれることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
  19. 前記治療後に判明する再入院率又は死亡率は、所定の閾値を基準として選択されることを特徴とする請求項1記載のバーチャルペイシェントシステム。
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